説明

廃液処理キット及び廃液処理方法

【課題】運搬時などの取り扱いが容易であるとともに焼却処理が行い易く、さらには埋め立てなどの焼却以外の処分も可能となり、延いては環境保護への寄与が可能となる、最小限の簡単な構成のものからなる廃液処理キット及び廃液処理方法を提供する。
【解決手段】エチレングリコールを含む自動車用ラジエター液の廃液を処理するための廃液処理キット10であって、吸水ポリマー11と、廃液を吸収した吸水ポリマー11を収納するための収納手段12であるポリ袋とを備え、ラジエター液の廃液を収納手段12であるポリ袋内部に収納させた後、これに吸水ポリマー11を投入・添加してラジエター液の廃液を固化(ゲル化)させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エチレングリコールを含む自動車用ラジエター液の廃液を処理するための廃液処理キット及び廃液処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車のラジエター液としては、一般的に、凍結防止及び腐敗防止のためにLLC(ロングライフクーラント)を水に混合させたものが用いられている。このLLCは、エチレングリコールを主成分とする液体である。
【0003】
このようなラジエター液は、長期間使用すると、防錆防腐能力の低下、オーバーヒートの発生、ラジエター液の凍結によるエンジンへのダメージなどのおそれがあるので、一定期間の経過を目安として交換を行うことが一般的である。
交換に伴い発生する古くなった元のラジエター液(以下、ラジエター廃液)は、環境汚染物質であるエチレングリコールを含んでいるため、環境汚染の防止を考慮して、ガソリンスタンドなどでドラム缶などの容器に一時的に貯蔵した後、産業廃棄物として焼却工場などで焼却処分などが行われることになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両1台あたりのラジエター液の使用量は、7〜8L程度であり、組成としては、水分が50%以上含まれている。このように、ラジエター液には、水分が多く含まれているため、ラジエター廃液を廃棄する際にこの水分の多さが数々の問題をもたらしている。
【0005】
即ち、ラジエター廃液の処理には以下のような不都合がある。
イ.ラジエター廃液は廃棄物処理法で焼却処理しなければならないが、水分量が多いために容易に燃えるものではなく、また、含まれる水分は焼却炉内の熱で蒸発させるのが容易ではないのが実情である。そのため、焼却作業の効率を低下させることになり、ラジエター廃液の焼却コストが高額とならざるを得ない状況となっている。
ロ.ラジエター廃液の貯蔵には、一般的に、200Lドラム缶が用いられることが多いが、ラジエター廃液は密度が高くて重いので、その容器の移動などの作業にも、困難をきたしている例が見られる。
ハ.200Lドラム缶の貯槽スペースの確保にも制約があり、特に都会のガソリンスタンドではその傾向が顕著である。
【0006】
また、ラジエター廃液は水分が多いために廃棄処理を安易に考え、下水浄化槽などに投入し易いといった問題を生じている。ガソリンスタンド等にある下水浄化槽では、一般に、油分を分離することが可能であるとしても、ラジエター液に含まれるLLC(エチレングリコール)を非汚染物質に変える機能はない。このため、環境への配慮から、下水浄化槽への放流はあってならないことである。
【0007】
ところが、このようなラジエター廃液は、廃棄処分についての厳しい管理が行き届かずに、一時貯蔵を経ないでガソリンスタンド等に設置されている下水浄化槽に投入されたり、下水等に放流されたりするおそれがある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、運搬時などの取り扱いが容易であるとともに焼却処理が行い易く、さらには埋め立てなどの焼却以外の処分も可能となり、延いては環境保護への寄与が可能となる、最小限の簡単な構成のものからなる廃液処理キット及び廃液処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の廃液処理キットは、エチレングリコールを含む自動車用ラジエター液の廃液を処理するための廃液処理キットであって、吸水ポリマーと、廃液を吸収した吸水ポリマーを収納するための収納手段とを備えることを特徴としている。
【0010】
前記収納手段は、丸底のポリエチレン製収納袋が好ましい。
また、前記吸水ポリマーは、廃液に対して0.5重量%以上であることが好ましい。
【0011】
また、本発明の廃液処理方法は、エチレングリコールを含む自動車のラジエター液の廃液を吸水ポリマーに添加する工程を含むことを特徴としている。
この廃液処理方法において、ラジエター液に含まれるエチレングリコールの濃度は50重量%以下であることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る自動車用ラジエター液の廃液を処理するための廃液処理キットは、吸水ポリマーと、廃液を吸収した吸水ポリマーを収納するための収納手段とを備えているので、例えば収納手段にラジエター廃液を収めてからそこに吸水ポリマーを投入し、収納手段(ポリ袋)の中で固化(ゲル化)するだけの簡単な作業を行うだけで、その後、固化物として取り扱うことができる。その結果、運搬時などの取り扱いが容易であるとともに焼却処理が行い易く、さらには埋め立てなどの焼却以外の処分も可能となり、延いては環境保護への寄与が可能となる、最小限の簡単な構成のものからなる廃液処理キット及び廃液処理方法を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(A)及び(B)は、本発明の廃液処理キットに係る実施形態であるラジエター処理キットを示している。本実施形態に係るラジエター処理キット10は、自動車用ラジエター液の廃液(以下、ラジエター廃液)を処理するためのものであって、処理キットケース10A内に、吸水ポリマー11と、ラジエター廃液を吸収した吸水ポリマー11を収納するための収納手段12と、取り扱い説明書13とが収容されている。なお、本実施形態のラジエター処理キット10は、20個入りのものが処理キット箱20にまとめて収納されている。
【0014】
吸水ポリマー11は、ラジエター廃液中に投入すると、数十秒から数分間でゲル状に固化させることができるものである。吸水ポリマー11としては、紙おむつや携帯用の排尿処理器具などに用いられている吸水ポリマーと同様のものが使用されている。
【0015】
吸水ポリマー11の使用量は、通常、水分量の約100分の1程度で十分である。このため、ラジエター処理キット10に使用する吸水ポリマー11の分量は、ラジエター廃液中に含まれる水分量にもよるが、ラジエター廃液に対して0.5重量%以上とするのが好ましく、1.0重量%以上とするのがより好ましい。
普通自動車1台当りに発生するラジエター廃液が7〜8Lであるので、本実施形態では、これに対応する分量(例えば、100g)の吸水ポリマー11が1つの袋に収められている。
【0016】
なお、この吸水ポリマー11は、所要の分量が1つの袋11A内に詰められている。袋11Aは、この袋11Aごと投入すると、ラジエター廃液中に含まれる水分で袋の接着部分が溶解して内部の吸水ポリマー11が自然に露出するようになっている。
【0017】
収納手段12は、ラジエター廃液を一時的に貯蔵させる手段として、また、このように貯蔵させた状態のラジエター廃液に吸水ポリマー11を投入してこれをゲル状に固化させ後で廃棄するときの収納用としても用いるものである。このような事情から、本実施形態の収納手段12には、ポリエチレン製の収納袋(以下、ポリ袋)が用いられている。
【0018】
このポリ袋は、例えば図2(A)に示すように、閉じられた底部が丸く形成されている。また、この収納手段12であるポリ袋には、ラジエター廃液及び吸水ポリマー11を内部に投入後に外部へ脱落しないようにするため、開口した上部に袋を閉じるための細幅状の部分(以下、閉じ部)12Aが複数個所形成されている。
【0019】
収納手段12として、形状が自由に変形できるこのポリ袋などを用いる場合には、例えばこの中にラジエター廃液を投入する際に、ポリ袋上部の開口部分を広げた状態で保持する必要があることから、予め図示外の金属容器などの形状不変の容器(例えば、ペール缶)にこのポリ袋を内挿させるようにセットしておくようになっている。
【0020】
この場合、例えば収納手段12であるポリ袋として、底部が丸くなるように球面状に形成されているが、このように形成してあるのは、以下の理由からである。即ち、図2(B)に示すように、ポリ袋14の底部が四角形に形成されていると、ラジエター廃液を投入したときに、底部の角隅部14Aがそのラジエター廃液の自重で押し広がって突出してしまい、角隅部14Aが角ばった形状になってしまう。その結果、吸水ポリマー11を投入するとその形状のまま固化してしまい、ポリ袋を収納させてある容器から取り出示す時に破損したり、取り出し難くなったりする。一方、図2(A)のように底部が丸く形成されていると、ラジエター廃液を投入した時に底部に角が形成されず、袋の破損等が生じることおそれがなくなる。
【0021】
なお、この収納手段12には、廃棄処理するときの方法にもよるが、本実施形態のポリ袋のほかに、例えば小型の金属容器やプラスチック容器、さらには水分が浸透しないような特殊な紙や不織布などで形成した袋などを用いてもよい。
【0022】
取り扱い説明書13は、ラジエター廃液の処理を行うものが初心者であっても、このラジエター処理キット10を用いて簡単にラジエター廃液の処理を確実に行うことができるようにするものであり、その作業処理が分かり易く記載されている。
【0023】
本実施形態に係るラジエター処理キット10を用いて廃液を処理する方法を説明すると、図3に示すとおり、
(A)空のペール缶15内部に収納手段12であるポリ袋を、開口部分を広げてセットする。
(B)その後、ラジエター廃液16をポリ袋内に投入する。
(C)次に、ラジエター廃液16を収容するポリ袋内に吸水ポリマー11を投入・添加する。
(D)その後、よく攪拌してゲル化させる(通常、数十秒から数分でゲル化する)。
(E)次に、閉じ部12Aをしっかり結んでから、ペール缶15から取り出す。
【0024】
このようにして、固化させたラジエター廃液16は、廃プラスチック類等としての産業廃棄物として、各自治体により指定された適宜の処理(例えば、焼却、埋め立て、貯蔵など)を行うことができるわけである。
【0025】
ところで、上記のような吸水ポリマーを用いたラジエター廃液の処理方法はこれまで行われていないが、その理由は、ラジエター液は、前述したようにLLC(エチレングリコール)と水を混合させた構成のものからなり、このうちエチレングリコールが吸水ポリマーでは固化しないという固定観念が浸透していたため、そもそもこれまでは、ラジエター廃液を吸水ポリマーで固化させようとする発想が起こらなかったと推定される。
【0026】
しかしながら、本願発明に係る発明者は、各種のテストを繰り返し行ってみたところ、水分が50重量%以上、すなわちLLC成分が50重量%以下であれば、ラジエター液を固化させることができることを発見した。因みに、ラジエター廃液の水分量は、概ね50重量%〜80重量%である。
これについては、その実験結果を示す下記の表1を参照されたい。
【0027】
【表1】

【0028】
なお、極寒冷地などにおいては、LLCが50重量%以上(水分が50重量%未満)の濃度で使用される場合もあり得る。その場合は、上記(C)の吸水ポリマーを添加する工程の前に、適宜水をラジエター廃液に投入して、水が50重量%以上となるように調整するとよい。
【0029】
また、表1に示すように、LLCが50重量%以上の場合、室温で2.0%の吸水ポリマーでゲル化させたものを70〜80℃で2時間程度加熱してもゲル化状態はほとんど変化しないことが確認された。このことは、夏場など屋外に放置される状態でも液状に戻ることなく、ゲル化状態が保持されうると考えられる。
【0030】
本発明に係る廃液処理に用いるゲル化の機構については、以下のように推測される。
ラジエター廃液自体は、図4(A)に示すように、エチレングリコールが水に溶解しており、水分子とエチレングリコール分子が共存している状態であろうと推定される。
その状態のラジエター廃液に対して、吸水ポリマー11を添加すると、吸水ポリマー11は水分子に密着侵入し、膨張、固化(ゲル化)していく(同図(B)参照)。
ここで、さらに発明者は、貴重な現象を確認した。即ち、ゲル化したラジエター廃液は、乾燥雰囲気で水分が蒸発し、乾燥が進んでも、ゼリー粒子が小さくなるのみでエチレングリコールが分離、再液状しないことを確認したのである(同図(C)参照)。このことは、ラジエター廃液があたかもポリマー化した状態になっているものと思われる。
以上のような知見に基づき、本願に係る発明者は、この性質(現象)をラジエター廃液の廃棄処理に応用できるとの着想に至ったものである。
【0031】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
i)ラジエター廃液を固化(ゲル化)したことで、各種の容器での貯蔵が可能となる。即ち、貯蔵する容器の種類が拡大し、本実施形態のようなポリ袋の他に、例えば小型の金属容器やプラスチック容器などであっても可能である。
ii)ラジエター廃液の移動作業が容易になる。即ち、固化(ゲル化)させたことにより、外部への液状の漏れなどのおそれがなくなり、従来のようなドラム缶などの大型で重い頑丈な金属容器を用いた管理方法を行わずにすむ。つまり、小分けでの貯蔵が自由にできるようになるので、運搬などの移動作業が容易になる。
iii)ラジエター廃液を固化(ゲル化)したことで、産業廃棄物としての処理が容易になる。即ち、「産業物処理法」によれば、ラジエター廃液のままでは焼却が義務付けられているが、固化(ゲル化)されれば、法的に定めた「管理型埋め立て処理場」を利用することが可能となり、産業廃棄物の廃棄処理の選択肢が増えることになる。また、産業廃棄物処理費用の低減にも大いに寄与する。
【0032】
iv)さらに、多少排気量が異なる車であっても、普通車などの場合には、1台の車当たりのラジエター廃液の発生する量がほぼ7〜8Lである。(但し、大型車と軽自動車では極端に発生量が異なる可能性はある。)従って、本実施形態では、図1に示すように、20個入りラジエター処理キット10がまとめて収納されている処理キット箱20から、1台の車に付き1個のラジエター処理キット10を用いて、ラジエター廃液の処理を行うことが可能である。
【0033】
これにより、ラジエター廃液処理者は、ラジエター液の交換に当り、毎回、1台の車に付き処理キット箱20から1個のラジエター処理キット10を取り出すように慣例化すれば、ラジエター廃液の処理作業の一環として、この固化作業を行うことを習慣付けられるようになり、固化作業を忘れて液状のラジエター廃液をそのまま廃棄される、といった環境汚染の懸念が一掃される。
【0034】
また、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
即ち、図1に示す処理キット10は、処理キットケース10Aに吸水ポリマー11と収納手段12(ポリ袋)が1個ずつ収容された形態であるが、ラジエター廃液の専用処理を行うガソリンスタンドなどでは、処理キットケースに吸水ポリマー11と収納手段12を複数備えた大型の処理キットを用いると便利である。例えば図5(A)及び(B)に示す大型処理キット30では、処理キットケース30Aの内部が2つに分割されており、それぞれの空間に多数の吸水ポリマー31と、収納手段32としてロール状に巻かれた多数のポリ袋が収容されている。処理キットケース30Aの表面には、両側から開いて中からこれらを取り出し易いようにするために、ミシン目30Bが設けられている。
【0035】
また、本発明では、ラジエター廃液中のエチレングリコールの濃度を簡易に測定できる手段を備えるようにしてもよい。他にも、また、ラジエター廃液中に含まれる水分などを確認するために、適宜の試薬を含浸させて形成した試験紙などをラジエター処理キット10内に一緒に同封させておき、固化後のラジエター廃液の固化状態を最終的に確認させるようにしてもよい。さらには、収納手段12であるポリ袋などの表面に、袋に納められている吸水ポリマー11の全量に対する適正なラジエター廃液処理量を示す目盛りなどを印字したものを用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明の廃液処理キット及び廃液処理方法は、ラジエター廃液を交換するガソリンスタンドをはじめとして、カーショップ、ホームセンター、車修理工場等の各種車関係の幅広い産業分野での利用が可能である。従って、これまではそのまま廃棄されるなどの不法投棄の虞があったラジエター廃液について、これを効果的に回避することが可能になり、廃棄産業分野での貢献が大きく期待でき、延いては環境保護の面での飛躍的な貢献が大いに期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】(A)は、本実施形態に係る廃液処理キット及び処理キット箱を示す概略図である。(B)は、(A)に示す廃液処理キットの処理キットケースを省略した概略図である。
【図2】(A)は本実施形態に係る廃液処理キットの収納手段の一例を示す概略図、(B)は底部隅部が角ばったポリ袋を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態に係る廃液処理キットを用いた処理方法を示す説明図である。
【図4】本発明に係る廃液処理方法の原理を示す説明図である。
【図5】(A)は、本実施形態に係る大型の廃液処理キットを示す外観斜視図、(B)は、(A)に示す廃液処理キットの処理キットケースを省略した斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
10 ラジエター処理キット
10A 処理キットケース
11 吸水ポリマー
11A 袋
12 収納手段(ポリ袋)
12A 閉じ部
12B 紐
13 取り扱い説明書
15 ペール缶
16 ラジエター廃液
20 処理キット箱
30 大型処理キット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エチレングリコールを含む自動車用ラジエター液の廃液を処理するための廃液処理キットであって、吸水ポリマーと、廃液を吸収した吸水ポリマーを収納するための収納手段とを備えることを特徴とする廃液処理キット。
【請求項2】
前記収納手段が、丸底のポリエチレン製収納袋であることを特徴とする請求項1に記載の廃液処理キット。
【請求項3】
前記吸水ポリマーが、廃液に対して0.5重量%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の廃液処理キット。
【請求項4】
エチレングリコールを含む自動車のラジエター液の廃液に吸水ポリマーを添加する工程を含むことを特徴とする廃液処理方法。
【請求項5】
前記ラジエター液中のエチレングリコールの濃度が50重量%以下であることを特徴とする請求項4に記載の廃液処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−183500(P2008−183500A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−18062(P2007−18062)
【出願日】平成19年1月29日(2007.1.29)
【出願人】(399123753)新日石トレーディング株式会社 (1)
【Fターム(参考)】