説明

建築物用通風塔

【課題】 雨水の侵入を回避しつつ、通風による涼感を効果的に付与することのできる建築物用通風塔を提供する。
【解決手段】 天井面16に開口する天井排気口18と連通する中空部分19を備え、屋根部12の上方に突出する本体筒状部20と、本体筒状部20の上端部に連設配置され、本体筒状部20の断面形状に沿った環状に配される枠部材21を間隔をおいて積層して形成される横縞状筒状部22とからなる建築物用通風塔10であって、横縞状筒状部22の内側には、本体筒状部20の上端開口20aを閉塞した状態から、横縞状筒状部22の上端部との間で昇降して通風塔20を開閉するトップライト部材23が設けられ、トップライト部材23を上昇させて通風塔10を開放した際に、トップライト部材23の下方の本体筒状部20との間で、横縞状筒状部22の間隔部分22aを介して横方向に風が抜けるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物用通風塔及び該通風塔が設けられた建築物に関する。
【背景技術】
【0002】
建築物の高断熱、高気密化に伴ない、建築物の内外が遮断されやすくなっていることから、建築物の内部を換気するために、換気扇等による動力を用いた24時間換気の建築物が種々開発されている。また、自然エネルギーを効果的に利用することで、通風および排熱作用を向上させると共に、資源エネルギー及び電力使用量の削減を図ることを目的とした建築物も開発されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の建築物では、屋根から上方に突出して排熱塔が設けられており、暖められた空気が自然に上昇することを利用して、下階の外壁に設けられた空気取入れ開口部から排熱塔に向かう空気の流路を形成し、例えば室内にこもった熱を自然対流によって排熱塔から空気と共に排出するようにしたものである。
【0003】
また、屋根から上方に突出させて排熱塔などの煙突形状の構造部分を建築物に設ける場合、建築物のデザイン性等を考慮して、図7(a),(b)に示すように、煙突本体部50の上部に好ましくはルーバー構造の横縞状筒状部51を目隠し材として取り付けておき、この横縞状筒状部51の内部において排気口52を開口させると共に、ルーバー構造の間隔部分から排熱を伴なう空気を排出するような構造を採用するのが一般的である。さらに、排気口52を介した屋内への雨水等の侵入を回避できるように、横縞状筒状部51の上方を覆って天面部53を設け、排気口52は横方向に開口させると共に、排熱を伴なう空気を排出するのに適した開口面積で排気口52を開口させる工夫がなされている。
【特許文献1】特開2004−285705号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の横縞状筒状部51が上部に設けられた煙突形状の構造部分としての廃熱塔によれば、自然対流によって屋内から送られる排熱を伴なう空気を排出するための換気を目的としたものであることから、通過する風量は微量であり、例えば体感温度を下げる可感気流を屋内に生じさせるのに十分な、相当量の空気をスムーズに排出させることは困難である。したがって、高断熱、高気密の建築物において、例えば最上階の屋内の温度が日射によって一度上昇した後に、上昇した温度が下がり難くなっている場合に、エアコン等によることなく、自然エネルギーを利用して通風による涼感を効果的に得ることは困難である。また、排気口の面積を大きくして、煙突形状の構造部分から排出される風量を増加させることも考えられるが、雨天時等に排気口から雨水等が屋内に侵入しやすくなると共に、単に排気口の面積を大きくしても、屋内に生じる自然対流による風量が増加しなければ、十分な通風を確保することは困難である。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、雨水の侵入を回避しつつ相当量の通風を得ることを可能にすると共に、特に夏季において、高断熱、高気密の建築物の最上階の屋内に、通風による涼感を効果的に付与することを可能にする建築物用通風塔及び該通風塔が設けられた建築物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、建築物(戸建住宅、店舗併用住宅、共同住宅等)の天井面に開口する天井排気口と連通する中空部分を内側に備え、前記建築物の屋根部から上方に向けて突出する本体筒状部と、該本体筒状部の上端部に連設配置され、該本体筒状部の断面形状に沿った環状に配される枠部材を複数上下に間隔をおいて積層することによって形成される横縞状筒状部とからなる建築物用通風塔であって、前記横縞状筒状部の内側には、前記本体筒状部の上端部に設置されて前記本体筒状部の上端開口を閉塞した状態から、前記横縞状筒状部の上端部との間で上下に昇降して前記通風塔を開閉するトップライト部材が設けられ、前記トップライト部材を上昇させて前記通風塔を開放した際に、前記トップライト部材の下方の前記本体筒状部との間で、前記横縞状筒状部の間隔部分を介して横方向に風が抜けるようにした建築物用通風塔を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
本発明の建築物用通風塔によれば、前記本体筒状部の断面形状に沿った環状に配される枠部材は羽根板からなり、前記横縞状筒状部はルーバー構造となっていることが好ましい。
【0008】
また、本発明の建築物用通風塔によれば、前記トップライト部材は、前記横縞状筒状部の最上部まで上昇した際に、その上面が前記横縞状筒状部の内側周縁部分に密着当接するようになっていることが好ましい。
【0009】
そして、本発明は、天井面に開口する天井排気口と連通して、前記建築物用通風塔が設けられた建築物を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0010】
本発明の建築物によれば、前記天井排気口は吹き抜け部分の天井面に開口しており、該吹き抜け部分の直上に前記建築物用通風塔が配置されていることが好ましい。
【0011】
また、本発明の建築物によれば、階段の上方に前記建築物用通風塔が設けられ、前記トップライト部材を介して階段に光を照らすようになっていることが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の建築物用通風塔及び該通風塔が設けられた建築物によれば、雨水の侵入を回避しつつ相当量の通風を得ることができると共に、特に夏季において、高断熱、高気密の建築物の最上階の屋内に、通風による涼感を効果的に付与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の好ましい一実施形態に建築物用通風塔10は、図1(a)〜(c)に示すように、例えば二階建ての建築物11の屋根部12から上方に突出して設けられ、雨天時における雨水の侵入を回避しつつ、必要に応じて建築物11の内部から外部へ向かう相当量の通風を屋内に生じさせることを可能にするものである。
【0014】
ここで、本実施形態によれば、建築物11の1階部分13には、図1(c)に示すように、玄関13a、玄関ホール13b、和室13c、浴室13d、洗面所13e、キッチン13f、リビングダイニング13g等が設けられている。また、リビングダイニング13gには、上階へ通じる階段14の昇降口が設けられている。さらに、1階部分13の略中央に位置する、階段14を含んだリビングダイニング13gの角部分の領域は、2階部分15の天井面16(図2参照)に至る空間となった吹き抜け部分17となっている。
【0015】
一方、建築物11の2階部分15には、図1(b)に示すように、階段14の昇降口と連続する2階ホール15aの周囲に配置されて、3箇所の子供部屋15b,15c,15d、ウォークインクローゼット15e付きの寝室15f、洗面所15g等が設けられ、また寝室15fの外側には、バルコニー15hが設けられている。
【0016】
また、本実施形態によれば、建築物用通風塔10を介して屋内の空気を排気するために、当該通風塔10と連通して2階部分15の天井面16に開口して設けられる天井排気口18(図2参照)は、吹き抜け部分17の天井面16に開口形成されており、建築物用通風塔10は、吹き抜け部分17の直上に設けられている。さらに、建築物用通風塔10は、吹き抜け部分17に配置される階段14の上方に設けられることになり、トップライト部材23を介して階段14に光を照らすことができるようになっている。
【0017】
そして、本実施形態の建築物用通風塔10は、図2及び図3に示すように、建築物11の天井面16に開口する天井排気口18と連通する中空部分19を内側に備え、建築物11の屋根部12から上方に向けて突出する本体筒状部20と、この本体筒状部20の上端部に連設配置され、本体筒状部20の断面形状に沿った環状に配される枠部材21を複数上下に間隔をおいて積層することによって形成される横縞状筒状部22とからなり、横縞状筒状部22の内側には、本体筒状部20の上端部に設置されて本体筒状部20の上端開口19aを閉塞した状態から、横縞状筒状部22の上端部との間で上下に昇降して通風塔10を開閉するトップライト部材23が設けられ、トップライト部材23を上昇させて通風塔10を開放した際に、トップライト部材23の下方の本体筒状部20との間で、横縞状筒状部22の間隔部分22aを介して横方向に風が抜けるようになっている(図6参照)。
【0018】
また、本実施形態によれば、本体筒状部20の断面形状に沿った環状に配される枠部材21は羽根板からなり、横縞状筒状部22はルーバー構造、或いはガラリ構造となっている。
【0019】
本実施形態によれば、建築物用通風塔10の本体筒状部20は、好ましくは内寸が縦横450〜1500mm程度の大きさの正方形断面形状を備えており、4方を囲む側壁は、例えばせっこうボードからなる内面板20aとマルチバランス壁パネルからなる外面板20bとの間に高性能グラスウールからなる断熱材20cを充填配置して構成され、150〜250mm程度の厚さを有している。また本体筒状部20は、天井排気口18を囲むようにして、2階部分15の天井面16を構成する天井パネル24から上方に立設し、屋根部12を貫通してこれの上方に突出して取り付けられている。さらに、本体筒状部20の上端部には、横縞状筒状部22やトップライト部材23の支持台となる笠木20dが取り付けられている。また、本体筒状部20の屋根部12から突出する部分には、外面板20bを覆って透湿防水シートが敷設されると共に、縦胴縁を介在させてサイディング20eが取り付けられている。
【0020】
本体筒状部20の上端部に連設配置される横縞状筒状部22は、本体筒状部20の断面形状に沿った形状として、正方形環状に羽根板を形成してなる枠部材21を、例えば枠の内側の4隅に配置した骨組用の支持金具に支持させて、間隔部分22aを保持しつつ複数枚(本実施形態では4枚)上下に一体として積層配置することによって形成されている。また、横縞状筒状部22は、例えば支持金具の基盤部を介して本体筒状部20の上端の笠木20dに固定され、例えば150〜500 mm程度の高さで、風によって吹き飛ばされないように強固に取り付けられている。なお、横縞状筒状部22の上端面22bは、内部に取り付けられるトップライト部材23を介した採光に支障がないように、開口面としておくことが好ましいが、最上段の枠部材21の上面に透光性を有する透明ガラス等を取り付けて上端面22bを閉塞することもでき、これによって、トップライト部材23の昇降時における通風塔10を介した雨水の侵入を、さらに効果的に回避することが可能になる。
【0021】
横縞状筒状部22の内側に設けられるトップライト部材23は、建築物の天窓に設けられるトップライトとして公知の各種の市販品を用いることができる。本実施形態によれば、トップライト部材23は、図4にも示すように、本体筒状部20の上端面に載置固定することが可能な方形枠形状を有する固定枠23aと、X脚部23bを介してこの固定枠23aに対して上下に昇降可能に取り付けられるトップライト本体部23cとからなる。トップライト本体部23cは、方形枠形状を有する昇降枠23dの内側に、平坦で透明な強化ガラス23eを好ましくは上下に2重に嵌め込んで構成されている。そして、例えば屋内からの遠隔操作により、X脚部23bの交差角度を変化させつつトップライト本体部23cを固定枠23aに対して昇降させ、昇降枠23dを固定枠23aに重ね合わせるように密着させて本体筒状部20の上端開口19aを閉塞した状態(図2及び図3の破線参照)から、上端開口19aを開放させて、横縞状筒状部22の上端部内側面に昇降枠23dが密着するまでトップライト本体部23cを上下に移動させることができるようになっている。
【0022】
また、本実施形態によれば、昇降枠23dの上面には、当該上面に沿って、方形環状に連続する止水パッキン25が取り付けられている。一方、横縞状筒状部22の最上段に位置する羽根板による枠部材21には、その上端内側周縁部分が内方に張り出すことによって、張出し当接部21aが設けられている(図3参照)。トップライト部材23のトップライト本体部23cを横縞状筒状部22の最上部まで上昇させた際に、止水パッキン25を介して昇降枠23dの上面を最上段の枠部材21の張出し当接部21aによる内側周縁部分に密着当接させることにより、横縞状筒状部22の上端面22bを開口面とした場合でも、当該開口面を強固に閉塞して横縞状筒状部22の上端面22bから雨水等が本体筒状部20に侵入するのを効果的に回避することが可能になる。
【0023】
なお、トップライト本体部23cは、平坦な形状に形成する必要は必ずしもなく、例えば図5(a)〜(c)に示すように、角錐形状、ドーム形状、寄棟屋根形状等、種々の立体形状に形成することもできる。
【0024】
そして、上述の構成を有する本実施形態の建築物用通風塔10によれば、雨水の侵入を回避しつつ、必要に応じて相当の量の通風を得ることを可能にすると共に、特に夏季において、高断熱、高気密の建築物の最上階の室内に、通風による涼感を効果的に付与することが可能になる。
【0025】
すなわち、本実施形態によれば、枠部材21を上下に間隔をおいて積層してなる横縞状筒状部22が本体筒状部20の上端部に連設配置されているので、建築物用通風塔10は、屋根部12の上方に突出する構造部分として優れた美観を呈することになる。また、横縞状筒状部22の内側に配置されたトップライト部材23のトップライト本体部23cを垂直開閉式に昇降させることにより、例えば雨天時にトップライト本体部23cによって本体筒状部20の上端開口19aを閉塞して、雨水の侵入を容易に回避することが可能になる。さらに、晴天時等においては、好ましくはトップライト部材23のトップライト本体部23cを横縞状筒状部22の上端部まで上昇させて通風塔10を開放し、図6に示すように、トップライト本体部23cの下方の本体筒状部20との間で、横縞状筒状部22の間隔部分22aを介して横方向に風が抜けるようにすることができるので、このようにしてしてトップライト本体部23cの下方を風が横方向に抜ける際の煙突効果によって、屋内を吸引して相当量の空気が通風塔10を介して屋外に排出されることになる。これによって涼感を得ることのできる相当量の通風を屋内に生じさせることが可能になると共に、特に夏季において、高断熱、高気密の建築物の最上階の屋内に、エアコンに頼ることなく、通風による涼感を効果的に付与することが可能になる。なお、トップライト部材23は高断熱、高気密仕様となっているので、冬季は常時閉めておくことにより、建築物11の高断熱性、高気密性が保持されることになる。
【0026】
また、本実施形態の建築物11によれば、吹き抜け部分17の直上に建築物用通風塔10が設けられているので、トップライト本体部23cの下方を風が横方向に抜ける際の煙突効果によって、屋内の空気をより効率良く吸引することが可能になると共に、階段14の直上部または直上部の近傍にトップライト部材23を備える通風塔10が設けられているので、トップライト部材23を介して階段に光を効果的に照らすことが可能になる。さらに、例えば冬期に通風塔10をトップライト部材23によって閉塞しておくことにより、外部への熱損失を抑制することも可能になる。
【0027】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、通風塔の本体筒状部や横縞状筒状部は、正方形の断面形状を備えている必要は必ずしもなく、円形や6角形等、その他の断面形状の通風塔であっも良い。また、横縞状筒状部は、ルーバー構造やガラリ構造である必要は必ずしもなく、横縞状筒状部を構成する枠部材は、羽根板の他、例えば中空の4角形断面の棒状部材や帯状の平板等を枠状に形成して枠部材とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の好ましい一実施形態に係る建築物用通風塔が設けられた建築物を例示する、(a)は正面図、(b)は2階間取り図、(c)は1階間取り図である。
【図2】本発明の好ましい一実施形態に係る建築物用通風塔を示す断面図である。
【図3】本発明の好ましい一実施形態に係る建築物用通風塔の要部を示す部分破断側面図である。
【図4】本発明の好ましい一実施形態に係る建築物用通風塔に取り付けたトップライト部材の斜視図である。
【図5】(a)〜(c)は、トップライト部材の他の形態を例示する斜視図である。
【図6】通風塔を開放すると共に、トップライト部材と本体筒状部との間で、横縞状筒状部の間隔部分を介して横方向に風が抜けるようにした状態の説明図である。
【図7】屋根部から突出して設けられた従来の煙突形状の構造部分を説明する、(a)は建築物の部分正面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
【0029】
10 建築物用通風塔
11 建築物
12 屋根部
13 1階部分
14 階段
15 2階部分
16 2階部分の天井面
17 吹き抜け部分
18 天井排気口
19 本体筒状部の中空部分
19a 本体筒状部の上端開口
20 本体筒状部
21 枠部材
22 横縞状筒状部
22a 横縞状筒状部の間隔部分
23 トップライト部材
23a 固定枠
23b X脚部
23c トップライト本体部
23d 昇降枠
23e 強化ガラス
25 止水パッキン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築物の天井面に開口する天井排気口と連通する中空部分を内側に備え、前記建築物の屋根部から上方に向けて突出する本体筒状部と、該本体筒状部の上端部に連設配置され、該本体筒状部の断面形状に沿った環状に配される枠部材を複数上下に間隔をおいて積層することによって形成される横縞状筒状部とからなる建築物用通風塔であって、
前記横縞状筒状部の内側には、前記本体筒状部の上端部に設置されて前記本体筒状部の上端開口を閉塞した状態から、前記横縞状筒状部の上端部との間で上下に昇降して前記通風塔を開閉するトップライト部材が設けられ、前記トップライト部材を上昇させて前記通風塔を開放した際に、前記トップライト部材の下方の前記本体筒状部との間で、前記横縞状筒状部の間隔部分を介して横方向に風が抜けるようにした建築物用通風塔。
【請求項2】
前記本体筒状部の断面形状に沿った環状に配される枠部材は羽根板からなり、前記横縞状筒状部はルーバー構造となっている請求項1に記載の建築物用通風塔。
【請求項3】
前記トップライト部材は、前記横縞状筒状部の最上部まで上昇した際に、その上面が前記横縞状筒状部の内側周縁部分に密着当接する請求項1又は2に記載の建築物用通風塔。
【請求項4】
天井面に開口する天井排気口と連通して、請球項1〜3のいずれかに記載の建築物用通風塔が設けられた建築物。
【請求項5】
前記天井排気口は吹き抜け部分の天井面に開口しており、該吹き抜け部分の直上に請球項1〜3のいずれかに記載の建築物用通風塔が設けられた請求項4に記載の建築物。
【請求項6】
階段の上方に請球項1〜3のいずれかに記載の建築物用通風塔が設けられ、前記トップライト部材を介して階段に光を照らすようになっている請求項4に記載の建築物。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−265824(P2006−265824A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−80860(P2005−80860)
【出願日】平成17年3月22日(2005.3.22)
【出願人】(000183428)住友林業株式会社 (540)
【Fターム(参考)】