説明

引き戸装置

【課題】手動開閉式引き戸の開閉機能及び横揺れ緩衝機能並びに開閉操作連動機能の構造を簡素化し、さらに、各機能の性能を高めた製造効率の良い引き戸の開閉動装置及び横揺れ緩衝装置並びに複数枚引き戸開閉操作連結装置を提供する。
【解決手段】開口部に設けられたガイドレールに装着された引き戸構造において、引き戸一方主面上の下端部近傍に、下側のガイドレールの外枠部分と当接し、下側のガイドレールに沿って滑走可能な複数の下側垂直ローラー2a、2bを備え、上下側のガイドレールの内部に入り込んでガイドレールの側面と当接し、ガイドレールに沿って滑走可能な複数の水平ローラー15a、15b、19a、19bが軸着されている。ガイドレールに装着された引き戸1a、1bは、引き戸本体の一方主面上の下端部近傍の垂直ローラー2a、2bに支持され、開閉移動をするという構成となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引き戸装置に関し、より特定的には、互いに平行に延びるガイドレール間に装着され、当該ガイドレールに沿ってスライド可能な引き戸装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の一般的な引き戸装置は、引き戸の下端部に設けられた戸車がレール内を滑走することにより、開閉する構造となっている(例えば、実用新案文献1)。この戸車は、その一部が引き戸本体の内部に収納されるように設けられる。そのため、引き戸の下端部には、戸車を収納するための収納スペースが設けられる。
【特許文献1】実用新案登録第2578706号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述したように、従来の引き戸装置では、戸車の一部が引き戸本体内に収納されているため、戸車を取り付けるために多数の製造工程を要する。そのため、引き戸装置のコストが高くなるという問題点があった。また、戸車が故障したときに修理に手間がかかるという問題点もあった。さらには、レール内に戸車が滑走するための軌道を設けなければならず、このこともコストの上昇を招いていた。
【0004】
それ故に、本発明の目的は、安価でかつメンテナンス性が良い引き戸装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記のような目的を達成するために、本発明は、以下に示すような特徴を有している。
本発明の引き戸装置は、互いに平行に延びる上下のガイドレール間に装着され、当該ガイドレールに沿ってスライド可能である。本発明の引き戸装置は、引き戸本体を備えており、この引き戸本体には、下側垂直ローラーと、下側水平ローラーと、上側水平ローラーとが設けられる。下側垂直ローラーは、引き戸本体の一方主面上の下端部近傍に回転自在に設けられ、下側のガイドレールの外枠部分と当接し、下側のガイドレールに沿って滑走可能である。下側水平ローラーは、引き戸本体の下端部に回転自在に設けられ、下側のガイドレールの内部に入り込んで下側のガイドレールの側面と当接し、下側のガイドレールに沿って滑走可能である。上側水平ローラーは、引き戸本体の上端部に回転自在に設けられ、上側のガイドレールの内部に入り込んで上側のガイドレールの側面と当接し、上側のガイドレールに沿って滑走可能である。
【0006】
好ましい実施形態では、さらに上側垂直ローラーが設けられる。この上側垂直ローラーは、引き戸本体の一方主面上の上端部近傍に回転自在に設けられ、上側のガイドレールの外枠部分と当接し、上側のガイドレールに沿って滑走可能である。
【0007】
本発明の他の引き戸装置は、互いに平行に延びる左右のガイドレール間に装着され、当該ガイドレールに沿ってスライド可能である。この他の引き戸装置は、引き戸本体を備えており、この引き戸本体に、左側第1ローラーと、右側第1ローラーと、左側第2ローラーと、右側第2ローラーとが設けられる。左側第1ローラーは、引き戸本体の一方主面上の左端部近傍に回転自在に設けられ、左側のガイドレールの外枠部分と当接し、左側のガイドレールに沿って滑走可能である。右側第1ローラーは、引き戸本体の一方主面上の右端部近傍に回転自在に設けられ、右側のガイドレールの外枠部分と当接し、右側のガイドレールに沿って滑走可能である。左側第2ローラーは、引き戸本体の一方主面の左端部に回転自在に設けられ、左側のガイドレールの内部に入り込んで左側のガイドレールの側面と当接し、左側のガイドレールに沿って滑走可能である。右側第2ローラーは、引き戸本体の一方主面の右端部に回転自在に設けられ、右側のガイドレールの内部に入り込んで右側のガイドレールの側面と当接し、右側のガイドレールに沿って滑走可能である。
【0008】
なお、引き戸本体を3個以上備えていてもよく、この場合にそれぞれの引き戸本体が連動して動くようすればより好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、全てのローラーが引き戸本体の表面上に取り付けられ、従来の戸車のように引き戸本体の内部に収納されていないため、引き戸の製造コスト及び製造工程を低減することができ、さらには引き戸ローラーのメンテナンス性をよくすることができる。また、本発明では、方向の異なる2組のローラーを設けたことにより、引き戸本体の横揺れを無くすことができる。従来は、引き戸本体の横揺れを無くすために、ガイドレール内に戸車案内用の軌道を設けたが、本発明では、このような軌道を設ける必要が無く、その点でもコスト上有利である。
【0010】
また、本発明によれば、引き戸本体を垂直に立ててスライドさせることもできるし、水平に寝かしてスライドさせることもできる。さらには、引き戸本体を斜めに傾斜させてスライドさせることもできる。このように、本発明の引き戸装置は、様々な方向で使用することが可能である。
【0011】
さらに、引き戸本体を3個以上備える場合、それぞれが連結して動くようにすることにより、使い勝手の良い引き戸装置が実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る引き戸装置の構成を示す側部断面図である。図2は、第1の実施形態に係る引き戸装置の構成を示す正面図である。図3は、第1の実施形態に係る引き戸をガイドレールに装着した状態を示す正面図である。以下、図1ないし図3を参照して、第1の実施形態について説明する。
【0013】
図1に示すように、開口部38には、一例として2枚の引き戸1aおよび1bがスライド可能に取り付けられている。なお、引き戸の取り付け枚数は、3枚以上であっても良い。引き戸1aおよび1bをスライド可能に案内するために、開口部38の下縁部には、引き戸のスライド方向へと平行に延びる2本のガイドレール51aおよび51bが設置されている。また、開口部38の上縁部には、引き戸のスライド方向へと平行に延びる2本のガイドレール52aおよび52bが設置されている。ガイドレール51aおよび51b間は外枠部28によって仕切られ、ガイドレール52aおよび52b間は外枠部29によって仕切られている。ガイドレール51aおよび51b,52aおよび52bは、それぞれ引き戸の開閉方向へと溝状に延び、その断面は、凹形状をしている。ガイドレール51aおよび51bには、それぞれ、引き戸1aおよび1bの下端部7aおよび7bが入り込み、ガイドレール52aおよび52bには、それぞれ、引き戸1aおよび1bの上端部8aおよび8bが入り込む。これにより、引き戸1aは、ガイドレール51aおよび52aに沿って、引き戸1bは、ガイドレール51bおよび52bに沿って、開閉操作ができるようになる。
【0014】
図2および図3に示すように、引き戸1a本体の一方主面上の下端部近傍には、下端部7aから見て同じ高さ位置に、例えば2個の(3個以上であっても良い)垂直ローラー2aが回転自在に取り付けられる。この垂直ローラー2aは、引き戸1aがガイドレール51aおよび52aに取り付けられたとき、その回転面が垂直な状態になる。このとき、垂直ローラー2aは、その外周がガイドレール51aの外枠6aに当接することで、引き戸1aを支持する。すなわち、垂直ローラー2aの外周には、引き戸1aの荷重がかかった状態になる。このとき、引き戸1aの下端部7aは、ガイドレール51aの底面9aから浮いた状態になっており、その空隙には後述する水平ローラー15aが収納される。このような状態で、垂直ローラー2aは、ガイドレール枠6a上を滑走する。これによって、引き戸1aがガイドレール51aおよび52aに沿ってスライド可能となる。
【0015】
上記のように、引き戸1aのスライド機能は、主として垂直ローラー2aによって達成される。この垂直ローラー2aは、従来の引き戸における戸車のように引き戸本体内に収納されておらず、外部に露出している。そのため、取り付けが簡単で安価である。また、メンテナンス性に優れている。しかしながら、引き戸1aに垂直ローラー2aのみを設けた場合、引き戸1aとガイドレール51aおよび52aとの間に隙間があるため横揺れが生じ、引き戸1aががたつくことになる。
【0016】
そこで、本実施形態では、横揺れを防止するためと、スライド性をさらに向上させるために、水平ローラー15aおよび19aが設けられる。すなわち、引き戸1aの下端部7aには、その中心線上に例えば2個の水平ローラー15aが回転自在に設けられる。また、引き戸1aの上端部8aには、その中心線上に例えば2個の水平ローラー19aが回転自在に設けられる。なお、水平ローラー15aおよび19aは、それぞれ3個以上設けられても良い。これら水平ローラー15aおよび19aは、引き戸1aがガイドレール51aおよび52aに取り付けられたとき、その回転面が水平な状態になる。
【0017】
水平ローラー15aおよび19aの直径は、引き戸1aの厚みより僅かに大径で、ガイドレール51aおよび52aの溝幅より僅かに小径であり、ガイドレール溝内を回動できる寸法である。
【0018】
引き戸1aがガイドレール51aおよび52aに沿ってスライドするとき、水平ローラー15aおよび19aもガイドレール側面に接触して回転する。これによって、引き戸1aのスライド性が向上する。また、水平ローラー15aおよび19aを設けることにより、引き戸1aとガイドレール51aおよび52aの側面との間の実質的な隙間が小さくなり、がたつきが少なくなる。これによって、引き戸1aの横揺れが防止される。
【0019】
前述したように、垂直ローラー2aは、引き戸1aを支持しており、引き戸1aの下端部7aとガイドレール51aの底面9aとの間には空隙が設けられる。水平ローラー15aは、この空隙内に収納される。このとき、水平ローラー15aの底面部は、ガイドレール51aの底面9aと接することなく、摩擦抵抗によるスライド性の低下が防止されることとなる。また、同様の空隙は、引き戸1aの上端部8aとガイドレール52aの上面10aとの間にも設けられており、この空隙内に水平ローラー19aが収納される。このとき、水平ローラー19aの上面部は、ガイドレール52aの上面10aと接することなく、引き戸の開閉移動に伴う騒音や、引き戸並びに走行ガイドの損傷及び摩擦抵抗によるスライド性の低下が防止されることとなる。
【0020】
以上、引き戸1aの構造について説明したが、引き戸1bの構造についても同様である。すなわち、引き戸1bの本体の一方主面上の下端部近傍には、下端部7bから見て同じ高さ位置に、例えば2個の(3個以上であっても良い)垂直ローラー2bが回転自在に取り付けられる。この垂直ローラー2bは、中枠部28上を滑走する。これによって、引き戸1bがガイドレール51bおよび52bに沿ってスライド可能となる。また、引き戸1bの下端部7bには、その中心線上に例えば2個の水平ローラー15bが回転自在に設けられる。また、引き戸1bの上端部8bには、その中心線上に例えば2個の水平ローラー19bが回転自在に設けられる。引き戸1bがガイドレール51bおよび52bに沿ってスライドするとき、水平ローラー15bおよび19bもガイドレール側面に接触して回転する。これによって、引き戸1aのスライド性が向上する。
【0021】
図4は、第1の実施形態に係る引き戸装置の別の使用形態を示す図である。図4に示すように、第1の実施形態に係る引き戸は、傾斜させても引き戸の両端は、ガイドレールに入り込むことができる。引き戸1a、1bが開閉移動する場合には、各ローラーは傾斜しながら滑動することとなり、引き戸は、ズレが生じているガイドレールに沿ってスライド可能となる。さらに、当該性能を利用して、容易に3枚式引き戸構造を2枚式引き戸構造に変更することができる。例えば、3本のガイド溝を備えるガイドレールに、第一の引き戸と第二の引き戸の寸法を、開口部を閉塞するに適した寸法にし、第一の引き戸を、当該ガイドレールの下枠の第1ガイドと上枠の第2ガイドに装着し、第二の引き戸を、下枠の第2ガイドと上枠の第3ガイドに装着することにより、引き戸の装着数を変更することができる。
【0022】
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る引き戸装置の構成を示す側部断面図である。図6は、第2の実施形態に係る引き戸装置の構成を示す正面図である。
【0023】
図5に示すように、第2の実施形態に係る引き戸装置は、第1の実施形態に係る引き戸装置と比べて、垂直ローラー17a、17bが追加設置されている。図6に示すように、引き戸1a本体の一方主面上の上端部近傍には、上端部8aから見て同じ高さ位置に、例えば2個の(3個以上であっても良い)垂直ローラー17aが回転自在に取り付けられる。この垂直ローラー17aは、その外周がガイドレール52aの外枠6cに当接することで引き戸開閉時に回転する。そのため、引き戸1aは、垂直ローラー2a、17aによって上下から支持されることとなり、引き戸は直立姿勢を保つようになる。引き戸の開閉移動時には、引き戸に横揺れが発生しない限り、引き戸上端部の水平ローラー19a並びに下端部の水平ローラー15aと、ガイドレールとは接触することなく、引き戸1aは、垂直ローラー2a、17aのみで開閉されることとなり、引き戸のスライド性が向上されるという効果を有している。なお、引き戸1bの構造についても引き戸1aの構造と同様である。
【0024】
また、垂直ローラー17aを配置させたことにより、引き戸1aの垂直ローラー2a、17aの外周は、ガイドレール外枠に当接し、引き戸1aは、上下方向への移動が規制されることとなる。引き戸の開閉時に、引き戸を開閉させる力によっては、引き戸の上部又は下部が先にガイドレール横枠に衝突する可能性を有する。その衝撃で引き戸1aが浮き上がり、その着地の際に垂直ローラーに多大な負荷を掛ける場合がある。第2の実施形態は、この引き戸の跳ね上がりを防止することもできる。
【0025】
(第3の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る引き戸装置の他の使用形態を示す図である。図7に示すように、本使用例では、引き戸1aおよび1bは、水平状態で使用される。本使用例では、引き戸自体の荷重は、水平ローラー15a、15b、19a、19bにより支えられることとなる。これに対し、垂直ローラー2a、2b、17a、17bは、引き戸の横揺れを規制するとともに、引き戸の落下をも防止している。
【0026】
(第4の実施形態)
図8は、第4の実施形態に係る引き戸装置の閉状態時の上面図であり、図9は、第4の実施形態に係る引き戸装置の開状態時の上面図である。以下、図8および図9を参照して、第4の実施形態について説明する。
【0027】
第4の実施形態の引き戸装置は、一例として3枚の引き戸1a、1b、1cを備えている。各引き戸には、第1または第3の実施形態と同様の垂直ローラーおよび水平ローラーが設けられている。これら引き戸1a、1b、1cは、隣接し平行する3本のガイドレールに滑走自在に装着され、ガイドレールに沿って開閉可能である。
【0028】
第2の引き戸1bは、左右の側面に連結部34、35を有している。第1の引き戸1aは、第2の引き戸1bと対向する面の一方端部近傍に突起部33を有している。第3の引き戸1cは、第2の引き戸1bと対向する面の他方端部近傍に突起部36を有している。
【0029】
第1から第3の引き戸1a、1b、1cの配列は、第2の引き戸1bが有する左右側面の連結部34と35の間に、第1の引き戸1aが有する突出部33が入り込むように組み合わされ、ガイドレールに装着される。第3の引き戸1cも同様に、第3の引き戸1cの突出部36が連結部34と35の間に入り込むように組み合わされ、ガイドレールに装着される。
【0030】
以上のような構成で、第3の実施形態に係る引き戸装置を使用するとき、図9に示すように、3枚の引き戸が開かれた状態から、閉塞する際の引き戸の連動動作は、第1の引き戸1aが閉塞方向に向かうにつれ、突出部33が、連結部34へと移動する。突出部33が連結部34に到達すると、連結部34は突出部33に押されながら閉塞方向へ移動するに伴い第2の引き戸1aが閉塞方向に向かう。第2の引き戸1bが閉塞方向に向かうにつれ、連結部35が突出部36へ向かうようになり、最終的には、図8の状態となる。引き戸を開く場合の連動は、上記の連結動作と逆のパターンとなる。
【0031】
図面においては、3枚の引き戸の開閉操作連結装置を表わしているが、引き戸の枚数を増やすには、第2の引き戸1bと同形態の引き戸を第2の引き戸と並列するように設置する。新設された引き戸の配置は、新設される引き戸の一方の連結部を、隣接する引き戸の連結部の間に配置するように組み合わせることにより、連動する引き戸の枚数を増設させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明に係る引き戸装置は、ガイドレール上をスライドすることにより開閉可能な引き戸装置に関するものである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】第1の実施形態に係る引き戸装置の構成を示す側部断面図
【図2】第1の実施形態に係る引き戸装置の構成を示す正面図
【図3】第1の実施形態に係る引き戸をガイドレールに装着した状態を示す正面図
【図4】第1の実施形態に係る引き戸装置の別の使用形態を示す図
【図5】第2の実施形態に係る引き戸装置の構成を示す側部断面図
【図6】第2の実施形態に係る引き戸装置の構成を示す正面図
【図7】第3の実施形態に係る引き戸装置の別の使用形態を示す図
【図8】第4の実施形態に係る引き戸装置の閉状態時の上面図
【図9】第4の実施形態に係る引き戸装置の開状態の上面図
【符号の説明】
【0034】
1a〜1c 引き戸
38 開口部
51a、51b、52a、52b ガイドレール
6a〜6d、28、29 外枠
2a、2a、17a、17c 垂直ローラー
15a、15b、19a、19b 水平ローラー
33、36 突出部
34、35 連結部




【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに平行に延びる上下のガイドレール間に装着され、当該ガイドレールに沿ってスライド可能な引き戸装置であって、
引き戸本体と、
前記引き戸本体の一方主面上の下端部近傍に回転自在に設けられ、下側のガイドレールの外枠部分と当接し、下側のガイドレールに沿って滑走可能な複数の下側垂直ローラーと、
前記引き戸本体の下端部に回転自在に設けられ、下側のガイドレールの内部に入り込んで下側のガイドレールの側面と当接し、下側のガイドレールに沿って滑走可能な複数の下側水平ローラーと、
前記引き戸本体の上端部に回転自在に設けられ、上側のガイドレールの内部に入り込んで上側のガイドレールの側面と当接し、上側のガイドレールに沿って滑走可能な複数の上側水平ローラーとを備える、引き戸装置。
【請求項2】
前記引き戸本体の一方主面上の上端部近傍に回転自在に設けられ、上側のガイドレールの外枠部分と当接し、上側のガイドレールに沿って滑走可能な複数の上側垂直ローラーをさらに備える、請求項1に記載の引き戸装置。
【請求項3】
互いに平行に延びる左右のガイドレール間に装着され、当該ガイドレールに沿ってスライド可能な引き戸装置であって、
引き戸本体と、
前記引き戸本体の一方主面上の左端部近傍に回転自在に設けられ、左側のガイドレールの外枠部分と当接し、左側のガイドレールに沿って滑走可能な複数の左側第1ローラーと、
前記引き戸本体の一方主面上の右端部近傍に回転自在に設けられ、右側のガイドレールの外枠部分と当接し、右側のガイドレールに沿って滑走可能な複数の右側第1ローラーと、
前記引き戸本体の一方主面の左端部に回転自在に設けられ、左側のガイドレールの内部に入り込んで左側のガイドレールの側面と当接し、左側のガイドレールに沿って滑走可能な複数の左側第2ローラーと、
前記引き戸本体の一方主面の右端部に回転自在に設けられ、右側のガイドレールの内部に入り込んで右側のガイドレールの側面と当接し、右側のガイドレールに沿って滑走可能な複数の右側第2ローラーとを備える、引き戸装置。
【請求項4】
前記引き戸本体を3個以上備え、
それぞれの引き戸本体が連動して動くことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の引き戸装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2008−38391(P2008−38391A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−211359(P2006−211359)
【出願日】平成18年8月2日(2006.8.2)
【出願人】(000100838)アイセル株式会社 (62)
【Fターム(参考)】