説明

後付外装部品取付方法

【課題】既存の外装部品を後付外装部品に取り替える場合、取り替え部分の部品点数を少なくして、既存の外装部品の一部を共用して廃却する部分を少なくすることにより、安価にドア下部を覆うことができる後付外装部品の取付方法を提供すること。
【解決手段】既存外装部品10cに替えて外側部20cとデザイン形状が異なる後付外装部品10aをドア本体60に取り付ける後付外装部品取付方法であって、既存外装部品10cの外側部20cと内側部30cとを薄肉ヒンジ部11cで切断して分離するとともに、後付外装部品10aの一端を内側部30cと結合して、既存外装部品10cの外側部20cがドア本体60から取り外された状態で、後付外装部品10aの一端を既存外装部品10cの内側部30cを介してドア本体60に固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア本体の下部を覆う既存の外装部品を後付外装部品に取り替える場合の、その後付外装部品の取付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車のドアとして、鋼板から構成されたドア本体と、自動車の走行時に飛び石や跳ね上げられた泥等からドア本体の下部を保護するために、ドア本体にその下部を覆うように取り付けられた合成樹脂製の外装部品とで構成されたものがある。
この外装部品として特開2003−200864号公報(以下、特許文献1という。)に記載された被覆部材がある。
特許文献1中の図4に示すように、被覆部材10は、ドア本体60を構成するドア外板61とドア内板62のうちの、ドア外板61の下縁601よりも下方に延出してその下端部を覆うメイン被覆部材20と、このメイン被覆部材20に結合され、メイン被覆部材20の下縁24とドア外板61の下縁601との間の隙間を塞ぎつつメイン被覆部材20をドア外板61に保持するサブ被覆部材30とから構成されたものである。
【0003】
ところが、上記の従来の被覆部材10では、ドアの長さと略同一のメイン被覆部材20とサブ被覆部材30という大型の2部品を別々に組み付けるため、組付け性が悪いという問題がある。
【0004】
そこで、図7に示すように本願出願人は、外装部品10cを、ドア本体60下部の外板61の室外面を覆うように配置されて外板61に固定される外側部20cと、ドア本体60下部の内板62の室内面を覆うように配置されて内板62に固定される内側部30cとを備え、外側部20cと内側部30cが薄肉ヒンジ部11cを介して一体に成形された構造とすることにより、上記の問題を解決できると考えた。
【特許文献1】特開2003−200864号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところでこのような外装部品は、車両の仕向地(寒冷地等)や意匠上の要望等から、車両製造工程で標準的に取り付けられた既存の外装部品(以下、「既存外装部品」という。)に替えて、後付外装部品が取り付けられることがある。
しかし上記のように、既存外装部品が外側部と内側部とを一体に成形した構造の場合、後付外装部品を取り付けるときに既存外装部品全体が廃却されることとなり、廃棄物の量が増えることとなる。また、後付外装部品も既存外装部品と同様に外側部と内側部とで構成する必要があるため高価なものとなる。
【0006】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、既存外装部品の組付性がよく、既存外装部品に替えて後付外装部品を取り付ける際の廃棄物の量を削減でき、後付外装部品を安価にすることができ、かつ既存外装部品と後付外装部品の取替え作業の負担を軽減できる後付外装部品取付方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る請求項1に記載の後付外装部品取付方法は、ドア本体と該ドア本体に取り付けられた既存外装部品とを備えており、前記既存外装部品が、前記ドア本体の室外面を覆うように配置されて前記ドア本体に固定される外側部と、該外側部の室内側に配置されて前記ドア本体に固定される内側部とを備えており、前記外側部と前記内側部とが薄肉ヒンジ部を介して一体に成形されているドアにおいて、前記既存外装部品に替えて前記外側部とデザイン形状が異なる後付外装部品を前記ドア本体に取り付ける後付外装部品取付方法であって、前記既存外装部品の外側部と内側部とを前記薄肉ヒンジ部で切断して分離するとともに、前記後付外装部品の一端を前記内側部と結合して、前記既存外装部品の外側部が前記ドア本体から取り外された状態で、前記後付外装部品の一端を前記既存外装部品の前記内側部を介して前記ドア本体に固定することを特徴とする。
【0008】
よって、既存外装部品はその外側部と内側部が一体に成形されている構造のため、組付性がよい。また、既存外装部品の内側部を利用して後付外装部品を取り付けるため、内側部の分、廃棄物を削減でき、かつ後付外装部品を小さくして安価にすることができる。
また、既存外装部品の外側部と内側部を薄肉ヒンジ部で切断するので容易に切断ができ、このため既存外装部品と後付外装部品の取替え作業の負担を軽減することができる。
【0009】
また、本発明に係る請求項2に記載の後付外装部品取付方法は、請求項1に記載の後付外装部品取付方法であって、前記後付外装部品が、前記既存外装部品の外側部に対応する本体部と、該本体部に薄肉ヒンジ部を介して連結された結合部を備えており、該結合部を前記既存外装部品の内側部に固定することによって、前記後付外装部品を前記内側部に結合することを特徴とする。
よって、後付外装部品と既存外装部品の内側部とを展開した状態で連結し、またドア本体に組み付けることができるため、連結および組付けの作業性がよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、既存外装部品はその外側部と内側部が一体に成形されている構造のため組付け性がよい。また既存外装部品の内側部を利用して後付外装部品を取り付けるため、内側部の分廃棄物を削減でき、かつ後付外装部品を小さくして安価にすることができる。
また、既存外装部品の外側部と内側部は薄肉ヒンジ部で切断するので容易に切断ができ、このため既存外装部品と後付外装部品の取替え作業の負担を軽減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明に係る後付外装部品取付方法の一の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態の後付外装部品取付方法は、図1に示すように、ドア本体60、60dと、ドア本体60、60dに取り付けられ、ドア本体60、60dの下部を覆う既存外装部品10c、10dとを備える1ボックス車の側面ドアにおいて、既存外装部品10c、10dに替えてこの既存外装部品10c、10dとデザイン形状が異なる後付外装部品10a、10bを取り付ける際に適用したものである。
【実施例1】
【0012】
第1の実施の形態に係る既存外装部品を備えたドアの構造について説明する。
図7及び図8に示すように、ドア本体60は内部に中空部を形成するように周縁で互いに結合された外板61と内板62とから構成されている。
そして、外板61の室外側の面がドア本体60の室外面を構成し、内板62の室内側の面がドア本体60の室内面を構成している。
【0013】
既存外装部品10cは、図5乃至図8に示すように、ドア本体60下部の室外面を覆う外側部20cと、ドア本体60下部の室内面を覆い、ドア本体60の下縁601に沿って外側部20cに薄肉ヒンジ部11cを介して連結された内側部30cとを備える。
既存外装部品10cの外側部20cは、ドア本体60の外板61の下端部から下縁601より下方に延在して外板61の下部を覆う、外板61の前後方向の長さと略同一長さの長方形の本体部21cと、本体部21cの外板61に対向する面に一体成形され、外板61と本体部21cとの間隙内に設けられたブラケット部40cとを備えている。
そして、外側部20cは、このブラケット部40cに設けられた半円形の切欠部に挿入されたクリップ50cにより外板61に固定されている。
【0014】
既存外装部品10cの内側部30cは、ドア本体60の下縁601に沿って外側部20cの下縁に、薄肉ヒンジ部11cを介して回動可能に一体成形された、車両前後方向で外側部20cの長さと略同一長さの本体部31cと、薄肉ヒンジ部11cと反対側の上端部に設けられ、本体部31cから車両外方向に起立して設けられた複数の係止部33cとを備えている。
【0015】
また、内側部30cの本体部31cは、略垂直に延びる垂直壁34cと、垂直壁34cの下方において下方に向かって車両内側に湾曲する湾曲壁35cと、湾曲壁35cの下方において下方に向かって車両外方に傾斜する傾斜壁36cとを備えている。
垂直壁34cには係止部33cが設けられている。湾曲壁35cは垂直壁34cと車体の乗降口下縁を構成するロッカパネル70とにより形成される間隙kの下部開口の下方に延在している。
また、ロッカパネル70の下部には下方に向かって車両外方向に傾斜した縦壁81を備える保護部材80が取り付けられており、傾斜部36cはこの縦壁81と略平行である。傾斜部36cの下端が薄肉ヒンジ部11cを介して外側部20cの下端に連結されている。
そして、内側部30cは、上方に回動された状態で、図8に示すように、係止部33cを内板62に設けられた取付孔621に嵌入させて、内板62に固定されている。
【0016】
次に、第1の実施の形態に係る後付外装部品10aの構造について説明する。
後付外装部品10aは、図2に示すように、既存外装部品10cの外側部20cの前後方向の長さと略同一長さの長方形の本体部21aと、本体部21aに薄肉ヒンジ部11aを介して連結された複数の結合部23aを備えている。
本体部21aは、図3、図4で明らかなように、図7、図8に示す既存外装部品10cの外側部20cより車両外側に膨出しており、デザイン形状が異なっている。この本体部21aは、下方に向かって車両外方へ傾斜する側壁211aと、側壁211aの下端から車両内側に延在する底壁213aとからなる山形状の断面に形成されている。
【0017】
本体部21aの側壁211aには、外板61と本体部21aとの間隙内に設けられた複数のブラケット部40aが一体成形されている。
ブラケット部40aは、図4に示すように、外板61に向かって上方に傾斜するように斜めに突出する脚部41aと、脚部41aから外板61に沿って上下方向に延在する取付部42aとで構成されている。取付部42aの上部にはクリップ50aが挿入される半円形の切欠部43aが設けられている。
【0018】
底壁213aの側壁211aと反対側の端部には、車両前後方向で所定の間隔をおいて、複数の結合部23aが薄肉ヒンジ部11aを介して回動可能に形成されている。
結合部23aは、く字状断面の舌片状で、薄肉ヒンジ部11aと反対側の先端部に、既存外装部品10cの内側部30cに沿う形状に成形され、その略中央部に内側部30cに穿設される取付孔341cにリベットRで内側部30cに固定するための取付孔231aが設けられたものである。
【0019】
次に、第1の実施の形態に係る後付外装部品をドア下部に取り付ける後付外装部品取付方法について説明する。
まず、図7、図8に示すようにドア本体60の下部に取り付けられている既存外装部品10cが、ドア本体60の外板61から剥離するようにその外側部20cを車両外方向に引っ張り、外板61の取付孔611に嵌合しているクリップ50cを取付孔611から抜き出す。
同様に、内側部30cをドア本体60の内板62から剥離するように引っ張り、内板62の取付孔621に嵌合している係止部33cを該取付孔621から抜き出すことにより、既存外装部品10cを図5に示すように、完全にドア本体60から取り外す。
【0020】
ドア本体60から取り外された既存外装部品10cを、図6に示すように、その薄肉ヒンジ部11cで切断して、外側部20cと内側部30cとに分離する。
そして、別途準備されている後付外装部品10aを既存外装部品10cの内側部30cに、その前後端が取り外された外側部20cと略同じ位置になるようにあてがい、後付外装部品10aの薄肉ヒンジ部11aが内側部30cの切断された薄肉ヒンジ部11cに接近するように、結合部23aを薄肉ヒンジ部11aを介して上方に回動された状態で内側部30cの車両外側となる面に当接させて位置決めし、図3に示すように、結合部23aに設けられた取付孔231aと同一位置に取付孔341cを開け、取付孔231aと取付孔341cとにリベットRの脚を挿通して該脚を広げて締め付け、後付外装部品10aと内側部30cとを結合する。
そして、後付外装部品10aのブラケット40aの取付部42aに設けられた切欠部43aにクリップ50a(既存外装部品10cを取り外したときに用いられていたクリップ50cを流用してもよい。)を装着しておく。
【0021】
以上のようにして結合された後付外装部品10aと既存外装部品10cの内側部30cを、ドア本体60が開いた状態(即ち、ドア本体60をロッカパネル70から離した状態(図略))にして、図3に2点鎖線で示すように、後付外装部品10aに対して内側部30cが薄肉ヒンジ部11aを介して開いた状態で、図4に示すように、後付外装部品10aをドア本体60の外板61の室外面に重ねて、その取付部42aの切欠部43aに挿入されているクリップ50aを、外板61の取付孔611に、後付外装部品10aを外側から押圧して嵌入させることにより、取付部42aをドア本体60に係止させて後付外装部品10aをドア本体60に固定する。
【0022】
その後、薄肉ヒンジ部11aを変形させつつ内側部30cをドア本体60の内板62に重なる位置に回動させて、図4に示すように、内側部30cの上端部に設けられている係止部33cを内板62の所要位置に設けた取付孔621にあてがい、その係止部33cを取付孔621に嵌入させることにより、係止部33cをドア本体60の内板62に係止させて内側部30cをドア本体60に固定する。
【0023】
そして、内側部30cの前後端に設けられている図略のフランジを外側部20cにネジにより締め付けて、後付外装部品10aのドア本体60への取り付け作業が完了する。
【実施例2】
【0024】
第2の実施の形態に係る既存外装部品を備えたドアの構造について説明する。
図10に示すように、ドア本体60dは内部に中空部を形成するように周縁で互いに結合された外板61dと内板62dとから構成されている。そして、外板61dの室外側の面がドア本体60dの室外面を構成し、内板62dの室内側の面がドア本体60dの室内面を構成している。
【0025】
次に、第2の実施の形態に係る既存外装部品10dについて説明する。
既存外装部品10dは、図10に示すように、ドア本体60d下部の外板61dの室外面を覆う外側部20dと、外側部20dに薄肉ヒンジ部11dを介して結合され、外側部20dの下縁とドア外板61dの下縁との間の隙間を塞ぎつつ外側部20dをドア外板61に保持する内側部30dとから構成されている。
【0026】
外側部20dは、図10に示すように、外板61dの下半部から下縁601dより下方に延在して外板61dを覆う、外板61dの前後方向の長さと略同一長さの長方形の本体部21dと、本体部21dの上端より外板61dに向かって湾曲しつつ突出し、外板61dに密着する湾曲部22dと、本体部21dの下縁24dより内側部30dに向かって略水平に突出するフランジ部25dとを備えている。
外側部20dの上端は、図9に示す構造と同様に、クリップ39dにより外板61dに設けた取付孔に取り付けられている。
【0027】
内側部30dは、その下端が本体部21dのフランジ部25dに薄肉ヒンジ部11dにより結合され、上部で外板61dにクリップ39dを介して取り付けられる、外板61dの前後方向の長さと略同一長さの長方形の本体部31dと、本体部31dの上端より外側部20dの内面に沿って突出し、外側部20dの内面に接着される上部フランジ32dとを備えている。
【0028】
本体部31dには既存外装部品10dを外板61dに取り付けるための取付部33dが形成されている。取付部33dは外板61dに面接触するように傾斜しており、クリップ39dを装着するための取付孔331dが形成されている。
【0029】
次に、第2の実施の形態に係る後付外装部品10bの構造について説明する。
後付外装部品10bは、図9に示すように、既存外装部品10dの外側部20dの前後方向の長さと略同一長さの長方形の本体部21bと、本体部21bの上端より外板61dに向かって湾曲しつつ突出し、外板61dに密着する湾曲部22bと、本体部21bの下縁24bより車両内側に向かって略水平に突出するフランジ部25bと、フランジ部25bに薄肉ヒンジ部11bを介して連結された舌片状の複数の結合部23bとを備えている。結合部23bには取付孔231bが設けられている。
【0030】
次に、第2の実施の形態に係る後付外装部品をドア下部に取り付ける後付外装部品取付方法について説明する。
まず、図10に示すように、ドア本体60dの下部に取り付けられている既存外装部品10dがドア本体60dの外板61dから剥離するように、その外側部20dの上端と内側部30dの下端とを車両外方向に引っ張り、外板61dの取付孔611dに嵌合しているクリップ39dと外板61dの取付孔612dに嵌合しているクリップ39dを、それぞれの取付孔611d、612dから抜き出して、既存外装部品10dを完全にドア本体60dから取り外す。
【0031】
ドア本体60dから取り外された既存外装部品10dを、第1の実施の形態と同様に、その薄肉ヒンジ部11dで切断して、外側部20dと内側部30dとに分離する。
そして、別途準備されている後付外装部品10bを内側部30dに、その前後端が取り外された外側部20dと略同じ位置になるようにあてがい、後付外装部品10bの薄肉ヒンジ部11bが、内側部30dの切断された薄肉ヒンジ部11dに接近するように結合部23bを、薄肉ヒンジ部11bを介して上方に回動された状態で、内側部30dの車両外側となる面に当接させて位置決めし、結合部23bに設けられた取付孔231bと同一位置に取付孔341dを開け、取付孔231bと取付孔341dにリベットRの脚を挿通して脚を広げて締め付け、後付外装部品10bと内側部30dとを結合する。
【0032】
以上のようにして結合された後付外装部品10bと既存外装部品10dの内側部30dとを、ドア本体60dが開いた状態(図略)にして、図9に示すように、後付外装部品10bに対して内側部30dが薄肉ヒンジ部11bを介して閉じた状態で、内側部30dの上端部に設けられている取付部33dを外板61dの所要位置に設けた取付孔611dにあてがい、その取付部33dに取り付けられているクリップ39dを取付孔612dに嵌入させることにより、取付部33dをドア本体60dの外板61dに係止させて内側部30dをドア本体60dに固定する。
【0033】
その後、後付外装部品10bをドア本体60dの外板61dの室外面に重ねて、その取付孔611dにクリップ39dを、後付外装部品10bを外側から押圧して嵌入させることにより、後付外装部品10bをドア本体60dに固定する。
そして、図略の内側部30dの前後端に設けられているフランジを外側部20bにネジにより締め付けて、後付外装部品10bのドア本体60dへの取り付け作業が完了する。
【0034】
なお、本発明は第1及び第2の実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、後付外装部品の外表面を塗装したものであってもよい。この場合は、結合部が舌片状であるため、薄肉ヒンジ部に塗料がかからないようにマスキングすることが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一の実施の形態に係るドア本体に後付外装部品を取り付けた車両全体を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る後付外装部品の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る後付外装部品と既存外装部品の内側部を、ドア本体に取り付けた状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る後付外装部品をドア本体に取り付けた状態の、ドア本体への固定部を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る既存外装部品の斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に使用する既存外装部品の、(A)は図5のA−A線、(B)は図5のB−B線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る既存外装部品がドア本体に取り付けられている状態の、外板への固定部を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る既存外装部品がドア本体に取り付けられている状態の、内板への固定部を示す断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る後付外装部品と既存外装部品の内側部とが、ドア本体に取り付けられている状態を示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る既存外装部品が、ドア本体に取り付けられた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0036】
10a、10b 後付外装部品
10c、10d 既存外装部品
20c、20d 外側部
21 本体部
23 結合部
24 下縁
25 フランジ部
30c、30d 内側部
31 本体部
33 取付部
40 ブラケット
42 取付部
43 切欠部
50 クリップ
60、60d ドア本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドア本体と該ドア本体に取り付けられた既存外装部品とを備えており、前記既存外装部品が、前記ドア本体の室外面を覆うように配置されて前記ドア本体に固定される外側部と、該外側部の室内側に配置されて前記ドア本体に固定される内側部とを備えており、前記外側部と前記内側部とが薄肉ヒンジ部を介して一体に成形されているドアにおいて、
前記既存外装部品に替えて前記外側部とデザイン形状が異なる後付外装部品を前記ドア本体に取り付ける後付外装部品取付方法であって、
前記既存外装部品の外側部と内側部とを前記薄肉ヒンジ部で切断して分離するとともに、前記後付外装部品の一端を前記内側部と結合して、前記既存外装部品の外側部が前記ドア本体から取り外された状態で、前記後付外装部品の一端を前記既存外装部品の前記内側部を介して前記ドア本体に固定することを特徴とする後付外装部品取付方法。
【請求項2】
請求項1に記載の後付外装部品取付方法であって、
前記後付外装部品が、前記既存外装部品の外側部に対応する本体部と、該本体部に薄肉ヒンジ部を介して連結された結合部を備えており、該結合部を前記既存外装部品の内側部に固定することによって、前記後付外装部品を前記内側部に結合することを特徴とする後付外装部品取付方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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