説明

微生物感染症の治療に有用なエステル結合マクロライド

本発明は、式(I)で示される、4”で置換されている14員または15員マクロライドおよびその医薬上許容される誘導体、それらの製造方法、ならびにヒトまたは動物体における全身性または局所性微生物感染症の治療または予防におけるそれらの使用に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
Aは、−C(O)−、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−N(R7)−CH2−、−CH2−N(R7)−、−CH(NR89)−および−C(=NR10)−から選択される二価の基であり;
1は、−OC(O)(CH2)dXR11であり;
2は、水素またはヒドロキシル保護基であり;
3は、水素、C1-4アルキル、または9〜10員縮合二環式ヘテロアリールによって置換されていてもよいC2-6アルケニルであり;
4は、ヒドロキシ、9〜10員縮合二環式ヘテロアリールによって置換されていてもよいC2-6アルケニルオキシ、またはC1-6アルコキシもしくは−O(CH2)eNR712によって置換されていてもよいC1-6アルコキシであり;
5は、ヒドロキシであるか、または
4およびR5は介在する原子と一緒になって下記構造:
【化2】

(式中、Yは、−CH2−、−CH(CN)−、−O−、−N(R13)−および−CH(SR13)−から選択される二価の基である)
を有する環状の基を形成し;
6は、水素またはフッ素であり;
7は、水素またはC1-6アルキルであり;
8およびR9は、各々独立して、水素、C1-6アルキル、−C(=NR10)NR1415または−C(O)R14であるか、または
8およびR9は一緒になって=CH(CR1415)fアリール、=CH(CR1415)fヘテロサイクリル、=CR1415または=C(R14)C(O)OR14を形成し(ここで、アルキル、アリールおよびヘテロサイクリル基はR16から独立して選択される3個までの基によって置換されていてもよい);
10は、−OR17、C1-6アルキル、−(CH2)gアリール、−(CH2)gヘテロサイクリルまたは−(CH2)hO(CH2)iOR7であり(ここで、各R10基は、R16から独立して選択される3個までの基によって置換されていてもよい);
11は、下記構造:
【化3】

または
【化4】

を有する複素環基であり;
12は、水素またはC1-6アルキルであり;
13は、水素、または置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよい5員もしくは6員ヘテロアリールおよび置換されていてもよい9〜10員縮合二環式ヘテロアリールから選択される基によって置換されているC1-4アルキルであり;
14およびR15は、各々独立して、水素またはC1-6アルキルであり;
16は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R21、−C(O)OR21、−OC(O)R21、−OC(O)OR21、−NR22C(O)R23、−C(O)NR2223、−NR2223、ヒドロキシ、C1-6アルキル、−S(O)k1-6アルキル、C1-6アルコキシ、−(CH2)mアリールまたは−(CH2)mヘテロアリールであり(ここで、アルコキシ基は、−NR1415、ハロゲンおよび−OR14から独立して選択される3個までの基によって置換されていてもよく、アリールおよびヘテロアリール基は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R24、−C(O)OR24、−OC(O)OR24、−NR25C(O)R26、−C(O)NR2526、−NR2526、ヒドロキシ、C1-6アルキルおよびC1-6アルコキシから独立して選択される5個までの基によって置換されていてもよい);
17は、水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-6アルケニルまたは5員もしくは6員複素環基であり(ここで、アルキル、シクロアルキル、アルケニルおよび複素環基は、置換されていてもよい5員または6員複素環基、置換されていてもよい5員または6員ヘテロアリール、−OR27、−S(O)n27、−NR2728、−CONR2728、ハロゲンおよびシアノから独立して選択される3個までの置換基によって置換されていてもよい);
18は、水素、−C(O)OR29、−C(O)NHR29、−C(O)CH2NO2または−C(O)CH2SO27であり;
19は、水素;ヒドロキシ、シアノ、NH2、−NH(C1-4アルキル)もしくは−N(C1-4アルキル)2によって置換されていてもよいC1-4アルキル;ヒドロキシ、シアノ、NH2、−NH(C1-4アルキル)もしくは−N(C1-4アルキル)2によって置換されていてもよいC2-4アルケニル;C1-4アルコキシ、C3-7シクロアルキル、−NH2、−NH(C1-4アルキル)または−N(C1-4アルキル)2;(C1-4アルキル)OC(O)N(C1-4アルキル)または置換されていてもよいフェニルもしくはベンジルであり;
20は、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4チオアルキル、C1-4アルコキシ、−NH2、−NH(C1-4アルキル)または−N(C1-4アルキル)2であり;
21は、水素、C1-10アルキル、−(CH2)pアリールまたは−(CH2)pヘテロアリールであり;
22およびR23は、各々独立して、水素、−OR14、C1-6アルキル、−(CH2)qアリールまたは−(CH2)qヘテロサイクリルであり;
24は、水素、C1-10アルキル、−(CH2)rアリールまたは−(CH2)rヘテロアリールであり;
25およびR26は、各々独立して、水素、−OR14、C1-6アルキル、−(CH2)sアリールまたは−(CH2)sヘテロサイクリルであり;
27およびR28は、各々独立して、水素、C1-4アルキルまたはC1-4アルコキシC1-4アルキルであり;
29は、水素、またはハロゲン、C1-4アルコキシ、−OC(O)C1-6アルキルおよび−OC(O)OC1-6アルキルから独立して選択される3個までの基によって置換されていてもよいC1-6アルキル、−(CH2)qヘテロサイクリル、−(CH2)qヘテロアリール、−(CH2)qアリール、または−(CH2)q3-7シクロアルキルであり;
30は、水素、C1-4アルキル、C3-7シクロアルキル、置換されていてもよいフェニルもしくはベンジル、アセチルまたはベンゾイルであり;
31は、水素またはR20であるか、またはR31およびR19が結合して、二価の基−O(CH2)2−、−(CH2)t−;−NR7(CH2)a−、−OCH2NR7−、−SCH2NR7−、−CH2NR7CH2−、−CH2OCH2−、−CH2SCH2−、−(CH2)aNR7−を形成し;
32は、水素であるか、またはR32およびR19が結合して、−S(CH2)b−、−N(R7)(CH2)b−および−O(CH2)b−から選択される二価の基を形成し;
33は、C1-8アルキル、C2-6アルケニルまたはC2-6アルキニルであり;
Xは、−U(CH2)vB(CH2)vD−、−U(CH2)vB−R33−、−U(CH2)vB(CH2)vD(CH2)vE−または−U(CH2)vB(CH2)vD−R33−であるか、または
Xは、
【化5】

および
【化6】

から選択される基であり;
U、B、DおよびEは、独立して、−N(R30)−、−O−、−S(O)z−、−N(R30)C(O)−、−C(O)N(R30)−および−N[C(O)R30]−から選択される二価の基であり;
Wは、−C(R31)−または窒素原子であり;
aは、1または2であり
bは、1〜3の整数であり;
dは、1〜5の整数であり;
eは、2〜4の整数であり;
f、g、h、m、p、q、rおよびsは、各々独立して、0〜4の整数であり;
iは、1〜6の整数であり;
j、k、nおよびzは、各々独立して、0〜2の整数であり;
tは、2または3であり;
vは、1〜8の整数である]
で示される化合物およびその医薬上許容される誘導体。
【請求項2】
Aが−C(O)−または−N(R7)−CH2−である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
dが2である、請求項1または2記載の化合物.
【請求項4】
vが2である、請求項1〜3いずれか1項記載の化合物。
【請求項5】
11が下記式:
【化7】

または
【化8】

[式中、該ヘテロサイクリックは、6位または7位で結合しており、j、R18、R19、R20およびR32は、請求項1における定義と同じである]
で示される複素環基である、請求項1〜4いずれか1項記載の化合物。
【請求項6】
19がC1-4アルキルまたはC3-7シクロアルキルである、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
32がHである、請求項5または6記載の化合物。
【請求項8】
18が−C(O)OR29である、請求項5〜7いずれか1項記載の化合物。
【請求項9】
3が水素であり、R4がヒドロキシであり、R5がヒドロキシである、請求項1〜8いずれか1項記載の化合物。
【請求項10】
Xが−U(CH2)vB(CH2)vD−または−U(CH2)vB−R33−である、請求項1〜9いずれか1項記載の化合物。
【請求項11】
Uが−O−であり、Bが−O−である、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
実施例1〜77のいずれか1つにて定義した請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される誘導体。
【請求項13】
以下のものから選択される化合物:
4”−O−(3−{4−[3−(3−エトキシカルボニル−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロパ−2−イニル]−ピペラジン−1−イル}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{4−[3−(3−エトキシカルボニル−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロピル]−ピペラジン−1−イル}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{4−[3−(3−エトキシカルボニル−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロパ−2−イニル]−ピペラジン−1−イル}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{4−[3−(3−エトキシカルボニル−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロパ−2−イニル]−ピペラジン−1−イル}−プロピオニル)−11−O−メチル−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{4−[3−(3−エトキシカルボニル−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロピル]−ピペラジン−1−イル}−プロピオニル)−11−O−メチル−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−ロキシスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−11−O−メチル−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(2−{3−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルオキシ)−エトキシ]−プロピオニルアミノ}−アセチル)−アジスロマイシン−11,12−環状炭酸エステル、
4”−O−(2−{3−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−プロピオニルアミノ}−アセチル)−アジスロマイシン−11,12−環状炭酸エステル、
4”−O−(2−{3−[2−(3−カルボキシ−6−フルオロ−1−シクロプロピル−8−メトキシ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)−エトキシ]−プロピオニルアミノ}−アセチル)−アジスロマイシン−11,12−環状炭酸エステル、
4”−O−[2−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−6−フルオロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニルアミノ)−アセチル]−アジスロマイシン−11,12−環状炭酸エステル、
4”−O−[2−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニルアミノ)−アセチル]−アジスロマイシン−11,12−環状炭酸エステル、
4”−O−[2−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニルアミノ)−アセチル]−アジスロマイシン、
4”−O−{2−[3−({2−[3−(6−エトキシカルボニル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H,7H−ピリド[3,2,1−ij]キノリン−9−イル)−プロパ−2−イニルアミノ]−エチル}−プロピル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−アセチル}−アジスロマイシン、
4”O−{2−[3−({2−[3−(6−エトキシカルボニル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H,7H−ピリド[3,2,1−ij]キノリン−9−イル)−プロピルアミノ]−エチル}−プロピル−アミノ)−プロピオニルアミノ]−アセチル}−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−9(E)−エトキシイミノ−エリスロマイシンA、
4”−O−[3−(2−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルアミノ)−プロピオニル]−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−[3−(2−{2−[2−(3−カルボキシ−6−フルオロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルアミノ)−プロピオニル]−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エチルアミノ}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−6−フルオロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)−エトキシ]−エチルアミノ}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(10−カルボキシ−9−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H,9H−1−オキサ−4a−アザ−フェナントレン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
11−O−メチル−4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロパ−2−イニルオキシ]−エチルアミノ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
11−O−メチル−4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エチルアミノ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−6−フルオロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA−11,12−環状カルバミン酸エステル、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−6−フルオロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−6−フルオロ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−イソプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(6−カルボキシ−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H,7H−ピリド[3,2,1−ij]キノリン−9−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(6−カルボキシ−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H,7H−ピリド[3,2,1−ij]キノリン−9−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−プロピル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルオキシ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロパ−2−イニルオキシ]−エチルアミノ}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エチルアミノ}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルオキシ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルオキシ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−9−エチルオキシイミノ−6−O−メチル−エリスロマイシンA、
4”−O−[3−(2−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルアミノ)−プロピオニル]−9−(1−イソプロポキシ−シクロヘキシル)オキシイミノ−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−9−(1−イソプロポキシ−シクロヘキシル)オキシイミノ−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルオキシ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−9−(1−イソプロポキシ−シクロヘキシル)オキシイミノ−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−9−オキシムエリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルオキシ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−9−オキシムエリスロマイシンA、
4”−O−[3−(2−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルアミノ)−プロピオニル]−9−オキシムエリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−7−メトキシ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−7−ジメチルアミノ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−メチルエリスロマイシンA、
9−エチルオキシイミノ−4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−エリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−メチル−8a−アザ−8a−ホモエリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−ロキシスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルオキシ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−メチル−11−デスオキシ−11−(R)−メチルアミノ−エリスロマイシンA−11,12−カルバミン酸エステル、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[3−(3−カルボキシ−4−オキソ−1−プロピル−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−[3−(2−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルアミノ)−プロピオニル]−アジスロマイシン、
4”−O−[3−(2−{2−[2−(3−カルボキシ−6−フルオロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルアミノ)−プロピオニル]−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エチルアミノ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−6−フルオロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−7−イルアミノ)−エトキシ]−エチルアミノ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−[3−(2−{2−[3−(3−カルボキシ−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イル)−プロパ−2−イニルオキシ]−エトキシ}−エチルアミノ)−プロピオニル]−アジスロマイシン、
4”−O−[3−(2−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルアミノ)−プロピオニル]−6−O−メチルエリスロマイシンA、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−6−O−メチル−8a−アザ−8a−ホモエリスロマイシンA、
4”−O−[3−(2−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルアミノ)−プロピオニル]−アジスロマイシン、
4”−O−[3−(2−{[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エチル]−メチル−アミノ}−エトキシ)−プロピオニル]−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−1−シクロプロピル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルオキシ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルオキシ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−(3−{2−[2−(3−カルボキシ−7−クロロ−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−キノリン−6−イルアミノ)−エトキシ]−エトキシ}−プロピオニル)−アジスロマイシン、
4”−O−{[6−({2−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]エチル}チオ)−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸]プロピオニル}−6−O−メチルエリスロマイシンA、
4”−O−{[6−({2−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]エチル}チオ)−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸]プロピオニル}−アジスロマイシン、
4”−O−{[6−({2−[(2−アミノエチル)オキシ]エチル}オキシ)−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸]プロピオニル}−6−O−メチルエリスロマイシンA、
4”−O−{[6−({2−[(2−アミノエチル)オキシ]エチル}オキシ)−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸]プロピオニル}−O−(9E)−メトキシメチルオキシイミノエリスロマイシンA、
4”−O−{[6−({2−[(2−アミノエチル)オキシ]エチル}オキシ)−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸]プロピオニル}−O−(9E)−ヒドロキシイミノエリスロマイシンA、
4”−O−{[1−エチル−6−(3−{[2−アミノエチル]オキシ}プロピル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸]]プロピオニル}−O−(9E)−ヒドロキシイミノエリスロマイシンA、
4”−O−{[1−エチル−6−(3−{[2−(メチルアミノ)エチル]オキシ}プロピル)−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸]]プロピオニル}−O−(9E)−ヒドロキシイミノエリスロマイシンA、および
4”−O−{[6−({2−[(2−アミノエチル)オキシ]エチル}オキシ)−1−エチル−4−オキソ−1,4−ジヒドロ−3−キノリンカルボン酸]プロピオニル}−6−O−メチルエリスロマイシンA、
またはその医薬上許容される誘導体。
【請求項14】
請求項1記載の化合物の製造方法であって、
a)式(II)で示される化合物を酸の適当な活性誘導体(III)と反応させて:
【化9】

[式中、XaおよびR11aは、請求項1における定義と同じXおよびR11であるか、またはXおよびR11に変換可能な基である]、dが1〜5の整数である式(I)で示される化合物を生成すること;
b)式(V):
【化10】

で示される化合物を式Xa11a(IV)で示される化合物と反応させて[式中、R11aは、請求項1における定義と同じR11であるか、またはR11に変換可能な基であり、Xaは、−U(CH2)vB−であるか、または−U(CH2)vB−に変換可能な基であり(ここで、Uは、−N(R30)−である)、Lは、適当な脱離基である]、Uが−N(R30)−である式(I)で示される化合物を生成すること;または
c)式(VII):
【化11】

で示される化合物を式Xa11a(IV)で示される化合物と反応させて[式中、R11aは、請求項1における定義と同じR11であるか、またはR11に変換可能な基であり、Xaは、−U(CH2)vB−であるか、または−U(CH2)vB−に変換可能な基であり、ここで、Uは、−N(R30)−である]、dが2であり、Uが−N(R30)−である式(I)で示される化合物を生成すること、
および、その後、必要に応じて、得られた化合物に以下の操作:
i)保護基R2を除去すること、
ii)Xa11aをXR11に変換すること、
iii)Ba11aをBR11に変換すること、および
iv)得られた式(I)で示される化合物をその医薬上許容される誘導体に変換すること
のうち1つまたはそれ以上を課すこと、
を含む方法。
【請求項15】
治療に用いるための請求項1〜13いずれか1項記載の化合物。
【請求項16】
ヒトまたは動物体における全身性または局所性微生物感染症の治療または予防用医薬の製造における請求項1〜13いずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項17】
ヒトまたは動物体における全身性または局所性微生物感染症の治療または予防において用いるための請求項1〜13いずれか1項記載の化合物の使用。
【請求項18】
微生物感染症と戦うためのヒトまたは非ヒト動物体の治療方法であって、かかる治療を必要とする身体に請求項1〜13いずれか1項記載の化合物の有効量を投与することを含む方法。
【請求項19】
請求項1〜13いずれか1項記載の化合物の少なくとも1つを医薬上許容される賦形剤、希釈剤および/または担体と一緒に含む医薬組成物。

【公表番号】特表2007−536371(P2007−536371A)
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−512549(P2007−512549)
【出願日】平成17年5月2日(2005.5.2)
【国際出願番号】PCT/IB2005/001186
【国際公開番号】WO2005/108412
【国際公開日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.パイレックス
【出願人】(506261316)グラクソスミスクライン・イストラジヴァッキ・センタル・ザグレブ・ドルズバ・ゼー・オメイェノ・オドゴヴォルノスティオ (25)
【氏名又は名称原語表記】GLAXOSMITHKLINE ISTRAZIVACKI CENTAR ZAGREB D.O.O.
【Fターム(参考)】