心電計
【課題】心電計で心電計本体の電極を用いて測定する場合と心電計本体の電極を用いず誘導電極コードに使い捨てのディスポ電極を用いて測定する場合があり、得られた心電波形がどの測定方式とどの測定部位に基づくものか記憶に基づかなければならなかった。
【解決手段】 心電計において、被験者の心電波形を心電計本体の電極を用いて心電波形を出力する第1のモードと、前記心電計本体の電極を使わず前記心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードとが選択可能で、選択したモードと、そのモードによって測定された心電波形等の情報を共に記録するので測定後、時間経過しても情報の保存が可能である。
【解決手段】 心電計において、被験者の心電波形を心電計本体の電極を用いて心電波形を出力する第1のモードと、前記心電計本体の電極を使わず前記心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードとが選択可能で、選択したモードと、そのモードによって測定された心電波形等の情報を共に記録するので測定後、時間経過しても情報の保存が可能である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、心電計、特に本体の電極を用いて心電波形を測定するモードと、外部の誘導電極コードを用いて心電波形を測定するモードとを備えた心電計に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、心電計は、心臓に関して何かアクシデントがあったときに患者の一方の手に心電計の電極を把持して、胸部に心電計の他の電極を当接させて心電波形を測定するイベント型心電計と、患者の身体に電極を装着した状態で長時間、例えば24時間にわたって日常の活動をしながら、心電波形を測定するホルタ型心電計と、に分類される。
【0003】
特許文献1において、図18で示すように心電計本体51の基準電極である第1の電極52と第2の電極53を手で把持し、第3の電極54を胸部に当接させ、内部回路で、第1の電極52と第2の電極53の電位差と、第1の電極52と第3の電極54との電位差との差分を心電信号とする。また図19で示すように被験者の身体に貼り付けられるディスポ電極部材52A、53A、54Aと接続するコードをコネクタジャックのコネクタ穴に嵌合させて前記内部回路に接続して測定する方法を開示している。
【0004】
特許文献2は携帯型心電計測装置で、図20で示すように略直方体の箱型形状の装置本体に取り付けた電極を少なくとも4箇所を身体に接触させることにより3つの誘導を用いて心電を計測し、電極61と電極62間の電位差(第1誘導)、電極62と電極64間の電位差(第3誘導)、電極61と電極64の接地電極63を基準とした電位(胸部V5誘導)が測定され、図21で示すように液晶表示板65上にそれぞれの心電波形を表示するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−56686号公報
【特許文献2】特開2007−195690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上に述べたように、特許文献1に示す心電計では、手で第1と第2の電極を把持して心電波形を測定する方法と、ディスポ電極部材を身体に被験者の身体に貼り付けて誘導波形を測定する方法が示されている。しかし、心電波形を測定して記録することは記載されているが、後日になってどちらの方法で測定したか分からなってしまう欠点がある。特許文献2においては箱形の心電計本体に固定されている複数の電極を用いて複数の測定方法による心電波形の違いについては図18のように同時に表示されているので認識することができる。しかし、特許文献2には誘導電極コードを使う思想はなく、この箱形の心電計で複数箇所において心電を測定する場合、子供のように小さな体格の心電を測定する場合と大きな大人の心電波形を固定した共通の装置で測定することは不可能であり、誘導電極コードを使う場合に比べて自由度が低い問題点がある。
【0007】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、誘導電極コードを用いて自由度の高い測定が可能であり、測定部位を明確にして心電波形、さらにその検査日、自覚症状を記録として残すことを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1は、表示手段と、被験者の心電波形を心電計本体の電極を用いて心電波形を出力する第1のモードと、前記心電計本体の電極を使わず前記心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードとに選択可能なモード選択手段とを備え、前記モード選択手段によって選択したモードと、そのモードによって測定された心電波形等の情報を共に表示する心電計を提供するものである。さらに請求項2では前記誘導電極コードにはディスポ電極を取り付け可能な請求項1に記載の心電計を提供するものである。
【0009】
本発明の請求項3は、第1のモードにおいて測定部位が胸部または手のひらを選択可能な請求項1に記載の心電計を提供するものであり、請求項4は、第2のモードにおいてCC5誘導電極、CM5誘導電極、NASA誘導電極を選択可能な請求項1、2に記載の心電計を提供するものである。
【0010】
本発明の請求項5は、前記心電波形等情報は、被験者の自覚症状に関する情報を含み、請求項6は、前記心電波形情報等は、既にストアされた心電波形情報等を比較した結果、出力するコメントである請求項1に記載の心電計を提供するものである。
【0011】
本発明の請求項7は、前記心電計は、前記携帯電話機能を備え、前記心電波形情報等をサーバーに伝送する手段を備え、前記サーバーにストアされた前記心電波形等情報を、閲覧者端末が前記心電波形等情報について判定を行なった閲覧者判定を受信する手段を備えた請求項1、2に記載の心電計を提供することにある。
【0012】
本発明の請求項8は、前記心電波形等情報は、前記閲覧者判定を含む請求項7に記載の心電計を請求項7に記載の心電計を提供することにある。
【発明の効果】
【0013】
上述したように、本発明の心電計は、心電計本体の電極を用いて測定して心電波形を出力する第1のモードと、心電計本体の電極を用いず心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードと、それぞれの測定部位と、それぞれの測定部位における心電波形をそれぞれ表示し、さらに事前の体調を含めた情報、心電波形による同類のタイプの波形からのコメント情報または専門医の情報等も付加するので、どこが異常なのかを調べることが出来るので異常な点を発見するのに好都合である。また誘導電極コードを用いているので子供であれ、大人であれ自由度の高い測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の心電計の上からみた図
【図2】本発明の心電計の下からみた図
【図3】本発明の心電計の内部回路に誘導電極コードを接続する図
【図4】誘導電極コードの先端にディスポ電極を取り付けた図
【図5】本発明の心電計を人体の胸部に当てて測定する図
【図6】本発明の心電計をシステム構成する要素の関係を示すブロック図
【図7】本発明の心電計の誘導電極コードに取付けるディスポ電極の貼付図
【図8】本発明の心電計の電極選択と測定部位選択を示す図
【図9】本発明の心電計の表示の切換えを示すフローチャート
【図10】本発明の心電計の測定開始時の遷移図
【図11】本発明の心電計のコメントを示す図
【図12】本発明の心電計の波形表示を示す図
【図13】本発明の心電計のR−Rグラフを示す図
【図14】本発明の心電計の測定結果の情報を示す図
【図15】本発明の心電計の測定後に測定時の情報入力の修正を行う図
【図16】本発明の別の実施例で心電計が携帯電話機能を有した時のブロック図
【図17】本発明の別の実施例における情報の流れを示す図
【図18】〜
【図19】従来例(特許文献1)
【図20】〜
【図21】従来例(特許文献2)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図17に基づいて説明する。
【実施例】
【0016】
図1は本発明の心電計の上からみた図を示し、1は心電計本体を、2は電源ボタンを、3は選択した項目の決定時に使用する決定ボタン、4は項目の選択や、測定した波形の移動・拡大・縮小表示などに使用する移動ボタン、5は心電波形等を表示する液晶表示部、6は、心電計本体1を握って測定する胸部、手のひらに当てる電極を示す。
【0017】
図2は、本発明の心電計の下面図を示し、7は心電計本体1を握って測定する場合、手のひらが接触する電極で一側はマイナス電極、8は接地電極、9は本発明の心電計の心電波形等を外部のコンピュータに出力するUSBケーブルを接続するUSB接続端子、10は赤外線通信による携帯電話への測定データを送信する赤外線通信窓、11は、誘導電極コードを用いて測定を行う場合に、後述する誘導電極コードを接続する誘導電極コード接続端子、12は不図示の電池を収納して覆う電池カバー、13は本発明の心電計の製造メーカ等を示す銘板を示す。
【0018】
図3は本発明の心電計に14で示す誘導電極コードを誘導電極コード接続端子10に接続する状態を示す。
【0019】
図4は誘導電極コードを、15で示す使い捨て可能なディスポ電極を介して被験者の身体に貼り付けた図を示す。
【0020】
図5は本発明の心電計を人体の胸部に当てて測定する図を示す。
本発明の心電計は直方体の心電計本体1の人体に接触する円弧状に湾曲された面にプラス電極6と、プラス電極につながる、心電計本体の1側面にマイナス電極7、相対する面に接地電極8とを、マイナス電極7と接地電極の間にプラス電極が位置している。これらの電極6〜8を用いれば、前記プラス電極6−接地電極8間の電圧値と、前記接地電極8−前記マイナス電極7間の電圧値とを測定できるように構成されている。本発明の心電計で、右手の親指以外の四指(人差し指から小指)及び右手親指で、マイナス電極7及び接地電極8を把持しながら、プラス電極6を人体の被験部(胸部、手のひら部)に当てると、プラス電極6−接地電極8の電圧値と、接地電極8−マイナス電極7間の電圧を測定でき、周知の方法でR波の電圧を測定することにより、被験者の心電波形と心拍数を推定することができる。
【0021】
図6は、本発明の心電計をシステム構成する要素の関係を示すブロック図である。本発明の心電計は各電極6〜8で取り込んだ電圧信号から心電波形を測定する心電波形測定部21と、例えばフラッシュROM等で構成され、プログラム・フォントを記憶保持しておくプログラム・フォント記憶部22と、例えばグラフィックLCD等で構成され、心電波形を表示するための表示部、外部PCに心電波形を伝送するためのUSB接続端子9を設け、各種操作指令を入力するための図1、図5に示すように操作部2〜4を備えている。
【0022】
心電波形測定部21に対して本体電極6〜8の他に誘導電極コード14の選択に設けられたディスポ電極15が接続している。誘導電極コード14は本体電極6〜8と同じように三本のコードからなり、ディスポ電極も同じようにプラス電極と、接地電極と、マイナス電極がある。ディスポ電極の人体に対する貼り方は図7に示されているようにCC5誘導、CM5誘導、NASA誘導がある。
【0023】
心電波形測定部21で測定された心電波形を記憶する心電波形記憶部22があり、この記憶された波形データを赤外発光源からの光に乗せて赤外通信窓10より携帯電話端末16に対して送信し、携帯電話端末16から不図示のサーバーに転送しサーバーで記憶し、データの保存が可能となる。
【0024】
コメント作成部23は、心電波形記憶部22に記憶された心電波形を、心電波形とコメントを関連付けした複数のコメント群から類似した心電波形に対してコメントを引き出してコメントをつける。
【0025】
図8は、本発明の心電計の電極選択と測定部位選択を示す図である。
まず、最初に本体電極か外部電極かを選択し、次に測定部位を、本体電極を選択した場合は「胸部」か「手のひら」か、を選択する。外部電極を選択した場合は、「CC5誘導電極」、「CM5誘導電極」、「NASA誘導電極」のいずれかを選択する。
【0026】
図9は図8で示した電極選択と測定部位選択を行ない、心電測定開始を行なうフローチャートを示し、図10は心電図の測定を行なう過程を示している。
【0027】
まず、図1において示している電源ボタン2が押されて不図示の電源スイッチがオンされた後、図10の最初の画面が表示される。
【0028】
図10の最初の画面の「心電図の測定」が他の異なる色調で表示され、図1における決定ボタン3を押すと、決定ボタン3の作動に伴って作動する不図示の決定スイッチをオンすると、S2に進み、「本体電極」選択か否かの状態になる。
【0029】
次に「本体電極」選択のときは決定ボタン3を押すと前記決定スイッチをオンし、S3に進み、「胸部」選択の表示が出され、「胸部」選択か否かの判定になり、そこで決定ボタン3を押すと前記決定スイッチがオンされ、「胸部」が選択され、心電測定開始になる。
【0030】
「胸部」選択か否かで「否」とするとS4に進み、「手のひら」選択か否かになり、決定ボタン3を押すと、前記決定スイッチが作動され、「手のひら」選択で心電測定開始になる。
【0031】
S4で「手のひら」選択で「否」とすると、S3の「胸部」選択に戻り、「胸部」選択か否かになり、S3とS4の間を繰り返すことになる。
【0032】
S5で「外部電極」選択か否かを判定し、「外部電極」選択になったときは、S6で「CC5誘導電極」選択か否かになり、決定ボタン3を押すと前記決定スイッチがオンし、「CC5誘導電極」選択状態で心電測定開始になる。
【0033】
S5で「外部電極」選択が否の場合、S2の「本体電極」選択か否かに戻る。
【0034】
S6で「CC5誘導電極」選択をしないときS7で「CM5誘導電極」選択か否かを判定し、「CM5誘導電極」選択したときは、決定ボタン3を押すことにより前記決定スイッチがオンされ、「CM5誘導電極」選択状態で心電測定開始になる。
【0035】
S7で「CM5誘導電極」をしないときは、S6に戻るか、またはS8に進み、「NASA誘導電極」選択か否かを判定し、「NASA誘導電極」選択するときは決定ボタン3を押して前記決定スイッチがオンすると心電測定開始になる。
【0036】
S6で「CC5誘導電極」選択しなくて、S7で「CM5誘導電極」選択しない場合は、S8に進んでも「NASA誘導電極」選択しない場合は、S6に戻り、「CC5誘導電極」選択するか否かの判断になり、決まるまで繰り返すことになる。
【0037】
図10は、本発明の心電測定の遷移図を示している。
まず、「心電測定」を選択して決定ボタン3を押すと、前記決定スイッチがオンして、心電測定がスタートし、測定中に心電波形が表示される図を示す。
【0038】
図11〜図15は心電測定終了時に出力される表示を示す。
図11は心電測定結果に対してあらかじめ用意されたコメントの中から最適と判断したコメントが表示される。
図12は心電波形を示す。移動ボタン4を押すことにより心電波形が移動する。
図13はR−Rグラフで、拍動の規則性を示す図である。測定した平均の心拍数を基準として、設定した許容変動範囲(R−R)の境界を点線で示す。
図14は心電測定時の情報を示す。測定した日付と時間、ランク評価、本体電極を使って測定部位は「胸部」であることを示し、あらかじめ測定前に設定した「自覚症状」について記録される。
【0039】
図15は測定時の情報を訂正する場合に行なうもので、移動ボタン4を使って測定方法変更と、自覚症状変更データの修正をおこなうことができる。たとえば、測定前にあまり気にせずに測定してしまった時に、測定時の情報をあとで入力することができる。
【0040】
図16は図6に対応するもので心電計の中に携帯電話機能30を備え、遠くサーバー31まで心電波形情報を送信する。サーバー31には例えば契約した名医と言われる医師が心電波形等の情報を閲覧して、サーバーに判定結果を送り、その結果をサーバー31が心電計端末側に情報を送るか、心電計端末側でサーバーにアクセスしてその結果を見ることもできる。
【0041】
図17はサーバーと携帯電話機能付心電計端末と、医師のような許可された閲覧者端末との間のネットワークを示し、上述のような医師からの判定結果も心電情報として記憶し、表示またはプリントアウトをすることができる。
【0042】
以上説明したように、本発明の心電計は、心電計本体の電極を用いて測定して心電波形を出力する第1のモードと、心電計本体の電極を用いず心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードのそれぞれのモードと、それぞれの測定部位と、それぞれの測定部位における心電波形をそれぞれ表示し、さらに事前の体調を含めた情報、心電波形による同類のタイプの波形からのコメント情報または専門医の情報等も付加するので、どこが異常なのかを調べることが出来るので異常な点を発見するのに好都合である。また誘導電極コードを用いているので子供であれ、大人であれ自由度の高い測定が可能である。
【符号の説明】
【0043】
1・・・・・・・・・・・・心電計本体
2・・・・・・・・・・・・電源ボタン
3・・・・・・・・・・・・決定ボタン
4・・・・・・・・・・・・移動ボタン
5・・・・・・・・・・・・液晶表示部
6・・・・・・・・・・・・電極
7・・・・・・・・・・・・電極
8・・・・・・・・・・・・電極
9・・・・・・・・・・・・USB接続端子
10・・・・・・・・・・・赤外線通信窓
11・・・・・・・・・・・誘導電極接続端子
12・・・・・・・・・・・電池カバー
13・・・・・・・・・・・銘板
14・・・・・・・・・・・誘導電極コード
15・・・・・・・・・・・ディスポ電極
16・・・・・・・・・・・携帯電話端末
17・・・・・・・・・・・PC(コンピュータ)
20・・・・・・・・・・・制御回路
21・・・・・・・・・・・心電図測定回路
22・・・・・・・・・・・心電波形記憶部
23・・・・・・・・・・・コメント作成部
30・・・・・・・・・・・携帯電話機能部
31・・・・・・・・・・・サーバー
【技術分野】
【0001】
本発明は、心電計、特に本体の電極を用いて心電波形を測定するモードと、外部の誘導電極コードを用いて心電波形を測定するモードとを備えた心電計に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、心電計は、心臓に関して何かアクシデントがあったときに患者の一方の手に心電計の電極を把持して、胸部に心電計の他の電極を当接させて心電波形を測定するイベント型心電計と、患者の身体に電極を装着した状態で長時間、例えば24時間にわたって日常の活動をしながら、心電波形を測定するホルタ型心電計と、に分類される。
【0003】
特許文献1において、図18で示すように心電計本体51の基準電極である第1の電極52と第2の電極53を手で把持し、第3の電極54を胸部に当接させ、内部回路で、第1の電極52と第2の電極53の電位差と、第1の電極52と第3の電極54との電位差との差分を心電信号とする。また図19で示すように被験者の身体に貼り付けられるディスポ電極部材52A、53A、54Aと接続するコードをコネクタジャックのコネクタ穴に嵌合させて前記内部回路に接続して測定する方法を開示している。
【0004】
特許文献2は携帯型心電計測装置で、図20で示すように略直方体の箱型形状の装置本体に取り付けた電極を少なくとも4箇所を身体に接触させることにより3つの誘導を用いて心電を計測し、電極61と電極62間の電位差(第1誘導)、電極62と電極64間の電位差(第3誘導)、電極61と電極64の接地電極63を基準とした電位(胸部V5誘導)が測定され、図21で示すように液晶表示板65上にそれぞれの心電波形を表示するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−56686号公報
【特許文献2】特開2007−195690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上に述べたように、特許文献1に示す心電計では、手で第1と第2の電極を把持して心電波形を測定する方法と、ディスポ電極部材を身体に被験者の身体に貼り付けて誘導波形を測定する方法が示されている。しかし、心電波形を測定して記録することは記載されているが、後日になってどちらの方法で測定したか分からなってしまう欠点がある。特許文献2においては箱形の心電計本体に固定されている複数の電極を用いて複数の測定方法による心電波形の違いについては図18のように同時に表示されているので認識することができる。しかし、特許文献2には誘導電極コードを使う思想はなく、この箱形の心電計で複数箇所において心電を測定する場合、子供のように小さな体格の心電を測定する場合と大きな大人の心電波形を固定した共通の装置で測定することは不可能であり、誘導電極コードを使う場合に比べて自由度が低い問題点がある。
【0007】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、誘導電極コードを用いて自由度の高い測定が可能であり、測定部位を明確にして心電波形、さらにその検査日、自覚症状を記録として残すことを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1は、表示手段と、被験者の心電波形を心電計本体の電極を用いて心電波形を出力する第1のモードと、前記心電計本体の電極を使わず前記心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードとに選択可能なモード選択手段とを備え、前記モード選択手段によって選択したモードと、そのモードによって測定された心電波形等の情報を共に表示する心電計を提供するものである。さらに請求項2では前記誘導電極コードにはディスポ電極を取り付け可能な請求項1に記載の心電計を提供するものである。
【0009】
本発明の請求項3は、第1のモードにおいて測定部位が胸部または手のひらを選択可能な請求項1に記載の心電計を提供するものであり、請求項4は、第2のモードにおいてCC5誘導電極、CM5誘導電極、NASA誘導電極を選択可能な請求項1、2に記載の心電計を提供するものである。
【0010】
本発明の請求項5は、前記心電波形等情報は、被験者の自覚症状に関する情報を含み、請求項6は、前記心電波形情報等は、既にストアされた心電波形情報等を比較した結果、出力するコメントである請求項1に記載の心電計を提供するものである。
【0011】
本発明の請求項7は、前記心電計は、前記携帯電話機能を備え、前記心電波形情報等をサーバーに伝送する手段を備え、前記サーバーにストアされた前記心電波形等情報を、閲覧者端末が前記心電波形等情報について判定を行なった閲覧者判定を受信する手段を備えた請求項1、2に記載の心電計を提供することにある。
【0012】
本発明の請求項8は、前記心電波形等情報は、前記閲覧者判定を含む請求項7に記載の心電計を請求項7に記載の心電計を提供することにある。
【発明の効果】
【0013】
上述したように、本発明の心電計は、心電計本体の電極を用いて測定して心電波形を出力する第1のモードと、心電計本体の電極を用いず心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードと、それぞれの測定部位と、それぞれの測定部位における心電波形をそれぞれ表示し、さらに事前の体調を含めた情報、心電波形による同類のタイプの波形からのコメント情報または専門医の情報等も付加するので、どこが異常なのかを調べることが出来るので異常な点を発見するのに好都合である。また誘導電極コードを用いているので子供であれ、大人であれ自由度の高い測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の心電計の上からみた図
【図2】本発明の心電計の下からみた図
【図3】本発明の心電計の内部回路に誘導電極コードを接続する図
【図4】誘導電極コードの先端にディスポ電極を取り付けた図
【図5】本発明の心電計を人体の胸部に当てて測定する図
【図6】本発明の心電計をシステム構成する要素の関係を示すブロック図
【図7】本発明の心電計の誘導電極コードに取付けるディスポ電極の貼付図
【図8】本発明の心電計の電極選択と測定部位選択を示す図
【図9】本発明の心電計の表示の切換えを示すフローチャート
【図10】本発明の心電計の測定開始時の遷移図
【図11】本発明の心電計のコメントを示す図
【図12】本発明の心電計の波形表示を示す図
【図13】本発明の心電計のR−Rグラフを示す図
【図14】本発明の心電計の測定結果の情報を示す図
【図15】本発明の心電計の測定後に測定時の情報入力の修正を行う図
【図16】本発明の別の実施例で心電計が携帯電話機能を有した時のブロック図
【図17】本発明の別の実施例における情報の流れを示す図
【図18】〜
【図19】従来例(特許文献1)
【図20】〜
【図21】従来例(特許文献2)
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図17に基づいて説明する。
【実施例】
【0016】
図1は本発明の心電計の上からみた図を示し、1は心電計本体を、2は電源ボタンを、3は選択した項目の決定時に使用する決定ボタン、4は項目の選択や、測定した波形の移動・拡大・縮小表示などに使用する移動ボタン、5は心電波形等を表示する液晶表示部、6は、心電計本体1を握って測定する胸部、手のひらに当てる電極を示す。
【0017】
図2は、本発明の心電計の下面図を示し、7は心電計本体1を握って測定する場合、手のひらが接触する電極で一側はマイナス電極、8は接地電極、9は本発明の心電計の心電波形等を外部のコンピュータに出力するUSBケーブルを接続するUSB接続端子、10は赤外線通信による携帯電話への測定データを送信する赤外線通信窓、11は、誘導電極コードを用いて測定を行う場合に、後述する誘導電極コードを接続する誘導電極コード接続端子、12は不図示の電池を収納して覆う電池カバー、13は本発明の心電計の製造メーカ等を示す銘板を示す。
【0018】
図3は本発明の心電計に14で示す誘導電極コードを誘導電極コード接続端子10に接続する状態を示す。
【0019】
図4は誘導電極コードを、15で示す使い捨て可能なディスポ電極を介して被験者の身体に貼り付けた図を示す。
【0020】
図5は本発明の心電計を人体の胸部に当てて測定する図を示す。
本発明の心電計は直方体の心電計本体1の人体に接触する円弧状に湾曲された面にプラス電極6と、プラス電極につながる、心電計本体の1側面にマイナス電極7、相対する面に接地電極8とを、マイナス電極7と接地電極の間にプラス電極が位置している。これらの電極6〜8を用いれば、前記プラス電極6−接地電極8間の電圧値と、前記接地電極8−前記マイナス電極7間の電圧値とを測定できるように構成されている。本発明の心電計で、右手の親指以外の四指(人差し指から小指)及び右手親指で、マイナス電極7及び接地電極8を把持しながら、プラス電極6を人体の被験部(胸部、手のひら部)に当てると、プラス電極6−接地電極8の電圧値と、接地電極8−マイナス電極7間の電圧を測定でき、周知の方法でR波の電圧を測定することにより、被験者の心電波形と心拍数を推定することができる。
【0021】
図6は、本発明の心電計をシステム構成する要素の関係を示すブロック図である。本発明の心電計は各電極6〜8で取り込んだ電圧信号から心電波形を測定する心電波形測定部21と、例えばフラッシュROM等で構成され、プログラム・フォントを記憶保持しておくプログラム・フォント記憶部22と、例えばグラフィックLCD等で構成され、心電波形を表示するための表示部、外部PCに心電波形を伝送するためのUSB接続端子9を設け、各種操作指令を入力するための図1、図5に示すように操作部2〜4を備えている。
【0022】
心電波形測定部21に対して本体電極6〜8の他に誘導電極コード14の選択に設けられたディスポ電極15が接続している。誘導電極コード14は本体電極6〜8と同じように三本のコードからなり、ディスポ電極も同じようにプラス電極と、接地電極と、マイナス電極がある。ディスポ電極の人体に対する貼り方は図7に示されているようにCC5誘導、CM5誘導、NASA誘導がある。
【0023】
心電波形測定部21で測定された心電波形を記憶する心電波形記憶部22があり、この記憶された波形データを赤外発光源からの光に乗せて赤外通信窓10より携帯電話端末16に対して送信し、携帯電話端末16から不図示のサーバーに転送しサーバーで記憶し、データの保存が可能となる。
【0024】
コメント作成部23は、心電波形記憶部22に記憶された心電波形を、心電波形とコメントを関連付けした複数のコメント群から類似した心電波形に対してコメントを引き出してコメントをつける。
【0025】
図8は、本発明の心電計の電極選択と測定部位選択を示す図である。
まず、最初に本体電極か外部電極かを選択し、次に測定部位を、本体電極を選択した場合は「胸部」か「手のひら」か、を選択する。外部電極を選択した場合は、「CC5誘導電極」、「CM5誘導電極」、「NASA誘導電極」のいずれかを選択する。
【0026】
図9は図8で示した電極選択と測定部位選択を行ない、心電測定開始を行なうフローチャートを示し、図10は心電図の測定を行なう過程を示している。
【0027】
まず、図1において示している電源ボタン2が押されて不図示の電源スイッチがオンされた後、図10の最初の画面が表示される。
【0028】
図10の最初の画面の「心電図の測定」が他の異なる色調で表示され、図1における決定ボタン3を押すと、決定ボタン3の作動に伴って作動する不図示の決定スイッチをオンすると、S2に進み、「本体電極」選択か否かの状態になる。
【0029】
次に「本体電極」選択のときは決定ボタン3を押すと前記決定スイッチをオンし、S3に進み、「胸部」選択の表示が出され、「胸部」選択か否かの判定になり、そこで決定ボタン3を押すと前記決定スイッチがオンされ、「胸部」が選択され、心電測定開始になる。
【0030】
「胸部」選択か否かで「否」とするとS4に進み、「手のひら」選択か否かになり、決定ボタン3を押すと、前記決定スイッチが作動され、「手のひら」選択で心電測定開始になる。
【0031】
S4で「手のひら」選択で「否」とすると、S3の「胸部」選択に戻り、「胸部」選択か否かになり、S3とS4の間を繰り返すことになる。
【0032】
S5で「外部電極」選択か否かを判定し、「外部電極」選択になったときは、S6で「CC5誘導電極」選択か否かになり、決定ボタン3を押すと前記決定スイッチがオンし、「CC5誘導電極」選択状態で心電測定開始になる。
【0033】
S5で「外部電極」選択が否の場合、S2の「本体電極」選択か否かに戻る。
【0034】
S6で「CC5誘導電極」選択をしないときS7で「CM5誘導電極」選択か否かを判定し、「CM5誘導電極」選択したときは、決定ボタン3を押すことにより前記決定スイッチがオンされ、「CM5誘導電極」選択状態で心電測定開始になる。
【0035】
S7で「CM5誘導電極」をしないときは、S6に戻るか、またはS8に進み、「NASA誘導電極」選択か否かを判定し、「NASA誘導電極」選択するときは決定ボタン3を押して前記決定スイッチがオンすると心電測定開始になる。
【0036】
S6で「CC5誘導電極」選択しなくて、S7で「CM5誘導電極」選択しない場合は、S8に進んでも「NASA誘導電極」選択しない場合は、S6に戻り、「CC5誘導電極」選択するか否かの判断になり、決まるまで繰り返すことになる。
【0037】
図10は、本発明の心電測定の遷移図を示している。
まず、「心電測定」を選択して決定ボタン3を押すと、前記決定スイッチがオンして、心電測定がスタートし、測定中に心電波形が表示される図を示す。
【0038】
図11〜図15は心電測定終了時に出力される表示を示す。
図11は心電測定結果に対してあらかじめ用意されたコメントの中から最適と判断したコメントが表示される。
図12は心電波形を示す。移動ボタン4を押すことにより心電波形が移動する。
図13はR−Rグラフで、拍動の規則性を示す図である。測定した平均の心拍数を基準として、設定した許容変動範囲(R−R)の境界を点線で示す。
図14は心電測定時の情報を示す。測定した日付と時間、ランク評価、本体電極を使って測定部位は「胸部」であることを示し、あらかじめ測定前に設定した「自覚症状」について記録される。
【0039】
図15は測定時の情報を訂正する場合に行なうもので、移動ボタン4を使って測定方法変更と、自覚症状変更データの修正をおこなうことができる。たとえば、測定前にあまり気にせずに測定してしまった時に、測定時の情報をあとで入力することができる。
【0040】
図16は図6に対応するもので心電計の中に携帯電話機能30を備え、遠くサーバー31まで心電波形情報を送信する。サーバー31には例えば契約した名医と言われる医師が心電波形等の情報を閲覧して、サーバーに判定結果を送り、その結果をサーバー31が心電計端末側に情報を送るか、心電計端末側でサーバーにアクセスしてその結果を見ることもできる。
【0041】
図17はサーバーと携帯電話機能付心電計端末と、医師のような許可された閲覧者端末との間のネットワークを示し、上述のような医師からの判定結果も心電情報として記憶し、表示またはプリントアウトをすることができる。
【0042】
以上説明したように、本発明の心電計は、心電計本体の電極を用いて測定して心電波形を出力する第1のモードと、心電計本体の電極を用いず心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードのそれぞれのモードと、それぞれの測定部位と、それぞれの測定部位における心電波形をそれぞれ表示し、さらに事前の体調を含めた情報、心電波形による同類のタイプの波形からのコメント情報または専門医の情報等も付加するので、どこが異常なのかを調べることが出来るので異常な点を発見するのに好都合である。また誘導電極コードを用いているので子供であれ、大人であれ自由度の高い測定が可能である。
【符号の説明】
【0043】
1・・・・・・・・・・・・心電計本体
2・・・・・・・・・・・・電源ボタン
3・・・・・・・・・・・・決定ボタン
4・・・・・・・・・・・・移動ボタン
5・・・・・・・・・・・・液晶表示部
6・・・・・・・・・・・・電極
7・・・・・・・・・・・・電極
8・・・・・・・・・・・・電極
9・・・・・・・・・・・・USB接続端子
10・・・・・・・・・・・赤外線通信窓
11・・・・・・・・・・・誘導電極接続端子
12・・・・・・・・・・・電池カバー
13・・・・・・・・・・・銘板
14・・・・・・・・・・・誘導電極コード
15・・・・・・・・・・・ディスポ電極
16・・・・・・・・・・・携帯電話端末
17・・・・・・・・・・・PC(コンピュータ)
20・・・・・・・・・・・制御回路
21・・・・・・・・・・・心電図測定回路
22・・・・・・・・・・・心電波形記憶部
23・・・・・・・・・・・コメント作成部
30・・・・・・・・・・・携帯電話機能部
31・・・・・・・・・・・サーバー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段と、被験者の心電波形を心電計本体の電極を用いて心電波形を出力する第1のモードと、前記心電計本体の電極を使わず前記心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードとに選択可能なモード選択手段とを備え、前記モード選択手段によって選択したモードと、そのモードによって測定された心電波形等の情報を共に記録する心電計。
【請求項2】
前記誘導電極コードには使い捨て可能なディスポ電極が取り付けられる請求項1に記載の心電計。
【請求項3】
第1のモードにおいて測定部位が胸部または手のひらを選択可能な請求項1に記載の心電計
【請求項4】
第2のモードにおいてCC5誘導電極、CM5誘導電極、NASA誘導電極を選択可能な請求項1、2に記載の心電計。
【請求項5】
前記心電波形等情報は、被験者の自覚症状に関する情報を含む請求項1、2に記載の心電計。
【請求項6】
前記心電波形等情報等は、既にストアされた心電波形情報等を比較した結果、出力するコメントである請求項1に記載の心電計。
【請求項7】
前記心電計は、前記携帯電話機能を備え、前記心電波形等情報等をサーバーに伝送する手段を備え、前記サーバーにストアされた前記心電波形等情報を、閲覧者端末が前記心電波形等情報について判定を行なった閲覧者判定を受信する手段を備えた請求項1に記載の心電計。
【請求項8】
前記心電波形等情報は、前記閲覧者判定を含む請求項7に記載の心電計。
【請求項1】
表示手段と、被験者の心電波形を心電計本体の電極を用いて心電波形を出力する第1のモードと、前記心電計本体の電極を使わず前記心電計の内部回路に接続する誘導電極コードを用いて心電波形を出力する第2のモードとに選択可能なモード選択手段とを備え、前記モード選択手段によって選択したモードと、そのモードによって測定された心電波形等の情報を共に記録する心電計。
【請求項2】
前記誘導電極コードには使い捨て可能なディスポ電極が取り付けられる請求項1に記載の心電計。
【請求項3】
第1のモードにおいて測定部位が胸部または手のひらを選択可能な請求項1に記載の心電計
【請求項4】
第2のモードにおいてCC5誘導電極、CM5誘導電極、NASA誘導電極を選択可能な請求項1、2に記載の心電計。
【請求項5】
前記心電波形等情報は、被験者の自覚症状に関する情報を含む請求項1、2に記載の心電計。
【請求項6】
前記心電波形等情報等は、既にストアされた心電波形情報等を比較した結果、出力するコメントである請求項1に記載の心電計。
【請求項7】
前記心電計は、前記携帯電話機能を備え、前記心電波形等情報等をサーバーに伝送する手段を備え、前記サーバーにストアされた前記心電波形等情報を、閲覧者端末が前記心電波形等情報について判定を行なった閲覧者判定を受信する手段を備えた請求項1に記載の心電計。
【請求項8】
前記心電波形等情報は、前記閲覧者判定を含む請求項7に記載の心電計。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
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【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公開番号】特開2010−166961(P2010−166961A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−9998(P2009−9998)
【出願日】平成21年1月20日(2009.1.20)
【出願人】(592144939)株式会社パラマ・テック (26)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月20日(2009.1.20)
【出願人】(592144939)株式会社パラマ・テック (26)
【Fターム(参考)】
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