患者情報提供システム及び方法
【課題】患者の基本情報が音節または単語単位で入力されて患者情報を提供するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】システム及び方法は、患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報のデータベースを設け、ユーザにより基本情報が音節または単語単位で入力され、入力された各音節または単語を含む基本情報をデータベースから検出し、検出された基本情報を含む基本情報候補リストを提供する。
【解決手段】システム及び方法は、患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報のデータベースを設け、ユーザにより基本情報が音節または単語単位で入力され、入力された各音節または単語を含む基本情報をデータベースから検出し、検出された基本情報を含む基本情報候補リストを提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波装備に関し、特に超音波装備で患者情報を提供するシステム及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
超音波装備は、多様に応用されている重要な診断装備のうちの一つである。特に、超音波装備は対象体に無侵襲及び非破壊特性を有しているため、医療分野で広く用いられている。近来の高性能超音波装備は、対象体内部の2次元または3次元映像を生成するのに用いられる。
【0003】
一般に、超音波装備はプローブ、ビームフォーマ、信号処理部、映像処理部、ディスプレイ部及び入力部を備える。超音波信号を送受信するためのプローブは超音波信号と電気的信号とを相互変換するための多数の変換素子を備える。プローブの各変換素子は別個に超音波信号を発生させたり、複数の変換素子が同時に超音波信号を発生させたりもする。各変換素子で送信された超音波信号は、対象体の内部の音響インピーダンス(Acoustic impedance)の不連続面(反射体表面)で反射される。各変換素子は個別に反射された超音波信号を電気的信号に変換して受信信号を形成する。ビームフォーマは、対象体の集束点と各変換素子の位置を考慮して超音波信号の送信集束及び受信集束をする。信号処理部は、受信信号のアナログ−デジタル変換、増幅及び多様な信号処理を行う。映像処理部は、信号処理部で出力される信号に基づいて対象体の超音波映像を形成する。ディスプレイ部は超音波映像をディスプレイする。
【0004】
一方、超音波装備は対象体、特に患者の特定部位をスキャンする前に患者のID、名前、生年月日などを含む基本情報と診断科目などによる追加情報とを含む患者情報が入力され、入力された患者情報をデータベースに格納する。また、超音波装備は、ユーザにより入力部を通じて入力された基本情報、即ちID、名前または生年月日に基づいてデータベースに格納された患者情報を提供している。
【0005】
従来の超音波装備は、基本情報の全ての音節が正確に入力される場合にのみ基本情報に該当する患者情報を提供する。このため、誤ったIDまたは名前を入力した場合、該当患者の基本情報が正しく提供されないという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述した問題を解決するためのものであって、ユーザにより入力部を通じて患者の基本情報が音節または単語単位で入力され、入力された音節または単語を含む基本情報と共に追加情報を提供する患者情報提供システム及び方法に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例による患者情報提供システムは、 患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報を格納するデータベースと、ユーザ入力が音節または単語単位で入力される入力部と、前記入力された各音節または単語を含む基本情報を前記データベースから検出し、前記検出された基本情報を含む基本情報候補リストを形成するプロセッサと、前記基本情報候補リストをディスプレイするディスプレイ部とを備える。
【0008】
また、本発明の実施例による患者情報提供方法は、患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報のデータベースを設け、ユーザによりユーザ入力が音節または単語単位で入力され、前記各音節または単語を含む基本情報を前記データベースから検出し、前記検出された基本情報を含む基本情報候補リストを提供する段階を備える。
【発明の効果】
【0009】
前述したような本発明は、入力部を通じて基本情報が音節または単語単位で入力されて各音節または単語に該当する患者情報を提供する(基本情報候補リストを表示する)ことができるので、類似の基本情報、即ち類似する患者のIDと名前が存在しても、表示された基本情報候補リストから選択することにより、ユーザが患者の基本情報を正確に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0011】
図1に示した通り、本発明による患者情報提供システム100は、データベース110、入力部120、プロセッサ130及びディスプレイ部140を備える。
【0012】
データベース110は、患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報を格納する。即ち、データベース110は患者のID、名前及び生年月日を含む基本情報と、診療科目、身体状態、疾病記録、診療記録、担当医師、患者の写真などを含む追加情報とを含む患者情報を格納する。一方、データベース110は、各患者情報に該当する多数の超音波映像を格納することができる。本実施例では基本情報として患者のID、名前及び生年月日を含み、追加情報として患者の写真、診療科目、身体状態、疾病記録、診療記録及び担当医師を含むと説明したが、それだけに限定されず、当業者であれば必要に応じて基本情報と追加情報に含まれる事項を変更できることは十分に理解するであろう。
【0013】
入力部120は、ユーザによりユーザ入力が音節または単語単位(記号・数字を含むことができる)で入力され、ディスプレイ部140にディスプレイされた基本情報候補リストから1つの基本情報を選択する選択情報が入力される。入力部120はマウス、キーボード、トラックボールなどを備えることができる。
【0014】
本発明の一実施例によって、プロセッサ130は、ユーザにより入力部120を通じて図2に示された基本情報入力窓に基本情報の最初の音節が入力され、入力された最初の音節と同一の音節を含む基本情報をデータベース110から検出し、検出された基本情報に基づいて第1基本情報候補リストを形成する。一例として、プロセッサ130は、図3に示した通り、入力部120を通じて基本情報中のIDの最初の音節(A)が入力され、入力された最初の音節(A)に基づいてデータベース110を照会してIDの最初の音節が入力された最初の音節(A)と同一のIDを検出し、検出されたIDとこれに該当する名前及び生年月日を含む基本情報に基づいて第1の基本情報候補リスト211を形成する。
【0015】
プロセッサ130は、入力部120を通じて基本情報の2番目の音節が入力されるか、または第1の基本情報候補リストから1つの基本情報が選択されるかを判断する。プロセッサ130は入力部120を通じて基本情報の2番目の音節が入力されたものと判断されると、第1の基本情報候補リストに含まれた基本情報の2番目の音節が入力された2番目の音節と同一の基本情報を検出し、検出された基本情報に基づいて第2基本情報候補リストを形成する。一例として、プロセッサ130は、図4に示した通り、入力部120を通じて入力されたIDの2番目の音節(B)に基づいて第1の基本情報候補リスト211でIDの2番目の音節(B)が入力された2番目の音節(B)と同一のIDとこれに該当する名前及び生年月日を含む基本情報に基づいて第2の基本情報候補リスト212を形成する。
【0016】
プロセッサ130は、入力部120を通じて基本情報の3番目の音節が入力されるか、または第2の基本情報候補リストから1つの基本情報が選択されるかを判断する。プロセッサ130は、入力部120を通じて第2の基本情報候補リストから1つの基本情報が選択されたものと判断されると、選択された基本情報に該当する追加情報をデータベース110から検出し、検出された追加情報に基づいて、図5に示した通り、追加情報提供窓220を形成する。図5では追加情報として診療科目と担当医師に関する情報を含む追加情報提供窓220を示したが、それだけに限定されない。当業者であれば必要に応じて追加情報提供窓に患者の写真、身体状態、疾病記録などを付加することができることを理解するであろう。
【0017】
本発明の他の実施例によって、プロセッサ130はユーザにより入力部120を通じて基本情報のID、名前及び生年月日のうちの一つの最初の音節(記号・数字を含むことができる)が入力される。以下、ユーザにより入力部120を通じてIDが音節単位で入力されるものと仮定する。
【0018】
プロセッサ130は、図6に示した通り、データベース110を照会して入力された最初の音節(A)と同一のIDをデータベース110から検出し、検出されたIDに基づいて第3の基本情報候補リスト311を形成する。
【0019】
プロセッサ130は、入力部120を通じてIDの2番目の音節が入力されるか、または第3の基本情報候補リスト311から1つのIDが選択されるかを判断する。プロセッサ130は、図7に示した通り、入力部120を通じてIDの2番目の音節(B)が入力されたものと判断されると、第1の基本情報候補リスト311に含まれたIDの2番目の音節が入力された2番目の音節(B)と同一のIDを検出し、検出されたIDに基づいて第4の基本情報候補リスト312を形成する。
【0020】
プロセッサ130は、入力部120を通じてIDの3番目の音節が入力されるか、または第4の基本情報候補リスト312から1つのIDが選択されるかを判断する。プロセッサ130は入力部120を通じて第4の基本情報候補リストから1つのIDが選択されたものと判断されると、データベース110を照会して選択されたIDに該当する基本情報を検出し、検出された基本情報に基づいて、図8に示した通り、基本情報提供窓320を形成する。一方、プロセッサ130は選択されたIDに該当する追加情報をデータベース110から検出し、検出された追加情報に基づいて、図9に示した通り、追加情報提供窓330を形成する。
【0021】
前述した実施例では入力部120を通じて基本情報が音節単位で入力されて患者情報、即ち基本情報と追加情報を提供するものと説明したが、基本情報が単語単位で入力されて患者情報を提供することもできる。
【0022】
ディスプレイ部140は、患者基本情報入力窓、患者基本情報候補リスト、患者基本情報提供窓及び追加情報提供窓をディスプレイする。
【0023】
本発明を望ましい実施例を通じて説明し例示したが、当業者であれば添付した特許請求の範囲の事項及び範疇を逸脱せず、様々な変形及び変更がなされることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施例による患者情報提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例による基本情報入力窓を示す例示図である。
【図3】本発明の実施例による第1の基本情報候補リストを示す例示図である。
【図4】本発明の実施例による第2の基本情報候補リストを示す例示図である。
【図5】本発明の実施例による追加情報提供窓を示す例示図である。
【図6】本発明の実施例による第3の基本情報候補リストを示す例示図である。
【図7】本発明の実施例による第4の基本情報候補リストを示す例示図である。
【図8】本発明の実施例による基本情報提供窓を示す例示図である。
【図9】本発明の実施例による追加情報提供窓を示す例示図である。
【符号の説明】
【0025】
100:患者情報提供システム
110:データベース
120:入力部
130:プロセッサ
140:ディスプレイ部
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波装備に関し、特に超音波装備で患者情報を提供するシステム及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
超音波装備は、多様に応用されている重要な診断装備のうちの一つである。特に、超音波装備は対象体に無侵襲及び非破壊特性を有しているため、医療分野で広く用いられている。近来の高性能超音波装備は、対象体内部の2次元または3次元映像を生成するのに用いられる。
【0003】
一般に、超音波装備はプローブ、ビームフォーマ、信号処理部、映像処理部、ディスプレイ部及び入力部を備える。超音波信号を送受信するためのプローブは超音波信号と電気的信号とを相互変換するための多数の変換素子を備える。プローブの各変換素子は別個に超音波信号を発生させたり、複数の変換素子が同時に超音波信号を発生させたりもする。各変換素子で送信された超音波信号は、対象体の内部の音響インピーダンス(Acoustic impedance)の不連続面(反射体表面)で反射される。各変換素子は個別に反射された超音波信号を電気的信号に変換して受信信号を形成する。ビームフォーマは、対象体の集束点と各変換素子の位置を考慮して超音波信号の送信集束及び受信集束をする。信号処理部は、受信信号のアナログ−デジタル変換、増幅及び多様な信号処理を行う。映像処理部は、信号処理部で出力される信号に基づいて対象体の超音波映像を形成する。ディスプレイ部は超音波映像をディスプレイする。
【0004】
一方、超音波装備は対象体、特に患者の特定部位をスキャンする前に患者のID、名前、生年月日などを含む基本情報と診断科目などによる追加情報とを含む患者情報が入力され、入力された患者情報をデータベースに格納する。また、超音波装備は、ユーザにより入力部を通じて入力された基本情報、即ちID、名前または生年月日に基づいてデータベースに格納された患者情報を提供している。
【0005】
従来の超音波装備は、基本情報の全ての音節が正確に入力される場合にのみ基本情報に該当する患者情報を提供する。このため、誤ったIDまたは名前を入力した場合、該当患者の基本情報が正しく提供されないという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述した問題を解決するためのものであって、ユーザにより入力部を通じて患者の基本情報が音節または単語単位で入力され、入力された音節または単語を含む基本情報と共に追加情報を提供する患者情報提供システム及び方法に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例による患者情報提供システムは、 患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報を格納するデータベースと、ユーザ入力が音節または単語単位で入力される入力部と、前記入力された各音節または単語を含む基本情報を前記データベースから検出し、前記検出された基本情報を含む基本情報候補リストを形成するプロセッサと、前記基本情報候補リストをディスプレイするディスプレイ部とを備える。
【0008】
また、本発明の実施例による患者情報提供方法は、患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報のデータベースを設け、ユーザによりユーザ入力が音節または単語単位で入力され、前記各音節または単語を含む基本情報を前記データベースから検出し、前記検出された基本情報を含む基本情報候補リストを提供する段階を備える。
【発明の効果】
【0009】
前述したような本発明は、入力部を通じて基本情報が音節または単語単位で入力されて各音節または単語に該当する患者情報を提供する(基本情報候補リストを表示する)ことができるので、類似の基本情報、即ち類似する患者のIDと名前が存在しても、表示された基本情報候補リストから選択することにより、ユーザが患者の基本情報を正確に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0011】
図1に示した通り、本発明による患者情報提供システム100は、データベース110、入力部120、プロセッサ130及びディスプレイ部140を備える。
【0012】
データベース110は、患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報を格納する。即ち、データベース110は患者のID、名前及び生年月日を含む基本情報と、診療科目、身体状態、疾病記録、診療記録、担当医師、患者の写真などを含む追加情報とを含む患者情報を格納する。一方、データベース110は、各患者情報に該当する多数の超音波映像を格納することができる。本実施例では基本情報として患者のID、名前及び生年月日を含み、追加情報として患者の写真、診療科目、身体状態、疾病記録、診療記録及び担当医師を含むと説明したが、それだけに限定されず、当業者であれば必要に応じて基本情報と追加情報に含まれる事項を変更できることは十分に理解するであろう。
【0013】
入力部120は、ユーザによりユーザ入力が音節または単語単位(記号・数字を含むことができる)で入力され、ディスプレイ部140にディスプレイされた基本情報候補リストから1つの基本情報を選択する選択情報が入力される。入力部120はマウス、キーボード、トラックボールなどを備えることができる。
【0014】
本発明の一実施例によって、プロセッサ130は、ユーザにより入力部120を通じて図2に示された基本情報入力窓に基本情報の最初の音節が入力され、入力された最初の音節と同一の音節を含む基本情報をデータベース110から検出し、検出された基本情報に基づいて第1基本情報候補リストを形成する。一例として、プロセッサ130は、図3に示した通り、入力部120を通じて基本情報中のIDの最初の音節(A)が入力され、入力された最初の音節(A)に基づいてデータベース110を照会してIDの最初の音節が入力された最初の音節(A)と同一のIDを検出し、検出されたIDとこれに該当する名前及び生年月日を含む基本情報に基づいて第1の基本情報候補リスト211を形成する。
【0015】
プロセッサ130は、入力部120を通じて基本情報の2番目の音節が入力されるか、または第1の基本情報候補リストから1つの基本情報が選択されるかを判断する。プロセッサ130は入力部120を通じて基本情報の2番目の音節が入力されたものと判断されると、第1の基本情報候補リストに含まれた基本情報の2番目の音節が入力された2番目の音節と同一の基本情報を検出し、検出された基本情報に基づいて第2基本情報候補リストを形成する。一例として、プロセッサ130は、図4に示した通り、入力部120を通じて入力されたIDの2番目の音節(B)に基づいて第1の基本情報候補リスト211でIDの2番目の音節(B)が入力された2番目の音節(B)と同一のIDとこれに該当する名前及び生年月日を含む基本情報に基づいて第2の基本情報候補リスト212を形成する。
【0016】
プロセッサ130は、入力部120を通じて基本情報の3番目の音節が入力されるか、または第2の基本情報候補リストから1つの基本情報が選択されるかを判断する。プロセッサ130は、入力部120を通じて第2の基本情報候補リストから1つの基本情報が選択されたものと判断されると、選択された基本情報に該当する追加情報をデータベース110から検出し、検出された追加情報に基づいて、図5に示した通り、追加情報提供窓220を形成する。図5では追加情報として診療科目と担当医師に関する情報を含む追加情報提供窓220を示したが、それだけに限定されない。当業者であれば必要に応じて追加情報提供窓に患者の写真、身体状態、疾病記録などを付加することができることを理解するであろう。
【0017】
本発明の他の実施例によって、プロセッサ130はユーザにより入力部120を通じて基本情報のID、名前及び生年月日のうちの一つの最初の音節(記号・数字を含むことができる)が入力される。以下、ユーザにより入力部120を通じてIDが音節単位で入力されるものと仮定する。
【0018】
プロセッサ130は、図6に示した通り、データベース110を照会して入力された最初の音節(A)と同一のIDをデータベース110から検出し、検出されたIDに基づいて第3の基本情報候補リスト311を形成する。
【0019】
プロセッサ130は、入力部120を通じてIDの2番目の音節が入力されるか、または第3の基本情報候補リスト311から1つのIDが選択されるかを判断する。プロセッサ130は、図7に示した通り、入力部120を通じてIDの2番目の音節(B)が入力されたものと判断されると、第1の基本情報候補リスト311に含まれたIDの2番目の音節が入力された2番目の音節(B)と同一のIDを検出し、検出されたIDに基づいて第4の基本情報候補リスト312を形成する。
【0020】
プロセッサ130は、入力部120を通じてIDの3番目の音節が入力されるか、または第4の基本情報候補リスト312から1つのIDが選択されるかを判断する。プロセッサ130は入力部120を通じて第4の基本情報候補リストから1つのIDが選択されたものと判断されると、データベース110を照会して選択されたIDに該当する基本情報を検出し、検出された基本情報に基づいて、図8に示した通り、基本情報提供窓320を形成する。一方、プロセッサ130は選択されたIDに該当する追加情報をデータベース110から検出し、検出された追加情報に基づいて、図9に示した通り、追加情報提供窓330を形成する。
【0021】
前述した実施例では入力部120を通じて基本情報が音節単位で入力されて患者情報、即ち基本情報と追加情報を提供するものと説明したが、基本情報が単語単位で入力されて患者情報を提供することもできる。
【0022】
ディスプレイ部140は、患者基本情報入力窓、患者基本情報候補リスト、患者基本情報提供窓及び追加情報提供窓をディスプレイする。
【0023】
本発明を望ましい実施例を通じて説明し例示したが、当業者であれば添付した特許請求の範囲の事項及び範疇を逸脱せず、様々な変形及び変更がなされることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施例による患者情報提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例による基本情報入力窓を示す例示図である。
【図3】本発明の実施例による第1の基本情報候補リストを示す例示図である。
【図4】本発明の実施例による第2の基本情報候補リストを示す例示図である。
【図5】本発明の実施例による追加情報提供窓を示す例示図である。
【図6】本発明の実施例による第3の基本情報候補リストを示す例示図である。
【図7】本発明の実施例による第4の基本情報候補リストを示す例示図である。
【図8】本発明の実施例による基本情報提供窓を示す例示図である。
【図9】本発明の実施例による追加情報提供窓を示す例示図である。
【符号の説明】
【0025】
100:患者情報提供システム
110:データベース
120:入力部
130:プロセッサ
140:ディスプレイ部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報を格納するデータベースと、
ユーザ入力が音節または単語単位で入力される入力部と、
前記入力された各音節または単語を含む基本情報を前記データベースから検出し、前記検出された基本情報を含む基本情報候補リストを形成するプロセッサと、
前記基本情報候補リストをディスプレイするディスプレイ部と
を備えることを特徴とする患者情報提供システム。
【請求項2】
前記基本情報は患者のID、名前及び生年月日を含み、
前記追加情報は診療科目、身体状態、疾病記録、診療記録、担当医師及び患者の写真を含むことを特徴とする、請求項1に記載の患者情報提供システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記ユーザ入力を入力することができる入力窓を形成し、前記入力された各音節または単語と同一の基本情報を前記データベースから検出し、前記検出した基本情報に基づいて前記基本情報候補リストを形成することを特徴とする、請求項2に記載の患者情報提供システム。
【請求項4】
前記入力窓に入力される基本情報は前記ID、前記名前及び前記生年月日のうちの一つであることを特徴とする、請求項3に記載の患者情報提供システム。
【請求項5】
前記入力部は、ユーザにより前記基本情報候補リストから1つの基本情報を選択する選択情報が入力され、
前記プロセッサは、前記選択情報に基づいて前記データベースを照会して前記選択情報に該当する追加情報を検出し、前記検出された追加情報を前記ディスプレイ部を通じて提供することを特徴とする、請求項4に記載の患者情報提供システム。
【請求項6】
患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報のデータベースを設け、
ユーザによりユーザ入力が音節または単語単位で入力され、
前記データベースから前記各音節または単語を含む基本情報を検出し、
前記検出された基本情報を含む基本情報候補リストを提供する段階を備えることを特徴とする患者情報提供方法。
【請求項7】
前記基本情報は患者のID、名前及び生年月日を含み、
前記追加情報は診療科目、身体状態、疾病記録、診療記録、担当医師及び患者の写真を含むことを特徴とする、請求項6に記載の患者情報提供方法。
【請求項8】
前記段階は、
a)入力部を通じて前記ユーザ入力が最初の音節または単語で入力される段階と、
b)前記入力された最初の音節または単語と同一の基本情報を前記データベースから検出する段階と、
c)前記検出された基本情報に基づいて第1基本情報候補リストを形成してディスプレイする段階と、
d)前記入力部を通じて基本情報の2番目の音節または単語が入力されるかまたは前記第1の基本情報候補リストのうちから1つの基本情報が選択されるかを判断する段階と、
e)前記基本情報の2番目の音節または単語が入力されたものと判断されると、前記入力された2番目の音節または単語と同一の基本情報を前記第1の基本情報候補リストから検出し、前記検出された基本情報に基づいて第2の基本情報候補リストを形成してディスプレイする段階と、
f)前記第1基本情報候補リストの中から1つの基本情報が選択されたものと判断されると、前記選択された基本情報に該当する追加情報を前記データベースから検出し、検出された追加情報に基づいて追加情報提供窓を形成してディスプレイする段階と
を備えることを特徴とする、請求項7に記載の患者情報提供方法。
【請求項9】
前記段階a)は、
前記ID、前記名前及び前記生年月日のうちの一つの最初の音節または単語が入力される段階
を備えることを特徴とする、請求項8に記載の患者情報提供方法。
【請求項1】
患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報を格納するデータベースと、
ユーザ入力が音節または単語単位で入力される入力部と、
前記入力された各音節または単語を含む基本情報を前記データベースから検出し、前記検出された基本情報を含む基本情報候補リストを形成するプロセッサと、
前記基本情報候補リストをディスプレイするディスプレイ部と
を備えることを特徴とする患者情報提供システム。
【請求項2】
前記基本情報は患者のID、名前及び生年月日を含み、
前記追加情報は診療科目、身体状態、疾病記録、診療記録、担当医師及び患者の写真を含むことを特徴とする、請求項1に記載の患者情報提供システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記ユーザ入力を入力することができる入力窓を形成し、前記入力された各音節または単語と同一の基本情報を前記データベースから検出し、前記検出した基本情報に基づいて前記基本情報候補リストを形成することを特徴とする、請求項2に記載の患者情報提供システム。
【請求項4】
前記入力窓に入力される基本情報は前記ID、前記名前及び前記生年月日のうちの一つであることを特徴とする、請求項3に記載の患者情報提供システム。
【請求項5】
前記入力部は、ユーザにより前記基本情報候補リストから1つの基本情報を選択する選択情報が入力され、
前記プロセッサは、前記選択情報に基づいて前記データベースを照会して前記選択情報に該当する追加情報を検出し、前記検出された追加情報を前記ディスプレイ部を通じて提供することを特徴とする、請求項4に記載の患者情報提供システム。
【請求項6】
患者の基本情報及び追加情報を含む患者情報のデータベースを設け、
ユーザによりユーザ入力が音節または単語単位で入力され、
前記データベースから前記各音節または単語を含む基本情報を検出し、
前記検出された基本情報を含む基本情報候補リストを提供する段階を備えることを特徴とする患者情報提供方法。
【請求項7】
前記基本情報は患者のID、名前及び生年月日を含み、
前記追加情報は診療科目、身体状態、疾病記録、診療記録、担当医師及び患者の写真を含むことを特徴とする、請求項6に記載の患者情報提供方法。
【請求項8】
前記段階は、
a)入力部を通じて前記ユーザ入力が最初の音節または単語で入力される段階と、
b)前記入力された最初の音節または単語と同一の基本情報を前記データベースから検出する段階と、
c)前記検出された基本情報に基づいて第1基本情報候補リストを形成してディスプレイする段階と、
d)前記入力部を通じて基本情報の2番目の音節または単語が入力されるかまたは前記第1の基本情報候補リストのうちから1つの基本情報が選択されるかを判断する段階と、
e)前記基本情報の2番目の音節または単語が入力されたものと判断されると、前記入力された2番目の音節または単語と同一の基本情報を前記第1の基本情報候補リストから検出し、前記検出された基本情報に基づいて第2の基本情報候補リストを形成してディスプレイする段階と、
f)前記第1基本情報候補リストの中から1つの基本情報が選択されたものと判断されると、前記選択された基本情報に該当する追加情報を前記データベースから検出し、検出された追加情報に基づいて追加情報提供窓を形成してディスプレイする段階と
を備えることを特徴とする、請求項7に記載の患者情報提供方法。
【請求項9】
前記段階a)は、
前記ID、前記名前及び前記生年月日のうちの一つの最初の音節または単語が入力される段階
を備えることを特徴とする、請求項8に記載の患者情報提供方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2008−293489(P2008−293489A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−120376(P2008−120376)
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(597096909)株式会社 メディソン (269)
【氏名又は名称原語表記】MEDISON CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】114 Yangdukwon−ri,Nam−myun,Hongchun−gun,Kangwon−do 250−870,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(597096909)株式会社 メディソン (269)
【氏名又は名称原語表記】MEDISON CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】114 Yangdukwon−ri,Nam−myun,Hongchun−gun,Kangwon−do 250−870,Republic of Korea
【Fターム(参考)】
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