説明

情報を記憶する取り外し可能な大容量記憶装置とコンピュータ可読媒体のためのシステムおよび方法

ネットワークへのアクセスを認可するためにコンピュータ可読コードを具備するコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ可読コードは、取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信する命令と、受信情報を備えるセッション表現を取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶する命令と、非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶された複数のセッション表現を表すメタデータを生成する命令とを含む。情報を記憶する方法も提供し、この方法は、取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信するステップと、取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶するステップと、を含み、CDRセッション表現は受信情報を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報を記憶する取り外し可能な大容量記憶装置とコンピュータ可読製品とに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルデータの記憶手段として使われるコンパクトな光学式のデータディスクはコンピュータエンジニアリング技術において周知である。これに関して、1996年6月のECMA−130第2版「Data interchange on read-only 120 mm optical data disks (CD-ROM)」、1994年12月のECMA−168第2版「Volume and File Structure of Read-Only and Write-Once Compact Disk Media for Information Interchange」等の規格が公表されている。
CD−ROMには、CDをホストに設置した時点で記憶されたプログラムを起動できるという特徴がある。これは通常、ホスト側のオペレーティングシステムから「オートラン」機能として提供される。加えて、CD−ROMは読み取り専用媒体であって、アプリケーションによるCD−ROMへのデータ書き込みはオペレーティングシステムによって阻止される。
【0003】
イスラエルのクファーサバにあるM−system(商標)社から市販されているDiskOnKey(商標)等、フラッシュディスクドライブの開発者はこれらの2つの特徴を踏まえ、取り外し可能な記憶装置においてCD−ROMの理論的枠組みを模倣してきた。
(i)フラッシュディスクドライブにアプリケーションを組み込み、設置時に起動する機能はユーザにとって好都合であって馴染みがあり、必要なインストールソフトウェアを装置自体に簡単に用意できること、(ii)「書き込み」コマンドが不在であるため、通常の装置操作中に変更すべきでないプログラムとデータは消去されずに保護されることという2つの理由から、これらの2つの特徴はこのような装置にとって重要である。
【0004】
図1に見られる従来技術による取り外し可能な大容量記憶装置19’の非光学式の書き換え可能な記憶領域(記憶領域20”)には、読み取り専用パーティション(CD ROMパーティション22)と読み取り−書き込みパーティション(書き込み可能なパーティション24)とがある。この非光学式の書き換え可能な記憶領域20”はフラッシュ技術によって実装できる。
通常、パーティション化は取り外し可能な大容量記憶装置の製造過程で行われる。これらのパーティションを、標準のインターフェイスを通じてオペレーティングシステムに提示することは好都合である。
非光学式の書き換え可能な記憶領域20”は、読み取り専用パーティション22と読み取り/書き込みパーティション24とに分かれている。コントローラ28”は、ホスト計算装置34とホストで実行するアプリケーションとが、CD−ROMインターフェイス30(ECMA−168記載)と大容量記憶装置インターフェイス32という標準インターフェイスを通じてこれらのパーティションにアクセスできるようにする。ホストに至る物理的インターフェイスはリンク26による。コントローラ28”は、ホストに向けて提示される標準インターフェイスを、基礎をなすフラッシュメモリが理解できるコマンドに解釈する働きをする。
【0005】
しかし、この仮想CD−ROMに記憶された内容を更新可能にする必要もある。この内容は別個のAPIを用いて更新される。
仮想CD−ROMの内容全体を更新するには、更新中にデータが壊れるおそれがあるために危険である。例えば、更新中にユーザがそれとは知らず装置を取り外すかもしれない。この場合には、仮想CD−ROMの内容が壊れる可能性がある。その結果、CDパーティションは使いものにならなくなり、ひいては装置全体が使いものにならなくなることがある。更新にともなう第2の問題として、CDパーティションの全内容を差し替えるには長い時間がかかることがある。
これらの2つの欠点は、書き換え不能のCDには当てはまらない。
【0006】
図2は、取り外し可能な大容量記憶装置19’内での従来技術によるCD−ROMパーティション42の更新プロセスを示す。この更新は、通常ならば製造工程が完了した後に行われる。書き込み可能なパーティション44とその手前に位置するCD−ROMパーティション42が、この記憶装置の総容量となる。(後続するバージョンまたは新規内容により)CD−ROMパーティションを更新するには、アプリケーション(図示せず)がCD−ROMパーティションの更新済みバージョン40を作成し、旧パーティション42を新規パーティション40に差し替える。通常、新規パーティション40が旧パーティション42より大きくなるため、書き込み可能なパーティション48は当初の書き込み可能なパーティション44より小さくなければならない。結果的に、CD−ROMには更新済みパーティションができる。
漸進的かつ安全に何度も更新できるCDパーティションを備える記憶装置があると非常に便利である。
【発明の概要】
【0007】
記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶するように構成された非光学式の書き換え可能な記憶領域と、CDRのエミュレーションに荷担するように構成されたコントローラと、を備える取り外し可能な大容量記憶装置を提供する。
複数のセッション表現を記憶するように構成された非光学式の書き換え可能な記憶領域と、非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶された複数のセッション表現を表すメタデータを生成するように構成されたコントローラと、を備える取り外し可能な大容量記憶装置を提供する。
【0008】
ネットワークへのアクセスを認可するためにコンピュータ可読コードを具備するコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ可読コードは、取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信する命令と、取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に記録可能コンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶する命令とを含む。
ネットワークへのアクセスを認可するためコンピュータ可読コードを具備するコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ可読コードは、取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信する命令と、受信情報を備えるセッション表現を取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶する命令と、非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶された複数のセッション表現を表すメタデータを生成する命令とを含み、CDRセッション表現は受信情報を含む。
【0009】
本発明は、以降の詳細な説明を図面と併せて解釈することでより良く理解され評価される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】仮想CD−ROMパーティションが組み込まれた従来技術による取り外し可能な記憶装置の簡略ブロック図である。
【図2】従来技術による仮想CD−ROMパーティションの更新方法のフローチャートである。
【図3A】本発明の一実施形態による仮想マルチセッションパーティションが組み込まれた取り外し可能な記憶装置の簡略ブロック図である。
【図3B】本発明の別の実施形態による仮想CDRパーティションが組み込まれた取り外し可能な記憶装置の簡略ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域の種々の構成を示す。
【図5】本発明の一実施形態による取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域の種々の構成を示す。
【図6】本発明の一実施形態による取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域の種々の構成を示す。
【図7】本発明の一実施形態による情報記憶方法のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態による情報記憶方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
用語「記録可能なコンパクトディスク」(CDRとも呼ばれる)は一般的な意味で解釈できるほか、国際標準化機構規格13490−1国際電気技術委員会(CEI−IEC)908およびISO/IEC 10140に基づくCDRを意味するものとして解釈できる。用語「セッション」は一般的な意味で解釈できるほか、欧州コンピュータ製造業者協会の規格ECMA 168/3が定めるCD−ROMまたはCDRにおける一領域を意味するものとして解釈できる。
用語「CDRパーティション」は一般的な意味で解釈できるほか、通常のホストアプリケーションに向けてCD−ROMとして提示され、認可されたエンティティによる書き換えが可能な、不揮発性メモリの一部分を意味するものとして解釈できる。CDRパーティションは1つ以上のCDRセッション表現を含むことができる。
用語「取り外し可能な大容量記憶装置」は一般的な意味で解釈できるほか、通常操作の一部として設置されホストから除去されるように設計された非光学式記憶装置を意味するものとして解釈できる。
用語「CDRセッション」は一般的な意味で解釈できるほか、欧州コンピュータ製造業者協会(ECMA)の規格130が定めるCDRの一セッションを意味するものとして解釈できる。
【0012】
従来より取り外し可能な大容量記憶装置が提供されている。これは、CD−ROMインターフェイスの代わりに使用されるCDRインターフェイスを含む。
この場合には、取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に1つ以上のCDRセッション表現が記憶される。取り外し可能な大容量記憶装置のコントローラは、CD−R装置のエミュレーションあるいはCD−ROM装置のエミュレーションに荷担できる。
CDRインターフェイスはCD−ROMインターフェイスを更新することによって生成でき、例えばECMA 168/3の別添Aが定めるように、内容を更新し付加するようにその機能を拡張することによって生成できる。本発明の別の実施形態によると、CDRセッション表現に対する更新は専用のAPIによって行われる。
【0013】
本発明の一実施形態によると、情報を記憶するシステムおよび方法は、CDRセッション表現の更新(書き換え)は許可せず、代わりに他のCDRセッション表現を追加する。 本発明のもうひとつの実施形態によると、CDRセッション表現の更新が許可される。 好都合なことに、CDRセッション表現は次のCDRセッションのポインタを含む。このポインタにより、別のCDRセッション表現を指し示すことができる。この次位CDRセッションポインタは、CDRセッション表現を記憶していない領域を指し示すこともあり得る。この場合、コントローラあるいはコントローラとやり取りするホストは、その次位CDRセッションポインタが最新のCDRセッション表現のものであると判断できる。 セッション中に情報を書き込むことにより、或るひとつのCDRセッション表現の書き込み中にエラーが発生しても、他のCDRセッション表現にダメージを与えない。
【0014】
さらに、本発明の一実施形態によると、新規CDRセッション表現を指し示すポインタは、取り外し可能な大容量記憶装置に対する新規CDRセッション表現の書き込み(ならびに必要に応じチェック)が首尾よく完了した後に限り、新規CDRセッション表現を指し示す形に更新される。この所謂レートアップデートメカニズムにより、新規CDRセッション表現の書き込みでデータが壊れても、データに取り返しのつかないエラーが生じるリスクは最小限に抑えられる。つまり、新規CDRセッション表現の書き込みを失敗する場合でも次位CDRセッションポインタ(「ポインタ」とも呼ばれる)は更新されず、更新は未遂に終わり、前のバージョンは現状のまま残る。
【0015】
本発明のさらに別の実施形態では、非光学式の書き換え可能な記憶領域が二重のバッファとして機能する。「現在の」CDRセッション表現のために一領域が割り当てられ、この領域から情報を読み取ることができ、さらに「次の」CDRセッション表現を受け付けるもうひとつの領域が割り当てられる。この方法およびシステムは、これらの2領域を切り替えることができる。或るひとつのCDRセッション表現を別のCDRセッション表現に差し替える際には、再使用される領域を指し示さないようにポインタを変更する。本発明の一実施形態によると、この変更にともないシャドウディレクトリが更新されることがある。
本発明のさらに別の実施形態によると、新規CDRセッション表現は旧CDRセッション表現の上に書き込まれる。
【0016】
好都合なことに、多数のセッション表現は仮想マルチセッションCD−Rとして機能する非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶される。最初のCDRセッション表現以降のCDRセッション表現にホストシステムがアクセスするには、最後のCDRセッション表現の位置をシステムが判断できるようにするため、マルチセッションに関係する追加のコマンドをコントローラでサポートしなければならない。これらのコマンドは、MMC−3文書の別添Iに記載されたSCSIマルチメディアコマンドセットのものであってもよい。
好都合なことに、どのCDRセッション表現にもPVD(プライマリボリューム記述子)と関連ディレクトリとがある(CDRセッション表現の開始を基準としアドレス16から開始可能)。オペレーティングシステムは最終セッションのPVDまでポインタをたどることができる。
【0017】
本発明の別の実施形態によると、非光学式の書き換え可能な記憶領域には複数のCDRセッション表現が記憶されるほか、シャドウディレクトリの形をとる付加的情報が記憶される(非光学式の書き換え可能な記憶領域に物理的に記憶されるかあるいはコントローラによって即座に計算される)。このシャドウディレクトリにより、記憶されたマルチセッションCDRはシングルセッションCD−ROMとしてホストに提示される。この場合、コントローラでマルチセッションコマンドをサポートする必要はない。
好都合なことに、コントローラはポインタ(次位CDRポインタとも呼ばれる)をたどり、最初のセッションのPVDをオペレーティングシステムが要求する場合には、シャドウ構造を参照するシャドウPVDを返す。マルチセッションを扱っていることをオペレーティングシステムが意識することはない。
好都合なことに、各CDRセッション表現の当初のPVDとディレクトリは現状のまま残される。これは旧セッションへの復帰が望まれる場合に役立ち得る(更新済みCDRセッション表現に重大なバグがある場合等)。
シャドウPVDを生成するには、最初のCDRセッション表現の代わりに最後のCDRセッション表現のディレクトリを指し示すようにディレクトリポインタを調整する。最初のCDRセッション表現の最終セクタの代わりに最後のCDRセッション表現の最終セクタを含めるため、シャドウPVDのボリュームサイズは増加する。
【0018】
図3Aは、本発明の一実施形態による仮想CDRパーティション23が組み込まれた取り外し可能な大容量記憶装置19’の簡略ブロック図である。
取り外し可能な大容量記憶装置19’は非光学式の書き換え可能な記憶領域(記憶領域20”)を含み、この記憶領域は、マルチセッションパーティション21と読み取り−書き込みパーティション(書き込み可能なパーティション24)とを含む。非光学式の書き換え可能な記憶領域20”はフラッシュ技術によって実装できる。記憶領域20”のマルチセッションパーティション21には、取り外し可能な大容量記憶装置19’の製造過程で初期のCDRセッション表現を書き込むことができる。
コントローラ28’は、ホスト計算装置34とホストで実行するアプリケーションとが、CDRインターフェイス31(ECMA−130規格に準拠するもの等)と大容量記憶装置インターフェイス32という標準インターフェイスを通じてこれらのパーティションにアクセスできるようにする。ホストに至る物理的インターフェイスはリンク26による。コントローラ28’は、ホストに向けて提示される標準インターフェイスを、基礎をなすフラッシュメモリが理解できる適切なコマンドに解釈する働きをする。後述するように、マルチセッションパーティション21は1つ以上のCDRセッション表現を記憶できる。
【0019】
図3Bは、本発明の一実施形態によるCDRパーティション23が組み込まれた取り外し可能な大容量記憶装置19’の簡略ブロック図である。装置19’は、(i)CDRインターフェイス31の代わりにCD−ROMインターフェイス30を備え、(ii)マルチセッションパーティション21の代わりにCDRパーティション23を備え、(iii)コントローラ28’の機能とは異なる機能を持つコントローラ28”を備え、(iv)シャドウディレクトリ29を備える点が装置19と異なる。
シングルセッションCD−ROMは、セクタ16のPVD(プライマリボリューム記述子)から始まる単一のセッションを有する。PVDはセッションのディレクトリ領域を指し示す。ディレクトリ領域にあるディレクトリは、ファイルおよび/またはディレクトリの名前とセッション開始を基準とするセクタオフセットとを含む。
オペレーティングシステムはCD−ROMを読み取るときにPVDまで進み、そこからCD−ROM上のディレクトリ/ファイルの所在を正確につかむ。
【0020】
マルチセッションCD(CD−R等)の場合はセッションごとにPVDとディレクトリ領域とがあり、ディレクトリ領域は、セッションの中で認識されるファイル/ディレクトリの名前とオフセットとを含む。
コントローラ28”は、或るひとつのセッション表現から別のセッション表現をたどりながら(図4のポインタ53および55、図5のポインタ72、74、76、および78、図6のポインタ92等)最新セッション表現のPVDとディレクトリ領域を入手できる。コントローラ28”は、有効なセッション表現のPVDとディレクトリを全て入手した後にシャドウディレクトリを生成できる。
マルチセッションパーティション23’に記憶された情報へのアクセスをオペレーティングシステムが求める場合、コントローラはオペレーティングシステムをシャドウPVDへ送る。このシャドウPVDは、あたかもそれがCD−ROMのセクタ16に位置するかのように、シャドウディレクトリを指し示す。オペレーティングシステムはシングルセッションCD−ROMとして認識するが、マルチセッションパーティション23’には複数のセッション表現が記憶される。
コントローラ28”はセクタオフセットを計算することによってシャドウディレクトリを生成できる(オフセットはどれも仮想セクタ16に関係し得る)。シャドウディレクトリは、新たなセッション表現が追加されるかあるいは古いセッション表現が削除された時点で更新できる。
コントローラ28”がオフセットを即座に計算できることに留意するべきである。
【0021】
図4に見られる本発明の一実施形態において、第3のセッション表現56(最新のCDRセッション表現)の次位CDRセッションポインタ57は、非光学式の書き換え可能な記憶領域20’の中でCDR表現を記憶していない位置を当初指し示す(実際のCDRでこのポインタが無効なアドレスを指し示すことになる)。CDRセッション表現50の次位CDRポインタ53は、第2のCDR表現52を指し示す。
第3のCDRセッション56が追加され得ると、第2のCDRセッション表現52の次位CDRポインタ55が更新され、第3のCDRセッション表現56を指し示す。第3のCDRセッション56の次位CDRポインタ57は、CDRセッション表現を記憶していない領域を指し示すことができる。
前述したものに加えてあるいは前述したものの代わりに、CDRパーティション23全体を差し替えることもできる。
好都合なことに、第2のCDRセッション表現52の次位CDRポインタ55は、第3のCDRセッション表現56が正常に受信され書き込まれたことをコントローラ28”が確認(例えば、新規セッションから読み取られる内容に対して実行されるハッシュと、更新アプリケーションから別途受信するハッシュ値との比較により確認)した後に限り更新され、第3のCDRセッション表現56を指し示す。
【0022】
図5は、本発明の一実施形態による5つのCDRセッション表現を示す。
5つのCDRセッション表現60〜68は順次に並び、或るひとつのCDRセッション表現は次のCDRセッション表現を指し示す。CDRセッション表現の次のCDRセッション表現が存在する場合には、次位CDRセッションポインタで次のCDRセッション表現を指し示す。CDRセッション表現60は、場合によっては取り外し可能な大容量記憶装置19’の製造過程で書き込まれた初期のCDRセッション表現であり得る。CDRセッション表現が追加されると、前のCDRセッション表現によって追加CDRセッション表現が指し示される(例えば、CDRセッション表現66はCDRセッション表現68を指し示す)。
コントローラ28”はCDRセッション表現にアクセスする際に最新のCDRセッション表現を探索する。つまり、次位CDRポインタが無効な位置を指し示しているCDRセッション表現を探す。これが見つかりしだい、コントローラ28”はシャドウディレクトリ29を生成できる。
【0023】
図6は、本発明の一実施形態による仮想マルチセッションCDRパーティションとダイレクトリンクを示す。
非光学式の書き換え可能な記憶領域20’は製造過程でパーティション化でき、初期CDRセッション表現90(ベースイメージとも呼ばれる)と、装置の耐用年数中に更新され得る追加内容を記憶する追加領域94と、先々の用途のため予備として使われずに留保される予備領域96とを含む。
非光学式の書き換え可能な記憶領域20’は、CDR更新の影響を受けない書き込み可能な部分98をさらに含む。
図6の右側に示すように、次位CDRセッション表現ポインタ92(CDRセッション表現90のポインタ)は追加領域94を当初指し示す。
図6の左側に示すように、新しいCDRセッション表現が予備領域96に書き込まれると、CDRセッションポインタ92はその新しい予備領域を指し示し、追加領域94の再使用が可能となる。
【0024】
破棄された領域が新たなセッションで再使用されるにつれ断片化が起こり、破棄された領域が繰り返し使われると累積的な断片化の問題が生じることがあることに留意するべきである。そこで、取り外し可能な大容量記憶装置には本発明の一部としてデフラグ機構(パーソナルコンピューティング技術で周知のもの等)を盛り込む。この機構を定期的に適用することにより記憶装置の断片化を解消する。
この方法では、追加データの検証がなされるまでCDRセッションポインタは更新されないため、追加データ領域の書き込み中に電力が失われてもデータが壊れることはない。
【0025】
図7は、本発明の一実施形態により情報を記憶する方法200のフローチャートである。
この方法200は、1つ以上のCDRセッション表現を記憶するための領域を割り当てる段階210から始まる。種々の割り当て方式は先行する図に描かれている。割り当ては、予備領域を割り当てること、1つ以上のCDRセッション表現を記憶できる領域を割り当てること等を含み得る。割り当ては、取り外し可能な大容量記憶装置の製造中、取り外し可能な大容量記憶装置の更新中、または構成中等に行うことができる。
段階210の後には、取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信する段階220が続く。
段階220の後には、記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッションを表す情報を取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶する段階240が続く。このCDRセッション表現は受信情報を含む。
【0026】
好都合なことに、(i)CDRセッション表現から別のCDRセッションを表す情報を指し示すポインタを、別のCDRセッションが非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれた後に書き込む段階と、(ii)破棄されたCDRセッションを表す情報を記憶するために割り当てられた領域を再使用する段階と、(iii)リンクされた一連のCDRセッションを表す情報を記憶する段階と、(iv)非逐次順序に記憶されたリンク済みCDRセッションを表す情報を記憶する段階と、(v)CDRセッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを生成する段階と、(vi)CDRセッションを表す情報を記憶するために割り当てられた領域を切り替える段階と、(vii)CDRセッション表現が非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれたことを確認する段階とのうちの少なくとも1つの段階またはこれらの段階の組み合わせを、段階240に含めることができる。
好都合なことに、段階240は何度も繰り返され、非光学式の書き換え可能な記憶領域には複数のCDRセッション表現が記憶される。段階240は少なくとも3回は繰り返すことができるが、必ずしも3回とは限らない。
破棄されたCDRセッション表現に割り当てられていた領域を再使用することを段階240に含めることができることに留意するべきである。前述したものに加えてあるいは前述したものの代わりに、これまで使われていなかった予備領域にCDRセッション表現を書き込むことを段階240に含めることもできる。これは複数のCDRセッション表現を予備領域に記憶できる場合に可能である。
【0027】
第1の実施形態(領域を再使用する実施形態)は多数の更新に対応できる。第2の実施形態(複数のCDRセッション表現を記憶するにあたって十分に大きい領域を割り当てる実施形態)では、複数のCDRセッション表現を表す情報を記憶でき、領域が一杯になったらその領域の少なくとも一部分は(必要に応じて)再使用できる。
好都合なことに、段階240の後には、非光学式の書き換え可能な記憶領域の少なくとも一部分をデフラグする段階260が続く。デフラグは段階240が所定の回数繰り返されるたびに実行するか、一定の周期で実行するか、取り外し可能な大容量記憶装置の状態に応じて実行できることに留意するべきである。
情報の記憶が完了した後には取り外し可能な大容量記憶装置にアクセスできる。コントローラかオペレーティングシステムはCDRパーティションにアクセスする際に最新のCDR表現を探索できる。この探索では、CDRセッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位CDRセッションリンクを探すことができる。
【0028】
図8は、本発明の一実施形態により情報を記憶する方法300を示す。
この方法300は、1つ以上のセッション表現を記憶するための領域を割り当てる段階305から始まる。
段階305の後には、取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信する段階310が続く。
段階310の後には、取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域にセッション表現を記憶する段階320が続く。このセッションを表す情報は受信情報を含む。
【0029】
好都合なことに、(i)記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶する操作と、(ii)或るセッション表現から別のセッション表現を指し示すポインタを、別のセッション表現が非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれた後に書き込む操作と、(iii)破棄されたセッション表現を記憶するために割り当てられた領域を再使用する操作と、(iv)リンクされた一連のセッション表現を記憶する操作と、(v)非逐次順序に記憶されたリンク済みセッション表現を表す情報を記憶する操作と、(vi)セッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを生成する操作と、(vii)セッション表現を記憶するために割り当てられた領域を切り替える操作と、(viii)セッション表現が非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれたことを確認する操作とのうちの少なくとも1つの操作またはこれらの操作の組み合わせを、段階310に含めることができる。
【0030】
破棄されたCDRセッション表現に割り当てられていた領域を再使用することを段階320に含めることができることに留意するべきである。前述したものに加えてあるいは前述したものの代わりに、これまで使われていなかった予備領域にCDRセッション表現を書き込むことを段階320に含めることもできる。これは複数のCDRセッション表現を予備領域に記憶できる場合に可能である。
【0031】
(例えば、段階310および段階320の繰り返しにより)少なくとも2つのセッション表現が生成された後、方法300は段階330へ進み、非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶された複数のセッション表現を表すメタデータを生成する。このメタデータはシャドウディレクトリであってもよい。シャドウディレクトリはシャドウプライマリボリューム記述子によって指し示すことができる。シャドウディレクトリは、複数のセッション表現のファイルの名前と位置とを指示する。
好都合なことに、段階330の後にはCD−ROMインターフェイスを通じてシャドウディレクトリとシャドウプライマリボリューム記述子とを提供する段階350を続けることができる。
好都合なことに、(i)新規CDR表現の追加に応じてシャドウディレクトリを更新する操作と、(ii)新規CDR表現の削除に応じてシャドウディレクトリを更新する操作と、(iii)全有効セッション表現のセッション表現を入手した後にシャドウディレクトリを生成する操作とのうちの少なくとも1つの操作またはこれらの操作の組み合わせを、段階330に含めることができる。
【0032】
段階320の後には、非光学式の書き換え可能な記憶領域の少なくとも一部分をデフラグする段階360を続けることができる。デフラグは段階320が所定の回数繰り返されるたびに実行するか、一定の周期で実行するか、取り外し可能な大容量記憶装置の状態に応じて実行できることに留意するべきである。
情報の記憶が完了した後には、取り外し可能な大容量記憶装置にアクセスできる。コントローラかオペレーティングシステムはCDRパーティションにアクセスする際に最新のセッション表現を探索できる。この探索では、セッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッション表現リンクを探すことができる。
【0033】
当業者ならば特許請求の範囲に記された本発明の精神および範囲から逸脱せず、本願明細書において説明した内容の変形、修正、および別の実装が可能である。
本発明は前述した例示的な説明によって規定されるものではなく、以下の特許請求の範囲の精神および範囲によって規定されるものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り外し可能な大容量記憶装置であって、
記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶するように構成された非光学式の書き換え可能な記憶領域と、
CDRのエミュレーションに荷担するように構成されたコントローラと、
を備える取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項2】
請求項1記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記コントローラは、或るひとつのCDRセッション表現から別のCDRセッション表現を指し示すポインタを、前記別のCDRセッション表現が前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれた後に、書き込むように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項3】
請求項1記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
複数のCDRセッション表現を記憶するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項4】
請求項1記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記コントローラは、非逐次順序に記憶されたリンク済みCDRセッションを表す情報を生成するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項5】
請求項1記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記コントローラは、CDR表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを生成するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項6】
請求項1記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記コントローラは、CDRセッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを探索することにより、最新CDRセッションを表す情報の探索に荷担するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項7】
請求項1記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記コントローラは、複数のCDRセッション表現のファイルの名前および位置を指示するシャドウディレクトリを生成するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項8】
請求項1記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記コントローラは、新規CDRセッション表現の追加に応じ、かつ新規CDRセッション表現の削除に応じて、前記シャドウディレクトリを更新するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項9】
取り外し可能な大容量記憶装置であって、
複数のセッション表現を記憶するように構成された非光学式の書き換え可能な記憶領域と、
前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶された複数のセッション表現を表すメタデータを生成するように構成されたコントローラと、
を備える取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項10】
請求項9記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記非光学式の書き換え可能な記憶領域は、複数の記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項11】
請求項10記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記コントローラは、複数のセッション表現のファイルの名前および位置を指示するシャドウディレクトリを生成するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項12】
請求項10記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記コントローラは、CD−ROMインターフェイスに接続するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項13】
請求項10記載の取り外し可能な大容量記憶装置において、
前記コントローラは、全有効CDRセッション表現のCDRセッション表現を入手した後に前記シャドウディレクトリを生成するように構成される取り外し可能な大容量記憶装置。
【請求項14】
ネットワークへのアクセスを認可するためにコンピュータ可読コードを具備するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ可読コードは、取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信する命令と、前記取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶する命令とを含み、前記CDRセッション表現は前記受信情報を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
請求項14記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、或るひとつのCDRセッション表現から別のCDRセッション表現を指し示すポインタを、前記別のCDRセッション表現が前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれた後に、書き込む命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
請求項14記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、複数のCDRセッション表現を記憶する命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
請求項14記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、非逐次順序に記憶されたリンク済みCDRセッションを表す情報を生成する命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
請求項14記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、CDR表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを生成する命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
請求項14記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、CDRセッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを探索することにより、最新CDRセッションを表す情報を探索する命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
請求項14記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、複数のCDRセッション表現のファイルの名前および位置を指示するシャドウディレクトリを生成する命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項21】
請求項14記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、新規CDRセッション表現の追加に応じ、かつ新規CDRセッション表現の削除に応じて、前記シャドウディレクトリを更新する命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項22】
ネットワークへのアクセスを認可するためにコンピュータ可読コードを具備するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ可読コードは、取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信する命令と、前記受信情報を備えるセッション表現を前記取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶する命令と、前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶された複数のセッション表現を表すメタデータを生成する命令とを含むコンピュータ可読媒体。
【請求項23】
請求項19記載のコンピュータ可読媒体において、
前記記憶することは、記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶することを含むコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
請求項22記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、複数のセッション表現のファイルの名前および位置を指示するシャドウディレクトリを生成する命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項25】
請求項22記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、CD−ROMインターフェイスを通じて前記シャドウディレクトリとシャドウプライマリボリューム記述子とを提供する命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項26】
請求項22記載のコンピュータ可読媒体において、
前記コンピュータ可読コードは、全有効CDRセッション表現のCDRセッション表現を入手した後に前記シャドウディレクトリを生成する命令を含むコンピュータ可読媒体。
【請求項27】
情報を記憶する方法であって、
取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信するステップと、前記取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶するステップと、を含み、前記CDRセッション表現は前記受信情報を含む方法。
【請求項28】
請求項27記載の方法において、
CDRセッション表現から別のCDRセッション表現を表す情報を指し示すポインタを、前記別のCDRセッション表現が前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれた後に、書き込むステップをさらに含む方法。
【請求項29】
請求項27記載の方法において、
前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に複数のCDRセッション表現を記憶するため、前記記憶するステップを繰り返すステップをさらに含む方法。
【請求項30】
請求項27記載の方法において、
前記非光学式の書き換え可能な記憶領域の少なくとも一部分をデフラグするステップをさらに含む方法。
【請求項31】
請求項27記載の方法において、
破棄済みCDRセッション表現を表す情報を記憶するように割り当てられた領域を再使用するステップをさらに含む方法。
【請求項32】
請求項27記載の方法において、
リンクされた一連のCDRセッション表現を記憶するステップをさらに含む方法。
【請求項33】
請求項27記載の方法において、
非逐次順序でリンクされたCDRセッション表現を記憶する方法。
【請求項34】
請求項27記載の方法において、
CDRセッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを生成するステップをさらに含む方法。
【請求項35】
請求項27記載の方法において、
CDRセッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを探索することにより、最新CDRセッション表現を探索するステップをさらに含む方法。
【請求項36】
請求項27記載の方法において、
CDRセッション表現を記憶するように割り当てられた領域を切り替えるステップをさらに含む方法。
【請求項37】
請求項27記載の方法において、
CDRセッション表現が前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれたことを確認するステップをさらに含む方法。
【請求項38】
請求項27記載の方法において、
別のCDRセッション表現を記憶する領域を割り当てるステップと、前記割り当てられた領域に前記別のCDRセッション表現を記憶するステップと、前記CDRセッション表現と前記別のCDRセッション表現とをリンクするステップと、をさらに含む方法。
【請求項39】
請求項27記載の方法において、
少なくとも1つのCDRセッション表現を記憶する予備領域を割り当てるステップをさらに含む方法。
【請求項40】
請求項27記載の方法において、
複数CDRセッション表現のファイルの名前および位置を指示するシャドウディレクトリを生成するステップをさらに含む方法。
【請求項41】
請求項40記載の方法において、
前記シャドウディレクトリを指し示すシャドウプライマリボリューム記述子を生成するステップをさらに含む方法。
【請求項42】
請求項41記載の方法において、
CD−ROMインターフェイスを通じて前記シャドウディレクトリと前記シャドウプライマリボリューム記述子とを提供するステップをさらに含む方法。
【請求項43】
請求項40記載の方法において、
新規CDRセッション表現の追加に応じて前記シャドウディレクトリを更新するステップをさらに含む方法。
【請求項44】
請求項40記載の方法において、
新規CDRセッション表現の削除に応じて前記シャドウディレクトリを更新するステップをさらに含む方法。
【請求項45】
情報を記憶する方法であって、取り外し可能な大容量記憶装置に記憶すべき情報を受信するステップと、前記受信情報を備えるセッション表現を前記取り外し可能な大容量記憶装置の非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶するステップと、前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に記憶された複数のセッション表現を表すメタデータを生成するステップと、を含む方法。
【請求項46】
請求項45記載の方法において、
前記記憶するステップは、記録可能なコンパクトディスク(CDR)セッション表現を記憶するステップを含む方法。
【請求項47】
請求項45記載の方法において、
或るひとつのセッション表現から別のセッション表現を指し示すポインタを、前記別のセッション表現が前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれた後に、書き込むステップをさらに含む方法。
【請求項48】
請求項45記載の方法において、
前記非光学式の書き換え可能な記憶領域の少なくとも一部分をデフラグするステップをさらに含む方法。
【請求項49】
請求項45記載の方法において、
破棄済みセッション表現を記憶するように割り当てられた領域を再使用するステップをさらに含む方法。
【請求項50】
請求項45記載の方法において、
リンクされた一連のセッション表現を記憶するステップをさらに含む方法。
【請求項51】
請求項45記載の方法において、
非逐次順序で記憶されたリンク済みセッション表現を表す情報を記憶するステップをさらに含む方法。
【請求項52】
請求項45記載の方法において、
セッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを生成するステップをさらに含む方法。
【請求項53】
請求項45記載の方法において、
セッション表現とは異なる情報を記憶する領域を指し示す次位セッションリンクを探索することにより、最新セッション表現を探索するステップをさらに含む方法。
【請求項54】
請求項45記載の方法において、
セッション表現を記憶するように割り当てられた領域を切り替えるステップをさらに含む方法。
【請求項55】
請求項45記載の方法において、
セッション表現が前記非光学式の書き換え可能な記憶領域に首尾よく書き込まれたことを確認するステップをさらに含む方法。
【請求項56】
請求項45記載の方法において、
別のセッション表現を記憶する領域を割り当てるステップと、前記割り当てられた領域に前記別のセッション表現を記憶するステップと、前記セッション表現と前記別のセッション表現とをリンクするステップと、をさらに含む方法。
【請求項57】
請求項45記載の方法において、
セッション表現を記憶する予備領域を割り当てるステップをさらに含む方法。
【請求項58】
請求項45記載の方法において、
複数のセッション表現のファイルの名前および位置を指示するシャドウディレクトリを生成するステップをさらに含む方法。
【請求項59】
請求項58記載の方法において、
前記シャドウディレクトリを指し示すシャドウプライマリボリューム記述子を生成するステップをさらに含む方法。
【請求項60】
請求項58記載の方法において、
CD−ROMインターフェイスを通じて前記シャドウディレクトリと前記シャドウプライマリボリューム記述子とを提供するステップをさらに含む方法。
【請求項61】
請求項58記載の方法において、
新規CDR表現の追加に応じて前記シャドウディレクトリを更新するステップをさらに含む方法。
【請求項62】
請求項58記載の方法において、
新規CDR表現の削除に応じて前記シャドウディレクトリを更新するステップをさらに含む方法。
【請求項63】
請求項58記載の方法において、
前記シャドウディレクトリは、全有効CDRセッション表現のCDRセッション表現を入手した後に生成される方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2010−528390(P2010−528390A)
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−509948(P2010−509948)
【出願日】平成20年5月28日(2008.5.28)
【国際出願番号】PCT/IL2008/000722
【国際公開番号】WO2008/146285
【国際公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【出願人】(508159260)サンディスク アイエル リミテッド (33)
【Fターム(参考)】