説明

情報伝送システム

【課題】免許不要で、低コストで、移動体間における情報伝送が可能な情報伝送システムを提供する。
【解決手段】情報伝送システムは、地上の移動体に備えられ、または携帯可能な送信機材10と、飛行体に備えられ、送信機材10から得られたデータを地上基地局へ無線により送信可能な受信機材20とを備え、送信機材10と受信機材20とは2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行う。また、情報伝送システムは、地上の移動体に備えられ、または携帯可能な受信機材20と、飛行体に備えられ、得られたデータを受信機材10または地上基地局へ無線により送信可能な送信機材10とを備え、受信機材20と送信機材10とは、2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、火災、地震、水害、警備等に、目標物の映像を撮影して伝送する情報伝送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
火災、地震、水害、警備等では、緊急対策の要否等を迅速に把握することが困難になる場合がある。そこで、従来より、ビデオカメラのような撮影装置を搭載したヘリコプターで目標物の映像を撮影し、撮影した映像を無線により地上基地局に伝送することが行われている。地上基地局では、撮影装置の操作者と無線連絡をとりながら撮影範囲等を指示するとともに、伝送された当該範囲の映像から例えば災害の状況を視覚的に把握し、必要に応じて、防災機関への連絡や消防車両や救急車両等の手配等を行っている(特許文献1)。
【特許文献1】特開平10−257474公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、特許文献1では、既存の無線チャネルを用いて、撮影装置の動作制御情報やその応答情報を撮影装置と地上基地局との間で相互伝送したり、撮影装置から地上基地局へ静止画像を伝送することを可能にするものであり、目標物の映像を撮影する現場から地上基地局までは距離があり、その分装置が大型化し、かつコストが嵩む伝送システムとなっている。
【0004】
また、例えば、車両を用いて警備を行う場合などでは、地上から監視して警備を行うだけでは不十分で、ヘリコプターなどで空中からも広範囲の領域を監視して警備を行う必要がある。また、例えばトンネル内での交通事故など電波の届かない場所では、地上から災害の状況を視覚的に把握し、必要に応じて、防災機関への連絡や消防車両や救急車両等の手配等を行う必要がある。
【0005】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的は免許不要で、低コストで、移動体間における情報伝送が可能な情報伝送システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0007】
請求項1に記載の発明は、
地上の移動体に備えられ、または携帯可能な送信機材と、
飛行体に備えられ、前記送信機材から得られたデータを地上基地局へ無線により送信可能な受信機材とを備え、
前記送信機材と前記受信機材とは、2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、
前記送信機材は、
目標物を撮影した映像および集音した音声のデータを送信する送信部と、
前記送信部から前記データを前記受信機材へ向けて送信する送信アンテナとを有し、
前記受信機材は、
前記送信機材からのデータを受信する受信アンテナと、
前記受信アンテナで得られた前記データを受信する受信部と、
前記受信部で得られた前記データを前記地上基地局へ送信する送信部とを有することを特徴とする情報伝送システムである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、
地上の移動体に備えられ、または携帯可能な受信機材と、
飛行体に備えられ、得られたデータを前記受信機材または地上基地局へ無線により送信可能な送信機材とを備え、
前記受信機材と前記送信機材とは、2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、
前記送信機材は、
目標物を撮影した映像および集音した音声のデータを送信する送信部と、
前記送信部から前記データを前記受信機材へ向けて送信する送信アンテナと、
前記受信部で得られた前記データを前記地上基地局へ送信する送信部とを有し、
前記受信機材は、
前記データを受信する受信アンテナと、
前記受信アンテナで得られた前記データを受信する受信部とを有することを特徴とする情報伝送システムである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、
前記地上基地局は、移動体、管理センタ、または中継局を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報伝送システムである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、
前記送信機材、前記受信機材は、それぞれ機材電源としてバッテリを内蔵することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報伝送システムである。
【発明の効果】
【0011】
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
【0012】
請求項1に記載の発明では、送信機材が地上の移動体に備えられ、または携帯可能であり、この送信機材から目標物を撮影した映像および集音した音声のデータを飛行体に備えられた受信機材へ2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、この受信機材から送信機材から得られたデータを地上基地局へ無線により送信可能である。また、送信機材および受信機材は、2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、免許不要で、低コストで、移動体間における情報伝送が可能である。
【0013】
請求項2に記載の発明では、送信機材が飛行体に備えられ、この送信機材から目標物を撮影した映像および集音した音声のデータを、地上の移動体に備えられ、または携帯可能である受信機材へ2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、この受信機材から送信機材から得られたデータを地上基地局へ無線により送信可能である。また、送信機材および受信機材は、2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、免許不要で、低コストで、移動体間における情報伝送が可能である。
【0014】
請求項3に記載の発明では、地上基地局は、移動体、管理センタ、または中継局を含み、長距離の情報伝送が可能である。
【0015】
請求項4に記載の発明では、送信機材、受信機材は、それぞれ機材電源としてバッテリを内蔵しており、移動体から特別な電源を得ることなく簡単に搭載することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明の情報伝送システムの実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
【0017】
[第1の実施の形態]
この実施の形態の情報伝送システムを、図1および図2に基づいて説明する。図1は情報伝送システムの概要構成図、図2は情報伝送システムの概要構成ブロック図である。
【0018】
この情報伝送システムは、図1に示すように、送信機材10と、受信機材20とを有し、この送信機材10と受信機材20とは、2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行う。すなわち、送信機材10と受信機材20との間には、音声信号伝送用の無線チャネルと、動画像伝送用の無線チャネルとを確立しておく。各無線チャネルは、例えば防災無線用に割り当てられた既存の周波数の任意の1波により形成される仮想無線通信回線であり、各周波数帯のアンテナを介して情報の相互伝送がなされるようになっている。この実施の形態の画像伝送の仕様は、例えば無線周波数: 2.4GHz、送信出力:10mW/MHz、伝送方式:OFDM、通信方式:単方向ストリーム伝送、占有帯域幅:8MHz、チンル:10ch、映像符号化:MPEG2のものが用いられる。
【0019】
送信機材10は、地上の警備を行うパトカー30に搭載され、例えば運転室の前方など目標物の映像を得やすく、かつ送信が可能な位置に設置される。受信機材20は、空中の警備を行うヘリコプター31に搭載され、例えば操縦室など受信が可能で、かつ映像を表示して確認可能な位置に設置される。この送信機材10と受信機材20は、図2に示すように構成される。
【0020】
送信機材10が搭載される地上の移動体は、パトカー30に限定されず、民間の警備車両、オートバイなどでも良い。また、受信機材20が搭載される飛行体は、ヘリコプター31に限定されず、飛行船などでも良く、ヘリコプター31は有人ヘリコプターでも、無人ヘリコプターでもよい。受信機材20は、送信機材10から得られたデータを地上基地局32へ無線により送信可能になっている。
【0021】
地上基地局32は、移動体、管理センタ、または中継局を含み、長距離の情報伝送が可能であり、この管理センタを例示し、管理センタは監視対象車33を警護するパトカー30に支持を送る指揮車に設置された仮設本部である。
【0022】
送信機材10は、機材本体11、送信アンテナ12、機材電源のバッテリ13を有し、バッテリ13が機材本体11の電源であることで、送信機材10が地上の移動体に簡単に備えられ、または携帯可能である。送信アンテナ12は、例えば2.4GHz用の円偏波アンテナが用いられ、指向特性が90度であり、約400m打ち上げ送信することができる。
【0023】
機材本体11は、送信部11a、記憶部11bなどを備える。送信部11aには、カメラ14により目標物を撮影し、この撮影した映像および集音した音声のデータを送信部11aへ送信する。カメラ14としては、例えばCCDカメラを用いることができ、あるいは赤外線カメラを用いることができる。
【0024】
カメラ14には、表示装置15およびビデオテープレコーダ16が接続される。表示装置15は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal display)などで構成され、カメラ14から供給される信号(映像信号)に基づいて画像を表示する。ビデオテープレコーダ16(以下、VTR16と称する)は、カメラ24から受信したデータをビデオテープ(図示せず)に記録する。VTR16がカメラ14から信号(映像信号)を受信して、記録する。記憶部11bには、位置情報のGPS座標データが記憶されており、例えば、GPS衛星からの電波を受信した上で目標物の位置情報を送信することができる。
【0025】
受信機材20は、機材本体21、受信アンテナ22、機材電源のバッテリ23を有し、バッテリ23が機材本体21の電源であることで、受信機材20がヘリコプター31などの飛行体に簡単に備えられる。受信アンテナ22は、例えば2.4GHz用のコリニア型、モビールホイップ型、平面型などのアンテナが用いられ、送信機材10からのデータを受信する。
【0026】
機材本体21は、受信部21a、送信部21bなどを備える。受信部21aは、受信アンテナ22で得られたデータを受信する。送信部21bは、受信部21aで得られた撮影した映像および集音した音声のデータを地上基地局32へ送信する。この送信部21bは、例えばヘリコプターテレビシステムを用い、このヘリコプターテレビシステムからデータを地上基地局32へリアルタイムで送信するようにしてもよい。
【0027】
受信部21aには、表示装置25、ビデオテープレコーダ26および送信元指示装置27が接続される。表示装置25は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal display)などで構成され、受信部21aから供給される信号(映像信号)に基づいて画像を表示する。ビデオテープレコーダ26(以下、VTR26と称する)は、受信したデータをビデオテープ(図示せず)に記録する。送信元指示装置27は、例えば表示装置25の画面上に地図などを表示し、この地図上に送信元の指示を行う。
【0028】
この実施の形態では、走行中のパトカー30によって監視対象車33の警護を行うが、この場合パトカー30に搭載した送信機材10によって監視対象車33を撮影し、この監視対象車33の映像および集音した音声のデータをヘリコプター31に搭載された受信機材20へ2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行う。
【0029】
そして、この受信機材20から送信機材10から得られたデータを地上基地局32へ無線により送信可能し、監視対象車33をパトカー30とヘリコプター31とによってより安全に警護することができる。
【0030】
この送信機材10および受信機材20は、2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、免許不要で、低コストで、移動体間における情報伝送が可能である。
[第2の実施の形態]
この実施の形態の情報伝送システムを、図3及び図4に基づいて説明する。図3は情報伝送システムの概要構成図、図4は情報伝送システムの概要構成ブロック図である。
【0031】
この情報伝送システムは、第1の実施の形態と同様に構成されるが、送信機材10がシェルパック50に備えられ、シェルパック50を撮影者51が背負うことで移動でき、送信機材10は携帯可能になっている。
【0032】
この実施の形態では、送信機材10に地上通信アンテナ17を備え、受信機材20への2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行うと共に、地上基地局32へ送信可能になっている。地上通信用アンテナ17としては、例えばモービルホイップアンテナを用いることができる。
【0033】
この実施の形態では、シェルパック50を背負った撮影者51が地上で火災、あるいは事故現場の撮影を行い、シェルパック50に備えた送信機材10によって火災、あるいは事故現場の映像および集音した音声のデータをヘリコプター31に搭載された受信機材20へ2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行う。
【0034】
そして、この受信機材20から送信機材10から得られたデータを地上基地局32へ無線により送信可能にし、地上基地局32からの指令を作業者に送り消火や事故処理を適切に行うことができる。
【0035】
[第3の実施の形態]
この実施の形態の情報伝送システムを、図5および図6に基づいて説明する。図5は情報伝送システムの概要構成図、図6は情報伝送システムの概要構成ブロック図である。
【0036】
この情報伝送システムは、第1の実施の形態と同様に構成されるが、送信機材10がシェルパック50に備えられ、シェルパック50を撮影者51が背負うことで移動でき、送信機材10は携帯可能になっている。
【0037】
この実施の形態では、送信機材10に地上通信アンテナ17を備え、地上通信アンテナ17から中継機材60へ送信する。中継機材60が地上基地局を構成し、機体61、送信アンテナ62を有する。機体61は、受信部61a、送信部61bを有し、中継機材60と送信機材10は2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行う。
【0038】
また、中継機材60の送信アンテナ62は、例えば2.4GHz用の円偏波アンテナが用いられ、指向特性が90度であり、約400m打ち上げ送信することができる。
【0039】
この実施の形態では、電波の届かない地下街、トンネル内での火災、事故の場合に用いられ、シェルパック50を背負った撮影者51が地下街、トンネル内で火災、あるいは事故現場の撮影を行い、シェルパック50に備えた送信機材10によって火災、あるいは事故現場の映像および集音した音声のデータを中継機材60へ送り、この中継機材60からヘリコプター31に搭載された受信機材20へ無線伝送を行う。
【0040】
そして、この受信機材20から送信機材10から得られたデータを地上基地局32へ無線により送信可能し、地上基地局32からの指令を作業者に送り消火や事故処理を適切に行うことができる。
【0041】
[第4の実施の形態]
この実施の形態の情報伝送システムを、図7および図8に基づいて説明する。図7は情報伝送システムの概要構成図、図8は情報伝送システムの概要構成ブロック図である。
【0042】
この情報伝送システムは、第1の実施の形態と同様に構成されるが、送信機材10がヘリコプター31に搭載され、受信機材20がパトカー30に搭載される。
【0043】
この実施の形態では、走行中のパトカー30によって監視対象車33の警護を行うが、この場合ヘリコプター31に搭載した送信機材10によって監視対象車33を撮影し、この監視対象車33の映像および集音した音声のデータをパトカー30に搭載された受信機材20へ2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、監視対象車33の警護を行う。
【0044】
また、リコプター31に搭載した送信機材10のカメラ14から送信部18により撮影した映像および集音した音声のデータを地上基地局32へ送信する。この送信部18は、例えばヘリコプターテレビシステムを用い、このヘリコプターテレビシステムからデータを地上基地局32へリアルタイムで送信するようにしてもよい。
【0045】
このように、リコプター31に搭載した送信機材10から得られたデータを、パトカー30の受信機材20へ送信し、また地上基地局32へ送信することで、監視対象車33をパトカー30とヘリコプター31とによってより安全に確認して警護することができる。
【0046】
[第5の実施の形態]
この実施の形態の情報伝送システムを、図9に基づいて説明する。図9は情報伝送システムの概要構成図である。
【0047】
この情報伝送システムは、第1の実施の形態と同様に構成されるが、送信機材10がヘリコプター31に搭載され、受信機材20がシェルパック50に備えられ、シェルパック50を現場対策者70が背負うことで移動でき、受信機材20は携帯可能になっている。
【0048】
この実施の形態では、ヘリコプター31の送信機材10によって上空から火災、事故の現場の撮影を行い、送信機材10で録画しながら映像をシェルパック50の受信機材20に送信し、現場対策者70は受信機材20の映像から広範囲の火災、あるいは事故現場の状況を把握することができ、指令を作業者に送り消火や事故の処理を早期に、かつ適切に行うことができる。
【0049】
[第6の実施の形態]
第1の実施の形態乃至第5の実施の形態では、送信機材10または受信機材20をそれぞれ別々に地上の移動体に備え、または携帯可能にして用いる場合、送信機材10または受信機材20をそれぞれ別々に飛行体に備え手用いる場合について説明したが、送信機材10および受信機材20を一体のユニットとし、切り換えて使用するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
この発明は、例えば、火災、地震、水害、警備等に、目標物の映像を撮影して伝送する情報伝送システムに適用可能であり、免許不要で、低コストで、移動体間における情報伝送が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】第1の実施の形態の情報伝送システムの概要構成図である。
【図2】第1の実施の形態の情報伝送システムの概要構成ブロック図である。
【図3】第2の実施の形態の情報伝送システムの概要構成図である。
【図4】第2の実施の形態の情報伝送システムの概要構成ブロック図である。
【図5】第3の実施の形態の情報伝送システムの概要構成図である。
【図6】第3の実施の形態の情報伝送システムの概要構成ブロック図である。
【図7】第4の実施の形態の情報伝送システムの概要構成図である。
【図8】第4の実施の形態の情報伝送システムの概要構成ブロック図である。
【図9】第5の実施の形態の情報伝送システムの概要構成図である。
【符号の説明】
【0052】
10 送信機材
11 機材本体
11a 送信部
11b 記憶部
12 送信アンテナ
13機材電源のバッテリ
14 カメラ
15 表示部
16 ビデオテープレコーダ
20 受信機材
21 機材本体
21a 受信部
21b 送信部
22 受信アンテナ
23 機材電源のバッテリ
25 表示部
26 ビデオテープレコーダ
27 送信元指示装置
30 パトカー30
31 ヘリコプター
32 地上基地局
33 監視対象車
50 シェルパック
51 撮影者
70 現場対策者

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地上の移動体に備えられ、または携帯可能な送信機材と、
飛行体に備えられ、前記送信機材から得られたデータを地上基地局へ無線により送信可能な受信機材とを備え、
前記送信機材と前記受信機材とは、2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、
前記送信機材は、
目標物を撮影した映像および集音した音声のデータを送信する送信部と、
前記送信部から前記データを前記受信機材へ向けて送信する送信アンテナとを有し、
前記受信機材は、
前記送信機材からのデータを受信する受信アンテナと、
前記受信アンテナで得られた前記データを受信する受信部と、
前記受信部で得られた前記データを前記地上基地局へ送信する送信部とを有することを特徴とする情報伝送システム。
【請求項2】
地上の移動体に備えられ、または携帯可能な受信機材と、
飛行体に備えられ、得られたデータを前記受信機材または地上基地局へ無線により送信可能な送信機材とを備え、
前記受信機材と前記送信機材とは、2.4GHz−OFDM方式で無線伝送を行い、
前記送信機材は、
目標物を撮影した映像および集音した音声のデータを送信する送信部と、
前記送信部から前記データを前記受信機材へ向けて送信する送信アンテナと、
前記受信部で得られた前記データを前記地上基地局へ送信する送信部とを有し、
前記受信機材は、
前記データを受信する受信アンテナと、
前記受信アンテナで得られた前記データを受信する受信部とを有することを特徴とする情報伝送システム。
【請求項3】
前記地上基地局は、移動体、管理センタ、または中継局を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報伝送システム。
【請求項4】
前記送信機材、前記受信機材は、それぞれ機材電源としてバッテリを内蔵することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報伝送システム。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−194544(P2009−194544A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−32035(P2008−32035)
【出願日】平成20年2月13日(2008.2.13)
【出願人】(503030702)朝日航洋株式会社 (2)
【出願人】(503118996)ウィンテル株式会社 (3)
【Fターム(参考)】