説明

情報再生装置及びDVDレコーダ

【課題】タイムコードを含まないデータである場合にも、操作性良好にダビング処理を行う。
【解決手段】マイクロプロセッサ11は、リモコン2からのダビング指示入力を受け付ける操作受付部111と、ダビング指示入力が受け付けられた場合に、DVカメラ3に装着されたDVテープから動画像情報を取得する取得部112と、取得部112によって取得された動画像情報をDVD−RAM100に格納する書込部119と、DVテープから取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを判定する有効性判定部113と、有効性判定手段によって、再生可能な有効な動画像が含まれていないと判定された場合に、書込部119の動作を禁止する書込禁止部115と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1記録媒体に動画像情報が格納された動画像記録装置と通信可能に接続され、動画像情報を第2記録媒体に格納すると共に、前記第2記録媒体に格納された情報を読み出して再生可能に構成された情報再生装置及びDVDレコーダに関する。
【背景技術】
【0002】
DV(Digital Video)カメラとDVD(Digital Versatile Disc)レコーダとを、IEEE1394ケーブルを介して通信可能に接続して、DVカメラ側のDVテープ等の記録媒体からDVDレコーダ側のDVDへ撮影データの録画(ダビング)を行うことがある。
【0003】
このような場合には、従来、ユーザは、DVカメラ側で撮影済みのDVテープを、一旦先頭まで巻き戻してから、DVカメラの再生キーとDVDレコーダの録画キーを同時に押下して、DVテープの先頭から撮影終了位置(撮影終了時にビデオヘッドと接触していた位置)までに記録されている撮影データをDVDにダビングしていた。このため、DVテープからDVDへのダビングを行う際の、ユーザの操作性が良好とは言えない場合があった。
【0004】
上記の課題に対して、例えば、DVカメラに対して、テープ再生の指示コマンドが送信された後に、DVカメラから送信されるデータのDVDへの録画(DVテープからDVDへのダビング)が開始され、DVカメラから受信したデータに含まれるタイムコードが、テープ中の撮影終了位置に相当する部分のタイムコードと一致した時点で、録画(DVテープからDVDへのダビング)処理を終了するDVDレコーダが提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−67204号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の方法では、DVカメラから受信したデータがタイムコードを含むデータである場合には、操作性が大幅に改善されるが、タイムコードを含まないデータである場合には、適用することが困難である。
【0006】
例えば、DVテープに格納された動画像データにブランク(画像が格納されていない)のコマが含まれている場合に、ブランクのコマを除いて、録画(DVテープからDVDへのダビング)処理を行うためには、煩雑な操作をする必要がある。
【0007】
上記の課題に鑑みて、本発明は、タイムコードを含まないデータである場合にも、操作性良好に録画(DVテープ等からDVD等へのダビング)処理を行うことの可能な情報再生装置及びDVDレコーダを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために請求項1に記載のDVDレコーダは、DVテープに動画像情報が格納されたDVカメラとIEEE1394ケーブルを介して通信可能に接続され、動画像情報をDVDに格納すると共に、前記DVDに格納された情報を読み出して再生可能に構成されたDVDレコーダであって、前記動画像情報は、所定時間毎の静止画像情報からなり、各静止画像情報は、それぞれ、再生可能な有効な静止画像が含まれているか否かを示す有効性情報、及び、録画禁止映像であるか否かを示す禁止性情報が付与されており、前記DVテープから前記動画像情報を取得して、前記DVDに格納する旨の外部からの操作入力を受け付ける操作受付手段と、前記操作入力が受け付けられた場合に、前記DVテープから前記動画像情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された動画像情報を前記DVDに格納する書込手段と、前記DVテープから取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを、前記動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された有効性情報に基づいて判定する有効性判定手段と、前記DVテープから取得された動画像情報が、録画禁止映像であるか否かを、前記動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された禁止性情報に基づいて判定する録画禁止判定手段と、前記有効性判定手段によって再生可能な有効な動画像が含まれていないと判定された場合、又は、前記録画禁止判定手段によって録画禁止映像であると判定された場合に、前記書込手段の動作を禁止する前記書込手段の動作を禁止する書込禁止手段と、前記動画像記録装置に対して、状態取得コマンドを送信し、該状態取得コマンドに対する前記動画像記録装置からの返信情報に基づいて、前記DVテープが前記DVカメラに装着されているか否かを判定する媒体有無判定手段と、前記DVカメラに対して、カメラVTRコマンドを送信し、該カメラVTRコマンドに対する前記DVカメラからの返信情報に基づいて、前記DVカメラが前記DVテープから前記動画像情報を出力可能な状態であるか否かを判定する出力可否判定手段と、前記媒体有無判定手段によって前記DVテープが装着されていないと判定された場合、又は、前記出力可否判定手段によって前記DVカメラが前記DVテープから前記動画像情報を出力可能な状態ではないと判定された場合に、前記取得手段及び書込手段の動作を禁止する動作禁止手段と、を備えること特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の情報再生装置は、第1記録媒体に動画像情報が格納された動画像記録装置と通信可能に接続され、動画像情報を第2記録媒体に格納すると共に、前記第2記録媒体に格納された情報を読み出して再生可能に構成された情報再生装置であって、前記第1記録媒体から前記動画像情報を取得して、前記第2記録媒体に格納する旨の外部からの操作入力を受け付ける操作受付手段と、前記操作入力が受け付けられた場合に、前記第1記録媒体から前記動画像情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された動画像情報を前記第2記録媒体に格納する書込手段と、前記第1記録媒体から取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを判定する有効性判定手段と、前記有効性判定手段によって、再生可能な有効な動画像が含まれていないと判定された場合に、前記書込手段の動作を禁止する書込禁止手段と、を備えること特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の情報再生装置は、請求項2に記載の情報再生装置であって、前記第1記録媒体から取得された動画像情報が、録画禁止映像であるか否かを判定する録画禁止判定手段を備え、前記書込禁止手段が、前記録画禁止判定手段によって録画禁止映像であると判定された場合に、前記書込手段の動作を禁止することを特徴としている。
【0011】
請求項4に記載の情報再生装置は、請求項3に記載の情報再生装置であって、前記動画像情報は、所定時間毎の静止画像情報からなり、各静止画像情報が、それぞれ、再生可能な有効な静止画像が含まれているか否かを示す有効性情報が付与されており、前記有効性判定手段が、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された有効性情報に基づいて判定すること特徴としている。
【0012】
請求項5に記載の情報再生装置は、請求項4に記載の情報再生装置であって、前記動画像情報を構成する各静止画像情報が、それぞれ、録画禁止映像であるか否かを示す禁止性情報が付与されており、前記録画禁止判定手段が、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された禁止性情報に基づいて判定すること特徴としている。
【0013】
請求項6に記載の情報再生装置は、請求項2〜請求項5のいずれかに記載の情報再生装置であって、前記第1記録媒体が前記動画像記録装置に装着されているか否かを判定する媒体有無判定手段と、前記媒体有無判定手段によって前記第1記録媒体が装着されていないと判定された場合に、前記取得手段及び書込手段の動作を禁止する動作禁止手段と、を備えることを特徴としている。
【0014】
請求項7に記載の情報再生装置は、請求項6に記載の情報再生装置であって、前記媒体有無判定手段が、前記動画像記録装置に対して、前記第1記録媒体が装着されているか否かを示す情報を返信する旨の命令情報を送信し、該命令情報に対する前記動画像記録装置からの返信情報に基づいて、前記第1記録媒体が装着されているか否かを判定することを特徴としている。
【0015】
請求項8に記載の情報再生装置は、請求項6又は請求項7に記載の情報再生装置であって、前記動画像記録装置が、前記第1記録媒体から前記動画像情報を出力可能な状態であるか否かを判定する出力可否判定手段と、前記動作禁止手段が、前記出力可否判定手段によって前記動画像情報を出力可能な状態ではないと判定された場合に、前記取得手段及び書込手段の動作を禁止することを特徴としている。
【0016】
請求項9に記載の情報再生装置は、請求項8に記載の情報再生装置であって、前記出力可否判定手段が、前記動画像記録装置に対して、前記動画像情報を出力可能な状態であるか否かを示す情報を返信する旨の命令情報を送信し、該命令情報に対する前記動画像記録装置からの返信情報に基づいて、前記動画像情報を出力可能な状態であるか否かを判定することを特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
請求項1に記載のDVDレコーダによれば、DVカメラから取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれていないと判定された場合に、DVカメラから取得された動画像情報をDVDに格納する処理が禁止されるため、再生可能な有効な動画像が含まれていない動画像を除外する処理が不要となるので、DVカメラの動画像情報を操作性良好に録画(ダビング)することができる。
【0018】
また、動画像情報が録画禁止映像であると判定された場合に、DVカメラから取得された動画像情報をDVDに格納する処理が禁止されるため、録画禁止映像を除外する処理が不要となるので、DVカメラの動画像情報を操作性良好に録画(ダビング)することができる。
【0019】
更に、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された再生可能な有効な静止画像が含まれているか否かを示す有効性情報に基づいて、画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かが判定されるため、簡単な処理で正確に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを判断することができる。
【0020】
加えて、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された録画禁止映像であるか否かを示す禁止性情報に基づいて録画禁止映像であるか否かが判定されるため、簡単な処理で正確に録画禁止映像であるか否かを判断することができる。
【0021】
また、DVテープが装着されていないと判定された場合に、DVテープから動画像情報を取得する処理及びDVカメラから取得された動画像情報をDVDに格納する処理が禁止されるため、不要な処理の実行を回避することができる。
【0022】
更に、DVカメラに対して、状態取得コマンドを送信し、該状態取得コマンドに対するDVカメラからの返信情報に基づいて、DVテープが装着されているか否かが判定されるため、DVテープが装着されているか否かを簡単な処理で正確に判定することができる。
【0023】
加えて、DVカメラが動画像情報を出力可能な状態ではないと判定された場合に、DVテープから動画像情報を取得する処理及びDVカメラから取得された動画像情報をDVDに格納する処理が禁止されるため、不要な処理の実行を回避することができる。
【0024】
また、DVカメラに対して、カメラVTRコマンドを送信し、該カメラVTRコマンドに対するDVカメラからの返信情報に基づいて、動画像情報を出力可能な状態であるか否かが判定されるため、動画像情報を出力可能な状態であるか否かを簡単な処理で正確に判定することができる。
【0025】
請求項2に記載の情報再生装置によれば、動画像記録装置から取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれていないと判定された場合に、動画像記録装置から取得された動画像情報を第2記録媒体に格納する処理が禁止されるため、再生可能な有効な動画像が含まれていない動画像を除外する処理が不要となるので、動画像記録装置の動画像情報を操作性良好に録画(ダビング)することができる。
【0026】
請求項3に記載の情報再生装置によれば、動画像情報が録画禁止映像であると判定された場合に、動画像記録装置から取得された動画像情報を第2記録媒体に格納する処理が禁止されるため、録画禁止映像を除外する処理が不要となるので、動画像記録装置の動画像情報を操作性良好に録画(ダビング)することができる。
【0027】
請求項4に記載の情報再生装置によれば、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された再生可能な有効な静止画像が含まれているか否かを示す有効性情報に基づいて、画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かが判定されるため、簡単な処理で正確に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを判断することができる。
【0028】
請求項5に記載の情報再生装置によれば、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された録画禁止映像であるか否かを示す禁止性情報に基づいて録画禁止映像であるか否かが判定されるため、簡単な処理で正確に録画禁止映像であるか否かを判断することができる。
【0029】
請求項6に記載の情報再生装置によれば、第1記録媒体が装着されていないと判定された場合に、第1記録媒体から動画像情報を取得する処理及び動画像記録装置から取得された動画像情報を第2記録媒体に格納する処理が禁止されるため、不要な処理の実行を回避することができる。
【0030】
請求項7に記載の情報再生装置によれば、動画像記録装置に対して、第1記録媒体が装着されているか否かを示す情報を返信する旨の命令情報を送信し、該命令情報に対する動画像記録装置からの返信情報に基づいて、第1記録媒体が装着されているか否かが判定されるため、第1記録媒体が装着されているか否かを簡単な処理で正確に判定することができる。
【0031】
請求項8に記載の情報再生装置によれば、動画像記録装置が動画像情報を出力可能な状態ではないと判定された場合に、第1記録媒体から動画像情報を取得する処理及び動画像記録装置から取得された動画像情報を第2記録媒体に格納する処理が禁止されるため、不要な処理の実行を回避することができる。
【0032】
請求項9に記載の情報再生装置によれば、動画像記録装置に対して、動画像情報を出力可能な状態であるか否かを示す情報を返信する旨の命令情報を送信し、該命令情報に対する動画像記録装置からの返信情報に基づいて、動画像情報を出力可能な状態であるか否かが判定されるため、動画像情報を出力可能な状態であるか否かを簡単な処理で正確に判定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るDVDレコーダの接続状態を示す構成図である。DVDレコーダ1(情報再生装置に相当する)は、リモコン2と赤外線4を介して通信可能に接続され、DVカメラ3とIEEE1394ケーブル5を介して通信可能に接続されている。
【0034】
リモコン2(操作受付手段の一部に相当する)は、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に対応する赤外線信号を生成して、DVDレコーダ1に対して出力するものである。
【0035】
DVカメラ3(動画像記録装置に相当する)は、動画像情報を格納し、DVDレコーダ1からIEEE1394ケーブル5を介して入力されたコマンド情報に基づいて、種々の処理(例えば、格納された動画像情報を、IEEE1394ケーブル5を介してDVDレコーダ1に出力する処理等)及び動作(動画像情報の再生動作、早送り再生動作、スロー再生動作、巻き戻し再生動作等)を行うものである。
【0036】
図2は、DVDレコーダ1の構成の一例を示すブロック図である。DVDレコーダ1は、マイクロプロセッサ11、光ピックアップ12、RF回路13、外部インターフェイス14、IEEE1394インターフェイス15、表示部16、メモリ17、赤外線信号受信部18、及び、操作部19を備えている。
【0037】
マイクロプロセッサ11は、DVDレコーダ1全体の動作を制御するものであって、ここでは、リモコン2からの操作信号を図2に示す赤外線信号受信部18を介して受信して、受信された操作信号に対応するコマンド情報を生成してDVカメラ3に対してIEEE1394ケーブル5を介して送信するものである。
【0038】
光ピックアップ12は、DVD−RAM100(第2記録媒体に相当する)に対してレーザビームを照射してデータの書き込み(REC=記録)及び読み出し(PLAY=再生)を行うものである。RF回路13は、光ピックアップ12から出力されるRF(Radio Frequency)信号を処理するものである。外部インターフェイス14は、外部入出力機器との間で、データの入出力を行う際のデータ形式の変換等を行うものである。IEEE1394インターフェイス15は、IEEE1394規格に従って、IEEE1394ケーブル5を介してDVカメラ3との間で動画像情報、コマンド情報等の種々の情報送受信を行うものである。
【0039】
表示部16は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、外部から視認可能にガイダンス情報、メッセージ情報、設定情報等の種々の情報を表示するものである。メモリ17は、ここでは、DVカメラ3の機種を識別可能な機種識別情報に対応するDVカメラ3が実行可能なコマンドの種別を示す複数のコマンド種別情報、及び、前記機種識別情報に対応するDVカメラ3のコマンドに対する応答時間情報を、機種識別情報に対応付けて格納するものである。赤外線信号受信部18は、リモコン2から送信された赤外線信号を受信するものである。操作部19は、種々の操作ボタンを備え、操作ボタンを介して外部からの操作入力を受け付けるものである。
【0040】
図3は、DVカメラ3の構成の一例を示すブロック図である。DVカメラ3は、VTR一体型のDVカメラであって、CCD31、AD変換部32、画像メモリ33、マイクロプロセッサ34、フォーマット変換部35、記録再生部36、IEEE1394インターフェイス37、表示部38、操作部39、メモリ40、及び、始端検出センサ41を備えている。
【0041】
CCD(Charge Coupled Device)31は、撮像対象の被写体像をアナログ信号の形で出力するものである。AD変換部32は、CCD31から入力されたアナログ信号をディジタル情報(=画像データ)に変換するものである。画像メモリ33は、AD変換部32から入力された画像データを一時的に蓄積するものである。
【0042】
マイクロプロセッサ34は、画像メモリ33に蓄積された画像データに対して種々の画像処理を施すと共に、DVDレコーダ1からIEEE1394ケーブル5を介して受け付けられた指示情報に従って、DVカメラ3全体の動作を制御するものである。フォーマット変換部35は、マイクロプロセッサ34による画像処理後の画像データを図略のDVテープに格納する動画像情報にフォーマット変換を行うものである。記録再生部36は、フォーマット変換部35から出力された動画像情報を図略のDVテープ(第1記録媒体に相当する)へ書き込むと共に、DVテープに記録された動画像情報の再生等を行うものである。
【0043】
IEEE1394インターフェイス37は、DVDレコーダ1からコマンド情報等のデータを受信すると共に、DVテープに格納された動画像情報等のデータをDVDレコーダ1へ送信するものである。表示部38は、LCD等からなり、記録再生部36によって再生されるDVテープに格納された動画像情報を画像として外部から視認可能に表示するものである。操作部39は、外部からの操作入力を受け付けてマイクロプロセッサ34に出力するものである。メモリ40は、DVカメラの機種を識別する情報である機種識別情報を含む種々のデータを格納するものである。始端検出センサ41は、DVテープの始端を検出するものである。
【0044】
図4は、本発明の主要部の機能構成の一例を示すブロック図である。図1に示すマイクロプロセッサ11は、機能的に、操作受付部111、取得部112、有効性判定部113、録画禁止判定部114、書込禁止部115、媒体有無判定部116、出力可否判定部117、動作禁止部118、及び、書込部119を備えている。
【0045】
ここでは、マイクロプロセッサ11が、図略のROM(Read Only Memory)等に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより、操作受付部111、取得部112、有効性判定部113、録画禁止判定部114、書込禁止部115、媒体有無判定部116、出力可否判定部117、動作禁止部118、及び、書込部119等の機能部として機能するものである。
【0046】
また、図2に示すメモリ17又は図略のROMに格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
【0047】
操作受付部111(操作受付手段の一部に相当する)は、DVカメラ3に装着されたDVテープから動画像情報を取得して、DVD−RAM100に格納する旨の操作入力(例えば、リモコン2に配設されたダビングボタンの押下操作)を、リモコン2を介して受け付けるものである。また、操作受付部111は、ダビングボタンの押下操作を受け付けた場合に、DVカメラ3に対して、PLAYモードに遷移する旨のコマンドを送信するものである。
【0048】
取得部112(取得手段に相当する)は、DVカメラ3がPLAYモードに遷移したか否かをチェックして、PLAYモードに遷移した場合には、DVカメラ3に装着されたDVテープから動画像情報を取得するものである。また、取得部112は、動作禁止部118から動作を禁止する旨の指示情報を受け付けた場合には、その指示に従う(=「DVカメラ3に装着されたDVテープから動画像情報を取得する動作」を行わない)ものである。
【0049】
有効性判定部113(有効性判定手段に相当する)は、DVテープから取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを判定するものである。具体的には、有効性判定部113は、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された有効性情報に基づいて、DVテープから取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを判定するものである。ここでは、有効性情報は、例えば、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与されたREC MODE(映像の有無を示す情報)である。
【0050】
録画禁止判定部114(録画禁止判定手段に相当する)は、DVテープから取得された動画像情報が、録画禁止映像であるか否かを判定するものである。具体的には、録画禁止判定部114は、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された禁止性情報に基づいて、録画禁止映像であるか否かを判定するものである。ここでは、禁止性情報は、例えば、CGMS(Copy Generation Management System)に従って付与される情報である。
【0051】
書込禁止部115(書込禁止手段に相当する)は、DVテープから取得された動画像情報が、有効性判定部113によって再生可能な有効な動画像が含まれていないと判定された場合に、書込部119の動作を禁止する(=動画像情報をDVD−RAM100に格納する処理を行わせない)ものである。
【0052】
媒体有無判定部116(媒体有無判定手段に相当する)は、DVテープがDVカメラ3に装着されているか否かを判定するものである。具体的には、DVカメラ3に対して、状態取得コマンド(transportstate コマンド:DVテープが装着されているか否かを示す情報を返信する旨の命令情報の一例に相当する)を送信し、該状態取得コマンドに対するDVカメラ3からの返信情報に基づいて、DVテープがDVカメラ3に装着されているか否かを判定するものである。すなわち、媒体有無判定部116は、DVカメラ3からDVテープが装着されていないとの情報が返信された場合に、DVテープがDVカメラ3に装着されていないと判定し、その他の情報(例えば、PLAY中である、PLAYへの状態遷移中である等の情報)である場合に、DVテープがDVカメラ3に装着されていると判定するものである。
【0053】
出力可否判定部117(出力可否判定手段に相当する)は、DVカメラ3がDVテープから動画像情報を出力可能な状態であるか否かを判定するものである。具体的には、DVカメラ3に対して、カメラVTRコマンド(動画像情報を出力可能な状態であるか否かを示す情報を返信する旨の命令情報の一例に相当する)を送信し、該カメラVTRコマンドに対するDVカメラ3からの返信情報に基づいて、DVカメラ3がDVテープから動画像情報を出力可能な状態であるか否かを判定するものである。すなわち、出力可否判定部117は、DVカメラ3からVTRモードである旨の情報が返信された場合に、DVテープから動画像情報を出力可能な状態であると判定し、DVカメラ3から撮影モードである旨の情報が返信された場合に、DVテープから動画像情報を出力可能な状態ではないと判定するものである。
【0054】
動作禁止部118(動作禁止手段に相当する)は、媒体有無判定部116によってDVテープが装着されていないと判定された場合、又は、出力可否判定部117によって、DVカメラ3がDVテープから動画像情報を出力可能な状態ではないと判定された場合に、取得部112及び書込部119の動作を禁止する(=動画像情報をDVテープから取得する処理及び動画像情報をDVD−RAM100に格納する処理を行わせない)ものである。なお、ここでは、動作禁止部118は、媒体有無判定部116によってDVテープが装着されていないと判定された場合、出力可否判定部117によって、DVカメラ3がDVテープから動画像情報を出力可能な状態ではないと判定された場合、又は、録画禁止判定部114によって、DVテープから取得された動画像情報が録画禁止映像であると判定された場合に、取得部112及び書込部119の動作を禁止すると共に、ダビング処理を終了するものである。
【0055】
書込部119(書込手段に相当する)は、取得部112によってDVカメラ3に装着されたDVテープから取得された動画像情報をDVD−RAM100に格納する(=書込処理を行う)ものである。ただし、動作禁止部118によって、動作を禁止する旨の指示情報を受け付けた場合には、その指示に従う(=「動画像情報をDVD−RAM100に書き込む動作」を行わない)ものである。
【0056】
図5、図6は、マイクロプロセッサ11の動作の一例を示すフローチャートである。まず、操作受付部111によって、リモコン2のダビングボタンの押下操作が受け付けられたか否かの判定が行われる(S101)。ダビングボタンの押下操作が受け付けられていないと判定された場合(S101でNO)には、処理が待機状態とされる。ダビングボタンの押下操作が受け付けられたと判定された場合(S101でYES)には、媒体有無判定部116によって、DVテープがDVカメラ3に装着されているか否かが判定される(S103)。DVテープがDVカメラ3に装着されていないと判定された場合(S103でNO)には、動作禁止部118によって、処理が終了される。DVテープがDVカメラ3に装着されていると判定された場合(S103でYES)には、操作受付部111によって、DVカメラ3に対して、PLAYモードに遷移する旨のコマンドが送信される(S105)。
【0057】
そして、取得部112によって、DVカメラ3がPLAYモードに遷移したか否かの判定が行われる(S107)。DVカメラ3がPLAYモードに遷移していない(=遷移中である)と判定された場合(S107でNO)には、処理が待機状態とされる。DVカメラ3がPLAYモードに遷移したと判定された場合(S107でYES)には、取得部112によって、DVカメラ3に装着されたDVテープから動画像情報が取得される(S109)。次に、有効性判定部113によって、DVテープから取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否か(=ブランクであるか否か)が判定される(S111)。ブランクであると判定された場合(S111でNO)には、書込禁止部115によって、動画像情報をDVD−RAM100に格納する処理を行わせないで、処理がステップ109に戻され、次の動画像情報が取得される。ブランクではないと判定された場合(S111でYES)には、録画禁止判定部114によって、DVテープから取得された動画像情報が、録画禁止映像であるか否かの判定が行われる(S113)。
【0058】
録画禁止映像であると判定された場合(S113でYES)には、書込禁止部115によって、動画像情報をDVD−RAM100に格納する処理を行わせないで、動作禁止部118によって、処理が終了される。録画禁止映像ではないと判定された場合(S113でNO)には、図6に示すように、書込部119によって、DVテープから取得された動画像情報がDVD−RAM100に書き込まれる(S115)。そして、取得部112によって、DVカメラ3に装着されたDVテープから次の動画像情報が取得される(S117)。次に、有効性判定部113によって、DVテープから取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否か(=ブランクであるか否か)が判定される(S119)。ブランクであると判定された場合(S119でNO)には、書込禁止部115によって、動画像情報をDVD−RAM100に格納する処理を行わせないで(S121)、処理がステップ117に戻され、次の動画像情報が取得される。ブランクではないと判定された場合(S119でYES)には、録画禁止判定部114によって、DVテープから取得された動画像情報が、録画禁止映像であるか否かの判定が行われる(S123)。
【0059】
録画禁止映像であると判定された場合(S123でYES)には、書込禁止部115によって、動画像情報をDVD−RAM100に格納する処理を行わせないで、処理が終了される。録画禁止映像ではないと判定された場合(S123でNO)には、書込部119によって、DVテープから取得された動画像情報がDVD−RAM100に書き込まれる(S125)。そして、出力可否判定部117によって、DVカメラ3がDVテープから動画像情報を出力可能な状態であるか否か(=VTRモードであるか否か)の判定が行われる(S127)。VTRモードではないと判定された場合(S127でNO)には、動作禁止部118によって、処理が終了される。VTRモードであると判定された場合(S127でYES)には、媒体有無判定部116によって、DVテープがDVカメラ3に装着されているか否かの判定が行われる(S129)。DVテープがDVカメラ3に装着されていないと判定された場合(S129でNO)には、動作禁止部118によって、処理が終了される。DVテープがDVカメラ3に装着されていると判定された場合(S129でYES)には、処理がステップS117に戻され、ステップ117以降の処理が繰り返し実行される。
【0060】
このようにして、DVカメラ3から取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれていないと判定された場合に、DVカメラ3から取得された動画像情報をDVD−RAM100に格納する処理が禁止されるため、再生可能な有効な動画像が含まれていない動画像を除外する処理が不要となるので、DVカメラ3の動画像情報を操作性良好に録画(ダビング)することができる。
【0061】
また、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された再生可能な有効な静止画像が含まれているか否か(=ブランクであるか否か)を示す有効性情報に基づいて、画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かが判定されるため、簡単な処理で正確に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを判断することができる。
【0062】
更に、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された録画禁止映像であるか否かを示す禁止性情報に基づいて録画禁止映像であるか否かが判定されるため、簡単な処理で正確に録画禁止映像であるか否かを判断することができる。
【0063】
加えて、DVテープが装着されていないと判定された場合に、DVテープから動画像情報を取得する処理及びDVカメラ3から取得された動画像情報をDVD−RAM100に格納する処理が禁止されるため、不要な処理の実行を回避することができる。
【0064】
また、DVカメラ3に対して、状態取得コマンドを送信し、該状態取得コマンドに対するDVカメラ3からの返信情報に基づいて、DVテープが装着されているか否かが判定されるため、DVテープが装着されているか否かを簡単な処理で正確に判定することができる。
【0065】
更に、DVカメラ3が動画像情報を出力可能な状態ではないと判定された場合に、DVテープから動画像情報を取得する処理及びDVカメラ3から取得された動画像情報をDVD−RAM100に格納する処理が禁止されるため、不要な処理の実行を回避することができる。
【0066】
加えて、DVカメラ3に対して、カメラVTRコマンドを送信し、該カメラVTRコマンドに対するDVカメラ3からの返信情報に基づいて、動画像情報を出力可能な状態であるか否かが判定されるため、動画像情報を出力可能な状態であるか否かを簡単な処理で正確に判定することができる。
【0067】
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、情報再生装置がDVDレコーダ1である場合について説明したが、動画像情報が格納されたDVカメラ3等の動画像記録装置と通信可能に接続され、動画像情報をDVD−RAM100等の記録媒体に格納すると共に、記録媒体に格納された情報を読み出して再生可能に構成された装置であればよい。例えば、情報再生装置が、ビデオテープレコーダである形態でもよい。
【0068】
(B)本実施形態では、動画像記録装置がDVカメラ3である場合について説明したが、動画像情報が格納され、DVDレコーダ1等の情報再生装置と通信可能に接続される装置であればよい。例えば、動画像記録装置が動画像を撮影可能なビデオカメラである形態でもよいし、DVテープ等の記録媒体を備えたPDA(Personal Digital Assistants)等である形態でもよい。
【0069】
(C)本実施形態では、DVDレコーダ1とDVカメラ3とがIEEE1394ケーブル5を介して通信可能に接続される場合について説明したが、その他の方法(例えば、USBケーブル等)で通信可能に接続される形態でもよい。
【0070】
(D)本実施形態では、操作受付部111が、リモコン2を介してユーザからの操作入力を受け付ける場合について説明したが、操作受付部111が、DVDレコーダ1の操作部19を介してユーザからの操作入力を受け付ける形態でもよい。
【0071】
(E)本実施形態では、動作禁止部118が、録画禁止判定部114によって、DVテープから取得された動画像情報が録画禁止映像であると判定されると、取得部112及び書込部119の動作を禁止すると共に、ダビング処理を終了する場合について説明したが、録画禁止判定部114によって、DVテープから取得された動画像情報が録画禁止映像であると判定されると、書込禁止部115が書込部119の動作を禁止する形態でもよい。この場合には、DVテープの一部に録画禁止映像が含まれている場合に、ブランクと同様にDVD−RAM100に格納する処理を行わせないことにより、DVテープの動画像情報を操作性良好に録画(ダビング)することができる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】は、本発明に係るDVDレコーダの接続状態を示す構成図である。
【図2】は、DVDレコーダの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】は、DVカメラの構成の一例を示すブロック図である。
【図4】は、本発明の主要部の機能構成の一例を示すブロック図である。
【図5】は、マイクロプロセッサ11の動作の一例を示すフローチャート(前半部)である。
【図6】は、マイクロプロセッサ11の動作の一例を示すフローチャート(後半部)である。
【符号の説明】
【0073】
1 DVDレコーダ(情報再生装置)
100 DVD−RAM
11 マイクロプロセッサ
111 操作受付部(操作受付手段の一部)
112 取得部(取得手段)
113 有効性判定部(有効性判定手段)
114 録画禁止判定部(録画禁止判定手段)
115 書込禁止部(書込禁止手段)
116 媒体有無判定部(媒体有無判定手段)
117 出力可否判定部(出力可否判定手段)
118 動作禁止部(動作禁止手段)
119 書込部(書込手段)
19 操作部
2 リモコン(操作受付手段の一部)
3 DVカメラ(動画像記録装置)
5 IEEE1394ケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
DVテープに動画像情報が格納されたDVカメラとIEEE1394ケーブルを介して通信可能に接続され、動画像情報をDVDに格納すると共に、前記DVDに格納された情報を読み出して再生可能に構成されたDVDレコーダであって、
前記動画像情報は、所定時間毎の静止画像情報からなり、各静止画像情報は、それぞれ、再生可能な有効な静止画像が含まれているか否かを示す有効性情報、及び、録画禁止映像であるか否かを示す禁止性情報が付与されており、
前記DVテープから前記動画像情報を取得して、前記DVDに格納する旨の外部からの操作入力を受け付ける操作受付手段と、
前記操作入力が受け付けられた場合に、前記DVテープから前記動画像情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された動画像情報を前記DVDに格納する書込手段と、
前記DVテープから取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを、前記動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された有効性情報に基づいて判定する有効性判定手段と、
前記DVテープから取得された動画像情報が、録画禁止映像であるか否かを、前記動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された禁止性情報に基づいて判定する録画禁止判定手段と、
前記有効性判定手段によって再生可能な有効な動画像が含まれていないと判定された場合、又は、前記録画禁止判定手段によって録画禁止映像であると判定された場合に、前記書込手段の動作を禁止する書込禁止手段と、
前記DVカメラに対して、状態取得コマンドを送信し、該状態取得コマンドに対する前記DVカメラからの返信情報に基づいて、前記DVテープが前記DVカメラに装着されているか否かを判定する媒体有無判定手段と、
前記DVカメラに対して、カメラVTRコマンドを送信し、該カメラVTRコマンドに対する前記DVカメラからの返信情報に基づいて、前記DVカメラが前記DVテープから前記動画像情報を出力可能な状態であるか否かを判定する出力可否判定手段と、
前記媒体有無判定手段によって前記DVテープが装着されていないと判定された場合、又は、前記出力可否判定手段によって、前記DVカメラが前記DVテープから前記動画像情報を出力可能な状態ではないと判定された場合に、前記取得手段及び書込手段の動作を禁止する動作禁止手段と、
を備えること特徴とするDVDレコーダ。
【請求項2】
第1記録媒体に動画像情報が格納された動画像記録装置と通信可能に接続され、動画像情報を第2記録媒体に格納すると共に、前記第2記録媒体に格納された情報を読み出して再生可能に構成された情報再生装置であって、
前記第1記録媒体から前記動画像情報を取得して、前記第2記録媒体に格納する旨の外部からの操作入力を受け付ける操作受付手段と、
前記操作入力が受け付けられた場合に、前記第1記録媒体から前記動画像情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された動画像情報を前記第2記録媒体に格納する書込手段と、
前記第1記録媒体から取得された動画像情報に再生可能な有効な動画像が含まれているか否かを判定する有効性判定手段と、
前記有効性判定手段によって、再生可能な有効な動画像が含まれていないと判定された場合に、前記書込手段の動作を禁止する書込禁止手段と、
を備えること特徴とする情報再生装置。
【請求項3】
前記第1記録媒体から取得された動画像情報が、録画禁止映像であるか否かを判定する録画禁止判定手段を備え、
前記書込禁止手段は、前記録画禁止判定手段によって、録画禁止映像であると判定された場合に、前記書込手段の動作を禁止することを特徴とする請求項2に記載の情報再生装置。
【請求項4】
前記動画像情報は、所定時間毎の静止画像情報からなり、各静止画像情報は、それぞれ、再生可能な有効な静止画像が含まれているか否かを示す有効性情報が付与されており、
前記有効性判定手段は、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された有効性情報に基づいて判定すること特徴とする請求項3に記載の情報再生装置。
【請求項5】
前記動画像情報を構成する各静止画像情報は、それぞれ、録画禁止映像であるか否かを示す禁止性情報が付与されており、
前記録画禁止判定手段は、動画像情報に含まれる各静止画像情報に付与された禁止性情報に基づいて判定すること特徴とする請求項4に記載の情報再生装置。
【請求項6】
前記第1記録媒体が前記動画像記録装置に装着されているか否かを判定する媒体有無判定手段と、
前記媒体有無判定手段によって、前記第1記録媒体が装着されていないと判定された場合に、前記取得手段及び書込手段の動作を禁止する動作禁止手段と、
を備えることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の情報再生装置。
【請求項7】
前記媒体有無判定手段は、前記動画像記録装置に対して、前記第1記録媒体が装着されているか否かを示す情報を返信する旨の命令情報を送信し、該命令情報に対する前記動画像記録装置からの返信情報に基づいて、前記第1記録媒体が装着されているか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の情報再生装置。
【請求項8】
前記動画像記録装置が、前記第1記録媒体から前記動画像情報を出力可能な状態であるか否かを判定する出力可否判定手段と、
前記動作禁止手段は、前記出力可否判定手段によって前記動画像情報を出力可能な状態ではないと判定された場合に、前記取得手段及び書込手段の動作を禁止することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の情報再生装置。
【請求項9】
前記出力可否判定手段は、前記動画像記録装置に対して、前記動画像情報を出力可能な状態であるか否かを示す情報を返信する旨の命令情報を送信し、該命令情報に対する前記動画像記録装置からの返信情報に基づいて、前記動画像情報を出力可能な状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項8に記載の情報再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−324950(P2007−324950A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−153086(P2006−153086)
【出願日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】