説明

情報処理端末、情報処理方法、情報処理プログラムおよびネットワークシステム

【課題】 公衆ネットワークを介してコンテンツデータの送受信を行うことなく複数のユーザが同じコンテンツデータを視聴できるようにする。
【解決手段】 ホームネットワーク101に接続されている端末111は、公衆ネットワーク102に接続されている電子掲示板サーバ121から、視聴しようとするコンテンツデータの識別情報を取得する。端末111とホームネットワーク101を介して接続されているHDDレコーダ113は、複数のコンテンツデータを、その識別情報と関連づけて記憶している。端末111は、電子掲示板サーバ121から取得した識別情報に基づき、対応するコンテンツデータをHDDレコーダ113から読み出す。そして、端末111は、読み出されたコンテンツデータを、HDDレコーダ113から、ホームネットワーク101を介して、テレビ112に送信させ、そのコンテンツデータをテレビ112に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理端末、情報処理方法、情報処理プログラムおよびネットワークシステムに係わり、特に画像情報や音声情報を含むコンテンツデータを視聴するための情報処理端末、情報処理方法、情報処理プログラムおよびネットワークシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットのような公衆ネットワークを利用したアプリケーションとして広く普及しているサービスに電子掲示板がある(例えば、特許文献1を参照)。電子掲示板は、インターネット上にWebサイトの形態で提供されるサービスである。ユーザは、電子掲示板を提供しているWebサイトにアクセスし、自由に書き込みを行うことで情報の共有などを行うことができる。ここで、電子掲示板への書き込みは、WWW(World Wide Web)サーバである電子掲示板サーバのメモリへ、テキストデータなどを送信して記憶させることで実現されている。
【0003】
このようなインターネット上の電子掲示板の利用においては、テキスト情報のみならず、例えば、映像情報や音声情報を含むコンテンツデータを電子掲示板上において共有し、各ユーザが視聴できるようにしたいという要請がある。すなわち、例えば、テレビ放送された番組や市販のCDの評価などについてコメントしたい場合、それらの番組やCDなどのコンテンツデータを電子掲示板サーバに記憶させ、ほかのユーザからの要求があった場合に、それらのデータを電子掲示板サーバから配信できるようにする。このようにすることで、各ユーザはそれらのコンテンツデータを共有して視聴することができるようになり、活発な意見交換を行うことが可能となる。
【0004】
しかしながら、例えば、放送されたテレビ番組や市販のCDなどのコンテンツデータをインターネットなどの公衆ネットワーク上にある電子掲示板サーバに記憶させる場合には、それらのコンテンツデータに関連する著作権等の処理を必要とする場合がある。そのため、コンテンツデータによっては、公衆ネットワークを介してコンテンツデータを送信し、電子掲示板サーバに記憶させて、ほかのユーザが視聴できるようにすることが難しい場合もあった。
【0005】
また、ユーザが公衆ネットワークを介してコンテンツデータを電子掲示板サーバに送信し記憶させることが可能な場合でも、例えば、コンテンツデータの容量が大きい場合には、公衆ネットワークの通信負荷や電子掲示板サーバのメモリへの負荷が大きいため、公衆ネットワークを介したコンテンツデータの送受信が制限される場合もあった。
【特許文献1】特開2003−141024公報(2頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、従来技術では、公衆ネットワークを介してデータを配信するWWWサーバとの間でコンテンツデータ自身の送受信を行って、そのコンテンツデータを視聴できるようにしていたので、コンテンツデータの種類や容量などによっては、ユーザが視聴することができない場合もあった。
【0007】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、WWWサーバのユーザが、公衆ネットワークを介してコンテンツデータの送受信を行うことなく、コンテンツデータを視聴できるようにした情報処理端末、情報処理方法、情報処理プログラムおよびネットワークシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理端末は、WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能な情報処理端末であって、画像情報または音声情報を含むコンテンツデータを、そのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶手段と、前記WWWサーバからコンテンツデータの識別情報を取得する取得手段と、前記取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを前記記憶手段から読み出す手段と、前記読み出されたコンテンツデータを提示する提示手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の情報処理方法は、WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能な情報処理端末の情報処理方法であって、前記WWWサーバから画像情報または音声情報を含むコンテンツデータの識別情報を取得し、複数のコンテンツデータを、それらのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶手段から、前記取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを読み出し、前記読み出されたコンテンツデータを提示するステップを有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の情報処理プログラムは、WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能なコンピュータに、前記WWWサーバから画像情報または音声情報を含むコンテンツデータの識別情報を取得させ、複数のコンテンツデータを、それらのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶手段から、前記取得されたコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを読み出させ、前記読み出されたコンテンツデータを提示させる機能を備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明のネットワークシステムは、公衆ネットワークを介してデータを配信するWWW(World Wide Web)サーバと、画像情報または音声情報を含むコンテンツデータを、そのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶装置と、コンテンツデータを提示するための提示装置と、前記記憶装置および前記提示装置とローカルネットワークを介して接続された情報処理端末とを備え、前記情報処理端末は、前記WWWサーバからコンテンツデータの識別情報を取得する取得手段と、前記取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを前記記憶装置から読み出す手段と、前記読み出されたコンテンツデータを、ローカルネットワークを介して前記提示装置に提供するように制御する手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、公衆ネットワークを介してデータを配信するWWWサーバからコンテンツデータの識別情報を取得し、その識別情報に基づいて、対応するコンテンツデータをローカルネットワーク上の記憶装置から読み出して提示するので、公衆ネットワークを介してコンテンツデータの送受信を行うことなく、コンテンツデータを視聴することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0014】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる情報処理端末(以下、端末という)を含むネットワークシステムを示すブロック図である。
【0015】
この第1の実施形態に係わるネットワークシステムでは、端末111と、テレビ112と、HDD(Hard Disk Drive)レコーダ113が、ローカルネットワークであるホームネットワーク101を介して接続されている。また、ホームネットワーク101は、ルータ114を介して公衆ネットワーク102に接続され、公衆ネットワーク102には、電子掲示板サーバ121が接続されている。
【0016】
なお、ここで、ローカルネットワークとは、家庭内や同一建物内などの限られた範囲内に存在する端末などの間でデータの送受信を可能とすることにより構築されるネットワークをいう。また、公衆ネットワークとは、複数のローカルネットワークを相互接続することによって構築されるネットワークをいい、例えば、インターネットなどのネットワークをいう。
【0017】
HDDレコーダ113は、コンテンツデータを記憶する記憶装置である。ここでは、コンテンツデータは、放送されたテレビ番組を録画して記憶したものであるものとする。また、HDDレコーダ113は、このようなテレビ番組を、そのテレビ番組を識別する識別情報と関連づけて記憶しているものとする。
【0018】
ここでテレビ番組を識別する識別情報とは、その識別情報に基づいて、テレビ番組を特定することができるものであればよい。例えば、EPG(Electronic Program Guide)で用いられている番組情報を識別情報として用いてもよく、Gコードを識別情報として用いてもよい。あるいは、コンテンツIDフォーラムが定めるコンテンツIDを用いることも可能である。さらに、テレビ番組を記憶する記憶装置を提供するメーカが、自社の扱う記憶装置に、テレビ番組の録画の際に独自の識別情報を付加して記憶する機能を備えさせている場合には、その識別情報を用いることも可能である。
【0019】
また、識別情報が付与される単位は、必ずしも番組単位である必要はなく、例えば、番組内のコーナー別に付与されたものであってもよく、番組をあらかじめ定めた時間単位で分割し、その分割された時間ごとに付与されたものであってもよい。
【0020】
なお、HDDレコーダ113は、いわゆる「多チャンネル・全時間録画型レコーダ」であることが望ましい。すなわち、例えば、地上波放送(あるいは、BS放送、デジタル放送、CATV、インターネット配信コンテンツ等)の複数チャネルを24時間以上、といったように長時間記録でき、記録された任意の番組を任意の時間に視聴できるものであることが好適である。
【0021】
電子掲示板サーバ121は、参加者のすべて(あるいは、何らかの会員制のコミュニティの会員)が自由に読み書きを行うことが可能な電子掲示板サービスを提供するサーバである。電子掲示板サーバ121は、ユーザが電子掲示板に書き込んだドキュメントデータなどを受信して記憶し、これを電子掲示板上に表示して、ほかのユーザが閲覧できるようにしている。
【0022】
このような電子掲示板で画像情報や音声情報を含むコンテンツデータを共有して視聴する方法として、ハイパーリンクがある。ハイパーリンクとは、ドキュメント内に埋め込まれた、他の文書や画像などの位置情報を表す文字列をいう。一般に、電子掲示板のユーザが電子掲示板上でハイパーリンクをクリックすると、電子掲示板サーバは、そのハイパーリンクで示される位置に存在するコンテンツデータをユーザの端末に表示して、ユーザが視聴できるようにする。従来技術によれば、このようなハイパーリンクで表されたコンテンツデータは、その電子掲示板サーバ、もしくは、公衆ネットワーク上のほかのWWWサーバ上に存在するため、そのコンテンツデータをユーザの端末に表示するには、そのコンテンツデータは、公衆ネットワークを介してユーザの端末へ送信されることになる。
【0023】
一方、本発明の第1の実施形態では、電子掲示板サーバ121からユーザの端末111へ公衆ネットワーク102を介して送信されるのは、コンテンツデータ自身ではなく、そのコンテンツデータの識別情報である。そして、ユーザが視聴するコンテンツデータは、端末111が属するホームネットワーク101上のHDDレコーダ113に記憶されたものであるため、コンテンツデータ自身が公衆ネットワーク102を介して送受信されることはない。
【0024】
このような実施形態を実現するための電子掲示板上のハイパーリンクは、例えば、「anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708」という表現にすればよい。
【0025】
上記例では、「anydevice@localnetwork」が、電子掲示板サーバとの間でデータの送受信を行っている端末が属するローカルネットワークに接続している任意の記憶装置を意味し、「/TVProgramTitle/20050708」が、そのハイパーリンクがあらわすコンテンツデータ(2005年7月8日に放送された「TVProgramTitle」なるテレビ番組)の識別情報を表している。また、「TVProgramTitle」は、先に述べたようなテレビ番組を識別する識別情報、すなわち、EPGで用いられている番組情報、Gコード、コンテンツID、放送局名など、種々の表現方式が可能である。
【0026】
このようなハイパーリンクから、端末111は、コンテンツデータの識別情報を取得して、自端末が属するホームネットワーク101から、そのコンテンツデータを読み出す。なお、詳細な動作については、後述する。
【0027】
端末111は、図2に示すように、ホームネットワーク101あるいは公衆ネットワーク102に接続された記憶装置やサーバなどとの間でデータを送受信するための通信インタフェース111aと、電子掲示板を表示するための表示部111bと、電子掲示板から、コンテンツデータの識別情報を取得する識別情報取得部111cと、ホームネットワーク101に接続しているHDDレコーダ113からコンテンツデータを読み出すコンテンツデータ読み出し部111dと、読み出したコンテンツデータをテレビ112に提供して提示(表示)させる表示制御部111eとを備える。
【0028】
以上が本発明の第1の実施形態に係わるネットワークシステムの構成である。
【0029】
次に図1から図3を用いて、本発明の第1の実施形態に係わるネットワークシステムの動作について説明する。なお、図3は、本発明の第1の実施形態に係わる端末111の動作を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、ホームネットワーク101上の機器は相互にデータ通信可能となっているものとして説明するが、このようなホームネットワーク101上のデータ通信は、例えば、ホームネットワーク101上の各機器がIPアドレスを持ち、それらの各機器が、そのIPアドレスを宛先として制御メッセージなどのデータを送受信することにより実現することができる。この場合、例えば、ホームネットワーク101上の機器のうち、テレビ番組を録画している記憶装置を発見する場合には、端末111からホームネットワーク101上の機器へ、テレビ番組を録画して記憶する記憶装置であるか否かの応答を求める要求メッセージをマルチキャストで送信し、これに対して肯定する応答メッセージを送信した記憶装置との間で、以下のような動作を行えばよい。表示装置についても同様である。
【0030】
まず、ユーザは端末111が有するWebブラウザなどを利用して電子掲示板を端末111の表示部111bに表示する(ステップS101)。図4は、電子掲示板の表示例である。このような端末111の表示部111bへの電子掲示板の表示は、例えば、一般に広く用いられているWebブラウザなどによって行えばよい。
【0031】
次に、端末111の識別情報取得部111cは、例えば、電子掲示板上のハイパーリンクをクリックするなどのユーザからの指示により、電子掲示板サーバ121から、コンテンツデータの識別情報を取得する(ステップS102)。なお、電子掲示板サーバ121が提供する電子掲示板のWebサイトのデータが、すでに端末111のメモリ(図示しない)に記憶されている場合には、新たに電子掲示板サーバ121にアクセスすることなく、端末111のメモリに記憶されたデータから、コンテンツデータの識別情報を取得するようにしてもよい。
【0032】
このようにして端末111の識別情報取得部111cがコンテンツデータの識別情報を取得すると、次に、端末111のコンテンツデータ読み出し部111dが、ホームネットワーク101に接続されたHDDレコーダ113から、取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを検索して読み出す(ステップS103)。
【0033】
ホームネットワーク101に接続されたHDDレコーダ113から、取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを検索して読み出す方法としては、例えば、HDDレコーダ113から端末111に、あらかじめHDDレコーダ113が有するコンテンツデータの識別情報を送信させておく方法が考えられる。すなわち、端末111のメモリに、HDDレコーダ113から送信されたコンテンツデータの識別情報をコンテンツデータ一覧テーブルとして記憶しておく。そして、特定の識別情報に対応するコンテンツデータを読み出す場合には、このテーブルに基づいてHDDレコーダ113に記憶されているコンテンツデータを読み出すようにすればよい。
【0034】
図5に、コンテンツデータ一覧テーブルの一例を示す。ここでは、番組名ごとに、その番組名の放送時刻と、放送局、記憶されている記憶装置の情報、および、最後にテーブルを更新した時刻が記憶されている。また、コンテンツデータ一覧テーブルには、「ccc−all」のように、「ccc」放送局で「2005/01/01」から「2005/07/14」までに放送された番組がすべて記憶されていることを表す識別情報を、コンテンツデータと関連づけて記憶しておいてもよい。なお、このようなコンテンツデータ一覧テーブルは、定期的に更新しておき、常に最新の内容が記憶されているようにすることが望ましい。
【0035】
これとは別に、例えば、コンテンツデータを読み出そうとするたびに、端末111からHDDレコーダ113へコンテンツデータの識別情報を送信し、HDDレコーダ113に対応するコンテンツデータを有するか否かを回答させるようにしてもよい。
【0036】
なお、記憶装置がHDDレコーダ113以外にも複数ある場合には、端末111からコンテンツデータの識別情報をホームネットワーク101上の記憶装置にマルチキャストで(または、順に)送信し、各記憶装置からの回答を受信することでコンテンツデータの所在を検索するようにしてもよい。また、ホームネットワーク102上に複数の記憶装置が存在する場合には、それらの記憶装置が記憶しているコンテンツデータを一元的に管理する、いわゆる家庭内ディレクトリサーバを設けておき、端末111のコンテンツデータ読み出し部111dから、この家庭内ディレクトリサーバにコンテンツデータの識別情報を送信して、対応するコンテンツデータの所在を回答させてもよい。あるいは、各記憶装置に優先順位をつけておき、その優先順位にしたがって各記憶装置から順番にコンテンツデータを検索していってもよい。
【0037】
さらに、各記憶装置に記憶されているコンテンツデータが、例えば、圧縮率が異なっているために画質に差があるような場合には、もっとも高画質な(圧縮率の低い)コンテンツデータを読み出すようにしてもよい。あるいは、読み出した各コンテンツデータを、ホームネットワーク101を介して端末111に送信させて表示部111bに表示し、この中からユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
【0038】
ここで、上述したようにHDDレコーダ113は、大容量の記憶装置であるとしているが、一部のテレビ番組しか録画していないために、コンテンツデータが発見できない場合や、一度記憶したもののHDDレコーダ113から削除してしまったために、発見できない場合なども考えられる。このような場合には、コンテンツデータ読み出し部111dは、HDDレコーダ113から、対応するコンテンツデータを有さない旨の回答を受信する。そして、端末111は、表示部111bに、コンテンツデータを表示できない旨を表示すればよい。
【0039】
端末111のコンテンツデータ読み出し部111dがHDDレコーダ113に記憶されているコンテンツデータを読み出すと、次に、端末111の表示制御部111eが、その読み出されたコンテンツデータを、HDDレコーダ113から、ホームネットワーク101上のテレビ112に送信させて表示させる(ステップS104)。
【0040】
具体的には、まず、端末111の表示制御部111eからHDDレコーダ113へ、コンテンツデータの送信と、その送信先(テレビ112)を指示する制御メッセージを送信する。表示制御部111eはこれとあわせて、テレビ112へ、HDDレコーダ113から送信されたコンテンツデータを受信して表示するように指示する制御メッセージを送信する。
【0041】
なお、テレビ112へのコンテンツデータの送信は、HDDレコーダ113からテレビ112へ直接送信するようにしてもよいが、まず、送信されるコンテンツデータを端末111で受信し、これを転送する形でテレビ112に対して送信するようにしてもよい。このとき、端末111において、例えば、表示部111bに受信したコンテンツデータを表示しながら、テレビ112への転送を行うようにしてもよい。
【0042】
以上は、いわゆる「サードパーティセットアップ」と呼ばれる、第三者である端末111が、HDDレコーダ113とテレビ112に対して、それぞれ制御メッセージを送信する例である。これとは別に、例えば、端末111の表示制御部111eからテレビ112に対して、HDDレコーダ113からコンテンツデータを送信させ(プルして)、これを受信して表示するように指示する制御メッセージを送信することで、コンテンツデータをテレビ112に表示させるようにしてもよい。
【0043】
なお、コンテンツデータを表示する表示装置が複数ある場合には、例えば、あらかじめホームネットワーク101に接続された複数の表示装置の情報を端末111に記憶しておき、この中からユーザが選択できるようにしてもよい。すなわち、端末111の表示部111bに、例えば、図6に示すような、ユーザに表示装置を選択させる画面を表示させて、この画面でユーザが選択した表示装置にコンテンツデータを表示させるようにすればよい。
【0044】
なお、上述した説明において、HDDレコーダ113からテレビ112へのコンテンツデータの送信の際には、HDDレコーダ113で再生されたコンテンツデータをテレビ112へ送信して、テレビ112に表示するようにしてもよいが、テレビ112がコンテンツデータの再生機能を有する場合には、コンテンツデータの再生をテレビ112で行うようにすることも可能である。さらに、HDDレコーダ113に記憶されているコンテンツデータを、端末111を介してテレビ112へ転送する場合には、端末111でコンテンツデータの再生を行い、再生されたコンテンツデータをテレビ112へ転送して表示するようにすることも可能である。
【0045】
このようにして、HDDレコーダ113に記憶されているコンテンツデータを、ホームネットワーク101を介してテレビ112に送信して表示させるようにすることで、ユーザは、そのコンテンツデータを視聴することが可能になる。このとき、公衆ネットワーク102を介して電子掲示板サーバ121と端末111との間で送受信されているデータは、コンテンツデータの識別情報であり、コンテンツデータ自身は公衆ネットワーク102を介しては送受信されていない。そのため、上述したように、例えば、コンテンツデータの容量が公衆ネットワークで送受信できる容量を超えているために、公衆ネットワークを介してコンテンツデータを送受信できない、といった問題が生じることがない。
【0046】
このように、第1の実施形態に係わる端末111を含むネットワークシステムによれば、端末111は、公衆ネットワーク102に接続された電子掲示板サーバ121から、コンテンツデータの識別情報を取得し、そのコンテンツデータの識別情報に基づいて、ホームネットワーク101に接続された記憶装置(HDDレコーダ113)に記憶されたコンテンツデータを、ホームネットワーク101を介してテレビ112に表示させることが可能になる。そのため、コンテンツデータの種類や容量などにより、そのコンテンツデータが公衆ネットワークを介して送受信できない場合でも、ユーザは容易にコンテンツデータの視聴を行うことが可能になる。
【0047】
なお、上述した実施形態では、コンテンツデータは、端末111からの指示によってテレビ112において表示されることとしていたが、端末111の表示部111b上に表示するようにしてもよい。この場合、まず、端末111は、HDDレコーダ113に対して、コンテンツデータ読み出し部111dが読み出したコンテンツデータを端末111に送信させる。そして、端末111は、HDDレコーダ113が送信したコンテンツデータを受信して、表示部111bに表示するようにすればよい
また、上述した実施形態では、コンテンツデータは、端末111とホームネットワーク101を介して接続されたHDDレコーダ113から読み出すようにしているが、端末111のメモリにも、コンテンツデータが識別情報とともに記憶されている場合には、コンテンツデータ読み出し部111dが、そのメモリ上を検索してコンテンツデータを読み出すようにしてもよい。
【0048】
また、上述した実施形態では、WWWサーバとして電子掲示板サーバからコンテンツデータの識別情報を取得する実施の形態を説明したが、WWWサーバは電子掲示板サーバでなくともよい。すなわち、例えば、他人による書き込みを認めていないWebサイト(電子掲示板を有さないホームページなど)を提供するサーバであっても、コンテンツデータの識別情報をハイパーリンク形式で記述しているような場合に、ハイパーリンクからコンテンツデータの識別情報を取得して、そのコンテンツデータを視聴できるようにすることも可能である。
【0049】
また、上述した実施形態では、コンテンツデータを放送されたテレビ番組、記憶装置をHDDレコーダとしたが、コンテンツデータは、例えば、音楽や静止画像などであってもよく、記憶装置も、例えば、メモリを有するAV機器などであってもよい。
【0050】
また、上述した実施形態では、コンテンツデータの識別情報は、電子掲示板上にハイパーリンクとして表現されているものとしたが、必ずしも、ハイパーリンクとして表現されていなくてもよい。例えば、電子掲示板上にハイパーリンクではない、単なる文字列として識別情報が表現されていた場合であっても、端末111が、その文字列を指定して選択できる機能を有していればよい。その方法として、例えば、図7に示すように、電子掲示板上に記載されたコンテンツデータの識別情報を、マウスカーソルなどを用いて選択できるようにして、識別情報取得部111bが、その選択された部分から、コンテンツデータの識別情報を取得するようにすればよい。
【0051】
また、ハイパーリンクは、電子掲示板にコンテンツデータの識別情報が直接文字列として記述されたものではなく、例えば、図8に示すように、識別情報がドキュメントデータに埋め込まれており、この埋め込まれた部分の文字列をクリックすることで識別情報を取得できるようなものであってもよい。このようなドキュメントデータへの識別情報の埋め込みは、例えば、ドキュメント記述言語としてHTMLを用いる場合には、「<A HREF=“anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708”>ここ</A>などと記述することにより実現することができる。
【0052】
なお、この端末111は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、識別情報取得部111c、コンテンツデータ読み出し部111d、および表示制御部111eは、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、端末111は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。さらに、端末111は、上述した機能に加えて、テレビとしての機能やHDDレコーダとしての機能を持ったものであってもよい。
【0053】
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、端末111は、電子掲示板サーバからコンテンツデータの識別情報を取得し、これを用いてコンテンツデータをHDDレコーダ113から読み出していた。
【0054】
第2の実施形態では、コンテンツデータの識別情報のほかに、コンテンツデータの一部分だけを表示するために、その部分を特定する情報や、コンテンツデータを表示する際の表示速度(再生速度)を指定する情報や、コンテンツデータが複数の言語を含んでいる場合(例えば、音声多重放送のテレビ番組であるような場合)に、使用する言語を指定する情報や、コンテンツデータの表示の際にあわせて表示する(挿入する)付加情報などの、コンテンツデータの提示方法を指定する情報をも電子掲示板サーバ121から取得し、これらの情報に基づいてコンテンツデータを提示する実施の形態について説明する。
【0055】
本発明の第2の実施形態に係わるネットワークシステムでは、第1の実施形態に係わるネットワークシステムにおいて、端末111の識別情報取得部111cが、コンテンツデータの識別情報とともに、上述したようなコンテンツデータの提示方法を指定する情報をもあわせて取得し、表示制御部111eが、その方法にしたがってコンテンツデータの提示を行うようにHDDレコーダ113およびテレビ112を制御する点が異なる。
【0056】
まず、電子掲示板において、上述したようなコンテンツデータの識別情報とともに、コンテンツデータの提示方法を指定する情報をも含んだハイパーリンクの例を以下に示す。
【0057】
まず、コンテンツデータの一部分だけを表示するために用いられる、コンテンツデータの表示すべき部分を特定する情報を含んだハイパーリンクとしては、例えば、「anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708/09300−093030」という表現を用いればよい。上記例は、2005年7月8日に放送された「TVProgramTitile」というテレビ番組の9時30分から9時30分30秒までの部分を特定する例である。表示制御部111fは、コンテンツデータ読み出し部111dで読み出したコンテンツデータのうち、このように特定された部分だけをHDDレコーダ113からテレビ112へ送信させて表示させる。
【0058】
また、特定のAV機器について、その機種ごと、あるいはメーカごとに、例えば、コンテンツデータの特定のシーンを指定することのできる、いわゆる「メタデータ」が定義されている場合も考えられる。このような場合には、そのメタデータを用いてコンテンツデータの一部分を特定して表示するようにすることも可能である。
【0059】
例えば、「ABC社」の「DEF」という記憶装置が、記憶するテレビ番組について、シーンごと(例えば、テレビ番組のコーナーごとや、ニュース番組におけるニュースごとなど)に、メタデータとして、順番に番号を付して記憶しているような場合を考える。この場合、コンテンツデータの表示すべき部分を特定する情報を含んだハイパーリンクとしては、例えば、「ABC−DEF@localnetwork/TVProgramTitle/20050708/093000−100000/shot−number=3」という表現を用いることができる。
【0060】
上記例では、「ABC−DEF@localnetwork」が、端末111が属するローカルネットワーク(すなわち、ホームネットワーク101)に接続している「ABC社」の「DEF」という記憶装置を意味する。そして、「TVProgramTitle/20050708/093000−100000/shot−number=3」という表現により、2005年7月8日に放送された「TVProgramTitle」という番組の9時30分から10時までの間における「第3番目のショット(シーン)」を特定している。そして、端末111のコンテンツデータ読み出し部111dは、ホームネットワーク101上の「ABC社」の「DEF」という記憶装置から上記コンテンツデータを読み出し、表示制御部111fは、コンテンツデータ読み出し部111dで読み出したコンテンツデータのうち、このように特定された部分だけをテレビ112へ送信させて表示させる。
【0061】
このようにすることで、特定の機種ごとに定義された「メタデータ」を用いて、特定のシーンを指定して表示させることが可能になる。
【0062】
次に、コンテンツデータを表示する速度(再生速度)を指定する情報を含んだハイパーリンクとしては、例えば、「anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708/?speed=2」という表現を用いればよい。上記例は、2005年7月8日に放送された「TVProgramTitile」というテレビ番組を、通常の2倍の速度で表示するように指定する例である。表示制御部111fは、コンテンツデータ読み出し部111dで読み出したコンテンツデータをHDDレコーダ113からテレビ112へ送信させ、HDDレコーダ113を制御して、そのコンテンツデータを通常の2倍の速度で再生して表示させる。
【0063】
次に、コンテンツデータが複数の言語を含んでいる場合(例えば、音声多重放送のテレビ番組であるような場合)に、使用する言語を指定する情報を含んだハイパーリンクとしては、例えば、「anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708/?audio=sub」という表現を用いればよい。上記例は、2005年7月8日に放送された「TVProgramTitile」というテレビ番組を、副音声で出力するように指定する例である。表示制御部111fは、コンテンツデータ読み出し部111dで読み出したコンテンツデータのうち、副音声にあたる部分をHDDレコーダ113からテレビ112へ送信させて出力させる。
【0064】
次に、コンテンツデータの表示の際に挿入すべき付加情報を含んだハイパーリンクとしては、例えば、上述した「anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708」という表現を用い、ドキュメントに記述する場合に、ドキュメント記述言語としてHTMLを用いて「<tt=text “このシーンのこの俳優が一番好きです” content URI=“anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708” begin=“09:30:00” duration=“30:00” location=“(XXX,YYY)” medium “arrow” />」とすればよい。
【0065】
上述した記述では、ユーザの「このシーンのこの俳優が一番好きです」というコメントに、ハイパーリンクとして「anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708」が割り当てられる。そして、その後に続く「begin=“09:30:00” duration=“00:00:30” location=“(XXX,YYY)” medium= “arrow”」という記述は、このコンテンツデータを表示する場合に、9時30分から30秒間は、表示画面の(XXX,YYY)という位置に、付加情報としての矢印を表示すべきことを表している。
【0066】
端末111の識別情報取得部111cは、コンテンツデータの識別情報である「/TVProgramTitle/20050708」とともに、このコンテンツデータを表示する際に挿入する付加情報として、「このシーンのこの俳優が一番好きです」というテキストと、特定の場所(「location=“(XXX,YYY)”」)に表示する記号(「medium= “arrow”」)の情報と、これらのテキストと記号をコンテンツデータに挿入して表示する時間(「begin=“09:30:00” duration=“00:00:30”」)の情報をもあわせて取得する。そして表示制御部111eは、コンテンツデータをHDDレコーダ113からテレビ112に送信させて表示させる場合には、これらの付加情報をコンテンツデータに挿入して表示するようにHDDレコーダ113とテレビ112を制御する。図9に、このようにして指定された付加情報をコンテンツデータに挿入して表示した場合の例を示す。
【0067】
なお、コンテンツデータへの付加情報の挿入は、HDDレコーダ113で行ってもよく、テレビ112で行ってもよい。HDDレコーダ113で行う場合には、表示制御部111eは、まず、付加情報をHDDレコーダ113に送信し、HDDレコーダ113で付加情報が挿入されたコンテンツデータを生成させる。そして、生成されたコンテンツデータをテレビ112に送信させて表示させる。一方、テレビ112で行う場合には、表示制御部111eは、まず、HDDレコーダ113にコンテンツデータをテレビ112へ送信させる。これとあわせて、表示制御部111eは、テレビ112に付加情報を送信し、HDDレコーダ113から送信されるコンテンツデータに、その付加情報を挿入して表示するように指示する制御メッセージを送信する。これに対応して、テレビ112は、HDDレコーダ113から送信されるコンテンツデータに付加情報を挿入し、これを表示する。
【0068】
このように、本発明の第2の実施形態に係わる端末111を含むネットワークシステムによれば、端末111は、電子掲示板サーバ121から、コンテンツデータの識別情報とともに、コンテンツデータの提示方法を指定する情報をも合わせて取得するので、電子掲示板に書き込みを行ったユーザの意図するコンテンツデータの提示方法にしたがって、コンテンツデータの視聴を行うことが可能となる。
【0069】
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、端末111が電子掲示板サーバ121からコンテンツデータの識別情報を取得し、対応するコンテンツデータをHDDレコーダ113から読み出して視聴する実施の形態について説明した。第3の実施形態では、端末111がHDDレコーダ113に記憶されているコンテンツデータの識別情報を電子掲示板サーバ121へ送信する実施の形態について説明する。
【0070】
すなわち、第1の実施形態が、端末111のユーザが、電子掲示板に記載されているコンテンツデータの識別情報に基づいてコンテンツデータを視聴する場合であったのに対して、第3の実施形態は、逆に、端末111のユーザが、電子掲示板にコンテンツデータの識別情報を書き込む場合の実施の形態である。
【0071】
第3の実施形態では、図10に示すように、端末111は、さらにHDDレコーダ113に記憶されているコンテンツデータの識別情報を読み出す識別情報読み出し部111fを備えている。
【0072】
ここで、電子掲示板に書き込もうとしているコンテンツデータの識別情報は、端末111の表示部111bに表示されているコンテンツデータに対応するものであるとする。そして、そのコンテンツデータは、HDDレコーダ113に記憶されているものであるとする。
【0073】
この場合、まず端末111の識別情報読み出し部111fは、HDDレコーダ113へ、HDDレコーダ113が端末111へ送信しているコンテンツデータの識別情報を問い合わせるメッセージを送信する
HDDレコーダ113は、この問い合わせメッセージを受信して、端末111に送信しているコンテンツデータの識別情報を端末111に送信する。そして、端末111はこれを受信して、電子掲示板サーバ121に送信する(電子掲示板に書き込む)。
【0074】
具体的には、ユーザが、端末111で、HDDレコーダ113に記憶されているコンテンツデータ(テレビ番組)を視聴しているときに、その番組についてのコメントを掲示板へ書き込みたいと考えたとする。そのとき、ユーザは、そのテレビ番組を一時停止の状態としたり、あるいは、電子的なしおりなどでマーキングを行うなどしたりする。そして、端末111の識別情報読み出し部111fは、その一時停止、あるいは、マーキングされたテレビ番組の識別情報をHDDレコーダ113に問い合わせることで、その識別情報をHDDレコーダ113から読み出す。
【0075】
このとき、端末111において、テレビ番組を表示するアプリケーションと電子掲示板を表示するブラウザなどのアプリケーションを連携させておき、テレビ番組を表示するアプリケーションに表示されているテレビ番組の特定のシーンを、電子掲示板を表示しているブラウザへドラッグ&ドロップすることを契機として、識別情報読み出し部111fがHDDレコーダ113から識別情報を取得するようにするとよい。
【0076】
識別情報読み出し部111fが所望のコンテンツデータの識別情報を取得すると、端末111は、通信インタフェース111aを介して、取得した識別情報を、例えば、「anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708」というようなハイパーリンクに変形して、電子掲示板サーバ121に送信する。
【0077】
また、このとき、識別情報読み出し部111fが読み出したコンテンツデータの識別情報とともに、そのコンテンツデータのうち、表示すべき部分を特定する情報などのコンテンツデータの提示方法を指定する情報をもあわせてハイパーリンクに含めて送信するようにしてもよい。すなわち、コンテンツデータがテレビ番組である場合、例えば、テレビ番組の特定のシーンだけを表示するようにしたければ、上述したように、一時停止したり、あるいは、電子的なしおりでマーキングしたりした部分の時刻の情報(例えば、一時停止した時刻前後のあらかじめ定めた時間)を、「anydevice@localnetwork/TVProgramTitle/20050708/093000−093030」というようなハイパーリンクとして送信するようにすればよい。
【0078】
また、HDDレコーダ113に記憶されているコンテンツデータが、端末111の表示部111bではなく、テレビ112に表示されている場合に、そのコンテンツデータについてのコメントを端末111に表示されている電子掲示板に書き込みたい場合も考えられる。このような場合には、端末111の識別情報読み出し部111fが、HDDレコーダ113へ、HDDレコーダ113がテレビ112に送信しているコンテンツデータの識別情報を問い合わせるメッセージを送るようにすればよい。あるいは、テレビ112に対して、現在表示しているコンテンツデータの識別情報を問い合わせるメッセージを送り、テレビ112にHDDレコーダ113から識別情報を読み出させて、それを回答させるようにしてもよい。
【0079】
このように、本発明の第3の実施形態に係わる端末111を含むネットワークシステムのように、コンテンツデータを記憶する記憶装置であるHDDレコーダ113から所望のコンテンツデータの識別情報を読み出し、これを電子掲示板サーバ121へ送信できるようにすることで、電子掲示板サーバ121との間でコンテンツデータ自体の送受信を行うことなく、電子掲示板のユーザにコンテンツデータを特定して視聴させることが可能になる。
【0080】
(第4の実施形態)
第1の実施形態では、端末111はホームネットワーク101を介してHDDレコーダ113およびテレビ112とデータの送受信を行っていた。
【0081】
第4の実施形態では、電子掲示板を表示する端末が携帯端末であり、携帯端末とHDDレコーダおよびテレビとの間のデータ通信が公衆ネットワークを介して行われる実施の形態について説明する。
【0082】
近年、携帯電話のような携帯端末の高機能化が進み、携帯端末でもWebサイトを閲覧できる技術が開発されている。しかし、携帯端末は持ち運びを容易とするために、ディスプレイが小さいなどの特徴を有し、例えば、テレビ番組などを高画質で表示したり、表示しているテレビ番組に、ほかのユーザのコメントを挿入して表示したりするような用途には向かない。
【0083】
そこで、本発明の第4の実施の形態では、電子掲示板の表示は携帯端末に表示させる一方で、電子掲示板に記載されているコンテンツデータは、ホームネットワーク上のテレビなどのような、携帯端末と比較して大きな画面を有する表示装置に表示させる実施の形態について説明する。
【0084】
図11は、本発明の第4の実施形態に係わる情報処理端末(以下、端末という)を含むネットワークシステムを示すブロック図である。
【0085】
この第4の実施形態に係わるネットワークシステムでは、テレビ212とHDDレコーダ113が、ローカルネットワークであるホームネットワーク201を介して接続されている。また、ホームネットワーク201は、ルータ214を介して公衆ネットワーク202に接続され、公衆ネットワーク202には、電子掲示板サーバ221が接続されている。本実施携帯では、端末211は、公衆ネットワーク202に接続されており、ホームネットワーク201上のテレビ212およびHDDレコーダ213とは、公衆ネットワーク202を介してデータの送受信を行う。
【0086】
ここで、端末211は、図12に示すように、公衆ネットワーク202を介してホームネットワーク201に接続された記憶装置や、公衆ネットワーク202上のサーバなどとの間でデータを送受信するための通信インタフェース211aと、電子掲示板を表示するための表示部211bと、電子掲示板から、コンテンツデータの識別情報を取得する識別情報取得部211cと、ホームネットワーク201に接続しているHDDレコーダ213からコンテンツデータを読み出すコンテンツデータ読み出し部211dと、読み出したコンテンツデータをテレビ212に送信させて表示させる表示制御部211eとを備える。
【0087】
次に、図11および図12を用いて、本発明の第4の実施形態に係わるネットワークシステムの動作について説明する。
【0088】
まず、ユーザは端末211が有するWebブラウザなどを利用して電子掲示板を端末121の表示部211bに表示する。
【0089】
次に、端末211の識別情報取得部211cは、例えば、電子掲示板上のハイパーリンクをクリックするなどのユーザからの指示により、電子掲示板サーバ221から、公衆ネットワークを介して、コンテンツデータの識別情報を取得する。なお、電子掲示板サーバ221が提供する電子掲示板のWebサイトのデータが、すでに端末211のメモリ(図示しない)に記憶されている場合には、新たに電子掲示板サーバ221にアクセスすることなく、端末211のメモリに記憶されたデータから、コンテンツデータの識別情報を取得するようにしてもよい。
【0090】
このようにして端末211の識別情報取得部211cがコンテンツデータの識別情報を取得すると、次に、端末211のコンテンツデータ読み出し部211dが、ホームネットワーク201に接続されたHDDレコーダ213から、取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを読み出する。
【0091】
具体的には、まず、端末211からHDDレコーダ213に対して、公衆ネットワーク202を介してアクセスの許可を求めるメッセージを送信する。アクセスの許可は、例えば、あらかじめHDDレコーダ213へのアクセスを認めるユーザもしくは端末について、ユーザIDとパスワードを設定しておき、正しいユーザIDとパスワードを用いてアクセスの許可が求められた場合にアクセスを認めるようにすればよい。
【0092】
あるいは、HDDレコーダ213との間で直接アクセスの許可を求める通信を行うのではなく、ホームネットワーク201上に、公衆ネットワーク202を介したホームネットワーク201へのアクセスの可否を管理する管理端末(例えば、ホームゲートウエイなど)を設けておき、まず、この管理端末との間で端末の認証を行ってから、ホームネットワーク202上の機器との間でデータの送受信を行えるようにしてもよい。
【0093】
あるいは、インターネット上に何らかのサーバ(ホームネットワーク101、あるいは、そこに接続された特定の端末への接続が許可されたサーバ)が存在し、このサーバが上記の管理端末と同様の働きをするようにしてもよい。このとき、携帯端末と管理端末(またはサーバ)との間のプロトコルと、管理端末(またはサーバ)とHDDレコーダ213との間のプロトコルは、異なるプロトコルであってもよい。
【0094】
端末211からHDDレコーダ213へのアクセスが認められると、次に、端末211のコンテンツデータ読み出し部211dが、HDDレコーダ213から、取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを読み出す。
【0095】
ホームネットワーク201に接続されたHDDレコーダ213からコンテンツデータを検索して読み出す方法としては、例えば、HDDレコーダ213に読み出そうとするコンテンツデータの識別情報を送信し、HDDレコーダ213がその識別情報に対応するコンテンツデータを記憶しているか否かを回答させるようにすればよい。
【0096】
端末211のコンテンツデータ読み出し部211dがHDDレコーダ213に記憶されているコンテンツデータを読み出すと、次に、端末211の表示制御部211eが、その読み出されたコンテンツデータを、ホームネットワーク201上のテレビ212に出力して表示させるようにHDDレコーダ213およびテレビ212を制御する。
【0097】
具体的には、まず、端末211の表示制御部211eは、ホームネットワーク201を介したコンテンツデータの送信と、その送信先を指示する制御メッセージを、公衆ネットワーク202を介して、HDDレコーダ213に送信する。そして表示制御部211eは、これとあわせて、HDDレコーダ213からホームネットワーク201を介して送信されるコンテンツデータを受信して表示するように指示する制御メッセージを、公衆ネットワーク202を介して、テレビ212に送信する。
【0098】
このようにして、HDDレコーダ213に記憶されているコンテンツデータを、ホームネットワーク201を介してテレビ212に送信して表示させるようにすることで、ユーザは、そのコンテンツデータをテレビ212で視聴することが可能になる。このとき、公衆ネットワーク202を介して電子掲示板サーバ221と端末211との間で送受信されているデータ、および、公衆ネットワーク202を介してホームネットワーク201上の機器と端末211との間で送受信されているデータは、コンテンツデータの識別情報、もしくは、機器の動作を指示する制御メッセージであり、コンテンツデータ自身は公衆ネットワーク202を介しては送受信されていない。そのため、上述したような、コンテンツデータの容量が公衆ネットワークで送受信できる容量を超えているために、公衆ネットワークを介してコンテンツデータを送受信できない、といった問題が生じることがない。
【0099】
このように、本発明の第4の実施形態に係わる端末211を含むネットワークシステムによれば、端末211がホームネットワーク201に接続されていない場合でも、公衆ネットワーク202を介してコンテンツデータの送受信を行うことなく、ホームネットワーク201上のテレビ212を用いてコンテンツデータの視聴を行うことが可能になる。
【0100】
なお、上述した実施形態では、端末211からHDDレコーダ213などへの制御メッセージの送信は、公衆ネットワーク202を介して行うこととしていたが、制御メッセージの送信は、公衆ネットワーク202とは別の、例えば、公衆電話回線網などを用いて行ってもよい。例えば、前述の管理端末(またはインターネット上のサーバ)がWebサーバであり、これがCGI(Common Gateway Interface)、または何らかのスクリプトなどによって、HDDレコーダ213などへ制御コマンドを発行できるようにしておき、携帯端末は、このWebサーバに対してコマンド(Webサービスに対するコマンドなど)を送信するようにすればよい。
【0101】
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる情報処理端末を含むネットワークシステムの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係わる情報処理端末の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図4】電子掲示板の表示例を示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態のコンテンツ一覧テーブルの一例を示す図。
【図6】本発明の第1の実施形態の表示装置の選択画面の一例を示す図。
【図7】本発明の第1の実施形態の識別情報の取得方法の一例を示す図。
【図8】本発明の第1の実施形態のハイパーリンクの表示方法の一例を示す図。
【図9】本発明の第1の実施形態のコンテンツデータの表示例を示す図。
【図10】本発明の第3の実施形態に係わる情報処理端末の構成を示すブロック図。
【図11】本発明の第4の実施形態に係わる情報処理端末を含むネットワークシステムの構成を示す図。
【図12】本発明の第4の実施形態に係わる情報処理端末の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0103】
101、201・・・ホームネットワーク
102、202・・・公衆ネットワーク
111、211・・・端末
112、212・・・テレビ
113、213・・・HDDレコーダ
114、214・・・ルータ
121、221・・・電子掲示板サーバ
111a、211a・・・通信インタフェース
111b、211b・・・表示部
111c、211c・・・識別情報取得部
111d、211d・・・コンテンツデータ読み出し部
111e、211e・・・表示制御部
111f・・・識別情報読み出し部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能な情報処理端末であって、
画像情報または音声情報を含むコンテンツデータを、そのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶手段と、
前記WWWサーバからコンテンツデータの識別情報を取得する取得手段と、
前記取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを前記記憶手段から読み出す手段と、
前記読み出されたコンテンツデータを提示する提示手段と
を備えることを特徴とする情報処理端末。
【請求項2】
WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能であり、かつ、画像情報または音声情報を含むコンテンツデータを、そのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶装置に対し、ローカルネットワークを介して接続可能な情報処理端末であって、
前記WWWサーバからコンテンツデータの識別情報を取得する取得手段と、
前記取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを前記記憶装置から読み出す手段と、
前記読み出されたコンテンツデータを提示する提示手段と
を備えることを特徴とする情報処理端末。
【請求項3】
WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能であり、かつ、画像情報または音声情報を含むコンテンツデータを、そのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶装置およびコンテンツデータを提示するための提示装置に対し、公衆ネットワークまたはローカルネットワークを介して接続可能な情報処理端末であって、
前記WWWサーバからコンテンツデータの識別情報を取得する取得手段と、
前記取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを前記記憶装置から読み出す手段と、
前記読み出されたコンテンツデータを、ローカルネットワークを介して前記提示装置に提供するように制御する手段と
を備えることを特徴とする情報処理端末。
【請求項4】
前記取得手段は、前記WWW(World Wide Web)サーバからハイパーリンクとして配信されている文字列からコンテンツデータの識別情報を取得することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理端末。
【請求項5】
前記WWW(World Wide Web)サーバが、電子掲示板サーバであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理端末。
【請求項6】
前記取得手段は、前記WWW(World Wide Web)サーバからコンテンツデータの識別情報とともに、そのコンテンツデータの提示方法を指定する情報をもあわせて取得し、
前記提示手段は、前記読み出されたコンテンツデータを前記取得した提示方法により提示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項7】
前記取得手段は、前記WWW(World Wide Web)サーバからコンテンツデータの識別情報とともに、そのコンテンツデータの提示方法を指定する情報をもあわせて取得し、
前記制御手段は、前記読み出されたコンテンツデータを前記取得した提示方法で前記提示装置に提示させるように制御することを特徴とする請求項3に記載の情報処理端末。
【請求項8】
前記取得手段は、前記WWW(World Wide Web)サーバからコンテンツデータの識別情報とともに、そのコンテンツデータのうち提示すべき部分を指定する情報をもあわせて取得し、
前記提示手段は、前記読み出されたコンテンツデータのうち前記指定された部分を提示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項9】
前記取得手段は、前記WWW(World Wide Web)サーバからコンテンツデータの識別情報とともに、そのコンテンツデータを提示する速度を指定する情報をもあわせて取得し、
前記提示手段は、前記読み出されたコンテンツデータを前記指定された速度で提示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項10】
前記取得手段は、前記WWW(World Wide Web)サーバからコンテンツデータの識別情報とともに、そのコンテンツデータの提示の際に使用する言語を指定する情報をもあわせて取得し、
前記提示手段は、前記読み出されたコンテンツデータを前記指定された言語で提示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項11】
前記取得手段は、前記WWW(World Wide Web)サーバからコンテンツデータの識別情報とともに、そのコンテンツデータの提示の際にあわせて提示する付加情報をも取得し、
前記提示手段は、前記読み出されたコンテンツデータとともに前記付加情報をもあわせて提示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項12】
前記記憶手段から前記提示手段で提示されているコンテンツデータの識別情報を読み出す手段と、
前記読み出されたコンテンツデータの識別情報を、前記WWW(World Wide Web)サーバに送信する送信手段と
をさらに備えることと特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項13】
前記記憶装置から前記提示手段で提示されているコンテンツデータの識別情報を読み出す手段と、
前記読み出されたコンテンツデータの識別情報を、前記WWW(World Wide Web)サーバに送信する送信手段と
をさらに備えることと特徴とする請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項14】
前記記憶装置から前記提示装置で提示されているコンテンツデータの識別情報を読み出す手段と、
前記読み出されたコンテンツデータの識別情報を、前記WWW(World Wide Web)サーバに送信する送信手段と
をさらに備えることと特徴とする請求項3に記載の情報処理端末。
【請求項15】
WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能な情報処理端末の情報処理方法であって、
前記WWWサーバから画像情報または音声情報を含むコンテンツデータの識別情報を取得し、
複数のコンテンツデータを、それらのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶手段から、前記取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを読み出し、
前記読み出されたコンテンツデータを提示する
ステップを有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項16】
WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能であり、かつ、画像情報または音声情報を含むコンテンツデータを、そのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶装置およびコンテンツデータを提示するための提示装置に対し、公衆ネットワークまたはローカルネットワークを介して接続可能な情報処理端末の情報処理方法であって、
前記WWWサーバからコンテンツデータの識別情報を取得し、
前記取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを前記記憶装置から読み出し、
前記読み出されたコンテンツデータを、ローカルネットワークを介して前記提示装置に提供するように制御する
ステップを有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項17】
WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能なコンピュータに、
前記WWWサーバから画像情報または音声情報を含むコンテンツデータの識別情報を取得させ、
複数のコンテンツデータを、それらのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶手段から、前記取得されたコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを読み出させ、
前記読み出されたコンテンツデータを提示させる
機能を備えることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項18】
WWW(World Wide Web)サーバに対し、公衆ネットワークを介して接続可能であって、かつ、画像情報または音声情報を含むコンテンツデータを、そのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶装置およびコンテンツデータを提示するための提示装置に対し、公衆ネットワークまたはローカルネットワークを介して接続可能なコンピュータに、
前記WWWサーバからコンテンツデータの識別情報を取得させ、
前記取得されたコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを前記記憶装置から読み出させ、
前記読み出されたコンテンツデータを、ローカルネットワークを介して前記提示装置に提供させる
機能を備えることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項19】
公衆ネットワークを介してデータを配信するWWW(World Wide Web)サーバと、
画像情報または音声情報を含むコンテンツデータを、そのコンテンツデータの識別情報と関連づけて記憶する記憶装置と、
コンテンツデータを提示するための提示装置と、
前記記憶装置および前記提示装置とローカルネットワークを介して接続された情報処理端末とを備え、
前記情報処理端末は、前記WWWサーバからコンテンツデータの識別情報を取得する取得手段と、
前記取得したコンテンツデータの識別情報に対応するコンテンツデータを前記記憶装置から読み出す手段と、
前記読み出されたコンテンツデータを、ローカルネットワークを介して前記提示装置に提供するように制御する手段と
を備えることを特徴とするネットワークシステム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−52594(P2007−52594A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−236757(P2005−236757)
【出願日】平成17年8月17日(2005.8.17)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】