説明

情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム

【課題】会議の属性を記述する情報とグループ化された会議の音声及び画像とを関連付ける情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】会議の画像と音声とを識別する第1の識別情報で関連付けて登録する第1の手段と、グループ化した画像と音声とを識別する第2の識別情報を生成する第2の手段と、会議の属性を記述する属性情報を第2の識別情報で識別されるグループ毎に対応付ける第3の手段とを有する。この構成によれば、会議の属性を記述する属性情報とグループとグループに属する会議の画像及び音声とを関連付けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会議の属性を記述する情報とグループ化された会議の音声及び画像とを関連付ける情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
会議又は講義等において、発表者は、プロジェクタにより資料画像を投影し、投影した資料画像に対して発表を行う。このようにして行なわれた会議等で投影された資料画像及び発言された会議音声を予め記録した後、記録した資料画像及び会議音声を記録した時刻に基づいて同期させて表示及び出音することで、会議に出席しなかった者や会議の内容を再確認しようとする者が会議の内容を参照することができる。
【0003】
このような機能を有する記録システムとしては、プロジェクタが投影した資料画像をプロジェクタ内部に保存するだけでなく、会議における音声をプロジェクタに接続されたマイクロフォンで取得してプロジェクタ内部に保存した後、資料画像及び会議音声を保存した時刻に基づいて同期させて遠隔端末装置に表示及び出音できるプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、会議において使用される資料画像と資料画像の使用される時刻とを関連付けて保存する場合には、保存した資料画像を、例えば、ID番号や資料画像の使用時刻と言った資料画像を識別する識別情報のみに基づいて検索するのではなく、会議の予定を管理する予定表をも用いて資料画像を検索することで、会議を繰り返す度に蓄積する資料画像の中から所望の資料画像を効率的に検索できる。
【0005】
このような機能を有する検索装置としては、会議等で使用される文書データと会議等の会議スケジュールを管理するスケジュール表とを記憶し、かつ会議で使用する文書データへのリンク情報を会議スケジュールに付加して記憶することで、文書データをスケジュール表を用いて検索できる検索装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2005‐284196
【特許文献2】特開平07‐141389
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
会議の属性を記述する情報とグループ化された会議の音声及び画像とを関連付ける情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る情報処理システムは、会議の画像と音声とを識別する第1の識別情報で関連付けて登録する第1の手段と、グループ化した画像と音声とを識別する第2の識別情報を生成する第2の手段と、会議の属性を記述する属性情報を第2の識別情報で識別されるグループ毎に対応付ける第3の手段と、を有することを特徴としている。
【0008】
上記構成において、属性情報を対応するグループに関連付けて表示させる第4の手段を更に有する構成を採用できる。
【0009】
上記構成において、第4の手段は、会議の予定を管理する管理部に予め登録されている情報から、グループ毎に、当該グループに関連する属性情報を取得する構成を採用できる。
【0010】
上記構成において、属性情報は少なくとも、会議名、参加者、日時及び場所の情報の少なくとも1つを含む構成を採用できる。
【0011】
上記構成において、属性情報の入力をオペレータに促すための表示情報を、該当するグループに対応付けて表示させる第5の手段を有する構成を採用できる。
【0012】
上記構成において、第3の手段は、属性情報を所定のデータベースに保存する手段を含む構成を採用できる。
【0013】
本発明に係る情報処理装置は、会議の画像と音声とを識別する第1の識別情報で関連付けて登録する第1の手段と、グループ化した画像と音声とを識別する第2の識別情報を生成する第2の手段と、会議の属性を記述する属性情報を第2の識別情報で識別されるグループ毎に対応付ける第3の手段と、を有することを特徴としている。
【0014】
本発明に係るコンピュータを、会議の画像と音声とを識別する第1の識別情報で関連付けて登録する第1の手段と、グループ化した画像と音声とを識別する第2の識別情報を生成する第2の手段と、会議の属性を記述する属性情報を第2の識別情報で識別されるグループ毎に対応付ける第3の手段と、として機能させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の構成によれば、会議の属性を記述する属性情報とグループとグループに属する会議の画像及び音声とを関連付けることができる。
【0016】
請求項2の構成によれば、グループに関連付けた属性情報を一見して知ることができる。
【0017】
請求項3の構成によれば、会議の予定を管理するデータベースに予め登録された情報とグループとグループに属する会議の画像及び音声とを関連付けることができる。
【0018】
請求項4の構成によれば、会議名、参加者、日時及び場所の情報の少なくとも1つとグループとグループに属する会議の画像及び音声とを関連付けることができる。
【0019】
請求項5の構成によれば、属性情報の入力をオペレータに促すことができる。
【0020】
請求項6の構成によれば、属性情報をデータベースに保存できる。
【0021】
請求項7の構成によれば、会議の属性を記述する属性情報とグループとグループに属する会議の画像及び音声とを関連付けることができる。
【0022】
請求項8の構成によれば、会議の属性を記述する属性情報とグループとグループに属する会議の画像及び音声とを関連付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
【実施例1】
【0024】
図1は本発明の情報処理システムの一実施形態を示す構成図である。
本発明の情報処理システムは、情報処理装置100、第1入力装置170及び第2入力装置270、第1表示装置180及び第2表示装置280、第1出音装置190及び第2出音装置290、遠隔端末装置200、並びにそれぞれ会議の開催される会場(会議室401ないし40n)毎に少なくとも1組設置される画像生成装置110、音声取得装置120、画像表示装置130、及び音声画像取込装置150で構成されている。
【0025】
情報処理装置100は、例えば、パーソナルコンピュータで構成される。情報処理装置100は、音声画像取込装置150、第1入力装置170、第1表示装置180、第1出音装置190、及び、遠隔端末装置200に接続している。
【0026】
尚、情報処理装置100と遠隔端末装置200とは、ネットワーク300を介して接続している。情報処理装置100の機能及び構成については後述する。
【0027】
会議室401に設置された画像生成装置110、音声取得装置120、画像表示装置130、及び音声画像取込装置150の構成は、会議室402から40nに設置されたものと同様の構成、接続、及び機能を有するため、会議室401に設置された画像生成装置110、音声取得装置120、画像表示装置130、及び音声画像取込装置150についてのみ説明する。
【0028】
画像生成装置110は、例えば、会議における説明者等の持込んだノートパソコン又は会議室401に予め設置されたパーソナルコンピュータ等で構成され、音声画像取込装置150に取外し可能に接続している。
【0029】
画像生成装置110は、会議において説明対象とする資料を予め記憶し、記憶している資料に基づいて、例えばRGB信号等の画像信号を生成する。その後、画像生成装置110は、生成した画像信号を音声画像取込装置150に出力する。
【0030】
音声取得装置120は、例えば、マイクロフォンで構成され、音声画像取込装置150に接続している。音声取得装置120は、会議における音声を取得し、取得した音声信号を音声画像取込装置150に出力する。
【0031】
画像表示装置130は、例えば、プロジェクタ又はプラズマディスプレイで構成され、音声画像取込装置150に接続している。画像表示装置130は画像生成装置110から出力された画像信号であって、音声画像取込装置150を介して入力された画像信号を、例えば、スクリーンへ投影する、又は自ら備える表示画面へ表示する。
【0032】
音声画像取込装置150は、例えば、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)等の演算部、RAM(Random Access Memory)等の記憶部、及びRAM(Random Access Memory)等の記憶部に記憶された情報を処理するプログラムで構成されている。音声画像取込装置150の機能は、音声画像取込装置150の実行するソフトウェア制御により実現される。
【0033】
音声画像取込装置150は、画像生成装置110、音声取得装置120、画像表示装置130、及び情報処理装置100に接続している。音声画像取込装置150は、音声画像取込装置150に接続された音声取得装置120が音声を取得した会議の開催会場を識別する情報を、予め記憶部に記憶している。
【0034】
音声画像取込装置150は、画像生成装置110から画像信号を受信する。この後、受信した画像信号を画像表示装置130へ出力する。
この構成によれば、例えば、ユーザが所持するノートパソコンである画像生成装置110に予め記憶された画像を画像表示装置130に表示させることができる。
【0035】
また、音声画像取込装置150は、会議で使用された資料に基づいて画像生成装置110が生成した画像信号を受信し、受信した画像信号から、例えば、JPEGフォーマット等の画像データである資料画像を生成する。
【0036】
ここで、音声画像取込装置150は、所定の時間間隔で画像信号から画像データを生成する。またこれに限られず、音声画像取込装置150は、画像信号に変化が生じた場合にのみ画像信号から画像データを生成する構成を採用できる。
【0037】
具体的には、比較対照とする2つの画像データにおける各画素が変化したか否かを判断し、変化した画素が所定の閾値以上存在する場合に、2つの画像データは異なると判断する。尚、画素が変化したか否かについては、各画素のRGB値の差分が所定の閾値以上の場合に当該画素は変化したと判断する。
【0038】
更に、音声画像取込装置150は、音声取得装置120から音声信号を入力され、入力された音声信号から、例えば、MP3フォーマット等の音声データを生成する。次に、音声画像取込装置150は、資料画像を生成したタイミングで取得した音声データを分割する。
【0039】
次に、音声画像取込装置150は、取得した資料画像、資料画像を取得した日時、分割した会議音声、会議音声を取得した日時、及び会議音声を取得した会場を識別する情報を関連付けて、資料画像を生成したタイミングで情報処理装置100へ出力する。
【0040】
第1入力装置170は、例えば、キーボード、ポインティングディバイス(以下単に、マウスと言う)、又はタッチパネルで構成され、情報処理装置100に接続している。第1入力装置170は、ユーザに操作されて各種の信号、情報、及び命令を入力する。尚、各種の信号、情報、及び命令については、後述する。
【0041】
第1表示装置180は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、又はCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイで構成され、情報処理装置100に接続している。第1表示装置180は、情報処理装置100により制御されて、各種の画像及び情報を表示する。尚、第1表示装置180が表示する各種の画像及び情報については、後述する。
【0042】
第1出音装置190は、例えば、スピーカで構成され、情報処理装置100に接続している。第1出音装置190は、情報処理装置100により制御されて、会議中に音声取得装置120が取得した会議音声を出音する。
【0043】
ネットワーク300は、LAN(Local Area Network )、WAN(Wide Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)又はインタネットで構成され、情報処理装置100と遠隔端末装置200とに接続している。
【0044】
遠隔端末装置200は、例えば、パーソナルコンピュータ等で構成され、第2入力装置270、第2表示装置280、第2出音装置290、及びネットワーク300に接続している。遠隔端末装置200は、第2入力装置270から取得した各種の信号、情報、及び命令をネットワーク300を介して情報処理装置100へ出力する。
【0045】
尚、図1において、遠隔端末装置200、並びに遠隔端末装置200に接続する第2入力装置270、第2表示装置280、及び第2出音装置290(以下単に、遠隔端末装置等と言う)をそれぞれ1台のみ図示したが、これに限定される訳ではなく、複数台の遠隔端末装置等がネットワーク300を介して情報処理装置100に接続する構成を採用できる。
【0046】
また、遠隔端末装置200は、ネットワーク300を介して情報処理装置100の出力する制御情報を受信し、受信した制御情報に従って、第2表示装置280の表示、及び第2出音装置290の出音を制御する。
【0047】
第2入力装置270、第2表示装置280、及び第2出音装置290は、遠隔端末装置200に接続している。第2入力装置270、第2表示装置280、及び第2出音装置290の構成及び機能については、第1入力装置170、第1表示装置180、及び第1出音装置190と同様であるため、説明を省略する。
【0048】
尚、第1入力装置170と第2入力装置270とを以下単に、入力装置170等と言い、第1表示装置180と第2表示装置280とを以下単に、表示装置180等と言い、第1出音装置190と第2出音装置290とを以下単に、出音装置190等と言う。
【0049】
次に、図2を参照して本発明に係る情報処理装置の一構成例について説明する。図2は本発明の情報処理装置の一実施形態を示すブロック図である。
【0050】
情報処理装置100は、音声画像データベース1012、インデックスデータベース1013、グループ情報データベース1014、登録部1020、テキスト抽出部1030、インデックス登録部1040、閲覧編集部1050、会議情報検索部1060、会議情報管理部1070、入出力制御部1080、及び通信部1090で構成される。
【0051】
図2に示す登録部1020、テキスト抽出部1030、インデックス登録部1040、閲覧編集部1050、会議情報検索部1060、会議情報管理部1070、及び入出力制御部1080の各機能は、情報処理装置100が実行するソフトウェア制御により実現できる。
【0052】
ここで図3を参照して、ソフトウェア制御を実行するための情報処理装置100の構成について説明する。図3は、このソフトウェア制御を実現するための情報処理装置100の一構成例を表す構成図である。
【0053】
情報処理装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算部101、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の読み出し専用メモリであるROM102(Read-Only Memory )、DRAM(Dynamic RAM)又はSRAM(Static RAM)等の揮発性メモリ及びNVRAM(Non Volatile RAM)等の不揮発性メモリで構成されるRAM103(Random Access Memory)、並びにハードディスク(Hard Disk)等の外部記憶部104で構成され、演算部101、ROM102、RAM103、及び外部記憶部104は互いにバス105によって接続している。
【0054】
ソフトウェア制御は、ROM102、RAM103、又は外部記憶部104の少なくともひとつに格納したプログラムを演算部101が読み、読込んだプログラムに従って演算部101が演算を行うことにより上記各部の機能を実現する。
【0055】
ここで、図2に戻り、情報処理装置100の構成について引き続き説明する。
音声画像データベース1012は、例えば、外部記憶部104で構成される記憶部と、例えば、MySQL又はPostgreSQL等のプログラムであって、記憶部が記憶した情報を変更、参照、維持、又は管理するプログラムで構成される。尚、以下で説明するインデックスデータベース1013及びグループ情報データベース1014の構成も同様に、記憶部と記憶部が記憶する情報を管理する管理プログラムとで構成される
【0056】
音声画像データベース1012は、登録部1020及び閲覧編集部1050に接続している。音声画像データベース1012は、記憶部が記憶する情報を変更、参照、維持、又は管理する。
【0057】
音声画像データベース1012によって情報を管理される記憶部は、取得した日時で登録部1020により関連付けられた会議音声及び会議で使用された資料画像(以下単に、会議音声等と言う)を記憶する。
【0058】
具体的には、会議において資料画像が投影されていた時間区間において取得された音声と資料画像とを同一のディレクトリに保存することで関連付ける。尚、資料画像が投影されていた時間区間は、ある資料画像を取得した日時とそれに続く別の資料画像を取得した日時とで定まる。
【0059】
更に、記憶部は、会議音声等を識別する情報である第1の識別情報(以下単に、データ識別情報という)、データ識別情報で識別される会議音声等を保存した保存先、及び会議の書誌的情報を同一レコードに関連付けて記憶する。
【0060】
尚、会議の書誌的情報は、会議の開催場所、会議の開始日時又は終了日時のいずれか1つ以上を含む。尚、データ識別情報が資料画像を識別することを強調する場合には、データ識別情報を資料画像識別情報と言う。また、音声画像データベース1012が管理する記憶部の情報は、閲覧編集部1050により検索される場合に参照される。
【0061】
ここで、記憶部が記憶する会議音声等を管理するために、音声画像データベース1012が用いる音声画像テーブルを以下の表1に示す。
【0062】
【表1】

【0063】
表1は、データIDカラム、保存先URLカラム、場所名カラム、及び日時カラムを有している。
データIDカラムにはデータ識別情報が、保存先URLカラムには会議音声等を保存した保存先をURL(Uniform Resource Locator)を用いて表す情報が、場所名カラムには会議の開催場所を識別する情報が、及び日時カラムには資料画像を取得した日時が保存される。
【0064】
尚、表1には、データ識別情報が重複するレコード、並びに資料画像を取得した日時及び会場を識別する情報の双方が重複するレコードが登録されることはない。
【0065】
具体的には、表1のデータ識別情報である「35」で識別される会議音声等は、「http://aaa/data/35/」で識別されるディレクトリに保存されていることを表している。また、データ識別情報である「35」で識別される会議音声等は、「会議室A」で識別される開催場所で取得されたことを表している。
【0066】
また、データ識別情報「35」で識別される資料画像は「2005年11月21日の10時25分10秒」に取得され、データ識別情報「35」で識別される会議音声は「2005年11月21日の10時25分10秒」から「2005年11月21日の10時28分04秒」と言う時刻で定まる時間区間において取得されたことを表している。
【0067】
尚、保存先URLカラムに蓄積された保存先には、1つの資料画像、及び1つの会議音声が保存される。資料画像及び会議音声は、それぞれが資料画像及び会議音声であることを識別できるよう、予め定められた文字列を含むファイル名で保存される。
【0068】
インデックスデータベース1013は、インデックス登録部1040及び閲覧編集部1050に接続している。インデックスデータベース1013は、記憶部が記憶する情報を変更、参照、維持、又は管理する。
【0069】
インデックスデータベース1013によって情報を管理される記憶部は、データ識別情報、及び資料画像から抽出された情報(以下単に、抽出情報と言う)を、インデックス登録部1040により関連付けられて記憶する。また、インデックスデータベース1013が情報を管理する記憶部は、閲覧編集部1050が情報を検索する際に参照される。
【0070】
尚、抽出情報は、データ識別情報で識別される資料画像から画像認識処理により取得したテキスト情報を構成する1又は複数の単語を含む。
【0071】
グループ情報データベース1014は、閲覧編集部1050に接続している。グループ情報データベース1014は、記憶部が記憶する情報を変更、参照、維持、又は管理する。
【0072】
グループ情報データベース1014によって情報を管理される記憶部は、1又は複数の資料画像で構成される資料グループに関する情報を記憶する。また、グループ情報データベース1014が管理する記憶部の情報は、閲覧編集部1050により参照される。
【0073】
ここで、資料グループに関する情報を管理するために、グループ情報データベース1014が用いるグループ情報テーブルを以下の表2に示す。
【0074】
【表2】

【0075】
表2は、グループIDカラム、データIDカラム、会議室名カラム、会議名カラム、参加者カラム、日時カラム、メモカラム、及びリンクカラムを有している。
【0076】
グループIDカラムには資料グループを識別する第2の識別情報(以下単に、資料グループ識別情報と言う)を、データIDカラムには資料グループを構成する資料画像を識別する情報(つまり、データID)を、会議室名カラムには資料グループを使用した会議の開催場所を識別する情報を、会議名カラムには会議の名称を、参加者カラムには会議の参会者の氏を、日時カラムには会議の開催期間を、メモカラムには会議の議事録を、リンクカラムには議事録を構成する議事と議事が議論の対象とした資料画像との関係(以下単に、議事関係と言う)を表す情報と議事関係を識別する情報とを保存する。
【0077】
尚、表2に示したグループ情報テーブルは、グループIDカラムに保存する資料グループ識別情報が重複するレコードを有することは無い。また、表2に示したグループ情報テーブルは、会議室名カラムに保存する会議の開催場所を識別する情報、及び日時カラムに保存する会議の開催期間の双方が重複するレコードを有することは無い。また、表2のデータIDカラムが保存する資料画像を識別する情報は、表1のデータIDカラムが保存するデータ識別情報である。
【0078】
具体例を挙げると、表2の資料グループ識別情報である「G123」で識別される資料グループは、データ識別情報「42」、「43」、「44」、「45」、「46」、「47」、及び「48」で識別される資料画像で構成されることを表している。
【0079】
また、資料グループ識別情報「G122」で識別される資料グループを使用した会議は、会議の名称が「週報会」、会議の開催場所が「会議室A」、会議の出席者が「佐藤」及び「加藤」の2名、会議の開催期間が「2005年11月16日 14時から15時」であったことを表している。
【0080】
また、リンクカラムに保存される文字列は、議事関係を表す情報と、議事関係を識別する情報とで構成される。
より具体的に、リンクカラムに保存された「Link1: 2-12 -> 46」と言う文字列を例に挙げて説明する。
「 2-12 -> 46」と言う部分文字列は、同じレコードのメモカラムに保存された議事録の先頭の文字を「1番目」とすると、「2番目」から「12」番目までの部分文字列から成る議事(つまり、「車種別売り上げを調べること」と言う部分文字列)は、データID「46」で識別される資料画像を議事の対象としたと言う関係を表す。
【0081】
また、「Link1」と言う部分文字列は、「 2-12 -> 46」と言う部分文字列が表す議事関係を識別するための情報が「1」であることを表している。
【0082】
ここで、図2に戻り、情報処理装置100の構成について説明する。
登録部1020は、音声画像データベース1012、テキスト抽出部1030、及び音声画像取込装置150に接続している。登録部1020は、音声画像取込装置150から、資料画像、資料画像を取得した日時、会議音声、会議音声を取得した日時、及び会場を識別する情報を関連付けて取得する。
【0083】
ここで、登録部1020が、取得した会議音声等を音声画像データベース1012に登録するために実行する登録処理について説明する。
先ず、 登録部1020は、取得した資料画像を基に資料画像に関する画像を作成する。尚、本実施例において、資料画像に関する画像は、資料画像を基に作成されるサムネイルを言うとして説明する。次に、登録部1020は、資料画像及び会議音声を識別するデータ識別情報を生成する。
【0084】
その後、登録部1020は、記憶部の所定のディレクトリ(表1においては、「http://aaa/data/」)の直下にデータ識別情報で表されるディレクトリを作成し、作成したディレクトリ内にデータ識別情報で識別される会議音声、資料画像、及び資料画像基に作成されたサムネイルを保存する。
【0085】
次に、登録部1020は、生成したデータ識別情報、会議音声等の保存先、会場を識別する情報、資料画像の取得日時とを同一レコードのデータIDカラム、保存先URLカラム、場所名カラム、及び日時カラムに関連付けて登録する。
【0086】
尚、上記の登録処理は、例えば、SQL等のINSERT文を作成して音声画像データベース1012を構成するプログラムに実行させることで実現できる。
【0087】
つまり、登録部1020は、会議音声と資料画像とをデータ識別情報で関連付けて記憶部に登録する。また、これにより登録部1020は、サムネイルとデータ識別情報とを関連付けて記憶部に登録する。
【0088】
所定のディレクトリに保存される資料画像と資料画像に基づいて作成されたサムネイルとは、それぞれの関係をファイル名から取得できるよう所定の共通した文字列を含む。また登録部1020は、資料画像及び資料画像を識別するデータ識別情報を関連付けてテキスト抽出部1030へ出力する。
【0089】
テキスト抽出部1030は、例えば、OCR(Optical Character Reader)装置等で構成される。テキスト抽出部1030は、登録部1020及びインデックス登録部1040に接続している。
【0090】
テキスト抽出部1030は、登録部1020から資料画像及び資料画像を識別するデータ識別情報を関連付けて取得する。テキスト抽出部1030は、取得した資料画像に対して文字認識処理を実施してテキスト情報を抽出する。
【0091】
その後、テキスト抽出部1030は、資料画像、資料画像から取得したテキスト情報、及び資料画像を識別するデータ識別情報を関連付けてインデックス登録部1040へ出力する。
【0092】
インデックス登録部1040は、テキスト抽出部1030及びインデックスデータベース1013に接続している。インデックス登録部1040は、テキスト抽出部1030から資料画像、資料画像から抽出されたテキスト情報、及び資料画像を識別するデータ識別情報を関連付けて取得する。
【0093】
インデックス登録部1040は、取得したテキスト情報に対して形態素解析を実行することで単語を抽出する。特に、英語表記された文字列の場合には、インデックス登録部1040は、空白部分でテキスト情報を分割する等して文字列を抽出する。
【0094】
その後、インデックス登録部1040は、資料画像から抽出した単語を含む抽出情報を資料画像を識別するデータ識別情報と関連付けてインデックスデータベース1013へ登録する。また、インデックス登録部1040は、会議の書誌的情報をデータ識別情報と関連付けてインデックスデータベース1013へ登録する。
【0095】
つまり、資料画像はデータ識別情報に関連付けて記憶部に登録されているので、インデックス登録部1040は資料画像から抽出された抽出情報とデータ識別情報とを関連付けることで、資料画像から抽出された抽出情報と資料画像とを関連付けて記憶部に登録できる。
【0096】
閲覧編集部1050について説明する前に、会議情報検索部1060、会議情報管理部1070、入出力制御部1080、及び通信部1090について説明する。
【0097】
会議情報検索部1060は、閲覧編集部1050及び会議情報管理部1070に接続している。会議情報検索部1060は、閲覧編集部1050から資料グループ識別情報、資料グループ識別情報で識別される資料グループを構成する資料画像を取得した時刻を表す情報、及び資料グループを使用した会議の開催場所を識別する情報を取得する。
【0098】
次に、会議情報検索部1060は、取得した時刻を表す情報と会議の開催場所を識別する情報とに基づいて、会議情報管理部1070が管理する会議の開催履歴を含む会議に関する情報を取得する。その後、会議情報検索部1060は、取得した会議に関する情報を閲覧編集部1050へ出力する。
【0099】
具体的には、会議情報検索部1060は、取得した情報が表す時刻において、取得した識別情報で識別される開催場所で開催されていた会議を特定し、特定した会議の開催履歴を含む会議に関する情報を取得する。尚、会議に関する情報は、会議の開催日時又は期間、開催場所、参加者(又はそれらを識別する情報)、並びに後述するリンク情報を含む。
【0100】
また、会議情報検索部1060は、会議に関する情報を会議情報管理部1070から取得した場合には、会議の開催履歴と資料グループ識別情報とを関連付けて管理するよう会議情報管理部1070へ命令を出力する。次に、会議情報検索部1060は、資料グループ識別情報及び会議の開催履歴、並びに会議の開催場所を識別する情報を会議情報管理部1070へ出力する。
【0101】
会議情報管理部1070は、例えば、RAM103(Random Access Memory)又はハードディスク(Hard Disk)等の外部記憶部104で構成される記憶部を有し、記憶部が記憶する情報を管理する。
【0102】
会議情報管理部1070は、会議情報検索部1060に接続している。会議情報管理部1070の有する記憶部は、会議の予定を記憶し、特に、過去に開催された会議に関する情報と、会議で使用した資料グループとを関連付けて記憶する。
【0103】
ここで、会議情報管理部1070が管理する情報を説明するために、会議情報管理部1070が用いるスケジュールテーブルを以下の表3に示す。
【0104】
【表3】

【0105】
スケジュールテーブルは、日時カラム、イベント名カラム、場所カラム、参加者カラム、及びリンク先カラムを有する。
日時カラムは会議の開催期間を、イベント名カラムは会議の名称を、場所カラムは会議の開催場所を識別する情報を、参加者カラムは会議の参加者の氏を、及びリンク先カラムは情報処理装置100を識別する情報(以下単に、情報処理装置識別情報と言う)と会議で使用された資料グループを識別する情報とを保存する。尚、以下単に、情報処理装置識別情報と資料グループ識別情報とを合わせてリンク情報と言う。
【0106】
具体的には、情報処理装置100を識別する情報は、例えば、Mac(Media Access Control Address)アドレス、ホスト名、IP(Internet Protocol )アドレス、IPアドレスと関連付けられたドメイン名を含む。特に、IPアドレス及びドメイン名は、インタネット上で情報処理装置100を識別可能な情報(いわゆるグローバルな情報)を含む。
【0107】
尚、スケジュールテーブルは、日時カラム及び場所カラムに保存される情報の双方が重複するレコードを有することはない。また、同一の行に保存される情報は、それぞれ同一の会議に関する情報である。
【0108】
また、会議情報管理部1070は、会議情報検索部1060から、会議の開催履歴と資料グループ識別情報とを関連付けて管理するよう命ずる命令を取得する。次に、会議情報管理部1070は、資料グループ識別情報と、関連付ける会議の開催期間及び開催場所を識別する情報を会議情報検索部1060から取得する。
【0109】
その後、会議情報管理部1070は、取得した会議の開催期間及び開催場所を識別する情報で特定されるレコードをスケジュールテーブルから取得し、取得したレコードのリンク先カラムに取得した資料グループ識別情報及び情報処理装置100を識別する情報(つまり、リンク情報)を保存する。
【0110】
更に、会議情報管理部1070は、会議情報検索部1060から、時刻を表す情報と会議の開催場所を識別する情報とを取得する。次に、会議情報管理部1070は、取得した情報が表す時刻において、取得した情報が表す場所で開催されていた会議を検索する。その後、会議情報管理部1070は、検索した会議に関する情報を会議情報管理部1070へ出力する。
【0111】
入出力制御部1080は、閲覧編集部1050、第1入力装置170、第1表示装置180、第1出音装置190、及び通信部1090に接続している。
【0112】
入出力制御部1080は、第1入力装置170又は通信部1090から入力された検索キーワード等の情報、信号、及び命令を閲覧編集部1050へ出力する。逆に、閲覧編集部1050から制御情報を取得し、取得した制御情報に従って第1表示装置180及び第1出音装置190を制御する、若しくは制御情報を通信部1090へ出力する。
【0113】
通信部1090は、例えば、ネットワークアダプタ等で構成され、入出力制御部1080及びネットワーク300に接続している。通信部1090は、ネットワーク300を通じて遠隔端末装置200から入力された検索キーワード等の情報、信号、及び命令を入出力制御部1080へ出力する。逆に、入出力制御部1080から取得した制御情報を、ネットワーク300を通じて遠隔端末装置200へ出力する。
【0114】
閲覧編集部1050は、音声画像データベース1012、インデックスデータベース1013、グループ情報データベース1014、会議情報検索部1060、及び入出力制御部1080に接続している。閲覧編集部1050は、登録部1020が記憶部に登録した資料画像及び会議音声を、ユーザが入力装置170等を操作して入力した検索キーワードと、インデックス登録部1040がインデックスデータベース1013に登録した抽出情報と、に基づいて検索する機能(以下単に、抽出検索機能と言う)を有する。
【0115】
ここで、図4を参照して、ユーザが入力装置170等を操作して検索キーワードを入力する際、及び閲覧編集部1050が検索した画像を表示する際に、表示装置180等が表示する閲覧画面FVについて説明する。図4は、表示装置180等が表示する閲覧画面FVの一例を説明するための図である。
【0116】
閲覧画面FVは、検索ワードテキストボックスTBW、検索ボタンBTS、サムネイルページコントロールPC、グループ化ボタンBTG、保存ボタンBTV、及び付加ボタンBTAを有する。
【0117】
検索ワードテキストボックスTBWは、ユーザが入力装置170等を操作して入力した検索キーワードを表示する。検索ボタンBTSは、検索ワードテキストボックスTBWに表示された検索キーワードであり、かつ入力装置170等が入力した検索キーワードに基づいて検索条件を生成し、生成した検索条件に従って検索を行なうよう閲覧編集部1050へ命じる命令を入力できる事を表すボタン表示である。
【0118】
グループ化ボタンBTG、保存ボタンBTV、及び付加ボタンBTAについて説明する前に、サムネイルページコントロールPCについて説明する。
【0119】
サムネイルページコントロールPCは、閲覧編集部1050の検索した資料画像に関連付けられたサムネイル等を、資料画像を取得した会議の会場毎に表示する。
【0120】
サムネイルページコントロールPCは、会場毎にサムネイル等を分類して表示するページを有する。更に、サムネイルページコントロールPCは、ページ毎に1つの場所タブTCを有し、ユーザがマウスポインタを場所タブTCに合わせてクリックする等して選択することで、選択された場所タブTCに対応するページを表示する。
【0121】
具体例を挙げると、図4においては、サムネイルページコントロールPCは、「会議室A」及び「会議室B」と表示する場所タブTC1及びTC2を有し、「会議室A」と表示する場所タブTC1に対応したページは、「会議室A」で識別される会議会場で取得されたサムネイルを表示する。
【0122】
サムネイルページコントロールPCの有するページはそれぞれ時刻表示領域AT、及びサムネイル表示領域ASを有する。時刻表示領域ATと時刻表示領域ATの直下に表示されるサムネイル表示領域ASとは、それぞれ対となっている。
【0123】
つまり、サムネイル表示領域ASは、閲覧編集部1050が検索した資料画像に関連付けられたサムネイルを一覧表示する。特に、サムネイル表示領域ASは、サムネイルを生成する基礎とした資料画像を取得した時刻が早い順又は遅い順に左上から右下へと順にサムネイルを表示する。
【0124】
また、時刻表示領域ATは、時刻表示領域ATの直下に表示されたサムネイル表示領域ASが表示するサムネイルを生成する基礎とした資料画像を取得した時刻の内で、最も早い時刻を表示する。
【0125】
尚、対となった時刻表示領域ATとサムネイル表示領域ASとは、まったく表示されない、若しくは1又は複数が対表示される。特に、本実施例では、サムネイルは、生成する基礎とした資料画像を取得した日付に基づいて分類されてサムネイル表示領域ASに表示される。
【0126】
つまり、同日に複数の会議が開催された場合であって、それぞれの会議において生成したサムネイルを閲覧編集部1050が検索した場合であっても、検索されたサムネイルは開催された会議毎に分類されてサムネイル表示領域ASに表示されるのではなく、資料画像を取得した日付に基づいて分類表示される。
【0127】
複数の時刻表示領域ATとサムネイル表示領域ASとの対は、同一ページにおいて、表示対象とする会議の開始日時が早い順、又は遅い順に上から順に表示される。
【0128】
尚、ページ内に全ての時刻表示領域ATとサムネイル表示領域ASとを表示する領域が存在しない場合には、ページは、スクロールバーSBを表示して時刻表示領域ATとサムネイル表示領域ASとをスクロール表示する。
【0129】
時刻表示領域ATは、開始日付テキストボックスTBD及び開始時分テキストボックスTBTを有する。開始日付テキストボックスTBDは、直下に表示されたサムネイル表示領域ASに表示されるサムネイルを取得した会議の開始日付を表示する。開始時分テキストボックスTBTは、同様に会議の開始時分を表示する。
【0130】
尚、表示装置180等に表示する閲覧画面FVは、例えば、HTTP等の構造化された文書によりその形状及び機能を記述され、例えば、インタネットエクスプローラ等のウェブブラウザを用いて画面として表示される。
【0131】
ここで、図5を参照して、図4に示したサムネイル表示領域ASに表示されるサムネイルについて説明する。図5は、図4に示したサムネイル表示領域AS1の部分拡大図である。図5に示すサムネイル表示領域AS1は、閲覧編集部1050が検索した資料画像のサムネイルSN11から15、及びSN21から27を表示する。
【0132】
尚、サムネイルSN11から15は表1に示した音声画像テーブルが保存するデータ識別情報「37から41」で識別され、サムネイルSN21から27は表1に示したデータ識別情報「42から48」で識別される。
【0133】
ここで、閲覧編集部1050が抽出検索機能を提供する際に実行する処理である抽出検索処理の一例について説明する。
先ず、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作して入力した検索キーワードを入出力制御部1080から取得する。
【0134】
尚、閲覧編集部1050は、ユーザが入力したキーワードを確認できるよう、取得したキーワードを検索ワードテキストボックスTBWに表示するよう表示装置180等を制御する。
【0135】
また、閲覧編集部1050は、検索を行なうよう命じる信号であって、ユーザが入力装置170等を操作してマウスポインタを検索ボタンBTSに合わせた後にクリックする等して入力した命令を入出力制御部1080から受信する。
【0136】
その後、閲覧編集部1050は、閲覧画面FVのサムネイルページコントロールPCが表示するページが表示している会場を識別する情報を取得する。
【0137】
次に、閲覧編集部1050は、取得した検索キーワード及び取得した会場を識別する情報に基づいて検索条件を作成する。検索条件は、例えば、SQL文のWHERE句等で表される条件であって、検索キーワードを資料画像から抽出した抽出情報に含むと言う条件、検索キーワードで表される時間区間において取得された会議音声又は資料画像であると言った条件、取得した会場を識別する情報で識別される会場で取得された会議音声又は資料画像であると言った条件、若しくはそれらの組合せである。
【0138】
次に、閲覧編集部1050は、生成した検索条件に合致するレコードを、音声画像データベース1012又はインデックスデータベース1013から検索し、検索したレコードのデータIDカラムに記憶されたデータ識別情報を取得する。
【0139】
その後、閲覧編集部1050は、音声画像データベース1012の有する音声画像テーブルから、検索したデータ識別情報をデータIDカラムに記憶するレコードを取得する。次に、閲覧編集部1050は、取得したレコードの保存先URLカラムに記憶する保存先から資料画像のサムネイルを取得する。その後、閲覧編集部1050は、閲覧画面FVのサムネイル表示領域ASに取得したサムネイルを一覧表示するように入出力制御部1080を介して表示装置180等を制御する。
【0140】
また、閲覧編集部1050は、表示させたサムネイルSNとサムネイルSNに関連付けて記憶部に記憶させたデータ識別情報とを関連付けて記憶する。
【0141】
その後、閲覧編集部1050は、例えば、ユーザが入力装置170等を操作して入力した信号であって、閲覧画面FVに表示されたサムネイルSNを選択する信号を取得する。次に、閲覧編集部1050は、サムネイルSNを選択する信号を受信し、選択されたサムネイルSNと関連付けて記憶したデータ識別情報を取得する。
【0142】
その後、取得したデータ識別情報と関連付けて記憶部が記憶した資料画像及び会議音声を検索する。具体的には、閲覧編集部1050は、表1に示した音声画像テーブルのデータIDカラムに取得したデータ識別情報を記憶するレコードを取得し、取得したレコードの保存先URLカラムの保存先に保存された資料画像及び会議音声を取得する。
【0143】
次に、閲覧編集部1050は、検索した資料画像を閲覧画面FVと異なる画面に表示するよう、入出力制御部1080を介して表示装置180等を制御する。
【0144】
その後、閲覧編集部1050は、検索した会議音声であって、表示装置180等に表示させる資料画像に日時で関連付けて登録部1020が記憶部に登録した会議音声を出音するよう入出力制御部1080を介して出音装置190等を制御する。つまり、閲覧編集部1050は、検索した会議音声を、表示装置180等が表示する資料画像に同期して出力するよう出音装置190等を制御する。
【0145】
上記実施形態では、閲覧編集部1050は、サムネイルを一覧表示するように表示装置180等を制御し、資料画像のサムネイルSNを選択する信号を受信する場合について説明したがこれに限定されるわけではなく、例えば、閲覧編集部1050は、資料画像を一覧表示するように表示装置180等を制御し、資料画像を選択する信号を受信する構成を採用することもできる。
【0146】
ここで、図4に戻り、閲覧画面FVの構成について引き続き説明する。
グループ化ボタンBTGは、ユーザが入力装置170等を操作して選択した資料画像と、それらの資料画像で構成される資料グループとの構成関係を定義するよう命じる命令を入力できることを表すボタン表示である。
【0147】
保存ボタンBTVは、ユーザが入力装置170等を操作して入力した選択した資料グループと資料グループを構成する資料画像との構成関係をグループ情報データベース1014に登録する命令を入力できることを表すボタン表示である。
【0148】
ここで、閲覧編集部1050は、資料グループと資料グループを構成する資料画像との構成関係を定める構成関係定義機能を有する。閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作してサムネイル表示領域ASに表示されたサムネイルSNを選択した後に、マウスポインタをグループ化ボタンBTGに合わせてクリックする等して入力した命令を取得した場合に、この構成関係定義機能を提供する。
【0149】
よって、図6及び7を参照して、閲覧編集部1050が構成関係定義機能を提供する際に実行する処理である構成関係定義処理の一例について説明する。図6は、閲覧編集部1050が実行する構成関係定義処理の一例を表すフローチャートであり、図7は、閲覧編集部1050が構成関係定義機能を提供した後に表示装置180等に表示させる閲覧画面FVの一例である。
【0150】
先ず、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作して入力した資料画像を識別する情報を取得する(ステップST001)。図5を参照して具体例を挙げると、ユーザは、マウスを操作してサムネイル表示領域ASに表示されたサムネイルSN21から27をドラッグする等してサムネイルSNを選択する信号を入力する。
【0151】
次に、閲覧編集部1050は、入力されたサムネイルを選択する信号を取得し、選択されたサムネイルSNと関連付けて閲覧編集部1050が記憶したデータ識別情報「42」から「48」を取得する。
【0152】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST001で選択された資料画像で構成される資料グループの構成関係を定義するよう命じる命令を取得する(ステップST002)。
【0153】
図4を参照して具体例を挙げると、ユーザは、入力装置170等を操作してマウスポインタをグループ化ボタンBTGに合わせた後にクリックする等して命令を入力し、閲覧編集部1050は、入力装置170等が入力した命令を取得する。
【0154】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST001で選択された資料画像と、それらの資料画像で構成される資料グループとの構成関係を定義する(ステップST003)。その後、閲覧編集部1050は、ステップST003で定義した資料グループを構成する資料画像に基づいて生成されたサムネイルを表示する新たなサムネイル表示領域ASを表示するよう表示装置180等を制御する(ステップST004)。
【0155】
図7を参照して具体例を挙げると、閲覧編集部1050は、新たなサムネイル表示領域AS2及び新たな時刻表示領域AT2を表示する閲覧画面FVを表示するよう表示装置180等を制御する。
【0156】
新たなサムネイル表示領域AS2は、ステップST001で選択されたサムネイルSN21から27を表示する。また、時刻表示領域AT2は、サムネイル表示領域AS2に表示するサムネイルSN21から27を生成する基礎とした資料画像を取得した時刻の内で最も早い時刻を表示する。
【0157】
尚、図7に示すサムネイル表示領域AS1は、図4で示したサムネイル表示領域AS1と異なり、ステップST001で選択されたサムネイルSN21から27を表示しない。
【0158】
また、閲覧編集部1050は、構成関係定義処理を実行して定義した資料グループと資料グループを構成する資料画像との構成関係をグループ情報データベース1014に登録する構成関係登録機能を有する。
【0159】
よって、図8を参照して、閲覧編集部1050が構成関係登録機能を提供する際に実行する構成関係登録処理の一例について説明する。図8は、閲覧編集部1050が実行する構成関係登録処理の一例を表すフローチャートである。
【0160】
次に、閲覧編集部1050は、サムネイル表示領域ASに表示された資料画像で構成される資料グループの構成関係を登録する命令を取得する(ステップST101)。
【0161】
図7を参照して具体例を挙げると、ユーザは、入力装置170等を操作してマウスポインタを保存ボタンBTVに合わせた後にクリックする等して命令を入力し、閲覧編集部1050は、入力装置170等が入力した命令を取得する。
【0162】
次に、閲覧編集部1050は、サムネイル表示領域ASに表示されたサムネイルSNを生成する基礎とした資料画像を識別する情報(つまり、データ識別情報)を取得する。(ステップST102)。
【0163】
その後、閲覧編集部1050は、サムネイル表示領域ASに表示されたサムネイルSNを生成する基礎とした資料画像で構成される資料グループを識別する情報を生成する(ステップST103)。
【0164】
具体的には、閲覧編集部1050は、グループ情報データベース1014が有する表2に示したグループ情報テーブルを参照し、グループIDカラムに保存された資料グループ識別情報と重複することのない資料グループ識別情報を生成する。
【0165】
表2を参照して具体例を挙げると、閲覧編集部1050は、資料グループ識別情報「G121」及び「G122」と重複しない「G123」を生成する。
【0166】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST103で取得した資料グループ識別情報とステップST102で取得したデータ識別情報とを関連付けてグループ情報データベース1014に登録する(ステップST104)。その後、閲覧編集部1050は、処理を終了する。
【0167】
表2を参照して具体例を挙げると、閲覧編集部1050は、資料グループを識別する情報「G123」と、資料グループを構成する資料画像を識別する情報「42」から「48」を関連付けて同一行に登録する。
【0168】
ここで、図4に戻り、閲覧画面FVの構成について引き続き説明する。
付加ボタンBTAは、グループ情報表示領域AGを表示するよう命じる命令を入力できることを表すボタン表示である。ここで、グループ情報表示領域AGは、閲覧画面FVの有する表示領域であって、かつユーザが入力装置170等を操作して入力する資料グループに関する情報を表示する表示領域である。
【0169】
また、資料グループに関する情報は、資料グループを使用した会議の名称、参加者名、開催期間、開催場所、議事録、議事関係を表す情報、及び議事関係を識別する情報を含む。特に、資料グループに関する情報は、資料グループを使用した会議の属性を記述する情報である属性情報を含み、属性情報は、会議の名称、参加者名、開催期間、開催日時、及び開催場所を含む。
【0170】
尚、グループ情報表示領域AGは、初期状態において、資料グループに関する情報を表示しないことで、情報処理装置1000の使用者に属性情報を含む資料グループに関する情報の入力を促す。
【0171】
また、グループ情報表示領域AGは、例えば、メッセージ表示などにより、直接的に、情報処理装置1000の使用者に属性情報を含む資料グループに関する情報の入力を促す表示をする構成を採用できる。
【0172】
ここで、図9を参照して、閲覧編集部1050がグループ情報表示領域AGを表示するよう表示装置180等を制御するために実行するグループ情報表示処理について説明する。図9は、閲覧編集部1050が実行するグループ情報表示処理の一例を表すフローチャートである。
【0173】
先ず、閲覧編集部1050は、入力装置170等からサムネイル表示領域ASを選択する信号を取得する(ステップST151)。次に、閲覧編集部1050は、入力装置170等からグループ情報表示領域AGを表示するよう命じる命令を取得する(ステップST152)。
【0174】
その後、閲覧編集部1050は、選択されたサムネイル表示領域ASに関連付けてグループ情報表示領域AGを表示するよう表示装置180等を制御する(ステップST153)。
【0175】
ここで、図10A及び10Bを参照して、グループ情報表示領域AGについて説明する。図10Aはグループ情報表示領域AGとサムネイル表示領域ASとの関係を説明するための図であり、図10Bはグループ情報表示領域AGの構成を説明するための図である。
【0176】
図10Aに示すように、グループ情報表示領域AGは、サムネイル表示領域ASの左側に隣接して表示される。互いに隣接するグループ情報表示領域AGとサムネイル表示領域ASとは、それぞれ共通の資料グループに対応した情報を表示する。
【0177】
具体的には、サムネイル表示領域ASの表示するサムネイルSNを生成する基礎とした資料画像が属する資料グループと、グループ情報表示領域AGが表示する情報に関連した資料グループとは、共通の資料グループである。
【0178】
図10Bに示すグループ情報表示領域AG2は、図10Aに示したグループ情報表示領域AG2の拡大図である。
図10Bに示すように、グループ情報表示領域AGは、会議名テキストボックスTBN、参加者名テキストボックスTBP、会議時間テキストボックスTBS、開催場所テキストボックスTBR、会議メモテキストボックスTBM、問合せボタンBTQ、及びグループ情報保存ボタンBTSIを有している。
【0179】
会議名テキストボックスTBNは入力装置170等により入力された資料グループに関する情報に含まれる会議の名称を、参加者名テキストボックスTBPは会議の参加者名を、会議時間テキストボックスTBSは会議の開催期間を、開催場所テキストボックスTBRは会議の開催場所を、会議メモテキストボックスTBMは会議の議事録又は備考を表示する。
【0180】
問合せボタンBTQは、入力装置170等により入力された資料グループに関する情報を破棄し、資料グループに関する情報を入力するユーザを支援するための情報を表示するよう命じる命令を入力できることを表すボタン表示である。
【0181】
グループ情報保存ボタンBTSIは、入力装置170等により入力された資料グループに関する情報を、グループ情報データベース1014が情報を管理する記憶部に保存するよう命令じる命令を入力できることを表すボタン表示である。
【0182】
ここで、閲覧編集部1050は、資料グループに関する情報を入力するユーザを支援する機能(以下単に、支援機能と言う)を有する。
【0183】
よって、図11A及び11Bを参照して、閲覧編集部1050が支援機能を提供する際に実行する処理である支援処理の一例について説明する。図11Aは、閲覧編集部1050が実行する支援処理の一例を表すフローチャートである。
【0184】
先ず、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作して入力したユーザを支援するための情報を表示する命令(つまり、支援機能の提供を命じる命令)を取得する(ステップST201)。
【0185】
具体的には、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作してマウスポインタを問合せボタンBTQに合わせてクリックすることで入力した命令を取得する。
【0186】
次に、閲覧編集部1050は、過去にユーザが入力装置170等を操作して入力した資料グループに関する情報であって、閲覧編集部1050が過去に取得した資料グループに関する情報を破棄する(ステップST202)。
【0187】
その後、閲覧編集部1050は、ユーザが入力する情報に関する資料グループを取得した時刻を取得する(ステップST203)。具体的には、閲覧編集部1050は、ユーザがマウスポインタを問合せボタンBTQに合わせてクリックする前に、クリック等して選択状態としていたサムネイル表示領域ASを取得し、取得したサムネイル表示領域ASに表示されたサムネイル群を生成する基礎とした資料グループを取得した時刻を取得する。
【0188】
尚、本実施例では、資料グループを取得した時刻は、資料グループを構成する資料画像を取得した時刻の内で最も早い時刻と遅い時刻とを言うとする。
【0189】
ここで、サムネイル表示領域AS2を選択状態としていた場合を例に挙げる。図10Aで示したように、サムネイル表示領域AS2は、サムネイルSN21から27を表示する。また、図7に示したように、サムネイルSN21から27は、データID「42」から「48」で識別される。
【0190】
更に表1に示した音声画像テーブルからデータID「42」から「48」で識別される資料画像を取得した時刻の内で最も早い時刻は「2005年11月21日 11時12分03秒」であり最も遅い時刻は「2005年11月21日 11時34分40秒」である。
【0191】
よって、ステップST203では、閲覧編集部1050は、「2005年11月21日 11時12分03秒」と「2005年11月21日 11時34分40秒」との2つの時刻を取得する。
【0192】
次に、閲覧編集部1050は、ユーザが入力する情報に関する資料グループを使用した会議の開催場所を識別する情報を取得する(ステップST204)。サムネイル表示領域AS2を選択状態としていた場合を例に挙げると、閲覧編集部1050は、「会議室A」を取得する。
【0193】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST203で取得した資料グループを取得した時刻、ステップST204で取得した会議の開催場所を識別する情報、及びステップST103で生成した資料グループ識別情報を会議情報検索部1060へ出力する(ステップST205)。
【0194】
尚、会議情報検索部1060は、会議情報管理部1070の有する表3に示したスケジュールテーブルから、ステップST203で取得した時間区間「2005年11月21日 11時12分03秒から11時34分40秒」において、ステップST204取得した情報で識別される開催場所「会議室A」で開催されていた会議に関する情報を検索する。
【0195】
その後、閲覧編集部1050は、会議情報検索部1060から会議に関する情報を取得する(ステップST206)。サムネイル表示領域AS2を選択状態としていた場合を例に挙げると、閲覧編集部1050は、表3のスケジュールテーブルの有するレコードであって、場所カラムの情報が「会議室A」であり、かつ日時カラムの情報が「2005年11月21日 11時00分」から「2005年11月21日 12時30分」ある情報で識別されるレコードに保存された会議情報を取得する。
【0196】
次に、閲覧編集部1050は、実際に会議情報検索部1060から会議に関する情報を取得できたか否かを判断する(ステップST207)。閲覧編集部1050は、会議に関する情報を取得できたと判断する場合にはステップST208の処理を、そうでない場合にはステップST210の処理を実行する。
【0197】
ステップST206において、閲覧編集部1050は、会議情報検索部1060から会議に関する情報を取得したと判断した場合には、取得した会議に関する情報をグループ情報表示領域AGに表示するよう表示装置180等を制御する(ステップST208)。
【0198】
サムネイル表示領域AS2を選択状態としていた場合を例に挙げると、図10Aに示すようにグループ情報表示領域AG2に表3のスケジュールテーブルから取得した情報を表示するよう表示装置180等を制御する。
【0199】
次に、閲覧編集部1050は、情報処理装置識別情報と資料グループ識別情報とをステップST206で取得した会議に関する情報と関連付けて管理するよう命じる命令を会議情報管理部1070へ出力する(ステップST209)。その後、閲覧編集部1050は処理を終了する。
【0200】
ステップST206において、閲覧編集部1050は、会議情報検索部1060から会議に関する情報を取得しなかったと判断した場合には、空文字で構成される情報をグループ情報表示領域AG2に表示する(ステップST210)。その後、閲覧編集部1050は処理を終了する。
【0201】
具体的には、閲覧編集部1050は、グループ情報表示領域AG2を構成する会議名テキストボックスTBN、参加者名テキストボックスTBP、会議時間テキストボックスTBS、開催場所テキストボックスTBR、及び会議メモテキストボックスTBMになんら文字列を表示しないよう制御する。
【0202】
次に、図11Bを参照して、閲覧編集部1050が実行する支援処理の他例について説明する。図11Bは、閲覧編集部1050が実行する支援処理の他例を表すフローチャートである。
【0203】
本実施例は、閲覧編集部1050は、会議情報管理部1070が管理する会議の予定に関する情報から、グループ毎に、当該グループに関連する会議に関する情報を取得する点で、図11Aを用いて説明した実施例と同様である。
【0204】
しかし、取得した情報を属性情報を含む資料グループに関する情報としてグループに対応付ける点で図11Aを用いて説明した実施例と異なる。
【0205】
先ず、閲覧編集部1050は、ステップST251から258の処理を実行する。ステップST251から258の処理の処理は、図11Aを参照して説明したステップST201から208の処理と同様であるので説明を省略する。
【0206】
ステップST258を実行した後に、閲覧編集部1050は、取得した会議に関する情報を、資料グループに関する情報として資料グループ識別情報と関連付けてグループ情報データベース1014へ登録する(ステップST258)。その後、閲覧編集部1050は、ステップST260の処理を実行する。その後、閲覧編集部1050は、処理の実行を終了する。
【0207】
ステップST257において、閲覧編集部1050は、会議に関する情報を取得できないかったと判断した場合には、STステップ261の処理を実行する。その後、閲覧編集部1050は、処理の実行を終了する。
【0208】
尚、ステップST260及びステップST261の処理は、図11Aを参照して説明したステップST209及びステップST210の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0209】
また、閲覧編集部1050は、入力装置170等により入力された資料グループに関する情報をグループ情報データベース1014に登録する情報登録機能を有する。
【0210】
よって、図12を参照して、閲覧編集部1050が情報登録機能を提供する際に実行する処理である情報登録処理の一例について説明する。図12は、閲覧編集部1050が実行する情報登録処理の一例を表すフローチャートである。
【0211】
先ず、閲覧編集部1050は、資料グループに関する情報をグループ情報データベース1014へ登録する命令(つまり、情報登録機能を提供することを命じる命令)を取得する(ステップST301)。
【0212】
具体的には、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作してマウスポインタをグループ情報保存ボタンBTSIに合わせてクリックする等して入力した命令を取得する。
【0213】
次に、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作して入力等した資料グループに関する情報を取得する(ステップST302からステップST306)。 具体的には、閲覧編集部1050は、資料グループに関する情報として、会議の名称、会議の参加者名、開催期間、開催場所、及び議事録等を取得する。
【0214】
尚、閲覧編集部1050が取得する資料グループに関する情報は、直接的に入力された資料グループに関する情報、閲覧編集部1050が支援機能を提供することでグループ情報表示領域AGへ表示した会議に関する情報、並びに会議に関する情報を編集した、又は直接入力した資料グループに関する情報を含む。
【0215】
つまり、閲覧編集部1050が会議情報管理部1070から取得した会議に関する情報に含まれる参加者名等と、会議において資料グループを使用した際の会議の参加者名等とが一致する場合には、ユーザは入力装置170等を操作して資料グループに関する情報を入力する必要はない。しかし、一致しない場合には、ユーザは、資料グループに関する情報の一部又は全部を入力する必要がある。
【0216】
次に、ステップST103で生成した資料グループ識別情報とステップST302からステップST306で取得した資料グループに関する情報とを関連付けてグループ情報データベース1014へ登録する(ステップST307)。その後、閲覧編集部1050は、処理の実行を終了する。
【0217】
更に、閲覧編集部1050は、議事録を構成する議事と議事が議論の対象とした資料画像との関係をグループ情報データベース1014に登録する関係登録機能を有する。
【0218】
よって、図13を参照して、閲覧編集部1050が関係登録機能を提供する際に実行する議事関係登録処理の一例について説明する。図13は、閲覧編集部1050が実行する議事関係登録処理の一例を表すフローチャートである。
【0219】
先ず、閲覧編集部1050は、会議メモテキストボックスTBMに表示された文字列の内で、ユーザによって選択された部分文字列を取得する(ステップST401)。
【0220】
具体的には、ユーザは入力装置170等を操作して会議メモテキストボックスTBMに表示された文字列をドラッグする等して文字列を選択する信号を入力し、閲覧編集部1050は入力装置170等が入力した信号を取得することで選択された部分文字列を取得する。
【0221】
特に、本実施例では、選択された部分文字列は、会議メモテキストボックスTBMに表示された文字列の先頭の位置を1として、選択された部分文字列の開始位置及び終了位置を先頭からの文字数で表す。
【0222】
具体例としては、図10Bにおいて、会議メモテキストボックスTBMに表示された「・車種別売上を調べること・・・」と言う文字列から、「車種別売上を調べること」と言う部分文字列を選択した場合には、選択された部分文字列の開始位置及び終了位置を先頭からの文字数「2」及び「12」で表す。
【0223】
次に、選択された部分文字列と関連付ける資料画像を元に作成されたサムネイルSNであって、選択されたサムネイルSNを取得する(ステップST402)。
【0224】
具体的には、ユーザは入力装置170等を操作してドラッグ等して選択した部分文字列を、表示されたサムネイルSNの上にドロップする等してサムネイルを選択する命令を入力する。閲覧編集部1050は、入力装置170等が入力した命令を取得することで選択されたサムネイルを取得する。
【0225】
その後、閲覧編集部1050は選択されたサムネイルSNと関連付けて記憶したサムネイルSNを識別する情報(つまり、データID)を取得する(ステップST403)。
【0226】
具体例としては、ユーザが入力装置170等を操作して図10Aに示したサムネイルSN25の上に選択した文字列をドロップした場合には、データID「46」を取得する。
【0227】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST402で選択されたサムネイルを生成する基礎とした資料画像により構成される資料グループを識別する情報をグループ情報データベース1014から取得する(ステップST404)。
【0228】
具体例としては、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作して図10Aに示したサムネイルSN25の上に選択した部分文字列をドロップした場合には、サムネイルSN25及びサムネイルSN25を生成する基礎とした資料画像を識別するデータID「46」を、表2で示したグループ情報テーブルのデータIDカラムに保存するレコードを検索する。次に、閲覧編集部1050は、検索したレコードのグループIDカラムに保存する資料グループを識別する情報「G123」を取得する。
【0229】
その後、閲覧編集部1050は、議事関係を識別する情報を生成する(ステップST405)。次に、ステップST404で取得した資料グループ識別情報と、ステップST401で取得した部分文字列と、ステップST402で取得した資料画像を識別する情報と、構成関係を表現する情報とステップST405で生成した構成関係を識別する情報とを関連付けてグループ情報データベース1014に登録する(ステップST406)。
【0230】
具体例としては、ステップST405で生成された議事関係を識別する情報が「1」である場合には、議事関係を識別する情報と構成関係を表現する情報「2-12 -> 46」とを合わせて「Link1: 2-12 -> 46」と言う文字列を、ステップST404で取得した情報「G123」で識別されるグループ情報テーブルの有するレコードのリンクカラムに追加登録する。
【0231】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST401で取得した部分文字列とステップST402で取得したサムネイルとの関係を表す表示(以下単に、議事関連表示と言う)を表示するよう表示装置180等を制御する(ステップST407)。次に、閲覧編集部1050は、処理を終了する。
【0232】
ここで、図14を参照して、表示装置180等が表示する議事関連表示について説明する。図14は、表示装置180等が表示する議事関連表示の一例を説明するための図である。
【0233】
図14に示すサムネイル表示領域AS2に表示されるサムネイルSN25は、グループ情報表示領域AG2の有する会議メモテキストボックスTBMに表示された議事録を構成する議事と関係を有することを表す議事関係表示SR11を表示している。同様に、サムネイルSN27は議事関係表示SR12を表示している。
【0234】
また、会議メモテキストボックスTBMが表示する議事は、サムネイルSN25を生成する基礎とした資料画像を議論の対象としたと言う関係を表す議事関係表示SR21及びSR22を議事の後に表示する。尚、これに限定される訳ではなく、議事を構成する部分文字列に下線を付加することで関連表示SRを表示する構成を採用できる。
【0235】
ここで、議事関係表示SR11と議事関係表示SR21とは、同一の文字列「LINK1」を表示することで、表示する議事関係を識別するための情報が「1」であることを表す。尚、議事関係表示SR12と議事関係表示SR22とが表す同一の文字列「LINK2」についても同様であるので説明を省略する。
【0236】
また、閲覧編集部1050は、部分文字列とサムネイルSNとを関連付けて記憶し、記憶した関連に基づいてサムネイルSN又は部分文字列を強調表示する強調表示機能を有する。よって、閲覧編集部1050が強調表示機能を提供する際に実行する強調表示処理の一例について説明する。
【0237】
先ず、閲覧編集部1050は、部分文字列を選択する信号を入力装置170等から取得する。具体的には、ユーザは、入力装置170等を操作してポインタを会議メモテキストボックスTBMに表示された関連SRに合わせた後に、クリックする等して信号を入力する。
【0238】
次に、閲覧編集部1050は、取得した信号で選択された部分文字列に関連付けて記憶したサムネイルSNの外枠を、他のサムネイルの外枠よりも太く表示することで強調表示するよう表示装置180等を制御する。その後、閲覧編集部1050は処理の実行を終了する。
【0239】
上記実施形態では、閲覧編集部1050は、サムネイルSNの外枠を太く表示することで強調表示するよう制御する構成について説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、サムネイルSNの外枠を他のサムネイルの外枠よりも細くする、サムネイルの外枠の色を変化させる、又はサムネイルを点滅させる構成を採用できる。更に、閲覧編集部1050は、サムネイルを生成する基礎とした資料画像を表示する新たな画面を表示する構成をも採用できる。
【0240】
上記実施形態では、ユーザは、入力装置170等を操作してポインタを議事関係表示SRに合わせてクリックする等して信号を入力するとして説明したが、これに限定される訳ではなく、ユーザは、入力装置170等を操作してポインタを部分文字列に合わせてクリックする等して信号を入力する構成を採用できる。
【0241】
また、閲覧編集部1050が強調表示機能を提供する際に実行する強調表示の他例について説明する。
【0242】
先ず、閲覧編集部1050は、サムネイルSNを選択する信号を入力装置170等から取得する。具体的には、ユーザは、入力装置170等を操作してポインタをサムネイルSNに合わせた後に、クリックする等して信号を入力する。
【0243】
次に、閲覧編集部1050は、取得した信号で選択されたサムネイルSNに関連付けて記憶した部分文字列を、他の部分文字列と異なる書式で表示することで強調表示するよう表示装置180等を制御する。その後、閲覧編集部1050は処理の実行を終了する。尚、書式とは、フォント、フォントサイズ、フォントカラー、下線、並びに太字及び斜体を含むスタイルを含む。
【0244】
更に、閲覧編集部1050は、会議情報管理部1070が管理する会議の開催履歴を表示装置180等に表示させる履歴表示制御機能を有する。
【0245】
よって、図15を用いて閲覧編集部1050が履歴表示制御機能を提供した場合に、表示装置180等が表示する履歴表示画面について説明する。図15は、表示装置180等が表示する履歴表示画面の一例を表す図である。
【0246】
図15に示す履歴表示画面FHは、履歴表示行列MSを有している。履歴表示行列MSは、月曜日から日曜日までの曜日を表す列と、週を表す行で構成される。
【0247】
履歴表示行列MSの要素は、過去に会議が開催された又は将来に会議を開催する予定の月日又は日のみと、開催された又は開催する予定の会議の会議名NMとで構成される。
【0248】
また、履歴表示行列MSの要素は、開催された会議で使用された資料グループが存在しかつ、資料グループに基づいて生成されたサムネイルSNを表示する閲覧画面FVを表示装置180等に表示するよう命令ずる命令を入力できることを表す資料リンク表示LSを含む。
【0249】
つまり、履歴表示行列MSは、資料グループを表す表示である資料リンク表示LSと、会議に関する情報である会議名NMとを、会議の開催日付に基づいて時系列表示する。
【0250】
上記実施形態では、履歴表示行列MSの要素は、開催された又は開催する予定の会議の会議名NMで構成されるととして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、会議の参加者名、開催期間、開催場所、及び議事録と言った会議に関する情報、並びに会議体の名称で構成されることも可能である。
【0251】
ここで、閲覧編集部1050が履歴表示制御機能を提供する際に実行する履歴表示処理について説明する。図16は、閲覧編集部1050が実行する履歴表示処理の一例を表すフローチャートである。
【0252】
先ず、閲覧編集部1050は、システム時刻とシステム時刻から所定時間前の時刻で定まる時間区間、又はユーザが入力した時刻で定まる時間区間を取得する(ステップST501)。
【0253】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST501で取得した時間区間を会議情報検索部1060へ出力する(ステップST502)。
【0254】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST502で会議情報検索部1060へ出力した時間区間において開催された、又は開催される会議に関する情報を検索するよう命じる命令を会議情報検索部1060へ出力する(ステップST503)。
【0255】
次に、閲覧編集部1050は、会議情報検索部1060から検索結果を取得する(ステップST504)。その後、閲覧編集部1050は、資料リンク表示LSとリンク情報とを関連付けて記憶する(ステップST505)。
【0256】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST504で取得した検索結果である会議に関する情報に含まれる会議の名称、及びステップST505で記憶した資料リンク表示LSを履歴表示行列MSに表示する(ステップST506)。その後、閲覧編集部1050は、処理の実行を終了する。
【0257】
また、閲覧編集部1050は、会議情報管理部1070が管理する会議の開催履歴と関連付けて管理される資料グループ識別情報に基づいて資料画像を検索する機能を(以下単に、画像検索機能と言う)を有する。
【0258】
よって、図17を参照して、閲覧編集部1050が画像検索機能を提供する際に実行する画像検索処理の一例について説明する。図17は、閲覧編集部1050が実行する画像検索処理の一例を表すフローチャートである。
【0259】
先ず、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作して選択したリンク表示に関連付けて記憶した情報処理装置識別情報と資料グループ識別情報とを取得する(ステップST601)。
【0260】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST601で取得した情報処理装置識別情報で識別される情報処理装置を構成するか否かを判断する(ステップST602)。閲覧編集部1050は、情報処理装置識別情報で識別される情報処理装置を構成すると判断する場合にはステップST603を、そうでない場合にはステップST610の処理を実行する。
【0261】
ステップST602において、閲覧編集部1050は、情報処理装置識別情報で識別される情報処理装置を構成すると判断する場合には、資料グループ識別情報と関連付けられた資料画像を識別する情報(つまり、データ識別情報)をグループ情報データベース1014の有する表2に示したグループ情報テーブルから検索する(ステップST603)。
【0262】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST604で検索したデータ識別情報に関連付けて音声画像データベース1012に登録した資料画像に関する画像(つまり、サムネイル)、資料画像、及び会議音声を検索する(ステップST604)。
【0263】
具体的には、データ識別情報に関連付けて表1に示した音声画像テーブルのURLカラムの保存先に保存されたサムネイル、資料画像、及び会議音声を取得する。
【0264】
その後、閲覧編集部1050は、閲覧画面FVを表示し、かつステップST604で取得したサムネイルSNをサムネイル表示領域ASに表示する(ステップST605)。
【0265】
尚、ユーザが入力装置170等を操作してサムネイルSNを選択する信号を入力し、入力した信号を閲覧編集部1050が取得した場合に、閲覧編集部1050は、資料画像を表示装置180等に表示し、表示装置180等が表示する資料画像に同期して会議音声を出力するよう出音装置190等を制御する。
【0266】
次に、閲覧編集部1050は、資料グループ識別情報と関連付けられた資料グループに関する情報をグループ情報データベース1014から検索する(ステップST606)。
【0267】
その後、閲覧編集部1050は、資料グループに関する情報を実際に取得できたか否かを判断する(ステップST607)。資料グループに関する情報を取得できたと判断する場合には、ステップST608の処理を、そうでない場合には処理を終了する。
【0268】
ステップST607において、閲覧編集部1050は、資料グループに関する情報を取得できたと判断した場合には、グループ情報表示領域AGに資料グループに関する情報を表示する(ステップST608)。
【0269】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST608で取得した資料グループに関する情報に含まれる議事関係を表す情報、及び議事関係を識別する情報を取得し、議事関係表示SRをサムネイル表示領域ASに表示するサムネイルSN、及びグループ情報表示領域AGに表示する議事に表示するよう表示装置180等を制御する(ステップST609)。その後、閲覧編集部1050は処理を終了する。
【0270】
ステップST602において、閲覧編集部1050は、情報処理装置識別情報で識別される情報処理装置を構成しないと判断する場合には、情報処理装置識別情報で識別される情報処理装置へ、資料グループ識別情報を送信するよう入出力制御部1080を介して通信部1090を制御する(ステップST610)。その後、閲覧編集部1050は処理を終了する。
【0271】
尚、ステップST606を閲覧編集部1050が実行した後には、情報処理装置識別情報で識別される情報処理装置が送信した閲覧画面FVを表示するよう制御する情報を通信部1090が受信し、通信部1090は受信した情報を入出力制御部1080へ出力し、入出力制御部1080は通信部1090から取得した情報に基づいて閲覧画面FVを表示するよう表示装置180等を制御する。
【0272】
上記実施形態では、閲覧画面FVは、グループ化ボタンBTG、保存ボタンBTV、及び付加ボタンBTAを有するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、ユーザがサムネイルSN選択した状態において、サムネイルSN上にマウスポインタを合わせて右クリックする等した場合に、グループ化ボタンBTG、保存ボタンBTV、及び付加ボタンBTAの有する機能と同様の機能を有するメニューで構成されるコンテキストメニューを表示する構成を採用できる。
【0273】
上記実施形態では、閲覧画面FVは参加者名テキストボックスTBPを有し、かつ参加者名テキストボックスTBPは会議の参加者の氏を表示するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、情報処理装置100の有する記憶部は、会議の参加者の氏と参加者を撮影した画像とを関連付けて記憶し、かつ閲覧画面FVは参加者名テキストボックスTBPを有さずに、参加者を撮影した画像を表示するイメージボックスを有する構成を採用できる。
【0274】
上記実施形態では、ユーザが入力装置170等を操作してサムネイルSNを選択した後に、マウスポインタをグループ化ボタンBTGに合わせてクリックする等して信号を入力し、閲覧画面FVは入力された信号を取得した場合に、構成関係登録処理を実行するとして説明した。
【0275】
しかし、これに限定される訳ではなく、閲覧画面FVは音声画像取込装置150に接続し、音声画像取込装置150から信号の出力を受けた時刻と出力された信号が途絶えた時刻、又は所定時間長よりも長く信号が途絶えた時刻とで定まる時間区間において取得した資料画像で構成される資料グループの構成関係を登録する構成関係登録処理を、自動で実行する構成を採用できる。
【0276】
上記実施形態では、閲覧画面FVは付加ボタンBTAを有し、ユーザが入力装置170等を操作してマウスポインタを付加ボタンBTAに合わせてクリックするなどして、グループ情報表示領域AGを表示するよう命じる命令を入力し、かつ閲覧編集部1050は、入力された命令を取得した場合に、グループ情報表示領域AGを表示するよう表示装置180等を制御するとして説明した。
【0277】
しかし、これに限定される訳ではなく、閲覧画面FVは付加ボタンBTAを有さず、かつ閲覧編集部1050は、選択されたサムネイルSNを表示するサムネイル表示領域AS及び時刻表示領域ATを表示装置180等に表示させる際に、グループ情報表示領域AGをも表示装置180等に表示させるよう制御する構成を採用できる。
【0278】
本実施例においては、登録部1020が第1の手段に相当し、閲覧編集部1050が、ステップST103の処理を実行することで第2の手段が、ステップST259又はステップST307の処理を実行することで第3の手段が、ステップST203から208の処理又はステップST253から258の処理を実行することで第4の手段が、ステップST153の処理を実行することで第5の手段が実現される。
【0279】
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施例においては、表示装置180等が表示する閲覧画面FVは、資料グループを検索するための検索キーワードを表示する検索ページを有する点で実施例1と異なる。
【実施例2】
【0280】
本発明の第2の実施形態における情報処理システムは、第1の実施形態における情報処理システムとほぼ同一の構成及び機能を有する。よって、第1の実施形態との差異について説明する。
【0281】
ここで、図18及び19を参照して表示装置180等が表示する閲覧画面FVが有するサムネイルページコントロールPCについて説明する。図18は、実施例2において表示装置180等が表示するサムネイルページコントロールPCの一例であり、図19は、図18で示したサムネイルページコントロールPCの有するグループ情報行列表示領域AGMの拡大図である。
【0282】
図18に示すサムネイルページコントロールPCは、会場毎にサムネイル等を分類して表示するページを有する点で実施例1と同様であるが、資料グループを検索するため検索キーワードを表示する検索ページを更に有する点で実施例1と異なる。
【0283】
尚、サムネイルページコントロールPCは、ページ毎に1つの場所タブTCを有し、ユーザがマウスポインタを場所タブTCに合わせてクリックする等して選択することで、選択された場所タブTCに対応するページが表示される。
【0284】
具体的には、サムネイルページコントロールPCは、「全て」、「会議室A」及び「会議室B」と表示する場所タブTC0から2を有し、「会議室A」と表示する場所タブTC1に対応したページは、会場を識別する情報「会議室A」で識別される会議会場で取得されたサムネイルを表示する点で実施例1と同様であるが、「全て」と表示する場所タブTC0に対応したページは、全ての会場で取得された資料グループを検索する検索キーワードを表示する検索ページを表示する点で実施例1と異なる。以下、検索ページについて説明する。
【0285】
検索ページは、ソートキー表示領域ASK、グループ情報行列表示領域AGM、及び検索キーワード表示領域AKWを有する。以下、説明の便宜のため、検索キーワード表示領域AKW、グループ情報行列表示領域AGM、ソートキー表示領域ASKの順で説明する。
【0286】
検索キーワード表示領域AKWは、資料グループを検索するための検索キーワード等を表示する。検索キーワード表示領域AKWは、会議日付キーワードテキストボックスBTKD、会議時間キーワードテキストボックスBTKT、会議室キーワードテキストボックスBTKR、会議名キーワードテキストボックスBTKN、参加者名キーワードテキストボックスTBKP、及び資料グループ検索ボタンBTSGを有する。
【0287】
会議日付キーワードテキストボックスBTKDは、資料グループを検索するための検索キーワードであって、ユーザが入力装置170等を操作して入力した会議の開始日付に関するキーワードを表示する。同様に、会議時間キーワードテキストボックスBTKTは会議の開催時間、会議室キーワードテキストボックスBTKRは会議の開催場所を識別する情報、会議名キーワードテキストボックスBTKNは会議の名称、参加者名キーワードテキストボックスTBKPは会議の参加者名に関するキーワードを表示する。尚、検索キーワード表示領域AKWは、更に、議事録キーワードテキストボックスを有する構成を採用できる。
【0288】
資料グループ検索ボタンBTSGは、入力装置170等が入力した検索キーワードに従って資料グループを検索するよう命ずる命令を閲覧編集部1050へ入力できることを表すボタン表示である。
【0289】
次に、図19を参照してグループ情報行列表示領域AGMについて説明する。
グループ情報行列表示領域AGMは、閲覧編集部1050が、入力装置170等によって入力された検索キーワードに従って検索した資料グループに関する情報を行列表示する。
【0290】
グループ情報行列表示領域AGMは、詳細ページ表示ボタンBTPD1から4、会議日付テキストボックスTBTD1から4、会議時間テキストボックスTBTT1から4、開催場所テキストボックスTBR1から4、会議名テキストボックスTBN1から4、参加者名テキストボックスTBP1から4、問合せボタンBTQ1から4、及びグループ情報保存ボタンBTSI1から4を有している。
【0291】
グループ情報行列表示領域AGMは、閲覧編集部1050が検索した資料グループに関する情報であって、資料グループを使用した会議の開始日付を会議日付テキストボックスTBTDに、開催時間を会議時間テキストボックスTBTTに、開催場所を識別する情報を開催場所テキストボックスTBRに、会議名を会議名テキストボックスTBNに、参加者名を参加者名テキストボックスTBPに表示する。
【0292】
尚、同一の資料グループに関する情報は、同一の行に表示する。また、グループ情報行列表示領域AGMは、議事録を表示する会議メモテキストボックスTBM1から4を有する構成を採用できる。
【0293】
問合せボタンBTQ、及びグループ情報保存ボタンBTSIは、図10Bで説明した問合せボタンBTQ、及びグループ情報保存ボタンBTSIと同一の機能を有するため、説明を省略する。
【0294】
検索ページに表示された詳細ページ表示ボタンBTPDは、詳細ページ表示ボタンBTPDの表示された行に表示された情報に関する資料グループに基づいて生成されたサムネイルSN等を表示するページ(以下単に、詳細ページと言う)を表示するよう命じる命令を入力できることを表すボタン表示である。尚、詳細ページについては後述する。
【0295】
ここで、閲覧編集部1050が、入力装置170等が入力した検索キーワードに従って資料グループに関する情報を検索するグループ検索処理について図20を参照して説明する。図20は、閲覧編集部1050が実行するグループ検索処理の一例を表すフローチャートである。
【0296】
先ず、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作して入力した会議の開催日付に関するキーワードを取得する(ステップST701)。
【0297】
また、閲覧編集部1050は、会議の開催時間に関するキーワードを取得する(ステップST702)。更に、閲覧編集部1050は、開催場所を識別する情報に関するキーワードを取得する(ステップST703)。
【0298】
また、閲覧編集部1050は、会議の名称に関するキーワードを取得する(ステップST704)。更に、閲覧編集部1050は、会議の参加者名に関するキーワードを取得する(ステップST705)。
【0299】
その後、閲覧編集部1050は、資料グループを検索するよう命じる命令を取得する(ステップST706)。具体的には、ユーザが入力装置170等を操作してポインタを資料グループ検索ボタンBTSGに合わせた後にクリック等することで、入力装置170等は命令を入力する。
【0300】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST701から705で取得したキーワードに基づいて検索条件を生成する(ステップST707)。
【0301】
検索条件は、例えば、SQL文のWHERE句等で表される条件であって、グループ情報データベース1014が有するグループ情報テーブルの会議室名カラムに保存した情報が開催場所を識別する情報に関するキーワードと一致すると言う条件、日時カラムに保存された情報が表す日時と会議の開始日付に関するキーワードとが一致すると言う条件、会議の開催時間に関するキーワードが表す時間区間が日時カラムに保存された情報が表す時間区間を含むと言う条件、会議名カラム、及び参加者カラムに保存した情報が会議の名称、及び会議の参加者名に関するキーワードを含むと言う条件、またはこれらの条件の組み合わせを含む。尚、検索条件は、会議の議事録に関するキーワードをメモカラムに保存された情報が含むと言う条件をも含む構成を採用できる。
【0302】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST707で生成した検索条件に基づいてグループ情報データベースを検索して、資料グループ識別情報と、資料グループに関する情報とを検索結果として取得する(ステップST708)。
【0303】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST708で検索した検索結果である資料グループに関する情報をグループ情報行列表示領域AGMに表示するよう表示装置180等を制御する(ステップST709)。
【0304】
尚、閲覧編集部1050は、表示した資料グループに関する情報と資料グループに関する情報とを関連付けて記憶する。その後、閲覧編集部1050は処理の実行を終了する。
【0305】
ここで、図18に戻り検索ページの構成について引き続き説明する。
ソートキー表示領域ASKは、会議日付ソートボタンBTTD、会議時間ソートボタンBTTT、会議室ソートボタンBTR、会議名ソートボタンBTN、及び参加者名ソートボタンBTPを有している。
【0306】
会議日付ソートボタンBTTDは、グループ情報行列表示領域AGMに表示した資料グループに関する情報を、会議の開始日付の昇順又は降順で並び替えて表示させるよう命じる命令を閲覧編集部部1050へ入力できることを表すボタン表示である。
【0307】
同様に、会議時間ソートボタンBTTTは会議の開始時間で、会議名ソートボタンBTNは会議の名称で、会議室ソートボタンBTRは会議室を識別する情報で、参加者名ソートボタンBTPは参加者名を表す文字列又は参加者数で並び替えて表示させるよう命じる命令入力できることを表すボタン表示である。
【0308】
尚、ソートキー表示領域ASKは、議事録を構成する文字列に基づいて資料グループに関する情報を並び替えた後に表示させるよう命じる命令入力できることを表す議事録ソートボタンを有する構成を採用できる。
【0309】
尚、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作して会議日付ソートボタンBTTD、会議時間ソートボタンBTTT、会議室ソートボタンBTR、会議名ソートボタンBTN、及び参加者名ソートボタンBTPにマウスポインタを重ねた後にクリックするなどして入力した命令を取得する。
【0310】
次に、閲覧編集部1050は、取得した命令に従って資料グループに関する情報を並べ替える。その後、閲覧編集部1050は、グループ情報行列表示領域AGMへ並び替えた資料グループに関する情報を表示するよう表示装置180等を制御する。
【0311】
次に、図21を参照して、詳細ページについて説明する。図21は、表示装置180等が表示する詳細ページの一例を表す図である。
【0312】
ユーザは入力装置170等を操作してマウスポインタを、検索ページの表示する詳細ページ表示ボタンBTPDに合わせた後にクリックすることで、詳細ページの表示を命じる命令及び選択した資料グループを識別する情報を入力する。次に、閲覧編集部1050は、入力された命令及び資料グループを識別する情報を取得し、取得した命令に従って詳細ページを表示するよう表示装置180等を制御する。
【0313】
尚、選択された資料グループは、マウスポインタを合わせた詳細ページ表示ボタンBTPDと同一の行に表示された情報に関する資料グループであるとする。
【0314】
詳細ページは、グループ情報表示領域AG、会議メモテキストボックスTBM、及びサムネイル表示領域ASを表示する。グループ情報表示領域AGは、選択された資料グループに関する情報を表示する。
【0315】
また、グループ情報表示領域AGは、検索ページ表示ボタンBTPS、会議日付テキストボックスTBTD、会議時間テキストボックスTBTT、開催場所テキストボックスTBR、会議名テキストボックスTBN、参加者名テキストボックスTBP、問合せボタンBTQ、及びグループ情報保存ボタンBTSIを有する。
【0316】
検索ページ表示ボタンBTPSは、検索ページを表示するよう命じる命令を入力できることを表すボタン表示である。会議日付テキストボックスTBTD、会議時間テキストボックスTBTT、開催場所テキストボックスTBR、会議名テキストボックスTBN、参加者名テキストボックスTBP、問合せボタンBTQ、及びグループ情報保存ボタンBTSIは、図19で説明したものと同様であるため説明を省略する。
【0317】
会議メモテキストボックスTBMは、選択された資料グループに関する議事録等を表示する。サムネイル表示領域ASは、選択された資料グループを構成する資料画像に基づいて生成されたサムネイルSNを表示する。
【0318】
尚、閲覧編集部1050は、入力装置170等から選択された資料グループを識別する情報を取得し、取得した資料グループを識別する情報を用いて、図17を用いて説明した画像検索処理を実行して詳細ページに各種の情報を表示する。
【0319】
上記実施形態では、詳細ページは、グループ情報表示領域AGの下に会議メモテキストボックスTBMを有するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、グループ情報表示領域AGが会議メモテキストボックスTBMを有し、会議メモテキストボックスTBMは議事録の全部又は一部を表示する構成を採用できる。
【0320】
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施例においては、情報処理装置100は会議情報管理部1070を有さず、遠隔端末装置200が会議情報管理部2070を有する点で実施例1と異なる。
【実施例3】
【0321】
本発明の第3の実施形態における情報処理システムは、第1の実施形態における情報処理システムとほぼ同一の構成及び機能を有する。よって、第1の実施形態との差異について説明する。
【0322】
ここで、図22を参照して、第3の実施形態における情報処理装置100の構成について説明する。図22は、第3の実施形態における情報処理装置100の一構成例を表す機能ブロック図である。
【0323】
情報処理装置100は、会議情報検索部1060及び会議情報管理部1070を有しない点で実施例1と異なる。また、閲覧編集部1050は、会議情報検索部1060に直接的に接続せず、ネットワーク300を介して接続する遠隔端末装置200が有する会議情報検索部2060と間接的に接続して情報の入出力を行う点で実施例1と異なる。
【0324】
ここで、図23を参照して、第3の実施形態における遠隔端末装置200の構成について説明する。図23は、第3の実施形態における遠隔端末装置200の一構成例を表す機能ブロック図である。
【0325】
遠隔端末装置200は、実施例1と同様に例えば、パーソナルコンピュータで構成される。遠隔端末装置200は、会議情報検索部2060、会議情報管理部2070、入出力制御部2080、及び通信部2090で構成される。
【0326】
会議情報検索部2060、会議情報管理部2070、及び入出力制御部2080の各機能は、遠隔端末装置200が実行するソフトウェア制御により実現できる。尚、遠隔端末装置200が実行するソフトウェア制御は、実施例1で説明した情報処理装置100の実行するソフトウェア制御と同様の構成により実現されるため説明を省略する。
【0327】
会議情報検索部2060、会議情報管理部2070、入出力制御部2080、及び通信部2090の機能は、実施例1で説明した会議情報検索部1060、会議情報管理部1070、入出力制御部1080、及び通信部1090の機能とほぼ同様であるため説明を省略する。
【0328】
以下、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施例においては、情報処理装置100は会議情報管理部1070を有さず、会議の参加者に関する情報を管理する参加者データベース1011を有する点で実施例1と異なる。
【実施例4】
【0329】
本発明の第4の実施形態における情報処理システムは、第1の実施形態における情報処理システムとほぼ同一の構成及び機能を有する。よって、第1の実施形態との差異について説明する。
【0330】
ここで、図24を参照して、第4の実施形態における情報処理システムの構成について説明する。図24は、第4の実施形態における情報処理システムの一構成例を表す図である。
【0331】
第4の実施形態における情報処理システムは、それぞれ会議の開催される会場(つまり、会議室401ないし40n)毎に少なくとも1組設置される画像生成装置110、音声取得装置120、画像表示装置130、及び音声画像取込装置150のみならず、参加者認識装置140を有する点で実施例1と異なる。
【0332】
参加者認識装置140は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)リーダ等のICリーダで構成され、特に本実施例では、非接触型の無線又は超音波リーダで構成され、情報処理装置100に接続している。
【0333】
また、参加者認識装置140は、RAM(Random Access Memory)等の記憶部を有する。記憶部は、参加者認識装置140が設置された会議室を識別する情報を記憶する。
【0334】
参加者認識装置140は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグ等で構成されるタグから、タグの所有者を識別する情報を取得する。その後、参加者認識装置140は、取得した所有者を識別する情報、情報を取得した時刻、及び記憶部に記憶した会議室を識別する情報を情報処理装置100へ出力する。
【0335】
尚、本実施例において、参加者認識装置140は、例えば、会議の会場の出入り口に設置されており、タグの所有者が会議室に入る際に、タグの所有者を識別する情報等を取得する。
【0336】
次に、図25を参照して情報処理装置100の構成について説明する。図25は、実施例4における情報処理装置100の構成例を説明するための機能ブロック図である。
【0337】
情報処理装置100は、会議情報管理部1070を有しない点、参加者データベース1011、及び会議情報登録部1100を有する点で実施例1と異なる。また、情報処理装置100は、参加者認識装置140と接続している点で実施例1と異なる。
【0338】
会議情報登録部1100の機能は、情報処理装置100が実行するソフトウェア制御により実現できる。尚、情報処理装置100が実行するソフトウェア制御は、実施例1で説明したものと同様の構成により実現されるため説明を省略する。
【0339】
会議情報登録部1100は、参加者認識装置140から所有者を識別する情報、情報を取得した時刻、及び会議室を識別する情報を取得する。
その後、会議情報登録部1100は、取得した所有者を識別する情報、情報を取得した時刻、及び会議室を識別する情報を関連付けて参加者データベース1011に登録する。
【0340】
参加者データベース1011は、例えば、外部記憶部104で構成される記憶部と、例えば、MySQL又はPostgreSQL等のプログラムであって、記憶部が記憶した情報を変更、参照、維持、又は管理するプログラムで構成される。
【0341】
参加者データベース1011は、会議情報登録部1100に接続している。参加者データベース1011は、記憶部が記憶する情報を変更、参照、維持、又は管理する。
【0342】
参加者データベース1011によって情報を管理される記憶部は、会議室毎に、会議室へ入室した人物を識別する情報と入室時刻とを会議情報登録部1100によって関連付けられて記憶する。
【0343】
ここで、記憶部が記憶する情報を管理するために、参加者データベース1011が用いる参加者テーブルを以下の表4に示す。
【0344】
【表4】

【0345】
表4は、日時カラム、場所カラム、及び人IDカラムを有している。
日時カラムはタグの所有者を識別する情報を取得した時刻を、場所カラムはタグの所有者を識別する情報を取得した会議の開催場所を識別する情報を、人IDカラムはタグの所有者を識別する情報を保存する。
【0346】
尚、同一のレコードに保存された情報は、それぞれ同一の時刻に取得された同一のタグに関する情報である。また、参加者テーブルは、日時カラム、及び人IDカラムに保存された情報が重複するレコードを有することは無い。
【0347】
また、参加者データベース1011によって情報を管理される記憶部は、人物を識別する情報と人物の氏名とを関連付けられて記憶する。
ここで、記憶部が記憶する情報を管理するために、参加者データベース1011が用いる名前変換テーブルを以下の表5に示す。
【0348】
【表5】

【0349】
表5は、人物IDカラム及び人名カラムを有している。
人物IDカラムは、表4に示した参加者テーブルの有する人物IDカラムと同様であるため説明を省略する。人名カラムは、同一レコードの人物IDカラムに保存した情報で識別される人物の氏を保存する。
【0350】
尚、名前変換テーブルは、人IDカラムに保存された情報が重複するレコードを有することは無い。
【0351】
会議情報検索部1060は、会議情報管理部1070に接続せず、参加者データベース1011に接続する点で実施例1とは異なる。会議情報検索部1060は、閲覧編集部1050から資料グループ識別情報を取得せず、資料グループを構成する資料画像を取得した時刻を表す情報、及び会議の開催場所を識別する情報のみを取得する点で実施例1と異なる。
【0352】
次に、会議情報検索部1060は、取得した時刻を表す情報と会議の開催場所を識別する情報とに基づいて、参加者データベース1011が管理する記憶部から会議の参加者を識別する情報を取得する。
【0353】
具体的には、会議情報検索部1060は、参加者テーブルから、取得した情報が表す時刻で定まる時間区間に含まれる時刻を日時カラムに保存し、かつ取得した会議の開催場所を識別する情報を場所カラムに保存するレコードを取得を取得する。その後、会議情報検索部1060は、取得したレコードが人IDカラムに保存する情報を取得することで、会議の参加者を識別する情報を取得する。
【0354】
その後、会議情報検索部1060は、会議の参加者を識別する情報で識別される人物の氏を参加者データベース1011から取得する。具体的には、名前変換テーブルから、取得した会議の参加者を識別する情報を人物IDカラムに保存するレコードを取得し、取得したレコードの人名カラムに保存された参加者の氏を取得する。その後、会議情報検索部1060は、取得した会議の参加者の氏を閲覧編集部1050へ出力する。
【0355】
上記実施形態では、人名カラムは会議の参加者の氏を保存するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、人名カラムは会議の参加者を撮影した画像の保存先を保存する構成を採用できる。また、会議情報検索部1060は、会議の参加者の氏ではなく、会議の参加者を撮影した画像の保存先を検索し、検索した画像を閲覧編集部1050へ出力し、閲覧編集部1050は取得した参加者を撮影した画像を閲覧画面FVに表示する構成を採用できる。
【0356】
以下、本発明の第5の実施形態について説明する。
第5の実施例においては、情報処理装置100を構成する記憶部は、資料グループを構成する資料画像と資料画像に対する注釈とを関連付けて記憶する点で実施例1と異なる。
【実施例5】
【0357】
本発明の第5の実施形態における情報処理システムは、第1の実施形態における情報処理システムとほぼ同一の構成及び機能を有する。よって、第1の実施形態との差異について説明する。
【0358】
音声画像データベース1012によって情報を管理される記憶部は、資料グループを構成する資料画像と資料画像に対する注釈とを関連付けられて記憶する点で実施例1と異なる。
【0359】
ここで、記憶部が記憶する注釈に関する情報を管理するために、音声画像データベース1012が用いるコメントテーブルを以下の表6に示す。
【0360】
【表6】

【0361】
表6は、コメントIDカラム、データIDカラム、コメントカラムを有する。コメントIDカラムは注釈を識別する情報を、データIDカラムは資料画像を識別する情報(つまり、データID)を、コメントカラムは注釈を保存する。
【0362】
尚、コメントテーブルの同じレコードに保存された情報は、同じ注釈に関する情報を保存する。また、コメントIDカラムに保存された情報が重複したレコードを有することはない。
【0363】
閲覧編集部1050は、資料グループを構成する資料画像と資料画像に対する注釈とを関連付けて音声画像データベース1012に登録する注釈登録機能を有する点で実施例1と異なる。
【0364】
ここで、閲覧編集部1050が注釈登録機能を提供する際に実行する注釈登録処理について説明する。図26は、閲覧編集部1050が実行する注釈登録処理の一例を表すフローチャートである。
【0365】
先ず、閲覧編集部1050は、サムネイルSNを選択する信号及び後に説明する注釈関連表示画面を表示するよう閲覧編集部1050に命じる命令とを入力装置170等から取得する(ステップST801)。
【0366】
次に、閲覧編集部1050は、選択されたサムネイルSNを生成する基礎とした資料画像を識別する情報(つまり、データID)を取得する(ステップST802)。
【0367】
その後、閲覧編集部1050は、注釈関連表示画面を表示するよう表示装置180等を制御する(ステップST803)。
【0368】
ここで、図27を参照して注釈関連表示画面について説明する。図27は、表示装置180等が表示する注釈関連表示画面の一例を説明するための図である。
【0369】
図27に示す注釈関連表示画面FCは、会議注釈テキストボックスTBM、キャンセルボタンBTC、コメント保存ボタンBTSCで構成される。
【0370】
会議注釈テキストボックスTBMは、入力装置170等により入力された注釈を表示する。キャンセルボタンBTCは、注釈関連表示画面FCを閉じ、かつ入力装置170等により入力された注釈を破棄するよう閲覧編集部1050に命じる命令を入力できることを表すボタン表示である。
【0371】
コメント保存ボタンBTSCは、注釈関連表示画面FCを閉じ、かつ入力装置170等により入力された注釈を音声画像データベース1012へ登録するよう閲覧編集部1050に命じる命令(以下単に、注釈登録命令と言う)を入力できることを表すボタン表示である。
【0372】
ここで、図26に戻り、注釈登録処理について引き続き説明する。
ステップST803を実行した後に、閲覧編集部1050は、入力装置170等が入力した注釈を取得する(ステップST804)。次に、閲覧編集部1050は、注釈登録命令を入力装置170等から取得する(ステップST805)。また、閲覧編集部1050は、注釈関連表示画面FCを閉じて閲覧画面FVを表示するように表示装置180等を制御する(ステップST806)。
【0373】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST805で取得した注釈を識別する情報を生成する(ステップST807)。
【0374】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST807で生成した注釈を識別する情報をコメントIDカラムに、ステップST802で取得した資料画像を識別する情報をデータIDカラムに、及びステップST804で取得した注釈を同一レコードに保存することで関連付けて音声画像データベース1012の有するコメントテーブルに登録する(ステップST808)。
【0375】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST804で取得した注釈を、閲覧画面FVが表示する会議注釈テキストボックスTBCに表示する(ステップST809)。
【0376】
また、閲覧編集部1050は、注釈が付されていることを表す注釈関連表示を、注釈と関連付けた資料画像に基づいて生成されたサムネイルSNに表示する(ステップST810)。その後、閲覧編集部1050は処理を終了する。
【0377】
ここで、図28を参照して、表示装置180等が表示する注釈及び注釈関連表示について説明する。図28は、表示装置180等が表示する注釈及び注釈関連表示について説明するための図である。
【0378】
図28が表示するグループ情報表示領域AG1は、会議名テキストボックスTBN、参加者名テキストボックスTBP、会議時間テキストボックスTBS、開催場所テキストボックスTBR、会議メモテキストボックスTBM、問合せボタンBTQ、及びグループ情報保存ボタンBTSIを有する点で実施例1と同様であるが、会議注釈テキストボックスTBCを更に有する点で実施例1と異なる。
【0379】
会議注釈テキストボックスTBCは、入力装置170等が入力した注釈を下線を付けて表示する。また、注釈の付された資料画像を基礎として生成されたサムネイルSNは、注釈が付されていることを表す注釈関連表示SCを表示する。
【0380】
ここで、会議注釈テキストボックスTBCに表示される注釈は、注釈を識別する情報(具体的には「1」及び「2」と言う文字)の後に表示され、かつサムネイルSNに重ねて表示される注釈関連表示SCは注釈を識別する情報(具体的には「コメント」と言う文字列の後に続く「1」及び「2」と言う文字)を表示することで、会議注釈テキストボックスTBCに表示される注釈とサムネイルSNとの関係を表示する。
【0381】
尚、閲覧編集部1050は、注釈と注釈を付された資料画像との関係を記憶しており、ユーザが入力装置170等を操作してマウスポインタを注釈に合わせてクリック等して注釈を選択する信号を入力した場合に、閲覧編集部1050は、選択された注釈と関連づけて記憶した資料画像に基づいて生成されたサムネイルSNを強調表示する。
【0382】
また、閲覧編集部1050は、サムネイルSNを強調表示するのではなく、サムネイルSN生成する基礎とした資料画像を表示する新たな画面を表示する構成をも採用できる。
【0383】
また、ユーザが入力装置170等を操作して、注釈関連表示SCを表示するサムネイルSNにマウスポインタを合わせてクリック等してサムネイルを選択する信号を入力した場合に、閲覧編集部1050は、選択されたサムネイルを生成する基礎とした資料画像と関連づけて記憶した注釈を強調表示する。尚、強調表示については、実施例1で説明した強調表示と同様であるため、説明を省略する。
【0384】
また、閲覧編集部1050は、画像検索処理を実行した場合に、音声画像データベース1012に登録した注釈を表示するよう表示装置180等を制御する点で実施例1と異なる。
【0385】
ここで、実施例5において閲覧編集部1050が実行する画像検索処理について説明する。
先ず、閲覧編集部1050は、実施例1で図17を参照して説明したステップST601からST610の処理を実行する。ステップST609の処理を実行した後に、閲覧編集部1050は、ステップST603で取得した資料画像を識別する情報をデータIDカラムに保存するレコードを、音声画像データベース1012の有する表6で示したコメントテーブルから取得する。
【0386】
その後、閲覧編集部1050は、コメントテーブルからレコードを取得できたか否かを判断する。閲覧編集部1050は、レコードを取得できたと判断する場合は、取得したレコードがコメントIDカラム、データIDカラム、及びコメントカラムに保存する注釈を識別する情報、資料画像を識別する情報、及び注釈をそれぞれ関連付けて取得する。尚、閲覧編集部1050は、レコードを取得できなかったと判断する場合は、処理を終了する。
【0387】
次に、閲覧編集部1050は、取得した情報を記憶する。その後、取得した注釈を識別する情報及び注釈を会議注釈テキストボックスTBCに表示するよう表示装置180等を制御する。
【0388】
また、閲覧編集部1050は、注釈を識別する情報を表示する注釈関連表示SCを、取得した資料画像を識別する情報で識別される資料画像に基づいて生成されたサムネイルSNに表示するよう表示装置180等を制御する。
【0389】
以下、本発明の第6の実施形態について説明する。
第6の実施例においては、閲覧編集部1050は、ユーザが選択した資料画像だけではなく、会議情報管理部1070が管理する会議に関する情報に基づいて閲覧編集部1050が選択した資料画像で構成される資料グループの構成関係を定める点で実施例1と異なる。
【実施例6】
【0390】
本発明の第6の実施形態における情報処理システムは、第1の実施形態における情報処理システムとほぼ同一の構成及び機能を有する。よって、第1の実施形態との差異について説明する。
【0391】
ここで、図29を参照して実施例6において表示装置180等が表示する閲覧画面FVについて説明する。図29は、実施例6において表示装置180等が表示する閲覧画面FVの一例である。
【0392】
図29が表示する閲覧画面FVは、自動グループ化ボタンBTGAを更に有する点で実施例1と異なる。
自動グループ化ボタンBTGAは、会議情報管理部1070が管理する会議に関する情報に基づいて閲覧編集部1050が選択した資料画像で構成される資料グループの構成関係を定めるように閲覧編集部1050に命じる命令を入力できることを表すボタン表示である。
【0393】
ここで、図30を参照して、閲覧編集部1050が会議情報管理部1070が管理する会議に関する情報に基づいて選択した資料画像と、その様な資料画像で構成される資料グループとの関係を定義する自動構成関係定義処理について説明する。図30は、閲覧編集部1050が実行する自動構成関係定義処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【0394】
先ず、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作してマウスポインタを自動グループ化ボタンBTGAに合わせた後にクリック等することで入力された自動構成関係定義処理の実行を命ずる命令を取得する(ステップST901)。
【0395】
次に、閲覧編集部1050は、閲覧画面FVが有するページであって、選択されているページの有する時刻表示領域ATが表示する日付を取得する(ステップST902)。
【0396】
尚、図4に示す閲覧画面FVは資料グループの構成関係が定義される前に、表示装置180等が表示する画面であるので、図4に示す閲覧画面FVを例に挙げて説明すると、閲覧編集部1050は、時刻表示領域AT1が表示する「11月21日」と言う日付を取得する。
【0397】
その後、閲覧編集部1050は、閲覧画面FVが有するページであって、選択されているページが表示対象としている会議の開催場所を識別する情報を取得する(ステップST903)。
【0398】
同様に図4に示す閲覧画面FVを例に挙げて説明すると、閲覧編集部1050は、「会議室A」と言う情報を取得する。
【0399】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST902で取得した会議の開始日付、及びステップST903で取得した会議の開催場所を識別する情報を会議情報検索部1060に出力する(ステップST904)。
【0400】
尚、会議情報検索部1060は、取得した会議の開始日付及び会議の開催場所を識別する情報に基づいて、表3に示した会議情報管理部1070が有するスケジュールテーブルを検索する。その後、会議情報検索部1060は、検索したレコードが保存する会議の開催期間を閲覧編集部1050へ出力する。
【0401】
具体的には、「11月21日」と言う日付と、「会議室A」と言う会議室を識別する情報とに基づいて表3に示したスケジュールテーブルを検索すると、会議の開催期間が「2005年11月21日 09時30分から10時30分」の会議、及び「2005年11月21日 11時00分から12時30分」の会議と言う2つの会議に関する情報を保存したレコードを取得する。
【0402】
次に、閲覧編集部1050は、会議情報検索部1060が検索した会議の開催期間を取得する(ステップST905)。その後、閲覧編集部1050は、取得した会議の開催期間において取得した資料画像で構成される資料グループを定義する(ステップST906)。
【0403】
具体的には、閲覧編集部1050は、「2005年11月21日 09時30分から10時30分」の間に取得した資料画像で構成される資料グループの構成関係と、「2005年11月21日 11時00分から12時30分」の間に取得した資料画像で構成される資料グループの構成関係とを定義する。
【0404】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST906で定義した資料グループを構成する資料画像に基づいて生成されたサムネイルSNを表示する新たなサムネイル表示領域ASを表示するよう表示装置180等を制御する(ステップST907)。その後、閲覧編集部1050は処理を終了する。
【0405】
尚、閲覧編集部1050は、実施例1で説明した構成関係定義機能をも有するため、ユーザは、自動構成関係定義処理によって定められた資料グループを構成する資料画像を変更等できる。また、閲覧編集部1050は、実施例1で説明した構成関係登録機能をも有するため、資料グループの構成関係を登録できる。
【0406】
以下、本発明の第7の実施形態について説明する。
第7の実施例においては、閲覧編集部1050は、構成関係登録処理の対象としていない資料画像とその様な資料画像で構成される資料グループとの構成関係を登録する未分類画像関係登録処理を実行する点で実施例1と異なる。
【実施例7】
【0407】
本発明の第7の実施形態における情報処理システムは、第1の実施形態における情報処理システムとほぼ同一の構成及び機能を有する。よって、第1の実施形態との差異について説明する。
【0408】
閲覧編集部1050は、実施例1で説明した構成関係登録処理を実行した後に、又は閲覧編集部1050は、登録部1020が実施例1で説明した登録処理を実行した後に、未分類画像関係登録処理を実行する。
【0409】
ここで、図31を参照して、閲覧編集部1050が実行する未分類画像関係登録処理について説明する。図31は、閲覧編集部1050が実行する未分類画像関係登録処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【0410】
先ず、閲覧編集部1050は、グループ情報データベース1014の有する表2で示したグループ情報テーブルから会議名カラムに「未分類資料」を保存するレコードを削除する(ステップST1002)。つまり、構成関係登録処理の対象としていない資料画像とその様な資料画像で構成される資料グループとの構成関係を記述したレコードを削除する。
【0411】
次に、閲覧編集部1050は、音声画像データベース1012が有する表1で示した音声画像テーブルから資料画像識別情報を取得する(ステップST1001)。
【0412】
また、閲覧編集部1050は、グループ情報データベース1014の有するグループ情報テーブルのIDカラムに保存された資料画像識別情報を取得する(ステップST1003)。
【0413】
その後、閲覧編集部1050は、未分類の資料画像を識別する情報を取得する(ステップST1004)。具体的には、閲覧編集部1050は、ステップST1002で取得した資料画像を識別する情報と、ステップST1003で取得した資料画像を識別する情報とを比較し、ステップST1002で取得した資料画像を識別する情報であるがステップST1003で取得した資料画像を識別する情報でない情報を未分類の資料画像を識別する情報として取得する。
【0414】
その後、閲覧編集部1050は、ステップST1004で取得した情報で識別される未分類の資料画像で構成される資料グループを識別する情報を生成する(ステップST1005)。
【0415】
次に、閲覧編集部1050は、ステップST1005で生成した資料グループを識別する情報をグループIDカラムに、ステップST1004で取得した未分類の資料画像を識別する情報をIDカラムに、「未分類資料」と言う文字列を会議名カラムに保存するレコードをグループ情報テーブルへ挿入する(ステップST1006)。その後、閲覧編集部1050は、処理を終了する。
【0416】
上記実施形態では、閲覧編集部1050は、資料画像を識別する情報であって、かつ音声画像テーブルに登録されているがグループ情報テーブルに登録されていない情報を未分類の資料画像を識別する情報とする場合について説明したが、これに限定される訳ではない。
【0417】
特に、資料画像を識別する情報であるデータIDは、例えば、整数値で表される連番等の情報であって、同一の会議において資料画像を取得した順序を表す連続した情報である場合には、資料画像を識別する情報であり、音声画像テーブルに登録されているがグループ情報テーブルに登録されていない情報であり、かつグループ情報テーブルに登録されている情報で挟まれた情報のみを未分類の資料画像を識別する情報とする構成を採用できる。
【0418】
以下、表7及び8を参照して具体例を挙げて説明する。表7は、音声画像テーブルの他例であり、表8は、グループ情報テーブルの他例である。
【0419】
【表7】

【0420】
【表8】

【0421】
表7に示す音声画像テーブルは、データIDカラムにデータID「101」から「112」を連続して保存する。また、表8に示すグループ情報テーブルは、グループIDカラムにデータID「101」から「103」で識別される資料画像で構成される資料グループの識別情報「G203」、及びデータID「113」から「119」で識別される資料画像で構成される資料グループの識別情報「G204」を保存している。
【0422】
よって、閲覧編集部1050は、データID「104」から「112」を、資料画像を識別する情報であり、かつ音声画像テーブルに登録されているがグループ情報テーブルに登録されていない情報であって、更にグループ情報テーブルに登録されている情報「103」と「113」で挟まれた情報であると判断する。
【0423】
次に、閲覧編集部1050は、データID「104」から「112」で識別される資料画像で構成される資料グループを識別する情報「G205」を表8に示すグループ情報テーブルに登録する。
【0424】
以下、本発明の第8の実施形態について説明する。
第8の実施例においては、閲覧編集部1050は、所定の画像を、ユーザが入力装置170等を操作して入力した時刻と関連付けて音声画像データベース1012に登録する所定画像登録機能を有する点で実施例1と異なる。
【0425】
特に、閲覧編集部1050は、会議において資料画像を使用しなかった場合に、ユーザが入力装置170等を操作して入力された命令を取得し、取得した命令に従って所定画像登録機能を提供する。
【実施例8】
【0426】
本発明の第8の実施形態における情報処理システムは、第1の実施形態における情報処理システムとほぼ同一の構成及び機能を有する。よって、第1の実施形態との差異について説明する。
【0427】
先ず、閲覧編集部1050が所定画像登録機能、及び所定画登録機能を提供する際に表示装置180等が表示する情報表示画面FIについて説明する。図32は、表示装置180等が表示する情報表示画面FIの一例を表す図である。
【0428】
図32に示す情報表示画面FIは、ダミーサムネイルSND、及びグループ情報表示領域AG2を有している。
ダミーサムネイルSNDは、閲覧編集部1050が音声画像データベース1012に登録する所定の画像に基づいて生成されたサムネイルである。グループ情報表示領域AG2は、実施例1で説明したグループ情報表示領域AGと同様であるため説明を省略する。
【0429】
尚、ユーザが入力装置170等を操作してマウスポインタを問合せボタンBTQに合わせてクリックする等して入力した命令に基づいて閲覧編集部1050が実行する支援処理は、実施例1と同様であるが、入力装置170等が入力した会議の開催期間、及び会議の開催場所(つまりグループ情報表示領域AGの有する会議時間テキストボックスTBT、及び開催場所テキストボックスTBRに表示された情報)を会議情報検索部1060へ出力する点で異なる。
【0430】
尚、情報表示画面FIは、例えば、右クリック等してコンテキストメニューを表示させ、情報表示画面FIを表示させるメニューを選択することで表示できる。
【0431】
次に、閲覧編集部1050が所定画像登録機能を提供する際に閲覧編集部1050が実行する所定画像登録処理について説明する。
先ず、閲覧編集部1050は、ユーザが入力装置170等を操作してマウスポインタをグループ情報保存ボタンBTSIに合わせてクリックする等して所定画像登録処理の実行を命じる命令を取得する。
【0432】
次に、閲覧編集部1050は、入力装置170等が入力した会議の開催期間を取得する。その後、閲覧編集部1050は、入力装置170等が入力した会議の開催場所を取得する。
【0433】
その後、閲覧編集部1050は、所定の画像及び所定のサムネイルを識別する情報(つまり、データID)を生成する。次に、所定の画像及び所定のサムネイルを保存した保存先を取得する。
【0434】
最後に、閲覧編集部1050は、所定の画像及び所定のサムネイルを識別する情報、保存先、会議の開催場所を識別する情報、及び会議の開始時刻とを関連付けて音声画像データベース1012に登録する。その後、閲覧編集部1050は、処理を終了する。
【0435】
尚、閲覧編集部1050は、所定画像登録機能を提供した後に、所定画像登録処理の対象とした所定の画像と所定の画像で構成される資料グループとの構成関係を定義する構成関係定義処理を実行する。
【0436】
その後、閲覧編集部1050は、定義した構成関係を登録する構成関係定義処理を実行する。また、定義した資料グループと、入力装置170等が入力した(つまり、情報表示画面FIのグループ情報表示領域AGに表示した)資料画像に関する情報とを関連付けてグループ情報データベース1014に登録する情報登録処理を実行する。
【0437】
本実施例においては、閲覧編集部1050が、ステップST1005の処理を実行することで第2の手段が実現される点で実施例1と異なる。
【0438】
情報処理装置100は、機能的には、演算部がROM、RAM、外部記憶装置の少なくともひとつに格納されたプログラムを実行することにより実現できる。また、このプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供できる。
【0439】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
【0440】
上記実施形態では、外部記憶装置はハードディスク(Hard Disk)で構成されるとして説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、MO(magneto-optic)、及び、フラッシュメモリ(flash memory)で構成される実施形式を採用できる。
【図面の簡単な説明】
【0441】
【図1】情報処理システムの実施形態を表す機能ブロック図である。
【図2】情報処理装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】このソフトウェア制御を実現するための情報処理装置の一構成例を表す構成図である。
【図4】表示装置が表示する閲覧画面の一例を説明するための図である。
【図5】図4に示す閲覧画面が有するサムネイル表示領域ASの部分拡大図である。
【図6】閲覧編集部が実行する構成関係定義処理の一例を表すフローチャートである。
【図7】表示装置が表示する閲覧画面の他例である。
【図8】閲覧編集部が実行する構成関係登録処理の一例を表すフローチャートである。
【図9】閲覧編集部が実行するグループ情報表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図10A】グループ情報表示領域とサムネイル表示領域との関係を説明するための図である。
【図10B】グループ情報表示領域の一構成例を説明するための図である。
【図11A】閲覧編集部が実行する支援処理の一例を表すフローチャートである。
【図11B】閲覧編集部が実行する支援処理の他例を表すフローチャートである。
【図12】閲覧編集部が実行する情報登録処理の一例を表すフローチャートである。
【図13】閲覧編集部が実行する議事関係登録処理の一例を表すフローチャートである。
【図14】表示装置が表示する関連の一例を説明するための図である。
【図15】表示装置が表示する履歴表示画面の一例を表す図である。
【図16】閲覧編集部が実行する履歴表示処理の一例を表すフローチャートである。
【図17】閲覧編集部が実行する画像検索処理の一例を表すフローチャートである。
【図18】実施例2において表示装置が表示するサムネイルページコントロールの一例である。
【図19】図18に示すサムネイルページコントロールが有するグループ情報行列表示領域の拡大図である。
【図20】閲覧編集部が実行するグループ検索処理の一例を表すフローチャートである。
【図21】実施例2において表示装置が表示するサムネイルページコントロールの他例である。
【図22】実施例3における情報処理装置の一構成例を表す機能ブロック図である。
【図23】実施例3における遠隔端末の一構成例を表す機能ブロック図である。
【図24】実施例3における情報処理システムの一構成例を表す図である。
【図25】実施例4における情報処理装置の構成例を説明するための機能ブロック図である。
【図26】閲覧編集部が実行する注釈登録処理の一例を表すフローチャートである。
【図27】表示装置が表示する注釈表示画面の一例を説明するための図である。
【図28】表示装置が表示する注釈及び注釈表示について説明するための図である。
【図29】実施例6において表示装置が表示する閲覧画面FVの一例である。
【図30】閲覧編集部が実行する自動構成関係定義処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図31】未分類画像関係登録処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図32】表示装置180等が表示する情報表示画面の一例を表す図である
【符号の説明】
【0442】
100…情報処理装置 101…演算部
102…ROM 103…外部記憶装置
104…外部記憶部 105…バス
110…画像生成装置 120…音声取得装置
130…画像表示装置 140…参加者認識装置
150…音声画像取込装置 170…第1入力装置
180…第1表示装置 190…第1出音装置
200…遠隔端末装置 210…第2入力装置
220…第2表示装置 230…第2出音装置
300…ネットワーク 401〜n…会議室
1011…参加者DB 1012…音声画像DB
1013…インデックスDB 1014…グループ情報DB
1020…登録部(第1の手段) 1030…テキスト抽出部
1040…インデックス登録部 1050…閲覧編集部
1070…会議情報管理部 1080…入出力制御部
1090…通信部 1100…会議情報登録部
2060…会議情報検索部 2070…会議情報管理部
2080…入出力制御部 2090…通信部
AG1〜2…グループ情報表示領域 AGM…グループ情報行列表示領域
AKW…検索キーワード表示領域 AS1〜2…サムネイル表示領域
AS1〜2…サムネイル表示領域 ASK…ソートキー表示領域
AT1〜2…時刻表示領域 BTA…付加ボタン
BTC…キャンセルボタン BTG…グループ化ボタン
BTGA…自動グループ化ボタン
BTKD…会議日時キーワードテキストボックス
BTKN…会議名キーワードテキストボックス
BTKR…会議室キーワードテキストボックス
BTKT…会議時間キーワードテキストボックス
BTN…会議名ソートボタン
BTP…参加者名ソートボタン
BTPD1〜4…詳細ページ表示ボタン
BTPS…検索ページ表示ボタン BTQ1〜4…問合せボタン
BTR…会議室ソートボタン BTS…検索ボタン
BTSC…コメント保存ボタン BTSG…資料グループ検索ボタン
BTSI1〜4……グループ情報保存ボタン
BTTD…会議日時ソートボタン BTTT…会議時間ソートボタン
BTV…保存ボタン FC…注釈表示画面
FH…履歴表示画面 FI…情報表示画面
FV…閲覧画面 LS1〜2…リンク表示
MS…履歴表示行列 NM1〜2…会議名
PC…サムネイルページコントロール
SB…スクロールバー SC1,2…注釈表示
SN11〜15…サムネイル SN21〜27…サムネイル
SND…ダミーサムネイル SR11〜12…議事関連表示
SR21〜22…議事関連表示 TBC…会議注釈テキストボックス
TBD1…開始日付テキストボックス
TBKP…参加者名キーワードテキストボックス
TBM…会議メモテキストボックス
TBN1〜4…会議名テキストボックス
TBP1〜4…参加者名テキストボックス
TBR1〜4…開催場所テキストボックス
TBS…会議時間テキストボックス
TBT…会議時間テキストボックス
TBT1〜2…開始時刻テキストボックス
TBTD1〜4…会議日付テキストボックス
TBTT1〜4…会議時間テキストボックス
TBW…検索ワードテキストボックス
TC0〜2…場所タブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
会議の画像と音声とを識別する第1の識別情報で関連付けて登録する第1の手段と、
グループ化した前記画像と音声とを識別する第2の識別情報を生成する第2の手段と、
会議の属性を記述する属性情報を前記第2の識別情報で識別されるグループ毎に対応付ける第3の手段と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記属性情報を対応するグループに関連付けて表示させる第4の手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第4の手段は、会議の予定を管理する管理部に予め登録されている情報から、グループ毎に、当該グループに関連する属性情報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記属性情報は少なくとも、会議名、参加者、日時及び場所の情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記属性情報の入力をオペレータに促すための表示情報を、該当するグループに対応付けて表示させる第5の手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第3の手段は、前記属性情報を所定のデータベースに保存する手段を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の情報処理システム。
【請求項7】
会議の画像と音声とを識別する第1の識別情報で関連付けて登録する第1の手段と、
グループ化した前記画像と音声とを識別する第2の識別情報を生成する第2の手段と、
会議の属性を記述する属性情報を前記第2の識別情報で識別されるグループ毎に対応付ける第3の手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータを、会議の画像と音声とを識別する第1の識別情報で関連付けて登録する第1の手段と、
グループ化した前記画像と音声とを識別する第2の識別情報を生成する第2の手段と、
会議の属性を記述する属性情報を前記第2の識別情報で識別されるグループ毎に対応付ける第3の手段と、
として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【公開番号】特開2008−158812(P2008−158812A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−346805(P2006−346805)
【出願日】平成18年12月22日(2006.12.22)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】