説明

情報処理装置、情報処理システム、報知処理プログラム、および情報処理装置における報知方法

【課題】ソフトウェアがダウンロードされた際に、音声通知で、どのようなソフトウェアがダウンロードされたかを知ることのできる情報処理装置を提供する。
【解決手段】ダウンロード対象装置であるHGW1が、ソフトウェアを提供するサーバ3Aに対してソフトウェアのダウンロードを要求すると、サーバ3Aは、当該ソフトウェアに対応付けられている音声データのダウンロードを、当該音声データを提供するサーバ3Bに対して要求する。サーバ3BからHGW1に音声データが送信された後にサーバ3AからソフトウェアがHGW1にダウンロードされる。HGW1では、ソフトウェアのダウンロード完了までに受信した音声データを、ソフトウェアのダウンロード完了時に再生することで、その音声データによって、具体的なソフトウェアの内容およびそのダウンロード完了がアナウンスされる。その後、受信した音声データが削除される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は情報処理装置、情報処理システム、報知処理プログラム、および情報処理装置における報知方法に関し、特に、他の装置からソフトウェアをダウンロードする情報処理装置、情報処理システム、報知処理プログラム、および当該情報処理装置における報知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータや携帯電話機では、インターネットや携帯電話網を介して、サーバから提供されるソフトウェアをダウンロードすることがなされている。家庭内のコンピュータや電化製品などをネットワーク接続し、1または複数の家庭内で構築されたネットワークをインターネット接続するためのホームゲートウェイ(以下、HGW)でも、同様に、インターネットを介して、指定されたサーバからソフトウェアをダウンロードすることがなされている。
【0003】
昨今では、特開平8−161252号公報(以下、特許文献1)にも開示されているように、コンピュータやHGWがサーバに登録されていることで、サーバからこれら装置に対して、自動的に、たとえば更新用のプログラムなどのソフトウェアが送信されてくることがある。
【0004】
ところで、コンピュータやHGWなどでは、上のようにソフトウェアがダウンロードされる際に、これら装置に内蔵されている所定の音声によって、ダウンロードの完了などが通知されるように設定することが可能である。たとえば、特開平11−203141号公報(以下、特許文献2)にも、ダウンロードの進行状況を音声通知する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−161252号公報
【特許文献2】特開平11−203141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、通知に用いられる音声は、予めこれら装置に内蔵されている音声データが用いられるため、ダウンロードされたソフトウェアに固有の音声ではなく、装置に固有の音声である。そのため、通知の音声からは、ダウンロードされたソフトウェアの内容を知ることができないという問題がある。特に、上述のように自動的にソフトウェアがダウンロードされてくる場合には、ユーザは、通知の音声からは、どのようなソフトウェアがダウンロードされたかを知ることができないという問題がある。さらに、HGWなど、表示装置が備えられていない装置の場合には、ユーザは、どのようなソフトウェアがダウンロードされたかを知ることができないという問題がある。
【0007】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、ソフトウェアの情報処理装置へのダウンロード時に、当該ソフトウェアに関連付けられた音声で通知することで、当該音声による通知からダウンロードされたソフトウェアの内容を通知する情報処理装置、当該情報処理装置と他の装置とを含む情報処理システム、当該処理をコンピュータに実行させる報知処理プログラム、および当該情報処理装置における報知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、情報処理装置は、ソフトウェアとソフトウェアに対応付けられた音声データとを含む情報を取得する取得手段と、取得した情報を記憶する記憶手段と、取得した情報から音声データを抽出する抽出手段と、抽出した音声データを、取得手段での情報の取得完了のタイミングに関連させて再生するよう制御する再生制御手段と、音声データを、再生制御手段で再生された後に記憶手段から削除する削除手段とを備える。
【0009】
好ましくは、取得手段は、他の装置から情報を受信することで取得する。または、好ましくは、取得手段は、記憶媒体から情報を読取ることで取得する。
【0010】
本発明の他の局面に従うと、情報処理装置は、第1の装置からソフトウェアを受信することでソフトウェアを取得する第1の取得手段と、第2の装置から音声データを受信することで音声データを取得する第2の取得手段と、取得したソフトウェアおよび音声データを記憶する記憶手段と、第1の取得手段でのソフトウェアの取得のタイミングと、第2の取得手段での音声データの取得のタイミングとの関係より、記憶手段からソフトウェアと対応付けられているとして音声データを抽出する抽出手段と、抽出した音声データを、第1の取得手段でのソフトウェアの取得完了のタイミングに関連させて再生するよう制御する再生制御手段と、音声データを、再生制御手段で再生された後に記憶手段から削除する削除手段とを備える。
【0011】
好ましくは、抽出手段は、第1の取得手段でのソフトウェアの取得の直後に第2の取得手段で取得された音声データを、当該ソフトウェアに対応付けられている音声データとして記憶手段から抽出する。
【0012】
好ましくは、抽出手段は、第1の取得手段でのソフトウェアの取得の直前に第2の取得手段で取得された音声データを、当該ソフトウェアに対応付けられている音声データとして記憶手段から抽出する。
【0013】
好ましくは、情報処理装置は第1の装置に対してソフトウェアの要求を行なう要求手段をさらに備えて、抽出手段は、要求手段で第1の装置に要求を行なった後に第1の取得手段でソフトウェアの取得を完了するまでのうちに第2の取得手段で取得された音声データを、当該ソフトウェアに対応付けられている音声データとして記憶手段から抽出する。
【0014】
好ましくは、第1の装置と第2の装置とは同じ装置である。
好ましくは、音声データは、ソフトウェアの内容をアナウンスする音声を再生させるためのデータである。
【0015】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理システムは第1の情報処理装置と第2の情報処理装置とを含み、第1の情報処理装置は、第2の情報処理装置から、ソフトウェアとソフトウェアに関連付けられた音声データとを含んだ情報を取得して記憶装置に記憶させ、ソフトウェアの取得完了のタイミングに関連させて、音声データを再生することで、ソフトウェアの取得完了をアナウンスし、前記音声データの再生の後に記憶装置から音声データを削除する。
【0016】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理システムは第1の情報処理装置と第2の情報処理装置と第3の情報処理装置とを含み、第2の情報処理装置は、第1の情報処理装置に対してソフトウェアを送信する際に、第3の情報処理装置に対して、当該ソフトウェアと対応付けられた音声データの第1の情報処理装置への送信を要求し、第3の情報処理装置は、第2の情報処理装置からの要求に応じて、ソフトウェアと対応付けられた音声データを第1の情報処理装置に送信し、第1の情報処理装置は、第2の情報処理装置からのソフトウェアの取得のタイミングと、第3の情報処理装置からの音声データの取得のタイミングとの関係より、音声データをソフトウェアと対応付けられている音声データとして、ソフトウェアの取得完了のタイミングに関連させて再生することで、ソフトウェアの取得完了をアナウンスし、音声データの再生の後に取得した音声データを削除する。
【0017】
好ましくは、第2の情報処理装置は、第1の情報処理装置へのソフトウェアの送信の完了を第3の情報処理装置に通知し、第3の情報処理装置は、上記通知に応じてソフトウェアに対応付けられている音声データを第1の情報処理装置に送信し、第1の情報処理装置は、第2の情報処理装置からのソフトウェアの取得の直後に第3の情報処理装置から取得された音声データを、当該ソフトウェアに対応付けられている音声データとして再生する。
【0018】
好ましくは、第3の情報処理装置は、第1の情報処理装置へのソフトウェアに対応付けられている音声データの送信の完了を第2の情報処理装置に通知し、第2の情報処理装置は、上記通知に応じてソフトウェアを第1の情報処理装置に送信し、第1の情報処理装置は、第2の情報処理装置からのソフトウェアの取得の直前に第3の情報処理装置から取得された音声データを、当該ソフトウェアに対応付けられている音声データとして再生する。
【0019】
本発明のさらに他の局面に従うと、報知処理プログラムはコンピュータにソフトウェアの取得完了を報知する報知処理を実行させるためのプログラムであって、コンピュータは記憶手段と音声出力手段とを備えて、情報が取得されて記憶手段に格納されると、当該情報に、音声データが含まれるか否かを解析するステップと、解析の結果、音声データが含まれる場合、その音声データを、上記情報に含まれるソフトウェアに対応付けられた音声データとして抽出するステップと、抽出された音声データを音声出力手段で再生するよう制御するステップと、音声データを、再生された後に記憶手段から削除するステップとを実行させる。
【0020】
本発明のさらに他の局面に従うと、報知処理プログラムはコンピュータにソフトウェアの取得完了を報知する報知処理を実行させるためのプログラムであって、コンピュータは記憶手段と音声出力手段とを備えて、他の装置からソフトウェアが取得されて記憶手段に格納されると、記憶手段に、ソフトウェアの取得のタイミングに関連したタイミングで取得された音声データが含まれるか否かを解析するステップと、解析の結果、該当する音声データが含まれる場合、その音声データを、ソフトウェアに対応付けられた音声データとして抽出するステップと、抽出された音声データを音声出力手段で再生するよう制御するステップと、音声データを、再生された後に記憶手段から削除するステップとを実行させる。
【0021】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理装置における報知方法は、情報処理装置での、ソフトウェアの取得完了を報知する方法であって、情報処理装置は記憶手段と音声出力手段とを備えて、情報が取得されて記憶手段に格納されると、当該情報に、音声データが含まれるか否かを解析するステップと、解析の結果、音声データが含まれる場合、その音声データを、上記情報に含まれるソフトウェアに対応付けられた音声データとして抽出するステップと、抽出された声データを音声出力手段で再生するよう制御するステップと、音声データを、再生された後に記憶手段から削除するステップとを備える。
【0022】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理装置における報知方法は、情報処理装置の、ソフトウェアの取得完了を報知する方法であって、情報処理装置は記憶手段と音声出力手段とを備えて、他の装置からソフトウェアが取得されて記憶手段に格納されると、記憶手段に、ソフトウェアの取得のタイミングに関連したタイミングで取得された音声データが含まれるか否かを解析するステップと、解析の結果、該当する音声データが含まれる場合、その音声データを、ソフトウェアに対応付けられた音声データとして抽出するステップと、抽出された音声データを音声出力手段で再生するよう制御するステップと、音声データを、再生された後に記憶手段から削除するステップとを備える。
【発明の効果】
【0023】
本発明によると、音声によるダウンロード完了の通知によって、ユーザは、当該音声に対応付けられたソフトウェアがダウンロードされたことを知ることができる。さらに、音声再生後に当該音声データが削除されることにより、情報処理装置のメモリを有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】第1の実施の形態にかかるHGWを含んだソフトウェアのダウンロードシステムおよびHGWの構成と、当該システムにおけるソフトウェアのダウンロードの流れの概略とを説明する図である。
【図2】ソフトウェアのダウンロードの完了を通知する機能を実現するための、HGWの機能構成の具体例を示すブロック図である。
【図3】HGWにおける処理の流れの具体例を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の変形例にかかるHGWの構成の具体例を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態にかかるダウンロードシステムの構成と、当該システムにおけるソフトウェアのダウンロードの流れの概略とを説明する図である。
【図6】第2の実施の形態にかかるダウンロードシステムの、各装置での処理の第1の具体例を表わす、タイミングチャートである。
【図7】第2の実施の形態にかかるダウンロードシステムの、各装置での処理の第2の具体例を表わす、タイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
【0026】
以下の実施の形態においては、ソフトウェアのダウンロードを受けるダウンロード対象の情報処理装置をホームゲートウェイ(以下、HGW)、ソフトウェアのダウンロード行なうダウンロード元の情報処理装置をサーバとしている。しかしながら、ダウンロード対象装置およびダウンロード元装置共にこれら装置に限定されない。ダウンロード対象装置は、HGWの他、一般的なコンピュータや携帯電話機などであってもよい。ダウンロード元装置もまた、サーバの他、一般的なコンピュータや携帯電話機などであってもよい。さらには、ダウンロード対象装置およびダウンロード元装置は、同じ構成の装置であってもよいし、これら装置の機能が随時入れ替わってもよい。すなわち、同じ装置が、場合によってはダウンロード対象装置として機能し、また場合によってはダウンロード元装置として機能してもよい。
【0027】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態にかかるHGW1を含んだソフトウェアのダウンロードシステム(以下、システム)およびHGW1の構成と、当該システムにおけるソフトウェアのダウンロードの流れの概略とを説明する図である。
【0028】
図1を参照して、第1の実施の形態にかかるシステムは、ソフトウェアをダウンロードする対象機器であるHGW1と、ソフトウェアを提供するダウンロード用のサーバ3Aとを含む。これらは、インターネットを介して接続されているものとする。
【0029】
さらに図1を参照して、HGW1は、装置全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)11と、記憶部としてのRAM(Random Access Memory)12およびROM(Read Only Memory)13と、インターネットを接続するためのインタフェースであるインターネットI/F14と、音声を出力するためのスピーカ15と、パーソナルコンピュータなどの図示しない家庭内の電子機器またはそれらで構成されるネットワークと接続するためのインタフェースであるネットワークI/F16とを含む。
【0030】
サーバ3Aは一般的なコンピュータから構成されており、ソフトウェアと、ソフトウェアに対応付けられた音声アナウンスデータとを記憶している。ソフトウェアに対応付けられた音声アナウンスデータとは、たとえば、当該ソフトウェアの内容をアナウンスするための音声データが該当し、具体的には「セキュリティ対策ソフトをダウンロードしました」などの内容の音声データが該当する。さらに、当該ソフトウェアの内容としては、バージョン情報や、送信元の情報などであってもよい。具体的には「バージョン3をダウンロードしました」などであってもよい。また、予めソフトウェアとの対応関係が知られている場合には、対応付けられている音楽であってもよい。
【0031】
第1の実施の形態にかかるシステムにおいて、HGW1はサーバ3Aに対してソフトウェアのダウンロードを要求する。サーバ3Aは、要求されたソフトウェア41と、ソフトウェア41と対応付けて記憶している音声アナウンスデータ42とを1つのダウンロードデータ4として、HGW1に送信する。HGW1は、受信したダウンロードデータ4に含まれている音声アナウンスデータ42をスピーカ15で再生することで、ソフトウェア41のダウンロードの完了を通知する。
【0032】
なお、図1に説明された例は、サーバ3AからHGW1からのダウンロード要求に応じてソフトウェア41を送信するものであるが、いわゆる「プッシュ型」と言われる、HGW1からのダウンロード要求なしにサーバ3Aから自動的にソフトウェア41が送信されるものも含まれる。
【0033】
図2は、ソフトウェアのダウンロードの完了を通知する機能を実現するための、HGW1の機能構成の具体例を示すブロック図である。図2を参照して、HGW1の上記機能は、入力部101、格納部102、解析部103、抽出部104、音声出力制御部105、および削除制御部106を含む。図2に示される各機能は、CPU11がROM13などの記憶部に記憶されているプログラムを読み出して実行することで、主にCPU11に形成される機能であるが、少なくとも一部がハードウェア構成で実現されてもよい。
【0034】
入力部101は、サーバ3Aからのダウンロードデータ4の入力を受付けて、RAM12などで構成される格納部102の所定領域に、ダウンロードデータ4を記憶させる。
【0035】
解析部103は、格納部102の所定領域に記憶されたダウンロードデータ4を解析し、その中に音声データが含まれるか否かを判断する。具体的な解析方法の1つとしては、たとえば、各データの識別子を、予め記憶している音声データを示す識別子と比較して、一致することで当該データが音声データであると解析する方法が挙げられる。
【0036】
抽出部104は、解析部103での解析結果に基づいて、格納部102の所定領域に記憶されているダウンロードデータ4の中の音声データを音声アナウンスデータ42であるとして抽出し、音声出力制御部105に対して出力する。音声出力制御部105はスピーカ15からの音声出力を制御する機能であって、抽出部104から入力された音声アナウンスデータ42をスピーカ15から出力するための制御を行なう。
【0037】
削除制御部106は、格納部102に記憶されるデータの削除処理を行なう機能であって、音声出力制御部105において音声アナウンスデータ42を出力するための制御が行なわれたことを受けて、格納部102の所定領域に記憶されたダウンロードデータ4の内から音声アナウンスデータ42を削除する処理を実行し、削除する。
【0038】
図3は、HGW1における処理の流れの具体例を示すフローチャートである。図3のフローチャートに示される処理はサーバ3Aからデータがダウンロードされると実行される処理であって、CPU11がROM13などの記憶部に記憶されているプログラムを読み出して実行し、図2に示される各部を制御することで実現される。
【0039】
図3を参照して、入力部101がサーバ3Aからのデータの入力を受付け、格納部102の所定領域に記憶されると、解析部103は、格納部102の所定領域に記憶されたダウンロードデータ4を解析し(ステップ(以下、S)101)、ダウンロードデータ4に音声データが存在するか否かを判断する(S103)。音声データが含まれている場合(S103でYES)、当該音声データは抽出部104によって音声アナウンスデータ42として抽出され、音声出力制御部105で出力制御がなされることで、スピーカ15が鳴動する。これにより、音声アナウンスが出力されて、ダウンロードの完了が通知される(S105)。その後、削除制御部106によって、格納部102の所定領域に記憶されたダウンロードデータ4のうちの音声アナウンスデータ42が削除される(S107)。
【0040】
ダウンロードデータ4に音声データが含まれていない場合には(S103でNO)、以降の処理はスキップされる。この場合、通常のダウンロード時と同様に、設定されているHGW1に内蔵されている音声データが再生されることで、ダウンロードの完了が通知される。
【0041】
このように、本実施の形態では、サーバ3Aから、ソフトウェアと当該ソフトウェアの内容を表わした音声アナウンスデータとを含んだダウンロードデータがHGW1に対して送信される。そして、上の処理がHGW1で実行されることで、ソフトウェアのダウンロードが完了すると、HGW1では、当該ソフトウェアの内容を表わした音声アナウンスでダウンロードの完了が通知される。これにより、ユーザは、音声アナウンスによってどのようなソフトウェアがダウンロードされたかを知ることができる。
【0042】
さらに、HGW1は、ダウンロードの完了を通知した後に、音声アナウンスデータを自動的に削除する構成である。そのため、当該通知後には不要となるデータを記憶しておくことがなく、不要なデータで記憶部の記憶容量を圧迫することを防止することができる。
【0043】
[変形例]
上の例は、HGW1がサーバ3Aからソフトウェアをダウンロードする例であるが、HGW1が図4に示されるように記憶媒体から情報を読込む読込装置17を備える場合、読込装置17でソフトウェアを読込む際にも同様の処理を行なうことで、ソフトウェアの内容を表わした音声アナウンスを行なうことができる。すなわち、HGW1の読込装置17が、図4に示されるように、ソフトウェア41とソフトウェア41の内容を表わした音声アナウンスデータ42とを記憶した記憶媒体4’からソフトウェア41とアナウンスデータ42とを読込むと、入力部101からそれらデータが入力されて格納部102に記憶され、S101以降の処理が実行される。これにより、ソフトウェア41が読込まれると、その読込の完了を通知する、当該ソフトウェア41の内容を表わした音声アナウンスがスピーカ15から出力される。これによっても、ユーザは、音声アナウンスによってどのようなソフトウェアが読込まれたかを知ることができる。
【0044】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態として、ソフトウェア41と、ソフトウェア41の内容を表わした音声アナウンスデータ42とが、異なるサーバからダウンロードされる例を説明する。図5は、第2の実施の形態にかかるシステムの構成と、当該システムにおけるソフトウェアのダウンロードの流れの概略とを説明する図である。
【0045】
図5を参照して、第2の実施の形態にかかるシステムは、ソフトウェアをダウンロードする対象機器であるHGW1と、ソフトウェアを提供するダウンロード用のサーバ3Aと、音声アナウンスデータを提供するダウンロード用のサーバ3Bとを含む。HGW1は、インターネットを介してサーバ3Aおよびサーバ3Bと接続されているものとする。
【0046】
サーバ3Aは、ソフトウェアを記憶している。サーバ3Bは、音声アナウンスデータを記憶している。ソフトウェアと音声アナウンスデータとの対応関係はサーバ3A側で記憶していてもよいし、サーバ3B側で記憶していてもよい。
【0047】
第2の実施の形態にかかるシステムにおいて、HGW1はサーバ3Aに対してソフトウェアのダウンロードを要求する。サーバ3Aは、要求されたソフトウェア41をHGW1に送信すると共に、サーバ3Bに対して、音声アナウンスデータのHGW1へのダウンロードを要求する。サーバ3Bは、要求された、ソフトウェア41と対応付けられている音声アナウンスデータ42を、HGW1に送信する。HGW1は、サーバ3Bから受信した音声アナウンスデータ42をスピーカ15で再生することで、サーバ3Aからのソフトウェア41のダウンロードの完了を通知する。ソフトウェアのダウンロードの完了を通知する機能を実現するための、HGW1の機能構成は、図2に示された構成と同様とする。
【0048】
図6は、第2の実施の形態にかかるシステムの、各装置での処理の第1の具体例を表わす、タイミングチャートである。図6を参照して、サーバ3Aは、HGW1からのソフトウェアのダウンロード要求(S201)を受付けると、サーバ3Bに対して、当該ソフトウェアに対応する音声アナウンスデータのダウンロードを要求する(S203)。サーバ3A側で当該ソフトウェアに対応する音声アナウンスデータを管理している場合、つまり、これらの対応関係をサーバ3A側が記憶している場合、サーバ3Aからサーバ3Bに対して、音声アナウンスデータの要求として、音声アナウンスデータをHGW1にダウンロードするタイミングを決定する情報およびダウンロード先であるHGW1を示す情報と共に、対応する音声アナウンスデータを特定する情報(たとえばID)を送信する。サーバ3B側でソフトウェアに対応する音声アナウンスデータを管理している場合、つまり、これらの対応関係をサーバ3B側が記憶している場合、サーバ3Aからサーバ3Bに対して、音声アナウンスデータの要求として、音声アナウンスデータをHGW1にダウンロードするタイミングを決定する情報およびダウンロード先であるHGW1を示す情報と共に、当該ソフトウェアを特定する情報(たとえばID)を送信する。図6では、後者の例が示されている。その後、サーバ3AからHGW1へのソフトウェアのダウンロードが開始される(S205)。
【0049】
音声アナウンスデータをHGW1にダウンロードするタイミングを決定する情報は、図6のタイミングチャートに示される例では、サーバ3AからHGW1へのソフトウェアのダウンロードの直後にサーバ3BからHGW1への音声アナウンスデータのダウンロードがなされるように、サーバ3Bからのダウンロードのタイミングが決定される情報であればよい。具体例としては、ソフトウェアのダウンロード開始のタイミングとデータ量とを含んだ情報であってもよいし、音声アナウンスデータのダウンロードを開始する時刻を特定する情報であってもよいし、ソフトウェアのダウンロード完了の通知であってもよい。図6では、音声アナウンスデータをHGW1にダウンロードするタイミングを決定する情報として、サーバ3Aは、HGW1にソフトウェアのダウンロードが完了した時点で、その旨をサーバ3Bに通知している(S203’)。
【0050】
サーバ3Bは、ソフトウェアに対応付けられた音声アナウンスデータを特定し、上記タイミングを決定する情報に基づいたタイミング、つまり、サーバ3Aからソフトウェアのダウンロードが完了した後にHGW1に送信する(S207)。
【0051】
HGW1のCPU11では、図3のフローチャートに示された処理と同様の処理が実行され、スピーカ15で音声アナウンスデータが再生される(S209)。すなわち、サーバ3Bから受信した音声ガイダンスデータが入力部101で入力され、格納部102の所定領域に記憶される。解析部103は格納部102の所定領域に記憶されているデータを解析し、ソフトウェアのダウンロード完了後の最初に受信した音声データが含まれるか否かを判断する(S103)。音声データが含まれている場合(S103でYES)、当該データは抽出部104によって、その直前にダウンロードが完了したソフトウェアに対応付けられている音声アナウンスデータとして抽出され、音声出力制御部105で出力制御がなされることで、スピーカ15が鳴動する。これにより、音声アナウンスが出力されて、ダウンロードの完了が通知される(S105)。その後、削除制御部106によって、格納部102の所定領域に記憶された音声アナウンスデータが削除される(S107)。
【0052】
図7は、第2の実施の形態にかかるシステムの、各装置での処理の第2の具体例を表わす、タイミングチャートである。図7を参照して、サーバ3Aは、HGW1からのソフトウェアのダウンロード要求(S301)を受付けると、サーバ3Bに対して、当該ソフトウェアに対応する音声アナウンスデータのダウンロードを要求する(S303)。ここでも、サーバ3A側で当該ソフトウェアに対応する音声アナウンスデータを管理している場合、つまり、これらの対応関係をサーバ3A側が記憶している場合、サーバ3Aからサーバ3Bに対して、音声アナウンスデータの要求として、ダウンロード先であるHGW1を示す情報と共に、対応する音声アナウンスデータを特定する情報(たとえばID)を送信する。サーバ3B側でソフトウェアに対応する音声アナウンスデータを管理している場合、つまり、これらの対応関係をサーバ3B側が記憶している場合、サーバ3Aからサーバ3Bに対して、音声アナウンスデータの要求として、ダウンロード先であるHGW1を示す情報と共に、当該ソフトウェアを特定する情報(たとえばID)を送信する。図7では、後者の例が示されている。
【0053】
サーバ3Bは、S303の要求を受付けると、ソフトウェアに対応付けられた音声アナウンスデータを特定してHGW1に送信する(S305)。音声アナウンスデータの送信が完了した時点で、サーバ3Bは、サーバ3Aにその旨を通知する(S307)。サーバ3Aは、S307の通知を受けると、HGW1へソフトウェアを送信する(S309)。
【0054】
HGW1のCPU11では、図3のフローチャートに示された処理と同様の処理が実行され、スピーカ15で音声アナウンスデータが再生される(S311)。すなわち、サーバ3Bから受信した音声ガイダンスデータが入力部101で入力され、格納部102の所定領域に記憶される。解析部103は、格納部102の所定領域に記憶されているデータを解析し、ソフトウェアのダウンロード開始の直前に受信した音声データが含まれるか否かを判断する(S103)。解析部103が、図2には表わされていないHGW1がサーバ3Aに対してソフトウェアのダウンロードを要求する機能において上記要求を行なったことを管理する機能を含んでいる場合には、S103において、上記要求が行なわれてからソフトウェアのダウンロードが完了するまでの間に受信した音声データが格納部102の所定領域に記憶されているか否かを判断するようにしてもよい。該当する音声データが含まれている場合(S103でYES)、当該データは抽出部104によって、その直後にダウンロードが完了したソフトウェアに対応付けられている音声アナウンスデータとして抽出され、音声出力制御部105で出力制御がなされることで、スピーカ15が鳴動する。これにより、音声アナウンスが出力されて、ダウンロードの完了が通知される(S105)。その後、削除制御部106によって、格納部102の所定領域に記憶された音声アナウンスデータが削除される(S107)。
【0055】
このように、サーバ3A,3Bにおいてソフトウェアと音声アナウンスデータとを対応付けて管理している場合、両サーバ3A,3Bは、関連したタイミングでそれらをHGW1に送信する。そして、上の処理がHGW1で実行されることで、ソフトウェアのダウンロードが完了すると、HGW1では、当該ソフトウェアの内容を表わした音声アナウンスでダウンロードの完了が通知される。これにより、ユーザは、音声アナウンスによってどのようなソフトウェアがダウンロードされたかを知ることができる。
【0056】
なお、上の例では、サーバ3Aがソフトウェアを記憶し、サーバ3Bが音声アナウンスデータを記憶し、いずれかのサーバがこれらの対応関係を管理しているものとしていた。しかし、他の例として、対応関係のみを管理する第3のサーバが存在していてもよい。この場合、HGW1は第3のサーバにソフトウェアのダウンロードを要求してもよい。第3のサーバは、ソフトウェアのダウンロードをサーバ3Aに要求すると共に、上述のような、関連したタイミングで当該ソフトウェアに対応付けられている音声アナウンスデータのダウンロードをサーバ3Bに要求することで、図6または図7に示されたようなソフトウェアと対応付けられた音声アナウンスデータとのダウンロードが実現される。
【0057】
また、他の例として、上述のサーバ3Aとサーバ3Bとが同じ装置で構成されてもよい。すなわち、1台のサーバにソフトウェアと音声アナウンスデータとがそれぞれ記憶されており、当該サーバまたは他の装置に記憶されている対応関係に基づいて、上述の第1の具体例または第2の具体例で説明されたタイミングで、ソフトウェアと対応する音声アナウンスデータとがHGW1へダウンロードされる構成も、上の例に含まれる。
【0058】
さらに、上述のHGW1での動作をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0059】
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0060】
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0061】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0062】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0063】
1 HGW、3A,3B サーバ、4 ダウンロードデータ、4’ 記憶媒体、11 CPU、12 RAM、13 ROM、14 インターネットI/F、15 スピーカ、16 ネットワークI/F、17 読込装置、41 ソフトウェア、42 音声アナウンスデータ、101 入力部、102 格納部、103 解析部、104 抽出部、105 音声出力制御部、106 削除制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソフトウェアと前記ソフトウェアに対応付けられた音声データとを含む情報を取得する取得手段と、
前記情報を記憶する記憶手段と、
前記取得した情報から前記音声データを抽出する抽出手段と、
前記音声データを、前記取得手段での前記情報の取得完了のタイミングに関連させて再生するよう制御する再生制御手段と、
前記音声データを、前記再生制御手段で再生された後に前記記憶手段から削除する削除手段とを備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記取得手段は、他の装置から前記情報を受信することで取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得手段は、記憶媒体から前記情報を読取ることで取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
第1の装置からソフトウェアを受信することで前記ソフトウェアを取得する第1の取得手段と、
第2の装置から音声データを受信することで前記音声データを取得する第2の取得手段と、
前記ソフトウェアおよび前記音声データを記憶する記憶手段と、
前記第1の取得手段での前記ソフトウェアの取得のタイミングと、前記第2の取得手段での前記音声データの取得のタイミングとの関係より、前記記憶手段から前記ソフトウェアと対応付けられているとして前記音声データを抽出する抽出手段と、
前記音声データを、前記第1の取得手段での前記ソフトウェアの取得完了のタイミングに関連させて再生するよう制御する再生制御手段と、
前記音声データを、前記再生制御手段で再生された後に前記記憶手段から削除する削除手段とを備える、情報処理装置。
【請求項5】
前記抽出手段は、前記第1の取得手段での前記ソフトウェアの取得の直後に前記第2の取得手段で取得された前記音声データを、前記ソフトウェアに対応付けられている音声データとして前記記憶手段から抽出する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記抽出手段は、前記第1の取得手段での前記ソフトウェアの取得の直前に前記第2の取得手段で取得された前記音声データを、前記ソフトウェアに対応付けられている音声データとして前記記憶手段から抽出する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1の装置に対して前記ソフトウェアの要求を行なう要求手段をさらに備えて、
前記抽出手段は、前記要求手段で前記第1の装置に前記要求を行なった後に前記第1の取得手段で前記ソフトウェアの取得を完了するまでのうちに前記第2の取得手段で取得された前記音声データを、前記ソフトウェアに対応付けられている音声データとして前記記憶手段から抽出する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第1の装置と前記第2の装置とは同じ装置である、請求項4〜7のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記音声データは、前記ソフトウェアの内容をアナウンスする音声を再生させるためのデータである、請求項1〜8のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項10】
第1の情報処理装置と第2の情報処理装置とを含み、
前記第1の情報処理装置は、
前記第2の情報処理装置から、ソフトウェアと前記ソフトウェアに関連付けられた音声データとを含んだ情報を取得して記憶装置に記憶させ、
前記ソフトウェアの取得完了のタイミングに関連させて、前記音声データを再生することで、前記ソフトウェアの取得完了をアナウンスし、前記音声データの再生の後に前記記憶装置から前記音声データを削除する、情報処理システム。
【請求項11】
第1の情報処理装置と第2の情報処理装置と第3の情報処理装置とを含み、
前記第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置に対してソフトウェアを送信する際に、前記第3の情報処理装置に対して、前記ソフトウェアと対応付けられた音声データの前記第1の情報処理装置への送信を要求し、
前記第3の情報処理装置は、前記第2の情報処理装置からの要求に応じて、前記ソフトウェアと対応付けられた音声データを前記第1の情報処理装置に送信し、
前記第1の情報処理装置は、前記第2の情報処理装置からの前記ソフトウェアの取得のタイミングと、前記第3の情報処理装置からの前記音声データの取得のタイミングとの関係より、前記音声データを前記ソフトウェアと対応付けられている音声データとして、前記ソフトウェアの取得完了のタイミングに関連させて再生することで、前記ソフトウェアの取得完了をアナウンスし、前記音声データの再生の後に取得した前記音声データを削除する、情報処理システム。
【請求項12】
前記第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置への前記ソフトウェアの送信の完了を前記第3の情報処理装置に通知し、
前記第3の情報処理装置は、前記通知に応じて前記ソフトウェアに対応付けられている音声データを前記第1の情報処理装置に送信し、
前記第1の情報処理装置は、前記第2の情報処理装置からの前記ソフトウェアの取得の直後に前記第3の情報処理装置から取得された前記音声データを、前記ソフトウェアに対応付けられている音声データとして再生する、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記第3の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置への前記ソフトウェアに対応付けられている音声データの送信の完了を前記第2の情報処理装置に通知し、
前記第2の情報処理装置は、前記通知に応じて前記ソフトウェアを前記第1の情報処理装置に送信し、
前記第1の情報処理装置は、前記第2の情報処理装置からの前記ソフトウェアの取得の直前に前記第3の情報処理装置から取得された前記音声データを、前記ソフトウェアに対応付けられている音声データとして再生する、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項14】
コンピュータにソフトウェアの取得完了を報知する報知処理を実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータは記憶手段と音声出力手段とを備えて、
情報が取得されて前記記憶手段に格納されると、前記情報に、音声データが含まれるか否かを解析するステップと、
前記解析の結果、音声データが含まれる場合、前記音声データを、前記情報に含まれるソフトウェアに対応付けられた音声データとして抽出するステップと、
前記音声データを前記音声出力手段で再生するよう制御するステップと、
前記音声データを、再生された後に前記記憶手段から削除するステップとを実行させる、報知処理プログラム。
【請求項15】
コンピュータにソフトウェアの取得完了を報知する報知処理を実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータは記憶手段と音声出力手段とを備えて、
他の装置からソフトウェアが取得されて前記記憶手段に格納されると、前記記憶手段に、前記ソフトウェアの取得のタイミングに関連したタイミングで取得された音声データが含まれるか否かを解析するステップと、
前記解析の結果、該当する音声データが含まれる場合、前記音声データを、前記ソフトウェアに対応付けられた音声データとして抽出するステップと、
前記音声データを前記音声出力手段で再生するよう制御するステップと、
前記音声データを、再生された後に前記記憶手段から削除するステップとを実行させる、報知処理プログラム。
【請求項16】
情報処理装置での、ソフトウェアの取得完了を報知する方法であって、
前記情報処理装置は記憶手段と音声出力手段とを備えて、
情報が取得されて前記記憶手段に格納されると、前記情報に、音声データが含まれるか否かを解析するステップと、
前記解析の結果、音声データが含まれる場合、前記音声データを、前記情報に含まれるソフトウェアに対応付けられた音声データとして抽出するステップと、
前記音声データを前記音声出力手段で再生するよう制御するステップと、
前記音声データを、再生された後に前記記憶手段から削除するステップとを備える、情報処理装置における報知方法。
【請求項17】
情報処理装置の、ソフトウェアの取得完了を報知する方法であって、
前記情報処理装置は記憶手段と音声出力手段とを備えて、
他の装置からソフトウェアが取得されて前記記憶手段に格納されると、前記記憶手段に、前記ソフトウェアの取得のタイミングに関連したタイミングで取得された音声データが含まれるか否かを解析するステップと、
前記解析の結果、該当する音声データが含まれる場合、前記音声データを、前記ソフトウェアに対応付けられた音声データとして抽出するステップと、
前記音声データを前記音声出力手段で再生するよう制御するステップと、
前記音声データを、再生された後に前記記憶手段から削除するステップとを備える、情報処理装置における報知方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−165037(P2010−165037A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−4901(P2009−4901)
【出願日】平成21年1月13日(2009.1.13)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】