説明

情報処理装置及びプログラム

【課題】項目を選択する場合に、選択状態にない候補の表示状態を変化させることにより、利用者にとって利便性の高い情報処理装置等を提供すること。
【解決手段】タッチされた位置の検出が同時に複数可能な入力検知部と、表示部とを備えた情報処理装置において、前記表示部に複数の候補となる候補画像を一覧表示し、前記入力検知部によりタッチが検知されている間、タッチされた位置に基づいて選択画像が選択される。そして、選択画像が所定時間以上選択されている場合には、前記選択画像以外の候補画像を変更して表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタッチされた位置の検出が同時に複数可能な入力検知部と、表示部とを備えた情報処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、情報処理装置において様々な入力方法が提案されている。利用者が情報処理装置において行う入力方法には、キー入力を利用したものや、タッチパネルを利用したものが知られている。これらの入力操作は、文字等の文章を入力する場合の他に、機能を選択する場合に行われたり、入退室や決済時に暗証番号等を入力することにより認証が行われたりする場合にも利用されている。
【0003】
例えば、利用者がキーを利用して認証をする場合、一つずつキー入力をする方法の他に複数のキー入力を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。複数のキー操作によって認証を行うことから、一つずつキー入力をするよりセキュリティ強度を強くすることが出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−152757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、入力デバイスとして様々な装置が提供されている。ここで、従前からあるタッチパネルを発展させたものとして、光センサを内蔵したシステム液晶と呼ばれるものがある。
【0006】
ここで、光センサを内蔵したシステム液晶について、図を用いて簡単に説明する。まず、システム液晶D80の概要を図19にしめす。システム液晶D80は、表示信号による表示装置の機能と、読み取り信号による入力装置の機能とを実現する。システム液晶D80を画素単位に拡大して記載したのがD82であり、画素(D90)毎に光センサが内蔵されており、利用者からの操作(タッチ)を検知できる。
【0007】
図20は、システム液晶の1画素分の断面図である。システム液晶の上面(利用者がタッチする側)から保護板D902、ガラス板D904、カラーフィルタD906、撮像素子D908、ガラス板D910、バックライトD912が配置されている。また、カラーフィルタD906は、RGB色として、赤色のD906R、緑色のD906G及び青色のD906Bが配置されており、各色毎に撮像素子が配置されている。
【0008】
まず、表示用のバックライトD912から光が照射される。照射された光は、システム液晶の表示面(保護板D902)に接触されている被写体(利用者の指D84)で反射される。反射された光は、撮像素子D908により画像処理が施される。これにより、被写体が、システム液晶の表示面(保護板D902)に接触されたこと(タッチ)が検出されることとなる。
【0009】
そして、画素毎に設置された撮像素子により画像処理が施されるため、複数の被写体の接触位置(座標)を検出することができる。すなわち、従前のタッチパネル(例えば、抵抗膜を利用したタッチパネルや、静電容量の変化を利用したタッチパネル、電磁誘導を利用したタッチパネル等)は、タッチした位置として検知できる箇所は1つであったが、上述のシステム液晶を利用したタッチパネルはタッチした位置を複数同時に検出することができる。
【0010】
したがって、システム液晶を利用したタッチパネルを利用して、表示された画像、数字、文字、記号等の候補となる項目(候補項目)を表示して利用者に選択させる場合、複数の項目を選択させるといった利用方法が考えられる。
【0011】
この場合、表示される候補項目は通常表示領域(システム液晶)の任意の位置に表示されることとなる。しかし、表示された候補項目のうち、利用者が選択しようとする候補項目が必ずしも選択しやすい位置に候補となる項目が表示されるとは限らないという問題点があった。
【0012】
例えば、表示された画像の中から利用者が選択して正当な利用者であることを認証する認証システムについて考える。この場合、利用者がタッチにより、認証する画像を選択することとなる。ここで、利用者は認証をするために、複数の画像を選択するが、画像の表示位置によっては、選択しにくい(タッチしにくい)場合が生じてしまう。具体的には、利用者が人差し指と薬指を使ってタッチした後に次の項目をタッチする場合、残った指が届く範囲に所望する項目が必ず表示されているとは限らなかった。したがって、利用者は、一度タッチした状態を解除し、もう一度選択し直すといった必要があった。
【0013】
また、メニューを選択する場合についても、利便性が高いシステムが提供されているとは言えなかった。一例として、ユーザが親階層のメニュー項目を選択すると、子階層のメニューが展開され表示されるシステムがある。
【0014】
しかし、子階層のメニューが必ずしも一画面に収まって表示されるとは限らない。したがって、子階層のメニューの表示を切り替える必要があるが、そのためには別途スクロール操作等を行う必要があり、使い勝手の良い情報処理装置とは言えなかった。
【0015】
上述した課題に鑑み、本発明が目的としているところは、項目を選択する場合に、選択されていない候補の項目の表示状態を変化させることにより、利用者にとって利便性の高い情報処理装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上述した課題に鑑み、本発明の情報処理装置は、タッチされた位置の検出が同時に複数可能な入力検知部(例えば、図2の入力検知部154)と、表示部(例えば、図2の表示部152)とを備えた情報処理装置において、前記表示部に複数の候補項目を表示する制御を行う候補項目表示制御部(例えば、図2の制御部100;図5のステップS150)と、前記入力検知部によりタッチが検知されている間、タッチされた位置に基づいて、前記表示された候補項目の中から選択項目を選択する項目選択部(例えば、図2の制御部100;図5のステップS152、S154)と、前記項目選択部により、選択項目が所定時間以上選択されている場合には、前記選択項目以外の候補項目を変更して表示する制御を行う表示変更制御部(例えば、図2の制御部100;図5のステップS156、S158)と、を備えることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の情報処理装置は、前記候補項目として複数の画像を記憶する候補画像記憶部(例えば、図2の候補画像DB142)と、前記候補画像の中から正解の画像を記憶する正解画像記憶部(例えば、図2の正解画像DB144)と、を備え、前記候補項目表示制御部は、前記候補画像記憶部に記憶されている画像を複数表示する制御を行い(例えば、図2の制御部100;図5のステップS158)、前記項目選択部は、前記表示されている候補の画像の中から、一又は複数の画像を選択画像として選択し(例えば、図2の制御部100;図5のステップS160)、前記選択画像と、前記正解画像記憶部に記憶されている正解の画像とが一致する場合には、正当な利用者であると認証する認証部(例えば、図2の認証制御部110;図5のステップS166、S168)を更に有することを特徴とする。
【0018】
また、本発明の情報処理装置において、前記認証部は、前記項目選択部により選択されている選択項目のうち、一の選択項目において検知されているタッチが解除されたときに認証を行う(例えば、図2の制御部100;図5のステップS164)ことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の情報処理装置において、前記候補項目表示制御部は、候補項目として、階層構造の項目のうち親階層の項目を表示する制御を行い(例えば、図13の制御部100;図15のステップS200)、前記項目選択部は、前記入力検知部により検知されたタッチに基づいて、前記表示された親階層の項目を選択する親階層項目選択部(例えば、図13の制御部100;図15のステップS202)を含み、前記親階層項目選択部により選択された親階層から選択可能な子階層の項目を表示する制御を行う子階層表示制御部(例えば、図13の制御部100;図15のステップS204)を更に有し、前記表示変更制御部は、前記項目選択部が、所定時間以上選択されている場合には、前記子階層の項目を変更して表示する制御を行う子階層表示変更制御部(例えば、図13の制御部100;図15のステップS210、S212)を含むことを特徴とする。
【0020】
また、本発明の情報処理装置において、前記子階層表示変更制御部は、前記表示部に表示されていない子階層の項目が表示されるように制御を行う(例えば、図13の制御部100;図15のステップS212)ことを特徴とする。
【0021】
本発明のプログラムは、タッチされた位置の検出が同時に複数可能な入力検知部(例えば、図2の入力検知部154)と、表示部(例えば、図2の表示部152)とに接続されたコンピュータに、前記表示部に複数の候補項目を表示する制御を行う候補項目表示制御機能(例えば、図2の制御部100;図5のステップS150)と、前記入力検知部によりタッチが検知されている間、タッチされた位置に基づいて、前記表示された候補項目の中から一又は複数の選択項目を選択する項目選択機能(例えば、図2の制御部100;図5のステップS152、S154)と、前記項目選択機能により、選択項目が所定時間以上選択されている場合には、前記選択項目以外の候補項目を変更して表示する制御を行う表示変更制御機能(例えば、図2の制御部100;図5のステップS156、S158)と、を実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明の情報処理装置によれば、表示部に複数の候補項目を表示し、検知されたタッチに基づいて、表示された候補項目の中から選択項目が選択され、所定時間以上選択されている場合(すなわち所定時間以上、タッチが検知されている場合)に、選択項目以外の候補項目が変更して表示されることとなる。したがって、選択している以外の項目が変化することから、次に項目を選択する場合に、選択しやすい位置に表示させることができる利便性の高い情報処理装置を提供することが可能となる。
【0023】
また、候補画像記憶部に記憶されている画像から複数の候補項目となる画像が表示され、その中から一又は複数の画像が選択される。そして、選択されていない画像については所定時間が経過すると、異なる画像に変化することとなる。そして、選択された項目(画像)と、正解となる画像とが一致した場合には、正当な利用者であるとして認証が行われたと判断されることとなる。したがって、画像を用いて認証を行う場合に、複数の候補を利用者が選択する場合に押しにくい場所に正解画像が表示されているとしても、所定時間経過することにより、画像の場所が変化してタッチしやすい位置に表示されることとなる。
【0024】
また、項目選択部により選択されている選択項目のうち、一の選択項目において検知されているタッチが解除されたときに認証を行うこととなる。したがって、利用者がタッチを解除するだけで認証を行うことができ、利便性の高い情報処理装置を提供することが可能となる。
【0025】
また、表示部に親階層の項目を表示し、タッチに基づいて、親階層の項目を選択し、選択された親階層に応じて子階層の項目が表示される。そして、所定時間以上選択されている場合(すなわち所定時間以上タッチが検出されている場合)が所定時間以上検知された場合には、子階層の項目の表示が変更されることとなる。これにより、親階層をタッチで選択しておくことで、子階層の項目の表示が変更されることとなり、利便性の高い情報処理装置を提供することが可能となる。
【0026】
また、子階層の項目の表示を変更する場合に、表示部に表示されていない子階層の項目が表示されるように制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】第1実施形態における情報処理装置の外観を説明するための図である。
【図2】第1実施形態における情報処理装置の構成を説明するための図である。
【図3】(a)候補画像DBの構成の一例を示す図である。(b)正解画像DBの構成の一例を示す図である。
【図4】第1実施形態における正解登録処理の動作フローである。
【図5】第1実施形態における認証処理の動作フローである。
【図6】第1実施形態における候補画像の選択動作について説明する図である。
【図7】第1実施形態における認証処理の動作フロー(変形例)である。
【図8】第1実施形態における動作例を説明するための図である。
【図9】第1実施形態における動作例を説明するための図である。
【図10】第1実施形態における動作例を説明するための図である。
【図11】第1実施形態における動作例を説明するための図である。
【図12】第1実施形態における動作例を説明するための図である。
【図13】第2実施形態における情報処理装置の構成を説明するための図である。
【図14】第2実施形態におけるメニューリストについて説明するための図である。
【図15】第2実施形態におけるメニュー表示処理の動作フローである。
【図16】第2実施形態における動作例を説明するための図である。
【図17】第2実施形態における動作例を説明するための図である。
【図18】第2実施形態における動作例を説明するための図である。
【図19】システム液晶の原理について説明するための図である。
【図20】システム液晶の原理について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0029】
〔実施の形態〕
[1.第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。第1実施形態は、利用者が正当な利用者であると認証をする場合に選択する項目として画像を用いる認証システムについて、本発明を適用した場合について説明する。すなわち、まず、候補項目として候補画像を表示する。そして、候補画像の中から選択項目として選択画像が選択されることとなる。以下、図面を用いて詳細に説明する。
【0030】
[1.1 装置構成]
まず、本発明を適用した情報処理装置1の装置の概観を示す。本実施形態では、情報処理装置1の一例として携帯電話に適用した場合について説明する。例えば、図1(a)は、携帯電話の表示画面が縦表示の場合であり、図1(b)は表示画面が横表示の場合の一例を示す図である。そして、図2に情報処理装置1の機能構成を示す。情報処理装置1は、制御部100に、認証制御部110と、表示データ制御部120と、記憶部140と、システム液晶150とがバスを介して接続されている。また、表示データ制御部120には、表示位置制御部130が接続されている。
【0031】
制御部100は、情報処理装置1の動作を制御するための機能部であり、CPU等、情報処理装置1に必要な制御回路によって構成されている。制御部100は、記憶部140に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種処理を実現することとなる。
【0032】
認証制御部110は、利用者により選択された画像が、後述する正解画像DB144に記憶されている画像と一致するか否かを判定することにより利用者が正当な利用者であるか否かを認証する認証制御を行うための機能部である。認証した結果に応じて、情報処理装置は各種処理を実行する。例えば、情報処理装置1が入退室の制御に用いられている場合には、認証が正しく行われた場合には入退室が許可されることとなる。また、情報処理装置1が、決済処理において利用されている場合には、認証が正しく行われた場合に決済処理が実行されることとなる。
【0033】
表示データ制御部120は、制御部100の指示に基づいて後述するシステム液晶150(表示部152)に表示するデータを制御する機能部である。表示データ制御部は、制御部100に表示する画像を表示し、表示位置制御部130に基づく表示位置に表示する。
【0034】
表示位置制御部130は、表示する画像(例えば、候補画像)の表示位置を決定し、表示データ制御部120を制御する機能部である。表示データ制御部120が表示部152に出力する表示信号の内容を、具体的に制御することとなる。そして、表示データ制御部120は、表示位置制御部130から入力される制御信号に基づいて表示部152に出力することとなる。
【0035】
記憶部140は、情報処理装置1が動作するための各種データ及びプログラムを記憶しておく機能部である。制御部100は、記憶部140に記憶されているプログラムを読み出して実行する事により、各種機能を実現することとなる。
【0036】
ここで記憶部140には、候補画像DB142と、正解画像DB144と、正解登録プログラム146と、認証プログラム148とが記憶されている。
【0037】
候補画像DB142は、図3(a)に示すように、認証のときに、選択する候補として表示する画像(候補画像)が記憶されているDBである。本実施形態においては、候補画像の一例としてJPEG形式にて記憶されているものとするが、他の画像形式でも良いことは勿論である。
【0038】
正解画像DB144は、利用者により認証の正解画像が登録されているDBである。図3(b)に示すように、正解画像DB144には、正解となる画像が登録されている。なお、この正解画像は、候補画像DB142に記憶されている候補画像の中から選択されたものである。
【0039】
システム液晶150は、表示部152と、入力検知部154とを備えた表示装置である。詳細な動作については上述したが、表示部152は、例えば液晶ディスプレイにより構成されており、表示データ制御部120の表示制御信号に基づいて、各種情報を表示する。また、入力検知部154は、複数のタッチ位置を同時に検知可能なタッチパネルにより構成されており、利用者からタッチされた箇所の座標を検知する。
【0040】
[1.2 処理の流れ]
続いて、本実施形態における処理の流れについて説明する。まず、正解画像を登録する正解登録処理について図4に基づいて説明する。ここで、正解登録処理は、制御部100が、記憶部140に記憶されている正解登録プログラム146を読み出して実行することにより実現される処理である。
【0041】
まず、候補画像DB142から候補画像を読み出して画像一覧を作成し表示する(ステップS100)。ここで、利用者により正解とする正解画像が選択される(ステップS102)。なお、ここで選択される正解画像は、1つ以上であれば良い。
【0042】
そして、画像が選択され、正解画像として登録される操作がされた場合には(ステップS104;Yes)、正解画像として、正解画像DB144に登録される(ステップS106)。
【0043】
つづいて、認証処理について、図5に基づいて説明する。ここで、認証処理は、制御部100が、記憶部140に記憶されている認証プログラム148を読み出して実行することにより実現される処理である。
【0044】
まず、制御部100は、候補画像DB142から、候補画像の一覧をランダムに作成し、表示する(ステップS150)。ここで、表示される候補画像の個数は、予め決められた個数であったり、利用者が設定した個数であったり、表示部152の表示領域を考慮して決定された個数であったり、何れでも良い。なお、本実施形態においては、9つの候補画像が表示されることとして説明する。
【0045】
そして、利用者により何れかの候補画像の一つが選択されると(ステップS152;Yes)、選択された画像を選択画像として一時記憶する(ステップS154)。ここで、候補画像を選択する方法としては、入力検知部154がタッチを検知し、検知した位置に基づいて、どの候補画像が選択されたかを判定する。
【0046】
ここで、候補画像の選択について、図6を用いて説明する。図6(a)に示すように、
・画像A<(x1,y1)−(x2,y2)>
・画像B<(x3,y1)−(x4,y2)>
・画像C<(x1,y3)−(x2,y4)>
・画像D<(x3,y3)−(x4,y4)>
が表示されているとする。
【0047】
例えば、同時に点M、点Nの2点のタッチが入力検知部154により検出され、それぞれ座標M(Xm,Ym)、座標N(Xn,Yn)で表されるとする。点Mの座標がx1<Xm<x2、y1<Ym<y2の位置にあった場合、点Mは(x1,y1)−(x2,y2)の範囲に表示されている画像Aの領域にあるため、項目選択部は画像Aが選択されたと判定する。この場合の各表示画像に対応する領域の座標は、表示位置制御部130に記憶されている。同様に、点Nの座標がx1<Xn<x2、y1<Yn<y2の位置にあった場合、点Nも画像Aの領域にあるため、項目選択部は画像Aを選択したと判定する。この場合、点M、点Nの2点のタッチが検出されたが、項目選択部が選択する画像は画像Aのみになる(図6(b))。
【0048】
しかし、点Nの座標がx3<Xn<x4、y3<Yn<y4の位置にあった場合、点Nは(x3,y3)−(x4,y4)の範囲に表示されている画像Dの領域にあるため、制御部100は画像Dが選択されたと判定する。この場合は点M、点Nの2点のタッチが検出され、選択される画像は画像Aと画像Dになる。このように同時に複数のタッチが検知されても、前者は画像Aのみが選択され、後者は画像Aと画像Dの複数画像の選択が行われる(図6(c))。
【0049】
なお、検出された座標が、どの画像の領域からも外れている場合は、画像の選択は行われない。例えば、点Nの座標がx2<Xn<x3、y3<Yn<y4の位置にあった場合、点Nにより画像は選択されず、点Mにより選択された画像のみが選択画像となる(図6(d))。
【0050】
そして、選択された画像を選択画像として記憶する。なお、画像が選択されたことを表す装飾表示(例えば、選択画像を反転させる、枠線で囲んで表示する、点滅表示させる)等を施してもよい。
【0051】
そして、選択画像が選択されたまま、すなわち、候補画像が継続してタッチされている(タッチが検知され続けている)状態において、所定時間が経過した場合には(ステップS156;Yes)、選択画像以外の候補画像の一覧を再作成し、再度表示する(ステップS158)。なお、本実施形態では選択された選択画像にかかわらず所定時間が経過した際には一覧の再作成を行う場合をあげたが、選択された選択画像が予め設定された特定の画像だった場合には一覧の再作成を行うが、その他の画像だった場合は一覧の再作成を行わないという処理を追加してもよい。また、その逆に、選択された選択画像が予め設定された特定の画像だった場合には一覧の再作成を行わず、その他の画像だった場合は一覧の再作成を行うという処理でもよい。さらに、上記では画像をキーに一覧再作成の有無を判断したが、これが画像ではなく選択されている位置であってもよい。
【0052】
例えば、候補画像の中から9つの画像が表示されており、選択画像として1つの選択されている場合には、候補画像DB142から選択画像以外の8つ分の候補画像を再度読み出し、一覧表示を再作成して表示する。
【0053】
なお、現在表示されている候補画像と、再表示された候補画像とを必ず異なる画像としても良いし、そのような制限を設けなくても良い。また、再表示のときに、同一の画像が同じ位置に表示されないよう制限を設けても良い。これらの表示方法については、制約を大きくすることによりセキュリティ強度を強くすることが可能となり、制約を小さくすることにより利便性を向上させることが可能となる。
【0054】
続いて、更に次の候補画像の中から、次の画像が選択されたか否かを判定する(ステップS160)。次の画像が選択された場合には(ステップS160;Yes)、次に選択された画像も選択画像として記憶する(ステップS162)。
【0055】
ここで、利用者により画像認証が実行された否かを判定する(ステップS164)。ここで、利用者により画像認証を行う操作がなされた場合はステップS166に処理を移行し(ステップS164;Yes→ステップS166)、画像認証を行う操作がなされていない場合には、ステップS156から処理を繰り返し実行する(ステップS164;No→ステップS156)。
【0056】
ここで、画像認証を行うための操作としては種々の方法が考えられる。例えば、選択画像の選択状態が解除されたことを画像認証を行うためのトリガーとして判定する(すなわち、入力検知部154のタッチが継続しているか否か(利用者の指でタッチしている場合には、離れた指があるか否か)を判定する)場合や、認証ボタンが利用者により選択されたことを画像認証を行うためのトリガーとして判定する場合等である。
【0057】
そして、画像認証を行う場合は、現在の選択画像が、正解画像DB144に登録されている正解画像と一致するか否かを判定する(ステップS166)。ここで、選択画像と、正解画像とが一致した場合には認証が成功したと判定する(ステップS166;Yes→ステップS168)。他方、選択画像と、正解画像とが一致しない場合には、認証が失敗したと判定する(ステップS166;No→ステップS170)。
【0058】
なお、ステップS164の画像認証を行う操作のトリガーとして、例えば、選択画像と正解画像が一致した場合には、自動的に認証が行われることとしても良い。この場合の動作フローを図7に示す。
【0059】
すなわち、ステップS164を実行せずに、現在選択中の選択画像と、正解画像とが一致しているかをステップS166にて判定する。そして、選択画像が正解画像と一致している場合には、認証成功と判定し(ステップS166;Yes→ステップS168)、一致していない場合にはステップS156から処理を繰り返し実行する。これにより、利用者は「認証を実行する」といった操作を意識することなく認証処理を実行することが可能となる。
【0060】
[1.3 動作例]
続いて、本実施形態の動作例について、説明する。図8は、システム液晶150に表示された表示画面W100の一例を説明するための図である。
【0061】
表示画面W100には、候補画像DB142から9つの候補画像が読み出され一覧表示されている(図5のステップS150)。認証に用いる正解画像が表示されていない場合には、利用者は任意の画像を一つ選択する(ステップS152;Yes→ステップS154)。本図では、画像M100が選択画像として利用者F100により選択(タッチ)されている。なお、この場合、画像M100は利用者の人差し指でタッチされている。
【0062】
図8の状態で所定時間経過すると(ステップS156;Yes)、選択されている画像M100以外の候補画像が更新されて表示されることとなる(ステップS158)。図9は、画像M100以外の候補画像が更新表示された場合の表示画面W102の一例である。ここで、利用者F102は、正解画像である画像M102を更に選択する(ステップS160;Yes→ステップS162)。ここで、画像M100は利用者の人差し指で、画像M102は利用者の薬指で選択されている。
【0063】
図9の状態で所定時間経過すると、選択されている画像M100及び画像M102以外の候補画像が更新されて表示されることとなる(ステップS158)。図10は、画像M100及び画像M102以外の画像が更新表示された場合の表示画面W104の一例である。ここで、表示画面W104に、正解画像となる画像M104が表示されている。ここで、利用者は画像M104を選択しようとするが、現在の表示位置では選択しにくいため、所定時間経過するまで待つこととする。
【0064】
図10の状態で所定時間経過すると、選択されている画像M100及び画像M102以外の候補画像が更新されて表示されることとなる(ステップS156;Yes→ステップS156)。図11は、画像M100及び画像M102以外の候補画像が更新表示された場合の表示画面W106の一例である。表示画面W106では、画像M104が利用者F106に選択しやすい箇所に表示されている。そこで、利用者F106は正解画像である画像M106を更に選択する(ステップS160;Yes→ステップS162)。ここで、画像M100は利用者の人差し指、画像M102は利用者の薬指、画像M104は利用者の中指で選択されている。
【0065】
図11の状態で正解画像が総て選択されているので、利用者は正解画像ではない画像M100の選択状態を解除する(ステップS164;Yes)。図12は、図11において画像M100の選択状態が解除された場合の表示画面W108の一例を示す図である。
【0066】
画像の選択状態が解除されたことから、認証制御部110は、現在選択されている選択画像と、正解画像DB144を照合する(ステップS166)。そして、選択画像と、正解画像が一致する場合には認証が成功したと判定する(ステップS166;Yes→ステップS168)。
【0067】
このように、本実施形態によれば、利用者が複数の画像(項目)を選択する場合に、所定時間が経過する毎に、選択されている画像以外の画像の表示位置、内容が変化することとなる。これにより、利用者は画像(項目)を選択する場合に、無理な押し方をすることなく、自然に画像を選択することが可能となり、利便性の高い認証システムを実現することができる。
【0068】
なお、上述した実施形態については、候補項目として画像を利用する例について説明したが、例えば数字、文字、図形、記号、写真、色等、他の項目を表示し、当該項目から選択することにより認証を行うこととしても良いことは勿論である。
【0069】
また、上述した実施形態については、所定時間が経過したタイミングで候補画像の一覧を再作成することとして説明したが、他のタイミングで画像を変更してもよい。例えば、ステップS160において、次の画像が選択されたタイミングにて、選択画像以外の候補画像の一覧を再作成することとしても良いし、候補画像の一覧を再作成する指示を利用者が任意のタイミングで与えても良い。
【0070】
また、上述した実施形態については、候補画像の一覧を再作成する場合に、候補画像DB142から読み出して表示することとして説明したが、例えば一度候補画像の一覧として表示された画像の種類はそのままにし、位置を変更することとしても良い。この場合、表示されている画像が変化しないため、利用者が選択するステップが少なくてすむといった効果が期待できる。
【0071】
さらに、上述した実施形態に加えて、画像の位置及び表示する画像について、例えば、所定時間が経過した場合には候補画像DB142から新たに候補画像を読み出し、候補画像の一覧表示を行う。そして、画像が選択された場合には、表示されている候補画像の位置のみを移動させるといった制御を行っても良い。このように、候補画像を一覧表示する方法については、種々の方法が考えられる。
【0072】
なお、上述した実施形態については、選択画像を解除することで認証を行う例について説明したが、例えば認証ボタンを他の画像と同じ表示部に表示し、それを選択することで認証を行うこととしても良い。また、認証ボタンは表示部への表示ではなく、端末の表面・側面・裏面などに配置し、それを押下することで認証を行うこととしても良い。特に、側面・裏面に配置した場合、選択画面と認証ボタンを同時に押すことを第三者が視認することを難しくする。
【0073】
また、上述した実施形態では認証の例について説明したが、例えばメニューの選択や、数字等の入力に用いてもよい。すなわち、本発明を適用する範囲は、タッチされた位置を同時に複数の検出が可能な情報処理装置において、その情報処理装置に表示された項目を押さえたままの状態のときに、他の項目の表示が更新される物であればよい。
【0074】
[2.第2実施形態]
つづいて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、利用者が選択する項目として、メニュー項目を選択する場合を例にとって説明する。すなわち、まず、親階層の項目として、第1階層のメニュー項目を表示する。そして、選択された第1階層に応じて、子階層の項目である第2階層のメニュー項目が表示されることとなる。以下、図面を用いて詳細に説明する。
【0075】
[2.1 装置構成]
図13に本発明を適用した情報処理装置2の構成を示す。情報処理装置2は、制御部100と、メニュー制御部210と、表示データ制御部120と、表示位置制御部130と、記憶部240と、システム液晶150(表示部152及び入力検知部154)とを備えて構成されている。なお、第1実施形態において説明した構成要素と同一のものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0076】
メニュー制御部210は、表示するメニューの切り替え、更新指示等の制御を行う制御部である。後述するメニューリスト242から、必要となるメニュー項目を読み出してメニュー画面を表示する制御を行う。
【0077】
記憶部240は、情報処理装置2が動作するための各種データ及びプログラムを記憶しておく機能部である。制御部100は、記憶部240に記憶されているプログラムを読み出して実行する事により、各種機能を実現することとなる。ここで記憶部240は、メニューリスト242と、メニュー表示プログラム244とを記憶している。
【0078】
メニューリスト242は、情報処理装置2におけるメニュー項目(例えば、「Web」)を項目番号(例えば、「A」)と対応づけて記憶しているリストである。ここで、「A」「B」「C」「D」等は、第1階層(親階層)のメニューを示している。また、第1階層(親階層)に対応する第2階層(子階層)のメニューもそれぞれ記憶されている。例えば、「B−1」は、「B」を親階層とする子階層のメニューである。
【0079】
[2.2 処理の流れ]
つづいて、第2実施形態における処理であるメニュー表示処理について、図15を用いて説明する。メニュー表示処理は、制御部100が、記憶部240に記憶されているメニュー表示プログラム244を読み出して実行することにより実現される処理である。
【0080】
まず、表示データ制御部120は、第1階層のメニューを表示する(ステップS200)。そして、表示された第1階層からメニュー項目を選択する(ステップS202)。
【0081】
利用者により、メニュー項目が選択されると(ステップS202;Yes)、選択されたメニュー項目の下位メニュー(第2階層)が表示される(ステップS204)。ここで、第1階層のメニュー項目の選択が解除された場合は、再度ステップS200から処理を実行し、第1階層のメニュー表示に戻る(ステップS206;Yes→ステップS200)。
【0082】
第2階層のメニューが表示された状態で、第2階層のメニュー項目が選択されることなく、所定時間経過した場合には(ステップS206;No→ステップS208;No→ステップS210;Yes)、第2階層のメニュー項目の表示が更新される(ステップS212)。
【0083】
他方、第2階層のメニューが表示された状態で、第2階層のメニュー項目が選択された場合には、選択された機能を実行する(ステップS206;No→ステップS208;Yes→ステップS214)。
【0084】
[2.3 動作例]
つづいて、第2実施形態における動作例について図を用いて説明する。
【0085】
図16は、第1階層(親階層)を表示する表示画面W200の一例を示す図である。表示画面W200には、第1階層のメニュー項目K200が表示されている(図15のステップS200)。ここで、利用者F200がメニュー項目K202「B Mail」をタッチし、選択状態とする(ステップS202;Yes)。なお、利用者F200がタッチする方法としては、例えば手(指)でタッチしてもよいし、スタイラスでタッチしても良い。
【0086】
図16の状態で、メニュー項目K202が選択された場合に遷移する画面が図17の表示画面W210である。表示画面W210では、第1階層(親階層)のメニュー項目K210が利用者F210により選択状態となっている。ここで、第1階層(親階層)のうち、選択されていないメニュー項目K212は、淡く表示されている。
【0087】
また、画面中央には、選択されているメニュー項目K212に関連づけられた第2階層(子階層)のメニュー項目K214が表示されている(ステップS204)。ここで、メニュー項目K210「B Mail」に対応する第2階層のメニューは、図14に示したメニューリスト242を参照すると12のメニュー項目がある。しかし、表示画面W210には、7つのメニュー項目しか表示できない。したがって、項目番号「B−1」〜「B−7」のメニュー項目がW210には表示されており、「B−8」〜「B−12」のメニュー項目は表示されていないこととなる。
【0088】
図17の状態で、メニュー項目K210の選択状態が所定時間経過した場合に遷移する画面が図18の表示画面W220である。所定時間経過したことから、メニュー制御部210は、第2階層のメニュー表示を更新する(ステップS210;Yes→ステップS212)。すなわち、表示画面W210に表示されていなかった「B−12」を表示し、代わりに「B−7」を非表示としている。
【0089】
このように、メニュー項目K210が選択状態のままで、所定時間を経過する度に、第2階層のメニュー項目K220の表示が更新表示されることとなる。
【0090】
なお、メニューの表示を更新する方法としては、種々の方法が考えられる。例えば、図17の表示画面W210において選択状態が所定時間経過すると、非表示であるメニュー項目「B−8」〜「B−12」を切り替えて表示しても良い。また、「B−8」〜「B−12」に連続して「B−1」「B−2」を表示することにより、第2階層のメニュー項目が連続して表示されるようにしても良い。
【0091】
また、メニュー制御部210は、第2階層のメニュー表示を切り替え表示する場合に、視覚的な効果を施すこととしても良い。例えば、第2階層のメニュー項目の表示を切り替える場合に、第1階層のメニュー項目K210を中心に回転表示するような効果を施すことにより、利用者が直感的な操作ができるようになる。
【0092】
また、本実施形態においては、メニューリストを記憶しており、当該メニューリストに基づいてメニュー表示を行うこととして説明したが、上述した方法に限定されるものではない。すなわち、プログラム(処理)の中で直接メニュー選択処理として記載するとしても良い。
【0093】
また、説明の都合上、メニューの階層を第1階層(親階層)と第2階層(子階層)の2つとして説明したが、3つ以上の階層としても良いことは勿論である。
【0094】
このように、本実施形態によれば、メニュー項目の総てが表示画面に表示しきれない場合であっても、利用者のタッチの状態によりメニュー項目の表示を切り替えることができる。したがって、利用者はより平易な操作で、メニューが表示されることになり、容易に所望するメニューを選択することが出来るようになる。
【0095】
[3.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
【0096】
また、上述した実施形態においてはシステム液晶を利用することとして説明したが、同様の装置であれば実現可能であることは勿論である。さらに、表示部152及び入力検知部154は、情報処理装置1及び2に一体となっているものとして説明したが、外部の機器として接続されるもので有ってもよい。
【符号の説明】
【0097】
1、2 情報処理装置
100 制御部
110 認証制御部
120 表示データ制御部
130 表示位置制御部
140 記憶部
142 候補画像DB
144 正解画像DB
146 正解登録プログラム
148 認証プログラム
150 システム液晶
152 表示部
154 入力検知部
210 メニュー制御部
240 記憶部
242 メニューリスト
244 メニュー表示プログラム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチされた位置の検出が同時に複数可能な入力検知部と、表示部とを備えた情報処理装置において、
前記表示部に複数の候補項目を表示する制御を行う候補項目表示制御部と、
前記入力検知部によりタッチが検知されている間、タッチされた位置に基づいて、前記表示された候補項目の中から選択項目を選択する項目選択部と、
前記項目選択部により、選択項目が所定時間以上選択されている場合には、前記選択項目以外の候補項目を変更して表示する制御を行う表示変更制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記候補項目として複数の画像を記憶する候補画像記憶部と、
前記候補画像の中から正解の画像を記憶する正解画像記憶部と、
を備え、
前記候補項目表示制御部は、前記候補画像記憶部に記憶されている画像を複数表示する制御を行い、
前記項目選択部は、前記表示されている候補の画像の中から、一又は複数の画像を選択画像として選択し、
前記選択画像と、前記正解画像記憶部に記憶されている正解の画像とが一致する場合には、正当な利用者であると認証する認証部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記認証部は、前記項目選択部により選択されている選択項目のうち、一の選択項目において検知されているタッチが解除されたときに認証を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記候補項目表示制御部は、候補項目として、階層構造の項目のうち親階層の項目を表示する制御を行い、
前記項目選択部は、前記入力検知部により検知されたタッチに基づいて、前記表示された親階層の項目を選択する親階層項目選択部を含み、
前記親階層項目選択部により選択された親階層から選択可能な子階層の項目を表示する制御を行う子階層表示制御部を更に有し、
前記表示変更制御部は、前記項目選択部が、前記親階層が所定時間以上選択されている場合には、前記子階層の項目を変更して表示する制御を行う子階層表示変更制御部を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記子階層表示変更制御部は、前記表示部に表示されていない子階層の項目が表示されるように制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
タッチされた位置の検出が同時に複数可能な入力検知部と、表示部と備えたコンピュータに、
前記表示部に複数の候補項目を表示する制御を行う候補項目表示制御機能と、
前記入力検知部によりタッチが検知されている間、タッチされた位置に基づいて、前記表示された候補項目の中から選択項目を選択する項目選択機能と、
前記項目選択機能により、選択項目が所定時間以上選択されている場合には、前記選択項目以外の候補項目を変更して表示する制御を行う表示変更制御機能と、
を実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2010−170357(P2010−170357A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−12552(P2009−12552)
【出願日】平成21年1月23日(2009.1.23)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】