説明

情報提供システム

【課題】より多くの最新の情報を簡単に提供できる情報提供システムを提供すること。
【解決手段】情報提供者の端末装置4から送信された情報を、通信回線を介して情報利用者の携帯端末7に送信する情報提供システム1であって、情報をデータベース20に格納する格納手段24と、データベース20に格納された情報にアクセスするための情報コード5を作成するコード作成手段25と、情報コード5を含む印刷データを生成し、印刷データに基づいて情報コード5を印刷媒体6に印刷させる印刷手段26と、印刷媒体6に印刷された情報コード5を読み取ることにより、データベース20に格納された情報にアクセスしてきた携帯端末7に対して、データベース20に格納された情報の少なくとも一部を携帯端末7に自動的に登録され得るデータ形式で送信する提供手段27と、を含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報提供者の端末装置から送信された情報を、通信回線を介して情報利用者の携帯端末に送信する情報提供システムに関し、特に、印刷媒体に印刷された情報コードを読み取ることが可能な携帯端末に最新の情報を送信する情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ビジネスの場では、自己の氏名、所属、役職、連絡先等の情報を伝えるために、名刺交換が頻繁に行われている。しかしながら、係る情報は紙に印刷された情報であるため、名刺を受け取った受取人は、名刺情報の整理に大きな手間がかかる。パソコン用の名刺管理ソフトで名刺を読み込み、名刺情報をデジタル化することもできるが、名刺管理ソフトでは、正確に文字情報を読み取れないことがある。また、顔写真が掲載されている名刺はほとんどないため、名刺を見ただけでは相手を思い出せないこともしばしば発生する。
【0003】
近年、携帯電話は契約台数が1億台を突破し、最も身近な端末装置となっている。そのため、携帯電話を利用して名刺情報を整理するビジネスパーソンが増えてきている。携帯電話にはアドレス管理機能等が備えられており、名刺情報を登録することもできる(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
また、名刺をスキャナで読み取り、アドレス情報として携帯電話等の端末でアクセス可能なデータベースに登録することで、アドレス情報を多人数で広く活用しようとするアドレス情報システム(例えば、特許文献3参照)、名刺情報にアクセスする権限を相手に与えることによって、実際に名刺を交換することなくWebサイト上で相手の名刺情報を互いに閲覧できる名刺交換システム(例えば、特許文献4参照)、サーバで名刺情報を管理し、サーバにアクセスすることで名刺情報を紙の名刺のような画像として得ることができる連絡先情報管理装置(例えば、特許文献5参照)等が開示されている。
【0005】
また、より簡単に名刺情報を提供する方法として、二次元コード等の情報コードを利用した方法が開示されている。この方法によれば、個人情報をコード化した二次元コードと、公開鍵をコード化した二次元コードとが印刷されている名刺の、これら両方の二次元コードを携帯電話で読み取ることで、二次元コードに記録された個人情報を携帯電話に登録することができる(例えば、特許文献6参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−163736号
【特許文献2】特開2007−288574号
【特許文献3】特開2003−131991号
【特許文献4】国際公開WO2001/052129号
【特許文献5】特開2007−336582号
【特許文献6】特開2007−168099号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献6に記載の方法では、二次元コード自体に情報が記録されているため、情報量に制限があり、限られた情報しか提供することができない。また、名刺情報を提供する情報提供者の所属、役職等の変更があった場合は、新しい名刺を手渡さない限り、新しい情報を提供することができない。
【0008】
本発明は前記の事情をもとに考え出されたものであって、より多くの最新の情報を簡単に提供できる情報提供システムを提供することをその主たる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために本発明では次の技術的手段を採用している。
【0010】
すなわち、本発明に係る情報提供システムは、情報提供者の端末装置から送信された情報を、通信回線を介して情報利用者の携帯端末に送信する情報提供システムであって、前記情報をデータベースに格納する格納手段と、前記データベースに格納された前記情報にアクセスするための情報コードを作成するコード作成手段と、前記情報コードを含む印刷データを生成し、当該印刷データに基づいて前記情報コードを印刷媒体に印刷させる印刷手段と、前記印刷媒体に印刷された前記情報コードを読み取ることにより、前記データベースに格納された前記情報にアクセスしてきた前記携帯端末に対して、前記データベースに格納された前記情報の少なくとも一部を前記携帯端末に自動的に登録され得るデータ形式で送信する提供手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】
なお、本明細書において“アクセス”とは、例えば、情報提供システムの利用、情報提供者の端末装置および情報利用者の携帯端末から情報提供システムのサーバへの接続、情報提供者の端末装置および情報利用者の携帯端末から情報提供システムの管理者が管理するWebサイトへの接続、情報提供者の端末装置および情報利用者の携帯端末からデータベースに格納された情報への参照、保存、削除、または変更等を行うための情報処理を含むこととする。
【0012】
また、本発明に係る情報提供システムは、前記構成において、前記情報提供者の端末装置から送信された新たな情報によって、前記データベースに格納された前記情報を更新する更新手段をさらに含み、前記提供手段は、前記データベースに格納された前記更新された情報の少なくとも一部を送信することを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明に係る情報提供システムは、前記構成において、前記提供手段は、前記データベースに格納された前記情報にアクセスしてきた前記携帯端末に対して、前記データベースに格納された前記情報が前記携帯端末に登録されるまでの進行状況に関する画面の情報と、前記データベースに格納された前記情報の少なくとも一部が前記携帯端末に自動的に登録されることの可否を選択させるための画面の情報とを送信し、前記携帯端末に当該情報に基づく画面が表示されることを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明に係る情報提供システムは、前記構成において、前記情報提供者の端末装置から送信された前記印刷媒体の投函日を含む情報を格納する投函データベースと、前記投函データベースに格納された前記印刷媒体の投函日の情報に基づいて、前記印刷媒体を投函させる投函手段と、前記投函された印刷媒体に印刷された前記情報コードが、前記投函された印刷媒体を受け取った前記情報利用者の携帯端末によって読み取られると、読み取られた日時を含む読取情報が前記投函データベースに格納される読取確認手段と、前記投函データベースに格納された前記読取情報を、前記情報提供者の端末装置に送信する閲覧手段と、をさらに含むことを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明に係る情報提供システムは、前記構成において、広告情報提供者の端末装置から送信された広告情報を格納する広告データベースと、前記印刷媒体に前記情報コードと共に印刷される、前記広告データベースに格納された前記広告情報にアクセスするための広告情報コードを作成する広告コード作成手段と、前記情報コードが印刷された前記印刷媒体を作成するための料金を計算する料金計算手段と、前記印刷媒体に、さらに前記広告情報コードを印刷することにより、前記印刷媒体を介して前記広告情報を提供するための料金を計算する広告料金計算手段と、前記料金計算手段および前記広告料金計算手段に基づいて、前記情報提供者に請求する料金を計算する請求料金計算手段と、をさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、印刷媒体に印刷された情報コードを読み取ることで、データベースに格納された情報にアクセスできるようにしているため、より多くの情報を簡単に携帯端末に送信することができる。また、データベースに格納された情報を、情報コードを読み取った携帯端末に自動的に登録され得るデータ形式で送信することができるため、情報の整理にかかる時間を大幅に削減することができる。
【0017】
また、本発明によれば、一度情報コードが印刷された印刷媒体を配布すると、情報コードを読み取った携帯端末に対して、常に最新の情報を送信できるため、印刷媒体を新たに作成し、配布する必要がない。
【0018】
また、本発明によれば、情報登録までの進行状況に関する画面を情報コードを読み取った携帯端末に表示させることができるため、アクセスの状況やダウンロードの状況を視覚的に確認させることができる。さらに、自動登録の実行の可否を選択させるための画面を、情報コードを読み取った携帯端末に表示させることができるため、情報利用者は必要な情報のみを選択し、自己の携帯端末に登録することができる。
【0019】
さらに、本発明によれば、年賀状等の印刷媒体の作成から投函日の設定までを行うことができる。また、読取情報を投函データベースに格納することができるため、情報提供者は、自分の年賀状が届いていること、および受け取った情報利用者が、データベース20に格納されている自分の情報にアクセスしたことを確認することができる。
【0020】
さらに、本発明によれば、例えば名刺、年賀状等に広告情報コードを印刷し、配布することができるため、広告情報提供者に対しては、効果的にマーケットを広げることができるという利点を提供し、情報提供者に対しては、広告情報コードの印刷を許可することによって、名刺作成料から広告掲載料を差し引いて安価に名刺を作成することができるという利点を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第1の実施例に係る情報提供システムの概念図である。
【図2】第1の実施例に係るサーバのブロック図である。
【図3】第1の実施例に係る情報提供システムの登録から情報提供までのフローチャートである。
【図4】第1の実施例に係る情報登録フォームの一例である。
【図5】第1の実施例に係る情報コードを読み取った携帯端末に表示される画面の一例である。
【図6】第2の実施例に係るサーバのブロック図である。
【図7】第3の実施例に係る情報提供システムの概念図である。
【図8】第3の実施例に係るサーバのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の好ましい実施例について、図面を参照して説明する。
【0023】
[第1の実施例]
図1に示すように、本実施例に係る情報提供システム1はサーバ2および印刷機3を備え、通信回線を介して端末装置4および携帯端末7に通信可能に構成されている。また、情報提供システム1は印刷媒体6に印刷された情報コード5を読み取った情報利用者の携帯端末7に対して、情報提供者の端末装置4から送信された情報を送信することができる。
【0024】
図2に示すように、サーバ2はデータベース20、制御手段21、通信手段22、登録手段23、格納手段24、コード作成手段25、印刷手段26、提供手段27、更新手段28から構成されている。
【0025】
データベース20には、例えば情報提供者の氏名、役職等の文字情報や、情報提供者の写真、会社建物の写真等の画像情報が格納されている。
【0026】
制御手段21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、各手段22〜28及びデータベース20を制御する機能を有する。
【0027】
通信手段22は通信回線を介して情報提供者の端末装置4および情報利用者の携帯端末7と各種情報の通信を行う機能を有する。
【0028】
登録手段23は、情報提供者の端末装置4からアクセスがあった際に、情報提供者の端末装置4に送信するための情報登録フォーム等のデータを生成する機能を有する。
【0029】
格納手段24は、情報提供者の端末装置4から送信された情報をデータベース20に格納する機能と、データベース20に格納した情報を情報利用者の携帯端末7に自動的に登録され得るデータ形式、例えばアドレス帳形式に変換する機能とを有する。
【0030】
コード作成手段25は、印刷媒体6に印刷する情報コード5を作成する機能を有する。
【0031】
印刷手段26は、少なくともコード作成手段25によって作成された情報コード5を含む印刷データを生成する機能を有する。
【0032】
印刷機3は、印刷手段26によって生成された印刷データに基づいて、少なくともコード作成手段25によって作成された情報コード5を印刷媒体6に印刷する装置であり、専用の印刷機でもよいし、パソコンとプリンターの組み合わせからなる印刷機であってもよい。
【0033】
提供手段27は、印刷媒体6に印刷された情報コード5を読み取った携帯端末7に、データベース20に格納されている情報提供者の情報の少なくとも一部を、携帯端末7に自動的に登録され得るデータ形式で送信する機能を有する。例えば、格納手段24によってアドレス帳形式に変換された後の情報を通信手段22を介して送信する。また、提供手段27は、印刷媒体6に印刷された情報コード5を読み取った携帯端末7に、データベース20に格納された情報が携帯端末7に登録されるまでの進行状況に関する画面の情報と、データベース20に格納された情報の少なくとも一部を携帯端末7に自動的に登録されることの可否を選択させるための画面の情報とを送信し、携帯端末7に当該情報に基づく画面を表示させる機能をさらに有する。
【0034】
更新手段28は、データベース20に格納された情報を更新する機能と、情報提供者から更新情報を得るための情報更新フォーム等のデータを生成する機能とを有する。なお、更新情報は格納手段24によってデータベース20に格納される。情報の更新があった場合、提供手段27は、印刷媒体6に印刷された情報コード5を読み取った携帯端末7に、常に最新の情報を送信する。
【0035】
情報コード5は、例えば、QRコード(登録商標)等の二次元コードである。二次元コードは横、縦の両方に情報を持っているため、バーコードと比べると数十倍から数百倍の情報を符号化することができる。本実施例の情報コード5は、情報提供者の端末装置4から送信された情報にアクセスできるWebサイトのURLを符号化したものである。また、QRコード以外では、携帯端末7が読み取り機能を保有しているコードであれば、JANコード、カラーZIP等を使用してもよい。
【0036】
印刷媒体6は、例えば、名刺である。名刺には、氏名、所属、役職、会社住所(TEL、E-Mail)および情報コード5が印刷されている。
【0037】
次に、本実施例に係る情報提供システム1において、情報提供者の端末装置4から送信された情報を、名刺(印刷媒体6に相当)に印刷された情報コード5を読み取った携帯端末7に送信するまでの一連の動作を説明する。
【0038】
(名刺情報の登録)
まず、名刺情報の登録について説明する。
【0039】
図3に示すように、情報提供者の端末装置4から名刺6の作成の依頼に関する情報を受信すると、登録手段23によって生成された情報登録フォームのデータが、名刺情報を提供する情報提供者の端末装置4に送信される(図3のS01)。情報登録フォームは、名刺6を作成するために必要な情報を情報提供者から得るためのものであり、図4に示すように、名前、メールアドレス、電話番号、会社情報、パーソナル情報等の欄を有する。また、必要に応じて、情報登録フォームに、情報提供者の顔写真、会社写真、会社のロゴ・シンボルマーク等の画像、会社紹介ビデオ、製品・サービスのプロモーションビデオ等の動画を添付する欄を設けてもよい。
【0040】
情報登録フォームに入力もしくは添付された情報を受信すると(図3のS02)、登録手段23によって、名刺情報を更新する際に必要となるIDおよびパスワードが情報提供者の端末装置4に送信されるとともに、格納手段24によって、情報登録フォームに入力もしくは添付された情報と、IDおよびパスワードとがデータベース20に格納される。また、情報登録フォームに入力もしくは添付された情報は、データベース20に格納される際に、携帯電話等の携帯端末7に自動的に登録され得るデータ形式、例えばアドレス帳形式に変換される(図3のS03)。
【0041】
(名刺の作成)
次に、名刺の作成について説明する。
【0042】
情報提供者の端末装置4から情報提供システム1の管理者が運営するWebサイト等を介して、データベース20に格納された情報の中から、名刺6に印刷する情報と、情報コード5を読み取ることによってのみアクセスできる情報とが選択されると、選択された情報がデータベース20から抽出される(図3のS04)。名刺6に印刷する情報は、個人情報保護法の観点から、例えば、氏名、所属、役職、会社住所(TEL、E-Mail)等、必要最低限のものとし、その他の情報については、情報コード5を読み取った者だけに提供するのが好ましい。
【0043】
情報コード5を読み取ることによってアクセスできる情報が抽出されると、コード作成手段25によって、その情報にアクセスできるWebサイトのURLを符号化した情報コード5が作成される(図3のS05)。
【0044】
次に、印刷手段26によって、名刺6に印刷する情報と、コード作成手段25によって作成された情報コード5とを含む印刷データが生成され、印刷機3に送信される(図3のS06)。そして、生成された印刷データを受信した印刷機3によって名刺が印刷される。
【0045】
(名刺情報の提供)
次に、名刺情報の提供について説明する。
【0046】
名刺6に印刷された情報コード5が、名刺6を受け取った情報利用者の携帯電話等の携帯端末7によって読み取られると、その携帯端末7の画面には、コード作成手段25によって符号化されたWebサイトのURLが表示される。そして、図5(a)〜(d)に示すように、提供手段23は、そのWebサイトにアクセスしてきた携帯端末7の画面に、データベース20に格納された情報が携帯端末7に登録されるまでの進行状況に関する画面の情報と、データベース20に格納された情報の少なくとも一部を携帯端末7に自動的に登録されることの可否を選択させるための画面の情報とを送信し、携帯端末7に当該情報に基づく画面を表示させることができる。
【0047】
例えば、Webサイトにアクセスしてきた携帯端末7の画面には、図5(a)に示すように「ただいまサーバにアクセスしています」という進行状況を表す文字情報が表示される(図3のS07)。そして、Webサイトにアクセスした後、さらにデータベース20内の情報にアクセスし、その情報を受信している携帯端末7の画面には、例えば、図5(b)に示すように「ダウンロードしています」という進行状況を表す文字情報が表示される。さらに、情報のダウンロードが終了した携帯端末7の画面には、例えば、図5(c)に示すように「ダウンロード終了しました。取得情報をアドレス帳に登録してよろしいですか?Yes、No」という進行状況を表す文字情報と、自動登録の実行の可否を選択させる文字情報とが表示される。Yesが選択されると、取得した情報はアドレス帳のデータの一部として携帯端末7の中に格納される。そして、Yesを選択した携帯端末7の画面には、例えば、図5(d)に示すように「アドレス帳への登録が終了しました」という進行状況を表す文字情報が表示される。
【0048】
従って、提供手段27は、前記のような手順で、印刷媒体6に印刷された情報コード5を読み取った携帯端末7に対して、情報提供者の端末装置4から送信された情報を携帯端末7に自動的に登録され得るデータ形式で送信することができる(図3のS08)。これにより、情報利用者は、再度アクセスすることなく、いつでも自分の携帯端末7に登録された情報を見ることができる。
【0049】
(名刺情報の更新)
次に、名刺情報の更新について説明する。
【0050】
情報提供者の端末装置4から情報提供システム1の管理者が運営するWebサイト等を介して名刺情報の更新の依頼を受けると、更新手段28によって生成された情報更新フォーム等のデータが端末装置4に送信される。情報更新フォームは、登録手段23によって発行されたIDおよびパスワードを入力する欄を有し、正しいIDおよびパスワードが入力された場合に限って、データベース20に格納されている情報提供者自身が提供した情報の修正ができるようになっている。また、多人数の情報を一度に修正する場合は、情報更新フォームに更新情報を入力する代わりに、例えばCSVファイル等のあらかじめ定められた形式のファイルを送信することで、データベース20に格納されている多人数の名刺に関する情報を一括して修正することもできる。
【0051】
更新情報は、格納手段24によって、情報利用者の携帯端末7に自動的に登録され得るデータ形式、例えばアドレス帳形式に変換され、データベース20に格納される。
【0052】
以上のように、本実施例に係る情報提供システム1によれば、印刷媒体6に印刷された情報コード5を読み取った携帯端末7に対して、常に最新の情報を送信することができる。
【0053】
[第2の実施例]
次に、本発明に係る情報提供システムの第2の実施例について説明する。
【0054】
本実施例に係る情報提供システムは、第1の実施例に係る情報提供システムに年賀状サービスに関する機能を付加したものである。
【0055】
本実施例に係る情報提供システムは、第1の実施例と同様に、サーバ2’および印刷機3を備え、通信回線を介して情報提供者の端末装置4および情報利用者の携帯端末7に通信可能に構成されており、印刷媒体6(以下、「年賀状」を例に説明する。)に印刷された情報コード5を読み取った携帯端末7に対して、情報提供者の端末装置4から送信された情報を送信することができる。
【0056】
図6に示すように、サーバ2’は、データベース20、制御手段21、通信手段22、登録手段23、格納手段24、コード作成手段25、印刷手段26、提供手段27、更新手段28、投函データベース30、投函手段31、読取確認手段32、および閲覧手段33から構成されている。
【0057】
投函データベース30には、情報提供者の端末装置4から送信された年賀状6に関する情報および投函された年賀状6の受取りに関する情報等が格納されている。年賀状6に関する情報には、印刷枚数、宛先、投函日等が含まれている。年賀状6の受取りに関する情報には、年賀状6の受取人、年賀状6に印刷された情報コード5が携帯端末7によって読み込まれた日時等が含まれている。
【0058】
投函手段31は、投函データベース30に格納された年賀状6の投函日の情報に基づいて年賀状6を投函させる機能と、印刷枚数、宛先、宛名、文面等を投函前に確認させる機能とを有する。さらに、投函が完了した際に、情報提供者に対して投函完了を通知する機能も有する。具体的には、投函日や投函枚数、料金等の情報を含む確認情報を電子メールもしくは葉書等で通知する。
【0059】
読取確認手段32は、年賀状6に印刷された情報コード5が年賀状6を受け取った情報利用者の携帯端末7によって読み取られた日時等の読取情報を投函データベース30に格納する機能を有する。
【0060】
閲覧手段33は、投函データベース30に格納された読取情報を、通信回線22を介して端末装置4および携帯端末7に送信する機能を有する。
【0061】
次に、本実施例に係る情報提供システムにおいて、情報提供者の端末装置4から送信された年賀状6に関する情報を、年賀状6に印刷された情報コード5を読み取った携帯端末7に送信するまでの一連の動作を説明する。
【0062】
(年賀状の作成)
まず、年賀状の作成について説明する。
【0063】
情報提供者の端末装置4から年賀状6の作成の依頼に関する情報を受信すると、登録手段23によって生成される情報登録フォームのデータが、年賀状6に関する情報を提供する情報提供者の端末装置4に送信される。情報登録フォームは第1の実施例で説明した情報登録フォームに、さらに年賀状6に関する情報を入力し得るようにしたものである。また、情報登録フォームは、年賀状6に印刷する情報と、情報コード5を読み取ることによってアクセスできる情報と、年賀状6の投函日とを指定できるようになっている。
【0064】
情報提供者の端末装置4から情報登録フォームに入力もしくは添付された情報を受信すると、登録手段23によって、年賀状6に関する情報を更新する際等に必要となるIDおよびパスワードが情報提供者の端末装置4に送信される。
【0065】
これとともに、格納手段24によって、情報登録フォームに入力もしくは添付された情報のうち、投函日等の年賀状に関する情報は投函データベース30に格納され、年賀状に関する情報以外の情報、例えば情報コード5を読み取ることによってアクセスできる情報と、IDおよびパスワードとはデータベース20に格納される。情報登録フォームに入力もしくは添付された年賀状に関する情報以外の情報は、データベース20格納される際に、携帯電話等の携帯端末7に自動的に登録され得るデータ形式、例えばアドレス帳形式に変換される。
【0066】
次に、年賀状を作成するために、情報提供者が指定した年賀状6に印刷する情報と、情報コード5を読み取ることによってアクセスできる情報とが、データベース20および投函データベース30から抽出される。
【0067】
情報コード5を読み取ることによってアクセスできる情報が抽出されると、コード作成手段25によって、その情報にアクセスできるWebサイトのURLを符号化した情報コード5が作成される。
【0068】
また、情報提供者から投函日の指定がある場合、投函手段31によって、年賀状6の印刷枚数、宛先、宛名、年賀状6に書き込む言葉等の確認するための電子メールが情報提供者の端末装置4に送信される。年賀状6の内容を修正する場合は、第1の実施例と同様に、年賀状6の修正を望む情報提供者の端末装置4に、更新手段28によって生成された情報更新フォーム等のデータが送信される。
【0069】
次に、印刷手段26によって、少なくとも宛先を含む年賀状6に印刷する情報と、コード作成手段25によって作成された情報コード5とを含む印刷データが生成される。そして、生成された印刷データを受信した印刷機3によって年賀状6が印刷される。
【0070】
(年賀状に関する情報の提供)
次に、年賀状6に関する情報の提供について説明する。
【0071】
年賀状6を受け取った情報利用者の携帯端末7で年賀状6に印刷された情報コード5を読み取ると、その携帯端末7の画面には、データベース20に格納された情報にアクセスするためのWebサイトのURLが表示される。そして、第1の実施例と同様に、提供手段27は、このWebサイトにアクセスしてきた携帯端末7に対して、情報提供者によって指定された情報であって、年賀状6に記載されている情報以外の情報を、携帯端末7に自動的に登録され得るデータ形式で送信することができる。
【0072】
また、年賀状6を受け取った情報利用者が携帯端末7で年賀状6に印刷された情報コード5を読み取ると、読取確認手段32によって、情報コード5が読み取られた日時等の読取情報が投函データベース30に格納される。
【0073】
そして、閲覧手段33によって、投函データベース30に格納された読取情報を、通信回線を介して情報提供者に送信することができる。このため、情報提供者は、自分の年賀状6が届いていること、および受け取った情報利用者が、データベース20に格納されている自分の情報にアクセスしたことを確認することができる。
【0074】
また、年賀状6を受け取った情報利用者が、本実施例に係る情報提供システムに登録している場合、年賀状6を受け取った情報利用者が携帯端末7で年賀状6に印刷された情報コード5を読み取ると、読取確認手段32によって、情報コード5が読み取られた日時等の読取情報がデータベース20にも格納される。そして、閲覧手段33によって、データベース20に格納された読取情報を、登録している情報利用者に送信することができる。登録している情報利用者は、情報コード5を携帯端末7で読み取った日時等の読取情報を閲覧することで、いつ、誰から年賀状6が届いたかを確認することができる。
【0075】
(年賀状以外の印刷媒体への適用)
本実施例では年賀状6を例にあげて説明したが、本発明は、年賀状6以外の印刷媒体、例えば、葉書や、表面と裏面に印刷を施す封筒にも適用することができる。
【0076】
[第3の実施例]
次に、本発明に係る情報提供システムの第3の実施例について説明する。
【0077】
本実施例に係る情報提供システムは、第1の実施例に係る情報提供システムに広告サービスに関する機能を付加したものである。
【0078】
図7に示すように、本実施例に係る情報提供システム1”はサーバ2”および印刷機3を備え、通信回線を介して情報提供者の端末装置4、広告情報を提供する情報提供者(以下、「広告情報提供者」という。)の端末装置4’および情報利用者の携帯端末7と通信可能に構成されている。情報提供システム1”は、情報提供者の端末装置4および広告情報提供者の端末装置4’から送信された情報に基づいて情報コード5および広告情報コード5’が印刷された印刷媒体6(例えば、名刺)を作成する。そして、印刷媒体6に印刷された情報コード5および広告情報コード5’を読み取った携帯端末7に対して、情報提供者からの情報および広告情報提供者から情報を送信することができる。
【0079】
図8に示すように、サーバ2”は、広告データベース40、広告登録手段41、広告コード作成手段42、料金計算手段43、広告料金計算手段44、請求料金計算手段45を含むこと以外は第1の実施例と同じである。
【0080】
広告データベース40には、広告情報提供者の情報、および広告に関する商品等の情報、例えば商品名、値段等の情報が格納されている。
【0081】
広告登録手段41は、広告情報提供者の情報、広告に関する商品等の情報を登録するための広告登録フォームのデータ等を生成する機能を有し、広告情報提供者の端末装置4’からアクセスがあった際に、広告情報提供者の端末装置4’に広告登録フォームのデータを送信する。
【0082】
広告コード作成手段42は、広告データベース40に格納された広告情報にアクセスできるWebサイトのURLもしくは広告情報提供者のホームページにアクセスできるURL等を符号化した広告情報コード5’を作成する機能を有する。
【0083】
料金計算手段43は、情報コード5が印刷された名刺等の印刷媒体6を作成するのに必要な料金を計算する機能を有する。
【0084】
広告料金計算手段44は、名刺等の印刷媒体6に、さらに広告情報コード5’を印刷することにより、印刷媒体を介して広告情報を提供するためのするための広告料金を計算する機能を有する。つまり、広告料金とは、情報提供者が作成する印刷媒体6に自己の広告情報コード5’を印刷してもらうために、広告情報提供者が支払うべき対価である。
【0085】
請求料金計算手段45は、名刺等の情報を提供した情報提供者に対して請求する料金を計算する機能を有する。例えば、料金計算手段43によって計算された料金から広告料金計算手段44によって計算された広告料金を差し引くことにより、請求する料金を計算する。
【0086】
次に、本実施例に係る情報提供システムの広告情報の登録から料金計算までの一連の動作を説明する。
【0087】
(広告情報の登録)
まず、広告情報の登録について説明する。
【0088】
広告情報提供者の端末装置4’から、広告情報の登録の依頼に関する情報を受信すると、広告情報を提供する広告情報提供者の端末装置4’に対して、広告登録手段41によって生成された広告情報登録フォームのデータが送信される。広告情報登録フォームには、広告に必要な情報、例えば商品名、値段、クーポン券、ホームページのURL等を入力もしくは添付する欄が設けられている。また、どの印刷媒体6に、広告情報コード5’を印刷するかを入力する欄も設けられている。
【0089】
広告情報提供者の端末装置4’から広告情報登録フォームに入力もしくは添付された情報を受信すると、広告登録手段41によって、IDおよびパスワードが発行され、広告情報提供者の端末装置4’に送信される。
【0090】
これとともに、格納手段24によって、広告情報登録フォームに入力もしくは添付された情報が広告データベース40に格納される。
【0091】
次に、広告コード作成手段42によって、広告情報にアクセスできるWebサイトのURLを符号化した広告情報コード5’が作成される。
【0092】
次に、印刷手段26によって、広告情報コード5’を含む印刷データが生成される。そして、生成された印刷データを受信した印刷機3によって、情報提供者の情報および情報コード5とともに、広告情報コード5’が印刷媒体6に印刷される。
【0093】
(広告情報の提供)
次に、広告情報の提供について説明する。
【0094】
名刺の受け取った情報利用者が携帯電話等の携帯端末7で名刺に印刷された広告情報コード5’を読み取ると、広告情報コード5’を読み取った携帯端末7の画面には、広告情報にアクセスできるWebサイトのURLが表示される。そして、第1の実施例と同様に、提供手段27は、このWebサイトにアクセスしてきた携帯端末7に対して、広告情報を送信することができる。
【0095】
(料金の計算)
次に、料金の計算について説明する。
【0096】
料金計算手段43によって、名刺等の印刷媒体6を作成するために必要な料金が計算される。また、広告料金計算手段44によって、印刷媒体6に広告情報コード5’を印刷することにより、印刷媒体6を介して広告情報を提供するために必要な広告料金が計算される。各料金は印刷枚数や情報量を勘案して計算される。
【0097】
そして、請求料金計算手段45によって、情報提供者に請求する料金が計算される。例えば、料金計算手段43によって計算された料金から広告料金計算手段44によって計算された料金を差し引くことにより情報提供者に請求する料金が計算される。広告料金計算手段44によって計算された広告料金が、料金計算手段43によって計算された料金より多い場合は、情報提供者に請求する料金が無料となることもある。このように料金を計算することで、情報提供者側に対しては印刷媒体の作成料金等の料金負担を減らすメリットを提供することができ、広告情報提供者側には販売したい商品・サービスを広く宣伝できるというメリットを提供することができる。
【0098】
本実施例では、料金計算手段43によって計算された料金から広告料金計算手段44によって計算された広告料金を差し引いて情報提供者に請求する料金を計算する例を挙げたが、料金の計算は任意に変更できる。例えば、料金計算手段43によって計算された料金から広告料金計算手段44によって計算された広告料金を差し引いて情報提供者に請求する料金を計算するかわりに、広告情報提供者の販売したい商品・サービスと交換できる広告料金に相当するポイントを情報提供者に提供してもよい。
【0099】
また、本実施例では、第1の実施例に係る情報提供システムに広告サービスに関する機能を付加した場合を説明したが、第2の実施例に係る情報提供システムに広告サービスに関する機能を付加してもよい。
【0100】
[第4の実施例]
次に本発明に係る情報提供システムの第4の実施例について説明する。
【0101】
本実施例に係る情報提供システムは、第1の実施例、もしくは第2の実施例に係る情報提供システムに名簿サービスに関する機能を付加したものである。
【0102】
名簿サービスとは、名刺もしくは年賀状等の印刷媒体6を受け取った情報利用者が、情報提供者が所属している組織の会員になっている場合にのみアクセスできる情報を提供するサービスである。
【0103】
名刺や年賀状に印刷された情報コード5を読み取った携帯端末7の画面には、コード作成手段25によって符号化されたWebサイトのURLが表示される。そして、第1の実施例と同様に、提供手段28は、このWebサイトにアクセスしてきた携帯端末7に対して、会員のみが閲覧できる情報を、携帯端末7に自動的に登録され得るデータ形式で送信することができる。
【0104】
名簿サービスの情報は、会員が相互に連絡を取るための情報を会員限定で知らせるためのものであるため、セキュリティを高くする必要がある。例えば、会員専用のパアスワードや合言葉等を設定するのが好ましい。また、情報が持ち出されないように暗号化してもよいし、外部からのアタックに強い情報障壁で保護してもよい。
【0105】
以上、本発明に係る情報提供システムの好ましい実施例について説明してきたが、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
【0106】
例えば、本発明に係る情報提供システムでは、印刷媒体6に印刷された情報コード5を携帯端末7で読み取った情報利用者の氏名、住所等の情報を、情報提供者の登録時の情報に関連付けてデータベース20に格納することができる。また、データベース20に格納された情報利用者の情報を、通信回線を介して情報提供者の端末装置4に送信することもできる。これによって、例えば、第1の実施例に係る名刺6に関する情報を提供した情報提供者は、誰が自分の名刺6に印刷された情報コード5を携帯端末7で読み取ったのかを確認することができる。また、情報提供者は、通信回線を介して、情報コードを読み取った情報利用者の中から、年賀状等を出す相手を選択することができる。
【0107】
また、本発明に係る情報提供システムでは、サーバ(2、2’、2”)は一台に限らず、複数のサーバを使用してもよい。例えば第2の実施例では、データベース20および投函データベース30を備えた一台の大型のサーバ2’を使用しているが、データベース20を備えた小型のサーバと、投函データベース30を備えた小型のサーバとの二台のサーバを使用してもよい。
【符号の説明】
【0108】
1、1” 情報提供システム
2、2’、2” サーバ
3 印刷機
4、4’ 端末装置
5 情報コード
5’ 広告情報コード
6 印刷媒体
7 携帯端末
20 データベース
21 制御手段
22 通信手段
23 登録手段
24 格納手段
25 コード作成手段
26 印刷手段
27 提供手段
28 更新手段
30 投函データベース
31 投函手段
32 読取確認手段
33 閲覧手段
40 広告データベース
41 広告登録手段
42 広告コード作成手段
43 料金計算手段
44 広告料金計算手段
45 請求料金計算手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報提供者の端末装置から送信された情報を、通信回線を介して情報利用者の携帯端末に送信する情報提供システムであって、
前記情報をデータベースに格納する格納手段と、
前記データベースに格納された前記情報にアクセスするための情報コードを作成するコード作成手段と、
前記情報コードを含む印刷データを生成し、当該印刷データに基づいて前記情報コードを印刷媒体に印刷させる印刷手段と、
前記印刷媒体に印刷された前記情報コードを読み取ることにより、前記データベースに格納された前記情報にアクセスしてきた前記携帯端末に対して、前記データベースに格納された前記情報の少なくとも一部を前記携帯端末に自動的に登録され得るデータ形式で送信する提供手段と、
を含むことを特徴とする情報提供システム。
【請求項2】
前記情報提供者の端末装置から送信された新たな情報によって、前記データベースに格納された前記情報を更新する更新手段をさらに含み、
前記提供手段は、前記データベースに格納された前記更新された情報の少なくとも一部を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項3】
前記提供手段は、前記データベースに格納された前記情報にアクセスしてきた前記携帯端末に対して、前記データベースに格納された前記情報が前記携帯端末に登録されるまでの進行状況に関する画面の情報と、前記データベースに格納された前記情報の少なくとも一部が前記携帯端末に自動的に登録されることの可否を選択させるための画面の情報とを送信し、前記携帯端末に当該情報に基づく画面が表示されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報提供システム。
【請求項4】
前記情報提供者の端末装置から送信された前記印刷媒体の投函日を含む情報を格納する投函データベースと、
前記投函データベースに格納された前記印刷媒体の投函日の情報に基づいて、前記印刷媒体を投函させる投函手段と、
前記投函された印刷媒体に印刷された前記情報コードが、前記投函された印刷媒体を受け取った前記情報利用者の携帯端末によって読み取られると、読み取られた日時を含む読取情報が前記投函データベースに格納される読取確認手段と、
前記投函データベースに格納された前記読取情報を、前記情報提供者の端末装置に送信する閲覧手段と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報提供システム。
【請求項5】
広告情報提供者の端末装置から送信された広告情報を格納する広告データベースと、
前記印刷媒体に前記情報コードと共に印刷される、前記広告データベースに格納された前記広告情報にアクセスするための広告情報コードを作成する広告コード作成手段と、
前記情報コードが印刷された前記印刷媒体を作成するための料金を計算する料金計算手段と、
前記印刷媒体に、さらに前記広告情報コードを印刷することにより、前記印刷媒体を介して前記広告情報を提供するための料金を計算する広告料金計算手段と、
前記料金計算手段および前記広告料金計算手段に基づいて、前記情報提供者に請求する料金を計算する請求料金計算手段と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−271847(P2010−271847A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−122190(P2009−122190)
【出願日】平成21年5月20日(2009.5.20)
【出願人】(592193203)大平印刷株式会社 (2)
【Fターム(参考)】