説明

情報提示装置、情報表示システム、情報提示方法、およびコンピュータプログラム

【課題】リンク先のWebページを開くことなく、ユーザ個々が望む情報を収集可能とすることで、情報収集に要する時間を飛躍的に短縮することにある。
【解決手段】スマートフォンから、情報提示サーバが公開するWebサイトに接続されると、スマートフォンは、まず、情報提示サーバから第1パターンのページ画像データPG1の提示を受けて、検索結果の一覧として詳細度の最も低いページ画像データPG1を表示する。その後、スマートフォンは、ピンチアウト/ピンチインの操作がなされる都度に、その操作に従う倍率に応じた詳細度のページ画像データの提示を情報提示サーバ200から受け、表示されるページ画像データPG1〜PG4の切り替えを行う。このために、操作者は、ピンチアウト/ピンチインの操作を行うだけで、画面に表示される検索結果の一覧に含まれるWebページ毎の説明文の情報量を変更することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テキスト情報や画像情報を含む複数のコンテンツを表示装置に表示させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット上の情報を一覧にして提示する情報提示装置が知られている。情報提示装置の一例としては、検索エンジンによる検索結果の一覧を提示するものがある。検索エンジンでは、検索結果の一部、すなわち、キーワードを含む数行のテキストを、情報端末に提示する(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2009−525548号公報
【0004】
前記検索エンジンから情報の提示を受けて一覧表示を行うクライアントコンピュータでは、それ以上の情報を得るためには、リンク先のWebページを1つ1つ開けてはその内容を確認し、所望の情報が得られない場合は再び検索結果一覧画面に戻るという作業を繰り返すことになる。
【0005】
クライアントコンピュータの一例としてスマートフォンがあるが、この種のスマートフォンには、ピンチアウト/ピンチインの操作が可能なものがある。「ピンチアウト」とは、タッチパネルに2本の指を乗せ、指の間を広げる操作である。画面上の対象物を拡大する際などに行う。「ピンチイン」とは、タッチパネルに2本の指を乗せ、指の間を狭める操作である。画面上の対象物を縮小する際などに行う。ピンチアウトの操作を利用すれば、検索エンジンによる検索結果一覧画面を拡大して、見易くすることができる。しかしながら、あくまでも文字や画像が拡大して見やすくなるだけで、得られる情報量は変わらない。このため、より多くの情報を得るためには、結局は、リンク先のWebページを1つ1つ開けていくことになる。
【0006】
上記のことから、従来技術によれば、情報提示を受けるユーザは、望む情報を得るには、リンク先のWebページを1つ1つ開ける操作が必要となり、ユーザにとっては、情報を得るための操作が煩雑で面倒であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、リンク先のWebページを1つ1つ開ける操作を行わずに、ユーザ個々が望む情報を得られるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
【0009】
[適用例1] テキスト情報や画像情報を含む複数のコンテンツの各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる表示制御部と、複数の前記ページデータを記憶するページデータ記憶部とを含んでなり、
所定の指示を受けた場合、前記複数のページデータの中から前記所定の指示に対応する他のページデータを前記ページデータ記憶部から読み出し、該読み出したページデータを前記表示装置に表示させる、情報提示装置。
【0010】
適用例1に係る情報提示装置によれば、各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータが、表示装置に表示されることになる。そして、表示装置にページデータが表示された状態で、所定の指示を受けたときに、該指示に対応する他のページデータに、表示装置の表示が切り替えられる。ページデータのそれぞれには、各コンテンツが画像化された画像部分が複数含まれることから、操作者は、所定の指示を行うだけで、各コンテンツの情報を得ることができる。すなわち、操作者は、各コンテンツを1つ1つ開ける操作を行わずに、望む情報を得ることができる。
【0011】
[適用例2] 適用例1に記載の情報提示装置であって、前記所定の指示は、前記表示装置に表示された前記ページデータに対する拡大率を示す指示である、情報提示装置。
【0012】
この構成によれば、操作者は、ページデータに対する拡大率を示す指示を行うことで、コンテンツの情報が増加したページデータに、表示を切り替えることができ、縮小の指示(前記他指示)を受けたときには、コンテンツ毎の画像部分に表されるテキスト情報の情報量が減少したページデータに、表示を切り替えることができる。
【0013】
[適用例3] 適用例1または適用例2に記載の情報提示装置であって、前記表示装置としての携帯端末から送信されたキーワードを受け取ると、該キーワードを含む情報の検索を検索エンジンに依頼する検索依頼部と、前記検索エンジンから、Webページを個別に示す1または複数のWebページ情報を含む検索結果を受け取る検索結果受信部とを備え、前記表示制御部は、前記各Webページ情報を、前記各コンテンツとして、画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを前記表示装置に表示させる前記表示を実行させる、情報提示装置。
【0014】
この構成によれば、既存の検索エンジンを利用して、携帯端末に適した検索サービスを提供することができる。
【0015】
[適用例4] 適用例3に記載の情報提示装置であって、前記表示制御部は、前記検索結果受信部により受け取った検索結果の各Webページ情報を分類し、各分類されたグループ毎のグループ別画像データを、個々に前記表示更新部により更新がなされる前記ページデータとして生成し、各グループ別画像データを配列したページを前記表示装置に表示させる、情報提示装置。
【0016】
この構成によれば、検索結果がグループに別に分類して表示されることから、情報収集が容易である。その上、所定の指示により、望む情報に辿り着くことが可能である。これらのことから、検索を、より一層、素早く行うことが可能となる。
【0017】
[適用例5] テキスト情報や画像情報を含む複数のコンテンツの各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる表示制御部と、複数の前記ページデータを記憶するページデータ記憶部とを含んでなり、
所定の指示を受けた場合、前記複数のページデータの中から前記所定の指示に対応する他のページデータを前記ページデータ記憶部から読み出し、該読み出したページデータを前記表示装置に表示させる、情報表示システム。
【0018】
[適用例6] テキスト情報や画像情報を含む複数のコンテンツの各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる表示制御部と、複数の前記ページデータを記憶するページデータ記憶部とを含むコンピュータを
所定の指示を受けた場合、前記複数のページデータの中から前記所定の指示に対応する他のページデータを前記ページデータ記憶部から読み出し、該読み出したページデータを前記表示装置に表示させる、
ように制御する、情報提示方法。
【0019】
[適用例7] コンピュータに
テキスト情報や画像情報を含む複数のコンテンツの各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる機能と、複数の前記ページデータを記憶する機能と
を実現させるとともに、
前記表示させる機能は、
所定の指示を受けた場合、前記複数のページデータの中から前記所定の指示に対応する他のページデータを前記ページデータ記憶部から読み出し、該読み出したページデータを前記表示装置に表示させる機能を含む、コンピュータプログラム。
【0020】
適用例5に係る情報表示システム、適用例6に係る情報提示方法、および適用例7に係るコンピュータプログラムによれば、適用例1に係る情報提示装置と同様に、操作者は、各コンテンツを1つ1つ開ける操作を行わずに、望む情報を得ることができる。
【0021】
さらに、本発明は、下記の適用例8ないし適用例18としても実現することが可能である。
【0022】
[適用例8] テキスト情報をそれぞれ含む複数のコンテンツを、表示装置に表示させる情報提示装置であって、
前記テキスト情報の情報量を削減して前記各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを前記表示装置に表示させる表示制御部を備え、
前記表示制御部は、
前記表示装置に前記ページデータが表示された状態で、所定の指示を受けたときに、前記ページデータの前記各画像部分に用いられる前記テキスト情報の情報量を、前記所定の指示を受ける前より増加して、前記ページデータの生成を行い、前記生成されたページデータでもって前記表示装置の表示を更新させる表示更新部を備える、情報提示装置。
【0023】
適用例8に係る情報提示装置によれば、各コンテンツのテキスト情報の一部分を画像化した画像部分を含むページデータが、表示装置に表示されることになる。そして、表示装置にページデータが表示された状態で、所定の指示を受けたときに、コンテンツ毎の前記画像部分に表されるテキスト情報の情報量が増加したページデータに、表示装置の表示が切り替えられる。このために、所定の指示を受ける都度に、コンテンツ毎の情報量が増加したページデータに順次、表示装置の表示が更新されることになる。換言すれば、操作者は、前記所定の指示を行うことで、画面に表示されるコンテンツ毎の情報量を変更することができる。したがって、適用例1に係る情報提示装置によれば、操作者は、所定の指示を行うだけで、自分が望む情報に辿り着くことが可能となることから、情報収集を素早く行うことができる。
【0024】
[適用例9] 適用例8に記載の情報提示装置であって、前記表示更新部は、前記表示装置に前記ページデータが表示された状態で、前記所定の指示とは異なる他指示を受けたときに、前記ページデータの前記各画像部分に用いられる前記テキスト情報の情報量を、前記他指示を受ける前より減少して、前記ページデータの生成を行い、前記生成されたページデータでもって前記表示装置の表示を更新させる、情報提示装置。
【0025】
この構成によれば、ページデータに対する拡大と縮小の両方の指示を受けることができ、拡大の指示(前記所定の指示)を受けたときには、コンテンツ毎の画像部分に表されるテキスト情報の情報量が増加したページデータに、表示を切り替えることができ、縮小の指示(前記他指示)を受けたときには、コンテンツ毎の画像部分に表されるテキスト情報の情報量が減少したページデータに、表示を切り替えることができる。
【0026】
[適用例10] 適用例8または適用例9に記載の情報提示装置であって、前記ページデータについて、前記各画像部分に用いられる前記テキスト情報の情報量を異ならせた複数のページデータを記憶するページデータ記憶部を備え、前記所定の指示は、前記表示装置に表示された前記ページデータに対する拡大率を示す指示であり、前記表示制御部は、前記所定の指示を受ける都度に、前記ページデータ記憶部に記憶された複数のページデータの中から、前記拡大率に基づいて選択される一のページデータを読み出して、該読み出したページデータを前記表示装置に表示させる、情報提示装置。
【0027】
この構成によれば、所定の指示を受けたときには、記憶部に予め記憶された複数のページデータの中から1つを読み出すだけで済むことから、所定の指示を受けたときの表示の更新を素早く行うことができる。
【0028】
[適用例11] 適用例8または適用例9に記載の情報提示装置であって、前記表示制御部は、前記所定の指示を受ける都度に、前記テキスト情報の情報量を増加して前記ページデータの生成を行い、該生成されたページデータを前記表示装置に表示させる構成を備える、情報提示装置。
【0029】
この構成によれば、所定の指示を受ける都度に、ページデータの生成がなされることになる。このため、データの記憶容量が少なくて済む。
【0030】
[適用例12] 適用例8ないし適用例11のいずれかに記載の情報提示装置であって、前記表示装置としてのスマートフォンから送信された検索キーワードを受け取ると、該検索キーワードを検索エンジンに渡して該検索キーワードを含む情報の検索を検索エンジンに依頼する検索依頼部と、前記検索エンジンから、Webページを個別に示す1または複数のWebページ情報を含む検索結果を受け取る検索結果受信部とを備え、前記表示制御部は、前記各Webページ情報を前記各コンテンツとして、前記表示を実行させる、情報提示装置。
【0031】
この構成によれば、既存の検索エンジンを利用して、スマートフォンに適した検索サービスを提供することができる。
【0032】
[適用例13] 適用例12に記載の情報提示装置であって、前記表示制御部は、前記検索結果受信部により受け取った検索結果の各Webページ情報を分類し、各分類されたグループ毎のグループ別画像データを、個々に前記表示更新部により更新がなされる前記ページデータとして生成し、各グループ別画像データを配列したページを前記表示装置に表示させる構成である、情報提示装置。
【0033】
この構成によれば、検索結果がグループに別に分類して表示されることから、情報収集が容易である。その上、所定の指示により、望む情報に辿り着くことが可能である。これらのことから、検索を、より一層、素早く行うことが可能となる。
【0034】
[適用例14] 前記ページにおける前記各グループ別画像データの配列を、縦方向に複数、横方向に複数並ぶものとした、適用例13に記載の情報提示装置。この構成によれば、各グループ別画像データの視認性に優れている。
【0035】
[適用例15] 前記所定の指示は、ピンチアウトの操作に従う指示である、適用例8ないし適用例14のいずれかに記載の情報提示装置。この構成によれば、ピンチアウトの操作により、表示画像の更新を行うことができる。
【0036】
[適用例16] テキスト情報をそれぞれ含む複数のコンテンツを表示する情報表示システムであって、
前記表示のための表示部と、
前記テキスト情報の情報量を削減して前記各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを前記表示部に表示させる表示制御部と
を備え、
前記表示制御部は、
前記表示部に前記ページデータが表示された状態で、所定の指示を受けたときに、前記ページデータの前記各画像部分に用いられる前記テキスト情報の情報量を、前記所定の指示を受ける前より増加して、前記ページデータの生成を行い、前記生成されたページデータでもって前記表示部の表示を更新させる表示更新部を備える、情報表示システム。
【0037】
[適用例17] テキスト情報をそれぞれ含む複数のコンテンツを、表示装置に表示させる情報提示方法であって、
前記テキスト情報の情報量を削減して前記各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる工程を備え、
前記工程は、
前記表示装置に前記ページデータが表示された状態で、所定の指示を受けたときに、前記ページデータの前記各画像部分に用いられる前記テキスト情報の情報量を、前記所定の指示を受ける前より増加して、前記ページデータの生成を行い、前記生成されたページデータでもって前記表示装置の表示を更新させる工程を備える、情報提示方法。
【0038】
[適用例18] テキスト情報をそれぞれ含む複数のコンテンツを、表示装置に表示させるためのコンピュータプログラムであって、
前記テキスト情報の情報量を削減して前記各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる機能を、コンピュータに実現させると共に、
前記機能は、
前記表示装置に前記ページデータが表示された状態で、所定の指示を受けたときに、前記ページデータの前記各画像部分に用いられる前記テキスト情報の情報量を、前記所定の指示を受ける前より増加して、前記ページデータの生成を行い、前記生成されたページデータでもって前記表示装置の表示を更新させる機能を含む、コンピュータプログラム。
【0039】
適用例16に係る情報表示システム、適用例17に係る情報提示方法、および適用例18に係るコンピュータプログラムによれば、適用例8に係る情報提示装置と同様に、操作者は、所定の指示の発行をコントロールすることだけで、自分が望む情報に辿り着くことが可能となることから、情報収集を素早く行うことができる。
【0040】
さらに、本発明は、前記適用例1ないし適用例18以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、適用例7、18に係るコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態でとしての形態等で実現することが可能である。記録媒体としては、例えば、磁気ディスクや光ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の第1実施例としてのWebページ検索システム10の概略構成を示す説明図である。
【図2】情報提示サーバ200とスマートフォン400とで実行される検索に関わる各処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図3】情報提示サーバ200とスマートフォン400とで実行される検索に関わる各処理の後半部分を示すフローチャートである。
【図4】検索ページSPの一例を示す説明図である。
【図5】検索サーバ100から送られてくる検索結果データSDを示す説明図である。
【図6】詳細度が相違する複数パターンのページ画像データPG1〜PG4の一例を示す説明図である。
【図7A】第2実施例における第1パターンの表示画面PP1を例示する説明図である。
【図7B】第2パターンの表示画面PP2を例示する説明図である。
【図7C】第3パターンの表示画面PP3を例示する説明図である。
【図7D】第4パターンの表示画面PP4を例示する説明図である。
【図8】都市毎に生成される4種類の画像データPC1〜PC4を例示する説明図である。
【図9】第3実施例におけるスマートフォンに表示される検索結果を例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら、実施例に基づき説明する。
【0043】
A.第1実施例:
A−1.システム全体の構成:
図1は、本発明の第1実施例としてのWebページ検索システム10の概略構成を示す説明図である。図示するように、Webページ検索システム10は、検索サーバ100と、情報提示サーバ200と、基地局300と、携帯電話端末としてのスマートフォン400とを含んでいる。検索サーバ100と、情報提示サーバ200と、基地局300とは、インターネットINTを介して通信可能に接続されている。スマートフォン400は、基地局300との間でデータ通信を行うことで、インターネットINTに接続することが可能となる。
【0044】
検索サーバ100は、インターネットINT上に多数公開されているWebページを検索する検索サービスを提供するためのコンピュータである。例えばGoogle(登録商標)、Yahoo!(登録商標)等の検索Webページを公開する検索サーバが該当する。
【0045】
図示するように、検索サーバ100は、検索エンジン110を備える。検索エンジン110は、ソフトウェア(ロボット)を利用してインターネットINT上のWebサイトを巡回し、Webページを自動収集する。収集方法としては、自動収集の他、ディレクトリ型と呼ばれる手動収集等であってもよい。検索エンジン110は、前記収集したWebページを解析して、キーワードごとに整理、分類し、さらにインデックス(索引)を作成し、それらをデータベース120に蓄積する。インデックスは、Webページを検索エンジン的に分解して作成するもので、キーワード、Webページの場所(例えばURL)、Webページの更新日、テキスト情報、画像情報等を含む。
【0046】
検索サーバ100は、通常は、クライアントコンピュータ(図示せず)からインターネットINTを介して検索キーワードを受け取ると、その検索キーワードを検索エンジン110に渡して該検索キーワードを含むWebページの検索を検索エンジン110に指示する。検索エンジン110は、検索キーワードに合致するインデックスをデータベース120から検索する。検索サーバ100は、検索エンジン110の検索結果を、インターネットINTを介して、検索依頼元のクライアントコンピュータに送信する。この結果、Webページを検索する検索サービスを、クライアントコンピュータで受けることができる。
【0047】
スマートフォン400は、携帯電話と携帯情報端末(PDA)を融合した携帯端末である。スマートフォンの構成は周知であることから、ここでは詳しく説明しないが、本実施例のスマートフォン400の特徴は、図示するように、マルチタッチに対応するタッチセンサ式表示パネル402を備えることである。タッチセンサ式表示パネル402は、液晶表示パネル402aと、液晶表示パネル402に付加されたタッチセンサ402bとを含む。タッチセンサ式表示パネル402と接続されるCPU410は、タッチセンサ402bの出力信号からピンチアウト/ピンチインの操作を検知し、ピンチアウト/ピンチインの操作に応じて、液晶表示パネル402aに表示された画像を拡大/縮小する。スマートフォン400は、具体的には、例えば、アップル社製のiPhone(登録商標)等が該当する。スマートフォン400は、適用例1における「表示装置」に相当する。
【0048】
スマートフォン400は、前述したクライアントコンピュータにもなりうる。すなわち、スマートフォン400は、検索サーバ100が公開するWebサイトに接続することで、検索サーバ100が提供する前述した検索サービスを受けることができる。
【0049】
情報提示サーバ200は、検索サーバ100と同様に、Webページを検索する検索サービスを提供するためのコンピュータである。ただし、情報提示サーバ200は、Webページの検索そのものは検索サーバ100に依頼し、検索サーバ100から送られてくる検索結果を、検索サーバ100とは異なった表示態様、すなわち、スマートフォンに適した表示態様で提示する。
【0050】
図示するように、情報提示サーバ200は、通信部210と、中央演算回路(CPU)220と、RAMやROM等の内部記憶部230と、外部記憶部としてのハードディスクドライブ(HDD)240とを備えている。通信部210は、インターネットINTと基地局300を介してスマートフォン400と通信を行うことができ、また、インターネットINTを介して検索サーバ100と通信を行うことができる。
【0051】
内部記憶部230には、Webページ検索結果の提示用のコンピュータプログラム232と、検索サーバ100用に用意したAPI(Application Program Interface)234が記憶されている。情報提示サーバ200は、API234を備えることで、検索サーバ100の検索結果を利用することが可能となる。API234は、検索サーバ100から提供を受ける構成としてもよいし、情報提示サーバ200の所有者が独自で作成する構成としてもよい。コンピュータプログラム232は、使用しないときは、HDD240に格納され、使用時に、HDD240から読み出されて、内部記憶部230に格納される。CPU220は、このコンピュータプログラムを実行することで、表示更新部222aを含む表示制御部222を機能的に実現することになる。表示制御部222、表示更新部222aについては、後ほど詳述する。
【0052】
A−2.スマートフォンの検索に関わる処理:
図2および図3は、情報提示サーバ200とスマートフォン400とで実行される検索に関わる各処理を示すフローチャートである。図2は各処理の前半部分であり、図3は各処理の後半部分である。図中右側のフローチャートは、情報提示サーバ200側で実行されるWebページ検索結果提示処理を示す。図中左側のフローチャートは、スマートフォン400側で実行される検索依頼・表示処理を示す。
【0053】
スマートフォン400に備えられるCPU(以下「スマートフォンCPU」と呼ぶ)410は、情報提示サーバ200が公開するWebサイトに接続して、検索依頼・表示処理を実行開始する。スマートフォンCPUは、まず、接続時に情報提示サーバ200から送られてくる検索ページを、表示パネル402に表示する(ステップS110)。
【0054】
図4は、検索ページSPの一例を示す説明図である。図示するように、スマートフォン400の表示パネル402に、検索ページSPが表示される。検索ページSPは、検索キーワードの入力欄KFと、検索の実行を指示する[検索]ボタンBTとを含む。操作者は、入力欄KFに例えば「△△」といった検索キーワードを入力し、次いで、[検索]ボタンBTをタッチすることにより、検索キーワードを含むWebページの検索を指示する。
【0055】
図2の左側の検索依頼・表示処理において、スマートフォンCPU410は、ステップS110の実行後、上述した操作者による検索キーワードを含む検索指示を受け付ける処理を行い(ステップS120)、次いで、その入力された検索キーワードを、情報提示サーバ200に向けて送信する(ステップS130)。
【0056】
情報提示サーバCPU220は、接続されたスマートフォン400に対して検索ページを送信後、Webページ検索結果提示処理を実行開始する。情報提示サーバCPU220は、まず、スマートフォン400から基地局300、インターネットINTを介して送られてくる検索キーワードを受信したか否かを判定し(ステップS210)、受信されない場合にはステップS210を繰り返して受信されるのを待つ。ステップS210で検索キーワードを受信したと判定されると、情報提示サーバCPU220は、その検索キーワードを検索サーバ100に向けて転送する(ステップS220)。
【0057】
検索サーバ100は、情報提示サーバ200からインターネットINTを介して送られてくる検索キーワードを受け取ると、該検索キーワードを含むWebページの検索を行い、その検索結果を示す検索結果データを情報提示サーバ200に送る。ここで言うWebページの検索は、先に説明した、クラインアントコンピュータからの依頼に従って情報提示サーバ200が行う検索処理と同様のもので、検索キーワードに合致するインデックスをデータベース120(図1)から検索するものである。検索サーバ100は、検索エンジン110の検索結果を、インターネットINTを介して情報提示サーバ200に送信する。
【0058】
図5は、検索サーバ100から送られてくる検索結果データSDを示す説明図である。検索結果データSDは、Webページを個別に示す1または複数のWebページ情報dwの集合である。各Webページ情報dwは、検索サーバ100により、検索キーワードに合致したとしてデータベース120から選択された各インデックスから生成されるデータであり、各インデックスの少なくとも一部のデータによって構成されたものである。詳細には、図示するように、各検索Webページ情報dwは、[キーワード]項目d1と、[Webページの場所]項目d2と、[Webページの更新日]項目d3と、[テキスト情報]項目d4と、[サムネイル]項目d5とから構成される。
【0059】
[キーワード]項目d1は、Webページの検索のためのキーワードを格納するためのフィールドである。このキーワードが検索キーワードと合致したものとなっている。[Webページの場所]項目d2は、Webページの場所を表すURL等を格納するためのフィールドである。[Webページの更新日]項目d3は、Webページの更新日を格納するためのフィールドである。
【0060】
[テキスト情報]項目d4は、Webページを表すテキスト情報を格納するためのフィールドであり、Webページのタイトルを格納するための[タイトル]項目d41と、Webページの内容の要約を格納するための[要約]項目d42とを含む。図中の吹き出しに、[タイトル]項目d41と[要約]項目d42に格納される各内容の一例を記載した。
【0061】
[サムネイル]項目d5は、Webページに含まれる代表的な画像データのサムネイルを格納するためのフィールドである。代表的な画像データは、例えば、Webページにおけるキーワード近傍の画像データである。なお、画像データが含まれないWebページの場合、[サムネイル]項目d5には何も格納されない。
【0062】
前述した検索結果データSDを構成する各Webページ情報dwが、適用例1における「コンテンツ」に相当する。すなわち、情報提示サーバ200は、各Webページ情報dwをスマートフォン400に表示させる情報提示装置として機能する。
【0063】
図2の右側のWebページ検索結果提示処理において、情報提示サーバCPU220は、ステップS230の実行後、ステップS230で受信した検索結果データSDに基づいてページ画像データを生成する処理を実行する(ステップS240)。ページ画像データは、検索結果データSDに含まれる1または複数の検索Webページ情報dwの一覧を示すページのデータであり、ステップS240では、詳細度が相違する複数パターンのページ画像データを生成する。この生成された複数パターンのページ画像データは、内部記憶部230、HDD240等の記憶部(ページデータ記憶部)に一旦格納する。
【0064】
図6は、詳細度が相違する複数パターンのページ画像データPG1〜PG4の一例を示す説明図である。図示の例では、第1パターンから第4パターンまでの4つのパターンのページ画像データPG1〜PG4が生成されるものとしている。第1パターンから第4パターンまで順に詳細度が高くなっている。図示の例は、検索キーワードが「△△」である場合の検索結果データSDに従うものである。
【0065】
図6(a)に示すように、第1パターンのページ画像データPG1は、検索Webページ情報dwの毎にタイトルだけを並べたページの画像データである。すなわち、ステップS240では、情報提示サーバCPU220は、検索Webページ情報dw毎に、[タイトル]項目d41からタイトル(テキスト情報)を読み出し、その読み出したテキスト情報を画像化した画像部分を含むページ画像データを、第1パターンのページ画像データPG1として生成する。
【0066】
図6(b)に示すように、第2パターンのページ画像データPG2は、検索Webページ情報dwの毎にタイトルと要約の最初の文を並べたページの画像データである。すなわち、ステップS240では、情報提示サーバCPU220は、検索Webページ情報dw毎に、[タイトル]項目d41からタイトル(テキスト情報)を、[要約]項目d42から要約の最初の文(テキスト情報)だけをそれぞれ読み出し、その読み出した両テキスト情報を画像化した画像部分を含むページ画像データを、第2パターンのページ画像データPG2として生成する処理も行う。
【0067】
図6(c)に示すように、第3パターンのページ画像データPG3は、検索Webページ情報dwの毎にタイトルと要約の全文を並べたページの画像データである。すなわち、ステップS240では、情報提示サーバCPU220は、検索Webページ情報dw毎に、[タイトル]項目d41からタイトル(テキスト情報)を、[要約]項目d42から要約の全文(テキスト情報)をそれぞれ読み出し、その読み出した両テキスト情報を画像化した画像部分を含むページ画像データを、第3パターンのページ画像データPG3として生成する処理も行う。
【0068】
図6(d)に示すように、第4パターンのページ画像データPG4は、検索Webページ情報dwの毎にタイトルと要約の全文と画像データとを並べたページの画像データである。すなわち、ステップS240では、情報提示サーバCPU220は、検索Webページ情報dw毎に、[タイトル]項目d41からタイトル(テキスト情報)を、[要約]項目d42から要約の全文(テキスト情報)を、[サムネイル]項目d5からサムネイルをそれぞれ読み出し、その読み出した両テキスト情報を画像化した画像部分とサムネイルによる画像部分を含むページ画像データを、第4パターンのページ画像データPG4として生成する処理も行う。
【0069】
すなわち、第1パターンではテキスト情報のうちのタイトルだけを含み、第2パターンではテキスト情報のうちのタイトルと要約の最初の文を含み、第3パターンではテキスト情報のうちのタイトルと要約の全文(すなわち、テキスト情報の全て)を含み、第4パターンではテキスト情報の全てとサムネイルとを含む。このため、第1パターンから第3パターンまでは、順にテキスト情報の情報量が多くなり、第4パターンでは、第3パターンに比べて、サムネイルが追加された分だけさらに情報量が多くなる。したがって、第1パターンから第4パターンまで順に詳細度が高くなっている。なお、詳細度が高くなった分だけ、第1パターンから第4パターンまで順に画像サイズも順に大きくなっている。
【0070】
図2に戻り、ステップS240で、前記第1〜第4パターンのページ画像データPG1〜PG4qが生成されると、次いで、情報提示サーバCPU220は、第1〜第4パターンのページ画像データPG1〜PG4qの内から最も詳細度の低い第1パターンのページ画像データPG1をそれらの格納場所である記憶部から読み出して、その読み出したページ画像データPG1を、スマートフォン400に向けて送信する(ステップS250)。
【0071】
図2の左側の検索依頼・表示処理において、スマートフォンCPU410は、情報提示サーバ200からインターネットINTを介して送られてくる第1パターンのページ画像データPG1を受信して(ステップS140)、第1パターンのページ画像データPG1を表示パネル402に表示する(ステップS150)。その後、スマートフォンCPU410は、図3のステップS160に進む。
【0072】
ステップS160では、スマートフォンCPU410は、表示パネル402に表示されたページ画像データ(最初は、第1パターンのページ画像データPG1であるが順次更新される)に対して、操作者によるピンチアウトまたはピンチインの操作があるか否かを判定する。ここで、ピンチアウト/ピンチインのいずれの操作もないと判定されたときには、スマートフォンCPU410は、ステップS194に処理を進めて、この検索依頼・表示処理を終了する指示を受けたか否かを判定する。ここで、終了する指示を受けていないと判定された場合には、ステップS160に処理を戻して、操作者によりピンチアウトまたはピンチインの操作がなされるのを待つ。上記終了する指示は、例えば、検索ページSPを閉じる指示である。
【0073】
ステップS160でピンチアウトまたはピンチインの操作があると判定された場合には、スマートフォンCPU410は、表示パネル402に表示されたページ画像データに対して今回までに操作されたピンチアウトまたはピンチインの絶対倍率ASを算出する処理を行う(ステップS170)。ピンチアウトまたはピンチインの操作は、表示パネル402に表示されたページ画像データに対して、必要に応じて操作者により複数回実行されることもあるが、その場合には、それぞれの操作による拡大/縮小率に基づいて、元のページ画像データ(=第1パターンのページ画像データPG1)に対して最終的に何倍の倍率となったかを求める。この元のページ画像データに対する最終的な倍率が絶対倍率ASである。
【0074】
例えば、第1回目のピンチアウトによる拡大率が1.2倍であり、第2回目のピンチアウトによる拡大率が1.2倍である場合には、絶対倍率ASは1.2×1.2=1.44倍となる。第1回目のピンチアウトによる拡大率が1.4倍であり、第2回目のピンチインによる縮小率が0.9倍である場合には、絶対倍率ASは1.4×0.9=1.26倍となる。なお、第1回目のピンチアウトまたはピンチインの操作では、その第1回目の拡大/縮小率がそのまま絶対倍率ASとなる。また、絶対倍率ASが1.0を下回るような、ピンチインの操作は元のページ画像データよりは縮小されることはない。例えば、第1回目におけるピンチインの操作は、縮小率が1.0を下回ることから受け付けない構成となっている。ピンチアウトまたはピンチインの操作による拡大/縮小率は、表示パネル402上の2本の指の位置を検出し、2本の指の間隔の変化から求めることができる。
【0075】
ステップS170の実行後、スマートフォンCPU410は、ステップS170で求めた絶対倍率ASを、情報提示サーバ200に向けて送信する(ステップS180)。
【0076】
情報提示サーバCPU220は、スマートフォン400から基地局300、インターネットINTを介して送られてくる絶対倍率ASを受信したか否かを判定し(ステップS260)、受信されない場合にはステップS260を繰り返して受信されるのを待つ。ステップS260で絶対倍率ASを受信したと判定されると、情報提示サーバCPU220は、ステップS240により記憶部に記憶した第1ないし第4のページ画像データPG1〜PG4の内から、絶対倍率ASに応じたページ画像データを読み出して(ステップS270)、その読み出したページ画像データを、スマートフォン400に向けて送信する(ステップS280)。
【0077】
ステップS270では、例えば、絶対倍率ASが1倍以上かつ2倍未満であるときには、第1パターンのページ画像データPG1が選択される。第1回目のピンチアウト/ピンチインの操作で、倍率が2倍未満であるときには、ページ画像データに変更がないことになる。絶対倍率ASが2倍以上かつ3倍未満であるときには第2パターンのページ画像データPG2が選択され、絶対倍率ASが3倍以上かつ4倍未満であるときには第3パターンのページ画像データPG3が選択され、絶対倍率ASが4倍以上であるときには第4パターンのページ画像データPG4が選択される。
【0078】
すなわち、ステップS270の処理によれば、ピンチアウト/ピンチインの絶対倍率ASに応じた詳細度を持つページ画像データ選択される。詳しくは、絶対倍率ASが大きいほど、詳細度が高いページ画像データが選択される。
【0079】
スマートフォンCPU410は、ステップS280により送信された、情報提示サーバ200からインターネットINTを介して送られてくるページ画像データを受信して(ステップS190)、そのページ画像データを表示パネル402に表示する(ステップS192)。すなわち、表示パネル402に表示されるページ画像を、ステップS190で受信した新たなページ画像データに切り替えられる。その後、スマートフォンCPU410は、ステップS194に進む。ステップS194で、検索依頼・表示処理を終了する指示を受けたと判定された場合には、「END」に抜けて、検索依頼・表示処理を終了する。
【0080】
なお、スマートフォン400で、ピンチアウト/ピンチインの操作を受けて切り替えられるページ画像データPG1〜PG4は、図6にも示したように、情報量が相違する、すなわち詳細度が相違するものであり、本実施例では、ピンチアウト/ピンチインの操作を受けても、通常のピンチアウト/ピンチイン時の画面変化、すなわち画面上の文字や画像が拡大/縮小する変化は起こらないものとしている。また、ページ画像データPG1〜PG4は、表示パネル402に一度に表示される必要はなく、スクロール操作に従って一部分ずつ順に表示されるようにしてもよい。
【0081】
図中の右側のWebページ検索結果提示処理において、情報提示サーバCPU220は、ステップS280の処理の実行後、Webページ検索結果提示処理を終了する指示を受けたか否かを判定する。ここで、終了する指示を受けていないと判定された場合には、ステップS260に処理を戻して、次の絶対倍率ASが受信されるのを待つ。終了する指示を受けたと判定された場合には、「END」に抜けて、Webページ検索結果提示処理を終了する。上記終了する指示は、例えば、スマートフォン400側から送られてくる、情報提示サーバ200との間の接続を切断する指示である。
【0082】
情報提示サーバCPU220が、以上のように構成されたWebページ検索結果提示処理を実行することで、表示制御部222(図1)を機能的に実現する。特に、Webページ検索結果提示処理におけるステップS260ないしS280の処理を実行することで、表示更新部222a(図1)を機能的に実現する。
【0083】
A−3.実施例効果:
以上説明した第1実施例のWebページ検索システム10によれば、スマートフォン400から、情報提示サーバ200が公開するWebサイトに接続されると、スマートフォン400は、まず、情報提示サーバ200から第1パターンのページ画像データPG1の提示を受けて、検索結果の一覧として詳細度の最も低いページ画像データPG1を表示する。その後、スマートフォン400は、ピンチアウト/ピンチインの操作がなされる都度に、ピンチアウト/ピンチインの操作に従う倍率に応じた詳細度のページ画像データの提示を情報提示サーバ200から受け、表示されるページ画像データの切り替えを行う。このために、スマートフォン400の操作者は、ピンチアウト/ピンチインの操作を行うだけで、画面に表示される検索結果の一覧に含まれるWebページ毎の説明文の情報量を変更することができる。したがって、操作者は、ピンチアウト/ピンチインの操作を行うだけで、自分が望む情報に辿り着くことが可能となることから、検索を素早く行うことができる。換言すれば、操作者は、Webページを1つ1つ開ける操作を行わずに、望む情報を得ることができる。
【0084】
また、本実施例では、第1〜第4パターンのページ画像データPG1〜PG4を予め作成しておいて、ピンチアウト/ピンチインの操作を受ける都度に複数のページ画像データの中から1つを表示画像として選択する構成としていることから、ピンチアウト/ピンチインの操作を受けたときの表示の更新を素早く行うことができる。
【0085】
B.第2実施例:
本発明の第2実施例は、天気予報を検索するシステムである。このシステムは、第1実施例と似通ったシステム構成とすることで実現することができる。本実施例では、第1実施例における図1において、検索サーバ100を、天気予報情報を配信する天気予報情報配信サーバに替え、情報提示サーバ200を、天気予報情報配信サーバから送られてくる天気予報情報を利用する構成とすることで、スマートフォンに適した表示態様で天気予報情報をスマートフォン400に表示させる。
【0086】
図7Aないし図7Bは、スマートフォン400に表示される天気予報の検索結果を例示する説明図である。図7Aは第1パターンの表示画面PP1を、図7Bは第2パターンの表示画面PP2を、図7Cは第3パターンの表示画面PP3を、図7Dは第4パターンの表示画面PP4をそれぞれ示す。第1パターンから第4パターンまで順に詳細度が高くなっている。
【0087】
図7Aに示す第1パターンの表示画面PP1は、情報提示サーバ200が公開するWebサイトに接続した時の初期画面である。図示するように、日本地図と共に、各都市の今日の天気が天気マークによって示されている。
【0088】
図7Bに示す第2パターンの表示画面PP2には、図7Aよりも拡大された地図(表示範囲は狭い)とともに、各都市についての今日の天気と、今日の温度(最大温度もしくは最低温度)とが示されている。
【0089】
図7Cに示す第3パターンの表示画面PP3には、図7Bよりも拡大された地図(表示範囲は狭い)とともに、各都市についての今日の天気と、今日の温度(最大温度もしくは最低温度)と、今日の湿度(所定時間の湿度)とが示されている。
【0090】
図7Dに示す第4パターンの表示画面PP4には、図7Cよりも拡大された地図(表示範囲は狭い)とともに、各都市についての今日の天気と、今日の温度(最大温度もしくは最低温度)と、今日の湿度(所定時間の湿度)と、明日の天気の予測を示す明日予測情報とが示されている。
【0091】
図7Aないし図7Dに示す各表示画面PP1〜PP4は、情報提示サーバ200から、各表示画面PP1〜PP4に対応したページデータの提示を受けることで表示される。情報提示サーバ200がどのようにしてページデータの提示を行なっているかを、次に説明する。
【0092】
情報提示サーバ200は、スマートフォン400から、情報提示サーバ200が公開するWebサイトへの接続があると、まず、天気予報情報配信サーバである検索サーバ100から、最新の日本全国における主要な各都市についての天気予報情報を取得し、都市毎に前記4つのパターンに対応する4種類の画像データを生成する。前記検索サーバ100から送られてくる都市毎の天気予報情報は、テキスト情報により構成され、適用例1における「コンテンツ」に相当する。
【0093】
図8は、都市毎に生成される4種類の画像データを例示する説明図である。図8(a)に示す第1種類の画像データPC1は、前記第1のパターン(図7A参照)に対応したもので、都市名と天気マークが並んだものである。この画像データPC1は、天気予報情報に含まれる都市名と今日の天気を表す各テキスト情報を画像化したものである。
【0094】
図8(b)に示す第2種類の画像データPC2は、前記第2のパターン(図7B参照)に対応したもので、都市名と天気マークと今日の温度が並んだものである。この画像データPC2は、天気予報情報に含まれる都市名と今日の天気と今日の温度を表す各テキスト情報を画像化したものである。
【0095】
図8(c)に示す第3種類の画像データPC3は、前記第3のパターン(図7C参照)に対応したもので、都市名と天気マークと今日の温度と今日の湿度が並んだものである。この画像データPC3は、天気予報情報に含まれる都市名と今日の天気と今日の温度と今日の湿度を表す各テキスト情報を画像化したものである。
【0096】
図8(d)に示す第4種類の画像データPC4は、前記第4のパターン(図7D参照)に対応したもので、都市名と天気マークと今日の温度と今日の湿度と明日予測情報とが並んだものである。この画像データPC4は、天気予報情報に含まれる都市名と今日の天気と今日の温度と今日の湿度を表す各テキスト情報を画像化したものである。
【0097】
情報提示サーバ200は、第1〜第4種類の画像データPC1〜PC4を都市毎に生成し、HDD240(または内部記憶部230)に一旦格納する。その後、情報提示サーバ200は、スマートフォン400から、ピンチアウト/ピンチインの操作に従う検索地域(ピンチアウト/ピンチインの操作に従って表示パネルに表示される範囲)と、第1実施例と同様のピンチアウト/ピンチインの絶対倍率ASとを受信し、前記検索地域に含まれる都市であり、かつ絶対倍率ASに応じた種類である画像データPC1〜PC4をHDD240から選択する。第1実施例と同様に2倍、3倍、4倍を閾値として、第1〜第4種類の画像データPC1〜PC4のいずれかを選択する。その後、情報提示サーバ200は、前記選択された各都市の画像データを配列したページのイメージを、画像データでない形で既述したページデータ(図7A〜図7Dに示す表示画面PP1〜PP4の内のいずれか)を生成し、このページデータをスマートフォン400に提示する。
【0098】
以上の構成により、スマートフォン400において、第1パターンないし第4パターンの表示画面PP1〜PP4のいずれか(初期は、第1パターンの表示画面PP1)が表示された状態で、ピンチアウト/ピンチインの操作がなされたときに、その操作に従って地図画像が拡大/縮小されるとともに、そのピンチアウト/ピンチインの操作による絶対倍率ASに応じて各都市に示される情報の詳細度が切り替えられる。このために、スマートフォン400の操作者は、ピンチアウト/ピンチインの操作を行うだけで、画面に表示される各都市の天気予報についての情報量を変更することができる。したがって、操作者は、ピンチアウト/ピンチインの操作を行うだけで、自分が望む情報(例えば明日の予報に)辿り着くことが可能となることから、天気予報の検索を素早く行うことができる。
【0099】
C.第3実施例:
本発明の第3実施例は、第1実施例と同様に、Webページ検索システムである。第1実施例では、スマートフォン400に提示するページ画像データは、検索された複数のWebページを順に並べた一覧したものである。これに対して、第3実施例では、検索された複数のWebページをカテゴリー別に分類し、カテゴリー毎に、第1実施例のページ画像データのように各Webページの説明が縦方向に並べられた画像データ(以下「カテゴリー別画像データ」と呼ぶ)を生成するように構成した。カテゴリー別画像データのそれぞれは、第1実施例と同様に、詳細度の相違する複数パターンを生成し、ピンチアウト/ピンチインの絶対倍率ASに応じたパターンのものを選択するようにする。
【0100】
例えばディレクトリ型の検索エンジンにおいては、Webページにカテゴリーが割り付けられていることから、前記Webページのカテゴリー別の分類は容易である。情報提示サーバは、各カテゴリー別画像データを配列したページのイメージを、画像データでない形で既述したページデータを生成し、このページデータをスマートフォンに提示する。
【0101】
図9は、スマートフォンに表示される検索結果を例示する説明図である。図示するように、カテゴリー別画像データとしては、「スポーツ」の画像データD1、「交通」の画像データD2、「ショッピング」の画像データD3、および「グルメ」の画像データD4が表示される。各カテゴリー別画像データD1〜D4は、横方向にn個、横方向にm個(n,mは複数)並ぶように2次元的に配列されている。各カテゴリー別画像データD1〜D4に対して、個別にピンチアウト/ピンチインの操作が可能となり、ピンチアウト/ピンチインの操作がなされたときに、その操作がなされたカテゴリー別画像データに含まれる検索Webページについての説明文の詳細度が切り替えられる。
【0102】
以上のように構成された第3実施例のWebページ検索システムによれば、検索結果がカテゴリー別に分類して表示されることから、情報収集が容易である。その上、第1実施例と同様に、操作者は、ピンチアウト/ピンチインの操作を行うだけで、自分が望む情報に辿り着くことが可能である。これらのことから、検索を、より一層、素早く行うことが可能となる。
【0103】
D.他の実施形態:
この発明は前記各実施例やそれらの変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の構成を採ることができる。例えば、次のように変形することができる。
【0104】
・変形例1:
前記第1〜第3実施例では、ピンチアウト/ピンチインの絶対倍率ASが2倍、3倍、4倍と変わる毎に、ページ画像データを更新する構成としていたが、これら2倍、3倍、4倍という閾値は、これら値に限る必要はなく、例えば、1.5倍、2.0倍、2.5倍、3.0倍という値、あるいは2倍、4倍、6倍という値というように、別の値としてもよい。また、ページ画像データのパターンの数も4つである必要もなく、より多くの数としてもよいし、より少ない数としてもよい。より多くのパターン数とする場合には、例えば、第1実施例においては、テキスト情報の要約について、前記実施例のように、最初の文と要約の全文との2パターンとする替わりに、要約の最初の文、要約の第2番目までの文、要約の第3番目までの文、…、というように要約をより細かく分けるようにすればよい。要約の切り分け方は、検索サーバ100から送られてくる検索結果データのテキスト情報の情報量によっても変わるが、例えば、要約の第2番目までの文、第3番目までの文、第3番目までの文、…、と段階的に増やして、絶対倍率ASが所定値以上となったら、要約の全文というように飛躍的に増やす構成としてもよい。
【0105】
・変形例2:
前記第1、第2実施例において、スマートフォン400で表示されるページ画像データPG1〜PG4は、他のページへのハイパーリンクを実現するタグを埋め込む構成とすることもできる。ページ画像データPG1〜PG4のそれぞれにおいて、Webページ単位で表示区域を認識できるように座標管理し、前記表示区域のそれぞれにタグを埋め込むように構成する。この構成によれば、操作者は、スマートフォン400で表示されるページ画像上の所望の部位をタッチすることで、その所望の部位に該当するWebページへのハイパーリンクを行うことが可能となる。
【0106】
・変形例3:
前記第1〜第3実施例では、ピンチアウト/ピンチインの操作が行なわれる毎に、ピンチアウト/ピンチインの絶対倍率ASを求めて、絶対倍率ASに応じたページ画像データを選択するように構成していたが、これに換えて、ピンチアウト/ピンチインの操作が行なわれる毎に、そのピンチアウト/ピンチインの拡大率/縮小率に基づいて、現在表示されているページ画像データから何番目先の(あるいは何番目後ろの)ページ画像データを選択するかを決め、その決めたページ画像データを提示する構成としてもよい。
【0107】
・変形例4:
前記第1、第3実施例では、ピンチアウト/ピンチインの操作が行なわれる毎に、スマートフォン400に表示されるページ画像データの詳細度が切り替えられる構成とし、通常のピンチアウト/ピンチイン時の画面変化は起こらないものとしたが、これに替えて、ページ画像データを切り替える過渡期、すなわち、絶対倍率ASが2倍までの間、2倍〜3倍の間、3倍〜4倍の間において、通常のピンチアウト/ピンチイン時の画面変化、すなわち画面上の文字や画像が拡大/縮小する変化を起こすように構成してもよい。
【0108】
・変形例5:
前記第1、第3実施例では、複数のページ画像データPG1〜PG4を予め作成しておいて、ピンチアウト/ピンチインの操作を受ける都度に複数のページ画像データPG1〜PG4の中から1つを選択し、その選択されたページ画像データPG1〜PG4をスマートフォン等の表示装置に表示させる構成としたが、これに換えて、前記複数のページ画像データを予め作成することは行わず、ピンチアウト/ピンチインの操作を受ける都度に、テキスト情報の情報量を増加/減少してページ画像データの生成を行い、該生成されたページ画像データを表示装置に表示させる構成としてもよい。また、前記第2実施例では、都市毎の複数の画像データPC1〜PC4を予め作成して、ピンチアウト/ピンチインの操作を受ける都度に複数の画像データPC1〜PC4の中から1つを選択してページデータを生成し、そのページデータを表示装置としてのスマートフォンに表示させる構成としたが、これに換えて、前記複数の画像データを予め作成することは行わず、ピンチアウト/ピンチインの操作を受ける都度に、テキスト情報の情報量を増加/減少して画像データの生成を行い、該生成された画像データからページデータを生成し、そのページデータを表示装置に表示させる構成としてもよい。なお、この第2実施例に対する変形例では、ピンチアウト/ピンチインの操作を受ける都度に、全国中の都市についての画像データを必ずしも作成する必要はなく、ピンチアウト/ピンチインの操作に従う検索地域、すなわちピンチアウト/ピンチインの操作に従って表示パネルに表示される範囲に含まれる都市についての画像データを生成する構成としてもよい。
【0109】
・変形例6:
前記第1実施例では、情報提示サーバ200は、各検索Webページ情報dwのテキスト情報を画像化した画像部分を含むページ画像データを生成し、そのページ画像データをスマートフォン400に提示する構成としたが、これに換えて、各検索Webページ情報dwのテキスト情報を画像化し、画像化された各画像データを配列したページのイメージを、画像データでない形で既述したページデータを生成し、このページデータをスマートフォン400に提示する構成としてもよい。さらに、この構成において、前記各画像データにタグを埋め込むように構成すれば、前記各画像データで示されるWebページへのハイパーリンクを容易に実現することができる。
【0110】
・変形例7:
前記第1実施例では、ピンチアウト/ピンチインの絶対倍率ASが4倍以上であるときに、詳細度の最も高い第4パターンのページ画像データPG4が選択される構成としたが、さらに、絶対倍率ASが4倍より大きな値(例えば5倍)以上となったときには、スマートフォン400の表示パネル402に表示される内容のWebページに、表示パネルのタッチなしにハイパーリンクできるようにしてもよい。なお、表示パネルのサイズが大きい場合、閾値を5倍以上としても、複数のWebページの説明文が表示されることもあり得るが、こうした場合には、ピンチアウト操作した部位に近い説明文に対応したWebページにハイパーリンクさせるようにすればよい。
【0111】
・変形例8:
前記第1、第3実施例では、コンテンツであるWebページ情報dwに含まれるテキスト情報は、[タイトル]項目d41と[要約]項目d42とから構成し、詳細度が最も低いページ画像データを生成するときには、[タイトル]項目d41に格納されたタイトルだけを用い、詳細度が高くなるにつれ、[要約]項目d42に格納された要約において用いる文を増加していくようにしていた。これに換えて、テキスト情報を一つの項目とし、詳細度が高くなるにつれ、この項目に格納された情報から用いる情報量を増加していくようにしてもよい。また、テキスト情報をより多数の項目から構成し、詳細度が高くなるにつれ、用いる項目を増加することで情報量を増やすようにしてもよい。この用いる項目を増加することで情報量を増やす構成は、前記第2実施例に相当する。第2実施例では、今日の天気、今日の温度、今日の湿度、明日の天気予測というように、用いる項目を増加している。
【0112】
・変形例9:
前記第1および第3実施例では、各コンテンツを検索結果であるWebパージ情報dwとし、前記第2実施例では、各コンテンツを各都市の天気予報情報としていたが、コンテンツはこれらに限る必要はなく、例えば、コンテンツを商品情報としてショッピングサイトを表示する構成、コンテンツをテレビ番組としてテレビ番組表を表示する構成、コンテンツを歌謡曲としてヒットチャートを表示する構成等に換えることができる。要は、コンテンツはテキスト情報を含むものであれば、どのようなコンテンツであってもよい。
【0113】
・変形例10:
前記各実施例では、情報提示サーバに接続するクライアントをスマートフォンとしたが、スマートフォンに限る必要はなく、ネットワークに接続可能な情報表示装置であれば、いずれの装置であってもよい。例えば、電話機能を有しないPDA、iPad(登録商標)等のタブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、ディスク型コンピュータ、プリンタ機能を有する複合機等が該当する。さらに、基地局300とインターネットINTを介して接続する構成に換えて、インターネットだけで接続する構成、インターネット以外の専用ネットワーク回線で接続する構成、ケーブルによる直接接続による構成、等とすることもできる。
【0114】
・変形例11:
前記各実施例では、情報提示サーバ200は、検索サーバ100から送られてくる検索結果を利用しているが、これに換えて、情報提示サーバが、検索サーバの機能を併せ持つ構成としてもよい。また、情報提供サーバと検索サーバとの間は、インターネットで接続する構成としたが、これに換えて、専用回線で接続する構成としてもよい。
【0115】
・変形例12:
前記各実施例では、情報提示サーバは、スマートフォンによるピンチアウト/ピンチインの操作を受けて、提供するページ画像の詳細度を切り替える構成とした。ここで、ピンチアウト/ピンチインは、先に説明したように、タッチパネルに2本の指を乗せ、指の間を広げたり狭めたりする操作であるが、これに限る必要もなく、3本以上の指による操作、指に替えてタッチペンによる操作等に替えることもできる。さらに、拡大/縮小率を指定するためのスライダーバーのマウスによる操作を受けて、提供するページ画像の詳細度を切り替える構成としてもよい。また、必ずしも拡大/縮小率を直接入力する構成に限ることはなく、例えば、所定のボタンがクリックされたときに、提供するページ画像の詳細度を1段階、切り替える構成としてもよい。要は、なんらかの指示であればよい。
【0116】
・変形例13:
前記各実施例では、情報提示サーバは、検索サーバから検索結果を受信したときに、詳細度が相違する複数パターンのページ画像データを一度に作成し、ピンチアウト/ピンチインの操作を受けたときに、前記複数パターンのページ画像データから1つを選択する構成としていたが、これに換えて、前記ページ画像データを一度に作るのを止めて、ピンチアウト/ピンチインの操作を受ける都度に、絶対倍率ASに応じたページ画像データを作成するようにしてもよい。
【0117】
・変形例14:
上記各実施例では、Webページ検索結果提示処理を記述したコンピュータプログラムは、HDD240に記憶される構成としたが、これに替えて他の記憶部に記憶される構成としてもよい。上記コンピュータプログラムは、CD−ROMなどの各種記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体等)に記憶されて配布されたり、またはインターネットなど各種通信手段を通じて配信されたりするものとすることができる。
【0118】
前記実施例および各変形例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしても良い。
【0119】
なお、前述した実施例および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、本発明はこれらの実施例および各変形例になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様での実施が可能である。
【符号の説明】
【0120】
10…Webページ検索システム
100…検索サーバ
110…検索エンジン
120…データベース
200…情報提示サーバ
210…通信部
220…CPU
222…表示制御部
222a…表示更新部
230…内部記憶部
232…コンピュータプログラム
234…API
240…ハードディスクドライブ(HDD)
300…基地局
400…スマートフォン
402…タッチセンサ式表示パネル
404…入力部
410…CPU
INT…インターネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テキスト情報や画像情報を含む複数のコンテンツの各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる表示制御部と、複数の前記ページデータを記憶するページデータ記憶部とを含んでなり、
所定の指示を受けた場合、前記複数のページデータの中から前記所定の指示に対応する他のページデータを前記ページデータ記憶部から読み出し、該読み出したページデータを前記表示装置に表示させる、情報提示装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報提示装置において、
前記所定の指示は、前記表示装置に表示された前記ページデータに対する拡大率を示す指示である、情報提示装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の情報提示装置であって、
前記表示装置としての携帯端末から送信されたキーワードを受け取ると、該キーワードを含む情報の検索を検索エンジンに依頼する検索依頼部と、
前記検索エンジンから、Webページを個別に示す1または複数のWebページ情報を含む検索結果を受け取る検索結果受信部と
を備え、
前記表示制御部は、
前記各Webページ情報を、前記各コンテンツとして、画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを前記表示装置に表示させる前記表示を実行させる、情報提示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報提示装置であって、
前記表示制御部は、
前記検索結果受信部により受け取った検索結果の各Webページ情報を分類し、各分類されたグループ毎のグループ別画像データを、個々に前記表示更新部により更新がなされる前記ページデータとして生成し、各グループ別画像データを配列したページを前記表示装置に表示させる、情報提示装置。
【請求項5】
テキスト情報や画像情報を含む複数のコンテンツの各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる表示制御部と、複数の前記ページデータを記憶するページデータ記憶部とを含んでなり、
所定の指示を受けた場合、前記複数のページデータの中から前記所定の指示に対応する他のページデータを前記ページデータ記憶部から読み出し、該読み出したページデータを前記表示装置に表示させる、情報表示システム。
【請求項6】
テキスト情報や画像情報を含む複数のコンテンツの各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる表示制御部と、複数の前記ページデータを記憶するページデータ記憶部とを含むコンピュータを
所定の指示を受けた場合、前記複数のページデータの中から前記所定の指示に対応する他のページデータを前記ページデータ記憶部から読み出し、該読み出したページデータを前記表示装置に表示させる、
ように制御する、情報提示方法。
【請求項7】
コンピュータに
テキスト情報や画像情報を含む複数のコンテンツの各コンテンツを画像化した画像部分を含むページデータを生成し、前記ページデータを表示装置に表示させる機能と、複数の前記ページデータを記憶する機能と
を実現させるとともに、
前記表示させる機能は、
所定の指示を受けた場合、前記複数のページデータの中から前記所定の指示に対応する他のページデータを前記ページデータ記憶部から読み出し、該読み出したページデータを前記表示装置に表示させる機能を含む、コンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−37513(P2013−37513A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−172704(P2011−172704)
【出願日】平成23年8月8日(2011.8.8)
【出願人】(500578216)株式会社ゼンリンデータコム (231)
【Fターム(参考)】