説明

情報配信装置、情報配信方法およびプログラム

【課題】 利用者にとって興味や関心のある会議情報を提供する。
【解決手段】 情報配信装置1は、会議情報のメニューを利用者端末100に配信するメニュー配信部6と、メニュー配信部6が配信した会議情報に対する利用者の閲覧状況に基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める興味度算出部91とを有し、メニュー配信部6は、興味度算出部91が算出した会議情報に対する興味度に基づいて会議情報を配信する。興味度算出部91は、会議で発話された音声データに基づいて単語の出現頻度を求め、該求めた単語の出現頻度に基づいて利用者の会議情報に対する興味度を求める。また、情報配信装置1は、会議中にキャプチャされた音声データに基づいて音声データ中に含まれる単語の出現頻度を求める内容解析部3と、音声データに関連付けて前記求めた単語の出現頻度データを記憶する会議DB2とをさらに有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会議情報を配信する情報配信装置、情報配信方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
会議におけるプレゼンテーション用スライド、発表者・聴衆の音声、リアルタイムで議事録作成者が作成した議事録など、広義の議事を自動的に取得し、それらが発生した時刻、場所、発言者などのメタ情報とともに蓄積しておき、ユーザが、蓄積された情報を、自分の携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)などの携帯端末やパーソナルコンピュータへダウンロードして閲覧することによって、ミーティングの概要を把握することができる会議システムが提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1記載の会議システムでは、途中参加者検知手段で途中参加者が検知された場合に、会議情報履歴に基づいて会議情報履歴の要約を生成し、途中参加者に対して要約情報を個別に提供する。これにより、会議の途中参加者は個別に会議の経過を短時間で簡潔に把握することができる。
【特許文献1】特開2003−339033号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、会議を同じタイミングで中座したユーザに対しては、中座した本人の興味や関心に関わらず一定の要約内容が提供されるため、各ユーザに対して本当に必要な情報が適切に過不足なく提供されているわけではない。また、特許文献1では、中座した各個人の興味や関心に基づいた内容のものを提供することはできないため、ユーザは、提供したものを全て閲覧するとは限らず、リソースの無駄となり、ユーザの利便性の低下を招くという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、利用者にとって興味や関心のある会議情報を提供することができる情報配信装置、情報配信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の情報配信装置は、会議情報を利用者端末に配信する配信部と、前記配信部が配信した会議情報に対する利用者の閲覧状況に基づいて利用者の前記会議情報に対する興味度を求める興味度算出部とを有し、前記配信部は、前記興味度算出部が算出した会議情報に対する興味度に基づいて前記会議情報を配信する。本発明によれば、利用者の会議情報の閲覧状況から利用者のその会議情報に対する興味度を求め、この興味度に基づいて次回以降の会議情報を配信するため、利用者にとって興味や関心のある会議情報を提供することができる。すなわち、ユーザの趣向に合わせた、配信コンテンツのパーソナリゼーションが可能となり、その効率的な配信と効果的な利用を実現できる。
【0007】
また、例えば会議を中座した者は後から送られてくる会議情報を閲覧することにより必要な情報を適切に入手することができる。また、利用者にとって全く興味のない会議情報や全く関心の無い会議情報は送られてこないため、リソースの無駄となることもない。また、無駄な会議情報を閲覧することもないため、ユーザの利便性を低下させることもない。尚、興味度は関心度と同義にとらえてもよい。
【0008】
前記興味度算出部は、前記会議で発話された音声データに基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める。前記興味度算出部は、前記会議で発話された音声データに基づいて単語の出現頻度を求め、該求めた単語の出現頻度に基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める。本発明の情報配信装置は、前記会議情報に対する興味度を利用者毎に管理する管理部をさらに有する。前記配信部は前記会議情報のメニューを前記利用者端末に配信する。
【0009】
前記配信部は、前記会議中に用いられたスライド単位に前記会議情報を前記利用者端末に配信する。これにより、スライド単位に会議情報を見ることにより利用者はその会議の内容を細かく把握することができる。前記配信部は、前記会議で発話された音声データを前記会議情報として前記利用者端末に配信する。これにより、会議中の音声を聞くことにより利用者は会議の内容を簡単に把握することができる。
【0010】
前記配信部は、前記会議で発話された音声データに基づいて生成された文字情報を前記会議情報として前記利用者端末に配信する。これにより、文字情報を見ることにより利用者は簡単にその会議の内容を把握することができる。前記利用者の閲覧状況は、利用者に対して配信される会議情報の配信メニューによる選択結果及び利用者毎の会議情報の閲覧履歴のうち少なくとも一方を含むものである。本発明の情報配信装置は、配信部が配信した会議情報に対する利用者の閲覧状況の情報を利用者端末から取得する手段をさらに有する。前記配信メニューは会議情報の配信に先立って送信され、スライド単位で会議情報が選択可能なものである。前記興味度として、単語の出現頻度とする。
【0011】
本発明の情報配信装置は、前記会議中にキャプチャされた音声データに基づいて前記音声データ中に含まれる単語の出現頻度を求める内容解析部と、前記音声データに関連付けて前記求めた単語の出現頻度データを記憶する記憶手段とをさらに有し、前記興味度算出部は、前記記憶手段に記憶された単語の出現頻度に基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める。これにより、各会議の単語の出現頻度を予め容易しておくことにより、各利用者の会議情報に対する興味度を短時間で計算することができる。
【0012】
本発明の情報配信方法は、会議情報を利用者端末に配信するステップと、前記配信した会議情報に対する利用者の閲覧状況に基づいて利用者の前記会議情報に対する興味度を求める興味度算出ステップと、前記算出した会議情報に対する興味度に基づいて前記会議情報を配信するステップとを有する。本発明によれば、利用者の会議情報の閲覧状況から利用者のその会議情報に対する興味度を求め、この興味度に基づいて次回以降の会議情報を配信することで、利用者にとって興味や関心のある会議情報を提供することができる。
【0013】
また、会議に中座した者は後から送られてくる会議情報を閲覧することにより必要な情報を適切に入手することができる。また、利用者にとって全く興味のない会議情報や全く関心の無い会議情報は送られてこないため、リソースの無駄となることもない。また、無駄な会議情報を閲覧することもないため、ユーザの利便性を低下させることもない。
【0014】
本発明の情報配信方法は、前記会議中にキャプチャされた音声データに基づいて前記音声データ中に含まれる単語の出現頻度を求めるステップと、前記音声データに関連付けて前記求めた単語の出現頻度データを記憶手段に記憶するステップとをさらに有し、前記興味度を求めるステップは、前記記憶手段に記憶された単語の出現頻度に基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める。
【0015】
本発明のプログラムは、上記情報配信方法をコンピュータに実行させるためのものである。本発明によれば、利用者の会議情報の閲覧状況から利用者のその会議情報に対する興味度を求め、この興味度に基づいて次回以降の会議情報を配信することで、各利用者に興味に応じた会議情報を配信することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、利用者にとって興味や関心のある会議情報を提供できる情報配信装置、情報配信方法およびプログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明に係る情報配信装置の全体構成図である。図1に示すように、情報配信装置1は、会議データベース(DB)2、内容解析部3、会議検知部4、メニュー作成部5、メニュー配信部6、コンテンツ選択管理部7、コンテンツ配信部8、閲覧履歴管理部9および個人閲覧履歴DB10を備える。閲覧履歴管理部9は、興味度算出部91を有する。参照符号100はユーザが保持する利用者端末を示し、101は利用者端末100上にディスプレイを示す。また、利用者端末100は例えば携帯端末、パーソナルコンピュータや携帯電話によって構成される。
【0018】
情報配信装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク装置などを用いて構成され、CPUが所定のプログラムを実行することにより図1に示す各機能が実現される。なお、処理内容や速度に応じて複数のCPU等を用いて実現することもできる。
【0019】
会議DB2は、会議で使用されたスライド、発表者が発話した音声データ、音声認識した結果のテキストデータ、音声テキストから抽出した単語の情報およびこの単語の出現頻度データなどを会議毎に蓄積する。また、ビデオカメラにより会議Xを撮影した撮影データを会議DB2に蓄積するようにしてもよい。
【0020】
内容解析部3は、各会議B、C、Xの会議の内容を解析するものである。図1において参照符号Aは会議Xの内容を示している。会議Xは6枚のスライドを用いて会議が行われたものと仮定する。内容解析部3は、会議中にキャプチャされた発表者が発話した音声データに基づいて各スライドの切り替わりに応じて音声データを区分し、音声認識してテキスト化を行い、このテキスト化されたデータに基づいて音声データ中に含まれる単語の出現頻度を求め、単語の出現頻度データを生成する。なお、内容解析部3は、スライド内に含まれるテキストから単語を抽出して、テキスト内に含まれるテキストと音声データから生成されたテキストとから上記単語の出現頻度データを生成してもよい。そして、内容解析部3は、求めた単語の出現頻度データをスライトデータ、音声データに関連付けて会議DB2に記憶する。会議検知部4は、会議DB2が会議データによって更新されたことを検知する。
【0021】
個人閲覧履歴DB10は、利用者毎に個人閲覧履歴を蓄積するものである。図1に示す例では、ユーザID「1234」の利用者に対しては、会議Cのスライド番号2(C−2)、会議Cのスライド番号3(C−3)、会議Cのスライド番号4(C−4)、会議Eのスライド番号5(E−5)、会議Fのスライド番号8(F−8)のスライドが閲覧されており、会議情報に対する興味度として単語の出現頻度データ(v1234)が生成されている。また、ユーザID「6489」の利用者に対しては、会議Aのスライド番号2(A−2)、会議Aのスライド番号3(A−3)、会議Xのスライド番号3(X−3)、会議Fのスライド番号7(F−7)、会議Qのスライド番号1(Q−1)のスライドが閲覧されており、会議情報に対する興味度として単語の出現頻度データ(v6489)が生成されている。なお、各単語の出現頻度データはベクトルにより表現されている。
【0022】
メニュー作成部5とメニュー配信部6の協同作業によって会議情報に対する興味度に基づいて利用者端末100に会議情報が配信される。メニュー作成部5は、利用者の会議情報に対する興味度として単語の出現頻度データに基づいて配信する配信メニューを作成する。配信メニューは会議情報の配信に先立って送信され、スライド単位で会議情報が選択可能なものである。
【0023】
具体的には、メニュー作成部5は、個人閲覧履歴DB10内の各ユーザの閲覧履歴の単語出現頻度データと、新たに更新された会議Xのスライドごとの単語出現頻度データを照合し、各ユーザに対して適切なスライドを選択する。そして、メニュー作成部5は、各ユーザに対して選択したスライドで構成されたメニューを作成する。メニュー配信部6は、メニュー作成部5で作成されたメニューを配信する。メニュー配信部6は、メニュー作成部5が作成したデータに従って会議中に用いられたスライド、会議で発話された音声データ、又は会議で発話された音声データに基づいて生成された文字情報を会議情報として利用者端末100に配信する。ここで、メニュー配信部6は会議情報をスライド単位に配信する。なお、利用者の会議情報に対する興味度として単語の出現頻度を用いて説明しているが、利用者の会議情報に対する興味度を表現することができるものであれば、単語の出現頻度に限られない。
【0024】
利用者端末100のディスプレイ101には、閲覧のためのチェックボックス、スライドのサムネイルおよび音声テキストの一部が表示される。そして、利用者は、スライドのサムネイルと音声テキストを見て、閲覧したいスライドが存在する場合には、利用者端末100を操作して閲覧ボックスにチェックを付ける。図1の例では、利用者によりスライド1とスライド3とスライド5のチェックボックスにチェックが付けられている。そして、利用者端末100は、利用者に対して配信される会議情報の配信メニューによる選択結果及び利用者毎の会議情報の閲覧履歴のうち少なくとも一方を含む閲覧状況のデータをコンテンツ選択管理部7へ送る。
【0025】
コンテンツ選択管理部7は、利用者の閲覧状況のデータを利用者端末100から取得する。コンテンツ選択管理部7は、各ユーザが、提示されたメニューから自分が見たいスライドを選択し、視聴ボタンを押したことを閲覧のためのチェックボックスに基づいて検出する。コンテンツ配信部8は、選択されたスライドとそれに付随する音声データを会議DB2より配信する。閲覧履歴管理部9は、会議情報に対する興味度を利用者毎に管理している。興味度算出部91は、メニュー配信部6が配信した会議情報の閲覧状況に基づいて利用者の会議情報に対する興味度を求める。ここでは、上述したように利用者の会議情報に対する興味度として単語の出現頻度データを用いる。
【0026】
興味度算出部91は、各スライドの単語の出現頻度データに基づいて、利用者の会議情報に対する興味度として、各利用者の単語の出現頻度データを求める。閲覧履歴管理部9は、各ユーザが選択したスライドの情報を閲覧履歴として個人閲覧履歴DB10に蓄積し、会議情報に対する興味度、すなわち単語出現頻度データを更新する。
【0027】
次に、情報配信システムの動作について説明する。図2は、本発明に係る情報配信システムの動作フローチャートである。会議Xは会議室内に設置されたマイクによりキャプチャされる。
【0028】
会議Xが開催され、そこで使用されたスライド、発表者が発話した音声データが会議DB2に記録される(ステップS1)。内容解析部3は、スライドの切り替わりに応じて音声データを区分し、音声認識してテキスト化する(ステップS2)。内容解析部3は、スライド内のテキストと、音声テキストから単語を抽出し、単語の出現頻度データを作成する(ステップS3)。内容解析部3は、以上のデータを会議Xのデータとして会議DB2に格納する(ステップS4)。
【0029】
次に、会議検知部4は、会議DB2が会議Xのデータによって更新されたことを検知する(ステップS5)。メニュー作成部5は、個人閲覧履歴DB10内の各ユーザの閲覧履歴の単語出現頻度データと、会議Xのスライドごとの単語出現頻度データを照合し、各ユーザに対して適切なスライドを選択する。そして、メニュー作成部5は各ユーザに対して選択したスライドで構成されたメニューを作成する(ステップS6)。メニュー配信部6はメニュー作成部5が作成したメニューを配信する(ステップS7)。このとき、メニュー配信部6は電子メールでURL(Uniform Resource Locator)配信を行う。ここで、作成されたメニューには、ステップS6で適切と判断されたスライドは強調的に表示されている。そして、ユーザは利用者端末100のディスプレイ101を見ながら、閲覧したいスライドのチェック欄にチェックを付ける。これにより、利用者端末100は、URLにアクセスすることができる。
【0030】
コンテンツ選択管理部7は、各ユーザが、提示されたメニューから自分が見たいスライドを選択し、視聴ボタンを押したことを利用者の視聴状況として検出する(ステップS8)。コンテンツ配信部8は、選択されたスライドとそれに付随する音声データを配信する(ステップS9)。そして、ユーザは利用者端末100を利用してスライドのデータと音声データをダウンロードし、利用者端末100上で視聴する。閲覧履歴管理部9は、各ユーザが選択したスライドの情報を閲覧履歴として個人閲覧履歴DB10に蓄積し、単語出現頻度データが更新される(ステップS10)。以後、メニュー作成部5は更新された各ユーザの単語の出現頻度データに基づいてメニューに含めるスライドを選択する。
【0031】
なお、上記では、会議DB2のデータは、会議の内容のみを含むデータだが、会議が開催された日時、場所、参加者、発言者などのメタ情報を含むものとしても可能である。個人閲覧履歴DB10に例えばプリファレンス項目も設定して、そこに発言者などの選好をセットしておくことによって、誰々が発言したスライドを優先的に配信するような機能を付加することも可能である。
【0032】
個人閲覧履歴の総体に基づいて、どのスライドがどの程度閲覧されたかというレイティングを行うことができる。それによって、各個人にコンテンツを配信する際に高人気のものを優先して配信したり、ある期間全く閲覧されないような不人気なコンテンツを会議DB2から削除していくような機構も実現することができる。また、内容解析部3によって予め各会議の各スライドの単語の出現頻度データが算出されていない場合には、興味度算出部91が、会議で発話された音声データに基づいて単語の出現頻度を求め、この求めた単語の出現頻度に基づいて利用者の会議情報に対する興味度を求めてもよい。
【0033】
本発明の情報配信方法は、情報配信装置1上で実現され、CPUが所定のプログラムを実行することにより図1で示した各機能が実現される。
【0034】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明に係る情報配信装置の全体構成図である。
【図2】本発明に係る情報配信システムの動作フローチャートである。
【符号の説明】
【0036】
1 情報配信装置
2 会議DB
3 内容解析部
4 会議検知部
5 メニュー作成部
6 メニュー配信部
7 コンテンツ選択管理部
8 コンテンツ配信部
9 閲覧履歴管理部
91 興味度算出部
10 個人閲覧履歴DB

【特許請求の範囲】
【請求項1】
会議情報を利用者端末に配信する配信部と、
前記配信部が配信した会議情報に対する利用者の閲覧状況に基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める興味度算出部とを有し、
前記配信部は、前記興味度算出部が算出した会議情報に対する興味度に基づいて前記会議情報を配信する情報配信装置。
【請求項2】
前記興味度算出部は、前記会議で発話された音声データに基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める請求項1に記載の情報配信装置。
【請求項3】
前記興味度算出部は、前記会議で発話された音声データに基づいて単語の出現頻度を求め、該求めた単語の出現頻度に基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める請求項1に記載の情報配信装置。
【請求項4】
前記会議情報に対する興味度を利用者毎に管理する管理部をさらに有する請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報配信装置。
【請求項5】
前記配信部は、前記会議情報のメニューを前記利用者端末に配信する請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報配信装置。
【請求項6】
前記配信部は、前記会議中に用いられたスライド単位に前記会議情報を前記利用者端末に配信する請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報配信装置。
【請求項7】
前記配信部は、前記会議で発話された音声データを前記会議情報として前記利用者端末に配信する請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報配信装置。
【請求項8】
前記配信部は、前記会議で発話された音声データに基づいて生成された文字情報を前記会議情報として前記利用者端末に配信する請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報配信装置。
【請求項9】
前記利用者の閲覧状況は、利用者に対して配信される会議情報の配信メニューによる選択結果及び利用者毎の会議情報の閲覧履歴のうち少なくとも一方を含むものである請求項1から請求項8のいずれかに記載の情報配信装置。
【請求項10】
前記配信メニューは会議情報の配信に先立って送信され、スライド単位で会議情報が選択可能なものである請求項1から請求項9のいずれかに記載の情報配信装置。
【請求項11】
前記興味度として、単語の出現頻度とする請求項1に記載の情報配信装置。
【請求項12】
前記会議中にキャプチャされた音声データに基づいて前記音声データ中に含まれる単語の出現頻度を求める内容解析部と、
前記音声データに関連付けて前記求めた単語の出現頻度データを記憶する記憶手段とをさらに有し、
前記興味度算出部は、前記記憶手段に記憶された単語の出現頻度に基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める請求項1から請求項11のいずれかに記載の情報配信装置。
【請求項13】
会議情報を利用者端末に配信するステップと、
前記配信した会議情報に対する利用者の閲覧状況に基づいて利用者の前記会議情報に対する興味度を求める興味度算出ステップと、
前記算出した会議情報に対する興味度に基づいて前記会議情報を配信するステップと、
を有する情報配信方法。
【請求項14】
前記会議中にキャプチャされた音声データに基づいて前記音声データ中に含まれる単語の出現頻度を求めるステップと、
前記音声データに関連付けて前記求めた単語の出現頻度データを記憶手段に記憶するステップとをさらに有し、
前記興味度を求めるステップは、前記記憶手段に記憶された単語の出現頻度に基づいて前記利用者の会議情報に対する興味度を求める請求項13に記載の情報配信方法。
【請求項15】
前記請求項13又は請求項14に記載の情報配信方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−5175(P2008−5175A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−171958(P2006−171958)
【出願日】平成18年6月21日(2006.6.21)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】