説明

感活性線酸発生剤組成物、感応性組成物および画像記録用組成物

【課題】活性線に対する感受性に優れた特性を有する酸発生剤組成物、および該酸発生剤組成物を用いた硬化型またはポジ型の感応性組成物、さらには発色性の画像記録用組成物を提供する。
【解決手段】活性線の照射によって酸を発生する、オニウムカチオンと一般式(1)のボレートアニオンとから構成されるオニウムボレート錯体である感エネルギー線酸発生剤(A)、および酸増殖剤(B)、またさらには増感剤(C)からなる感活性線酸発生剤組成物、該酸発生剤組成物に酸硬化性化合物(D)を添加した感応性組成物、該酸発生剤組成物に酸を触媒とする反応により現像液に対する親和性あるいは溶解性が増加する性質を有する化合物(E)を添加した感応性組成物、さらには該酸発生剤組成物に色素前駆体(F)を添加した画像記録用組成物。
一般式(1)
[BYm n -(ただし、Yはフッ素または塩素、Zはフッ素、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基の中から選ばれる少なくとも2つの電子吸引性基で置換されたフェニル基、mは0〜3の整数、nは1〜4の整数を表し、m+n=4である。)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】オニウムカチオンと、一般式(1)のボレートアニオンとから構成されるオニウムボレート錯体である感エネルギー線酸発生剤(A)と、該感エネルギー線酸発生剤(A)より発生した酸によって新たに酸を発生する酸増殖剤(B)からなることを特徴とする感活性線酸発生剤組成物。
一般式(1)
[BYm n -(ただし、Yはフッ素または塩素、Zはフッ素、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基の中から選ばれる少なくとも2つの電子吸引性基で置換されたフェニル基、mは0〜3の整数、nは1〜4の整数を表し、m+n=4である。)
【請求項2】さらに増感剤(C)を添加してなる請求項1記載の感活性線酸発生剤組成物。
【請求項3】請求項1または請求項2記載の感活性線酸発生剤組成物と、酸硬化性化合物(D)とからなる感応性組成物。
【請求項4】請求項1または請求項2記載の感活性線酸発生剤組成物と、酸を触媒とする反応により現像液に対する親和性あるいは溶解性が増加する性質を有する化合物(E)からなることを特徴とする感応性組成物。
【請求項5】請求項1または請求項2記載の感活性線酸発生剤組成物と、発生した酸との反応により発色する性質を有する色素前駆体(F)とからなることを特徴とする画像記録用組成物。

【公開番号】特開平10−1508
【公開日】平成10年(1998)1月6日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平8−155068
【出願日】平成8年(1996)6月17日
【出願人】(000222118)東洋インキ製造株式会社 (2,229)