説明

扁平型コアレスモータ及び扁平型コアレス振動モータ

【課題】マグネットの磁極が死点で停止するのを防止すると共にマグネットの吸引作用による機械的損失を低減できる扁平型コアレスモータ及び扁平型コアレス振動モータを提供する。
【解決手段】扁平型コアレス振動モータ1において、ロータ3にはN極及びS極の磁極15aが交互に配置してあり、ステータ7にはコイル23とヨーク19と磁気検知部材27とが設けてあり、ヨーク19は放射状の帯状リブ25a〜25cを有し、隣り合う帯状リブ25a、25b間及び25a、25c間には空間Kが形成してあり、磁気検知部材27は隣り合う帯状リブ25a、25b間又は25a、25c間の中間Qからずれた位置に設けてあり、帯状リブの幅W1は磁極の幅W3よりも狭く、3つの帯状リブ25a〜25cのうち隣り合う一方の帯状リブ25a、25b間の間隔は(360度/n)+a度、他方の帯状リブ25a、25c間の間隔は(360度/n)−a度としてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁極を周方向に交互に配置したロータと、コイルを磁極に対面配置したステータとを有する扁平型コアレスモータ及び扁平型コアレス振動モータに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、マグネットをロータに設けてマグネットの磁極を周方向に交互に配置し、マグネットに対面配置したコイルをステータに設けた扁平型振動モータが開示されている。
この種のモータでは、磁気検知部材をコイルから離れた位置で且つコイルに対するマグネットの磁極の位置と対応させた位置に設け、磁気検知部材がロータマグネットの磁気を検知した場合に整流を行いコイルに通電して駆動する構成になっている。そして、磁気検知部材が磁極間の磁極の境目に位置した場合には、磁気検知ができない為、死点となる。
【0003】
これに対して、特許文献1の技術では、マグネットの磁極が死点で停止するのを防止する為、いわゆるディテントトルクの作用により、ロータが停止するときにマグネットの磁極が死点で停止しないように、ステータにヨークを設けている。
また、図6(a)に示すように、従来のヨーク61は、周方向の全面に亘って設けてあると共に、磁極と同程度の面積部分を持ったディテントトルク発生部62が周方向に間隔をあけて形成されている。このように、ディテントトルク発生部62が磁極と同程度の面積部分を有している場合には、図6(b)に示すように、ロータのマグネット15は、磁極15aの境目Vがヨーク61のディテントトルク発生部62の周方向の中心と一致するように停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−147468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ヨークが周方向全体に亘って設けてあると共にディテントトルク発生部62が磁極と同程度の面積部分を有する為、マグネットとヨークとの間で生じる磁力による吸引作用により、ヨークとロータとの間に設けてあるワッシャやボス等に対する機械的損失が大きいという課題がある。
【0006】
そこで、本発明は、マグネットの磁極が死点で停止するのを防止すると共にマグネットの吸引作用による機械的損失を低減できる扁平型コアレスモータ及び扁平型コアレス振動モータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、N極及びS極の磁極を周方向に交互に配置したロータと、コイルをロータの磁極に対向配置したステータと、ステータに設けてあり且つコイルに対してロータと反対側に設けたヨークと、ステータに設けた磁気検知部材とを備え、ヨークは放射状に設けた少なくとも3つ以上の帯状リブを有し、隣り合う帯状リブ間には空間が形成してあり、磁気検知部材は隣り合う帯状リブ間の中間からずれた位置に設けてあり、帯状リブの幅は磁極の幅よりも狭く、3つの帯状リブのうち隣り合う一方の帯状リブ間の間隔は(360度/n)+a度、他方の間隔は(360度/n)−a度としてあり、nは磁極数、aは0<a<360/nの関係にあることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、aは90/nとしたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のロータが偏心してあることを特徴とする扁平型コアレス振動モータである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、ヨークは放射状に設けた複数の帯状リブを有し、隣り合う帯状リブ間には空間が形成してあり、帯状リブの幅は磁極の幅よりも狭い。そのため、マグネットとヨークとの間で生じる磁力による吸引作用が小さく、機械的損失を小さくできる。
【0011】
また、帯状リブの幅は磁極の幅よりも狭いから、帯状リブが磁極の境目からずれた位置にあるときにはディテントトルクの作用により帯状リブは磁極の中心に引き付けられることになる。したがって、隣り合う3本の帯状リブ間の間隔の一方は(360度/n)+a度、他方は(360度/n)−a度にすることにより、いずれの位置でロータが停止しようとした場合でも、ロータにはディテントトルクが作用して磁極の中心が帯状リブに引き付けられ、各帯状リブと磁極との間に作用する吸引力のバランスが取れる位置へロータが移動し、磁極の境目が隣り合う帯状リブの中間となる位置でロータが停止する。一方、磁気検知部材は隣り合う帯状リブの中間からずれた位置に設けてあるから、マグネットの磁極の境目(死点)が磁気検知部材の位置で停止するのを防止できる。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、隣り合う3本の帯状リブの間隔の一方が、360/n+90/n度、他方が、360/n−90/n度であるので、第2高調波を打ち消すことができる。
これにより、トルクバランスの崩れを防止し、モータの起動性をスムーズにすることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の作用効果を奏する扁平型コアレス振動モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態に係る扁平型コアレス振動モータにおけるヨークとコイルと磁極との関係を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る扁平型コアレス振動モータにおけるヨークの平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る扁平型コアレス振動モータの縦断面図である。
【図4】本発明の作用を説明する図であり、磁極とディテントトルク及び磁束密度との関係を示すグラフである。
【図5】本発明の作用を説明する図であり、磁極とヨークとの位置関係を示す図である。
【図6】(a)は従来例にかかるヨークの平面図、(b)は従来例にかかるヨークとマグネットとの関係を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態にかかる扁平型コアレス振動モータ1は、携帯電話等のモバイル端末に搭載される振動モータであり、図3に示すように、概して、ロータ3と、ロータ3の回転軸5と、ステータ7と、ケース9とを組み付けて構成されている。
【0016】
ロータ3は、回転軸5に対して回転自在な軸受け11と、軸受け11に固定されたブラケット13とを備えており、ブラケット13のステータ7側面にマグネット15が固定されている。軸受け11は、円筒形状のオイルレスメタルであり、ブラケット13は円板状である。
【0017】
図1に示すように、マグネット15はN極とS極とを周方向に交互に配置してあり、本実施の形態では、等間隔に合計6極の磁極(磁極数n=6)が配置されている。尚、図1では説明の為に、ヨーク19の外周にマグネット15の磁極15aを示しているが、マグネット15は図2及び図3に示すように平面視においてヨーク19の面に重なるような円環状を成している。各磁極15aはそれぞれ磁極幅が60度の機械角で配置されている。
【0018】
また、図3に示すように、ブラケット13にはマグネット15と反対側の面で且つ周方向の一部に分銅17が取り付けてあり、ロータ3を偏心させている。
ステータ7には、ヨーク19とヨーク19のロータ3側面に設けた基板21と、基板21のロータ3側面に設けたコイル23とが設けてある。
【0019】
ヨーク19は磁性体でできており、図1及び図2に示すように、概して、平面視円形を成している。ヨーク19は、内環部20と、外環部22と、内環部20から放射状に延出して内環部20と外環部22とを繋ぐ複数の帯状リブ25a、25b、25cとから構成されている。内環部20、外環部22、各帯状リブ25a〜25cで囲まれた部分は空間Kとなっている。ヨーク19はロータ3の磁極15aに対向配置されている。
【0020】
図2に示すように、内環部20、外環部22及び各帯状リブ25a〜25cは略同じ幅W1であり、磁極の幅W3よりも小さく、コイル23の幅W2(図1参照)と略同じ幅としてある。
【0021】
図1に示すように、互いに隣り合う3本の帯状リブ25a〜25cのうち、帯状リブ25bと帯状リブ25aとの間隔である角度N1は、360度/n+a度、帯状リブ25aと帯状リブ25cとの間隔である角度N2は、360度/n−a度とした。ここで、aは、0<a<360/nである。一方、磁極15aの開き角度は360度/nである。すなわち、互いに隣り合う3本の帯状リブ25a〜25cのうち、両端に位置する帯状リブ25bと帯状リブ25cとの間隔である、角度N1+角度N2は、常に磁極2つ分の間隔であり、本実施の形態においてはn=6であるから、(360度/6+a)+(360度/6−a)で、この角度は120度である。角度N1とN2は周方向に交互に配置している。後述するように、ロータ3はディテントトルクの作用により、常にマグネット15の磁極の境目Vが帯状リブ25bと帯状リブ25aとの中間Q又は帯状リブ25bと帯状リブ25cとの中間Qとなるように、停止する。
【0022】
更に、本実施の形態においては、後述する第2高調波を打ち消すために、a=90/nとした。本実施の形態において、n=6であるので、a=15であり、角度N1=75度、角度N2=45度である。
図1に示すように、コイル23は開き角Mを60度として環状に巻いてあり、周方向に180度離れた位置に2個設けてある。尚、このコイル23は半径方向のコイル部分23aがマグネット15に対して回転方向の推力を付与している。また、入力端子39を介してロータ3を駆動するための電力が供給される。
コイル23は、マグネット15が停止位置にあるときに、半径方向のコイル部分23aが磁極15aの境目Vからずれた位置に設けてある。
【0023】
図3に示すように、基板21はリジッド基板であり、コイル23に電流を供給する回路が形成されていると共に図1に示す磁気検知部材27としてのホール素子が設けてある。 図1に示すように、磁気検知部材27は、ロータ3が停止したときに隣り合う磁極15a、15a間の境目Vに位置しないように、磁極の隣り合う帯状リブ25a、25b間の中間Q及び帯状リブ25a、25c間の中間Qからずれた位置に設けてある。更に本実施の形態では、磁気検知部材27は、帯状リブ25aと帯状リブ25cとの中間QからPだけずれた位置に配置した。Pは、360/4n度、本実施の形態では15度だけずれた位置に配置した。このような配置とすることで、駆動トルクとディテントトルクの合成トルクの変化を小さくすることができるため、スムーズな回転ができる。尚、磁気検知部材27はコイル23から離れた位置にある。
【0024】
図3に示すように、ケース9において、回転軸5は上ケース部分29と下ケース部分31との間に固定されており、下ケース部分31と軸受け11との間には、ボス33及びワッシャ35とが設けてあり、上ケース部分29と軸受け11との間にもワッシャ37が設けてある。
【0025】
次に、本実施の形態の作用及び効果を説明する。扁平型コアレス振動モータ1において、入力端子39からDC電流が供給されると、基板21の磁気検知部材27で整流されてコイル23に通電されることにより、マグネット15とコイル23との間で生じる電磁力により偏心したロータ3が回転し、振動を発生する。
【0026】
ヨーク19は放射状に設けた複数の帯状リブ25a〜25cを有し、隣り合う帯状リブ間には空間Kが形成してあり、帯状リブの幅W1は磁極の幅W3よりも狭い。したがって、ロータ3の回転時において、マグネット15とヨーク19との間で生じる磁力による吸引作用が小さく、機械的損失が小さい。そのため、起動電圧を小さくしたり、回転数を多くしたりすることができる。
【0027】
図4に示すように、マグネット15の磁極15aの周方向の中心Aは最も磁束密度が大きく、磁極15aの境目Vで磁束密度が0である。そして、磁極15aの中心Aから左側に帯状リブがある場合は、図の左側に磁極15aを動かすようなディテントトルクBが磁極15aに作用する。また、磁極15aの中心Aから右側に帯状リブがある場合は、図の右側に磁極15aを動かすようなディテントトルクBが磁極15aに作用する。磁極15aの中心A及び磁極15aの境目Vの位置ではディテントトルクBは0である。
【0028】
電流の供給が停止されると、ロータ3の回転が停止する。図5(a)に示すように、隣り合う磁極15aの境目Vが帯状リブ25aに対向した位置で停止しようとした場合には、本実施の形態では、隣り合う3本の帯状リブ間の一方の間隔N1は、(360度/n)+a度、他方の間隔N2は、(360度/n)−a度(n:磁極数、0<a<360/n)となっている為、他の帯状リブ25b、25cは、必ず磁極の境目Vからずれた位置にあり、磁極の中心Aは帯状リブ25b、25cに磁力により吸引されてマグネット15が回転する。そして、図5(b)に示すように、3つの磁極の中心Aが各々近接する帯状リブ25a、25b、25cから受けるディテントトルクFが釣り合う位置で停止する。この位置は、帯状リブ25aとN極の磁極の中心Aとの距離と位置関係が、帯状リブ25b、25cとS極の磁極の中心Aとの距離と位置関係と等しく、且つ位置関係が逆であるような位置である。この位置は、それぞれの磁極15aの境目Vの位置が、隣り合う帯状リブ25a、25b間及び25a、25cの中間Q(図1参照)となる位置である。すなわち、マグネット15は、磁極15aの境目Vが隣り合う帯状リブの中間Qで常に停止する。
【0029】
本実施の形態では、隣り合う磁極15aの境目(死点)Vは隣り合う帯状リブ25aと25b、25aと25cの中間Qに位置してロータ3が停止するから、隣り合う帯状リブの中間Qからずれた位置に磁気検知部材27を配置することにより、磁気検知部材27に磁極15aの境目(死点)Vが位置せず、ロータ3が停止位置にあるときに磁気検知部材27は必ず磁極を検知することができ、コイル23に通電することができる。そして、コイル23に通電したときにマグネット15はコイル23の電磁力を受けて回転する。
【0030】
すなわち、本実施の形態によれば、隣り合う帯状リブ25a、25bの中間Q又は25a、25cの中間Qからずれた位置に磁気検知部材27を設けることにより、磁極15aの境目(死点)Vが磁気検知部材27に対向して位置するのを防止できる。したがって、磁気検知部材27はロータ3が停止した後、次に回転するときに、必ず磁気を検知してコイル23に流す電流を整流してモータを駆動することができる。
【0031】
また、マグネット15の回転には第2高調波を伴う場合がある。この第2高調波を打ち消さない場合、トルクバランスが崩れてモータの起動性に影響を及ぼす場合がある。第2高調波は磁極1極分で720度の位相角を持つ正弦波である。この第2高調波を打ち消すためには位相が180度だけずれた波を重ね合わせれば良い。本実施の形態において、磁極15aは6極あるので、機械的角度としては、(360度/n)/(720度/180度)=90度/n=15度だけずれた波を重ね合わせれば良いことになる。これは、帯状リブ25bと帯状リブ25aとが成す角度N1=60度+15度=75度と帯状リブ25aと帯状リブ25cとが成す角度N2=60度−15度=45度とに対応する。すなわち、隣り合う3本の帯状リブの間隔の一方が、360度/n+90度/n、他方が、360度/n−90度/nとすることにより、コギングの第2高調波を打ち消すことができる。
【0032】
本実施の形態によれば、ヨーク19の面積を小さくできるので、ヨーク19の材料の使用量を少なくでき、部品コストを低減できる。
【0033】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、ヨーク19の内環部20や外環部22はいずれかを削除したり、両方を削除して帯状ヨーク25a〜25cのみとしたりするものであっても良い。
【0034】
本実施の形態では、磁極数が6磁極である場合に、隣り合う帯状リブ25aと25bが成す角度N1は75度とし、隣り合う帯状リブ25aと25cが成す角度N2は45度とした。しかし、これに限らず、第2高調波に対する効果を無視すれば、例えば、N1=105度、N2=15度としたり、N1を67.5度、N2を52.5度としても良い。
【0035】
上述した実施の形態では、ロータ3に分銅17を取り付けた扁平型コアレス振動モータを例に説明したが、分銅17を取り付けないで、ロータ3を回転軸5に固定して、回転軸から出力を取り出す扁平型コアレスモータとしても良い。
【0036】
マグネット15の磁極数は、6磁極を例に用いて説明したが、4極であってもよいし、8極や10極であっても良く、極数は制限されない。また、コイル23の数も3個や4個であっても良く、コイルの数は制限されない。
ロータ3は分銅17を取り付けないで、ブラケット13の形状等を変えることにより偏心させるものであってもよい。
【符号の説明】
【0037】
1 扁平型コアレス振動モータ
3 ロータ
5 回転軸
7 ステータ
15 マグネット
15a 磁極
17 分銅
19 ヨーク
23 コイル
25a〜25c 帯状リブ
27 磁気検知部材
K 空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
N極及びS極の磁極を周方向に交互に配置したロータと、コイルをロータの磁極に対向配置したステータと、ステータに設けてあり且つコイルに対してロータと反対側に設けたヨークと、ステータに設けた磁気検知部材とを備え、ヨークは放射状に設けた少なくとも3つ以上の帯状リブを有し、隣り合う帯状リブ間には空間が形成してあり、磁気検知部材は隣り合う帯状リブ間の中間からずれた位置に設けてあり、帯状リブの幅は磁極の幅よりも狭く、3つの帯状リブのうち隣り合う一方の帯状リブ間の間隔は(360度/n)+a度、他方の間隔は(360度/n)−a度としてあり、nは磁極数、aは0<a<360/nの関係にあることを特徴とする扁平型コアレスモータ。
【請求項2】
aは、90/nとしたことを特徴とする請求項1記載の扁平型コアレスモータ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のロータが偏心してあることを特徴とする扁平型コアレス振動モータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−50219(P2012−50219A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−189145(P2010−189145)
【出願日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(000131348)シコー株式会社 (168)
【Fターム(参考)】