説明

扇風機カバー

【課題】涼しい風を得ることができる扇風機カバーを提供する。
【解決手段】扇風機カバー1は、扇風機カバー本体2と布3を備えている。扇風機カバー本体は、ナイロン、ビニール、絹、綿などで形成されている。布は、綿、絹、ナイロンなどで形成されている。扇風機カバー本体は、扇風機カバー本体表面部2aと端部2bを有している。扇風機カバー本体表面部は、扇風機カバー本体の表面に網状に形成されており、外表面に扇風機カバー本体第一表面部を有しており、内表面に扇風機カバー本体第二表面部を有している。端部は、扇風機カバー本体の端部に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、涼しい風を得ることができる扇風機カバーに関する。
【背景技術】
【0002】
扇風機には、回転している扇風機の羽根に異物が接触することによって、扇風機の羽根などが損傷することを防止するために、扇風機カバーを装着することがある。
扇風機カバーに、扇風機から送風されてくる風を冷却する手段を設ければ、扇風機から送風する風をより涼しくすることができる。
【0003】
背景技術には、特許文献1がある。
特許文献1に示す扇風機カバーは、扇風機から送風されてくる風の一部が冷却剤によって遮断されてしまう。
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3139320号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、涼しい風を得ることができる扇風機カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の扇風機カバーは、扇風機カバー本体と布を備えている。
扇風機カバー本体は、ナイロン、ビニール、絹、綿などで形成されている。
布は、綿、絹、ナイロンなどで形成されている。
【0007】
扇風機カバー本体は、扇風機カバー本体表面部と端部を有している。
扇風機カバー本体表面部は、扇風機カバー本体の表面に網状に形成されており、外表面に扇風機カバー本体第一表面部を有しており、内表面に扇風機カバー本体第二表面部を有している。
端部は、扇風機カバー本体の端部に形成されている。
布は、一方の面に布第一表面部を有し、他方の面に布第二表面部を有する。
布と扇風機カバー本体は、布第二表面部を扇風機カバー本体第一表面部に接触させて、布を扇風機カバー本体に糸やピアノ線や金属線などで縫いつけて係着することによって係合する。
ただし、布と扇風機カバー本体は、布第二表面部を扇風機カバー本体第一表面部に接着剤で接着する、あるいは、布第二表面部を扇風機カバー本体第一表面部に熱圧着して係着することによって係合することもできる。
【0008】
本発明の扇風機カバーの使用方法について説明する。
扇風機は、送風部分を有する。
送風部分の内部には、ブレードが設置されている。
布に水を吸収させて、本発明の扇風機カバーを扇風機の送風部分に装着する。
送風部分の内部に設置されたブレードを回転させると、送風部分から風が送風される。
扇風機の送風部分から風が送風されると、扇風機カバー本体表面部は網状に形成されているので、扇風機の送風部分から送風された風は、扇風機カバー本体第二表面部から扇風機カバー本体第一表面部に送風され、扇風機カバー本体第一表面部から扇風機カバーの外部に送風される。
扇風機カバーの外部に送風された風のうちの一部の風は布に当たる。
風が布に当たると、風が有している熱の一部は、布に吸水された水の蒸発に用いられるために、布に当たった風は、扇風機の送風部分から送風されたときよりも低い温度になるので、扇風機から涼しい風を得ることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の扇風機カバーを用いれば、扇風機から涼しい風を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図面に基づいて発明を実施するための最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0011】
実施例1の扇風機カバー1は、図1、図2、図3、図4に示すように、扇風機カバー本体2と布3を備えている。
扇風機カバー本体2は、ナイロン、ビニール、絹、綿などで形成されている。
布3は、綿、絹、ナイロンなどで形成されている。
【0012】
扇風機カバー本体2は、図1、図2、図3、図4に示すように、扇風機カバー本体表面部2aと端部2bを有する。
扇風機カバー本体表面部2aは、図1、図2、図3、図4に示すように、扇風機カバー本体2の表面に網目状に形成されている。
扇風機カバー本体表面部2aは、図1、図2、図3、図4、図5に示すように、扇風機カバー本体第一表面部2aaと扇風機カバー本体第二表面部2abを有する。
扇風機カバー本体第一表面部2aaは、図1、図2、図3、図4、図5に示すように、扇風機カバー本体表面部2aの外表面に形成されている。
扇風機カバー本体第二表面部2abは、図1、図2、図3、図4、図5に示すように、扇風機カバー本体表面部2aの内表面に形成されている。
端部2bは、図1、図2、図3、図4に示すように、扇風機カバー本体2の端部に形成されている。
布3は、図1、図2、図3、図4、図5に示すように、一方の面に布第一表面部3aを有し、他方の面に布第二表面部3bを有する。
布3と扇風機カバー本体2は、図1、図2、図3、図4、図5に示すように、布第二表面部3bと第一扇風機カバー本体第一表面部2aaが係着することによって係合する。
布3と扇風機カバー本体2は、布第二表面部3bを第一扇風機カバー本体第一表面部2aaに接触させて、布3を扇風機カバー本体2に糸やピアノ線や金属線で縫いつけて係着することによって係合している。
ただし、布3と扇風機カバー本体2は、布第二表面部3bを扇風機カバー本体第一表面部2aaに接着剤で接着する、あるいは、布第二表面部3bを扇風機カバー本体第一表面部2aaに熱圧着することによって係合してもよい。
【0013】
実施例1の扇風機カバー1の使用方法について説明する。
扇風機4は、図6(a)に示すように、送風部分4aを有する。
送風部分4aの内部には、図6(a)に示すように、ブレード4bが設置されている。
布3に水を吸収させて、図6(b)に示すように、実施例1の扇風機カバー1を扇風機4の送風部分4aに装着する。
図6(c)に示すように、送風部分4aの内部に設置されたブレード4bを回転させれば、送風部分4aから風5が送風される。
扇風機4の送風部分4aから風5が送風されると、扇風機カバー本体表面部2aは網状に形成されているので、扇風機4の送風部分4aから送風された風5は、扇風機カバー本体第二表面部2abから扇風機カバー本体第一表面部2aaに送風され、扇風機カバー本体第一表面部2aaから扇風機カバー1の外部に送風される。
扇風機カバー2の外部に送風された風5のうちの一部の風5は、図6(c)に示すように、布3に当たる。
風5は、布3に当たると、風5が有している熱の一部は、布3に吸収された水の蒸発に用いられるために、布3に当たった風5は、扇風機4の送風部分4aから送風されたときよりも低い温度になるので、扇風機4から涼しい風5を得ることができる。
【0014】
図6(b)(c)では、布3は1つしか設けられていない。
しかし、布3は、図7(a)に示すように、2以上設けてもよい。
布3が2以上設けられていると、図7(b)に示すように、送風部分4aから送風された風5をより冷やすことができるので、扇風機4からより涼しい風5を得ることができる。
図7(a)(b)では、布3は、3つ設けられているが、布3は、2つ、あるいは、4つ以上設けてもよい。
【実施例2】
【0015】
実施例2の扇風機カバー1は、実施例1の扇風機カバー1の変形例である。
実施例2の扇風機カバー1は、扇風機カバー本体第一表面部2aaに、図8(a)(b)(c)、図9(a)(b)(c)に示すように、扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aが係着されており、布第二表面部3bに、図8(a)(b)(c)、図10(a)(b)(c)に示すように、布側ファスナーテープ6bが係着されている点が、実施例1とは異なる。
扇風機カバー本体2と布3は、図11(a)(b)に示すように、扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aと布側ファスナーテープ6bが係着することによって係合する。
【0016】
ファスナーテープには、フックファスナーテープ6cとループファスナーテープ6dがある。
フックファスナーテープ6cは、図12(a)に示すように、一方の面にフック毛6eが設けられている。
ループファスナーテープ6dは、図12(b)に示すように、一方の面にループ毛6fが設けられている。
フックファスナーテープ6cとループファスナーテープ6dは、押しつけるだけで係着する。
【0017】
扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aと布側ファスナーテープ6bを係着するためには、扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aがフックファスナーテープ6cである際には、布側ファスナーテープ6bはループファスナーテープ6dでなければならず、扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aがループファスナーテープ6dである際には、布側ファスナーテープ6bはフックファスナーテープ6cでなければならない。
ファスナーテープは、面テープ、ワンタッチテープ、マジックテープ(登録商標)と呼ばれることもある。
【0018】
係着したフックファスナーテープ6cとループファスナーテープ6dは、引っ張れば分離することができる。
このため、係着した扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aと布側ファスナーテープ6bは、引っ張れば分離することができる。
【0019】
実施例2の扇風機カバー1の使用方法について説明する。
扇風機4は、図13(a)に示すように、送風部分4aを有する。
送風部分4aの内部には、図13(a)に示すように、ブレード4bが設置されている。
実施例2の扇風機カバー1の布3に水を吸収させて、図13(b)に示すように、実施例2の扇風機カバー1を扇風機4の送風部分4aに装着する。
ただし、実施例2の扇風機カバー本体2を扇風機4に装着してから、水を吸収させた布3に水を実施例2の扇風機カバー本体2に係着させてもよい。
図13(c)に示すように、送風部分4aの内部に設置されたブレード4bを回転させれば、送風部分4aから風5が送風される。
扇風機4の送風部分4aから風5が送風されると、扇風機カバー本体表面部2aは網状に形成されているので、扇風機4の送風部分4aから送風された風5は、扇風機カバー本体第二表面部2abから扇風機カバー本体第一表面部2aaに送風され、扇風機カバー本体第一表面部2aaから扇風機カバー1の外部に送風される。
扇風機カバー2の外部に送風された風5のうち一部の風5は布3に当たる。
風5は、図13(c)に示すように、布3に当たると、風5が有している熱の一部は、布3に吸収された水の蒸発に用いられるために、布3に当たった風5は、扇風機4の送風部分4aから送風されたときよりも低い温度になるので、扇風機4から涼しい風5を得ることができる。
【0020】
図8、図9(a)(b)(c)、図11(a)(b)、図13(a)(b)(c)では、扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aは1つしか設けられてはいない。
しかし、扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aは、図14(a)(b)(c)に示すように、2以上設けてもよい。
扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aが、2以上設けられていると、布3を扇風機カバー本体2に2以上係着することができる。
布3を扇風機カバー本体2に2以上係着すると、送風部分4aから送風された風5をより冷やすことができる。
図14(a)(b)(c)では、扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aと布側ファスナーテープ6bが設けられている布3は、3つ設けられているが、扇風機カバー本体側ファスナーテープ6aと布側ファスナーテープ6bが設けられている布3は、2つ、あるいは、4つ以上設けてもよい。
【0021】
実施例2の扇風機カバー1は、図11(a)(b)、図13(a)(b)(c)、図14(a)(b)(c)に示すように、布3を扇風機カバー本体2に係着したり、布3を扇風機カバー本体2から分離することができるので、実施例1の扇風機カバー1のように、扇風機カバー1を扇風機4から脱着しなくても、布3を扇風機カバー本体2から分離して吸水して、扇風機カバー本体2に係着することができる。
【実施例3】
【0022】
実施例3の扇風機カバー1は、図15、図16、図17、図18に示すように、扇風機カバー本体2と洗濯ばさみ7を備えている。
実施例3の扇風機カバー本体2は、実施例1の扇風機カバー2と同じである。
洗濯ばさみ7は、図19(a)に示すように、第一部材7aと第二部材7bとバネ7cを有する。
第一部材7aは、図19(a)、(b)に示すように、第一部材握り部7aaと第一部材中間部7abと第一部材はさみ部7acを有する。
第一部材握り部7aaは、図19(b)に示すように、第一部材7aの一端に形成されており、第一部材はさみ部7acは、第一部材7aの他端に形成されており、第一部材中間部7abは、第一部材握り部7aaと第一部材はさみ部7acの間に形成されている。
第一部材中間部7abは、図19(a)、(b)に示すように、第一部材係着部7abaと第一部材バネ係着部7abbを有する。
第二部材7bは、図19(a)、(c)に示すように、第二部材握り部7baと第二部材中間部7bbと第二部材はさみ部7bcを有する。
図19(c)に示すように、第二部材握り部7baは、第二部材7bの一端に形成されており、第二部材はさみ部7bcは、第二部材7bの他端に形成されており、第二部材中間部7bbは、第二部材握り部7baと第二部材はさみ部7bcの間に形成されている。
第二部材握り部7baは、図19(a)、(c)に示すように、切り欠き部7baaを有する。
第二部材中間部7bbは、図19(a)、(c)に示すように、第二部材係着部7bbaを有し、図19(c)に示すように、第二部材バネ係着部7bbbを有する。
バネ7cは、図19(d)に示すように、一端にバネ第一端部7caを有し、他端にバネ第二端部7cbを有する。
第一部材7aと第二部材7bは、図19(a)に示すように、第一部材係着部7abaと第二部材係着部7bbaが係着することによって係合する。
第一部材7aとバネ7cは、第一部材バネ係着部7abbとバネ第一端部7caが係着することによって係合する。
第二部材7bとバネ7cは、第二部材バネ係着部7bbbとバネ第二端部7cbが係着することによって係合する。
洗濯ばさみ7と扇風機カバー本体2は、図15、図16、図17、図18、図20(a)(b)に示すように、切り欠き部7baaを扇風機カバー本体2を掛着することによって係合する。
第一部材はさみ部7acと第二部材はさみ部7bcは、バネ7cに押されることによって、第一部材はさみ部7acと第二部材はさみ部7bcの間には、物を挟み込む力が生じる。
【0023】
切り欠き7baaには、図21(a)に示すように、開口部7babを形成してもよい。
開口部7babは、第二部材7bの一方の表面から他方の表面に貫設して形成されている。
切り欠き7baaの端部に開口部7bbdが形成されていると、洗濯ばさみ7は、扇風機カバー本体2から離脱して転落ににくくなる。
洗濯ばさみ7は、図21(b)に示すように、第二部材7bには、切り欠き7baaを設けないで、開口部7babのみを形成してもよい。
第二部材7bに開口部7babのみが形成されている際には、洗濯ばさみ7と扇風機カバー本体2は、図22に示すように、第二部材7bを扇風機カバー本体第一表面部2aaに接触させて、糸を開口部7babに貫入することによって第二部材7bの一方の表面から他方の表面に通して、糸を扇風機カバー本体2に結びつけることによって係合する。
ただし、第二部材7bに開口部7babのみが形成されている際には、洗濯ばさみ7と扇風機カバー本体2は、ピアノ線、あるいは、金属線を開口部7babに貫入することによって第二部材7bの一方の表面から他方の表面に通して、ピアノ線、あるいは、金属線を扇風機カバー本体2に結びつけることによって係合してもよい。
【0024】
実施例3の扇風機カバー1の使用方法について説明する。図23に(a)に示すように、実施例3の扇風機カバー1を扇風機4に装着する。
布3に、水を吸収させる。
洗濯ばさみ7の第一部材はさみ部7acと第二部材はさみ部7bcの間に、図23(b)に示すように、布3を挟んでから、実施例3の扇風機カバー1を扇風機4に装着する。
ただし、水を吸水させた布3を第一部材はさみ部7acと第二部材はさみ部7bcの間に挟んでから、実施例3の扇風機カバー1を扇風機4に装着してもよい。
図23(c)に示すように、送風部分4aの内部に設置されたブレード4bを回転させれば、送風部分4aから風5が送風される。
扇風機4の送風部分4aから風5が送風されると、扇風機カバー本体表面部2aは網状に形成されているので、扇風機4の送風部分4aから送風された風5は、扇風機カバー本体第二表面部2abから扇風機カバー本体第一表面部2aaに送風され、扇風機カバー本体第一表面部2aaから扇風機カバー1の外部に送風される。
扇風機カバー2の外部に送風された風5のうち一部の風5は布3に当たる。
風5は、図23(c)に示すように、布3に当たると、風5が有している熱の一部は、布3に吸収された水の蒸発に用いられるために、布3に当たった風5は、扇風機4の送風部分4aから送風されたときよりも低い温度になるので、扇風機4から涼しい風5を得ることができる。
図23(a)(b)(c)では、洗濯ばさみ7には、布3が係着されている。
実施例3の扇風機カバー1の洗濯ばさみ7には、濡らした布3だけではなく、濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤を係着してもよい。
図23(a)(b)(c)に示す洗濯ばさみ7は、図19(a)(b)(c)(d)に示す第二部材握り部7baに切り欠き部7baaを有する洗濯ばさみ7、図21(a)に示す第二部材握り部7baに開口部7babが形成されている切り欠き部7baaを有する洗濯ばさみ7、図21(b)に示す第二部材7bに開口部7babを有する洗濯ばさみ7のうちのいずれか一つである。
【0025】
図23(a)(b)(c)では、洗濯ばさみ6は1つしか設けられていない。
しかし、洗濯ばさみ7は、図24(a)(b)(c)に示すように、2以上設けてもよい。
洗濯ばさみ7が、2以上設けられていると、洗濯ばさみ7には、濡れた布3を2以上掛着することができるので、送風部分4aの内部から送風された風5をより冷やすことができる。
洗濯ばさみ7に、冷蔵庫や冷凍庫で冷凍した冷却剤を係着すると、送風部分4aから送風された風5を布3を洗濯ばさみ7に係着した際よりも、さらに冷やすことができるので、さらに扇風機4から涼しい風5を得ることができる。
図24(a)(b)(c)では、洗濯ばさみ7は、3つ設けられているが、洗濯ばさみ7は、2つ、あるいは、4つ以上設けてもよい。
図24(a)(b)(c)に示す洗濯ばさみ7は、図19(a)(b)(c)(d)に示す第二部材握り部7baに切り欠き部7baaを有する洗濯ばさみ7、図21(a)に示す第二部材握り部7baに開口部7babが形成されている切り欠き部7baaを有する洗濯ばさみ7、図21(b)に示す第二部材7bに開口部7babを有する洗濯ばさみ7のうちのいずれか一つである。
【0026】
実施例3の扇風機カバー1を使用すれば、実施例1の扇風機カバー1や実施例2の扇風機カバー1のように布3だけではなく、濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤を洗濯ばさみ7に係着することによって涼しい風を得ることができる。
【実施例4】
【0027】
実施例4の扇風機カバー1は、図25、図26、図27、図28に示すように、扇風機カバー本体2とフック8を備えている。
実施例4の扇風機カバー本体2は、実施例1の扇風機カバー2と同じである。
フック8は、図29に示すように、第一梁8aと第二梁8bと柱8cを有する。
第一梁8aは、図29(a)(b)(c)(d)に示すように、一方の端部近傍から第一梁8aの外部に延出して第一梁係止部8aaが形成されており、他方の端部は、柱8cと係着している。
第二梁8bは、図29(a)(b)(c)(d)に示すように、一方の端部近傍から第二梁8bの外部に延出して第二梁係止部8baが形成されており、他方の端部は、柱8cと係着している。
フック8と扇風機カバー本体2は、図30(a)(b)に示すように、第一梁8aを扇風機カバー本体2に掛着することによって係合する。
第一梁8aは、扇風機カバー本体2から離脱しにくくするために、図25、図26、図27、図28、図30(b)に示すように、第一梁係止部8aaで扇風機カバー本体2に係止している。
【0028】
実施例4の扇風機カバー1の使用方法について説明する。図31(a)に示すように、実施例4の扇風機カバー1を扇風機4に装着する。
布3に、水を吸収させる。
図31(b)に示すように、布3をフック8に掛着することによって係合する。
図31(c)に示すように、送風部分4aの内部に設置されたブレード4bを回転させれば、送風部分4aから風5が送風される。
扇風機4の送風部分4aから風5が送風されると、扇風機カバー本体表面部2aは網状に形成されているので、扇風機4の送風部分4aから送風された風5は、扇風機カバー本体第二表面部2abから扇風機カバー本体第一表面部2aaに送風され、扇風機カバー本体第一表面部2aaから扇風機カバー1の外部に送風される。
扇風機カバー2の外部に送風された風5のうち一部の風5は布3に当たる。
風5は、図31(c)に示すように、布3に当たると、風5が有している熱の一部は、布3に吸収された水の蒸発に用いられるために、布3に当たった風5は、扇風機4の送風部分4aから送風されたときよりも低い温度になるので、扇風機4から涼しい風5を得ることができる。
フック8に掛着した布3が風5によって離脱しないようにするために、フック8に布3に掛着した後に、洗濯ばさみ7を布3に係着することによって、フック8に布3をより強力な力で係着させてもよい。
【0029】
図31(c)では、フック8には、布3が係着されているが、実施例4の扇風機カバー1のフック8には、実施例1の扇風機カバー1や実施例2の扇風機カバー1のように布3だけではなく、濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤を係着してもよい。
フック8に掛着した濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤が風5によって、フック8から離脱しにくくするようにするために、フック8に濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤に掛着した後に、洗濯ばさみ7を濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤に係着することによって、フック8に濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤をより強力な力で係着させてもよい。
【0030】
図25、図26、図27、図28、図30(a)(b)、図31(a)(b)(c)では、フック8は1つしか設けられていない。
しかし、フック8は、図32(a)(b)(c)に示すように、2以上設けてもよい。
フック8が、2以上設けられていると、送風部分4aの内部から送風された風5をより冷やすことができる。
フック8に、冷蔵庫や冷凍庫で冷凍した冷却剤を係着すると、フック8には、濡れた布3を2以上掛着することができるので、送風部分4aから送風された風5をさらに冷やすことができるので、さらに涼しい風5を得ることができる。
【0031】
図33(c)では、フック8には、布3が係着されているが、実施例4の扇風機カバー1のフック8には、実施例1の扇風機カバー1や実施例2の扇風機カバー1のように布3だけではなく、濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤を係着してもよい。
フック8に掛着した濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤が風5によって、フック8から離脱しにくくするようにするために、フック8に濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤に掛着した後に、洗濯ばさみ7を濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤に係着することによって、フック8に濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤をより強力な力で係着させてもよい。
【0032】
実施例4の扇風機カバー1を使用すれば、実施例1の扇風機カバー1や実施例2の扇風機カバー1のように布3だけではなく、濡れたタオルやシャツなどの濡れた洗濯物や、冷蔵庫、あるいは、冷凍庫で冷凍した冷却剤をフック8に係着することによって涼しい風を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】実施例1の扇風機カバーの斜視図である。
【図2】実施例1の扇風機カバーの正面図である。
【図3】実施例1の扇風機カバーの背面図である。
【図4】実施例1の扇風機カバーの側面図である。
【図5】実施例1の扇風機カバーの側面方向の一部拡大断面図である。
【図6】(a)扇風機の斜視図である。(b)実施例1の扇風機カバーを扇風機に装着した状態を示す斜視図である。(c)実施例1の扇風機カバーを扇風機に装着して扇風機から送風した状態を示す扇風機の斜視図である。
【図7】(a)布が3枚係着されている実施例1の扇風機カバーの斜視図である。(b)布が3枚係着されている実施例1の扇風機カバーを扇風機に装着して扇風機から送風した状態を示す斜視図である。
【図8】実施例2の扇風機カバーの斜視図である。
【図9】(a)実施例2の扇風機カバー本体の正面図である。(b)実施例2の扇風機カバー本体の背面図である。(c)実施例2の扇風機カバー本体の側面図である。
【図10】(a)実施例2の布の正面図である。(b)実施例2の布の背面図である。(c)実施例2の布の側面図である。
【図11】(a)扇風機カバー本体と布が係合する前の状態を示す側面図である。(b)扇風機カバー本体と布が係合した後の状態を示す側面図である。
【図12】(a)フックファスナーテープの斜視図である。(b)ループファスナーテープの斜視図である。
【図13】(a)扇風機の斜視図である。(b)実施例2の扇風機カバーを扇風機に装着した状態を示す斜視図である。(c)実施例2の扇風機カバーを扇風機に装着して扇風機から送風した状態を示す斜視図である。
【図14】(a)扇風機カバー本体側ファスナーテープが3つ係着されている実施例2の扇風機カバー本体の斜視図である。(b)布が3枚係着されている実施例2の扇風機カバーの斜視図である。(b)布が3枚係着されている実施例2の扇風機カバーを扇風機に装着して扇風機から送風した状態を示す斜視図である。
【図15】実施例3の扇風機カバーの斜視図である。
【図16】実施例3の扇風機カバーの正面図である。
【図17】実施例3の扇風機カバーの背面図である。
【図18】実施例3の扇風機カバーの側面図である。
【図19】(a)洗濯ばさみの斜視図である。(b)洗濯ばさみの第一部材の斜視図である。(c)洗濯ばさみの第二部材の斜視図である。(d)洗濯ばさみのバネの斜視図である。
【図20】(a)洗濯ばさみと扇風機カバー本体が係合する前の状態を示す側面図である。(b)洗濯ばさみと扇風機カバー本体が係合した後の状態を示す側面図である。
【図21】(a)切り欠きの一方の端部に開口部が形成されている洗濯ばさみの斜視図である。(b)開口部が形成されている洗濯ばさみの斜視図である。
【図22】開口部が形成されている洗濯ばさみと扇風機カバー本体を糸で係合した状態を示す斜視図である。
【図23】(a)実施例3の扇風機カバーを扇風機に装着した状態を示す斜視図である。(b)布が係着されている実施例3の扇風機カバーを扇風機に装着した状態を示す斜視図である。(c)布が係着されている実施例3の扇風機カバーを扇風機に装着して扇風機から送風した状態を示す斜視図である。
【図24】(a)布が3枚係着されている実施例3の扇風機カバーの斜視図である。(b)布が3枚係着されている実施例3の扇風機カバーを扇風機に装着した状態を示す斜視図である。(c)布が3枚係着されている実施例3の扇風機カバーを扇風機に装着して扇風機から送風した状態を示す斜視図である。
【図25】実施例4の扇風機カバーの斜視図である。
【図26】実施例4の扇風機カバーの正面図である。
【図27】実施例4の扇風機カバーの背面図である。
【図28】実施例4の扇風機カバーの側面図である。
【図29】(a)フックの正面図である。(b)フックの背面図である。(c)フックを第一梁係止部、および、第二梁係止部方向から見た側面図である。(d)フックを柱方向から見た側面図である。
【図30】(a)フックと扇風機カバー本体が係合する前の状態を示す側面図である。(b)フックと扇風機カバー本体が係合した後の状態を示す側面図である。
【図31】(a)実施例4の扇風機カバーを扇風機に装着した状態を示す斜視図である。(b)布が係着されている実施例4の扇風機カバーを扇風機に装着した状態を示す斜視図である。(c)布が係着されている実施例4の扇風機カバーを扇風機に装着して扇風機から送風した状態を示す斜視図である。
【図32】(a)フックが3つ係着されている実施例4の扇風機カバーの斜視図である。(b)布が3枚係着されている実施例4の扇風機カバーを扇風機に装着した状態を示す斜視図である。(c)布が3枚係着されている実施例4の扇風機カバーを扇風機に装着して扇風機から送風した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0034】
1 扇風機カバー
2 扇風機カバー本体
2a 扇風機カバー本体表面部
2aa 扇風機カバー本体第一表面部
2ab 扇風機カバー本体第二表面部
2b 端部
3 布
3a 布第一表面部
3b 布第二表面部
4 扇風機
4a 送風部分
4b ブレード
5 風
6a 扇風機カバー本体側ファスナーテープ
6b 布側ファスナーテープ
6c フックファスナーテープ
6d ループファスナーテープ
6e フック毛
6f ループ毛
7 洗濯ばさみ
7a 第一部材
7aa 第一部材握り部
7ab 第一部材中間部
7aba 第一部材係着部
7abb 第一部材バネ係着部
7ac 第一部材はさみ部
7b 第二部材
7ba 第二部材握り部
7baa 切り欠き部
7bab 開口部
7bb 第二部材中間部
7bba 第二部材係着部
7bbb 第二部材バネ係着部
7bc 第二部材はさみ部
7c バネ
7ca バネ第一端部
7cb バネ第二端部
7d 糸
8 フック
8a 第一梁
8aa 第一梁係止部
8b 第二梁
8ba 第二梁係止部
8c 柱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
扇風機に装着するための扇風機カバーであって、
扇風機カバー本体と布を備え、
前記扇風機カバー本体は、扇風機カバー本体表面部と端部を有し、
前記扇風機カバー本体表面部は、前記扇風機カバー本体の表面に網状に形成されており、
外表面に、扇風機カバー本体第一表面部を有しており、内表面に、扇風機カバー本体第二表面部を有しており、
前記端部は、前記扇風機カバー本体の端部に形成されており、
前記布は、一方の面に布第一表面部を有し、他方の面に布第二表面部を有し、
前記布と前記扇風機カバー本体は、前記布第二表面部と前記第一扇風機カバー本体第一表面部が係着することによって係合することを特徴とする扇風機カバー。
【請求項2】
前記扇風機カバー本体第一表面部には、扇風機カバー本体側ファスナーテープが係着されており、
前記布第二表面部には、布側ファスナーテープが係着されており、
前記布と前記扇風機カバー本体は、前記布側ファスナーテープと前記扇風機カバー本体側ファスナーテープが係着することによって係合することを特徴とする請求項1に記載の扇風機カバー。
【請求項3】
扇風機に装着するための扇風機カバーであって、
前記扇風機カバー本体と係合手段を備えることを特徴とする扇風機カバー。
【請求項4】
前記係合手段は、洗濯ばさみであって、
前記洗濯ばさみと前記扇風機カバー本体は、前記洗濯ばさみを前記扇風機カバー本体に掛着することによって係合することを特徴とする請求項3に記載の扇風機カバー。
【請求項5】
前記係合手段は、フックであって、
前記フックは、第一梁と第二梁と柱を有し、
前記第一梁は、一方の端部近傍から前記第一梁の外部に延出して係止部が形成されており、他方の端部は、前記柱と係着しており、
前記第二梁は、一方の端部近傍から前記第二梁の外部に延出して係止部が形成されており、他方の端部は、前記柱と係着しており、
前記フックと前記扇風機カバー本体は、前記第一梁を前記扇風機カバー本体に掛着することによって係合することを特徴とする請求項3に記載の扇風機カバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【公開番号】特開2013−87706(P2013−87706A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−230037(P2011−230037)
【出願日】平成23年10月19日(2011.10.19)
【出願人】(710011800)
【Fターム(参考)】