説明

抗不整脈薬としての3環性ベンゾピラン化合物

【課題】抗不整脈薬としての3環性ベンゾピラン化合物
【解決手段】本発明は式(I)又は(II)
【化1】


〔式中、R1及びR2はそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基又は炭素原子数6乃至14のアリール基を表し、R3は水酸基若しくは炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルオキシ基を表すか、又はR4と一緒になって結合を形成し、R4は水素原子を表すか、又はR3と一緒になって結合を形成し、mは0乃至4の整数を表し、nは0乃至4の整数を表し、Vは単結合、CR78、NR9、O、S、SO又はSO2を表し、R5は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基を表し、R6は水素原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルキル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルケニル基、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数6乃至14のアリールアミノ基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリールアミノ基、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基又は炭素原子数2乃至9のヘテロシクリル基を表し、Aはベンゼン環と縮合する5、6又は7員環であって、環の構成原子として酸素原子、窒素原子又は硫黄原子を単独もしくは組み合わせて1乃至3個含み得、環内の不飽和結合の数は縮合するベンゼン環の不飽和結合を含め1、2又は3であり、環を構成する炭素原子はカルボニル又はチオカルボニルであり得る。〕で表されるベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩に関する。これらの化合物は抗不整脈薬として有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)又は(II)
【化1】

〔式中、
1及びR2はそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基により任意に置換されていてもよい。)又は炭素原子数6乃至14のアリール基(該アリール基はハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基により任意に置換されていてもよい。)又は炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)により任意に置換されていてもよい。)を表し、
3は水酸基若しくは炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルオキシ基を表すか、又はR3はR4と一緒になって結合を形成し、
4は水素原子を表すか、又はR4はR3と一緒になって結合を形成し、
mは0乃至4の整数を表し、
nは0乃至4の整数を表し、
Vは単結合か、CR78(式中、R7
−炭素原子数1乃至6のアルキル基(該炭素原子数1乃至6のアルキル基はハロゲン原子、水酸基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR10(R10はハロゲン原子、水酸基、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、水酸基又は炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ホルムアミド基、スルホニルアミノ基、スルホニル基、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、アミノスルホニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基又は炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基を表す。)により任意に置換されていてもよく、複数のR10が存在するとき、それらはそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルオキシ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ホルムアミド基、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、アミノスルホニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基又はスルホニル基で任意に置換されていてもよい。)、
−炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR10(R10は前記と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、
−水酸基、
−炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、又は、
−ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ホルムアミド基、スルホニルアミノ基、スルホニル基、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、アミノスルホニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基、炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリールカルボニル基(該アリールカルボニル基又はヘテロアリールカルボニル基は何れも1乃至3個のR10(R10は前記と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)を表し、並びに、
8
−水素原子、
−炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、水酸基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR17(R17はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルオキシ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ホルムアミド基、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、アミノスルホニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基又はスルホニル基で任意に置換されていてもよい。)、
−炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR17(R17はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、
−水酸基、
−炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、又は、
−ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ホルムアミド基、スルホニルアミノ基、スルホニル基、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、アミノスルホニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基、炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリールカルボニル基(該アリールカルボニル基又はヘテロアリールカルボニル基は何れも1乃至3個のR17(R17はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)を表すか、又は、
7及びR8が一緒になって=O又は=Sを表す。)を表すか、又は、
VはNR9(式中、R9は水素原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、水酸基、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR17(R17はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基、炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリールカルボニル基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、炭素原子数6乃至14のアリールスルホニル基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリールスルホニル基(該アリールスルホニル基又はヘテロアリールスルホニル基は何れも1乃至3個のR17(R17はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、カルボキシル基、炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリールカルボニル基(該アリールカルボニル基又はヘテロアリールカルボニル基は何れも1乃至3個のR17(R17はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)を表す。)を表すか、又は、
VはO、S、SO又はSO2を表し、
5は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、
6
−水素原子、
−炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、
−炭素原子数3乃至8のシクロアルキル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルケニル基(該シクロアルキル基又はシクロアルケニル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、
−アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数6乃至14のアリールアミノ基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリールアミノ基(該アリールアミノ基又はヘテロアリールアミノ基は何れも1乃至3個のR18(R18はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、
−炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR18(R18はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、又は、
−炭素原子数2乃至9のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR18(R18はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、水酸基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ホルムアミド基、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、アミノスルホニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基又は炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基で任意に置換されていてもよい。)を表し、
Aはベンゼン環と縮合する5、6又は7員環(該5、6又は7員環は何れも1乃至3個のR21(R21はR10と同様の意味を表し、複数のR21が存在するとき、それらはそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)により任意に置換されていてもよく、環の構成原子として酸素原子、窒素原子又は硫黄原子を単独もしくはそれらの組み合わせで1乃至3個含むことができ、環内の不飽和結合の数は縮合するベンゼン環の不飽和結合を含め、1、2又は3であり、環を構成する炭素原子はカルボニル又はチオカルボニルであってもよい。)を表す]、
で表されるベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項2】
Aが、
【化2】

(式中、R11及びR12はそれぞれ独立して、水素原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、水酸基、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR19(R19はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基、炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリールカルボニル基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR19(R19はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、炭素原子数6乃至14のアリールスルホニル基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリールスルホニル基(該アリールスルホニル基又はヘテロアリールスルホニル基は何れも1乃至3個のR19(R19はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、カルボキシル基、炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリールカルボニル基(該アリールカルボニル基又はヘテロアリールカルボニル基は何れも1乃至3個のR19(R19はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)を表し、
13,R14,R15及びR16はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、水酸基、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR20(R20はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基、炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリールカルボニル基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、カルボキシル基、アミノ基、水酸基、炭素原子数6乃至14のアリール基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR20(R20はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)により任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のチオアルコキシ基(該チオアルコキシ基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、カルボキシル基、水酸基、炭素原子数6乃至14のアリール基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR20(R20はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)により任意に置換されていてもよい。)、水酸基、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR20(R20はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルオキシ基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ホルムアミド基、アミノ基、スルホニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数6乃至14のアリールアミノ基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリールアミノ基(該アリールアミノ基又はヘテロアリールアミノ基は何れも1乃至3個のR20(R20はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリールカルボニル基(該アリールカルボニル基又はヘテロアリールカルボニル基は何れも1乃至3個のR20(R20はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、アミノスルホニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、炭素原子数6乃至14のアリールスルホニル基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリールスルホニル基(該アリールスルホニル基又はヘテロアリールスルホニル基は何れも1乃至3個のR20(R20はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、カルボキシル基、スルホニル基又は炭素原子数2乃至9のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数6乃至14のアリール基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR20(R20はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)、水酸基、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ホルムアミド基、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニルアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、炭素原子数1乃至6のアルコキシカルボニル基、アミノスルホニル基、炭素原子数1乃至6のアルキルスルホニル基、カルボキシル基又は炭素原子数6乃至14のアリールカルボニル基で任意に置換されていてもよい。)を表し、
XはO、S、SO又はSO2を表す。)を表す、請求項1記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項3】
1及びR2はメチル基を表し、R3は水酸基を表し、並びに、R4は水素原子を表す、請求項2記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項4】
5は水素原子を表し、mは0乃至3の整数を表し、並びに、nは0乃至2の整数を表す、請求項3記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項5】
Vは単結合を表す、請求項4記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項6】
mは1乃至3の整数を表し、nは0を表し、並びに、R6は炭素原子数6乃至14のアリール基(該アリール基は1乃至3個のR18(R18はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)を表す、請求項5記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項7】
mは2を表す、請求項6記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項8】
6は炭素原子数6乃至14のアリール基(該アリール基は1乃至3個のハロゲン原子又はアミノ基で任意に置換されていてもよく、複数の置換基が存在するとき、それらはそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)を表す、請求項7記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項9】
mは1乃至3の整数を表し、nは0を表し、並びに、R6は炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該ヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR18(R18はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)を表す、請求項5記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項10】
mは2を表す、請求項9記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項11】
6は2−ピリジル基、3−ピリジル基又は4−ピリジル基を表す、請求項10記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項12】
mは1乃至3の整数を表し、nは0を表し、並びに、R6は炭素原子数2乃至4のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数3乃至8のシクロアルキル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルケニル基(該シクロアルキル基又はシクロアルケニル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、又は、炭素原子数2乃至9のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、水酸基又はアミノ基で任意に置換されていてもよい。)を表す、請求項5記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項13】
mは2を表す、請求項12記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項14】
6はn−プロピル基、i−プロピル基、c−ペンチル基、c−ヘキシル基、1−c−ペンテニル基、2−c−ペンテニル基、3−c−ペンテニル基、1−c−ヘキセニル基、2−c−ヘキセニル基又は3−c−ヘキセニル基を表す、請求項13記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項15】
VはCR78を表す、請求項4記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項16】
7は水酸基、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基又はカルボキシル基であり、R8が水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表すか、又は、R7及びR8は一緒になって=O又は=Sを表す、請求項15記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項17】
7は水酸基、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、水酸基又はカルボキシル基で任意に置換されていてもよい。)又はカルボキシル基を表し、並びに、R8は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、水酸基又はカルボキシル基で任意に置換されていてもよい。)を表すか、又は、R7及びR8は一緒になって=Oを表す、請求項16記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項18】
7は水酸基を表し、R8は水素原子を表す、請求項17記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項19】
mは1乃至2の整数を表し、nは0を表し、並びに、R6は炭素原子数6乃至14のアリール基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR18(R18はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)を表す、請求項15記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項20】
7は水酸基、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基又はカルボキシル基を表し、並びに、R8は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表すか、又は、R7及びR8は一緒になって=O又は=Sを表す、請求項19記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項21】
7は水酸基、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、水酸基又はカルボキシル基で任意に置換されていてもよい。)又はカルボキシル基を表し、並びに、R8は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、水酸基又はカルボキシル基で任意に置換されていてもよい。)を表すか、又は、R7及びR8は一緒になって=Oを表す、請求項20記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項22】
7は水酸基を表し、並びに、R8は水素原子を表す、請求項21記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項23】
mは1を表し、nは0を表し、並びに、R6は炭素原子数6乃至14のアリール基(該アリール基は何れも1乃至3個のハロゲン原子又はアミノ基で任意に置換されていてもよく、複数の置換基が存在するとき、それらはそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)を表す、請求項22記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項24】
mは1乃至2の整数を表し、nは0を表し、並びに、R6は炭素原子数1乃至4のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数3乃至8のシクロアルキル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルケニル基(該シクロアルキル基又はシクロアルケニル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)又は炭素原子数2乃至9のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表す、請求項15記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項25】
7は水酸基、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該炭素原子数1乃至6のアルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該炭素原子数1乃至6のアルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジアルキルアミノ基又はカルボキシル基を表し、並びに、R8は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該炭素原子数1乃至6のアルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表すか、又は、R7及びR8は一緒になって=O又は=Sを表す、請求項24記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項26】
7は水酸基、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、水酸基又はカルボキシル基で任意に置換されていてもよい。)又はカルボキシル基を表し、並びに、R8は水素原子、又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、水酸基、カルボキシル基で任意に置換されていてもよい。)を表すか、又は、R7及びR8は一緒になって=Oを表す、請求項25記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項27】
7は水酸基を表し、並びに、R8は水素原子を表す、請求項26記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項28】
6はn−プロピル基、i−プロピル基、c−ペンチル基、c−ヘキシル基、1−c−ペンテニル基、2−c−ペンテニル基、3−c−ペンテニル基、1−c−ヘキセニル基、2−c−ヘキセニル基又は3−c−ヘキセニル基を表す、請求項27記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項29】
7及びR8は一緒になって=O又は=Sを表し、並びに、R6はアミノ基、炭素原子数1乃至6のアルキルアミノ基、炭素原子数1乃至6のジ−アルキルアミノ基、炭素原子数6乃至14のアリールアミノ基、炭素原子数2乃至9のヘテロアリールアミノ基(該アリールアミノ基又はヘテロアリールアミノ基は何れも1乃至3個のR18(R18はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)又は炭素原子数2乃至9のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表す、請求項15記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項30】
VはNR9を表す、請求項4記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項31】
mは1乃至3の整数を表し、nは0を表し、並びに、R6は炭素原子数6乃至14のアリール基又は炭素原子数2乃至9のヘテロアリール基(該アリール基又はヘテロアリール基は何れも1乃至3個のR18(R18はR10と同様の意味を表す。)により任意に置換されていてもよい。)を表す、請求項30記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項32】
mは2を表す、請求項31記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項33】
mは1乃至3の整数を表し、nは0を表し、並びに、R6は水素原子、炭素原子数2乃至4のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数3乃至8のシクロアルキル基、炭素原子数3乃至8のシクロアルケニル基(該シクロアルキル基又はシクロアルケニル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、又は、炭素原子数2乃至9のヘテロシクリル基(該ヘテロシクリル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基、カルボキシル基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表す、請求項30記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項34】
mは2を表す、請求項33記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項35】
式(I)の化合物である、請求項3記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項36】
式(II)の化合物である、請求項3記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項37】
Aの環構造は
【化3】

(式中、R11、R13、R14及びR15は前記と同様の意味を表す。)である、請求項8、請求項11、請求項14、請求項23、請求項28又は請求項35記載のベンゾピラン誘導体或いはその薬剤的に許容される塩。
【請求項38】
11は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、並びに、R13、R14及びR15はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数3乃至8のシクロアルキル基(該シクロアルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、アミノカルボニル基、アミノ基、カルボキシル基又はシアノ基を表す、請求項37記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項39】
11は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、並びに、R13、R14及びR15はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、カルボキシル基、アミノ基又はシアノ基を表す、請求項38記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項40】
11は水素原子を表し、R13は水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、R14は水素原子を表し、並びに、R15は水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表す、請求項39記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項41】
Aの環構造は
【化4】

(式中、R11、R12、R13及びR14は前記と同様の意味を表す。)である、請求項8、請求項11、請求項14、請求項23、請求項28又は請求項35記載のベンゾピラン誘導体或いはその薬剤的に許容される塩。
【請求項42】
11及びR12はそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、並びに、R13及びR14はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルキルカルボニル基、アミノ基又はシアノ基を表す、請求項41記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項43】
11及びR12はそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、並びに、R13及びR14はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基又はシアノ基を表す、請求項42記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項44】
11、R12、R13及びR14は水素原子を表す、請求項43記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項45】
Aの環構造は
【化5】

(式中、R11、R13及びR14は前記と同様の意味を表す。)である、請求項8、請求項11、請求項14、請求項23、請求項28又は請求項35記載のベンゾピラン誘導体或いはその薬剤的に許容される塩。
【請求項46】
11は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、R13及びR14はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基又はシアノ基を表し、並びに、XはO,S,SO又はSO2を表す、請求項45記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項47】
11は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、R13及びR14はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、並びに、XはOを表す、請求項46記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項48】
11は水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、R13及びR14は水素原子を表し、並びに、XはOを表す、請求項47記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項49】
Aの環構造は
【化6】

(式中、R11、R12、R13及びR14は前記と同様の意味を表す。)である、請求項8、請求項11、請求項14、請求項23、請求項28又は請求項35記載のベンゾピラン誘導体或いはその薬剤的に許容される塩。
【請求項50】
11及びR12はそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数6乃至14のアリール基(該アリール基はハロゲン原子、水酸基又は炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、並びに、R13及びR14はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子、アミノ基、炭素原子数1乃至6のアルコキシ基(該アルコキシ基はハロゲン原子で任意に置換されていてもよい。)又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)、アミノ基又はシアノ基を表す、請求項49記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項51】
11及びR12はそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1乃至6のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子、アミノ基又は水酸基で任意に置換されていてもよい。)を表し、並びに、R13及びR14は水素原子を表す、請求項50記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容される塩。
【請求項52】
2,2,7,9−テトラメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、2,2,7−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、3−ヒドロキシ−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−7−カルボニトリル、3−ヒドロキシ−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−7−カルボキサミド、{3−ヒドロキシ−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−7−イル}エタノン、3,3−ジメチル−1−[(2−フェニルエチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−ピラノ[3,2−f]キノリン−2−オール、7−ヒドロキシメチル−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、3−ヒドロキシ−2,2,9−トリメチル−4−[2−(フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−7−カルボン酸、4−(ベンジルアミノ)−7−クロロ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、4−{[(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]アミノ}−7−クロロ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−[(3−フェニルプロピル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(4−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(2−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、4−{[2−(4−アミノフェニル)エチル]アミノ}−7−クロロ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルブチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、4−{[2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)エチル]アミノ}−7−クロロ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(1−ピペリジニル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(1−メチル−2−ピロリジニル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、4−[(2−アリニノエチル)アミノ]−7−クロロ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−({2−[エチル(3−メチルフェニル)アミノ]エチル}アミノ)−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[(1−エチル−(R)−2−ピロリジニル)メチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(2,2−ジエトキシエチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(3−チエニル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−[2−(1−ピラゾリルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(4−メチルピラゾール−1−イル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(4−クロロピラゾール−1−イル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(2−ピリジル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(3−ピリジル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(4−ピリジル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−エチルアミノ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−イソブチルアミノ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−イソペンチルアミノ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(2−シクロペンチルエチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(1−シクロペンテニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−[(5−メチルヘキサン−2−イル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−ペンチルアミノ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[{2−(テトラヒドロピラン−4−イル)エチル}アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−[{2−(4−チアニル)エチル}アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−({[6−(4−クロロフェニル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、4−[(2−ベンゾフリルメチル)アミノ]−7−クロロ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(2−ヒドロキシペンチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、2,2−ジメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、4−{[2−(2−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、4−{[2−(4−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、4−[(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)アミノ]−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、2,2−ジメチル−4−ペンチルアミノ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、2,2,7,8−テトラメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−8,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、7,8,−ジエチル−2,3−ジメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、2,2,8−トリメチル−7−フェニル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、2,2,7−トリメチル−8−フェニル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、2,2,8−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、4−[(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−[(2−フェニルチル)アミノ]−2,3,4,6−テトラヒドロ−ピラノ[2,3−f]ベンズイミダゾール−7−オン、7−ヒドロキシ−6,6−ジメチル−8−[(2−フェニルエチル)アミノ]−4,6,7,8−テトラヒドロ−1,5−ジオキサ−4−アザ−アントラセン−3−オン、7−ヒドロキシ−4,6,6−トリメチル−8−[(2−フェニルエチル)アミノ]−4,6,7,8−テトラヒドロ−1,5−ジオキサ−4−アザ−アントラセン−3−オン、6,6−ジメチル−8−[(2−フェニルエチル)アミノ]−2,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,5−ジオキサ−4−アザ−アントラセン−7−オール、7−ヒドロキシ−6,6−ジメチル−8−[(2−フェニルエチル)アミノ]−1,6,7,8−テトラヒドロ−4,5−ジオキサ−1−アザ−アントラセン−2−オン、6,6−ジメチル−8−[(2−フェニルエチル)アミノ]−1,2,3,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,5−ジオキサ−1−アザ−アントラセン−7−オール、9−ヒドロキシメチル−2,2−ジメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3,7−ジオール、7−アミノメチル−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−6λ5−オキシ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(4−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−6λ5−オキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−6λ5−オキシ−4−(ペンチルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、4−{[2−(4−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−7−ヒドロキシメチル−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒ
ドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール又は2,2−ジメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オールである、ベンゾピラン誘導体或いはその薬剤的に許容される塩。
【請求項53】
2,2,7−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、3,3−ジメチル−1−[(2−フェニルエチル)アミノ]−2,3−ジヒドロ−1H−ピラノ[3,2−f]キノリン−2−オール、7−ヒドロキシメチル−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(4−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(2−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、3−ヒドロキシ−2,2,9−トリメチル−4−[2−(フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−7−カルボン酸、4−{[2−(4−アミノフェニル)エチル]アミノ}−7−クロロ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(1−ピペリジニル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(4−クロロピラゾール−1−イル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(2−ピリジル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(3−ピリジル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−{[2−(4−ピリジル)エチル]アミノ}−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−イソペンチルアミノ−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(2−シクロペンチルエチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(1−シクロペンテニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−4−ペンチルアミノ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−[(2−ヒドロキシペンチル)アミノ]−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、2,2−ジメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、4−{[2−(2−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、4−{[2−(4−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、4−[(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)アミノ]−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、2,2−ジメチル−4−ペンチルアミノ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、4−[(2−シクロヘキシルエチル)アミノ]−2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノキサリン−3−オール、7−ヒドロキシ−6,6−ジメチル−8−[(2−フェニルエチル)アミノ]−4,6,7,8−テトラヒドロ−1,5−ジオキサ−4−アザ−アントラセン−3−オン、7−ヒドロキシ−4,6,6−トリメチル−8−[(2−フェニルエチル)アミノ]−4,6,7,8−テトラヒドロ−1,5−ジオキサ−4−アザ−アントラセン−3−オン、7−ヒドロキシ−6,6−ジメチル−8−[(2−フェニルエチル)アミノ]−7,8−ジヒドロ−1H,6H−4,5−ジオキサ−1−アザ−アントラセン−2−オン、9−ヒドロキシメチルー2,2−ジメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3,7−ジオール、7−アミノメチル−2,2,9−トリメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−6λ5−オキシ−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−4−{[2−(4−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−2,2,9−トリメチル−6λ5−オキシ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、7−クロロ−2,2,9−トリメチル−6λ5−オキシ−4−ペンチルアミノ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール、4−{[2−(4−フルオロフェニル)エチル]アミノ}−7−ヒドロキシメチル−2,2,9−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オール又は2,2−ジメチル−4−[(2−フェニルエチル)アミノ]−3,4−ジヒドロ−2H−ピラノ[2,3−g]キノリン−3−オールである、ベンゾピラン誘導体或いはその薬剤的に許容される塩。
【請求項54】
請求項1乃至53のうちいずれか一項に記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容され得る塩を有効成分として含有することを特徴とする医薬品。
【請求項55】
請求項1乃至53のうちいずれか一項に記載のベンゾピラン誘導体又はその薬剤的に許容され得る塩を有効成分として含有することを特徴とする不整脈治療薬。

【公表番号】特表2007−530436(P2007−530436A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530022(P2006−530022)
【出願日】平成17年3月23日(2005.3.23)
【国際出願番号】PCT/JP2005/006004
【国際公開番号】WO2005/090357
【国際公開日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(000003986)日産化学工業株式会社 (510)
【Fターム(参考)】