抗原特異的T細胞の操作に有用な組換えMHC分子
2ドメインMHCポリペプチドは、抗原特異的T細胞の病原能および病原作用の調節を含め、抗原特異的T細胞の活性を調節するのに有用である。本発明の例示的なMHCクラスIIに基づく組換えT細胞リガンド(RTL)は、共有結合したβ1およびα1ドメインを含み、MHCクラスIに基づく分子は共有結合したα1およびα2ドメインを含む。これらのポリペプチドはまた、共有結合した抗原決定基、毒性部分、および/または検出可能な標識を含んでもよい。開示するポリペプチドは抗原特異的T細胞を標的化するために使用することができ、特に、抗原特異的T細胞を検出および精製する、T細胞を誘導または活性化する、T細胞サイトカインおよび接着分子発現の制御転換による調節を含めてT細胞活性を調節する、抗原特異的T細胞により媒介される状態を処置する、自己免疫疾患または神経変性疾患を処置または予防する、軸索を保護する、ならびに脱髄を防ぐまたは逆転させるのに有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まない、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドの免疫調節有効量;および
抗原決定基
を含み、
該対象におけるT細胞の1つまたは複数の免疫応答または免疫調節活性を調節するのに有効である、
哺乳動物対象における抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答を調節するための組成物。
【請求項2】
対象が哺乳動物細胞、組織、器官、または個体である、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
MHCクラスIIポリペプチドのβ1ドメインとα1ドメインとの間の共有結合がペプチドリンカー配列によって提供される、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
抗原決定基がペプチド抗原である、請求項1記載の組成物。
【請求項5】
抗原決定基がMHCクラスIIポリペプチドの第一ドメインのアミノ末端に共有結合されている、請求項1記載の組成物。
【請求項6】
抗原決定基が非共有結合性相互作用によりMHCクラスIIポリペプチドと会合している、請求項1記載の組成物。
【請求項7】
MHCクラスIIポリペプチドが共有結合された検出マーカーまたは毒性部分をさらに含む、請求項1記載の組成物。
【請求項8】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DRタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項9】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DQタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項10】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DPタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項11】
MHCクラスII MHC成分が、対応する天然MHCクラスII分子のCD4相互作用ドメインを除外する、請求項1記載の組成物。
【請求項12】
MHCクラスIIポリペプチドが、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTL中に同定される自己会合界面に相当する標的部位における1つまたは複数のアミノ酸置換、付加、欠失、または再編成によって改変され、それによって改変RTLが、a)またはb)に記載のMHC成分構造を有するが無傷の自己結合界面を有する天然MHCポリペプチドを組み入れた未改変対照RTLの示す凝集と比較して、溶液中における凝集の減少を示す、請求項1記載の組成物。
【請求項13】
MHCクラスIIポリペプチドが、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTLのβシートプラットフォーム内の疎水性残基の存在によって特徴づけられる1つまたは複数の標的部位における1つまたは複数のアミノ酸置換または欠失によって改変される、請求項1記載の組成物。
【請求項14】
1つまたは複数の標的部位が、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTLのβシートプラットフォーム中心コア内の自己結合モチーフを規定する、請求項13記載の組成物。
【請求項15】
1つまたは複数の標的部位が、V102、I104、A106、F108、およびL110より選択されるβシートプラットフォームの中心コア部分の残基の1つまたは任意の組み合わせを含む、請求項13記載の組成物。
【請求項16】
1つまたは組み合わせの残基が非疎水性アミノ酸との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項17】
1つまたは組み合わせの残基が極性または荷電アミノ酸との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項18】
1つまたは組み合わせの残基がセリンまたはアスパラギン酸残基との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項19】
1つまたは組み合わせの残基がセリンまたはアスパラギン酸残基との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項20】
βシートの中心コア部分の残基V102、I104、A106、F108、およびL110がそれぞれ非疎水性アミノ酸との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項21】
1つまたは複数の標的部位が、L9、F19、L28、F32、V45、V51、A133、V138、およびL141より選択されるβシートプラットフォームの残基の1つまたは任意の組み合わせを含む、請求項13記載の組成物。
【請求項22】
T細胞受容体(TCR)媒介性Ag特異的様式でT細胞活性を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項23】
インビトロまたはインビボでT細胞増殖または炎症性サイトカイン産生を阻害するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項24】
哺乳動物細胞または対象における自己免疫疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項25】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞の増殖を減少させるまたは防ぐのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項26】
Tサプレッサー表現型を誘導するのに有効な組成物であり、それによって該組成物に曝露されたT細胞がT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞より選択される別の細胞の免疫活性を抑制する、請求項1記載の組成物。
【請求項27】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のサイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項28】
サイトカインがIFN-γである、請求項27記載の組成物。
【請求項29】
サイトカインがTNF-αである、請求項27記載の組成物。
【請求項30】
サイトカインがIL-2である、請求項27記載の組成物。
【請求項31】
サイトカインがIL-4である、請求項27記載の組成物。
【請求項32】
サイトカインがIL-6である、請求項27記載の組成物。
【請求項33】
サイトカインがIL-10である、請求項27記載の組成物。
【請求項34】
サイトカインがIL-13である、請求項27記載の組成物。
【請求項35】
サイトカインがMCP-1である、請求項27記載の組成物。
【請求項36】
サイトカインがTGFβ1である、請求項27記載の組成物。
【請求項37】
サイトカインがTGFβ3である、請求項27記載の組成物。
【請求項38】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるサイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項27記載の組成物。
【請求項39】
1つまたは複数のサイトカインの発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項27記載の組成物。
【請求項40】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数の接着/ホーミングマーカーの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項41】
接着/ホーミングマーカーがVLA-4である、請求項40記載の組成物。
【請求項42】
接着/ホーミングマーカーがLFA-1である、請求項40記載の組成物。
【請求項43】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による接着/ホーミングマーカーの発現を調節するのに有効である、請求項40記載の組成物。
【請求項44】
1つまたは複数の接着/ホーミングマーカーの発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項40記載の組成物。
【請求項45】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のケモカインの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項46】
ケモカインがRANTESである、請求項45記載の組成物。
【請求項47】
ケモカインがMIP-2である、請求項45記載の組成物。
【請求項48】
ケモカインがIP-10である、請求項45記載の組成物。
【請求項49】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるケモカインの発現を調節するのに有効である、請求項45記載の組成物。
【請求項50】
1つまたは複数のケモカインの発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項45記載の組成物。
【請求項51】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のケモカイン受容体の発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項52】
ケモカイン受容体がCCR1である、請求項51記載の組成物。
【請求項53】
ケモカイン受容体がCCR2である、請求項51記載の組成物。
【請求項54】
ケモカイン受容体がCCR3である、請求項51記載の組成物。
【請求項55】
ケモカイン受容体がCCR5である、請求項51記載の組成物。
【請求項56】
ケモカイン受容体がCCR6である、請求項51記載の組成物。
【請求項57】
ケモカイン受容体がCCR7である、請求項51記載の組成物。
【請求項58】
ケモカイン受容体がCCR8である、請求項51記載の組成物。
【請求項59】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるケモカイン受容体の発現を調節するのに有効である、請求項51記載の組成物。
【請求項60】
1つまたは複数のケモカイン受容体の発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項51記載の組成物。
【請求項61】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、およびNK細胞より選択される細胞による複数のTh1サイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項62】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、およびNK細胞より選択される細胞による複数のTh2サイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項63】
T細胞による1つまたは複数のT細胞制御性マーカーの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項64】
T細胞制御性マーカーがFoxp3である、請求項63記載の組成物。
【請求項65】
T細胞制御性マーカーがTGFβ1である、請求項63記載の組成物。
【請求項66】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞によるT細胞制御性マーカーの発現を調節するのに有効である、請求項63記載の組成物。
【請求項67】
1つまたは複数のT細胞制御性マーカーの発現の調節が、T細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項63記載の組成物。
【請求項68】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による位置、遊走、走化性、および/または浸潤の変化を誘導するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項69】
CNS区画中の炎症性単核細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項68記載の組成物。
【請求項70】
対象の脊髄組織中の炎症性単核細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項69記載の組成物。
【請求項71】
CNS区画中のCD4+ T細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項68記載の組成物。
【請求項72】
対象の脊髄組織中のCD4+ T細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項71記載の組成物。
【請求項73】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まない、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドと、抗原決定基とを含む、対象におけるT細胞の1つまたは複数の免疫応答または免疫調節活性を調節するのに十分である組成物の免疫調節有効量を、該対象に投与する段階
を含む、哺乳動物対象における抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答を調節するための方法。
【請求項74】
対象が哺乳動物細胞、組織、器官、または個体である、請求項73記載の方法。
【請求項75】
抗原決定基がペプチド抗原である、請求項73記載の方法。
【請求項76】
抗原決定基がMHCクラスIIポリペプチドの第一ドメインのアミノ末端に共有結合されている、請求項73記載の方法。
【請求項77】
抗原決定基が非共有結合性相互作用によりMHCクラスIIポリペプチドと会合している、請求項73記載の方法。
【請求項78】
MHCクラスIIポリペプチドが共有結合された検出マーカーまたは毒性部分をさらに含む、請求項73記載の方法。
【請求項79】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DRタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項73記載の方法。
【請求項80】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DQタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項73記載の方法。
【請求項81】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DPタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項73記載の方法。
【請求項82】
MHCクラスII MHC成分が、対応する天然MHCクラスII分子のCD4相互作用ドメインを除外する、請求項73記載の方法。
【請求項83】
MHCクラスIIポリペプチドが、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTL中に同定される自己会合界面に相当する標的部位における1つまたは複数のアミノ酸置換、付加、欠失、または再編成によって改変され、それによって改変RTLが、a)またはb)に記載のMHC成分構造を有するが無傷の自己結合界面を有する天然MHCポリペプチドを組み入れた未改変対照RTLの示す凝集と比較して、溶液中における凝集の減少を示す、請求項73記載の方法。
【請求項84】
MHCクラスIIポリペプチドが、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTLのβシートプラットフォーム内の疎水性残基の存在によって特徴づけられる1つまたは複数の標的部位における1つまたは複数のアミノ酸置換または欠失によって改変される、請求項73記載の方法。
【請求項85】
1つまたは複数の標的部位が、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTLのβシートプラットフォーム中心コア内の自己結合モチーフを規定する、請求項84記載の方法。
【請求項86】
1つまたは複数の標的部位が、V102、I104、A106、F108、およびL110より選択されるβシートプラットフォームの中心コア部分の残基の1つまたは任意の組み合わせを含む、請求項84記載の方法。
【請求項87】
1つまたは組み合わせの残基が非疎水性アミノ酸との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項88】
1つまたは組み合わせの残基が極性または荷電アミノ酸との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項89】
1つまたは組み合わせの残基がセリンまたはアスパラギン酸残基との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項90】
1つまたは組み合わせの残基がセリンまたはアスパラギン酸残基との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項91】
βシートの中心コア部分の残基V102、I104、A106、F108、およびL110がそれぞれ非疎水性アミノ酸との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項92】
1つまたは複数の標的部位が、L9、F19、L28、F32、V45、V51、A133、V138、およびL141より選択されるβシートプラットフォームの残基の1つまたは任意の組み合わせを含む、請求項84記載の方法。
【請求項93】
組成物が、T細胞受容体(TCR)媒介性Ag特異的様式で対象におけるT細胞活性を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項94】
組成物が、対象におけるT細胞増殖または炎症性サイトカイン産生を阻害するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項95】
組成物が、対象における自己免疫疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項96】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞の増殖を減少させるまたは防ぐのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項97】
組成物がTサプレッサー表現型を誘導するのに有効であり、それによって該組成物に曝露されたT細胞が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞より選択される別の細胞の免疫活性を抑制する、請求項73記載の方法。
【請求項98】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のサイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項99】
サイトカインがIFN-γである、請求項98記載の方法。
【請求項100】
サイトカインがTNF-αである、請求項98記載の方法。
【請求項101】
サイトカインがIL-2である、請求項98記載の方法。
【請求項102】
サイトカインがIL-4である、請求項98記載の方法。
【請求項103】
サイトカインがIL-6である、請求項98記載の方法。
【請求項104】
サイトカインがIL-10である、請求項98記載の方法。
【請求項105】
サイトカインがIL-13である、請求項98記載の方法。
【請求項106】
サイトカインがMCP-1である、請求項98記載の方法。
【請求項107】
サイトカインがTGFβ1である、請求項98記載の方法。
【請求項108】
サイトカインがTGFβ3である、請求項98記載の方法。
【請求項109】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるサイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項98記載の方法。
【請求項110】
1つまたは複数のサイトカインの発現の調節が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項98記載の方法。
【請求項111】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数の接着/ホーミングマーカーの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項112】
接着/ホーミングマーカーがVLA-4である、請求項111記載の方法。
【請求項113】
接着/ホーミングマーカーがLFA-1である、請求項111記載の方法。
【請求項114】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による接着/ホーミングマーカーの発現を調節するのに有効である、請求項111記載の方法。
【請求項115】
1つまたは複数の接着/ホーミングマーカーの発現の調節が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項111記載の方法。
【請求項116】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のケモカインの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項117】
ケモカインがRANTESである、請求項116記載の方法。
【請求項118】
ケモカインがMIP-2である、請求項116記載の方法。
【請求項119】
ケモカインがIP-10である、請求項116記載の方法。
【請求項120】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるケモカインの発現を調節するのに有効である、請求項116記載の方法。
【請求項121】
1つまたは複数のケモカインの発現の調節が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項116記載の方法。
【請求項122】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のケモカイン受容体の発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項123】
ケモカイン受容体がCCR1である、請求項122記載の方法。
【請求項124】
ケモカイン受容体がCCR2である、請求項122記載の方法。
【請求項125】
ケモカイン受容体がCCR3である、請求項122記載の方法。
【請求項126】
ケモカイン受容体がCCR5である、請求項122記載の方法。
【請求項127】
ケモカイン受容体がCCR6である、請求項122記載の方法。
【請求項128】
ケモカイン受容体がCCR7である、請求項122記載の方法。
【請求項129】
ケモカイン受容体がCCR8である、請求項122記載の方法。
【請求項130】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるケモカイン受容体の発現を調節するのに有効である、請求項122記載の方法。
【請求項131】
1つまたは複数のケモカイン受容体の発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項122記載の方法。
【請求項132】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、およびNK細胞より選択される細胞による複数のTh1サイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項133】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、およびNK細胞より選択される細胞による複数のTh2サイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項134】
組成物が、対象におけるT細胞による1つまたは複数のT細胞制御性マーカーの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項135】
T細胞制御性マーカーがFoxp3である、請求項134記載の方法。
【請求項136】
T細胞制御性マーカーがTGFβ1である、請求項134記載の方法。
【請求項137】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞によるT細胞制御性マーカーの発現を調節するのに有効である、請求項134記載の方法。
【請求項138】
1つまたは複数のT細胞制御性マーカーの発現の調節が、T細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項134記載の方法。
【請求項139】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による位置、遊走、走化性、および/または浸潤の変化を誘導するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項140】
組成物が、CNS区画中の炎症性単核細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項139記載の方法。
【請求項141】
組成物が、対象の脊髄組織中の炎症性単核細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項140記載の方法。
【請求項142】
組成物が、CNS区画中のCD4+ T細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項139記載の方法。
【請求項143】
組成物が、対象の脊髄組織中のCD4+ T細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項142記載の方法。
【請求項144】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まず、ポリペプチドは第一ドメインのアミノ末端に共有結合された抗原決定基をさらに含む、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドの免疫調節有効量を、細胞もしくは組織と接触させるか、または該対象に投与する段階
を含む、哺乳動物細胞、組織、または対象における抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答を調節するための方法。
【請求項145】
請求項1記載の組成物の免疫修飾有効量を免疫調節細胞に投与する段階;および
その後抗原決定基を免疫調節細胞に提示し、抗原決定基の提示により免疫調節細胞が誘導されて、該免疫調節細胞により免疫修飾活性がもたらされる段階
を含む、抗原決定基に対する免疫調節細胞を誘導するための方法。
【請求項146】
その後免疫原性刺激とともに抗原が生じた場合に、免疫調節細胞により炎症および細胞動員が減少する、請求項145記載の方法。
【請求項147】
抗原決定基が組織特異的抗原決定基である、請求項145記載の方法。
【請求項148】
免疫調節細胞が対照と比較して誘導される、請求項145記載の方法。
【請求項149】
免疫調節細胞がインビボにある、請求項145記載の方法。
【請求項150】
免疫調節細胞がインビトロにある、請求項145記載の方法。
【請求項151】
T細胞を請求項1記載の組成物の有効量と接触させ、それによりT細胞によるサイトカインの発現が調節される段階を含む、哺乳動物T細胞におけるサイトカインの発現を調節するための方法。
【請求項152】
細胞がインビボにある、請求項152記載の方法。
【請求項153】
細胞がインビトロにある、請求項152記載の方法。
【請求項154】
請求項1記載の精製MHCクラスIIポリペプチドをコードする核酸分子を含む、哺乳動物対象における免疫応答を誘発するための免疫修飾組成物。
【請求項155】
核酸がプロモーターと機能的に連結されている、請求項154記載の免疫修飾組成物。
【請求項156】
請求項1記載の組成物または請求項154記載の核酸の治療有効量を投与する段階;および
その後抗原決定基を対象に提示する段階
を含み、
対象において抗原決定基が提示された場合に、ポリペプチドまたは核酸の投与により免疫応答が減少する、
対象における抗原決定基に対する免疫応答を減少させるための方法。
【請求項157】
免疫応答の減少が、T細胞、マクロファージ、B細胞、またはNK細胞の流入または増殖の減少である、請求項156記載の方法。
【請求項158】
免疫応答の減少がサイトカイン発現の減少である、請求項156記載の方法。
【請求項159】
免疫応答の減少がTサプレッサー細胞応答の誘導である、請求項156記載の方法。
【請求項160】
請求項1記載の組成物の治療有効量を免疫調節細胞に投与する段階;および
その後抗原決定基を免疫調節細胞に提示する段階
を含み、
抗原決定基の提示により免疫調節細胞が誘導される、
抗原決定基に対する免疫調節細胞を誘導するための方法。
【請求項161】
その後免疫原性刺激とともに抗原が生じた場合に、免疫調節細胞により炎症および細胞動員が減少する、請求項160記載の方法。
【請求項162】
抗原決定基が組織特異的抗原決定基である、請求項160記載の方法。
【請求項163】
免疫調節細胞が対照と比較して誘導される、請求項160記載の方法。
【請求項164】
免疫調節細胞がインビボにある、請求項160記載の方法。
【請求項165】
免疫調節細胞がインビトロにある、請求項160記載の方法。
【請求項166】
T細胞によるサイトカインの発現を調節するのに十分である請求項1記載の組成物の有効量をT細胞と接触させる段階を含む、哺乳動物T細胞におけるサイトカインの発現を調節するための方法。
【請求項167】
細胞がインビボにある、請求項166記載の方法。
【請求項168】
細胞がインビトロにある、請求項166記載の方法。
【請求項169】
請求項1記載の組成物または請求項154記載の核酸の治療有効量を対象に投与する段階を含み、
対象の免疫細胞に対する抗原決定基のその後の提示により免疫媒介性疾患が処置または予防される、
対象における免疫媒介性疾患を処置または予防する方法。
【請求項170】
免疫媒介性疾患が、移植片拒絶、移植片対宿主病、望ましくない遅延型過敏症反応、T細胞媒介性肺疾患、インスリン依存性糖尿病、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、セリアック病、多発性硬化症、神経炎、多発性筋炎、乾癬、白斑、シェーグレン症候群、関節リウマチ、自己免疫性膵炎、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、活動性慢性肝炎、糸球体腎炎、強皮症、サルコイドーシス、自己免疫性甲状腺疾患、橋本甲状腺炎、グレーブス病、重症筋無力症、喘息、アジソン病、自己免疫性ぶどう膜網膜炎、尋常性天疱瘡、原発性胆汁性肝硬変、悪性貧血、交感性眼炎、ぶどう膜炎、自己免疫性溶血性貧血、肺線維症、アレルギー、または特発性肺線維症である、請求項169記載の方法。
【請求項171】
薬学的に許容される担体を含む請求項1記載の組成物を含む薬学的組成物。
【請求項172】
請求項1記載の組成物を対象に投与し、それにより疾患を処置する段階を含む、哺乳動物対象における抗原特異的T細胞によって起こる疾患を処置する方法。
【請求項173】
請求項1記載の組成物の免疫修飾有効量を対象に投与する段階を含む、哺乳動物対象におけるT細胞の免疫活性を調節するための方法。
【請求項174】
第二治療剤を対象に投与する段階をさらに含む、請求項173記載の方法。
【請求項175】
第二治療剤が請求項1記載の組成物との組み合わせ製剤として対象に投与される、請求項174記載の方法。
【請求項176】
第二治療剤が、協調的投与プロトコルにおいて、請求項1記載の組成物の対象への投与と同時に、その前に、またはその後に対象に投与される、請求項174記載の方法。
【請求項177】
第二治療剤が、免疫グロブリン;コポリマー1、コポリマー1関連ペプチド、およびコポリマー1またはコポリマー1関連ペプチドで処置したT細胞;阻止モノクローナル抗体、トランスフォーミング増殖因子-β、抗TNFα抗体;ステロイド剤;抗炎症剤;免疫抑制剤;アルキル化剤;代謝拮抗薬;抗生物質;コルチコステロイド;酢酸グラチラマー;組換えβインターフェロン;プロテオソーム(proteosome)阻害剤;ならびにジケトピペラジンより選択される、請求項174記載の方法。
【請求項178】
軸索消失を改善するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項179】
軸索消失を防ぐのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項180】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まず、ポリペプチドは第一ドメインのアミノ末端に共有結合された抗原決定基をさらに含む、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドの免疫調節有効量を、細胞もしくは組織と接触させるか、または該対象に投与する段階
を含む、哺乳動物細胞、組織、または対象における、抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答由来の軸索消失を改善するための方法。
【請求項181】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まない、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドを含む、第一免疫修飾薬の免疫調節有効量;
抗原決定基;ならびに
免疫グロブリン;コポリマー1;コポリマー1関連ペプチド;およびコポリマー1またはコポリマー1関連ペプチドで処置したT細胞;阻止モノクローナル抗体、トランスフォーミング増殖因子-β、抗TNFα抗体;ステロイド剤;抗炎症剤;免疫抑制剤;アルキル化剤;代謝拮抗薬;抗生物質;コルチコステロイド;プロテオソーム阻害剤;酢酸グラチラマー;組換えβインターフェロン;およびジケトピペラジンより選択される第二免疫修飾薬
を含み、
該対象におけるT細胞の1つまたは複数の免疫応答または免疫調節活性を調節するのに有効である、
哺乳動物対象における抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答を調節するための組成物。
【請求項182】
請求項1記載の組成物または請求項154記載の核酸の治療有効量を対象に投与する段階を含み、
対象の免疫細胞に対する抗原決定基のその後の提示により神経変性疾患が処置または予防される、
対象における神経変性疾患を処置または予防する方法。
【請求項183】
神経変性疾患が、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病、進行性多巣性白質脳症、播種性壊死性白質脳症、急性播種性脳脊髄炎、シルダー病、橋中央ミエリン溶解、放射線壊死、ビンスワンゲル病、副腎白質ジストロフィー、副腎脊髄神経障害、レーバー遺伝性視神経萎縮、およびHTLV関連脊髄症である、請求項182記載の方法。
【請求項184】
脱髄を改善するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項185】
脱髄を防ぐのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項186】
脱髄を処置するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項187】
神経フィラメントを保護するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項188】
再ミエリン化を刺激するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項189】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まず、ポリペプチドは第一ドメインのアミノ末端に共有結合された抗原決定基をさらに含む、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドの免疫調節有効量を、細胞もしくは組織と接触させるか、または該対象に投与する段階
を含む、哺乳動物細胞、組織、または対象における、抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答由来の脱髄を改善するための方法。
【請求項190】
検出マーカーが放射性核種、常磁性同位体、蛍光マーカー、酵素、補助因子、化学発光化合物、または生物発光化合物である、請求項7記載の組成物。
【請求項191】
毒性部分が、タンパク質毒素、化学療法剤、細胞傷害性T細胞表面分子に対する抗体、リパーゼ、または放射性同位体である、請求項7記載の組成物。
【請求項192】
哺乳動物細胞または対象における神経変性疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項193】
哺乳動物細胞または対象における脱髄疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項194】
哺乳動物対象の中枢神経系への活性化炎症細胞の浸潤を防ぐまたは阻害するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項195】
哺乳動物細胞または対象における自己免疫疾患の再発を予防するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項196】
哺乳動物細胞または対象における神経変性疾患の再発を予防するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項197】
哺乳動物細胞または対象における抗炎症因子の分泌を増加させるのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項198】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における神経変性疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項199】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における脱髄疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項200】
組成物が、哺乳動物対象の中枢神経系への活性化炎症細胞の浸潤を防ぐまたは阻害するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項201】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における自己免疫疾患の再発を予防するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項202】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における神経変性疾患の再発を予防するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項203】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における抗炎症因子の分泌を増加させるのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項1】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まない、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドの免疫調節有効量;および
抗原決定基
を含み、
該対象におけるT細胞の1つまたは複数の免疫応答または免疫調節活性を調節するのに有効である、
哺乳動物対象における抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答を調節するための組成物。
【請求項2】
対象が哺乳動物細胞、組織、器官、または個体である、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
MHCクラスIIポリペプチドのβ1ドメインとα1ドメインとの間の共有結合がペプチドリンカー配列によって提供される、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
抗原決定基がペプチド抗原である、請求項1記載の組成物。
【請求項5】
抗原決定基がMHCクラスIIポリペプチドの第一ドメインのアミノ末端に共有結合されている、請求項1記載の組成物。
【請求項6】
抗原決定基が非共有結合性相互作用によりMHCクラスIIポリペプチドと会合している、請求項1記載の組成物。
【請求項7】
MHCクラスIIポリペプチドが共有結合された検出マーカーまたは毒性部分をさらに含む、請求項1記載の組成物。
【請求項8】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DRタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項9】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DQタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項10】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DPタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項1記載の組成物。
【請求項11】
MHCクラスII MHC成分が、対応する天然MHCクラスII分子のCD4相互作用ドメインを除外する、請求項1記載の組成物。
【請求項12】
MHCクラスIIポリペプチドが、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTL中に同定される自己会合界面に相当する標的部位における1つまたは複数のアミノ酸置換、付加、欠失、または再編成によって改変され、それによって改変RTLが、a)またはb)に記載のMHC成分構造を有するが無傷の自己結合界面を有する天然MHCポリペプチドを組み入れた未改変対照RTLの示す凝集と比較して、溶液中における凝集の減少を示す、請求項1記載の組成物。
【請求項13】
MHCクラスIIポリペプチドが、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTLのβシートプラットフォーム内の疎水性残基の存在によって特徴づけられる1つまたは複数の標的部位における1つまたは複数のアミノ酸置換または欠失によって改変される、請求項1記載の組成物。
【請求項14】
1つまたは複数の標的部位が、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTLのβシートプラットフォーム中心コア内の自己結合モチーフを規定する、請求項13記載の組成物。
【請求項15】
1つまたは複数の標的部位が、V102、I104、A106、F108、およびL110より選択されるβシートプラットフォームの中心コア部分の残基の1つまたは任意の組み合わせを含む、請求項13記載の組成物。
【請求項16】
1つまたは組み合わせの残基が非疎水性アミノ酸との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項17】
1つまたは組み合わせの残基が極性または荷電アミノ酸との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項18】
1つまたは組み合わせの残基がセリンまたはアスパラギン酸残基との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項19】
1つまたは組み合わせの残基がセリンまたはアスパラギン酸残基との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項20】
βシートの中心コア部分の残基V102、I104、A106、F108、およびL110がそれぞれ非疎水性アミノ酸との置換によって改変される、請求項15記載の組成物。
【請求項21】
1つまたは複数の標的部位が、L9、F19、L28、F32、V45、V51、A133、V138、およびL141より選択されるβシートプラットフォームの残基の1つまたは任意の組み合わせを含む、請求項13記載の組成物。
【請求項22】
T細胞受容体(TCR)媒介性Ag特異的様式でT細胞活性を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項23】
インビトロまたはインビボでT細胞増殖または炎症性サイトカイン産生を阻害するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項24】
哺乳動物細胞または対象における自己免疫疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項25】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞の増殖を減少させるまたは防ぐのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項26】
Tサプレッサー表現型を誘導するのに有効な組成物であり、それによって該組成物に曝露されたT細胞がT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞より選択される別の細胞の免疫活性を抑制する、請求項1記載の組成物。
【請求項27】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のサイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項28】
サイトカインがIFN-γである、請求項27記載の組成物。
【請求項29】
サイトカインがTNF-αである、請求項27記載の組成物。
【請求項30】
サイトカインがIL-2である、請求項27記載の組成物。
【請求項31】
サイトカインがIL-4である、請求項27記載の組成物。
【請求項32】
サイトカインがIL-6である、請求項27記載の組成物。
【請求項33】
サイトカインがIL-10である、請求項27記載の組成物。
【請求項34】
サイトカインがIL-13である、請求項27記載の組成物。
【請求項35】
サイトカインがMCP-1である、請求項27記載の組成物。
【請求項36】
サイトカインがTGFβ1である、請求項27記載の組成物。
【請求項37】
サイトカインがTGFβ3である、請求項27記載の組成物。
【請求項38】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるサイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項27記載の組成物。
【請求項39】
1つまたは複数のサイトカインの発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項27記載の組成物。
【請求項40】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数の接着/ホーミングマーカーの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項41】
接着/ホーミングマーカーがVLA-4である、請求項40記載の組成物。
【請求項42】
接着/ホーミングマーカーがLFA-1である、請求項40記載の組成物。
【請求項43】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による接着/ホーミングマーカーの発現を調節するのに有効である、請求項40記載の組成物。
【請求項44】
1つまたは複数の接着/ホーミングマーカーの発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項40記載の組成物。
【請求項45】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のケモカインの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項46】
ケモカインがRANTESである、請求項45記載の組成物。
【請求項47】
ケモカインがMIP-2である、請求項45記載の組成物。
【請求項48】
ケモカインがIP-10である、請求項45記載の組成物。
【請求項49】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるケモカインの発現を調節するのに有効である、請求項45記載の組成物。
【請求項50】
1つまたは複数のケモカインの発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項45記載の組成物。
【請求項51】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のケモカイン受容体の発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項52】
ケモカイン受容体がCCR1である、請求項51記載の組成物。
【請求項53】
ケモカイン受容体がCCR2である、請求項51記載の組成物。
【請求項54】
ケモカイン受容体がCCR3である、請求項51記載の組成物。
【請求項55】
ケモカイン受容体がCCR5である、請求項51記載の組成物。
【請求項56】
ケモカイン受容体がCCR6である、請求項51記載の組成物。
【請求項57】
ケモカイン受容体がCCR7である、請求項51記載の組成物。
【請求項58】
ケモカイン受容体がCCR8である、請求項51記載の組成物。
【請求項59】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるケモカイン受容体の発現を調節するのに有効である、請求項51記載の組成物。
【請求項60】
1つまたは複数のケモカイン受容体の発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項51記載の組成物。
【請求項61】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、およびNK細胞より選択される細胞による複数のTh1サイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項62】
T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、およびNK細胞より選択される細胞による複数のTh2サイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項63】
T細胞による1つまたは複数のT細胞制御性マーカーの発現を調節するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項64】
T細胞制御性マーカーがFoxp3である、請求項63記載の組成物。
【請求項65】
T細胞制御性マーカーがTGFβ1である、請求項63記載の組成物。
【請求項66】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞によるT細胞制御性マーカーの発現を調節するのに有効である、請求項63記載の組成物。
【請求項67】
1つまたは複数のT細胞制御性マーカーの発現の調節が、T細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項63記載の組成物。
【請求項68】
対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による位置、遊走、走化性、および/または浸潤の変化を誘導するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項69】
CNS区画中の炎症性単核細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項68記載の組成物。
【請求項70】
対象の脊髄組織中の炎症性単核細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項69記載の組成物。
【請求項71】
CNS区画中のCD4+ T細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項68記載の組成物。
【請求項72】
対象の脊髄組織中のCD4+ T細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項71記載の組成物。
【請求項73】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まない、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドと、抗原決定基とを含む、対象におけるT細胞の1つまたは複数の免疫応答または免疫調節活性を調節するのに十分である組成物の免疫調節有効量を、該対象に投与する段階
を含む、哺乳動物対象における抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答を調節するための方法。
【請求項74】
対象が哺乳動物細胞、組織、器官、または個体である、請求項73記載の方法。
【請求項75】
抗原決定基がペプチド抗原である、請求項73記載の方法。
【請求項76】
抗原決定基がMHCクラスIIポリペプチドの第一ドメインのアミノ末端に共有結合されている、請求項73記載の方法。
【請求項77】
抗原決定基が非共有結合性相互作用によりMHCクラスIIポリペプチドと会合している、請求項73記載の方法。
【請求項78】
MHCクラスIIポリペプチドが共有結合された検出マーカーまたは毒性部分をさらに含む、請求項73記載の方法。
【請求項79】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DRタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項73記載の方法。
【請求項80】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DQタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項73記載の方法。
【請求項81】
MHCクラスIIポリペプチドが、HLA-DPタンパク質のα1およびβ1ドメイン、またはAg結合ポケット/T細胞受容体(TCR)界面を含むそれらの一部を含む、請求項73記載の方法。
【請求項82】
MHCクラスII MHC成分が、対応する天然MHCクラスII分子のCD4相互作用ドメインを除外する、請求項73記載の方法。
【請求項83】
MHCクラスIIポリペプチドが、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTL中に同定される自己会合界面に相当する標的部位における1つまたは複数のアミノ酸置換、付加、欠失、または再編成によって改変され、それによって改変RTLが、a)またはb)に記載のMHC成分構造を有するが無傷の自己結合界面を有する天然MHCポリペプチドを組み入れた未改変対照RTLの示す凝集と比較して、溶液中における凝集の減少を示す、請求項73記載の方法。
【請求項84】
MHCクラスIIポリペプチドが、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTLのβシートプラットフォーム内の疎水性残基の存在によって特徴づけられる1つまたは複数の標的部位における1つまたは複数のアミノ酸置換または欠失によって改変される、請求項73記載の方法。
【請求項85】
1つまたは複数の標的部位が、天然MHCポリペプチドまたは天然MHCポリペプチドを含むRTLのβシートプラットフォーム中心コア内の自己結合モチーフを規定する、請求項84記載の方法。
【請求項86】
1つまたは複数の標的部位が、V102、I104、A106、F108、およびL110より選択されるβシートプラットフォームの中心コア部分の残基の1つまたは任意の組み合わせを含む、請求項84記載の方法。
【請求項87】
1つまたは組み合わせの残基が非疎水性アミノ酸との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項88】
1つまたは組み合わせの残基が極性または荷電アミノ酸との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項89】
1つまたは組み合わせの残基がセリンまたはアスパラギン酸残基との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項90】
1つまたは組み合わせの残基がセリンまたはアスパラギン酸残基との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項91】
βシートの中心コア部分の残基V102、I104、A106、F108、およびL110がそれぞれ非疎水性アミノ酸との置換によって改変される、請求項86記載の方法。
【請求項92】
1つまたは複数の標的部位が、L9、F19、L28、F32、V45、V51、A133、V138、およびL141より選択されるβシートプラットフォームの残基の1つまたは任意の組み合わせを含む、請求項84記載の方法。
【請求項93】
組成物が、T細胞受容体(TCR)媒介性Ag特異的様式で対象におけるT細胞活性を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項94】
組成物が、対象におけるT細胞増殖または炎症性サイトカイン産生を阻害するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項95】
組成物が、対象における自己免疫疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項96】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞の増殖を減少させるまたは防ぐのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項97】
組成物がTサプレッサー表現型を誘導するのに有効であり、それによって該組成物に曝露されたT細胞が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞より選択される別の細胞の免疫活性を抑制する、請求項73記載の方法。
【請求項98】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のサイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項99】
サイトカインがIFN-γである、請求項98記載の方法。
【請求項100】
サイトカインがTNF-αである、請求項98記載の方法。
【請求項101】
サイトカインがIL-2である、請求項98記載の方法。
【請求項102】
サイトカインがIL-4である、請求項98記載の方法。
【請求項103】
サイトカインがIL-6である、請求項98記載の方法。
【請求項104】
サイトカインがIL-10である、請求項98記載の方法。
【請求項105】
サイトカインがIL-13である、請求項98記載の方法。
【請求項106】
サイトカインがMCP-1である、請求項98記載の方法。
【請求項107】
サイトカインがTGFβ1である、請求項98記載の方法。
【請求項108】
サイトカインがTGFβ3である、請求項98記載の方法。
【請求項109】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるサイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項98記載の方法。
【請求項110】
1つまたは複数のサイトカインの発現の調節が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項98記載の方法。
【請求項111】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数の接着/ホーミングマーカーの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項112】
接着/ホーミングマーカーがVLA-4である、請求項111記載の方法。
【請求項113】
接着/ホーミングマーカーがLFA-1である、請求項111記載の方法。
【請求項114】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による接着/ホーミングマーカーの発現を調節するのに有効である、請求項111記載の方法。
【請求項115】
1つまたは複数の接着/ホーミングマーカーの発現の調節が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項111記載の方法。
【請求項116】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のケモカインの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項117】
ケモカインがRANTESである、請求項116記載の方法。
【請求項118】
ケモカインがMIP-2である、請求項116記載の方法。
【請求項119】
ケモカインがIP-10である、請求項116記載の方法。
【請求項120】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるケモカインの発現を調節するのに有効である、請求項116記載の方法。
【請求項121】
1つまたは複数のケモカインの発現の調節が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項116記載の方法。
【請求項122】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による1つまたは複数のケモカイン受容体の発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項123】
ケモカイン受容体がCCR1である、請求項122記載の方法。
【請求項124】
ケモカイン受容体がCCR2である、請求項122記載の方法。
【請求項125】
ケモカイン受容体がCCR3である、請求項122記載の方法。
【請求項126】
ケモカイン受容体がCCR5である、請求項122記載の方法。
【請求項127】
ケモカイン受容体がCCR6である、請求項122記載の方法。
【請求項128】
ケモカイン受容体がCCR7である、請求項122記載の方法。
【請求項129】
ケモカイン受容体がCCR8である、請求項122記載の方法。
【請求項130】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるケモカイン受容体の発現を調節するのに有効である、請求項122記載の方法。
【請求項131】
1つまたは複数のケモカイン受容体の発現の調節が、T細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項122記載の方法。
【請求項132】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、およびNK細胞より選択される細胞による複数のTh1サイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項133】
組成物が、対象におけるT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、およびNK細胞より選択される細胞による複数のTh2サイトカインの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項134】
組成物が、対象におけるT細胞による1つまたは複数のT細胞制御性マーカーの発現を調節するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項135】
T細胞制御性マーカーがFoxp3である、請求項134記載の方法。
【請求項136】
T細胞制御性マーカーがTGFβ1である、請求項134記載の方法。
【請求項137】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞によるT細胞制御性マーカーの発現を調節するのに有効である、請求項134記載の方法。
【請求項138】
1つまたは複数のT細胞制御性マーカーの発現の調節が、T細胞によるmRNA転写、mRNA安定性、タンパク質合成、またはタンパク質分泌の調節によってもたらされる、請求項134記載の方法。
【請求項139】
組成物が、対象の末梢血、脾臓、リンパ節、または中枢神経系(CNS)区画中のT細胞、マクロファージ、B細胞、樹状細胞、またはNK細胞による位置、遊走、走化性、および/または浸潤の変化を誘導するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項140】
組成物が、CNS区画中の炎症性単核細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項139記載の方法。
【請求項141】
組成物が、対象の脊髄組織中の炎症性単核細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項140記載の方法。
【請求項142】
組成物が、CNS区画中のCD4+ T細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項139記載の方法。
【請求項143】
組成物が、対象の脊髄組織中のCD4+ T細胞数の減少を媒介するのに有効である、請求項142記載の方法。
【請求項144】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まず、ポリペプチドは第一ドメインのアミノ末端に共有結合された抗原決定基をさらに含む、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドの免疫調節有効量を、細胞もしくは組織と接触させるか、または該対象に投与する段階
を含む、哺乳動物細胞、組織、または対象における抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答を調節するための方法。
【請求項145】
請求項1記載の組成物の免疫修飾有効量を免疫調節細胞に投与する段階;および
その後抗原決定基を免疫調節細胞に提示し、抗原決定基の提示により免疫調節細胞が誘導されて、該免疫調節細胞により免疫修飾活性がもたらされる段階
を含む、抗原決定基に対する免疫調節細胞を誘導するための方法。
【請求項146】
その後免疫原性刺激とともに抗原が生じた場合に、免疫調節細胞により炎症および細胞動員が減少する、請求項145記載の方法。
【請求項147】
抗原決定基が組織特異的抗原決定基である、請求項145記載の方法。
【請求項148】
免疫調節細胞が対照と比較して誘導される、請求項145記載の方法。
【請求項149】
免疫調節細胞がインビボにある、請求項145記載の方法。
【請求項150】
免疫調節細胞がインビトロにある、請求項145記載の方法。
【請求項151】
T細胞を請求項1記載の組成物の有効量と接触させ、それによりT細胞によるサイトカインの発現が調節される段階を含む、哺乳動物T細胞におけるサイトカインの発現を調節するための方法。
【請求項152】
細胞がインビボにある、請求項152記載の方法。
【請求項153】
細胞がインビトロにある、請求項152記載の方法。
【請求項154】
請求項1記載の精製MHCクラスIIポリペプチドをコードする核酸分子を含む、哺乳動物対象における免疫応答を誘発するための免疫修飾組成物。
【請求項155】
核酸がプロモーターと機能的に連結されている、請求項154記載の免疫修飾組成物。
【請求項156】
請求項1記載の組成物または請求項154記載の核酸の治療有効量を投与する段階;および
その後抗原決定基を対象に提示する段階
を含み、
対象において抗原決定基が提示された場合に、ポリペプチドまたは核酸の投与により免疫応答が減少する、
対象における抗原決定基に対する免疫応答を減少させるための方法。
【請求項157】
免疫応答の減少が、T細胞、マクロファージ、B細胞、またはNK細胞の流入または増殖の減少である、請求項156記載の方法。
【請求項158】
免疫応答の減少がサイトカイン発現の減少である、請求項156記載の方法。
【請求項159】
免疫応答の減少がTサプレッサー細胞応答の誘導である、請求項156記載の方法。
【請求項160】
請求項1記載の組成物の治療有効量を免疫調節細胞に投与する段階;および
その後抗原決定基を免疫調節細胞に提示する段階
を含み、
抗原決定基の提示により免疫調節細胞が誘導される、
抗原決定基に対する免疫調節細胞を誘導するための方法。
【請求項161】
その後免疫原性刺激とともに抗原が生じた場合に、免疫調節細胞により炎症および細胞動員が減少する、請求項160記載の方法。
【請求項162】
抗原決定基が組織特異的抗原決定基である、請求項160記載の方法。
【請求項163】
免疫調節細胞が対照と比較して誘導される、請求項160記載の方法。
【請求項164】
免疫調節細胞がインビボにある、請求項160記載の方法。
【請求項165】
免疫調節細胞がインビトロにある、請求項160記載の方法。
【請求項166】
T細胞によるサイトカインの発現を調節するのに十分である請求項1記載の組成物の有効量をT細胞と接触させる段階を含む、哺乳動物T細胞におけるサイトカインの発現を調節するための方法。
【請求項167】
細胞がインビボにある、請求項166記載の方法。
【請求項168】
細胞がインビトロにある、請求項166記載の方法。
【請求項169】
請求項1記載の組成物または請求項154記載の核酸の治療有効量を対象に投与する段階を含み、
対象の免疫細胞に対する抗原決定基のその後の提示により免疫媒介性疾患が処置または予防される、
対象における免疫媒介性疾患を処置または予防する方法。
【請求項170】
免疫媒介性疾患が、移植片拒絶、移植片対宿主病、望ましくない遅延型過敏症反応、T細胞媒介性肺疾患、インスリン依存性糖尿病、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、セリアック病、多発性硬化症、神経炎、多発性筋炎、乾癬、白斑、シェーグレン症候群、関節リウマチ、自己免疫性膵炎、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、活動性慢性肝炎、糸球体腎炎、強皮症、サルコイドーシス、自己免疫性甲状腺疾患、橋本甲状腺炎、グレーブス病、重症筋無力症、喘息、アジソン病、自己免疫性ぶどう膜網膜炎、尋常性天疱瘡、原発性胆汁性肝硬変、悪性貧血、交感性眼炎、ぶどう膜炎、自己免疫性溶血性貧血、肺線維症、アレルギー、または特発性肺線維症である、請求項169記載の方法。
【請求項171】
薬学的に許容される担体を含む請求項1記載の組成物を含む薬学的組成物。
【請求項172】
請求項1記載の組成物を対象に投与し、それにより疾患を処置する段階を含む、哺乳動物対象における抗原特異的T細胞によって起こる疾患を処置する方法。
【請求項173】
請求項1記載の組成物の免疫修飾有効量を対象に投与する段階を含む、哺乳動物対象におけるT細胞の免疫活性を調節するための方法。
【請求項174】
第二治療剤を対象に投与する段階をさらに含む、請求項173記載の方法。
【請求項175】
第二治療剤が請求項1記載の組成物との組み合わせ製剤として対象に投与される、請求項174記載の方法。
【請求項176】
第二治療剤が、協調的投与プロトコルにおいて、請求項1記載の組成物の対象への投与と同時に、その前に、またはその後に対象に投与される、請求項174記載の方法。
【請求項177】
第二治療剤が、免疫グロブリン;コポリマー1、コポリマー1関連ペプチド、およびコポリマー1またはコポリマー1関連ペプチドで処置したT細胞;阻止モノクローナル抗体、トランスフォーミング増殖因子-β、抗TNFα抗体;ステロイド剤;抗炎症剤;免疫抑制剤;アルキル化剤;代謝拮抗薬;抗生物質;コルチコステロイド;酢酸グラチラマー;組換えβインターフェロン;プロテオソーム(proteosome)阻害剤;ならびにジケトピペラジンより選択される、請求項174記載の方法。
【請求項178】
軸索消失を改善するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項179】
軸索消失を防ぐのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項180】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まず、ポリペプチドは第一ドメインのアミノ末端に共有結合された抗原決定基をさらに含む、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドの免疫調節有効量を、細胞もしくは組織と接触させるか、または該対象に投与する段階
を含む、哺乳動物細胞、組織、または対象における、抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答由来の軸索消失を改善するための方法。
【請求項181】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まない、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドを含む、第一免疫修飾薬の免疫調節有効量;
抗原決定基;ならびに
免疫グロブリン;コポリマー1;コポリマー1関連ペプチド;およびコポリマー1またはコポリマー1関連ペプチドで処置したT細胞;阻止モノクローナル抗体、トランスフォーミング増殖因子-β、抗TNFα抗体;ステロイド剤;抗炎症剤;免疫抑制剤;アルキル化剤;代謝拮抗薬;抗生物質;コルチコステロイド;プロテオソーム阻害剤;酢酸グラチラマー;組換えβインターフェロン;およびジケトピペラジンより選択される第二免疫修飾薬
を含み、
該対象におけるT細胞の1つまたは複数の免疫応答または免疫調節活性を調節するのに有効である、
哺乳動物対象における抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答を調節するための組成物。
【請求項182】
請求項1記載の組成物または請求項154記載の核酸の治療有効量を対象に投与する段階を含み、
対象の免疫細胞に対する抗原決定基のその後の提示により神経変性疾患が処置または予防される、
対象における神経変性疾患を処置または予防する方法。
【請求項183】
神経変性疾患が、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病、進行性多巣性白質脳症、播種性壊死性白質脳症、急性播種性脳脊髄炎、シルダー病、橋中央ミエリン溶解、放射線壊死、ビンスワンゲル病、副腎白質ジストロフィー、副腎脊髄神経障害、レーバー遺伝性視神経萎縮、およびHTLV関連脊髄症である、請求項182記載の方法。
【請求項184】
脱髄を改善するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項185】
脱髄を防ぐのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項186】
脱髄を処置するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項187】
神経フィラメントを保護するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項188】
再ミエリン化を刺激するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項189】
第一ドメインがヒトMHCクラスIIβ1ドメインであり、第二ドメインが哺乳動物MHCクラスIIα1ドメインであり、第二ドメインのアミノ末端は第一ドメインのカルボキシ末端に共有結合されており、MHCクラスII分子はα2ドメインもβ2ドメインも含まず、ポリペプチドは第一ドメインのアミノ末端に共有結合された抗原決定基をさらに含む、共有結合された第一および第二ドメインを含む精製MHCクラスIIポリペプチドの免疫調節有効量を、細胞もしくは組織と接触させるか、または該対象に投与する段階
を含む、哺乳動物細胞、組織、または対象における、抗原決定基に対するT細胞媒介性免疫応答由来の脱髄を改善するための方法。
【請求項190】
検出マーカーが放射性核種、常磁性同位体、蛍光マーカー、酵素、補助因子、化学発光化合物、または生物発光化合物である、請求項7記載の組成物。
【請求項191】
毒性部分が、タンパク質毒素、化学療法剤、細胞傷害性T細胞表面分子に対する抗体、リパーゼ、または放射性同位体である、請求項7記載の組成物。
【請求項192】
哺乳動物細胞または対象における神経変性疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項193】
哺乳動物細胞または対象における脱髄疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項194】
哺乳動物対象の中枢神経系への活性化炎症細胞の浸潤を防ぐまたは阻害するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項195】
哺乳動物細胞または対象における自己免疫疾患の再発を予防するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項196】
哺乳動物細胞または対象における神経変性疾患の再発を予防するのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項197】
哺乳動物細胞または対象における抗炎症因子の分泌を増加させるのに有効である、請求項1記載の組成物。
【請求項198】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における神経変性疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項199】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における脱髄疾患に関連したT細胞の病原活性または病原能を減少させるのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項200】
組成物が、哺乳動物対象の中枢神経系への活性化炎症細胞の浸潤を防ぐまたは阻害するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項201】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における自己免疫疾患の再発を予防するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項202】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における神経変性疾患の再発を予防するのに有効である、請求項73記載の方法。
【請求項203】
組成物が、哺乳動物細胞または対象における抗炎症因子の分泌を増加させるのに有効である、請求項73記載の方法。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【公表番号】特表2008−537736(P2008−537736A)
【公表日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−502130(P2008−502130)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際出願番号】PCT/US2006/009884
【国際公開番号】WO2006/102170
【国際公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(507308795)オレゴン ヘルス アンド サイエンス ユニバーシティ (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際出願番号】PCT/US2006/009884
【国際公開番号】WO2006/102170
【国際公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(507308795)オレゴン ヘルス アンド サイエンス ユニバーシティ (1)
【Fターム(参考)】
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