説明

折丁減速装置及び方法

本発明の第1の典型的な実施形態において、折丁を減速するための装置は、可動なベルト装置(7)と、可動なベルト装置(7)を周期的な速度プロフィルに従って制御可能に移動させるための、可動なベルト装置(7)に接続されたモータ(1)とを有する。本発明の特徴によれば、可動なベルト装置(7)は、折丁係合区分を通過させられ、その際、周期的な速度プロフィルにより、モータは、可動なベルト装置を、折丁係合区分において折丁(8)に係合しながら第1の速度から第2の速度に減速する。折丁(8)は、第1の速度で折丁係合区分に進入し、第1の速度よりも低い第2の速度で折丁係合区分から退出する。周期的な速度プロフィルにより、可動なベルト装置(7)は、折丁(8)が折丁係合区分から退出すると、次の折丁が折丁係合区分に進入する前に、再び第1の速度に加速する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
印刷運転において、折丁は、折り機等の下流の装置において提供されることができるよりも著しく速い最大印刷速度で印刷機を通過させられる。通常、折丁速度は、折り機に進入する前に約50%減少させられる。
【0002】
公知の印刷機においては、折丁が印刷機から出て、折り機に進入する前に折丁を減速させるために減速機構が使用されている。減速機構は、個々の折丁に係合しかつ減速させる機械的機構を有する。商業用印刷運転において生ぜしめられる、著しい数の折丁の多数の減速の一定の応力は、公知の減速ソリューションに関して耐久性問題を生ぜしめる。さらに、幾つかの公知の装置において、折丁減速の突然の性質が、製品欠陥を生じる。
【0003】
発明の簡単な概要
本発明は、折丁を減速させるための新規でかつ改良された装置及び方法を提供する。
【0004】
本発明の第1の典型的な実施形態において、折丁を減速させるための装置は、可動なベルト装置と、可動なベルト装置を周期的な速度プロフィルに従って制御可能に移動させるための、可動なベルト装置に接続されたモータとを有する。本発明の特徴によれば、可動なベルト装置は折丁係合区分を通過させられ、周期的な速度プロフィルにより、モータは可動なベルト装置を第1の速度から第2の速度へ減速させる一方で、折丁係合区分において折丁に係合する。折丁は、第1の速度で折丁係合区分に進入し、第1の速度よりも低い第2の速度で折丁係合区分から退出する。周期的な速度プロフィルにより、可動なベルト区分は、折丁が折丁係合区分から退出すると、次の折丁が折丁係合区分に進入する前に、第1の速度に再び加速する。
【0005】
本発明の第2の典型的な実施形態において、折丁を減速させる方法は、可動なベルト装置を提供するステップと、可動なベルト装置を周期的な速度プロフィルに従って制御可能に移動させるステップとを含む。本発明の特徴によれば、周期的な速度プロフィルにより、可動なベルト装置は、折丁係合区分において折丁に係合しながら第1の速度から第2の速度へ減速し、折丁は第1の速度で折丁係合区分に進入し、第1の速度よりも低い第2の速度で折丁係合区分から出る。周期的な速度プロフィルは引き続き、折丁が折丁係合区分から退出すると、次の折丁が折丁係合区分に進入する前に、可動なベルト装置を再び第1の速度に加速させる。
【0006】
図面の簡単な説明
図1は、本発明の特徴による、折丁減速機構として使用される、モータ駆動式ベルト装置の斜視図である。
【0007】
図1aは、本発明のグリッパ実施形態を示す、図1の斜視図のセグメントである。
【0008】
図1bは、本発明のパッド実施形態を示す、図1の斜視図のセグメントである。
【0009】
図2は、本発明の特徴による、折丁減速機構のための、2モータ式ベルト装置の斜視図である。
【0010】
図3は、図1及び図2のベルト装置のためのモータ速度プロフィルを示すグラフである。
【0011】
図4(a)〜(e)は、図2の2モータ式ベルト装置を通る折丁走行の側面図前進を示している。
【0012】
図5は、本発明の特徴による、多段折丁減速装置の概略図である。
【0013】
図6は、図5の多段折丁減速装置のためのモータ速度プロフィルを示すグラフである。
【0014】
好適な実施形態の詳細な説明
ここで、図面、最初に図1を参照すると、本発明の特徴による折丁減速機構として使用されるモータ駆動式可動ベルト装置の斜視図が示されている。変速モータ1が駆動スプロケットアセンブリ2に結合されている。1対のベルト7が、駆動スプロケットアセンブリ2とアイドラスプロケット3,4,5とによって規定された経路を循環するために駆動スプロケットアセンブリ2の周囲に延びるように配置されている。1対のピン6が設けられており、それぞれのピン6は、アイドラスプロケット3からアイドラスプロケット5へベルト7によって搬送される折丁8を見当合せ及び整合させるためにそれぞれのベルト7に取り付けられている。
【0015】
図1aは、図1のピンのための択一的な実施形態を示している。図1aの実施形態において、折丁8を見当合せ及び整合させるために配置された構造は1対のグリッパ60を有する。
【0016】
図1bは、図1のピンの別の択一的な実施形態を示している。図1bの実施形態において、折丁8を見当合せ及び整合させるために配置された構造は1対のパッド61を有する。
【0017】
本発明の特徴によれば、変速モータ1は、例えば図3に示された実線速度プロフィル曲線14によって示されたように、正弦波状速度変化サイクルで作動するように制御される。モータ1の速度は、ピン6がアイドラスプロケット3から所定の距離だけ下流に位置した時に最大となり、高い印刷機速度で移動する、到来する折丁8に初めて接触する(図3のグラフにおける箇所17)。モータ1の速度は、連続的に減速するように制御され(図3のグラフにおける箇所17から18まで)、ベルト7が、下流の装置への折丁8の排出のために折丁8をアイドラスプロケット3からアイドラスプロケット5へ前進させるように移動させられる。
【0018】
箇所18において、下流の装置の作動速度に合致するために、モータ1の速度は最小になる。折丁8の排出後、モータ1の速度は再び最大速度まで加速するように制御される(図3のグラフにおける箇所18から箇所20)。箇所20において、モータ1は、減速のために印刷機から別の折丁8を受け取るための位置において、ピン6をアイドラスプロケット3を再び通過させている。
【0019】
ここで図2を参照すると、本発明の特徴による、折丁減速機構のための2モータ式可動ベルト装置の斜視図が示されている。第1の変速モータ1′は駆動スプロケットアセンブリ9に結合されている。ベルト7′の第1の対は、駆動スプロケットアセンブリ9とアイドラスプロケット3′,4′,5′とによって規定された経路を循環するように駆動スプロケットアセンブリ9の周囲に延びるように配置されている。ピン6′の第1の対が設けられており、それぞれのピン6′は、アイドラスプロケット3′からアイドラスプロケット5′へベルト7′によって搬送される第1の折丁8′を見当合せ及び整合させるためにそれぞれのベルト7′に取り付けられている。
【0020】
第2の変速モータ11は駆動スプロケットアセンブリ13に結合されている。駆動スプロケットアセンブリ13は、駆動スプロケットアセンブリ13とアイドラスプロケット3′′,4′′,5′′とによって規定された経路を通ってベルト12の第2の対を駆動するように配置されている。ピン6′′の第2の対が設けられており、それぞれのピン6′′は、アイドラスプロケット3′′からアイドラスプロケット5′′までベルト12によって搬送される第2の折丁8′′を見当合せ及び整合させるようにそれぞれのベルト12に取り付けられている。ベルト12の第2の対は、ベルト7′の第1の対からずれておりかつこの第1の対の間に交互に配置されており、これにより、ベルト7′及び12の対は、個々のモータ1,11によって互いに独立して移動させられる。
【0021】
本発明の特徴によれば、変速モータ1,11は、互いに位相がずれた正弦波状変速サイクルで作動するように制御される。上述のように、図3に示された実線速度プロフィル曲線14は、モータ1のための速度プロフィルを示している。図3に示された破線速度プロフィル曲線15は、モータ11のための速度プロフィルを示している。図3のグラフに明瞭に示されているように、第1のモータ1のための速度プロフィル14では、第2のモータ11のための速度プロフィル15の最小速度16と同時に最大速度17が生じる。
【0022】
同様に、第1のモータ1のための、曲線14の最小速度18は、第2のモータ11のための速度曲線15の最大速度19と同時に生じる。速度曲線14は、期間P(図3のグラフにおける21)の終了時に、再び箇所20において、最大速度に戻る。曲線14,15の周波数はそれぞれ、2つのモータベルト装置への折丁進入の周波数の2倍である。
【0023】
図4(a)〜(e)は、図2の2モータ式ベルト装置を通る折丁走行の側面図進行を示している。図4(a)は、時間t=0における、モータ1が最大速度である場合(図3のグラフの17)のベルト7′の第1の対のピン22を示している。この時点で、折丁24(最大速度である)はベルト装置に進入し、ピン22に接触する。同時に、ベルト12の第2の対のピン23は最小速度であり(図3のグラフの16)、対応する折丁25の減速が完了している。
【0024】
図4(b)は、時間t=0.006秒における、折丁25の経路から外れた、アイドラスプロケット42の周囲を回転する第2のベルト対12のピン23(図3の箇所44における)を示している。次いで、第2のベルト対12は、ピン23を2つのベルトシステムの入口端部に向かって移動させるために加速モードになる。進行のこの時点で、第1のベルト対7′のピン22は、折丁24を減速させるために作用している。
【0025】
図4(c)において、時点t=0.022秒において、図3のグラフの箇所45における図2の2つのベルトシステムの状態が示されている。加速する第2のベルト対12における次のピン33は、アイドラスプロケット43の周囲を、次の到来する折丁32の経路内へ回転するのに対し、第1のベルト対7′のピン22は対応する折丁24を減速し続ける。図4(b)において前もってピン23に当接した折丁25は、2つのベルトシステムから離れるように、完全に減速された速度で搬送される。その間、第2のベルト対12のピン23は、モータ11によって加速され続ける。
【0026】
図4(d)において、図3のグラフの箇所46において、ベルト12の第2の対のピン33は、到来する折丁32の前方に位置決めされている。
【0027】
最後に、図4(e)において、ベルト12の第2の対は、ピン33が折丁32に係合するまで(図3のグラフの箇所19)、加速され続ける。その後、第2のベルト対12は減速し始める。同時に、ベルト7′の第1の対は、対応するピン22及び折丁24のように、完全に減速されている(図3のグラフの箇所18)。
【0028】
イベントのこの連続は、それぞれが最大速度における交互の折丁が、ベルト7′及び12の第1及び第2の対のピンによって交互に係合されるようになっている。ベルト対は、互いに180度だけ位相がずれながら、加速及び減速の周期を通じて作動し、到来する折丁を、印刷速度から、下流の装置の動作に適したより低い速度に減速する。
【0029】
ここで図5を参照すると、本発明の別の特徴による多段折丁減速装置の概略図が示されている。図5の装置によって提供されるソリューションは、一連の減速ベルト装置を有しており、各減速ベルト装置は、折丁が連続したベルトを通過しながら、各折丁の速度を段階的に減少させるために、周期的速度プロフィルに従って作動している。各折丁が各段を通過しながら、折丁は、各段において所定の量だけ減速される。
【0030】
図5の実施例において、駆動シリンダ103,105,107,109を含む4段減速装置が示されている。第1のモータ101は、ギヤボックス102及び駆動シリンダ107のそれぞれに結合されている。ギヤボックス102自体は駆動シリンダ103に結合されている。ギヤボックス102によって提供される歯数比は、以下にさらに詳細に説明されるように、駆動シリンダ103の表面速度が駆動シリンダ107の表面速度よりも比例的に速くなるようになっている。
【0031】
第2のモータ113は、ギヤボックス112及び駆動シリンダ109のそれぞれに結合されている。ギヤボックス112自体は駆動シリンダ105に結合されている。ギヤボックス112によって提供される歯数比は、以下にさらに詳細に説明されるように、駆動シリンダ105の表面速度が駆動シリンダ109の表面速度よりも比例的に速くなるようになっている。
【0032】
駆動歯車103,105,107,109のそれぞれは、個々のアイドラシリンダ120,122,124,126の周囲の対応する無端ベルト104,106,108,110を駆動する。さらに、複数のアイドラベルト装置128,130,132,134が配置されており、それぞれのアイドラベルト装置は、対応する1つの無端ベルト104,106,108,110と対向して配置されている。折丁111は、図5に示された走行方向への搬送のために、及びベルトからベルトへの徐々の減速のために、対向した無端ベルト104,106,108,110とアイドラベルト装置128,130,132,134との対の間に受容される。
【0033】
図6は、図5の多段折丁減速装置のための、モータ速度プロフィル114,115,116,117を示すグラフである。速度プロフィル114,115,116,117は、ベルトが個々のモータ101,113によって駆動されるときに、個々にベルト104,106,108,110の速度に対応する。モータ101,113はそれぞれ、正弦波状の速度サイクルに従って作動させられるように制御され、モータ101,113は、互いに位相が180度だけずれて作動させられる。
【0034】
折丁111が、対向したベルト104,128から出る時、折丁11は速度プロフィル114に従うので、折丁は、進入速度の85.4%で走行している。次いで、折丁は、対向したベルト106,130に進入し、速度プロフィル115に従う。対向したベルト106,130は、折丁をさらに、元の進入速度の85.4%から進入速度の70.7%まで減速させるように作動する。
【0035】
折丁111が、対向したベルト106,130を通って走行する時、ベルト104は、次の進入する折丁の進入速度と合致するように再び100%の速度(速度プロフィル114)まで加速するように駆動される。対向したベルト106,130を通過した後、折丁111は、対向したベルト108,132に進入し、速度プロフィル116に従って、進入速度の70.7%から60.4%まで減速する。最後に、折丁111は、さらに進入速度の50%まで速度を減じるために、速度プロフィル117に従って対向したベルト110,134を通過する。このように、折丁速度は、4段階で徐々に50%に減じられる。
【0036】
折丁の搬送に引き続き、駆動ベルト106,108,110のそれぞれは、次の到来する折丁の速度に合致するように、再び初期速度に加速される。速度プロフィル114,116は位相が合っており、公称速度がずれている。ずれは、モータ101と被駆動シリンダ103との間のギヤボックス102によって達成される。速度プロフィル115,117も位相が合っているが、ギヤボックス112によって公称速度がずれている。
【0037】
上述のように、モータ101,113はそれぞれ、正弦波状速度サイクルに従って作動されるように制御され、モータ101,113は互いに180度だけ位相がずれている。付加的なモータ又はギヤボックスを用いて、付加的な段が付加されることができる。
【0038】
以上の明細書において、本発明は、本発明の特定の典型的な実施形態及び実施例に関して説明された。しかしながら、請求の範囲に示された発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更が加えられることができることが明らかである。したがって、明細書及び図面は、制限的な意味ではなく例示的な形式で見なされるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の特徴により、折丁減速機構として使用される、モータ駆動式ベルト装置の斜視図である。
【図1a】本発明のグリッパ実施形態を示す、図1の斜視図のセグメントである。
【図1b】本発明のパッド実施形態を示す、図1の斜視図のセグメントである。
【図2】本発明の特徴による、折丁減速機構のための、2モータ式ベルト装置の斜視図である。
【図3】図1及び図2のベルト装置のためのモータ速度プロフィルを示すグラフである。
【図4】図2の2モータ式ベルト装置を通る折丁走行の側面図前進を示している。
【図5】本発明の特徴による、多段折丁減速装置の概略図である。
【図6】図5の多段折丁減速装置のためのモータ速度プロフィルを示すグラフである。
【符号の説明】
【0040】
1 変速モータ、 2 駆動スプロケットアセンブリ、 3,4,5 アイドラスプロケット、 6 ピン、 7 ベルト、 8 折丁、 9 スプロケットアセンブリ、 11 第2の変速モータ、 12 ベルト、 13 駆動スプロケットアセンブリ、 22,23 ピン、 24,25 折丁、 32 折丁、 33 ピン、 43 アイドラスプロケット、 60 グリッパ、 61 パッド、 101 第1のモータ、 102 ギヤボックス、 103,105,107,109 駆動シリンダ、 104,106,108,110 無端ベルト、 111 折丁、 112 ギヤボックス、 113 第2のモータ、 128,130,132,134 アイドラベルト装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折丁を減速するための装置において、
可動なベルト装置が設けられており、
該可動なベルト装置を周期的な速度プロフィルに従って制御可能に移動させるための、前記可動なベルト装置に結合されたモータが設けられており、
前記可動なベルト装置が、折丁係合区分を通過するようになっており、
前記周期的な速度プロフィルにより、モータが、折丁係合区分において折丁に係合しながら可動なベルト装置を第1の速度から第2の速度へ減速させ、折丁が、第1の速度で折丁係合区分に進入し、第1の速度よりも低い第2の速度で折丁係合区分から退出するようになっており、さらにモータが、折丁が折丁係合区分から退出すると、次の折丁が折丁係合区分に進入する前に前記可動なベルト装置を再び第1の速度に加速するようになっていることを特徴とする、折丁を減速するための装置。
【請求項2】
前記周期的な速度プロフィルが正弦波形状を含む、請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記可動なベルト装置に配置された折丁係合ピンが設けられている、請求項1記載の装置。
【請求項4】
前記可動なベルト装置が、スプロケットの周囲に延びた1対の無端ベルトを含む、請求項1記載の装置。
【請求項5】
前記可動なベルト装置が、第2の可動なベルト装置と交互に配置された第1の可動なベルト装置を含み、モータが、第1のベルト装置と第2のベルト装置とを第1の周期的な速度プロフィルと第2の周期的な速度プロフィルとに従って制御可能に移動させるために、第1の可動なベルト装置と第2の可動なベルト装置とにそれぞれ結合された第1のモータと第2のモータとを含み、第1のモータの第1の周期的な速度プロフィルが、第2のモータの第2の周期的な速度プロフィルから位相がずれている、請求項1記載の装置。
【請求項6】
前記第1の周期的な速度プロフィルが、第2の周期的な速度プロフィルから位相が180度だけずれている、請求項5記載の装置。
【請求項7】
第2の速度が第1の速度の50%である、請求項1記載の装置。
【請求項8】
可動なベルト装置が、折丁を相前後して一連の段において搬送するように配置及び構成された一連の可動なベルトを含み、一連の可動なベルトのそれぞれが、所定の量だけ折丁を減速させる、請求項1記載の装置。
【請求項9】
前記モータが、一連の可動なベルトの交互のベルトに選択的に接続された第1のモータと第2のモータとを含み、モータが、互いに位相がずれた周期的な速度プロフィルに従って作動する、請求項8記載の装置。
【請求項10】
第1のモータが、一連の可動なベルトの交互のベルトの第1のベルトに直接に接続されておりかつ、一連の可動なベルトの交互のベルトの第2のベルトに第1のギヤボックスを介して接続されており、第2のモータが、一連の可動なベルトの交互のベルトの第3のベルトに直接に接続されておりかつ、一連の可動なベルトの交互のベルトの第4のベルトに第2のギヤボックスを介して接続されている、請求項9記載の装置。
【請求項11】
第1のギヤボックス及び第2のギヤボックスが、一連の可動なベルトの交互のベルトの第1のベルトと第2のベルトとの間、及び第3のベルトと第4のベルトとの間で公称速度ずれを提供するように作動する、請求項10記載の装置。
【請求項12】
可動なベルト装置に配置された折丁係合グリッパが設けられている、請求項1記載の装置。
【請求項13】
可動なベルト装置に配置された折丁係合パッドが設けられている、請求項1記載の装置。
【請求項14】
折丁を減速するための方法において、
可動なベルト装置を提供するステップを含み、
周期的な速度プロフィルに従って可動なベルト装置を制御可能に移動させるステップを含み、
折丁係合区分において折丁に係合しながら可動なベルト装置を第1の速度から第2の速度に減速するための周期的な速度プロフィルを生ぜしめるステップを含み、折丁が第1の速度で折丁係合区分に進入し、第1の速度よりも低い第2の速度で折丁係合区分から退出するようになっており、
折丁が折丁係合区分から退出したときに、次の折丁が折丁係合区分に進入する前に、可動なベルト装置を第1の速度に再び加速するステップを含むことを特徴とする、折丁を減速するための方法。

【図1】
image rotate

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公表番号】特表2009−523113(P2009−523113A)
【公表日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−550333(P2008−550333)
【出願日】平成19年1月3日(2007.1.3)
【国際出願番号】PCT/US2007/000065
【国際公開番号】WO2007/081701
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(505332174)ゴス インターナショナル アメリカス インコーポレイテッド (48)
【氏名又は名称原語表記】Goss International Americas, Inc.
【住所又は居所原語表記】121 Broadway, Dover NH 03820, USA
【Fターム(参考)】