説明

拍車およびこれを用いたデータ記録装置

【課題】製品に要求される機能は維持しつつも、同一加工装置により加工することができ、低コストでの提供が可能な拍車の構成と、これを用いたデータ記録装置の構成を提案すること。
【解決手段】記録媒体である印刷用紙90の表面に接触し、印刷用紙90の排出動作に伴って従動回動する拍車10であって、平面視形状が略円形に形成された本体部12における外周縁の周方向には、所要間隔をあけて先鋭な波型部16が形成され、本体部12の平面中央位置には、本体部12の回転軸を挿通させるためのスリーブ部14が形成され、波型部14とスリーブ部14との間が本体部12の板厚方向に曲折されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は拍車とこれを用いたデータ記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
データ記録装置の一例であるインクジェットプリンターにおいて、紙排出機構を構成する駆動ローラにより排出された印刷紙の表面に当接し、排紙動作に伴って回転する従動ローラに用いられる拍車としては、例えば図9に示すような形態のものが提供されている。
すなわち、薄い金属板を打ち抜きプレス加工等によりリング状の本体部12に打ち抜いた後、本体部12の外周縁に先鋭な波型部16を形成し、さらには、本体部12の中央部分に回転軸を挿通させるためのスリーブ部14を合成樹脂により成形してなるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−341873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている拍車10は、薄い金属板をプレス加工またはエッチング加工することによって、リング状の本体部12を形成する工程と、本体部12の外周縁にプレス加工により先鋭な波型部16を形成する工程と、本体部12の中央部分に樹脂成形によりスリーブ部14を形成する工程が必要になる。このスリーブ部14は所定の厚みに形成され、薄肉構造の本体部12が印刷紙面上を安定した状態で回転させるために必要な構成である。
ところで本体部12のプレス加工と波型部16のプレス加工については、同じプレス加工であり加工装置が共通であるから、それぞれを同時に加工する事も可能ではある。しかしながら、スリーブ部14の樹脂成形工程については樹脂成形装置が別途必要である。このため、装置的にも工程的にも拍車10の製造コストの低減には限界がある。
【0005】
そこで本願発明は、製品に要求される機能は維持しつつも、同一加工装置により加工することができ、低コストでの提供が可能な拍車の構成と、これを用いたデータ記録装置の構成を提案することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の目的を達成するため本願発明は以下の構成を有する。
すなわち、記録媒体の表面に接触し、前記記録媒体の排出動作に伴って従動回動する拍車であって、平面視形状が略円形に形成された本体部における外周縁の周方向には、所要間隔をあけて先鋭な波型部が形成され、前記本体部の平面中央位置には、本体部の回転軸を挿通させるためのスリーブ部が形成され、前記波型部と前記スリーブ部との間が前記本体部の板厚方向に曲折されていることを特徴とする拍車である。
【0007】
また、他の発明として、記録媒体にデータを記録するデータ記録用ヘッドと、前記記録媒体を排出する排出用駆動ローラと、該排出用駆動ローラを駆動させるローラ駆動手段と、前記記録媒体の表面に接触しながら前記排出用駆動ローラによる前記記録媒体の排出動作に伴って従動回動する従動ローラと、を有するデータ記録装置であって、前記従動ローラは、前記記録媒体の排出方向に直交する方向に配設された回転軸に上記の拍車が挿通されたものであることを特徴とするデータ記録装置とすることもできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明にかかる拍車およびこれを用いたデータ記録装置によれば、拍車をプレス加工装置のみにより製造することができるため、低コストでの拍車およびこれを用いたデータ記録装置の提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第1実施形態における拍車の正面図および断面図である。
【図2】第1実施形態における拍車を製造する際の各工程における状態を示す説明図である。
【図3】第1実施形態における拍車を製造する際の各工程における状態を示す説明図である。
【図4】第1実施形態における拍車を装着した従動ローラの正面図である。
【図5】第2実施形態における拍車の正面図および断面図である。
【図6】第3実施形態における拍車の正面図および断面図である。
【図7】第4実施形態における拍車の正面図および断面図である。
【図8】本発明にかかる拍車を用いたインクジェットプリンターの概略構造を示す断面図である。
【図9】従来技術における拍車の正面図および断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、本発明にかかる拍車の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、第1実施形態における拍車の正面図および断面図である。本実施形態においては、データ記録装置の拍車として、インクジェットプリンターにおける排紙機構の従動ローラである拍車10について説明をおこなう。
【0011】
本実施形態における拍車10は、ステンレス製の薄板(板厚は0.1mm〜0.15mm程度)により形成されている。
本実施形態における拍車10は、図1に示すように、ベース部となる本体部12と、本体部12の中央部に形成され、回転軸を挿通させるためのスリーブ部14と、本体部12の外周縁に所要間隔をあけて形成された波型部16と、本体部12のスリーブ部14と波型部16との間に形成された曲折部18とを有している。このようにして形成された拍車10の径寸法は、7mm〜10mm程度に形成されている。
【0012】
波型部16は、平面視した際に外周縁が先鋭な形状に形成されている。また、波型部16の断面形状は、先端部分に接近するにつれて徐々に肉厚が薄くなるテーパ形状に形成されている。また、曲折部18は2箇所に形成されている。本実施形態における曲折部18は、図1の断面図に示されているとおり、内周側の曲折部18がスリーブ部14の外周面に接近する方向に曲折され、外周側の曲折部18Aがスリーブ部14の外周面から離反する方向に曲折されている。波型部16に最も近い位置の(外周側)の曲折部18Aは、スリーブ部14の軸線方向(突出方向)における中央位置に形成されている。すなわち、波型部16は、スリーブ部14の軸線方向の中央部に位置するように形成されている。また、本体部12において、曲折部18Aより外周縁側の部分がスリーブ部14の軸線方向に対して直交方向に延伸するように曲折部18,18Aの曲折角度が適宜調整されている。
【0013】
次に、本実施形態にかかる拍車10の製造工程について説明する。図2および図3は、各製造工程における状態を示す説明図である。この説明図は、拍車10の平面図および断面図である。断面図の断面位置は、図2(A)の一点鎖線の位置である。ここでは拍車10を1つのみ図示しているが、実際は複数個の拍車10を同時に形成している。
まず、図2(A)に示すように、ステンレス製の薄板の所要位置に後述するスリーブ部14形成時のための下抜きプレス加工を行う。この下抜きプレス加工は、最終的に製品となる部位よりも外方位置となる所要位置に貫通孔11を形成するものである。ここでは、円形の本体部12の外周縁に沿って3箇所に貫通孔11を形成した。本体部12は3箇所の吊部11Aにより吊られた状態になっている。
【0014】
次に、図2(B)に示すように、本体部12の中央部分を所要範囲にわたって本体部12の面外方向に突出する突出部13を形成するために、本体部12の中央部が有底筒状を形成するように絞り加工を行う。そして本体部12中央部の突出部13の突出高さが所要の高さ寸法になった後、突出部13の先端部(内底部)13Aを打ち抜き、筒状体をなすスリーブ部14を形成する。このとき、必要に応じて、突出部13の先端部13A部分に生じたバリを除去する。
【0015】
続いて、図2(C)に示すように、本体部12のスリーブ部14よりも外方部分を絞り加工により浅皿状に曲折して曲折部18,18Aを形成する。本実施形態では、2箇所に曲折部18,18Aを形成した。本体部12の外周縁側の曲折部18Aの位置は、スリーブ部14の軸線方向においてスリーブ部14の中央位置に対応する位置となっている。また、本体部12における曲折部18Aよりも外周縁側の部分は、スリーブ部14の軸線に対して直交する方向に曲折されている。
【0016】
次に、図3(A)に示すように、本体部12の外周縁を波型に打ち抜プレス加工する。この時点においては、本体部12の外周縁に形成された波型部分15は、拍車の最終形状における波型部16の形成位置よりもわずかに外方の位置に形成されている。また波型部分15の先端部は円弧状に形成されている。
本体部12の外周縁に波型部分15を形成した後、波型部分15の先端部を所要範囲にわたってプレスし、波型部分15の先端部に近づくに伴って肉厚寸法が徐々に薄くなるテーパ状に鍛造プレス加工をする。この後、図3(B)に示すように本体部12の外周縁部分が先鋭な波型をなす最終形状に打ち抜きプレス加工をして波型部16を形成する。
そして、最後に図3(C)に示すように、吊部11Aを打ち抜きプレス加工して拍車10として個片化する。吊部11Aを打ち抜きプレスする際には、波型部16が形成されている本体部12の径位置よりも内径側の位置まで打ち抜きプレス加工をしている。
【0017】
このようにして形成された拍車10は、図4に示すように、回転軸30に所要間隔をあけて装着され、これにより従動ローラ40が形成される。回転軸30には所要間隔をあけて係合片32が予め設けられていて、回転軸30の係合片32にスリーブ部14の先端部を係合させることで拍車10を回転軸30の所定位置に固定することができる。このようにして形成された従動ローラ40は、インクジェットプリンターの排紙側に回転軸30を排紙方向に直交させた状態で配設される。また、このような従動ローラ40に対して排出された印刷紙を挟んで対向する配置に他の従動ローラが配設される(図8参照)。他の従動ローラは、印刷紙の裏面(非印刷面)に当接するので、従動ローラ40に装着された拍車10とは異なり、所要幅で印刷紙に当節する円筒状のローラ体が回転軸に装着されている。
【0018】
インクジェットプリンター内の駆動ローラにより排出された印刷紙は、従動ローラ40と他の従動ローラとの間を通過して外部に排出される。回転軸30に挿通された拍車10は、波型部16がスリーブ部14の軸線方向の中央位置に位置しているので、印刷紙に波型部16の先端部が当接して転動する際に極めて安定した状態で転動し、排紙動作が円滑になると共に、印刷紙の印刷表面の汚染や破損を防ぐことができ好適である。
【0019】
本実施形態にかかる拍車10は、従来、樹脂成形工程により形成していたスリーブ部14をしぼりプレス加工により形成しているので拍車10の製造に要する時間も短縮され、従来技術に比較して大幅に製造コストを低減させることができる。
【0020】
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態における拍車の正面図および断面図である。
本実施形態における拍車10は第1実施形態の変形例であり、曲折部18の曲折角度が本体部12の当初平面に対してそれぞれほぼ直角になっている点において第1実施形態と相違している。他の部分については図中で第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と同じ番号を付すことによりここでの詳細な説明を省略している。
なお、具体的に図示はしないが、本実施形態における拍車10も、第1実施形態と同様に回動軸30に所要間隔をあけて挿通され、従動ローラ40を構成する。
【0021】
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態における拍車の正面図および断面図である。
本実施形態における拍車10もまた第1実施形態の変形例である。本実施形態においては、スリーブ部14の先端部がスリーブ部14の拡径方向に曲折された曲折片(フランジ部)20に形成されている点において第1実施形態と相違している。曲折片20以外の部分については、第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と同じ番号を付すことにより、ここでの詳細な説明を省略している。図6に示す拍車10の製造方法は、第1実施形態と同様にしてスリーブ部14を形成した後、スリーブ部14の先端部における曲折片20を曲げ加工により形成することができる。
【0022】
本実施形態におけるスリーブ部14に形成された曲折片20は、図6に示すように、スリーブ部14の軸線方向に対して直交方向に曲折されているので、回転軸30の係合片32とスリーブ部14の先端部との当接部分が大幅に増えることになる。これにより、拍車10のスリーブ部14の先端部と回転軸30の係合片32との磨耗を軽減することができ、回転軸30に対する拍車10の係合状態は当初の状態を維持することができる。したがって長期間にわたって従動ローラ40を使用しても、拍車10が回転軸30に対してぶれた状態で転動することがなく、排出された印刷紙の印刷面の汚染や印刷紙の破れ等の破損の発生をさらに低減することができるため好都合である。
【0023】
(第4実施形態)
図7は第4実施形態における拍車の正面図および断面図である。
本実施形態における拍車10は、第3実施形態の変形例である。本実施形態における拍車10は、スリーブ部14と波型部16との間に本体部12の板厚方向に貫通する貫通孔17が複数箇所に形成されている点が特徴的である。この貫通孔17は、第1実施形態で説明した拍車10の製造工程において、スリーブ部14の形成工程と、本体部12の曲折部18,18Aの絞り加工工程(曲げ加工工程)との間にプレス加工することにより形成している。ここでは、図7に示すように、貫通孔17を円弧型の帯形状に形成しているが、円形の貫通孔17を散点的に複数個形成する形態としてもよい。
【0024】
本体部12に貫通孔17を配設することで、波型部16の近傍部分(本体部12の外周縁から径方向における所要範囲)と、スリーブ部14側(本体部12の中央部分)とが連結部17Aにより連結された状態になっている。また、貫通孔17の配設により本体部12に曲折部18,18Aの絞り加工(曲げ加工)を行う際に、本体部12にしわが生じにくくなるため、後の整形が容易になる点でも好都合である。
また、貫通孔17を配設して本体部12の一部を除去することにより、拍車10の重量が減少し慣性モーメントを小さくすることができる。このような形状の拍車10を用いた従動ローラ40は、転動を開始させるために必要な回転トルクが小さくて済むため、駆動ローラの出力を減少させることができる。また、このような拍車10を用いることで、インクジェットプリンターの軽量化にも貢献する点においても他の実施形態に比較して有利である。
【0025】
図8は、排紙機構の一部に第1実施形態における拍車を用いた従動ローラを用いたインクジェットプリンター100の概略内部構造を示す断面図である。本断面図における排紙方向は矢印Aに示す方向である。
本実施形態におけるインクジェットプリンター(データ記録装置)100は、供給された印刷用紙(記録媒体)90の表面にインクの液滴を塗布するインク供給ヘッド(データ記録用ヘッド)102と、印刷用紙90を給紙部104から筐体110内に取り込むと共に、排紙口106に排出する排出用駆動ローラ108と、排出用駆動ローラ108により排紙口106に排出された印刷(データ記録)済みの印刷用紙90の排出動作に伴って、印刷用紙90の表面上で従動回動する従動ローラ40を有するものである。本実施形態では、排出用駆動ローラ108と従動ローラ40とにより排紙機構が構成されている。
【0026】
インク供給ヘッド102は、ロッド103に沿って印刷用紙90の供給方向に対して直交する方向に往復動可能に設けられている。排出用駆動ローラ108は、給紙部104から印刷用紙90を一枚ずつ筐体110内に取り込む際の駆動源にもなっている。従動ローラ40には、印刷用紙90を挟んで対向する配置で円柱状のローラ体が装着された第2の従動ローラ109が配設されている。第2の従動ローラ109の円柱状のローラ体は、ゴム等の摩擦係数の大きな素材により形成されていることが好適である。
【0027】
本実施形態で示すインクジェットプリンター100は、軽量で安価な拍車10を従動ローラ40に装着しているので、従動ローラ40の慣性モーメントを小さくすることができる。これにより、排出用駆動ローラ108に要求される回転トルクが小さくなり、小型の排出用駆動ローラ108を採用することができる。これらにより、インクジェットプリンター100を軽量化することができ、消費電力の削減にも貢献することができる。また、インクジェットプリンター100を低コストで提供することも可能になる。
【0028】
以上に本願発明かかる拍車とこれを用いたデータ記録装置について説明をしてきたが、本願発明は、以上の実施形態に限定されるものではないのはもちろんである。
例えば、以上の実施形態においては、拍車10の具体例として第1実施形態ないし第4実施形態を用いて説明しているが、第1実施形態ないし第4実施形態で説明した拍車10の各構成を適宜組み合わせて得られる拍車10の構成であっても、本願発明の技術的範囲に属することはもちろんである。
また、以上に示した拍車10はすべて、外周縁側の曲折部18Aがスリーブ部14の軸線方向における中央部分に配設されている形状について説明しているが、拍車10が円滑に転動することができる範囲であれば、曲折部18Aをスリーブ部14の軸線方向の中央部分から外れた位置に配設してもよいのはもちろんである。
【0029】
また、本実施形態においては、データ記録装置としてインクジェットプリンター100を例示しているが、インクジェットプリンター100に限定されるものでもない。要は、データ記録媒体にデータを記録するデータ記録用ヘッドと、記録媒体を排出する排出用駆動ローラと、排出用駆動ローラを駆動させる駆動手段と、記録媒体の排出動作に伴って従動回動する拍車を有する従動ローラを備えるデータ記録装置であれば、インクジェットプリンター以外のプリンターや、紙以外のデータ記録媒体を用いる方式のデータ記録装置等であってもよいのである。
【符号の説明】
【0030】
10 拍車
11,17 貫通孔
11A 吊部
12 本体部
14 スリーブ部
15 波型部分
16 波型部
17A 連結部
18 曲折部
20 曲折片
30 回転軸
32 係合片
40 従動ローラ
90 印刷用紙
100 インクジェットプリンター
102 インク供給ヘッド
104 給紙部
106 排紙部
108 排出用駆動ローラ
110 筐体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体の表面に接触し、前記記録媒体の排出動作に伴って従動回動する拍車であって、
平面視形状が略円形に形成された本体部における外周縁の周方向には、所要間隔をあけて先鋭な波型部が形成され、
前記本体部の平面中央位置には、本体部の回転軸を挿通させるためのスリーブ部が形成され、
前記波型部と前記スリーブ部との間が前記本体部の板厚方向に曲折されていることを特徴とする拍車。
【請求項2】
前記波型部の位置が前記スリーブ部の軸線方向における中間位置となるように配設されていることを特徴とする請求項1記載の拍車。
【請求項3】
前記スリーブ部の先端部が拡径方向に曲折されていることを特徴とする請求項1または2記載の拍車。
【請求項4】
前記本体部には、板厚方向に貫通する貫通孔が複数形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の拍車。
【請求項5】
記録媒体にデータを記録するデータ記録用ヘッドと、
前記記録媒体を排出する排出用駆動ローラと、該排出用駆動ローラを駆動させるローラ駆動手段と、
前記記録媒体の表面に接触しながら前記排出用駆動ローラによる前記記録媒体の排出動作に伴って従動回動する従動ローラと、を有するデータ記録装置であって、
前記従動ローラは、前記記録媒体の排出方向に直交する方向に配設された回転軸に請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の拍車が挿通されたものであることを特徴とするデータ記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−31590(P2011−31590A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−183109(P2009−183109)
【出願日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【出願人】(307032777)コパル・ヤマダ株式会社 (2)
【Fターム(参考)】