説明

拡散炉用熱電対、温度測定方法、及び半導体装置の製造方法

【課題】拡散炉の内部の温度を正確に測定することができる拡散炉用熱電対を得る。
【解決手段】ウェハ用ボート24上に、複数の擬似ウェハ26が一列に整列された状態で積載されている。複数の擬似ウェハ26は、それぞれ中央部まで達する切り込み28を有する。複数の擬似ウェハ26の切り込み28に熱電対30が差し込まれている。このため、温度測定時の拡散炉10の内部状態は、半導体ウェハ14の熱処理時の拡散炉10の内部状態と近くなる。従って、半導体ウェハ14の熱処理時における拡散炉10の内部の温度を正確に測定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、拡散炉の内部の温度を測定する拡散炉用熱電対、温度測定方法、及び半導体装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の製造工程において拡散炉が用いられる。この拡散炉内に拡散源と共に複数の半導体ウェハを一列に整列させて配置して熱処理する。これにより不純物を半導体ウェハに拡散させ、又は同時に酸化膜を形成する。しかし、半導体ウェハを正確に熱処理しなければ、半導体装置の特性がずれて不良品になる。従って、拡散炉の内部の温度を正確に制御する必要がある。そこで、拡散炉の内部の温度を測定するために熱電対が用いられる。熱電対を複数個所で支持する専用の治具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−282466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の拡散炉用熱電対では、治具で支持された箇所の間において熱電対が撓んでしまう。拡散炉の温度が高いほど熱電対が撓みやすくなる。このため、熱電対とヒーターとの距離が拡散炉の内部において不均一になる。また、熱電対ごとに撓み方が異なると、再現性が悪化する。従って、半導体ウェハの熱処理時における拡散炉の内部の温度を正確に測定することができず、半導体ウェハを正確に熱処理することができなかった。さらに、熱電対が極端に撓んだ場合は形状が元に戻らなくなり、廃却しなければならなかった。
【0005】
また、従来の拡散炉用熱電対では、熱電対を専用の治具で支持していた。このため、温度測定時の拡散炉の内部状態は、半導体ウェハを熱処理する場合とは大きく異なっていた。従って、半導体ウェハの熱処理時における拡散炉の内部の温度を正確に測定することができず、半導体ウェハを正確に熱処理することができなかった。
【0006】
また、拡散炉の内部の温度を測定する際に、半導体ウェハを熱処理する際に用いる治具を流用せず、熱電対を支持する専用の治具を用いていた。従って、製造コストが大きかった。そして、この専用の治具を拡散炉の内部に入れる手順は、熱処理時に用いる治具の場合とは異なる。従って、作業が複雑になるという問題があった。
【0007】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は拡散炉の内部の温度を正確に測定することができる拡散炉用熱電対及び温度測定方法を得るものである。第2の目的は、半導体ウェハを正確に熱処理することができ、製造コストを低減し、作業を簡略化できる半導体装置の製造方法を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明に係る拡散炉用熱電対は、ウェハ用ボートと、それぞれ中央部まで達する切り込みを有し、一列に整列された状態で前記ウェハ用ボート上に積載された複数の擬似ウェハと、前記複数の擬似ウェハの前記切り込みに差し込まれた熱電対とを備える。
【0009】
第2の発明に係る拡散炉用熱電対は、熱電対用ボートと、温度を測定する複数の測定点を有し、前記熱電対用ボート上に積載された熱電対とを備え、前記熱電対用ボートは、前記熱電対の前記複数の測定点を含む領域を連続的に支持する。
【0010】
第3の発明に係る温度測定方法は、それぞれ中央部まで達する切り込みを有する複数の擬似ウェハを一列に整列した状態でウェハ用ボート上に積載する工程と、前記複数の擬似ウェハの前記切り込みに熱電対を差し込む工程と、前記熱電対を差し込んだ前記複数の擬似ウェハを積載した前記ウェハ用ボートを土台に積載して拡散炉に入れ、前記熱電対により前記拡散炉の内部の温度を測定する工程とを備える。
【0011】
第4の発明に係る温度測定方法は、温度を測定する複数の測定点を有する熱電対を熱電対用ボート上に積載して、前記熱電対の前記複数の測定点を含む領域を前記熱電対用ボートにより連続的に支持させる工程と、前記熱電対を積載した前記熱電対用ボートを土台に積載して拡散炉に入れ、前記熱電対により前記拡散炉の内部の温度を測定する工程とを備える。
【0012】
第5の発明に係る半導体装置の製造方法は、それぞれ中央部まで達する切り込みを有する複数の擬似ウェハを一列に整列した状態でウェハ用ボート上に積載する工程と、前記複数の擬似ウェハの前記切り込みに熱電対を差し込む工程と、前記熱電対を差し込んだ前記複数の擬似ウェハを積載した前記ウェハ用ボートを土台に積載して拡散炉に入れ、前記熱電対により前記拡散炉の内部の温度を測定する工程と、この測定結果に基づいて前記拡散炉のヒーターを調整した後に、複数の半導体ウェハを一列に整列した状態で前記ウェハ用ボート上に積載し、前記複数の半導体ウェハを積載した前記ウェハ用ボートを前記土台に積載して前記拡散炉に入れ、前記複数の半導体ウェハを熱処理する工程とを備える。
【0013】
第6の発明に係る半導体装置の製造方法は、温度を測定する複数の測定点を有する熱電対を熱電対用ボート上に積載して、前記熱電対の前記複数の測定点を含む領域を前記熱電対用ボートにより連続的に支持させる工程と、前記熱電対を積載した前記熱電対用ボートを土台に積載して拡散炉に入れ、前記熱電対により前記拡散炉の内部の温度を測定する工程と、この測定結果に基づいて前記拡散炉のヒーターを調整した後に、複数の半導体ウェハを一列に整列した状態でウェハ用ボート上に積載し、前記ウェハ用ボートを前記土台に積載して前記拡散炉に入れ、前記複数の半導体ウェハを熱処理する工程とを備える。
【発明の効果】
【0014】
第1〜第4の発明により、拡散炉の内部の温度を正確に測定することができる。第5又は第6の発明により、半導体ウェハを正確に熱処理することができ、製造コストを低減し、作業を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】拡散炉により半導体ウェハを熱処理する様子を示す側面図である。
【図2】実施の形態1に係る拡散炉用熱電対を示す側面図である。
【図3】実施の形態1に係る拡散炉用熱電対を示す上面図である。
【図4】実施の形態1に係る拡散炉用熱電対の要部を示す斜視図である。
【図5】実施の形態1に係る拡散炉用熱電対を用いて拡散炉の内部の温度を測定する様子を示す側面図である。
【図6】実施の形態2に係る拡散炉用熱電対を示す側面図である。
【図7】実施の形態2に係る拡散炉用熱電対を示す上面図である。
【図8】実施の形態2に係る拡散炉用熱電対の要部を示す斜視図である。
【図9】実施の形態2に係る拡散炉用熱電対を用いて拡散炉の内部の温度を測定する様子を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施の形態に係る拡散炉用熱電対、温度測定方法、及び半導体装置の製造方法について図面を参照して説明する。同じ構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0017】
実施の形態1.
実施の形態1に係る拡散炉用熱電対は、拡散炉の内部の温度を測定するものである。まず、拡散炉の構成について説明する。図1は拡散炉により半導体ウェハを熱処理する様子を示す側面図である。
【0018】
この拡散炉10は、炉心管12が横方向に配置された横型拡散炉である。炉心管12は、耐熱のガラス材料等から形成される筒状の部材からなる。炉心管12の一端に、半導体ウェハ14を出し入れするためのウェハ導入口16が設けられている。炉心管12の他端に、不純物ガスやH、N等のキャリアガス等の各種ガスを導入する導入口18が形成されている。炉心管12の外周には抵抗加熱ヒーター20が設けられ、炉心管12は抵抗加熱ヒーター20によって外周から加熱される。
【0019】
土台22上にウェハ用ボート24が積載されている。ウェハ用ボート24上に、半導体ウェハ14が一列に整列された状態で積載されている。ウェハ用ボート24には半導体ウェハ14を立てるために、最大深さが3.5mmの溝が形成されている。ウェハ用ボート24の長さは1.0m〜1.5mである。ウェハ用ボート及び半導体ウェハ14を積載した土台22が、ウェハ導入口16から炉心管12の内部に入れられている。この状態で半導体ウェハ14は熱処理される。
【0020】
続いて、実施の形態1に係る拡散炉用熱電対について図面を参照して説明する。図2は実施の形態1に係る拡散炉用熱電対を示す側面図である。図3は実施の形態1に係る拡散炉用熱電対を示す上面図である。図4は実施の形態1に係る拡散炉用熱電対の要部を示す斜視図である。
【0021】
土台22上にウェハ用ボート24が積載されている。ウェハ用ボート24上に、複数の擬似ウェハ26が一列に整列された状態で積載されている。擬似ウェハ26同士の間隔は4.7623mmである。この間隔は、ウェハ用ボート24上に整列された半導体ウェハ14同士の間隔と同じである。複数の擬似ウェハ26は、それぞれ中央部まで達する切り込み28を有する。
【0022】
複数の擬似ウェハ26の切り込み28に熱電対30が差し込まれている。熱電対30は、温度を測定する複数の測定点A,B,Cを有する。熱電対30は、長さ1.0m〜1.5mで直径15mm程度の円柱である。熱電対30の内部は空洞になっており、その内径は8mm程度である。熱電対30の材質は石英である。石英の耐熱温度は1100℃であるため、それ以上の温度では熱電対30が撓み易くなる。実際には、最高で1215℃まで測定している。
【0023】
続いて実施の形態1に係る温度測定方法について図面を参照して説明する。図5は、実施の形態1に係る拡散炉用熱電対を用いて拡散炉の内部の温度を測定する様子を示す側面図である。熱電対30の素線32は、温度計測器34(プロファイラー)に接続されている。温度計測器34は例えばキーエンス製GR−3500である。熱電対30の測定点A,B,Cはそれぞれ拡散炉10の奥、中央、手前に配置される。
【0024】
まず、図2〜図4に示すように、複数の擬似ウェハ26を一列に整列した状態でウェハ用ボート24上に積載する。そして、複数の擬似ウェハ26の切り込み28に熱電対30を差し込む。これにより、熱電対30は複数の擬似ウェハ26の中央部に配置される。
【0025】
次に、図5に示すように、ウェハ用ボート24を土台22に積載して拡散炉10に入れ、熱電対30により拡散炉10の内部の温度を測定する。具体的には、熱電対30の測定点A,B,Cにおける複数の擬似ウェハ26の中央部の温度を測定する。
【0026】
続いて実施の形態1に係る半導体装置の製造方法について図面を参照して説明する。まず、上記の温度測定方法により拡散炉10の内部の温度を測定する。この測定結果に基づいて拡散炉10の抵抗加熱ヒーター20を調整する。
【0027】
次に、図1に示すように、一列に整列した状態で複数の半導体ウェハ14をウェハ用ボート24上に積載する。そして、ウェハ用ボート24を土台22に積載して拡散炉10に入れ、複数の半導体ウェハ14を熱処理する。これにより、半導体ウェハ14にリン、ボロン(ホウ素)などの不純物を拡散させ、又は酸化膜を成長させる。
【0028】
以上説明したように、本実施の形態では、一列に整列された複数の擬似ウェハ26の切り込み28に熱電対30を差し込む。このため、温度測定時の拡散炉10の内部状態は、半導体ウェハ14の熱処理時の拡散炉10の内部状態と近くなる。従って、半導体ウェハ14の熱処理時における拡散炉10の内部の温度を正確に測定することができ、半導体ウェハ14を正確に熱処理することができる。
【0029】
また、本実施の形態では、温度を測定する際に、半導体ウェハ14を熱処理する際に用いる土台22とウェハ用ボート24を流用する。従って、製造コストを低減することができる。そして、温度測定時に用いる治具を拡散炉の内部に入れる手順は、熱処理時に用いる治具の場合と同じである。従って、作業を簡略化できる。
【0030】
また、擬似ウェハ26と半導体ウェハ14は、材質、厚み、及び直径が同じであることが好ましい。これにより半導体ウェハ14の熱処理時における拡散炉10の内部の温度を更に正確に測定することができる。ただし、加工の容易性から擬似ウェハ26の材質をSiCにしてもよい。
【0031】
なお、半導体ウェハ14を積載するウェハ用ボート24と擬似ウェハ26を積載するウェハ用ボート24は全く同じものを流用しなくてもよい。ただし、両者は同じ形状であり、土台22上に同様に積載できる必要がある。
【0032】
実施の形態2.
実施の形態2に係る拡散炉用熱電対について図面を参照して説明する。図6は実施の形態2に係る拡散炉用熱電対を示す側面図である。図7は実施の形態2に係る拡散炉用熱電対を示す上面図である。図8は実施の形態2に係る拡散炉用熱電対の要部を示す斜視図である。
【0033】
土台22上に熱電対用ボート36が積載されている。熱電対用ボート36上に熱電対30が積載されている。熱電対用ボート36は、熱電対30の測定点A,B,Cを含む領域を連続的に支持する。
【0034】
熱電対30と熱電対用ボート36の材質を同じにすると高温測定時に溶解して取り外しできなくなるため、熱電対用ボート36の材質をSiCにする。材質の違いによる温度差は測定時間を長くすることで低減できる。
【0035】
続いて実施の形態1に係る温度測定方法について図面を参照して説明する。図9は、実施の形態2に係る拡散炉用熱電対を用いて拡散炉の内部の温度を測定する様子を示す側面図である。熱電対用ボート36に支持された熱電対30の高さは、半導体ウェハ14の中心部の高さと同じである。
【0036】
まず、図6〜図8に示すように、熱電対30を熱電対用ボート36上に積載する。この際に、熱電対30の複数の測定点A,B,Cを含む領域を熱電対用ボート36により連続的に支持させる。
【0037】
次に、図9に示すように、熱電対30を積載した熱電対用ボート36を土台22に積載して拡散炉10に入れ、熱電対30により拡散炉10の内部の温度を測定する。
【0038】
続いて実施の形態2に係る拡散炉用熱電対を用いた半導体装置の製造方法について図面を参照して説明する。まず、上記の温度測定方法により拡散炉10の内部の温度を測定する。この測定結果に基づいて拡散炉10の抵抗加熱ヒーター20を調整する。
【0039】
次に、図5に示すように、複数の半導体ウェハ14を一列に整列した状態でウェハ用ボート24上に積載する。そして、ウェハ用ボート24を土台22に積載して拡散炉10に入れ、複数の半導体ウェハ14を熱処理する。
【0040】
以上説明したように、本実施の形態では、熱電対用ボート36が熱電対30の測定点A,B,Cを含む領域を連続的に支持する。このため、熱電対30の複数の測定点A,B,Cを含む領域において熱電対30は撓まない。従って、拡散炉10の内部の温度を正確に測定することができ、半導体ウェハ14を正確に熱処理することができる。
【0041】
また、本実施の形態では、温度を測定する際に、半導体ウェハ14を熱処理する際に用いる土台22を流用する。従って、製造コストを低減することができる。そして、温度測定時に用いる治具を拡散炉の内部に入れる手順は、熱処理時に用いる治具の場合と同じである。従って、作業を簡略化できる。
【符号の説明】
【0042】
10 拡散炉
14 半導体ウェハ
20 抵抗加熱ヒーター
22 土台
24 ウェハ用ボート
26 擬似ウェハ
28 切り込み
30 熱電対
36 熱電対用ボート
A,B,C 測定点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェハ用ボートと、
それぞれ中央部まで達する切り込みを有し、一列に整列された状態で前記ウェハ用ボート上に積載された複数の擬似ウェハと、
前記複数の擬似ウェハの前記切り込みに差し込まれた熱電対とを備えることを特徴とする拡散炉用熱電対。
【請求項2】
熱電対用ボートと、
温度を測定する複数の測定点を有し、前記熱電対用ボート上に積載された熱電対とを備え、
前記熱電対用ボートは、前記熱電対の前記複数の測定点を含む領域を連続的に支持することを特徴とする拡散炉用熱電対。
【請求項3】
それぞれ中央部まで達する切り込みを有する複数の擬似ウェハを一列に整列した状態でウェハ用ボート上に積載する工程と、
前記複数の擬似ウェハの前記切り込みに熱電対を差し込む工程と、
前記熱電対を差し込んだ前記複数の擬似ウェハを積載した前記ウェハ用ボートを土台に積載して拡散炉に入れ、前記熱電対により前記拡散炉の内部の温度を測定する工程とを備えることを特徴とする温度測定方法。
【請求項4】
温度を測定する複数の測定点を有する熱電対を熱電対用ボート上に積載して、前記熱電対の前記複数の測定点を含む領域を前記熱電対用ボートにより連続的に支持させる工程と、
前記熱電対を積載した前記熱電対用ボートを土台に積載して拡散炉に入れ、前記熱電対により前記拡散炉の内部の温度を測定する工程とを備えることを特徴とする温度測定方法。
【請求項5】
それぞれ中央部まで達する切り込みを有する複数の擬似ウェハを一列に整列した状態でウェハ用ボート上に積載する工程と、
前記複数の擬似ウェハの前記切り込みに熱電対を差し込む工程と、
前記熱電対を差し込んだ前記複数の擬似ウェハを積載した前記ウェハ用ボートを土台に積載して拡散炉に入れ、前記熱電対により前記拡散炉の内部の温度を測定する工程と、
この測定結果に基づいて前記拡散炉のヒーターを調整した後に、複数の半導体ウェハを一列に整列した状態で前記ウェハ用ボート上に積載し、前記複数の半導体ウェハを積載した前記ウェハ用ボートを前記土台に積載して前記拡散炉に入れ、前記複数の半導体ウェハを熱処理する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記擬似ウェハと前記半導体ウェハは、材質、厚み、及び直径が同じであることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
温度を測定する複数の測定点を有する熱電対を熱電対用ボート上に積載して、前記熱電対の前記複数の測定点を含む領域を前記熱電対用ボートにより連続的に支持させる工程と、
前記熱電対を積載した前記熱電対用ボートを土台に積載して拡散炉に入れ、前記熱電対により前記拡散炉の内部の温度を測定する工程と、
この測定結果に基づいて前記拡散炉のヒーターを調整した後に、複数の半導体ウェハを一列に整列した状態でウェハ用ボート上に積載し、前記ウェハ用ボートを前記土台に積載して前記拡散炉に入れ、前記複数の半導体ウェハを熱処理する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−253986(P2011−253986A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−127799(P2010−127799)
【出願日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)