説明

排泄検知センサ及びこれを備えた下着及び吸水性を有するパッド、排泄検知装置、排泄検知システム、可撓性シート、エアーセルクッション、ベッド及び椅子。

【課題】排泄の有無を早期且つ確実に検知することのできる排泄検知センサ及びこれを備えた下着及び吸水性を有するパッド、排泄検知装置、排泄検知システム、可撓性シート、エアーセルクッション、ベッド及び椅子を提供する。
【解決手段】この排泄検知センサ10は、一対の電極12が互いに近接するように配置されるとともに、吸水性部材15が各電極12に接触するように設けられているので、吸水性部材15に水分が吸収されると、その水分を介して各電極12が通電する。このため、吸水性部材15が紙おむつ1の一部に接触または近接するように設けられている場合に、紙おむつ1に水分が吸収されると、紙おむつ1の水分が吸水性部15によって吸収されるので、排泄の有無を早期且つ確実に検知することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば介護施設や病院で排泄の有無を検知するために用いられる排泄検知センサ及びこれを備えた下着及び吸水性を有するパッド、排泄検知装置、排泄検知システム、可撓性シート、エアーセルクッション、ベッド及び椅子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、この種の排泄検知センサとしては、椅子の着座面内に配置されたLC共振回路と、椅子の着座面内に配置されるとともに、LC共振回路に向かって電磁波を送信し、LC共振回路における共振周波数の変化を検出する電磁波送受信装置とを備え、LC共振回路のコンデンサの静電容量が配置されている空間の水分量に応じて変化するととともに、コンデンサの静電容量に応じてLC共振回路の共振周波数が変化し、LC共振回路の共振周波数に基づいて椅子に着座している着座者の排泄の有無を検知するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002−071584号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、前記センサでは、コンデンサが配置されている空間の水分量が変化するまで排泄の有無を検知することができず、着座者による排泄があった後にコンデンサが配置されている空間の水分量が上昇するまで時間がかかるので、着座者による排泄を早期に検知することができないという問題点があった。
【0004】
また、水分の多い排泄の場合にはコンデンサが配置されている空間の水分量に顕著な変化があらわれるが、水分の少ない排泄の場合にはコンデンサが配置されている空間の水分量に顕著な変化があらわれないので、着座者による排泄を確実に検知することができないという問題点があった。
【0005】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、排泄の有無を早期且つ確実に検知することのできる排泄検知センサ及びこれを備えた下着及び吸水性を有するパッド、排泄検知装置、排泄検知システム、可撓性シート、エアーセルクッション、ベッド及び椅子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明は前記目的を達成するために、排泄を検知可能な排泄検知センサにおいて、互いに近接するように配置された一対の電極と、各電極に接触するように設けられた吸水性部材とを備え、吸水性部材に水分が吸収されるとその水分によって各電極が通電するように構成している。
【0007】
これにより、一対の電極が互いに近接するように配置されるとともに、吸水性部材が各電極に接触するように設けられ、吸水性部材に水分が吸収されるとその水分によって各電極が通電することから、例えば吸水性部材を着座者の下着における両大腿の間に配置される部分に接触させると、排泄があった際に着座者の下着に水分が吸収されるとともに、下着の水分が吸水性部材によって吸収され、その水分によって各電極が通電する。即ち、排泄の有無を早期且つ確実に検知することができる。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、排泄を検知可能な排泄検知センサにおいて、互いに近接するように配置された一対の電極と、各電極に接触するように設けられた電解質層とを備え、電解質層に水分が加わるとその水分に電解質層を形成している電解質が溶解し、電解質が溶解した電解質溶液を介して各電極が通電するように構成している。
【0009】
これにより、一対の電極が互いに近接するように配置されるとともに、電解質層が各電極に接触するように設けられ、電解質層に水分が加わると電解質層を形成している電解質がその水分に溶解し、電解質が溶解した電解質溶液を介して各電極が通電することから、例えば電解質層を着座者の下着における両大腿の間に配置される部分に接触または近接させると、排泄があった際に着座者の下着に水分が吸収されるとともに、下着の水分が電解質層に加わって電解質溶液となり、その電解質溶液によって各電極が通電する。即ち、排泄の有無を早期且つ確実に検知することができる。
【0010】
また、請求項3に係る発明は、排泄を検知可能な排泄検知センサにおいて、互いに近接するように配置された一対の電極と、各電極に接触するように設けられるとともに電解質を保持した吸水性部材とを備え、吸水性部材に水分が吸収されるとその水分に電解質が溶解し、電解質が溶解した電解質溶液を介して各電極が通電するように構成している。
【0011】
これにより、一対の電極が互いに近接するように配置され、吸水性部材が各電極に接触するように設けられるとともに電解質を保持し、吸水性部材に水分が吸収されるとその水分に電解質が溶解し、電解質が溶解した電解質溶液を介して各電極が通電することから、例えば吸水性部材を着座者の下着における両大腿の間に配置される部分に接触させると、排泄があった際に着座者の下着に水分が吸収されるとともに、下着の水分が吸水性部材によって吸収されてその水分に電解質が溶解し、電解質溶液によって各電極が通電する。即ち、排泄の有無を早期且つ確実に検知することができる。
【0012】
また、請求項4に係る発明は、前記各電極、コンデンサ及びコイルによってLC共振回路を構成している。
【0013】
これにより、各電極、コンデンサ及びコイルによってLC共振回路が構成されているので、外部から無線で電磁波を送信することによって各電極の通電の有無を検知することができる。
【0014】
また、本発明の下着及び吸水性を有するパッドは前記排泄検知センサのうちの何れかを備えていることから、排泄の有無を早期且つ確実に検知することができる。
【0015】
また、本発明の排泄検知装置及び排泄検知システムは、排泄検知センサに向けて前記LC共振回路の共振周波数を有する電磁波を発信し、LC共振回路における共振の有無を検知するように構成されている。
【0016】
これにより、電磁波を無線で送受信することにより、LC共振回路における共振の有無を無線で検知することができるので、排泄の有無を検知する際の利便性を向上することができる。
【0017】
また、本発明の可撓性シート、エアーセルクッション、ベッド及び椅子は前記排泄検知装置を備えていることから、排泄の有無を早期且つ確実に検知することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、排泄の有無を早期且つ確実に検知することができるので、例えば介護施設や病院において着座者や患者の衛生状態を向上する上で極めて有利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1乃至図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1は排泄検知センサの斜視図、図2は吸水性部材を取付ける前の排泄検知センサの斜視図、図3は紙おむつの斜視図、図4は排泄検知装置を有する椅子の斜視図である。
【0020】
本実施形態の排泄検知センサ10は、板状に形成された周知の基板11と、基板11上に互いに近接するように設けられた一対の電極12と、基板11上に設けられたコイル13と、基板11上に設けられた周知のコンデンサ14と、前記一対の各電極12に接触するように設けられた吸水性部材15とを有する。
【0021】
前記一対の電極12はそれぞれ櫛歯状電極から成り、互いに電極の先端が交互に並ぶように配置されている。電極12は例えば鉄、アルミ、銀等の金属箔から成る。
【0022】
コイル13は基板11上に平面状に巻回されるように形成された配線から成り、互いに重なり合う部分は周知の絶縁コーティングによって互いに絶縁されている。また、前記配線は例えばカーボン系導電ペーストから成る。
【0023】
コイル13の一端は一方の電極12に接続され、コイル13の他端はコンデンサ14を介して他方の電極12に接続されている。即ち、各電極12、コイル13及びコンデンサ14によってLC共振回路が構成されている。
【0024】
吸水性部材15は発泡ウレタン等の周知のスポンジ状部材や、織布、不織布等から成り、水分を吸収して保持する性質を有する。また、吸水性部材15内には塩化ナトリウムや塩化カリウム等の周知の粒状や粉状の水溶性電解質が保持されている。吸水性部材15は平板状に形成され、前記一対の電極12にそれぞれ接触するように基板11上に取付けられている。また、基板11の上面は各電極12以外の部分が絶縁性のコーティングによって覆われている。
【0025】
この排泄検知センサ10は例えば紙おむつ1における両大腿の間に配置される部分に取付けられる。
【0026】
一方、この排泄検知センサ10に向かって電磁波を送信するとともに排泄検知センサ10から出力される電磁波を受信する排泄検知装置20が椅子2に取付けられている。
【0027】
この排泄検知装置20は高周波電源、コイル及び電流計を有する周知の機器であり、高周波電源によってコイルに所定の周波数の高周波電流を流し、コイルから所定の周波数の電磁波を送信可能に構成されている。また、外部からコイルに高周波の電磁波が入力された時に、電流計によってコイルに生ずる電流が検知されるようになっている。また、排泄検知装置20はLEDや液晶表示装置から成る表示部21を有しており、電流計によってコイルに生ずる電流が検知されると、表示部21によって所定の表示がされるようになっている。また、排泄検知装置20は数十cm以内の距離にある排泄検知センサ10から出力される電磁波を受信可能に構成されている。さらに、排泄検知装置20は所定時間おきに電磁波を送信するようになっている。
【0028】
以上のように構成された排泄検知センサ10及び排泄検知装置20は、着座者が紙おむつ1を装着するとともに椅子2に着座した状態で機能する。
【0029】
ここで、排泄検知センサ10は、一対の電極12が互いに近接するように配置されるとともに、吸水性部材15が各電極12に接触するように設けられ、吸水性部材15内には水溶性電解質が保持されているので、吸水性部材15に水分が吸収されると、その水分に水溶性電解質が溶解し、電解質が溶解した電解質溶液を介して各電極12が通電する。このため、例えば吸水性部材15が紙おむつ1の一部に接触または近接するように設けられている場合に、着座者による排泄があると、紙おむつ1に水分が吸収されるとともに、紙おむつ1の水分が吸水性部材15によって吸収されて水溶性電解質が溶解し、電解質溶液によって各電極12が通電する。
【0030】
一方、排泄検知装置20は所定時間おきに電磁波を送信するようになっているので、各電極12が通電して各電極12、コイル13及びコンデンサ14によって構成されるLC共振回路が通電状態になると、排泄検知装置20から送信される電磁波によってLC共振回路が共振し、その共振によってコイル13から電磁波が出力される。また、コイル13からの電磁波によって排泄検知装置20のコイルに電流が流れ、その電流が電流計によって検知されるとともに、表示部21によって所定の表示が行われる。尚、排泄検知装置20はLC共振回路の共振周波数と等しい周波数の電磁波を送信するようになっている。
【0031】
このように、本実施形態によれば、排泄の有無を早期且つ確実に検知することができるので、例えば介護施設や病院において着座者の衛生状態を向上する上で極めて有利である。
【0032】
また、各電極12、コイル13及びコンデンサ14によってLC共振回路が構成されているので、外部から無線で電磁波を送信することによって各電極12の通電の有無を検知することができ、排泄の有無を検知する際の利便性を向上する上で極めて有利である。また、外部から無線で電磁波を送受信することにより、各電極12の通電の有無を検知することができるので、排泄検知センサ10に電源を設ける必要がなく、排泄検知センサ10の構成の簡素化及び製造コストの低減を図ることができる。例えば、使い捨ての紙おむつ1にそれぞれ排泄検知センサ10を設けることも可能となり、排泄の有無を検知する際の利便性を向上する上で極めて有利である。
【0033】
また、排泄検知装置20は、排泄検知センサ10に向けて電磁波を送信し、排泄検知センサ10のLC共振回路の共振の有無を検知するように構成されているので、無線で排泄検知センサ10の各電極12の通電の有無を検知することができ、排泄の有無を検知する際の利便性を向上することができる。
【0034】
尚、本実施形態では、吸水性部材15に水溶性電解質を保持させたものを示したが、吸水性部材15に水溶性電解質を保持させない場合でも、前述と同様の作用効果を達成することが可能である。この場合、前述のように着座者の排泄があると、紙おむつ1に水分が吸収されるとともに、紙おむつ1の水分が吸水性部材15によって吸収され、吸水性部材15に吸収された水分によって各電極12が通電する。尚、吸水性部材15に水溶性電解質を保持させた方が各電極12の間の電気抵抗値を低減することができるので、排泄の有無を確実に検知する上で有利である。また、吸水性部材15に水分が吸収された場合に、各電極12の間の電気抵抗値が1kΩ以下になるように構成されていることが好ましい。
【0035】
また、本実施形態では、排泄検知センサ10を紙おむつ1に設けたものを示したが、排泄検知センサ10を他の種類の下着に設けることも可能であり、下着の中に装着する吸水性を有するパッドに設けることも可能である。
【0036】
また、本実施形態では、排泄検知装置20を椅子に設けたものを示したが、排泄検知装置20を可撓性シートに設けることも可能であり、排泄検知装置20を周知のエアーセルクッションに設けることも可能であり、排泄検知装置20をベッドに設けることも可能であり、排泄検知装置20を車椅子に設けることも可能である。ここで、前記可撓性シートは着座面やベッドに載置されて使用されるように構成されている。また、前記エアーセルクッションは互いに略水平方向に並ぶように設けられた複数のエアーセル(空気を封入する袋状部材)を有するクッションである。
【0037】
尚、本実施形態では、各電極12に接触するように基板11上に吸水性部材15を設けたものを示したが、図5に示すように、吸水性部材15の代わりに電解質層16を設けることも可能である。この場合、電解質層16は塩化ナトリウムや塩化カリウム等の粒状や粉状の水溶性電解質から成り、水溶性電解質を基板11上に付着させることにより形成されている。このため、電解質層16が紙おむつ1の一部に接触または近接するように排泄検知センサ10を紙おむつ1に取付け、前述のように着座者の排泄があると、紙おむつ1に水分が吸収されるとともに、紙おむつ1の水分が電解質層16に加わって電解質溶液となり、その電解質溶液によって各電極12が通電する。即ち、吸水性部材15を設けた場合と同様の作用効果を達成することができる。
【0038】
また、本実施形態では、排泄検知装置20の表示部21に所定の表示を行わせるようにしたものを示したが、排泄検知センサ10の各電極12の通電が検知された際に、排泄検知装置20からナースセンター等に所定の信号を送信することも可能である。
【0039】
尚、本実施形態では、吸水性部材15と紙おむつ1とを別体で設けたものを示したが、紙おむつ1を構成する布や紙の一部によって吸水性部材15を構成することも可能である。
【0040】
また、本実施形態では、各電極12を櫛歯状に形成したものを示したが、各電極12を他の形状に形成することも可能である。尚、各電極12を櫛歯状に形成すると、各電極12が近接して配置されている範囲が大きくなり、排泄の検知を早期且つ確実に行う上で有利である。
【0041】
尚、本実施形態では、各電極12、コイル13及びコンデンサ14によってLC共振回路を構成したものを示したが、コンデンサ14の変わりに周知のICチップを設け、各電極12、コイル13及びICチップによって周知のRFID(Radio Frequency Identification)タグを構成することも可能である。この場合、排泄検知装置20を周知のRFIDリーダライタから構成することにより、各電極12の通電の有無を検知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明における一実施形態を示す排泄検知センサの斜視図
【図2】吸水性部材を取付ける前の排泄検知センサの斜視図
【図3】紙おむつの斜視図
【図4】排泄検知装置を有する椅子の斜視図
【図5】本実施形態の変形例を示す排泄検知センサの斜視図
【符号の説明】
【0043】
1…紙おむつ、2…椅子、10…排泄検知センサ、11…基板、12…電極、13…コイル、14…コンデンサ、15…吸水性部材、16…電解質層、20…排泄検知装置、21…表示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排泄を検知可能な排泄検知センサにおいて、
互いに近接するように配置された一対の電極と、
各電極に接触するように設けられた吸水性部材とを備え、
吸水性部材に水分が吸収されるとその水分によって各電極が通電するように構成した
ことを特徴とする排泄検知センサ。
【請求項2】
排泄を検知可能な排泄検知センサにおいて、
互いに近接するように配置された一対の電極と、
各電極に接触するように設けられた電解質層とを備え、
電解質層に水分が加わるとその水分に電解質層を形成している電解質が溶解し、電解質が溶解した電解質溶液を介して各電極が通電するように構成した
ことを特徴とする排泄検知センサ。
【請求項3】
排泄を検知可能な排泄検知センサにおいて、
互いに近接するように配置された一対の電極と、
各電極に接触するように設けられるとともに電解質を保持した吸水性部材とを備え、
吸水性部材に水分が吸収されるとその水分に電解質が溶解し、電解質が溶解した電解質溶液を介して各電極が通電するように構成した
ことを特徴とする排泄検知センサ。
【請求項4】
前記各電極、コンデンサ及びコイルによってLC共振回路を構成した
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の排泄検知センサ。
【請求項5】
請求項1、2、3または4の何れかに記載の排泄検知センサを備えた
ことを特徴とする下着。
【請求項6】
請求項1、2、3または4の何れかに記載の排泄検知センサを備えた
ことを特徴とする吸水性を有するパッド。
【請求項7】
請求項4に記載の排泄検知センサに向けて前記LC共振回路の共振周波数を有する電磁波を発信し、LC共振回路における共振の有無を検知するように構成した
ことを特徴とする排泄検知装置。
【請求項8】
請求項4に記載の排泄検知センサと、
排泄検知センサのLC共振回路の共振周波数を有する電磁波を送信し、LC共振回路における共振の有無を検知する検知装置とを備えた
ことを特徴とする排泄検知システム。
【請求項9】
請求項7に記載の排泄検知装置を備えた
ことを特徴とする可撓性シート。
【請求項10】
請求項7に記載の排泄検知装置を備えた
ことを特徴とするエアーセルクッション。
【請求項11】
請求項7に記載の排泄検知装置を備えた
ことを特徴とするベッド。
【請求項12】
請求項7に記載の排泄検知装置を備えた
ことを特徴とする椅子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−210533(P2009−210533A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−56553(P2008−56553)
【出願日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願人】(000006714)横浜ゴム株式会社 (4,905)
【Fターム(参考)】