説明

換気マスク用の保管装置

換気マスクの保管装置300、400、500は、第1の本体部材310、410、510及び第2の本体部材320、420、520、前記第1及び第2の本体部材が1つに合わさって、換気マスク10を収容するために構成される囲まれた空間305、405、505を前記部材間に定めるように、前記第1及び第2の本体部材を接続しているヒンジ330、430、530、留め金が噛み合うとき、前記第1及び第2の本体部材を一緒に保持するための、前記第1及び第2の本体部材に接続される留め金340、440、450、換気マスクが前記囲まれた空間内に置かれるとき、回線15がこの換気マスクに接続されることを可能にするための、前記第1及び第2の本体部材の少なくとも一方にある開口300、400、500、並びに前記装置を人工呼吸器又は人工呼吸器のカートに取り付けるために、前記第1及び第2の本体部材の少なくとも一方に設けられるコネクタを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、換気マスク及び特に換気マスク用の保管装置に関する。
【背景技術】
【0002】
人工呼吸器は様々な状況において使用される。病院において、患者の医療の一部として、患者は換気されることがある。家庭では、持続的陽圧呼吸(CPAP)マシンを使用して、睡眠時無呼吸問題に対処する人々がますます増加している。人工呼吸器は、人工呼吸器の回線(circuit)(通例は柔軟なホース)を介して人工呼吸器のマシンに接続される換気マスクを介して人と接続して動作(interface)している。
【0003】
図1は、換気マスク10、及び換気マスク10を人工呼吸器(図1に図示せず)に接続する人工呼吸器の回線15を備えた患者の一例を説明している。換気マスク10は、1つのストラップ14又は複数のストラップ(例えばVELCRO(登録商標)又はマジックテープ(hook and loop)式のアタッチメントを用いて固定されるストラップ)がコネクタを通り、それにより換気マスク10を患者の頭部に固定するように構成される2つのコネクタを含む。
【0004】
図2は、換気マスク10の他の実施例のより詳細な説明を示す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に人工呼吸器を使用している患者は、患者が人工呼吸器を外される時間がある。例えば、何人かの患者は、単に呼吸筋を休ませる手段として夜間に換気される。患者は、食べる、飲む又は医療処置を受けるために、人工呼吸器から一時的に切り離されることもある。
【0006】
しかしながら、人工呼吸器を使用している間に、このマスクを保管するための安全且つ都合のいい場所がない。換気を行わない間、換気マスク10及び取り付けられる人工呼吸器の回線15は通例、ベッドサイドのテーブルに置かれる、人工呼吸器若しくはこの人工呼吸器がその上に設けられる人工呼吸器のカートに置かれる支持アーム又はレールに巻きつけられる、又はベッドの脇のどこか他の場所に置かれる。換気マスク10及び取り付けられる人工呼吸器の回線15をベッドサイドにおいていい加減に置くことは、このマスクを汚染されやすい(例えば床に落ちる、汚染表面と接触する又は浮遊汚染物質に曝される)ままにする。加えて、換気マスク10は汚染されると、簡単な消毒をする方法がない。現在の実施において、臨床医は、換気マスク10をきれいにしておくために、例えば換気マスク10を手術用手袋内に入れる又はプラスチックの包装バッグを再使用するような、満足とは言えない解決法を使用することを分かっている。
【0007】
従って、換気マスクを一時的に使用していないとき、このマスクをより滅菌した状態で保つための装置を供給することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1つの態様において、換気マスクを使用していないとき、この換気マスク用の保管装置が供給される。この保管装置は、第1の本体部材、第2の本体部材、これら第1の本体部材及び第2の本体部材が1つに合わさって、換気マスクを収容するために構成される実質的に囲まれた空間をそれら部材間に定めるように、第1の本体部材を第2の本体部材に接続するヒンジ、留め金(clasping)装置が噛み合うとき、第1の本体部材及び第2の本体部材を一緒に保持するための、第1の本体部材及び第2の本体部材に接続される留め金装置、換気マスクが前記実質的に囲まれた空間内に置かれるとき、回線がこの換気マスクに接続されることを可能にするために構成される第1及び第2の本体部材の少なくとも一方にある開口、並びに第1及び第2の本体部材の少なくとも一方に設けられ、前記装置を人工呼吸器及び人工呼吸器のカートの一方に取り付けるように構成されるコネクタを有する。
【0009】
本発明の他の態様において、換気マスクを使用していないとき、この換気マスク用の他の保管装置が供給される。この保管装置は、第1の側及び第2の側を持つ本体部材であり、この第1の側が換気マスクを収容及び保持するために構成される窪み(recess)をそこに定める本体部材と、前記装置を人工呼吸器及び人工呼吸器のカートの一方に取り付けるように構成される、前記本体部材の第2の側に設けられるコネクタとを有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】換気マスクを備えた患者を説明する。
【図2】換気マスクの一例を説明する。
【図3】換気マスク用の保管装置の1つの実施例を説明する。
【図4A】換気マスク用の保管装置の他の実施例を説明する。
【図4B】換気マスク用の保管装置の他の実施例を説明する。
【図4C】換気マスク用の保管装置の他の実施例を説明する。
【図4D】換気マスク用の保管装置の他の実施例を説明する。
【図5A】換気マスク用の保管装置のさらに他の実施例を説明する。
【図5B】換気マスク用の保管装置のさらに他の実施例を説明する。
【図6】図5A−Bの換気マスク用の保管装置の他の図。
【図7A】換気マスク用の保管装置のさらに他の実施例を説明する。
【図7B】換気マスク用の保管装置のさらに他の実施例を説明する。
【図7C】換気マスク用の保管装置のさらに他の実施例を説明する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明は、添付の図面を参照して以下により十分に開示され、これら図面に本発明の好ましい実施例が示される。しかしながら、本発明は、異なる形式で具現化されてもよく、ここに述べた実施例に限定されるとは考えるべきではない。寧ろ、これらの実施例は、本発明の教示的な例として提供される。
【0012】
ここに使用されるように、"ほぼ"及び"殆ど"という言葉は各々10%以内を意味し、"実質的に"という言葉は少なくとも75%を意味している。
【0013】
図3は、換気マスク用の保管装置300の1つの実施例を説明している。保管装置300は、第1の本体部材310、第2の本体部材320、ヒンジ330、要素340a及び340bから構成される留め金装置、孔又は開口350、コネクタ360、殺菌システム370及びフック380を有する閉じることが可能な容器の形式で構成される。
【0014】
保管装置300において、第1の本体部材310はハウジングであり、第2の本体部材はドアである。
【0015】
ヒンジ330は、第1の本体部材310及び第2の本体部材320が1つに合わさって、例えば図1に示される換気マスク10のような換気マスクを収容するために構成される実質的に囲まれた空間305をそれら部材間に定めるように、第1の本体部材310及び第2の本体部材320に接続される。有利なことに、実質的に囲まれた空間305は、開口350及び360を除き、殆ど囲まれている又は完全に囲まれている。
【0016】
留め金装置の要素340aは、第1の本体部材310に接続され、留め金装置の要素340bは、ドアが閉じられ、留め金装置340a/340bが噛み合うとき、第1の本体部材310及び第2の本体部材320を一緒に保持するために、第2の本体部材320に接続される。
【0017】
開口350及びドア320にある同様の開口(図3に図示せず)は、ドア320が閉じられ、換気マスク10が装置300の実質的に囲まれた空間305内に置かれ、保管されるとき、回線15がこの換気マスク10に接続されることを可能にするために構成される。
【0018】
コネクタ360は、人工呼吸器又は人工呼吸器が設けられた人工呼吸器のカートに取り付けられる支柱(post)又はフックに装置300が掛ることを可能にする開口又は溝穴(slot)の形式である。
【0019】
保管装置300を人工呼吸器若しくは人工呼吸器のカート又は他の適切な構造物に固定するための他のコネクタが用いられることができ、この構造物は非限定の例として、人工呼吸器又は人工呼吸器のカートの一部の周りに装着されるように構成されるフック、人工呼吸器又は人工呼吸器のカートの一部に締め付けられる締め付け装置、人工呼吸器又は人工呼吸器のカートに接続される支柱に装着されるように構成される中空の支柱、並びに1つのストラップ14又は複数のストラップ(例えばVELCRO(登録商標)又はマジックテープ式のアタッチメントを用いて装着されるストラップ)がコネクタを通り、それにより装置300を人工呼吸器及び人工呼吸器のカートに固定するために構成される一対の(図1のコネクタ12に類似する)コネクタを含む。もちろん、装置300を人工呼吸器若しくは人工呼吸器のカートに固定する、さらには、他の都合のよい固定場所にも固定するための他の機構が用いられることができる。
【0020】
(幾つかの実施例では省略されている)殺菌システム370は、ドア320が閉じられるとき、装置300の実質的に囲まれた空間305内に換気マスク10が置かれている場合、換気マスク10又は20を殺菌するように構成される。有利なことに、殺菌システム370は、化学的又は他の形式の殺菌が用いられることが予想されたとしても、紫外線を有する。有利なことに、ドア320が閉じられるとき及び/又は留め金装置340a/340bが噛み合うとき、スイッチ(図示せず)が噛み合い、殺菌システム370に電力を供給し、自動的な殺菌サイクルを始める。その場合、装置300は、既定の時間期間が経過した後、滅菌サイクルを停止するためのタイマを含んでもよい。加えて若しくはその代わりに、手動のスイッチが第1又は第2の本体部材310及び320に設けられ、殺菌サイクルを開始及び/又は終了させてもよい。さらに、図3に示されはいないが、1つ以上の状態表示灯がハウジング310及び/又はドア320に設けられ、殺菌サイクルが進行中であるとき及び/又は殺菌サイクルが完了したときを示してもよい。ハウジング310に取り付けられるバッテリーによって、及び/又は人工呼吸器の電源供給ストリップに、又さらに電源供給出力部に取り付けられる電気ケーブルによって、殺菌システム370に電力が供給される。
【0021】
(図3に示される実施例ではフックはハウジング310に設けられている)第1及び第2の本体部材310及び320の一方の内部表面上に置かれているフック380は、換気マスク10を前記囲まれた空間305内に固定させるために設けられる。
【0022】
有利なことに、装置300は再利用可能にするつもりである。その場合、有利なことに、装置300は、洗浄される及び殺菌/滅菌されることが可能である耐久性のあるプラスチックから構成される。
【0023】
しかしながら、換気マスクを保管するための装置の他の実施例が使い捨て可能な容器にすることもできる。
【0024】
図4A−Dは、換気マスク用の保管装置400の他の実施例を説明する。図4A−Dに説明されるように、装置400は、第1の本体部材410、第2の本体部材420、ヒンジ430、要素440a及び440bを有する留め金装置、孔又は開口450並びにコネクタ460を有する"貝殻(clam shell)"構造である。図4A−Cに示されるように、装置400は、実質的に囲まれた空間405を定める閉じた位置にあり、換気マスク10をその空間内に保管する。
【0025】
装置400は、製品を包装するのに使用される容器に似た低コストの材料、例えばポリスチレンから形成されることができる。このような容器は、一枚の材料から安価に形成されることができ、従ってコスト効率良く、ちょうど一人の患者ずつの使用及び/又は限られた時間の使用に限定され、次いで処分し、置き換えられる。
【0026】
ヒンジ430は、第1の本体部材410及び第2の本体部材420が1つに合わさって、例えば換気マスク10のような換気マスクを収容するために構成される実質的に囲まれた空間405をそれら部材間に定めるように、第1の本体部材410及び第2の本体部材420に接続されている。有利なことに、実質的に囲まれた空間405は、開口450を除き、殆ど囲まれている又は完全に囲まれている。
【0027】
留め金装置の要素440a及び440bは、留め金装置440a/440bが噛み合うとき、第1の本体部材410及び第2の本体部材420を一緒に保持するように構成される。
【0028】
開口450は、換気マスク10が装置400の実質的に囲まれた空間405内に置かれるとき、回線15(例えば柔軟なホース)が換気マスク10又は20に接続されることを可能にするために構成される。
【0029】
コネクタ460は、締め付け装置の形式である。
【0030】
保管装置400を人工呼吸器若しくは人工呼吸器のカート又は他の適切な構造物に固定するための他のコネクタが用いられることができ、この構造物は非限定の例として、人工呼吸器又は人工呼吸器のカートの一部の周りに装着されるように構成されるフック、人工呼吸器又は人工呼吸器のカートの一部に締め付けられる締め付け装置、人工呼吸器又は人工呼吸器のカートに接続される支柱に装着されるように構成される中空の支柱、並びに1つのストラップ又は複数のストラップ(例えばVELCRO(登録商標)又はマジックテープ式のアタッチメントを用いて装着されるストラップ)がコネクタを通り、それにより装置400を人工呼吸器及び人工呼吸器のカートに固定するために構成される一対の(図1のコネクタ12に類似する)コネクタを含む。もちろん、装置400を人工呼吸器若しくは人工呼吸器のカートに固定する、さらには、他の都合のよい固定場所にも固定するための他の機構が用いられることができる。
【0031】
ある実施例において、装置400は、換気マスク10のための運送用容器として二重の目的を果たすこともできるので、この装置はコストに与える影響を最小限にする。
【0032】
図5A−Bは、換気マスク用の保管装置500のさらに他の実施例を説明している。図5A−Bに説明されるように、装置500は、第1の本体部材510、第2の本体部材520、ヒンジ530、要素540a及び540bを有する留め金装置、並びにコネクタ560(換気マスクに接続される回線のための孔又は開口は図5A−Bには見ることができない)を有する"貝殻"構造である。図5A−Bに示されるように、装置500は開いた位置にあり、ヒンジ530は、第1の本体部材510及び第2の本体部材520が1つに合わさって、換気マスク(図5A−Bには図示せず)を収容及び保管するための実質的に囲まれた空間505をそれら部材間に定めるように操作されなければならない。有利なことに、実質的に囲まれた空間505は、換気マスクから人工呼吸器までの回線を接続するための開口を除けば、殆ど囲まれている又は完全に囲まれている。
【0033】
装置500は装置400に類似しているので、この装置の詳細な説明は繰り返さず、差異点だけを強調しておく。第1に、上述したように、装置500は、換気マスク10がその中に保管された閉じた状態で示される装置400とは対照的に、如何なる換気マスクもその中に保管されていない開いた状態で、図5A−Bに示される。さらに、装置500は、人工呼吸器又は人工呼吸器のカートの一方の一部の周りに装着されるように構成されるフック又はリングの形式のコネクタ560を含む。
【0034】
図6は、図5A−Bの換気マスク用の保管装置500の他の図である。図6は、その中に換気マスク10が保管された閉じた状態で装置500を示す。
【0035】
保管装置400、500及び600の使用を通して、換気マスク10は、このマスクが一時的に使用されていないとき、安全且つきれいな場所に固定されるので、このマスクが床に落ちない、すなわち汚染表面と接した状態になはならず、浮遊汚染物質に曝されない。
【0036】
図7A−Cは、換気マスク用の保管装置700のさらに他の実施例を説明している。
【0037】
図7Aは、人工呼吸器(図示せず)を保持するための人工呼吸器のカートの一部を示す。人工呼吸器のカート75は、そこに支柱55を備える手すり50を含む。この支柱55は、例えば人工呼吸器又は人工呼吸器のカート75上の様々な場所に付けられるような、多数の他の配置及び構造に設けられることができると理解されるべきである。有利なことに、支柱55は、その目的が以下に説明されるインデント又は隆起した特徴部を持つ。
【0038】
図7Bは、支柱55に取り付けられる装置700を示す。装置700は、第1の側712及び第2の側714を持つ本体部材710、並びにこの本体部材710の第2の側に設けられるコネクタ720を含む。第1の側712は、換気マスク10を収容及び保持するように構成される窪みをその中に定める。コネクタ720は装置700を支柱55に取り付けるように構成される。有利なことに、コネクタ720は、中空の支柱であり、支柱55が中空の支柱720の中空の内部に挿入されるように、この中空の内部直径は支柱55の直径に適合する。有利なことに、中空の支柱720の内部表面は、装置700を支柱55にしっかりと取り付けるために、支柱55の特徴部55Aと噛み合わせるためのインデント又は隆起した特徴部(図示せず)を持つ。
【0039】
図7Cは、装置710の第1の表面712の窪みに設けられる換気マスク10を示す。この配置を通じて、換気マスク10は、このマスクが一時的に使用されていないとき、安全且つきれいな場所に固定されるので、このマスクは、床に落ちない、すなわち汚染表面と接した状態になはならず、浮遊汚染物質に曝されるのが減少する。
【0040】
装置700において多くの変更例が可能である。例えば装置700は、装置400及び500に類似するヒンジ及び貝殻状のカバーを含むことができる。さらに、中空の支柱720の代わりに又はそれに加えて、装置700は、装置300、400及び500に関して上述した他のコネクタ形式の何れかを含むことができる。
【0041】
上述した実施例の幾つかを組み合わせることも可能である。例えば、使い捨て可能な容器が"ライナー"として働き、再利用可能な容器に結合し、それによりこの再利用可能な容器を清掃又は殺菌する如何なる必要性に対処する。加えて、使い捨て可能な容器のために選択された材料がUV光を透過する場合、又はこの使い捨て可能な容器がUV光源に対するカットアウト(cut out)を有する場合、前記再利用可能な容器は依然として統合されるUV光殺菌システムを利用することができる。
【0042】
上述したようなマスク保管装置は、病院内及び家庭内で使用するために市販されるものを含め、マスクをインタフェース(例えば侵襲的/非侵襲的な人工呼吸器、非侵襲的な人工呼吸器、CPAP装置、咳介助装置)として使用する全ての装置と共に使用されることができる。その上、UV殺菌用容器、例えば容器300は、ベッドサイドで再使用される他の装置に応用性がある。
【0043】
好ましい実施例がここに開示されている一方、本発明の概念及び範囲内にとどまる多くの変更例が可能である。このような変更例は、ここにおける明細書、図面及び特許請求の範囲を閲覧した後、当業者に明らかとなる。従って、本発明は添付の特許請求の範囲内以外に制限されるべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の本体部材、
第2の本体部材、
前記第1の本体部材及び前記第2の本体部材が1つに合わさって、換気マスクを収容するために構成される実質的に囲まれた空間を前記部材間に定めるように、第1の本体部材を第2の本体部材に接続するヒンジ、
留め金装置が噛み合うとき、前記第1の本体部材及び前記第2の本体部材を一緒に保持するための、前記第1の本体部材及び前記第2の本体部材に接続される留め金装置、
前記換気マスクが前記実質的に囲まれた空間内に置かれるとき、回線が前記換気マスクに接続されることを可能にするために構成される前記第1及び第2の本体部材の少なくとも一方にある開口、並びに
前記第1及び第2の本体部材の少なくとも一方に設けられ、装置を人工呼吸器及び人工呼吸器のカートの一方に取り付けるように構成されるコネクタ
を有する装置。
【請求項2】
前記換気マスクが前記実質的に囲まれた空間内に置かれるとき、前記換気マスクを殺菌するように構成される殺菌システムをさらに有する請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記殺菌システムは、紫外線(UV)光を含む請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記紫外線光に電力を選択式に供給するためのスイッチをさらに有し、前記スイッチは、前記第1の本体部材及び前記第2の本体部材が1つに合わさって、前記実質的に囲まれた空間を前記部材間に定めるとき、前記紫外線光に電力を供給するために噛み合うように構成され請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記第1の本体部材はハウジングであり、前記第2の本体部材は前記ハウジングのためのドアである、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記第1及び第2の本体部材は各々滅菌材料を含んでいる請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記第1及び第2の本体部材は各々ポリスチレンを含んでいる請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記第1の本体部材に隣接する第3の本体部材、及び
前記第2の本体部材に隣接する第4の本体部材
をさらに有する装置において、前記第3及び第4の本体部材は、前記第1の本体部材及び前記第2の本体部材が1つに合わさって、前記実質的に囲まれた空間を前記部材間に定めるとき、前記第3及び第4の本体部材が前記実質的に囲まれた空間の内部に入れ子式に収納されるように構成される請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記コネクタは、前記人工呼吸器又は前記人工呼吸器のカートの一部の辺りに装着されるように構成されるフックを含んでいる請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記コネクタは、前記人工呼吸器又は前記人工呼吸器のカートの一部に締め付けられるように構成される締め付け装置を含んでいる、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記コネクタは、フック及びペグの一方に置かれるための、前記第1及び第2の本体部材の一方にある開口を含んでいる、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記コネクタは、前記人工呼吸器又は前記人工呼吸器のカートの一方に接続される支柱に装着されるように構成される中空の支柱を含んでいる、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
請求項1に記載の装置において、前記コネクタは第1のコネクタであり、前記装置はさらに、前記第1及び第2の本体部材の少なくとも一方に設けられ、ストラップを前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタに通すことにより、前記装置を人工呼吸器及び人工呼吸器のカートの一方に取り付けるように、前記第1のコネクタと一緒に構成される前記第2のコネクタを有する装置。
【請求項14】
前記換気マスクを前記囲まれた空間内に固定するための、前記第1及び第2の本体部材の一方の内部表面上に置かれるフックをさらに有する請求項1に記載の装置。
【請求項15】
装置は、
第1の側及び第2の側を持つ本体部材であり、前記第1の側は、換気マスクを収容及び保持するために構成される窪みを当該側に定めている、本体部材、並びに、
前記装置を人工呼吸器及び人工呼吸器のカートの一方に取り付けるように構成される前記本体部材の前記第2の側に設けられるコネクタ
を有する装置。
【請求項16】
前記コネクタは、前記本体部材の前記第2の側から延在している中空の支柱を有し、前記中空の支柱は、前記人工呼吸器又は前記人工呼吸器のカートの一方に接続される支柱に装着されるように構成される請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記コネクタは、前記人工呼吸器又は前記人工呼吸器のカートの一方の一部の周りに装着されるように構成されるフックを含んでいる請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記コネクタは、前記人工呼吸器又は前記人工呼吸器のカートの一方の一部に締め付けられるように構成される締め付け装置を含んでいる請求項15に記載の装置。
【請求項19】
請求項15に記載の装置において、前記コネクタは第1のコネクタであり、前記装置はさらに、前記第1の及び第2の本体部材の少なくとも一方に設けられ、ストラップを前記第1及び第2のコネクタに通すことにより、前記装置を人工呼吸器又は人工呼吸器のカートの一方に取り付けるように、前記第1のコネクタと一緒に構成される第2のコネクタを有する装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【公表番号】特表2013−510625(P2013−510625A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538442(P2012−538442)
【出願日】平成22年10月26日(2010.10.26)
【国際出願番号】PCT/IB2010/054843
【国際公開番号】WO2011/058472
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】