説明

揮散器

【課題】変形することができる揮散器を提供することを目的とするものである。
【解決手段】円柱形状の容器体11を、二分割された第1容器13と第2容器14とで構成し、第1及び第2容器部13,14の水平断面形状を半円とする。各容器13,14を、容器部21と蓋部23とで構成し、各容器13,14に、薬剤を吸収した粒状ゲル24を収容する。各容器13,14の容器部21,21をヒンジ41で連結し、容器体11をヒンジ41で折曲した閉状態42では、容器体11が平面視円形を成す円柱形状となる。また、ヒンジ41を平坦に延ばした展開状態では、両容器部21,21が横並びに並設され、両容器部21,21が直線状に配置されるように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、芳香剤等の薬剤を揮散する揮散器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、消臭剤、芳香剤、防虫剤、殺虫剤等の薬剤を揮散する装置として揮散器が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この揮散器は、容器体によって構成されており、この容器体には、薬剤を吸収したゲルが収容されている。
【0004】
これにより、前記ゲルから揮散した薬剤を、前記容器体に設けられた揮散孔から揮散できるように構成されている。
【特許文献1】特開2000−191059号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の揮散器にあっては、その形状が固定されており、配置場所が制限されるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、変形することができる揮散器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の揮散器にあっては、容器体に収容された薬剤を揮散する揮散器において、所定形状の前記容器体を、分割された複数の容器で構成し、各容器をヒンジを介して連結して前記各容器を横並びに並設した展開状態と前記所定形状に形成した閉状態とを形成可能に構成した。
【0008】
すなわち、所定形状に形成された容器体は、ヒンジで連結された複数の容器で構成されており、当該容器体は、前記各容器を横並びに並設した展開状態と前記所定形状に形成した閉状態とを形成することができる。
【0009】
このため、前記容器体は、配置場所に応じて変形される。
【0010】
そして、前記各容器に異なる薬剤を収容することもできる。
【0011】
また、請求項2の揮散器においては、前記各容器を前記所定形状に維持する形状維持手段を備えている。
【0012】
すなわち、前記容器体は、前記各容器を所定形状に維持する形状維持手段を備えており、該形状維持手段によって前記所定形状に維持される。これにより、不用意な形状変化が防止される。
【0013】
さらに、請求項3の揮散器では、前記形状維持手段を、異なる容器同士を係脱自在に係合する係合手段で構成した。
【0014】
これにより、異なる容器同士を係合手段で係合することによって、前記所定形状が維持される。
【0015】
加えて、請求項4の揮散器にあっては、前記形状維持手段を、前記閉状態にある前記容器体に外嵌するリングで構成した。
【0016】
これにより、前記閉状態にある前記容器体にリングを外嵌することによって前記所定形状が維持される。また、前記リングを離脱することで、前記展開状態が形成される。
【0017】
また、請求項5の揮散器では、前記所定形状を、略円形の断面形状に設定した。
【0018】
すなわち、前記容器体は、前記所定形状において略円形の断面形状となる。このため、当該揮散器を車に配置する際には、缶ジュース等を保持する為のカップホルダーに載置した状態で保持される。
【0019】
また、カップホルダーを使用する際には、前記容器体の各容器を横並びに並設した展開状態を形成する。すると、当該容器体は、直線状に変形されるので、ドア内面に形成されたドアポケット等に収容することができる。
【発明の効果】
【0020】
以上説明したように本発明の請求項1の揮散器にあっては、所定形状に形成された容器体を、ヒンジで連結された複数の容器で構成することによって、当該容器体を、前記各容器を横並びに並設した展開状態と、前記所定形状に形成した閉状態とを形成することができる。
【0021】
このため、前記容器体を配置場所に応じて変形することができ、前記所定形状となる前記閉状態では、棚等に配置する一方、各容器が横並びに並設され直線状に配置された展開状態では、窓の下縁部に設けられた棧上に配置することもできる。
【0022】
そして、前記各容器に異なる薬剤を収容することもでき、例えば第1の容器に消臭剤を収容し、第2の容器に芳香剤を収容することによって、両薬剤を混合すること無く、消臭効果と芳香効果とを得ることができる。
【0023】
また、請求項2の揮散器においては、前記容器体は、前記各容器を所定形状に維持する形状維持手段を備えており、該形状維持手段によって前記所定形状に維持することができる。
【0024】
これにより、前記所定形状の閉状態に形成された前記容器体の不用意な形状変化を防止することができる。
【0025】
さらに、請求項3の揮散器では、隣接した容器同士を係合手段で係合することによって、前記所定形状を維持することができる。
【0026】
加えて、請求項4の揮散器にあっては、前記閉状態にある前記容器体にリングを外嵌するだけで、前記所定形状を維持することができる。また、前記閉状態にある前記容器体から前記リングを離脱することにより、前記展開状態を形成することができる。
【0027】
また、請求項5の揮散器では、前記容器体は、前記所定形状において略円形の断面形状となる。このため、当該揮散器を車に配置する際には、缶ジュース等を保持する為のカップホルダーに載置した状態で保持することができる。
【0028】
一方、前記カップホルダーを使用する際には、前記容器体の各容器を横並びに並設した展開状態を形成する。すると、当該容器体は、直線状に変形されるので、ドア内面に形成されたドアポケット等に収容することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
(第1の実施の形態)
【0030】
以下、本発明の第1の実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる揮散器1を示す図であり、該揮散器1は、消臭剤、芳香剤、防虫剤、殺虫剤等の薬剤を揮散する装置である。
【0031】
この揮散器1は、所定形状である円柱形状の容器体11によって構成されており、該容器体11は、水平断面形状が円形を成すように構成されている。この容器体11は、当該容器体11が中心線12にて縦断されて二分割されてなる第1容器13と第2容器14とによって構成されており、第1及び第2容器13,14は、水平断面形状が半円を成すように構成されている。
【0032】
前記各容器13,14は、図1の(b)に示すように、上方開口状の容器部21と、該容器部21の上部開口部22を閉鎖する蓋部23とによって構成されており、各容器13,14を構成する容器部21,21には、薬剤を吸収した粒状ゲル24,・・・が収容されている。この薬剤としては、前述した消臭剤、芳香剤、防虫剤、殺虫剤等が挙げられるが、両容器13,14に同一の薬剤を吸収した粒状ゲル24,・・・を収容したり、異なる薬剤を吸収した二種類の粒状ゲル24,・・・を前記各容器13,14に分けて収容しても良い。
【0033】
前記各容器部21,21は、図2にも示すように、半円形の底面31と、該底面31の周縁に起立した周壁32とによって構成されており、該周壁32は、前記底面31の直線部に起立した平面33と、前記底面31の円弧部に起立した湾曲面34とで構成されている。該湾曲面34の下部及び上部には、図2の(b)に示したように、内側に後退した下方段差部35及び上方段差部36が全周に渡って形成されており、該上方段差部36の上縁には、側方に突出した凸部37が形成されている。
【0034】
前記両容器部21,21の前記平面33,33における一方の縁部には、両容器部21,21を連結する薄肉のヒンジ41が設けられており、このヒンジ41を中心に折曲できるように構成されている。これにより、図1に示したように、当該容器体11を前記ヒンジ41で折曲した閉状態42では、前記両容器部21,21の各平面33,33が対面するように構成されており、当該容器体11が平面視円形を成す円柱形状となるように構成されている。また、前記ヒンジ41を平坦の延ばした際には、図2に示したように、前記両容器部21,21を横並びに並設した展開状態45を形成できるように構成されており、両容器部21,21の各平面33,33が直線状に配置されるように構成されている。
【0035】
また、一方の容器部21の前記平面33における他方の縁部には、前記湾曲面34の延長上に延出するフック51が一体形成されており、該フック51の先端には、内側に突出した突起52が設けられている。また、他方の容器部21の前記平面33における他方の縁部には、前記フック51の前記突起52と係合する係合凹部53が形成されており、前記両容器部21,21の各平面33,33を対面させた前記閉状態42において、図1に示したように、一方の容器部21に設けられた前記フック51の前記突起52が、他方の容器21に設けられた前記係合凹部53に係合するように構成されている。これにより、前記フック51と前記係合凹部53とは、隣接した容器部21,21同士を係脱自在に係合する係合手段を構成しており、該係合手段は、前記各容器部21,21を前記円柱形状に維持する形状維持手段を構成している。
【0036】
前記蓋部23は、図3にも示すように、半円形の天面61と、該天面61の周縁より下方に延出した周面62とによって下方へ向けて開口した容器状に形成されており、前記周面62の中途部には、凹部63が形成されている。これにより、当該蓋部23を前記容器部21,21の前記上方段差部36,36に嵌着した状態で、前記周面62の中途部に形成された前記凹部63に前記容器部21に上縁に設けられた前記凸部37が係合するように構成されている。
【0037】
前記周面62は、前記天面61の直線部に沿って延在する平面部71と、前記天面71の円弧に沿って延在する曲面部72とによって構成されており、前記天面61には、直線部に沿って延在する複数のスリット73,・・・が形成されている。前記周面62の前記曲面部72にも、横方向に延在する二本のスリット74,74が形成されており、当該蓋部23で前記容器部21の上部開口部22を閉鎖した状態で、当該容器部21に収容された前記粒状ゲル24,・・・から揮散した薬剤を放出できるように構成されている。
【0038】
そして、この揮散器1は、図4にも示すように、円形容器状の下部キャップ81を備えており、該下部キャップ81は、円形の底面82と、該底面82の周縁に起立した周壁面83とによって構成されている。該周壁面83は、前記閉状態42にある前記容器体11の前記下部段差部35に外嵌する内径寸法に設定されており、前記閉状態42にある前記容器体11に外嵌する本発明のリングを構成している。これにより、当該下部キャップ81を前記容器体11の下部に嵌着した状態で、前記各容器部21,21を前記円柱形状に維持する形状維持手段が構成されている。
【0039】
以上の構成にかかる本実施の形態において、円柱形状に形成された前記容器体11は、ヒンジ41で連結された一対の容器13,14で構成されており、当該容器体11を、前記各容器13,14を横並びに並設した展開状態45と、前記円柱形状に形成した閉状態42とに形成することができる。
【0040】
このため、前記容器体11を配置場所に応じて変形することができ、前記円柱形状となる前記閉状態42では、棚等に配置する一方、各容器13,14が横並びに並設され直線状に配置された展開状態45では、窓の下縁部に設けられた棧上に配置することもできる。
【0041】
そして、前記各容器13,14に異なる薬剤を吸収した粒状ゲル24,・・・を収容することもでき、例えば第1容器13に消臭剤を吸収した粒状ゲル24,・・・を収容し、第2容器14に芳香剤を吸収した粒状ゲル24,・・・収容することによって、両薬剤を混合すること無く、消臭効果と芳香効果とを得ることができる。
【0042】
また、前記閉状態42において、一方の容器部21に設けられたフック51の突起52を、他方の容器部21に設けられた係合凹部53に係合することによって、前記各容器13,14が前記円柱形状に形成された当該閉状態42を維持することができる。このため、前記円柱形状に形成された前記容器体11の不用意な形状変化を防止することができる。
【0043】
さらに、この揮散器1は、円形容器状の下部キャップ81を備えており、該下部キャップ81を前記容器体11の下部に嵌着した状態において、前記閉状態42にある前記各容器部21,21を前記円柱形状に維持することができる。これによっても、前記円柱形状に形成された前記容器体11の不用意な形状変化を防止することができる。
【0044】
一方、前記閉状態42にある前記容器体11から前記下部キャップ81を離脱することにより、前記展開状態45を形成することができる。
【0045】
そして、前記容器体11は、前記円柱形状において円形の水平断面形状となる。このため、当該揮散器1を車に配置する際には、缶ジュース等を保持する為のカップホルダーに載置した状態で保持することができる。
【0046】
一方、前記カップホルダーを使用する際には、前記容器体11の各容器13,14を横並びに並設した展開状態45を形成する。すると、当該容器体11は、直線状に変形されるので、ドア内面に形成されたドアポケット等に収容することができる。
【0047】
なお、本実施の形態では、円柱形状の容器体11を二分割する場合例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは無い。
【0048】
(第2の実施の形態)
【0049】
すなわち、図5は、第2の実施の形態を示す図であり、揮散器101を構成する前記容器体102は、中央部を構成する平面視長方形状の中央部構成容器103と、その両側部に配置される側部構成容器104,104とによって構成されている。
【0050】
各側部構成容器104,104の一方の縁と前記中央部構成容器103の縁とは、第1の実施の形態と同様のヒンジ111,111を介して連結されており、各側部構成容器104,104の他方の縁と該縁が対向する前記中央部構成容器103の部位には、互いに係合する係合構造が設けられている(図示省略)。
【0051】
これにより、図5中左方に示すように、前記中央部構成容器103の両側に前記側部構成容器104,104を配置して当該容器体102を円柱状に形成した閉状態121と、図5中右方に示すように、一方の側部構成容器104と前記中央部構成容器103と他方の側部構成容器104とを並設して直線状に配置した展開状態122とを形成できるように構成されおり、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0052】
(第3の実施の形態)
【0053】
図6は、第3の実施の形態を示す図であり、揮散器201を構成する容器体202は、周方向に四分割された三角柱形状を成す四つの三角容器203,・・・によって構成されている。
【0054】
各三角容器203は、隣接する縁部が第1の実施の形態と同様のヒンジ211,・・・を介して連結されており、直線状に展開した状態で両端に配置される三角容器203,・・・の縁部には、互いに係合する係合構造が設けられている(図示省略)。
【0055】
これにより、図6中左方に示すように、前記各三角容器203,・・・からなる容器体202を円柱状に形成した閉状態221と、図5中右方に示すように、各三角容器203,・・・を並設して直線状に配置した展開状態222とを形成できるように構成されおり、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
(第4の実施の形態)
【0057】
図7は、第4の実施の形態を示す図であり、揮散器301を構成する前記容器体302は、八角柱状に形成されており、周方向に四分割された三角柱形状を成す八つの三角容器303,・・・によって構成されている。
【0058】
各三角容器303,・・・は、隣接する縁部が第1の実施の形態と同様のヒンジ311を介して連結されており、直線状に展開した状態で両端に配置される三角容器303,303の縁部には、互いに係合する係合構造が設けられている(図示省略)。
【0059】
これにより、図7中左方に示すように、前記各三角容器303,・・・からなる容器体302を八角柱状に形成した閉状態321と、図7中右方に示すように、各三角容器303,・・・を並設して直線状に配置した展開状態322とを形成できるように構成されおり、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】
(第5の実施の形態)
【0061】
図8は、第5の実施の形態を示す図であり、揮散器401を構成する前記容器体402は、中央部に正方形状の挿通穴403が設けられた円筒状に形成されており、該容器体402は、前記挿通穴403の各辺毎に四分割されが平面視半円形状を成す四つの半円容器404,・・・によって構成されている。
【0062】
各半円容器404,・・・は、隣接する縁部が第1の実施の形態と同様のヒンジ411,・・・を介して連結されており、直線状に展開した状態で両端に配置される半円容器404,404の縁部には、互いに係合する係合構造が設けられている(図示省略)。
【0063】
これにより、図8中左方に示すように、前記各半円容器404,・・・からなる容器体402を円柱形状に形成した閉状態421と、図8中右方に示すように、各半円容器404,・・・を並設して直線状に配置した展開状態422とを形成できるように構成されおり、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0064】
(第6の実施の形態)
【0065】
図9は、第6の実施の形態を示す図であり、揮散器501を構成する前記容器体502は、中央部に挿通穴503が設けられた矩形筒状に形成されており、該容器体502は、各辺毎に四分割され平面視半円形状を成す四つの半円容器504,・・・によって構成されている。
【0066】
各半円容器504,・・・は、隣接する縁部が第1の実施の形態と同様のヒンジ511,・・・を介して連結されており、直線状に展開した状態で両端に配置される半円容器504,504の縁部には、互いに係合する係合構造が設けられている(図示省略)。
【0067】
これにより、図9中左方に示すように、前記各半円容器504,・・・からなる容器体502を矩形筒形状に形成した閉状態521と、図9中右方に示すように、各半円容器504,・・・を並設して直線状に配置した展開状態522とを形成できるように構成されおり、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0068】
(第7の実施の形態)
【0069】
図10は、第7の実施の形態を示す図であり、揮散器601を構成する容器体602は、中央部に矩形状の挿通穴603が設けられた矩形筒状に形成されており、該容器体602は、各辺毎に四分割され平面視長方形状を成す四つの直方体容器604,・・・によって構成されている。
【0070】
各直方体容器604,・・・は、隣接する縁部が第1の実施の形態と同様のヒンジ611,・・・を介して連結されており、直線状に展開した状態で両端に配置される直方体容器604,604の縁部には、互いに係合する係合構造が設けられている(図示省略)。
【0071】
これにより、図10中左方に示すように、前記各直方体器604,・・・からなる容器体602を矩形筒形状に形成した閉状態621と、図10中右方に示すように、各直方体容器604,・・・を並設して直線状に配置した展開状態622とを形成できるように構成されおり、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
【図2】同実施の形態の容器体を示す図で、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
【図3】同実施の形態の蓋部を示す図で、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
【図4】同実施の形態の下部キャップを示す図で、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態を示す図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態を示す図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
【0073】
1 揮散器
11 容器体
13 第1容器
14 第2容器
24 粒状ゲル
41 ヒンジ
42 閉状態
45 展開状態
51 フック
53 係合凹部
83 周壁
101 揮散器
102 容器体
103 中央部構成容器
104 側部構成容器
111 ヒンジ
121 閉状態
122 展開状態
201 揮散器
202 容器体
203 三角容器
211 ヒンジ
221 閉状態
222 展開状態
301 揮散器
302 容器体
303 三角容器
311 ヒンジ
321 閉状態
322 展開状態
401 揮散器
402 容器体
404 半円容器
411 ヒンジ
421 閉状態
422 展開状態
501 揮散器
502 容器体
504 半円容器
511 ヒンジ
521 閉状態
522 展開状態
601 揮散器
602 容器体
604 直方体容器
611 ヒンジ
621 閉状態
622 展開状態

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器体に収容された薬剤を揮散する揮散器において、
所定形状の前記容器体を、分割された複数の容器で構成し、各容器をヒンジを介して連結して前記各容器を横並びに並設した展開状態と前記所定形状に形成した閉状態とを形成可能に構成したことを特徴とする揮散器。
【請求項2】
前記各容器を前記所定形状に維持する形状維持手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の揮散器。
【請求項3】
前記形状維持手段を、異なる容器同士を係脱自在に係合する係合手段で構成したことを特徴とする請求項2記載の揮散器。
【請求項4】
前記形状維持手段を、前記閉状態にある前記容器体に外嵌するリングで構成したことを特徴とする請求項2記載の揮散器。
【請求項5】
前記所定形状を、略円形の断面形状に設定したことを特徴とする請求項1から4にいずれか記載の揮散器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−175310(P2007−175310A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−377724(P2005−377724)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(000102544)エステー化学株式会社 (127)
【Fターム(参考)】