説明

携帯メディア再生システム

携帯メディアプレーヤを挿入することができる携帯メディア再生システムである。携帯メディア再生システムは、接続構成要素部を備え、接続構成要素部の寸法は、所与の携帯メディアプレーヤに合わせて調節することができる。携帯メディア再生システムはまた映像出力コネクタ、サブウーファ、およびパッシブラジエータを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯メディア再生装置の分野に関し、詳細には、音声信号を再生するための携帯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この出願は、2005年5月31日出願の米国仮出願第60/685,415号および2005年9月7日出願の実用新案出願第11/244,928号について優先権を主張するものであり、それらの開示全体が、参照により本発明に組み込まれる。この出願は、著作権が保護されている素材を含んでいる。著作権者は、それが特許商標庁の書類または記録に記載される限り、何人による特許開示の複写複製に対しても異議は唱えられない。ただし、その他の場合にはいかなるときも全ての著作権を保有する。
【0003】
ここ数十年間、音声および映像再生装置、特に様々な音声トラックを利用者と共にある場所から別の場所に搬送または移送することができる装置に著しい進歩が見られる。この種装置には、たとえば、音声トラックをデジタル式に記録、編集、ミキシング、制作、記憶および再生するための装置が含まれる。デジタルファイルには、いくつかの理由による利点がある。それら利点には、ファイル上の実行エラー修正アルゴリズムによって、ファイル内の音声トラックデータが適正に記憶されていることを保証できることが含まれ、それは、たとえ元の記録媒体がエラーを生じ、またはコピー過程でエラーが生じても音声が忠実に再生されることを意味する。デジタルファイルの別の利点は、再生装置が、音声トラックを再生する速度を精密に制御でき、それにより安定した再生を効果的に保証できることである。
【0004】
近年、音声トラックを記録するための新しいアルゴリズムが出現してきた。より普及しているこれら新しい音声トラック記録アルゴリズムの1つは、一般に「MP3」アルゴリズムと呼ばれるMotion Picture Entertainment Groupのレベル3アルゴリズムである。MP3アルゴリズムは、CDに使用されるものより著しく小さいデジタル音声トラックファイルを生成するために、利用者が音声トラックを記録するときに音声トラックサンプリングレートを変えることを可能にし、所与の周波数域を表現するのに使用されるビット数を変化させることなどを含む様々な技法を使用している。これは、利用者が、以前に可能であったよりも多くの音声データファイルを所与の媒体上で持ち運ぶことができることを意味する。たとえば、典型的な72分の音声CDは、約650MBのデータを保持する。選択された圧縮方法に応じて、650MBのCD−ROMは、圧縮された数時間の音楽に対する十分な容量を有することになる。
【0005】
デジタル記憶容量は増加し続け、圧縮アルゴリズムは進歩し続けるので、利用者は益々多くの好きな曲を持ち運べるようになる。この結果、それには限定されないがデジタルカメラ、携帯情報端末(「PDA」)、無線電話などを含む、増加し続ける一連の音声発生装置に音声トラック再生能力が組み込まれるようになってきた。一般に携帯メディアプレーヤ(「PMP」)と呼ばれる、圧縮音声トラックの再生に圧倒的に使用される他のいくつかの装置が、市場に導入されてきた。最も普及しているPMPの1つが、米国カリフォルニア州クパチーノのApple Computer,Inc.によって販売されているiPodである。iPodは、比較的小さな形状係数をもちながら、PMP内に格納されたハードディスクドライブに高ギガバイトの音声ファイルおよび他の情報を記憶することができるので、普及するようになってきた。別のPMPではさらに、装置に組み込まれた小さなディスプレイ上に再生用の映像情報を記憶する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現在入手可能な音声装置の大部分は、携帯性に優れ、一つ一つが比較的多数の音声トラックを担持できるように設計されている。しかし、これら装置の設計が携帯性を中心としているので、製造業者は、音声装置に差し込まれるモノラルまたはステレオヘッドホンのみを通して利用者に再生音声を提供するように音声装置を限定する傾向がある。これは、最善でも、これら音声装置は、複数の利用者がヘッドホンを装置に差し込むことができるように1つまたは複数の分配器が使用される場合などにのみ、限られた数の利用者に対して音声トラックを再生するのに使用することができることを意味する。しかし、これら音声装置は、通常バッテリ電源駆動であるので、複数対のヘッドホンを駆動するのに十分なエネルギーを発生することができない。さらに、ただ1つの装置に接続される利用者の数が1人または2人を超えて増加すると、装置の携帯性が限定される。
【0007】
ある従来技術よって代替的に用いられた1つの方法は、携帯メディアプレーヤに利用者がスピーカを取り付けられるようにすることである。これにより、複数の利用者が同時に音声トラックを聴くことができる。音声装置の出力は通常比較的低いので、外部電源によって駆動される増幅器をスピーカが備えると、有利になることが多い。ある従来技術は、携帯音声再生装置に使用する比較的小さな、バッテリ駆動または交流(AC)駆動スピーカを生み出した。これらスピーカは移送中、物理的に厳しい取扱いを多く受けがちであり、スピーカを音声装置に接続するのに用いるケーブルおよびアダプタがそのような厳しい取扱いに耐えられないことが多い。
【0008】
市場に提供された1つの解決法は、米国ペンシルベニア州ミルフォードのAltec Lansing Technologies,Inc.から市販され、2004年4月30日出願の米国特許出願第10/836,113号に記載の最初のinMotion(商標)である。同特許出願の開示全体は参照により本明細書に組み込まれる。inMotion(商標)は、スピーカ駆動部を移送中保護するために折りたためる比較的軽量小型の携帯用パッケージ中に携帯メディアプレーヤ用接続部と共に組み込まれた電波駆動スピーカを最初に提供した草分け的製品である。inMotion(商標)は再生音質、堅牢性、重量、携帯性、大きさ、および使い易さに関して多大な利点を発揮したが、これら特性のそれぞれに改良の余地がまだ残っている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、関連する技術の1つまたは複数の限界が実質的に取り除かれる携帯メディア再生システムを対象とする。
本発明の目的は、PMPと共に使用する携帯メディア再生システムを提供することであり、この携帯メディア再生システムでは、少なくとも1つのスピーカ、サブウーファ、または他の音声再生装置がハウジング内に組み込まれており、ハウジングはまた、それに作動可能に接続された接続構成要素部を有し、接続構成要素部は、その中にPMPが確実に着座することができ、様々な奥行きを含む様々な寸法のPMPで携帯メディア再生システムが作動可能になるように調節可能である。
【0010】
本発明の他の目的は、ハウジング内に組み込まれた少なくとも1つの音声再生装置から構成される携帯メディア再生システムを提供することであり、ハウジングはまた、それに作動可能に接続された接続構成要素部、および少なくとも1つの映像出力コネクタを有する。
【0011】
本発明のさらに他の目的は、PMPと共に使用する携帯メディア再生システムを提供することであり、携帯メディア再生システムは、PMP用の接続構成要素部を備え、複数のアクティブスピーカ部品が、ハウジングの第1の面と実質的に同一面内に配置される。この実施形態では、サブウーファおよび少なくとも1つのパッシブラジエータもハウジングに組み込まれ、サブウーファおよび少なくとも1つのパッシブラジエータは、第1の面に実質的に垂直になるように配列される。
【0012】
以上の一般的な説明および以下の詳細説明は共に、例示および説明のためのものであり、特許請求の範囲に記載される本発明のさらに詳しい説明を加えるためのものであることを理解されたい。本発明の別の特徴および利点は、以下の説明に記載されており、一部はこの説明から明白であり、あるいは本発明を実施することにより学び取ることができる。本発明の目的および他の利点は、本書類に記載される説明および特許請求の範囲ならびに添付図面に詳細に示される構造よって理解され達成されるであろう。
【0013】
本発明のさらに詳細な理解をもたらすために含まれ、この明細書の一部に組み込まれ、その一部を構成する添付図面は、本発明の実施形態を示し、説明とあいまって本発明の少なくとも一実施形態の原理を説明する働きをする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、その例が添付図面に示されている本発明の好ましい実施形態について詳細に言及する。明確化のために、対応するフィーチャは、図に示された本発明の様々な図を通して一貫して符合が付されている。
【0015】
図1および2は、前面50、左側面60、右側面65、および背面100(図3)を有する携帯メディア再生システムハウジング10を示す。図示された実施形態では、前面50は、前面50と実質的に同一面内に配置された左スピーカアレイ62および右スピーカアレイ52を有する。本明細書では実質的に同一平面内の配置が開示されているが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、左スピーカアレイ62および右スピーカアレイ62を別の配置に配列し、または個々にもしくは一緒にして連接式にすることができることは当業者には明らかであろう。
【0016】
図1および2に示された実施形態では、前面50はまた、利用者が図6に示されたPMP接続構成要素部135にそれを通ってアクセスすることができる扉17を備える。PMP接続構成要素部135は、PMP15を携帯メディア再生システム10にそれを介して接続することができる1つまたは複数の相互接続部を含むことができる。図示の実施形態では、そのような相互接続部は雄接続ポートを備え、その雄接続ポートはPMP15の底部にあるそれと同等な雌接続ポートに対合することができる。ただし、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、その代わりに別の接続部で置き換えることができることは当業者には明らかであろう。例として、別の相互接続法には、それらに限定されないが、BlueTooth(商標)または他の無線接続技法、ならびにRCA、DIN、MINI−DIN、ステレオミニプラグ、または他のコネクタなどを用いたものなどの有線接続部を含めることができる。これにより、携帯メディア再生システム10は、それらに限定されないが、携帯電話、衛星ラジオ受信機、デジタルラジオ受信機、通常のラジオ受信機、CDプレーヤ、携帯情報端末、デジタルカメラ、または他の携帯用音声および/または映像装置を含む様々な装置と共に使用することができるようになる。
【0017】
図4に示された実施形態では、左および右のスピーカアレイ62、52はそれぞれ、7.62cm(3インチ)全域ネオジムドライバ307、308および2.54cm(1インチ)ネオジムツィータ309、310を有する。ただし、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、それらの代わりに別の音声再生装置で置き換えることができることは当業者には明らかであろう。図示された実施形態では、左および右のスピーカアレイ62、52はまた、ドライバ307、308およびツィータ309、310を保護するために有孔保護板またはスクリーンで覆われている。
【0018】
図示された実施形態では、携帯メディア再生システム10はまた、少なくとも1つの10.16cm(4インチ)サイドファイアリング・サブウーファ311を備える。サブウーファ311は、有孔保護板またはスクリーン64で保護され得る。サブウーファ311はサイドファイアリング・サブウーファなので、サブウーファ311の前面は、携帯メディア再生システム10によって再生されるメディアを聴いている利用者または他の人物に直接向ける必要はない。したがって、図示の実施形態では、サブウーファ311の前面は、前面50の面に実質的に垂直に配置されている。これにより、携帯メディア再生システム10は、音質を犠牲にすることなくより小型にすることができる。
【0019】
音を再生するのに必要ではないが、図示された携帯メディア再生システム10の実施形態はまた、パッシブラジエータ67を備える。パッシブラジエータ67は、サブウーファ311の背後から発生する音波を携帯メディア再生システム10の外へ伝播させるようにし、それによりシステムの知覚低音応答がさらに改善される。パッシブラジエータ67を使用すると、スピーカ筐体にポートを設けるのとは逆に、本発明の実施形態を封止することができる。携帯メディア再生システム10は携帯式なので、封止環境は、湿気や異物が筐体内に入るのを防止することができる。そのような予防設計が、内部電子回路を含めてシステム10の構成部品を保護する。
【0020】
携帯メディア再生システム10はまた、制御パネル19を備え得る。図示された実施形態では、制御パネル19は、複数の膜タイプのボタンを備える。それらボタンは、電源、マスターボリューム、低音増幅レベル、高音増幅レベルなどを含む携帯メディア再生システム10の様々な機能を、それらに限定はされないが、利用者が制御できるようにする。制御パネル19にはまた、それを介してPMP15に関連する機能を制御することができる便利なインターフェースを設けることができる。それら機能には、再生開始、再生終了および/または一時停止、再生早送り、新たな音声または映像トラックへのスキップが、それらに限定はされないが、含まれる。
【0021】
図1および2に示されるように、本発明の一実施形態は、実質的に円筒形であり得る。そのような実施形態が、所定の面上に置かれたとき転がらずに保たれるのを助けるために、携帯メディア再生システムは、1つまたは複数の足55、57を有し得る。
【0022】
図3は、携帯メディア再生システム10の実施形態の背面図である。図示された実施形態では、背面100は、携帯メディア再生システム10の搬送を容易にするために、陥凹ハンドル105を備える。背面100はまた、ジャックパネル112を備え得る。ジャックパネル112は、携帯メディア再生システム10を、電源ジャック115、Sビデオジャック113、複合ジャック1144、ヘッドホンジャック116、および補助出力ジャック117を含む様々なコネクタを介して別の外部装置に接続することができる。ただし、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、それらの代わりに別のコネクタで置き換えることができることは当業者には明らかであろう。
【0023】
電源ジャック115は、携帯メディア再生装置10をAC−DCコンバータまたは他の外部電源に接続することができる。電源ジャック115によって、携帯メディア再生システム10が、それらに限定されないが、AC−DCコンバータまたは外部バッテリパックなどの外部電源から電力を供給され得ることが好ましい。外部電源から電力を受け取ることに加えて、携帯メディア再生システム10はまた、携帯メディア再生システム10内に好ましくは格納された1つまたは複数のバッテリによって駆動できることが好ましい。それに限定されないが、リチウムイオンバッテリなどの充電式バッテリが最近では好ましいが、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、それに代わって使い捨て電池で置き換えることができることは当業者には明らかであろう。
【0024】
PMP15が接続構成要素部135に挿入されると、PMP15は携帯メディア再生システム10によって電力供給され得る。ある実施形態では、携帯メディア再生システム10は、携帯メディア再生システム10が、それらには限定されないが、AC−DCコンバータ、または携帯メディア再生システム10に電力供給することができる外部装置などの外部電源から電力を受け取っているときにのみ、PMP15に電力を供給することができる。別の実施形態では、携帯メディア再生システム10は、携帯メディア再生システム10が外部電源からの電力で作動しているか内部のバッテリからの電力で作動しているかに関係なく、PMP15に電力を供給することができる。PMP15を作動させることに加えて、携帯メディア再生システム10によってPMP15に供給される電力は、PMP15に、その中に格納されている充電式バッテリを充電させることもできる。
【0025】
電力アダプタ、外部から接続された装置、および/またはバッテリはまた、携帯メディア再生システム10内に収容されている少なくとも1つのD級または他の音声増幅器301〜304、ならびにシステムの他の機能を駆動するのに使用することができる。D級増幅器は、この種増幅器に付随する比較的高い効率ゆえに有利である。そのような効率は、従来の増幅器より低い電力消費をもたらし、それによってシステムのバッテリ寿命を改善する。増幅器は、好ましくは、メディア装置からの音声信号を、スピーカを駆動することができる信号に変換するのに用いられる。
【0026】
図示された背面100の実施形態はまた、遠隔制御部(図示せず)を格納するための陥凹部を備える。図示された実施形態では、そのような遠隔制御部によって、使用者は、制御パネル19に関連して上に記載したのと同じ機能を制御することができる。別の実施形態では、使用者は、制御パネル19に関連して上に記載したサブセットの機能を制御することができる。さらに別の実施形態では、遠隔制御部によって、使用者は、制御パネル19を介しては行えない機能の制御ができる。
【0027】
図6および7を参照すると、ラッチ80が、接続構成要素部135を摩擦によって閉位置に保持する。接続構成要素部135の扉17をラッチ80に向かって押すことによって、接続構成要素部135は、ラッチ80から解放される。接続構成要素部135は、柔開閉技法を用いて開けることができる。そのような技法の一実施形態では、スプリング機構(図示せず)が、ダンピング機構725とあいまって、接続構成要素部135を緩やかに開位置に関節運動させ、それによって、接続構成要素部135がその行程の終端に達したときに普通なら生じる突然の衝撃をPMP15が蒙るのを回避する。
【0028】
PMPが接続構成要素部135内に装着されたとき、PMPの背面が、シュー137に寄り掛かることができる。図6〜9bに示された実施形態では、接続構成要素部135の奥行きは、移動レバー131によって調節することができる。図示された実施形態では、レバー131は、レバー台133内で約75度にわたって回転可能である。移動レバー131は、シュー137を内または外へ移動させる。この機能は、図示された実施形態では、シュー137に複数の静止柱725を設けることによって達成され、そのような柱それぞれは、シュー137の表面がPMPの背面に対して実質的に平行に保たれるように、異なる長さになっている。静止柱725は、レバー131上の傾斜面720に刻まれたスカロップ仕上げ縁部中に嵌るように設計されている。レバー131が操作されると、傾斜面が静止柱725の下で回転し、シュー137を内または外へ移動させる。ばね705をリテーナクリップ735(図8bおよび9b参照)とリテーナ715との間に配置することによって、ばね705がリテーナ715に対して力を加えることができ、それによって、シュー137をレバー131のスカロップ仕上げ縁部に引き込む。
【0029】
上記の開示は接続構成要素部135の奥行きの調節に着目しているが、同様な技法を接続構成要素部135の幅および高さを調節するのにも用いることができることが当業者には明らかであろう。本発明の精神または範囲から逸脱することなく、レバー131および静止柱725の代わりに膨張チューブを用いるなどの、接続構成要素部135の寸法を調節する代替技法でレバー131を置き換えることができることは当業者には明らかであろう。
【0030】
本発明が、その特定の実施形態を参照して詳細に記載されてきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに様々な変形および変更を加えることができることは当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、この発明の変更および変形が添付特許請求の範囲およびその均等物に含まれる限り、それらを包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施形態による携帯メディア再生システムの正面図である。
【図2】本発明の一実施形態による携帯メディア再生システムの前視透視図である。
【図3】本発明の一実施形態による携帯メディア再生システムの背面図である。
【図4】本発明の一実施形態による携帯メディア再生システムの側面図である。
【図5】本発明の一実施形態による携帯メディア再生システムの後視切欠透視図である。
【図6】本発明の一実施形態による接続構成要素部の前視透視図である。
【図7】本発明の一実施形態による接続構成要素部の組立分解透視図である。
【図8a】本発明の一実施形態による接続構成要素部の、圧縮状態での前面図である。
【図8b】図8aに示した接続構成要素部の左側面切欠図である。
【図9a】本発明の一実施形態による接続構成要素部の、部分的延伸状態での前面図である。
【図9b】図9aに示した接続構成要素部の左側面切欠図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯メディア再生システムであって、
第1の面および第2の面を有するハウジングと、
音声再生用の少なくとも1つのスピーカと、
携帯メディアプレーヤを受け入れるために前記ハウジングの前記第1の面に作動可能に連結された調節可能な接続構成要素部であって、少なくとも前記接続構成要素部の奥行きが、前記携帯メディアプレーヤを収容するために調節可能である接続構成要素部と、を備える携帯メディア再生システム。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯メディア再生システムであって、前記調節可能な接続構成要素部の幅も調節可能である、携帯メディア再生システム。
【請求項3】
請求項1に記載の携帯メディア再生システムであって、前記調節可能な接続構成要素部の高さも調節可能である、携帯メディア再生システム。
【請求項4】
請求項2に記載の携帯メディア再生システムであって、前記調節可能な接続構成要素部の高さも調節可能である、携帯メディア再生システム。
【請求項5】
請求項1に記載の携帯メディア再生システムであって、前記調節可能な接続構成要素部が、柔開閉技法を用いて前記ハウジングに作動可能に連結される、携帯メディア再生システム。
【請求項6】
請求項1に記載の携帯メディア再生システムであって、前記調節可能な接続構成要素部が、レバーによって台に作動可能に連結されたシューを備え、前記レバーが、前記シューの奥行きを調節する、携帯メディア再生システム。
【請求項7】
請求項6に記載の携帯メディア再生システムであって、前記レバーを摺動させることによって、前記シューの奥行きが調節される、携帯メディア再生システム。
【請求項8】
請求項6に記載の携帯メディア再生システムであって、前記レバーを回転させることによって、前記シューの奥行きが調節される、携帯メディア再生システム。
【請求項9】
請求項6に記載の携帯メディア再生システムであって、
前記レバーが、内側面と、外側面とを備え、前記内側面がそこから延出する複数の隆起ノッチを有し、携帯メディア再生システムが、前記シューに連結された少なくとも1つの静止柱をさらに備え、前記少なくとも1つの静止柱が少なくとも1つの前記隆起ノッチに接触するように配置されている、携帯メディア再生システム。
【請求項10】
請求項9に記載の携帯メディア再生システムであって、リテーナをさらに備え、前記リテーナが複数のノッチを有し、前記シューが複数のリテーナクリップをさらに備え、前記リテーナクリップが前記リテーナの前記複数のノッチに対合する、携帯メディア再生システム。
【請求項11】
請求項10に記載の携帯メディア再生システムであって、前記複数のリテーナクリップと前記リテーナとの間に作動可能に挿入されたばねをさらに備える、携帯メディア再生システム。
【請求項12】
請求項9に記載の携帯メディア再生システムであって、前記隆起ノッチがそれぞれ異なる高さにある、携帯メディア再生システム。
【請求項13】
請求項12に記載の携帯メディア再生システムであって、複数の静止柱をさらに備え、前記静止柱のそれぞれは、携帯メディア装置が前記調節可能な接続構成要素部に挿入されたとき、前記シューの表面が前記携帯メディア装置と実質的に共面を保つように選択された長さになっている、携帯メディア再生システム。
【請求項14】
請求項1に記載の携帯メディア再生システムであって、前記調節可能な接続構成要素部が、台に移動可能に連結されたシューを備え、レバーが、前記シューの奥行きを調節する、携帯メディア再生システム。
【請求項15】
請求項14に記載の携帯メディア再生システムであって、前記シューが、前記調節可能な接続構成要素部内に円周方向に配置された実質的に傾斜しているスロープと、前記スロープに接触している対合構成部品とを備える装置によって前記台に移動可能に連結され、前記レバーが、前記スロープと前記対合構成部品との配向を変化させることによって前記シューの奥行きを調節する、携帯メディア再生システム。
【請求項16】
請求項15に記載の携帯メディア再生システムであって、前記レバーを複数の位置で保持する固定構造をさらに備える、携帯メディア再生システム。
【請求項17】
請求項16に記載の携帯メディア再生システムであって、前記固定構造が、前記傾斜したスロープの表面にスカロップを形成するスキップを含む、携帯メディア再生システム。
【請求項18】
請求項17に記載の携帯メディア再生システムであって、前記スロープと対合構成部品との係合を付勢するために、ばね手段をさらに備える、携帯メディア再生システム。
【請求項19】
請求項1に記載の携帯メディア再生システムであって、前記調節可能な接続構成要素部内のコネクタであって、携帯メディアプレーヤが前記接続構成要素部に受け入れられるとき、前記携帯メディアプレーヤを電気的に係合するようになされたコネクタと、
携帯メディアプレーヤが前記コネクタと電気的に係合させられたとき、前記携帯メディアプレーヤによって生成される音声信号の増幅が行えるようになされた増幅器と、
前記増幅器を駆動する電源と、をさらに備える、携帯メディア再生システム。
【請求項20】
請求項19に記載の携帯メディア再生システムであって、前記電源が少なくとも1つのバッテリを備える、携帯メディア再生システム。
【請求項21】
請求項20に記載の携帯メディア再生システムであって、前記少なくとも1つのバッテリが充電式である、携帯メディア再生システム。
【請求項22】
請求項19に記載の携帯音声再生システムであって、前記少なくとも1つの電源がDC電源である、携帯音声再生システム。
【請求項23】
請求項19に記載の携帯音声再生システムであって、前記少なくとも1つの電源がAC電源である、携帯音声再生システム。
【請求項24】
請求項19に記載の携帯音声再生システムであって、遠隔操作部をさらに備え、前記遠隔操作部は、携帯メディアプレーヤが前記コネクタと電気的に係合させられたとき、前記携帯メディアプレーヤの少なくとも1つの機能を制御するようになされている、携帯音声再生システム。
【請求項25】
携帯メディア再生システムであって、
第1の面および第2の面を有するハウジングと、
携帯メディアプレーヤを受け入れるための、前記第1の面にある接続構成要素部であって、携帯メディアプレーヤを受け入れる開位置と、前記携帯メディアプレーヤを保持する閉位置とを有する接続構成要素部と、
音声再生用の少なくとも1つのスピーカと、
少なくとも1つの映像出力コネクタと、を備える携帯メディア再生システム。
【請求項26】
請求項25に記載の携帯メディア再生システムであって、前記少なくとも1つの映像出力コネクタがSビデオコネクタである、携帯メディア再生システム。
【請求項27】
請求項25に記載の携帯メディア再生システムであって、前記少なくとも1つのビデオ出力コネクタが複合ビデオコネクタである、携帯メディア再生システム。
【請求項28】
携帯メディア再生システムであって、
空洞を有する筐体と、
携帯メディアプレーヤを受け入れるための接続構成要素部であって、前記筐体と作動可能に係合する接続構成要素部と、
前記筐体に取り付けられた複数のアクティブスピーカ部品であって、前記複数のアクティブスピーカ部品のうちの少なくとも2つが、実質的に互いに同一面内に配置されている複数のアクティブスピーカ部品と、
前記筐体に取り付けられた少なくとも1つの前記複数のアクティブスピーカ部品であって、使用中、前記筐体内の空気を圧縮、膨張させるように配置された、前記少なくとも1つの複数のアクティブスピーカ部品と、
前記筐体に取り付けられた少なくとも1つのパッシブスピーカ部品であって、空気圧に応答して動作するようになされた少なくとも1つのパッシブスピーカ部品と、を備え、
前記筐体の空洞は、少なくとも前記サブウーファおよびパッシブラジエータによって保護され、湿気および異物が前記空洞内に侵入するのを防ぐ実質的な封止環境を有する、携帯メディア再生システム。
【請求項29】
携帯メディア再生システムであって、
第1の端部と、第2の端部とを有する全体的に円筒形のハウジングであって、可動支持構造によって形成される区画をその中に有する、全体的に円筒形のハウジングを備え、
前記可動支持構造は、開位置および閉位置を有し、閉位置で携帯メディアプレーヤを格納しそれに電気的に係合するようになされ、
さらに、前記携帯メディア再生システムは、
前記第1の端部に装着された少なくとも1つのアクティブスピーカ部品と、
前記第1の端部に対して70度と110度との間の角度で配向された少なくとも1つのアクティブスピーカ部品と、
前記全体的に円筒形のハウジング内に収納された増幅器であって、前記可動支持構造に電気的に係合された携帯メディアプレーヤによって生成される音声信号を増幅し、増幅された音声信号を、前記第1の端部に装着された前記少なくとも1つのアクティブスピーカ部品および前記第1の端部に対して70度と110度との間の角度で配向された前記少なくとも1つのアクティブスピーカ部品に送信する増幅器と、を備える携帯メディア再生システム。
【請求項30】
請求項29に記載の携帯メディア再生システムであって、前記第1の端部に対して70度と110度との間の角度で配向された第2のアクティブスピーカ部品をさらに備える、携帯メディア再生システム。
【請求項31】
請求項29に記載の携帯メディア再生システムであって、前記第2の端部に装着された少なくとも1つのパッシブスピーカ部品をさらに備える、携帯メディア再生システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9a】
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【図9b】
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【公表番号】特表2008−546126(P2008−546126A)
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−514868(P2008−514868)
【出願日】平成18年5月31日(2006.5.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/021314
【国際公開番号】WO2006/130784
【国際公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【出願人】(501479101)アルテック ランシング テクノロジーズ インコーポレイテッド (4)
【氏名又は名称原語表記】Altec Lansing Technologies,Inc.
【住所又は居所原語表記】Route 6 and 209,Milford,Pennsylvania 18337 U.S.A.
【Fターム(参考)】