説明

携帯端末装置

【課題】使用者の意思を反映した処理を行うことができる携帯端末装置を提供すること。
【解決手段】LCD表示部21と、文字が対応付けられている複数のキーを含む操作部11と、複数のキーに対して文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字及び当該入力された文字に対応する変換候補をLCD表示部21に表示させる制御部45を備える。制御部45は、入力された文字及び当該入力された文字に対応する変換候補とは異なるテキスト情報をLCD表示部21に表示させた後に文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字に対応する変換候補として、LCD表示部21に表示されているテキスト情報から抽出される文字列をLCD表示部21に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部を有する携帯端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電子機器は、各種の情報を表示する表示部と、複数のキーにより構成されている操作部を備えている。ここで、携帯電子機器では、着信を待ち受けるときやその他のアプリケーションの起動を待ち受けるときには、表示部に待受画面が表示される。この待受画面が表示されている状態において、数字が割り当てられている操作キーが押下されると、当該押下された操作キーに対応する数字を表示部に表示する。そして、携帯電子機器は、表示部に所定の数字列(例えば、「03」で始まる10桁の数字列)が表示されている状態において、オンフックキーが押下された場合には、入力されている数字列に基づいた電話発信処理を行う(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−86143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、待受画面の状態において、使用者が数字と文字とが割り当てられているキーを押下した場合に、キー操作の初期段階においては、使用者がどちらの記号を意識しながら操作しているか分からない。例えば、待受画面の状態において、数字の「0」とひらがなの「わ」がアサインされているキーを使用者が押下したときに、数字かひらがなの一方のみの記号を単に表示するような場合には、使用者が所望しない記号が表示されてしまう可能性がある。
【0005】
そこで、使用者の入力操作に基づいて、使用者が所望する記号を表示することができ、使用者の意思を反映した処理を行うことができる携帯端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る携帯端末装置は、上記課題を解決するために、表示部と、文字が対応付けられている複数のキーを含む操作部と、前記複数のキーに対して文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字及び当該入力された文字に対応する変換候補を前記表示部に表示させる制御部を備え、前記制御部は、前記入力された文字及び当該入力された文字に対応する変換候補とは異なるテキスト情報を前記表示部に表示した後に前記文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字に対応する変換候補として、前記テキスト情報から抽出される文字列を前記表示部に表示させる構成である。
【0007】
また、携帯端末装置では、通信部を備え、前記テキスト情報は、前記通信部により受信した情報であって、前記制御部は、前記通信部により受信した前記テキスト情報を前記表示部に表示させることが好ましい。
【0008】
また、携帯端末装置では、データが格納される不揮発性メモリと、所定のデータを再生処理する再生部を備え、前記テキスト情報は、前記再生部によって再生処理される、前記不揮発性メモリに格納されているデータが有するテキスト情報であって、前記制御部は、前記再生部によって再生処理された前記テキスト情報を前記表示部に表示させることが好ましい。
【0009】
また、携帯端末装置では、前記制御部は、前記テキスト情報を取得した場合、当該テキスト情報を複数の単語に形態素解析して分析すると共に、単語ごとに読み仮名を生成し、生成した読み仮名に単語を対応付けて記憶しておき、前記文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字を読み仮名として、その頭文字に対応する単語を読み出し、前記変換候補の一部として前記表示部に表示させることが好ましい。
【0010】
また、携帯端末装置では、前記制御部は、前記形態素解析による分析を、前記テキスト情報を前記表示部に表示させる前に行うことが好ましい。
【0011】
また、携帯端末装置では、前記操作部は、仮名文字が割り当てられており、前記制御部は、前記テキスト情報を複数の単語に形態素解析して分析する場合、形態素解析により得られた漢字に対して読み仮名を割り当て記憶しておき、前記操作部によって仮名文字の入力操作が行われた場合、当該仮名文字と、前記形態素解析により得られた漢字の読み仮名とが一致したときに、変換候補として当該漢字を前記表示部に表示させることが好ましい。
【0012】
また、携帯端末装置では、前記操作部は、前記複数のキーに対して、文字と数字が固有に割り当てられており、前記制御部は、前記複数のキーのいずれかが操作された場合、当該操作されたキーに対応する文字及び数字を共に入力候補として受け付け、入力候補の文字及び数字のいずれかを筆頭とする単語が形態素解析された前記テキスト情報の複数の単語の中に含まれていれば、当該単語を前記変換候補に含めて前記表示部に表示させることが好ましい。
【0013】
また、携帯端末装置では、前記制御部は、前記複数のキーのいずれかが操作された場合、当該操作されたキーに対応する文字及び数字を共に入力候補として受け付け、当該受け付けた文字を前記表示部の第1表示領域に表示させ、当該受け付けた数字を前記表示部の第2表示領域に表示させ、前記変換候補を第3表示領域に表示させることが好ましい。
【0014】
また、携帯端末装置では、前記制御部は、前記第1表示領域に文字を表示させ、前記第2表示領域に数字を表示させている状態において、文字の変換の操作が行われた場合には、前記第1表示領域に表示させている文字の入力であると判定し、前記第1表示領域に表示させている文字に対して変換処理を行い、電話の発信の操作が行われた場合には、前記第2表示領域に表示させている数字の入力であると判定し、前記第2表示領域に表示させている数字を電話番号として発信処理を行うことが好ましい。
【0015】
また、携帯端末装置では、前記制御部は、前記通信部により前記テキスト情報を受信した場合、所定の機能を発揮するアプリケーションが動作する状態であっても、当該アプリケーションの動作状態を維持したまま、当該テキスト情報の表示を前記表示部の一部にさせることが好ましい。
【0016】
また、携帯端末装置では、前記テキスト情報は、前記通信部を介してネットワーク側から不特定多数に配信される配信情報又は前記通信部によって受信した電子メールであることが好ましい。
【0017】
また、携帯端末装置では、前記制御部は、前記通信部により受信した前記テキスト情報が表示される状態で前記文字入力の操作が行われた場合、又は前記文字入力の操作を行っている最中に前記通信部により前記テキスト情報を受信して前記表示部に表示させる場合、当該操作により入力された文字に対応する変換候補として、前記表示部に表示されている前記テキスト情報から抽出される文字列を前記表示部に表示させる。
【0018】
また、携帯端末装置では、前記制御部は、前記表示部にテキスト情報を表示させている最中に、前記操作部による文字入力の操作を受け付けた場合、当該操作により入力された文字と当該テキスト情報を関連付けてキーワードを生成し、当該キーワードをクエリとして外部のサーバに対して検索を実行させることが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、使用者の意思を反映した処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】携帯電話装置の外観斜視図である。
【図2】携帯電話装置の機能を示す機能ブロック図である。
【図3】待受画面が表示されている状態からキー操作が行われることによって、第1種記号表示領域と第2種記号表示領域とが表示される様子についての説明に供する図である。
【図4】携帯電話装置が有する機能によって、表示部の画面が遷移する様子についての説明に供する図である。
【図5】制御部によるピクトインフォメーション領域にスクロール表示されているテキスト情報を取り込む場合の動作についての説明に供するフローチャートである。
【図6】携帯電話装置が有する機能によって、表示部の画面が遷移する様子についての説明に供する図である。
【図7】ピクトインフォメーション領域にスクロール表示されているテキスト情報から変換候補を取り込む処理についての説明に供する第1のフローチャートである。
【図8】ピクトインフォメーション領域にスクロール表示されているテキスト情報から変換候補を取り込む処理についての説明に供する第2のフローチャートである。
【図9】携帯電話装置が有する機能によって、表示部の画面が遷移する様子についての説明に供する図である。
【図10】ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報の一部を変換候補に取り込む場合の処理の流れについての説明に供するフローチャートである。
【図11】携帯電話装置が有する機能によって、表示部の画面が遷移する様子についての説明に供する図である。
【図12】インターネット検索する場合の処理の流れについての説明に供するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る携帯端末装置の一例である携帯電話装置1の外観斜視図を示す。なお、図1は、いわゆる折り畳み型の携帯電話装置の形態を示しているが、本発明に係る携帯電話装置の形態としては特にこれに限られない。例えば、両筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)や、操作部と表示部とが一つの筐体に配置され、連結部を有さない形式(ストレートタイプ、フリップタイプ)でも良い。
【0022】
携帯電話装置1は、操作部側筐体部2と、表示部側筐体部3と、を備えて構成される。操作部側筐体部2は、表面部10に、操作部11と、携帯電話装置1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12と、を備えて構成される。操作部11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
【0023】
また、表示部側筐体部3は、表面部20に、各種情報を表示するためのLCD(Liquid Crystal Display)表示部21と、通話の相手側の音声を出力する第1のスピーカ22と、音楽等を出力する第2のスピーカ23を備えて構成されている。
【0024】
また、操作部側筐体部2の上端部と表示部側筐体部3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話装置1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
【0025】
また、図2は、携帯電話装置1の機能を示す機能ブロック図である。携帯電話装置1は、図2に示すように、操作部11と、マイク12と、メインアンテナ40と、RF回路部41と、LCD制御部42と、音声処理部43と、メモリ44と、制御部45と、再生部46が操作部側筐体部2に備えられ、LCD表示部21(表示部)と、第1のスピーカ22と、第2のスピーカ23と、ドライバIC24とが表示部側筐体部3に備えられている。
【0026】
メインアンテナ40は、第1の使用周波数帯(例えば、800MHz)で基地局等と通信を行い、GPS通信のための第2の使用周波数帯(例えば、1.5GHz)に対応できるデュアルバンド対応構成である。なお、本実施の形態では、第1の使用周波数帯として、800MHzとしたが、これ以外の周波数帯であっても良い。また、メインアンテナ40は、第1の使用周波数帯で外部装置と通信を行い、GPS通信のための第2の使用周波数帯に対応できるアンテナを別途設けても良い。
【0027】
RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部45に供給する。そして、制御部45から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置(基地局)に送信する。また、その一方で、メインアンテナ40によって受信している信号の強度を制御部45に通知する。また、メインアンテナ40とRF回路部41を総括して、通信部50という。
【0028】
LCD制御部42は、制御部45の制御にしたがって、所定の画像処理を行い、処理後の画像データをドライバIC24に出力する。ドライバIC24は、LCD制御部42から供給された画像データをフレームメモリに蓄え、所定のタイミングでLCD表示部21に出力する。
音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、RF回路部41から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号を第1のスピーカ22に出力する。第1のスピーカ22は、音声処理部43から供給された信号を外部に出力する。
【0029】
また、音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、マイク12から入力された信号を処理し、処理後の信号をRF回路部41に出力する。RF回路部41は、音声処理部43から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をメインアンテナ40に出力する。
【0030】
メモリ44は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部45による演算処理に利用される。また、メモリ44には、複数のアプリケーションや当該アプリケーションが必要とする各種のテーブルや、音楽データや、映画データ等が記憶されている。また、メモリ44は、着脱可能な外部メモリを兼ねていても良い。
【0031】
再生部46は、例えば、メモリ44に格納されている映画データに対して再生処理を行い、同期をとって、再生処理後の映像信号をLCD制御部42に供給し、音声信号を第2のスピーカ23に供給する。
【0032】
制御部45は、携帯電話装置1の全体を制御しており、中央処理装置(CPU)等を用いて構成される。ここで、操作部11によるキー操作に応じた制御部45の制御動作について説明する。制御部45は、原則的に現在アクティブに起動されているアプリケーションに応じて、操作部11を構成する各キー(機能設定操作キー13、入力操作キー14、決定操作キー15)に割り当てる記号や機能を変化させる。
【0033】
また、メモリ44には、複数のキーアサインテーブルが格納されており、制御部45は、起動されているアプリケーションに応じて、参照するキーアサインテーブルを切り替え、操作部11から送信されてくるキーの位置情報に基づいて所定のキーアサインテーブルを参照し、所定の処理を実行する。
【0034】
また、携帯電話装置1では、通信の待ち受け状態(待受画面が表示されている状態)において、キー操作が行われた場合に、当該キーに割り当てられている複数の記号(例えば、数字や文字)のそれぞれを、例えば、別々の画面領域に並列的に表示する機能を有している。ここで、待受画面が表示されている状態とは、主電源が投入され、通信セッションの確立処理が終了し、通信の待ち受けや、メールアプリケーション等の起動が可能になっている状態をいう。
【0035】
例えば、制御部45は、待受画面100が表示されている状態において(図3(a))、入力操作キー14の第2行左列のキー(数字の「1」等が印刷されているキー)が2回押下され、その後、入力操作キー14の第3行左列のキー(数字の「4」等が印刷されているキー)が1回押下され、当該押下に応じてキーの位置情報が入力された場合、メモリ44に格納されている文字のキーアサインテーブルを参照して第1表示領域101に文字列「いた」を表示し、かつ、メモリ44に格納されている数字のキーアサインテーブルを参照して第2表示領域102に数字列「114」を表示させる(図3(b))。
【0036】
また、制御部45は、第1表示領域101に「いた」を表示し、第2表示領域102に「114」を表示している状態において、変換機能が操作された場合(例えば、決定操作キー15の上下キーが操作された場合)、第1表示領域101に表示されている「いた」に対して変換処理を行う。また、制御部45は、第1表示領域101に「いた」を表示し、第2表示領域102に「114」を表示している状態において、発信の操作がされた場合(例えば、入力操作キー14のオンフックボタンが選択された場合)、第2表示領域102に表示されている「114」を電話番号として発信処理を行う。
【0037】
また、LCD表示部21には、図3に示すように、電池の残量や現在時刻等の情報を表示する領域(以下、ピクトインフォメーション領域103という。)が配置されている。制御部45は、ピクトインフォメーション領域103に電池の残量や現在時刻以外の情報をスクロール表示させることができる。
【0038】
このように構成される携帯電話装置1は、キー操作に応じて複数の記号のそれぞれを、別々の画面領域に並列的に表示する機能と、ピクトインフォメーション領域103に表示される情報とを連携させて、使用者の意思を反映した処理を行う機能を有している。
【0039】
ここで、上述した機能を発揮するための制御部45の動作について詳細に説明する。携帯電話装置1は、上述したように、LCD表示部21と、操作部11と、制御部45を備える。
【0040】
制御部45は、操作部11の複数のキーに対して文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字及び当該入力された文字に対応する変換候補をLCD表示部21に表示させる。
【0041】
また、制御部45は、入力された文字及び当該入力された文字に対応する変換候補とは異なるテキスト情報をLCD表示部21に表示した後に文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字に対応する変換候補として、LCD表示部21に表示されているテキスト情報から抽出される文字列をLCD表示部21に表示させる。
【0042】
具体的には、制御部45は、ピクトインフォメーション領域103にテキスト情報がスクロール表示されているときに(例えば、「今日の関東地方の天気は晴れ」等)、操作部11による文字入力の操作が行われた場合(例えば、「き」の入力操作)、「き」の変換候補として、テキスト情報から抽出される文字列(例えば、「今日」)をLCD表示部21に表示させる。したがって、使用者は、ピクトインフォメーション領域103に表示されている文字列を全文入力しなくても、変換候補から選択するだけで、所望する文字列を入力することができる。
【0043】
なお、テキスト情報がスクロール表示されているときの態様について上述したものの、これに限らず、制御部45は、例えば、スクロール表示が既に終わったテキスト情報から文字列を抽出しても良い。
【0044】
このようにして、携帯電話装置1は、スクロール表示されている文字列の中から所定の文字列が抽出され、当該文字列が変換候補に挿入されるので、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示される文字列を見ながら、文字入力を行って、文章の作成を行う使用者に対し、効率的な入力補助を提供することができる。
【0045】
また、テキスト情報は、通信部50により受信した情報であることが好ましい。このような構成の場合、制御部45は、通信部50により受信したテキスト情報をLCD表示部21に表示させる。
【0046】
このようにして、携帯電話装置1は、スクロール表示されている文字列の中から所定の文字列が抽出され、当該文字列が変換候補に挿入されるので、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示される文字列(ニュース等)を見ながら、文字入力を行って、文章の作成を行う使用者に対し、効率的な入力補助を提供することができる。
【0047】
また、携帯電話装置1は、図2に示すように、メモリ44(不揮発性メモリ)と、再生部46を備える。ここで、テキスト情報は、再生部46によって再生処理される、メモリ44に格納されているデータが有するテキスト情報である。また、制御部45は、再生部46によって再生処理されたテキスト情報をピクトインフォメーション領域103にスクロール表示させる。
【0048】
例えば、再生部46は、メモリ44に格納されている映画データに対して再生処理を行い、再生処理後の映像をLCD表示部21に表示させる。制御部45は、再生部46によって再生処理された映像に、字幕情報が含まれている場合には、字幕情報をテキスト情報として、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示させる。
【0049】
このようにして、携帯電話装置1は、スクロール表示されている字幕情報の中から所定の文字列が抽出され、当該文字列が変換候補に挿入されるので、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示される字幕情報を見ながら、文字入力を行って、文章の作成を行う使用者に対し、効率的な入力補助を提供することができる。
【0050】
また、制御部45は、テキスト情報を取得した場合、当該テキスト情報を複数の単語に形態素解析して分析すると共に、単語ごとに読み仮名を生成し、生成した読み仮名に単語を対応付けて記憶しておき、文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字を読み仮名として、その頭文字に対応する単語を読み出し、変換候補の一部としてLCD表示部21に表示させることが好ましい。
【0051】
このようにして、携帯電話装置1は、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されるテキスト情報を形態素解析によって、単語ごとに読み仮名を生成し、それぞれを対応付けて記憶しておくので、ピクトインフォメーション領域103にテキスト情報をスクロール表示されている状態において、文字入力を行って、文章の作成を行う使用者に対し、効率的な入力補助を提供することができる。
【0052】
制御部45は、形態素解析による分析を、テキスト情報をLCD表示部21に表示させる前に行うことが好ましい。
したがって、制御部45は、テキスト情報を受信し、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示させる前に、形態素解析を行うので、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報を見ながら文章が作成される際に、テキスト情報に含まれている文字列を確実に変換候補に反映させることができる。
【0053】
また、上述したように操作部11には、仮名文字が割り当てられている(厳密に言えば、仮名文字のアサインテーブルを参照することにより、キーに対して仮名文字を割り当てる)。
【0054】
このように構成されることによって、制御部45は、テキスト情報を複数の単語に形態素解析して分析する場合、形態素解析により得られた漢字に対して読み仮名を割り当てて記憶しておき、操作部11によって仮名文字の入力操作が行われた場合、当該仮名文字と、形態素解析により得られた漢字の読み仮名とが一致したときに、変換候補として当該漢字をLCD表示部21に表示させる構成が好ましい。
【0055】
したがって、制御部45は、テキスト情報に対して形態素解析を行い、形態素解析により得られた漢字に対して読み仮名を割り当てて記憶し、操作部11によって仮名文字の入力操作が行われた場合、当該仮名文字と、形態素解析により得られた漢字の読み仮名とが一致したときに、変換候補として当該漢字をLCD表示部21に表示させるので、ピクトインフォメーション領域103のテキスト情報を参照しながら文章を作成する際に、所望される漢字を変換候補に含ませることができる。
【0056】
よって、携帯電話装置1は、ピクトインフォメーション領域103にテキスト情報をスクロール表示されている状態において、文字入力を行って、文章の作成を行う使用者に対し、効率的な入力補助を提供することができる。
【0057】
また、上述したように、操作部11は、複数のキーに対して、文字と数字が固有に割り当てられている。制御部45は、複数のキーのいずれかが操作された場合、当該操作されたキーに対応する文字及び数字を共に入力候補として受け付け、入力候補の文字及び数字のいずれかを筆頭とする単語が形態素解析されたテキスト情報の複数の単語の中に含まれていれば、当該単語を変換候補に含めてLCD表示部21に表示させる構成が好ましい。
【0058】
例えば、制御部45は、ピクトインフォメーション領域103に「佐藤さん4月に結婚」というテキスト情報がスクロール表示されている場合、「4月」に対して「しがつ」と「4」を対応付けておくので、操作部11により数字の「3」と平仮名の「さ」が印刷されているキーが2回押下された場合には、第1表示領域101には「し」が表示させ、その変換候補には「4月」を筆頭に他の候補が表示させ、第2表示領域102には「33」と表示させる。
【0059】
また、制御部45は、操作部11により数字の「4」と平仮名の「た」が印刷されているキーが1回押下された場合には、第1表示領域101には「た」が表示させ、その変換候補には通常の候補(例えば、「ただ」や「第」等)が表示させ、第2表示領域102には「4」が表示させ、その変換候補には「4月」を筆頭に他の候補が表示させる。
このようにして、携帯電話装置1は、ピクトインフォメーション領域103にテキスト情報をスクロール表示されている状態において、操作部11による入力の操作が行われた場合、当該操作に応じた文字と数字の双方について変換候補を表示するので、文章の作成を行う使用者に対して、効率的な入力補助を提供することができる。
【0060】
また、制御部45は、複数のキーのいずれかが操作された場合、当該操作されたキーに対応する文字及び数字を共に入力候補として受け付け、当該受け付けた文字をLCD表示部21の第1表示領域101に表示させ、当該受け付けた数字をLCD表示部21の第2表示領域102に表示させ、変換候補を所定の位置に表示させる構成が好ましい(図3(b)を参照)。
【0061】
このように構成されることにより、携帯電話装置1は、使用者の入力操作に基づいて、文字と数字の双方を区分けして表示し、かつ、文字に対する変換候補も表示するので、使用者の意思を反映した処理を行うことができる。
【0062】
また、制御部45は、第1表示領域101に文字を表示させ、第2表示領域102に数字を表示させている状態において、文字の変換の操作が行われた場合(例えば、決定操作キー15の上下キーが操作された場合)には、第1表示領域101に表示させている文字の入力であると判定して、第1表示領域101に表示させている文字に対して変換処理を行う。また、制御部45は、電話の発信の操作が行われた場合(例えば、入力操作キー14のオンフックボタンが選択された場合)には、第2表示領域102に表示させている数字の入力であると判定して、第2表示領域102に表示させている数字を電話番号として発信処理を行う構成が好ましい。
【0063】
このように構成されることにより、携帯電話装置1は、使用者の入力操作に基づいて、文字と数字の双方を区分けして表示し、入力されている文字又は数字に対する使用者による明確な操作にしたがって、文字の変換処理又は発呼処理を行うので、使用者の意思を反映した処理を行うことができる。
【0064】
制御部45は、通信部50によりテキスト情報を受信した場合、所定の機能を発揮するアプリケーションが動作する状態であっても、当該アプリケーションの動作状態を維持したまま、当該テキスト情報の表示をLCD表示部21の一部(例えば、ピクトインフォメーション領域103)にさせる構成が好ましい。
【0065】
したがって、携帯電話装置1は、例えば、カレンダーアプリケーションやテレビ視聴用のアプリケーションが起動している最中でも、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報を見ながら、文字入力を行って、文章の作成を行う使用者に対し、効率的な入力補助を提供することができる。
【0066】
また、テキスト情報は、通信部50を介してネットワーク側から不特定多数に配信される配信情報(例えば、後述するBCMCSによる配信情報)又は通信部50によって受信した電子メールである構成が好ましい。
【0067】
ここで、携帯電話装置1は、基地局を介してサーバから情報が配信されるシステムを採用されている。この配信システムには、1(サーバ)対1(携帯電話装置)の配信を行うユニキャスト(unicast)配信や、1(サーバ)対多数(複数の携帯電話装置)により配信を行うマルチキャスト(multicast)配信(以下、MC配信という。)及びブロードキャスト(Broadcast)配信等がある。
【0068】
ここで、マルチキャスト配信は、所定のグループ又は所定のエリアに属する携帯端末装置に対して、所定の時間ごとに所定の情報を一斉配信するものであり、また、ブロードキャスト配信は、不特定多数の携帯端末装置に対して、所定の時間ごとに所定の情報を一斉配信するものである。
【0069】
また、このような技術を使って行なうサービスのことをBCMCS(Broadcast/Multicast Services)と呼ぶ。
携帯電話装置1は、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されるBCMCSにより配信されるテキスト情報を見ながら、文字入力を行って、文章の作成を行う使用者に対し、効率的な入力補助を提供することができる。
【0070】
また、携帯電話装置1は、メールを受信した際に、例えば、送信者名と、件名と、メール本文に記載されている最初の10文字をピクトインフォメーション領域103にスクロール表示するので、使用者がメールアプリケーションを起動して、受信したメールを確認することなく、メールのダイジェスト版として凡その内容を使用者に把握させることができる。
【0071】
したがって、携帯電話装置1は、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されるメールのダイジェスト版を見ながら、文字入力を行って、文章の作成を行う使用者に対し、効率的な入力補助を提供することができる。
【0072】
また、制御部45は、通信部50により受信したテキスト情報が表示される状態で文字入力の操作が行われた場合、又は文字入力の操作を行っている最中に通信部50によりテキスト情報を受信してLCD表示部21に表示させる場合、どちらにおいても、当該操作により入力された文字に対応する変換候補として、LCD表示部21に表示されているテキスト情報から抽出される文字列をLCD表示部21に表示させる構成が好ましい。
【0073】
よって、携帯電話装置1は、ピクトインフォメーション領域103にテキスト情報がスクロール表示されてから文字入力を始めた場合のみならず、文字入力を行っている最中にピクトインフォメーション領域103にテキスト情報が表示された場合においても、変換候補に当該テキスト情報から抽出された文字情報が表示されるので、文章の作成を行う使用者に対し、効率的な入力補助を提供することができる。
【0074】
また、制御部45は、LCD表示部21にテキスト情報を表示させている最中に、操作部11による文字入力の操作を受け付けた場合、当該操作により入力された文字と当該テキスト情報を関連付けてキーワードを生成し、当該キーワードを用いて外部のサーバに対して検索を実行させる構成が好ましい。
【0075】
よって、携帯電話装置1は、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報と、使用者が入力した文字を関連付けてキーワードを生成し、当該キーワードをクエリとしてインターネット等に接続して、検索を実行するので、文字の入力を簡略化しつつ、インターネット検索を行う使用者に対して、効率的な入力補助を提供することができる。
【0076】
<第1の実施例>
つぎに、携帯電話装置1の制御部45による具体的な動作について説明する。
制御部45は、待受画面100の表示中であって(図4(a))、ピクトインフォメーション領域103に所定のテキスト情報(例えば、「入団が決定した120人のうち、キャンプ1軍スタートは14人だった。・・・」)がスクロール表示されている場合において(図4(b))、操作部11の所定のキー(例えば、「8」と「や」が印刷されているキー)が操作された場合、当該操作されたキーに対応する文字を表示し、編集する機能を有するアプリケーション(以下、エディタアプリという。)を起動する。なお、エディタアプリは、表示領域が、文字が表示される第1表示領域101と、数字が表示される第2表示領域102から構成されているものとする。また、制御部45は、エディタアプリの起動後も、ピクトインフォメーション領域103に所定のテキスト情報をスクロール表示を継続するものとする。
【0077】
制御部45は、エディタアプリの表示領域に、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されている所定のテキスト情報を全文取り込み、取り込んだ所定のテキスト情報の全文と、操作されたキーに対応する文字(本実施例の場合には、「や」)を第1表示領域101に表示し、操作されたキーに対応する数字(本実施例の場合には、「8」)を第2表示領域102に表示させる(図4(c))。
【0078】
このようにして、携帯電話装置1は、使用者の入力負担を軽減して、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報に関連した文章の作成を可能とする。
【0079】
なお、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報に著作権の制限がかけられている場合には、制御部45は、テキスト情報の全文の取り込みではなく、当該テキスト情報に付加されているソース情報(例えば、URL)を取り込んで、当該ソース情報を表示させる構成でも良い(図4(d))。
【0080】
また、制御部45は、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報の全文と、その付随情報(例えば、広告情報)を取り込んで、第1表示領域101に表示させる構成でも良い。
【0081】
つぎに、制御部45によるピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報を取り込む場合の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0082】
ステップST1において、制御部45は、通信部50を介してピクトインフォメーションデータ(テキスト情報を意味している)の受信を検知する。
【0083】
ステップST2において、制御部45は、検知したピクトインフォメーションデータをメモリ44に記憶させる。
【0084】
ステップST3において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータをテキスト情報として、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示させる。
【0085】
ステップST4において、制御部45は、操作部11を構成するキーの入力操作を検知した場合、所定の処理を行う。具体的には、制御部45は、操作されたキーを特定し、特定したキーに割り当てられている文字及び数字を読み出す。
【0086】
ステップST5において、制御部45は、文字入力と数字入力を受け付けるエディタアプリを起動する。
【0087】
ステップST6において、制御部45は、ステップST2の工程によりメモリ44に記憶したピクトインフォメーションデータを読み出し、ステップST5の工程により起動したエディタアプリのバッファへ取り込む処理を行う。ここで、エディタアプリのバッファへ取り込む処理を行うことによって、第1表示領域101にテキスト情報が表示されることになる。
【0088】
なお、本実施例においては、ピクトインフォメーション領域103と第1表示領域101とが同時に表示可能な態様について示したが、これに限られず、例えば、第1表示領域101が表示される際には、ピクトインフォメーション領域103は表示されない構成であっても良い。
【0089】
<第2の実施例>
つぎに、制御部45による第2の実施例について説明する。
制御部45は、待受画面100の表示中であって(図6(a))、ピクトインフォメーション領域103に所定のテキスト情報(例えば、「東京8R 古馬1000万・・・」)がスクロール表示されている場合において(図6(b))、操作部11の所定のキーが操作された場合(例えば、複数のキーが操作され、文字に変換すると「こばくん」であり、数字に変換すると「222226*222000」である)が操作された場合、エディタアプリを起動し、第1表示領域101に「こばくん」を表示し、第2表示領域102に「222226*222000」を表示させる(図6(c))。
【0090】
制御部45は、ピクトインフォメーション領域103にテキスト情報をスクロール表示中に、エディタアプリが起動した場合、テキスト情報に対して、形態素解析を行い、その結果を変換候補に反映する。本実施例では、制御部45は、形態素解析によって仮名文字「こば」に対して漢字「古馬」を抽出するので、第3表示領域104に「古馬」を他の候補に対して優先表示させる(図6(c))。
【0091】
つぎに、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されるテキスト情報が複数ある場合の実施例について説明する。なお、以下では、一つ目のテキスト情報(例えば、「・・・ース・・・」)の後に二つ目のテキスト情報(例えば、「木場騎手落馬・・・」)がスクロール表示され、かつ、二つ目のピクトインフォメーションに新たな変換候補(仮名文字「こば」に対して漢字「木場」)が含まれる場合を想定して説明を行う。
【0092】
制御部45は、選択中の変換候補(本実施例では、図6(d)中の「古馬」)以外は二つ目のテキスト情報の全文から変換候補を取り込む処理(以下、第1の処理という)を行うか、又は、選択中の変換が確定後、二つ目のテキスト情報から次の変換に対する変換候補を取り込む処理(以下、第2の処理という。)を行う。
【0093】
第1の処理の場合、制御部45は、図6(e)に示すように、二つ目のテキスト情報に合わせて変換候補の順位を入れ替える処理を行う(本実施例では、「木庭」と「木場」を入れ替える)。
【0094】
また、第2の処理の場合、制御部45は、図6(f)に示すように、二つ目のテキスト情報に合わせて変換候補が表示される第3表示領域104の枠部分(以下、変換候補ボックスという)を点滅等させる。そして、制御部45は、変換候補が確定された場合に、変換候補の内容を二つ目のテキスト情報の内容に入れ替える処理を行う(本実施例では、二つ目のテキスト情報に合わせて「木場」が優先的に表示される)。
【0095】
つぎに、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報から変換候補を取り込む処理について、図7及び図8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0096】
ステップST11において、制御部45は、通信部50を介してピクトインフォメーションデータ(テキスト情報を意味している)の受信を検知する。
【0097】
ステップST12において、制御部45は、検知したピクトインフォメーションデータをメモリ44に記憶させる。
【0098】
ステップST13において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータをテキスト情報として、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示させる。
【0099】
ステップST14において、制御部45は、操作部11を構成するキーの入力操作を検知した場合、所定の処理を行う。具体的には、制御部45は、操作されたキーを特定し、特定したキーに割り当てられている文字及び数字を読み出す。
【0100】
ステップST15において、制御部45は、文字入力と数字入力を受け付けるエディタアプリを起動する。
【0101】
ステップST16において、制御部45は、操作部11の操作に応じて、文字入力処理を検知し、ステップST17に進む。なお、実際には、ステップST14の工程により、操作部11を構成するキーの入力操作を検知し、当該キーに文字が割り当てられている場合には、これを文字入力処理と判断しても良い。また、図示しないが、文字入力処理を検知しない場合には、文字入力処理を検知するまで、ステップST16の工程を繰り返す。
【0102】
ステップST17において、制御部45は、操作部11の操作に応じて、文字変換処理を検知し、ステップST18に進む。本工程では、制御部45は、入力された文字に変換候補が関連付けられているかどうかを判断し、変換候補が関連付けられていれば、文字変換処理を検知したと判断する。また、図示しないが、文字変換処理を検知しない場合には、文字変換処理を検知するまで、ステップST17の工程を繰り返す。
【0103】
ステップST18において、制御部45は、ステップST12の工程によりメモリ44に記憶したピクトインフォメーションデータに対して、例えば、形態素解析して分析を行う。
【0104】
ステップST19において、制御部45は、ステップST18の工程による形態素解析による分析結果から、ピクト印フォーメーションデータを変換候補に反映するかどうかを判断する。変換候補に反映すると判断した場合(Yes)には、ステップST20に進み、変換候補に反映しないと判断した場合(No)には、処理を終了する。例えば、制御部45は、形態素解析による分析結果から、ピクトインフォメーションデータが半角の英数字のみの場合には、変換候補に反映しないと判断する。
【0105】
ステップST20において、制御部45は、変換候補の書き換え処理を行う。具体的には、制御部45は、ステップST18の工程による形態素解析の結果から得られた変換候補を他の変換候補よりも優先して表示させるように、変換候補の書き換え処理を行う。
【0106】
ステップST21において、制御部45は、第3表示領域104に変換候補を表示させる。その後、制御部45は、二つ目のテキスト情報がスクロール表示される場合には、ステップST22の工程に進む。以下では、二つ目のテキスト情報を第2のピクトインフォメーションという。
【0107】
ステップST22において、制御部45は、図8に示すように、第2のピクトインフォメーションをピクトインフォメーション領域103にスクロール表示させる処理を行う。なお、このとき、制御部45は、第2のピクトインフォメーションデータをメモリ44に記憶する。
【0108】
ステップST23において、制御部45は、ステップST17、ステップST18及びステップST19と同様の処理を実行し、メモリ44に記憶した第2のピクトインフォメーションデータに対して、形態素解析して分析を行い、分析結果から、変換候補に反映するかどうかを判断する。変換候補に反映すると判断した場合(Yes)には、ステップST24に進み、変換候補に反映しないと判断した場合(No)には、処理を終了する。
【0109】
ステップST24において、制御部45は、変換候補に反映するタイミングとして、後処理時であるかどうかを判断する。後処理時であると判断した場合(Yes)には、ステップST26に進み、後処理時でないと判断した場合(No)には、ステップST25に進む。なお、「後処理」とは、所定の文字入力の確定後、その文字に対する処理のことを意味している。例えば、入力された文字の「変換」後、当該入力された文字をどのように次回の変換候補に反映させるかを決定するための処理が「後処理」に該当する。
【0110】
なお、本工程以降では、第1ピクトインフォメーションの内容に更新されている変換候補を、どの時点(タイミング)で、第2ピクトインフォメーションの内容に変更するのかについて説明している。
【0111】
ステップST25において、制御部45は、変換候補の書き換え処理を行う。具体的には、制御部45は、ステップST23の工程による形態素解析の結果から得られた変換候補を他の変換候補よりも優先して表示させるように、変換候補の書き換え処理を行う。
【0112】
ステップST26において、制御部45は、第2ピクトインフォメーションの内容に変換候補を変更するタイミングとして、現在の変換確定後に行うかどうかを判断する。変換確定後に行う場合(Yes)には、ステップST27に進み、変換確定後に行わない場合(No)には、ステップST31に進む。
【0113】
ステップST27において、制御部45は、第1表示領域101に表示されている未確定の文字に対して、確定の処理を行う。
【0114】
ステップST28において、制御部45は、ステップST23の工程による形態素解析の結果から得られた変換候補を取り込む処理を行う。
【0115】
ステップST29において、制御部45は、変換候補の書き換え処理を行う。具体的には、制御部45は、第2ピクトインフォメーションデータに対して形態素解析を行って得られた変換候補を他の変換候補よりも優先して表示させるように、変換候補の書き換え処理を行う。
【0116】
ステップST30において、制御部45は、ステップST29の工程で書き換え処理を行った変換候補を第3表示領域104に表示させる処理を行う。
【0117】
また、ステップST31において、制御部45は、第2ピクトインフォメーションの内容に変換候補を変更するタイミングとして、使用者が指定するかどうかを判断する。使用者が指定する場合(Yes)には、ステップST32に進み、使用者が指定しない場合(No)には、ステップST25に進む。
【0118】
ステップST32において、制御部45は、第3表示領域104に表示されている変換候補ボックスの表示形式を変更(例えば、点滅等)する。
【0119】
ステップST33において、制御部45は、使用者の選択操作を検知したかどうかを判断する。使用者の選択操作を検知したと判断した場合(Yes)には、ステップST29に進み、使用者の選択操作を検知しなかったと判断した場合(No)には、ステップST33の工程を一定条件下に繰り返す。
【0120】
<第3の実施例>
つぎに、制御部45による第3の実施例について説明する。第3の実施例では、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報の一部を変換候補に取り込む場合の処理について説明する。
【0121】
制御部45は、エディタアプリを起動し、文章を作成中において(例えば、「大変だよ、・・・」)、ピクトインフォメーション領域103に所定のテキスト情報(例えば、「・・・木場騎手落馬事故 東京8・・・」)がスクロール表示されているときに(図9(a))、決定操作キー15の下方向を選択するキーが操作された場合には、作成中の文書の続きに、テキスト情報の色変更部分の文字列(図9(b)に示す実施例では、「木場選手」)が抽出されて挿入される。
【0122】
また、制御部45は、エディタアプリを起動し、文章を作成中において(例えば、「大変だよ、・・・」)、ピクトインフォメーション領域103に所定のテキスト情報(例えば、「・・・木場騎手落馬事故 東京8・・・」)がスクロール表示されているときに(図9(a))、決定操作キー15の右方向を選択するキーが操作された場合には、テキスト情報の色変更部分を変更する(図9(c))。なお、図9(c)に示す実施例では、制御部45は、色変更部分を「木場騎手」から「木場騎手落馬事故」に変更する。
【0123】
そして、制御部45は、決定操作キー15の下方向を選択するキーが操作された場合には、作成中の文書の続きに、テキスト情報の色変更部分の文字列(図9(d)に示す実施例では、「木場選手落馬事故」)が抽出されて挿入される。
【0124】
ここで、上述したピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報の一部を変換候補に取り込む場合の処理の流れについて、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップST41において、制御部45は、操作部11を構成するキーの入力操作を検知した場合、エディタアプリを起動するための処理を行う。
【0125】
ステップST42において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータの取り込み処理を行う。
【0126】
ステップST43において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータに対して、単語分割処理(例えば、形態素解析による分析処理)を行う。
【0127】
ステップST44において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータの表示処理を行う。具体的には、制御部45は、ピクトインフォメーションデータをピクトインフォメーション領域103にスクロール表示を行う。
【0128】
ステップST45において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータ内の特定語句の表示形式に対して変更処理を行う。具体的には、制御部45は、ピクトインフォメーションデータの内容が「木場騎手落馬事故・・・」の場合には、「木場騎手」を特定語句として、「落馬事故・・・」とは異なる表示形式に変更する処理を行う(例えば、反転する処理を行ったり、文字色を赤等に変更する処理を行う)。
【0129】
ステップST46において、制御部45は、決定操作キー15の下方向を選択するキーが操作されたかどうかを判断する。決定操作キー15の下方向を選択するキーが操作されたと判断した場合(Yes)には、ステップST47に進み、決定操作キー15の下方向を選択するキーが操作されていないと判断した場合(No)には、ステップST48に進む。
【0130】
ステップST47において、制御部45は、表示形式を変更する単語をエディタアプリに取り込む処理を行う。具体的には、制御部45は、図9(b)に示すように、作成中の文書の続きに、テキスト情報の色変更部分の文字列を取り込む処理を行う。
【0131】
ステップST48において、制御部45は、決定操作キー15の右方向を選択するキーが操作されたかどうかを判断する。決定操作キー15の右方向を選択するキーが操作されたと判断した場合(Yes)には、ステップST49に進み、決定操作キー15の右方向を選択するキーが操作されていないと判断した場合(No)には、キーの入力操作の受け付け処理を継続する。
【0132】
ステップST49において、制御部45は、ピクトインフォメーションの文節を変更する処理を行う。具体的には、制御部45は、図9(c)に示すように、色変更部分を「木場騎手」から「木場騎手落馬事故」に変更する。
【0133】
<第4の実施例>
つぎに、制御部45による第4の実施例について説明する。第4の実施例では、ピクトインフォメーション領域103にスクロール表示されているテキスト情報と、使用者が入力した文字を関連付けてキーワードを生成し、当該キーワードをクエリとして(つまり、検索ワードとして)インターネット等に接続して、検索を実行する場合の処理について説明する。
【0134】
制御部45は、待受画面100の表示中であって、ピクトインフォメーション領域103に所定のテキスト情報(例えば、「木場騎手落馬事故・・・」)がスクロール表示されている場合において(図11(a)に示す実施例では、「木場騎手」が色変更されて表示される)、操作部11のキーが操作されて、エディタアプリが起動した場合(例えば、図11(b)に示すように、複数のキーが操作されて、文字列「プロフ」への変換がされた場合)、第1表示領域101に「and検索」と「or検索」を表示させる(図11(c))。なお、制御部45は、「and検索」と「or検索」を第3表示領域104に変換候補の一つとして表示しても良い。
【0135】
ここで、制御部45は、使用者による所定の操作によって、「and検索」が選択されたことを検知した場合には、ピクトインフォメーション領域103に色変更しているテキスト情報(本実施例では、「木場騎手」)と、使用者が入力した文字列(本実施例では、「プロフ」)を関連付けてキーワードを生成し、当該キーワードをクエリ(本実施例では、「木場騎手」and「プロフ」)としてインターネット等に接続して、and検索を実行する。
制御部45は、図11(d)に示すように、検索結果をLCD表示部21に表示させる。
【0136】
このようにして、携帯電話装置1は、インターネットに接続するためのアプリケーション(ブラウザ)を起動して、所定の検索ページを閲覧し、当該検索ページの検索窓にクエルを入力するような一連の操作を省略し、かつ、クエリの入力キーワードもピクトインフォメーション領域103に表示されている文字列を利用するので、簡易かつ便利にインターネット検索を行うことができる。
【0137】
ここで、上述したインターネット検索する場合の処理の流れについて、図12に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップST51において、制御部45は、操作部11を構成するキーの入力操作を検知した場合、エディタアプリを起動するための処理を行う。
【0138】
ステップST52において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータの取り込み処理を行う。
【0139】
ステップST53において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータに対して、単語分割処理(例えば、形態素解析による分析処理)を行う。
【0140】
ステップST54において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータの表示処理を行う。具体的には、制御部45は、ピクトインフォメーションデータをピクトインフォメーション領域103にスクロール表示を行う。
【0141】
ステップST55において、制御部45は、ピクトインフォメーションデータ内の特定語句の表示形式に対して変更処理を行う。具体的には、制御部45は、ピクトインフォメーションデータの内容が「木場騎手落馬事故・・・」の場合には、「木場騎手」を特定語句として、「落馬事故・・・」とは異なる表示形式に変更する処理を行う(例えば、反転する処理を行ったり、文字色を赤等に変更する処理を行う)。
【0142】
ステップST56において、制御部45は、エディタアプリへの語句(キーワード)の入力処理を行う。具体的には、制御部45は、複数のキーが操作が行われ、文字列「ぷろふ」が入力され、その後所定の変換の操作(例えば、第3表示領域104に表示されている変換候補の中から一の文字列を選択する等の操作)が行われ、片仮名「プロフ」を確定する。
【0143】
ステップST57において、制御部45は、第1表示領域101に「and検索」と「or検索」を表示し、使用者により「and検索」が選択されたかどうか判断する。「and検索」が選択されたと判断した場合(Yes)には、ステップST58に進み、「and検索」が選択されなかったと判断した場合(No)には、ステップST59に進む。
【0144】
ステップST58において、制御部45は、使用者によって「and検索」が選択された場合には、ピクトインフォメーション領域103に色変更しているテキスト情報(本実施例では、「木場騎手」)と、使用者が入力した文字列(本実施例では、「プロフ」)を関連付けてキーワードを生成し、当該キーワードをクエリ(本実施例では、「木場騎手」and「プロフ」)としてインターネット等に接続して、and検索を実行する。
【0145】
また、ステップST59において、制御部45は、使用者により「or検索」が選択されたかどうか判断する。「or検索」が選択されたと判断した場合(Yes)には、ステップST60に進み、「or検索」が選択されなかったと判断した場合(No)には、キーの入力操作の受け付け処理を継続する。
【0146】
ステップST60において、制御部45は、使用者によって「or検索」が選択された場合には、ピクトインフォメーション領域103に色変更しているテキスト情報(本実施例では、「木場騎手」)と、使用者が入力した文字列(本実施例では、「プロフ」)を関連付けてキーワードを生成し、当該キーワードをクエリ(本実施例では、「木場騎手」and「プロフ」)としてインターネット等に接続して、or検索を実行する。
【0147】
ステップST61において、制御部45は、ステップST58又はステップST60の工程において検索した結果を取得する。
ステップST62において、制御部45は、ステップST61の工程で取得した結果をLCD表示部21に表示させる。なお、制御部45は、インターネット検索の検索結果をピクトインフォメーション領域103にスクロール表示させても良い。
【0148】
このようにして、携帯電話装置1は、インターネットに接続するためのアプリケーション(ブラウザ)を起動して、所定の検索ページを閲覧し、当該検索ページの検索窓にクエルを入力するような一連の操作を省略し、かつ、クエリの入力キーワードもピクトインフォメーション領域103に表示されている文字列を利用するので、簡易かつ便利にインターネット検索を行うことができる。
【符号の説明】
【0149】
1 携帯電話装置
11 操作部
14 入力操作キー
21 LCD表示部
42 LCD制御部
45 制御部
50 通信部
101 第1表示領域
102 第2表示領域
103 ピクトインフォメーション領域
104 第3表示領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
文字が対応付けられている複数のキーを含む操作部と、
前記複数のキーに対して文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字及び当該入力された文字に対応する変換候補を前記表示部に表示させる制御部を備え、
前記制御部は、前記入力された文字及び当該入力された文字に対応する変換候補とは異なるテキスト情報を前記表示部に表示した後に前記文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字に対応する変換候補として、前記テキスト情報から抽出される文字列を前記表示部に表示させる携帯端末装置。
【請求項2】
請求項1記載の携帯端末装置において、
通信部を備え、
前記テキスト情報は、前記通信部により受信した情報であって、
前記制御部は、前記通信部により受信した前記テキスト情報を前記表示部に表示させる携帯端末装置。
【請求項3】
請求項1記載の携帯端末装置において、
データが格納される不揮発性メモリと、
所定のデータを再生処理する再生部を備え、
前記テキスト情報は、前記再生部によって再生処理される、前記不揮発性メモリに格納されているデータが有するテキスト情報であって、
前記制御部は、前記再生部によって再生処理された前記テキスト情報を前記表示部に表示させる携帯端末装置。
【請求項4】
請求項1記載の携帯端末装置において、
前記制御部は、前記テキスト情報を取得した場合、当該テキスト情報を複数の単語に形態素解析して分析すると共に、単語ごとに読み仮名を生成し、生成した読み仮名に単語を対応付けて記憶しておき、前記文字入力の操作が行われた場合、当該操作により入力された文字を読み仮名として、その頭文字に対応する単語を読み出し、前記変換候補の一部として前記表示部に表示させる携帯端末装置。
【請求項5】
請求項4記載の携帯端末装置において、
前記制御部は、前記形態素解析による分析を、前記テキスト情報を前記表示部に表示させる前に行う携帯端末装置。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の携帯端末装置において、
前記操作部は、仮名文字が割り当てられており、
前記制御部は、前記テキスト情報を複数の単語に形態素解析して分析する場合、形態素解析により得られた漢字に対して読み仮名を割り当て記憶しておき、前記操作部によって仮名文字の入力操作が行われた場合、当該仮名文字と、前記形態素解析により得られた漢字の読み仮名とが一致したときに、変換候補として当該漢字を前記表示部に表示させる携帯端末装置。
【請求項7】
請求項4から6のいずれか一項に記載の携帯端末装置において、
前記操作部は、前記複数のキーに対して、文字と数字が固有に割り当てられており、
前記制御部は、前記複数のキーのいずれかが操作された場合、当該操作されたキーに対応する文字及び数字を共に入力候補として受け付け、入力候補の文字及び数字のいずれかを筆頭とする単語が形態素解析された前記テキスト情報の複数の単語の中に含まれていれば、当該単語を前記変換候補に含めて前記表示部に表示させる携帯端末装置。
【請求項8】
請求項7記載の携帯端末装置において、
前記制御部は、前記複数のキーのいずれかが操作された場合、当該操作されたキーに対応する文字及び数字を共に入力候補として受け付け、当該受け付けた文字を前記表示部の第1表示領域に表示させ、当該受け付けた数字を前記表示部の第2表示領域に表示させ、前記変換候補を第3表示領域に表示させる携帯端末装置。
【請求項9】
請求項8記載の携帯端末装置において、
前記制御部は、前記第1表示領域に文字を表示させ、前記第2表示領域に数字を表示させている状態において、文字の変換の操作が行われた場合には、前記第1表示領域に表示させている文字の入力であると判定し、前記第1表示領域に表示させている文字に対して変換処理を行い、電話の発信の操作が行われた場合には、前記第2表示領域に表示させている数字の入力であると判定し、前記第2表示領域に表示させている数字を電話番号として発信処理を行う携帯端末装置。
【請求項10】
請求項2記載の携帯端末装置において、
前記制御部は、前記通信部により前記テキスト情報を受信した場合、所定の機能を発揮するアプリケーションが動作する状態であっても、当該アプリケーションの動作状態を維持したまま、当該テキスト情報の表示を前記表示部の一部にさせる携帯端末装置。
【請求項11】
請求項2記載の携帯端末装置において、
前記テキスト情報は、前記通信部を介してネットワーク側から不特定多数に配信される配信情報又は前記通信部によって受信した電子メールである携帯端末装置。
【請求項12】
請求項2記載の携帯端末装置において、
前記制御部は、前記通信部により受信した前記テキスト情報が表示される状態で前記文字入力の操作が行われた場合、又は前記文字入力の操作を行っている最中に前記通信部により前記テキスト情報を受信して前記表示部に表示させる場合、当該操作により入力された文字に対応する変換候補として、前記表示部に表示されている前記テキスト情報から抽出される文字列を前記表示部に表示させる携帯端末装置。
【請求項13】
請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の携帯端末装置において、
前記制御部は、前記表示部にテキスト情報を表示させている最中に、前記操作部による文字入力の操作を受け付けた場合、当該操作により入力された文字と当該テキスト情報を関連付けてキーワードを生成し、当該キーワードをクエリとして外部のサーバに対して検索を実行させる携帯端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−209967(P2011−209967A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−76323(P2010−76323)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】