説明

携帯端末

【課題】携帯端末において、2人のユーザが対戦型のゲームで遊ぶ際に、ユーザ毎に異なるゲーム映像を出力できるようにする。
【解決手段】携帯電話は、ユーザA用のゲーム映像を表示部に表示し(S2)、ユーザB用のゲーム映像の映像信号をTV受像機に送信し(S3)、TV受像機は、ユーザB用のゲーム映像をディスプレイに表示する(S4)。そして、ゲームが開始され、ユーザAがゲームの操作指示を行うと(S5)、携帯電話は、この操作指示の内容に応じたユーザA用のゲーム画像を生成し表示部に表示させる(S6)。そして、ユーザBがTV受像機のリモコンを操作することにより、ゲームの操作指示を行うと(S7)、TV受像機は、リモコンによる操作指示の内容に応じた制御コマンドを携帯電話に転送する(S8)。携帯電話は、転送された制御コマンドの内容に基づいて、ユーザB用のゲーム映像を生成してTV受像機に送信する(S9)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部の映像表示装置に映像を出力可能な携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数のユーザが同時に遊ぶことができるTVゲームが知られている。この種のTVゲームでは、それぞれのユーザによって表示される映像(以下、ゲーム映像という)が異なる場合、ディスプレイを有するゲーム機が複数台必要となる。例えば、図7に示すように、ユーザAとユーザBの2人が対戦型のTVゲームで遊ぶ場合、ユーザAが使用するゲーム機100と、ユーザBが使用するゲーム機200とが必要である。この場合、ゲーム機100のディスプレイ101には、ユーザA用のゲーム映像が表示され、ゲーム機200のディスプレイ201には、ユーザB用のゲーム映像が表示される。このように、複数のユーザが同時に対戦型のTVゲームで遊ぶためには、ディスプレイを有するゲーム機が複数台必要となるため、複数のユーザが容易に対戦型のTVゲームで遊ぶことができないという問題がある。
【0003】
これに対して、特許文献1には、移動電話やPDAなどの移動端末から通信セッションを確立するためのリクエストを受信し、移動端末の識別情報を検証して有効である場合に、この移動端末に様々な情報を提供する外部表示装置が開示されている。しかしながら、この外部表示装置であっても、上記問題を解決できない。
【0004】
また、特許文献2には、カラオケ機能又はゲーム機能の実行に応じた画像信号及び音響信号を再生する機能を有し、この画像信号及び音響信号をTV放送信号に変換し、このTV放送信号をTV受像器に送信可能な携帯電話が開示されている。しかしながら、この携帯電話であっても、上記問題を解決できない。
【0005】
また、特許文献3には、画像表示データをビデオメモリに供給してテレビモニタに画像表示させると共に、音声データを音声バッファに供給してテレビモニタのスピーカから音声を出力させて、情報提供サーバから受信したゲームデータに基づくゲーム画像やニュース等の各種文字記号を、テレビ等の大画面に表示させる表示処理システムが開示されている。しかしながら、この表示処理システムであっても、上記問題を解決できない。
【0006】
また、特許文献4には、外部情報源からのデータを、携帯電話を通して入力するためのデータ入力手段と、データ入力手段で入力したデータを格納するためのメモリ手段と、メモリ手段で格納したデータをテレビへ出力するためにデジタル/アナログ変換するコンバータ手段とを設けて、外部情報源からの画像・音声データをテレビに出力可能とするインタフェース装置が開示されている。しかしながら、このインタフェース装置であっても、上記問題を解決できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特表2006−502473号公報
【特許文献2】特開2004−88553号公報
【特許文献3】特開2001−352373号公報
【特許文献4】特開2001−251449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、2人のユーザが対戦型のゲームで遊ぶ際に、2台のゲーム機や携帯端末を必要とせずに、ユーザ毎に異なるゲーム映像を出力可能な携帯端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、第1の映像を生成する第1映像生成手段と、前記第1映像生成手段により生成された前記第1の映像を表示する第1映像表示手段と、ユ−ザによって操作され、自機の各種操作を行うための第1操作手段と、ユーザによる前記第1操作手段の操作内容に応じて、前記第1映像生成手段により生成される前記第1の映像を変化させる制御手段とを備える携帯端末において、外部の映像表示装置に表示するための映像である第2の映像を生成する第2映像生成手段と、前記外部の映像表示装置に対して、前記第2映像生成手段により生成された前記第2の映像の送信と、コマンドの送受信とを行うための通信手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記第1の映像を変化させる処理に加えて、前記通信手段によって前記外部の映像表示装置から受信したコマンドの内容に応じて、前記第2映像生成手段により生成される前記第2の映像を変化させる処理を行うものである。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯端末において、前記第1映像生成手段により生成された前記第1の映像を記憶する第1映像記憶手段と、前記第2映像生成手段により生成された前記第2の映像を記憶する第2映像記憶手段とをさらに備え、前記第1映像表示手段は、前記第1映像記憶手段に記憶された前記第1の映像を表示し、前記通信手段は、前記第2映像記憶手段に記憶された前記第2の映像を、前記外部の映像表示装置に送信するものである。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の携帯端末において、前記外部の映像表示装置は、テレビジョン受像機であり、前記外部の映像表示装置から受信するコマンドは、リモコンを用いた前記テレビジョン受像機に対する操作指示の内容に応じたコマンドであるものである。
【0012】
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3の少なくともいずれか一項に記載の携帯端末において、前記通信手段は、MHL(Mobile High−definition Link)インタフェースに対応したものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、制御手段は、第1の映像を変化させる処理に加えて、外部の映像表示装置から受信したコマンドの内容に応じて、生成される第2の映像を変化させる処理を行い、生成された第2の映像を外部の映像表示装置に送信させる。そのため、2人のユーザが同時に同じゲームで遊ぶ際に、一方のユーザ用のゲーム映像として第1の映像を自機の第1映像表示手段に表示し、他方のユーザ用のゲーム映像として第2の映像を外部の映像表示装置に表示することができるので、従来のように2台のゲーム機や携帯端末を必要とせずに、2人のユーザが容易に同じ対戦型のゲームで同時に遊ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話とTV受像機との斜視図。
【図2】上記携帯電話の内部構成を示すブロック図。
【図3】上記TV受像機の内部構成を示すブロック図。
【図4】上記携帯電話におけるゲームアプリケーションの動作処理の手順を示すフローチャート。
【図5】上記携帯電話の表示部の表示を示す説明図。
【図6】上記TV受像機のディスプレイの表示を示す説明図。
【図7】従来の携帯端末における接続状況を説明する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態に係る携帯電話について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、いわゆるスマートフォンタイプの携帯電話(携帯端末)1と、テレビジョン(以下、TV)受像機(外部の映像表示装置)2の外観を示し、図2は、携帯電話1の電気的ブロック構成を示し、図3は、TV受像機2の電気的ブロック構成を示す。
【0016】
携帯電話1とTV受像機2とは、MHL(Mobile High−definition Link)に対応した機器であり、MHLに対応した伝送ケーブル(以下、MHLケーブルという)4を介して相互に接続されている。MHLは、映像信号や音声信号の伝送を行うデータラインと、制御コマンドの伝送を行うCBUSラインと、機器を充電するための電源ライン等を有する。
【0017】
携帯電話1は、図2に示すように、映像を表示する表示部(第1映像表示手段)11と、無線通信部12と、メモリ13と、MHLインタフェース(通信手段)14と、音声を出力するスピーカ17と、音声を入力するためのマイク18と、制御部(制御手段)10とを備える。
【0018】
表示部11は、ユーザによって操作され、操作ボタンとして機能するタッチパネル(第1操作手段)11aを有する。ユーザはタッチパネル11aに触れることにより、携帯電話1の各種操作を行うことができる。
【0019】
無線通信部12は、アンテナ12aを介して、携帯電話の基地局に対して無線信号の送受信を行う通信デバイスである。無線通信部12は、マイク18に入力された音声データを含む無線信号を送信し、相手先の音声データを含む無線信号を受信する。
【0020】
メモリ13は、制御部10を動作させるための制御プログラム13aや、ゲームを行うためのゲームアプリケーション13b等を格納している。ゲームアプリケーション13bは、2人のユーザが同時にプレイ可能な対戦型のゲームであり、ユーザ毎に異なる映像(以下、ゲーム映像という)を表示するものである。
【0021】
MHLインタフェース14は、MHLケーブル4を接続するための接続ポート14aを有し、TV受像機2に映像信号や音声信号を送信する。また、MHLインタフェース14は、TV受像機2と制御コマンドの送受信を行い、受信した制御コマンドを制御部10に転送する。
【0022】
制御部10は、映像(以下、第1の映像という)を生成する第1映像生成部(第1映像生成手段)10aと、映像(以下、第2の映像という)を生成する第2映像生成部(第2映像生成手段)10bとを有し、ユーザによるタッチパネル11aの操作に基づいて、携帯電話1の各部を制御する。また、制御部10は、ユーザによってゲームアプリケーション13bの起動が指示されると、ゲームアプリケーション13bをメモリ13から読み取り、ゲームアプリケーション13bを起動する。ゲームアプリケーション13bは、例えば、トランプゲームのポーカー等の対戦型ゲームのアプリケーションであり、ユーザによってゲーム映像が異なるものである。
【0023】
第1映像生成部10aは、第1映像バッファ(第1映像記憶手段)16aを有し、生成した第1の映像を第1映像バッファ16aに記憶する。制御部10は、第1映像バッファ16aに記憶された第1の映像を表示部11に表示させる。また、制御部10は、ユーザによるタッチパネル11aの操作内容に応じて、第1映像生成部10aにより生成される第1の映像を変化させる処理を行う。
【0024】
第2映像生成部10bは、第2映像バッファ(第2映像記憶手段)16bを有し、生成した第2の映像を映像バッファ16bに記憶する。制御部10は、第2バッファ16bに記憶された第2の映像を、MHLインタフェース14を用いて、TV受像機2に送信する。また、制御部10は、MHLインタフェース14よってTV受像機2から受信した制御コマンドの内容に応じて、第2映像生成部10bにより生成される第2の映像を変化させる処理を行う。
【0025】
TV受像機2は、図3に示すように、アンテナ21に接続され、デジタル放送信号を受信するチューナ部22と、デコーダ部23と、映像を表示するディスプレイ24と、音声を出力するスピーカ25とを備える。また、TV受像機2は、メモリ26と、リモコン信号受信部27と、MHLインタフェース28と、制御部20とをさらに備える。
【0026】
チューナ部22は、アンテナ21を介して、放送局から配信される各チャンネルのデジタル放送信号を受信する。デコーダ部23は、チューナ部22によって受信されたデジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理等を行い、多重化された信号から必要なTS(トランスポートストリーム)パケットを分離するTS変換回路(図示せず)、分離した各TSパケットに対して復号化処理を行う映像デコード回路(図示せず)、音声デコード回路(図示せず)、及びデータデコード回路(図示せず)等から構成される。
【0027】
映像デコード回路は、映像信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、映像信号を抽出し、抽出した映像信号を制御部20に出力する。音声デコード回路は、音声信号を含むTSパケットに対して復号化処理を行い、音声信号を抽出し、抽出した音声信号を制御部20に出力する。
【0028】
データデコード回路は、SI(Service Information)データを含むTSパケットに対して復号化処理を行い、SIデータを抽出し、抽出したSIデータを制御部20に出力する。SIデータは、TV番組の番組情報が格納されたEIT(Event Information Table)等を有している。
【0029】
ディスプレイ24は、チューナ部22によって受信されたTV番組の映像や、携帯電話1から受信した第2の映像を表示する。スピーカ25は、チューナ部22によって受信されたTV番組の音声や、携帯電話1から受信した音声を出力する。メモリ26は、制御部20を動作させるためのプログラム等を格納している。
【0030】
リモコン信号受信部27は、リモコン3から受信した赤外線信号を電気信号に変換して制御部20に転送する。
【0031】
MHLインタフェース28は、MHLケーブル4が接続される接続ポート28aを有し、MHLケーブル4を介して、携帯電話1から映像信号及び音声信号や、制御コマンドを受信すると共に、携帯電話1に制御コマンドを送信する。
【0032】
制御部20は、通常動作を行う通常動作モードや、ユーザからの操作指示を待つ待機モードや、リモコン3による操作内容に対応する制御コマンドを携帯電話1に転送するパススルーモード等の複数の動作モードを有する。制御部20は、パススルーモードで動作しているとき、リモコン3からリモコン信号を受信すると、MHLインタフェース28を用いて、受信したリモコン信号の操作内容に対応する制御コマンドを携帯電話1に転送する。
【0033】
次に、携帯電話1によるゲームアプリケーション13bの動作処理について、図4乃至図6に示す図を参照して説明する。図4は、ゲームアプリケーション13bの動作を示すフローチャートである。図5は、携帯電話1の表示部11の表示を示し、図6は、TV受像機2のディスプレイ24の表示を示す。
【0034】
ここでは、携帯電話1とTV受像機2とがMHLケーブル4を介して接続され、TV受像機2がパススルーモードで動作しているものとする。また、ゲームアプリケーション13bを起動することにより、トランプを用いるポーカーゲームが起動されるものとする。また、ポーカーゲームをユーザAとユーザBがプレイするものとし、ユーザAが携帯電話1を操作し、ユーザBがTV受像機2を操作するものとする。
【0035】
まず、ユーザAがタッチパネル11aを操作することにより、ゲームアプリケーション13bの起動を指示すると、制御部10が、ゲームアプリケーション13bを起動した後(S1)、ユーザA用のゲーム映像を表示部11に表示し(S2)、ユーザB用のゲーム映像の映像信号を、MHLケーブル4を介してTV受像機に送信する(S3)。具体的には、制御部10は、第1映像バッファ16aに記憶された第1の映像(ユーザA用のゲーム映像)を表示部11に表示し(上記S2に相当)、第2映像バッファ16bに記憶された第2の映像(ユーザB用のゲーム映像)の映像信号と、この映像信号に基づく第2の映像をディスプレイ24に表示する旨の制御コマンドとをTV受像機2に送信する(上記S3に相当)。
【0036】
そして、TV受像機2の制御部10は、携帯電話1から受信した映像信号に基づくユーザB用のゲーム映像をディスプレイ24に表示する(S4)。
【0037】
そして、ポーカーゲームが開始され、ユーザAがタッチパネル11aに触れることによりポーカーゲームの操作指示を行うと(S5)、携帯電話1の制御部10は、第1映像生成部10aを用いて、ユーザAによる操作指示の内容に応じたユーザA用のゲーム画像(第1の映像)を生成し、携帯電話1の表示部11に表示させる(S6)。このとき、図5に示すように、携帯電話1の表示部11には、トランプA1〜A5を含むユーザA用のゲーム映像が表示される。
【0038】
そして、次にユーザBがリモコン3を操作することにより、ポーカーゲームの操作指示を行うと(S7)、TV受像機2の制御部20は、リモコン3を用いたTV受像機2に対する操作指示の内容に応じた制御コマンドを、携帯電話1に転送する(S8)。具体的には例えば、ユーザBが5枚目のトランプを交換する旨を操作指示するために、リモコン3の「5」ボタンを押下した場合、TV受像機2の制御部20は、リモコン3の「5」ボタンに応じた制御コマンドを携帯電話1に転送する。
【0039】
携帯電話1は、TV受像機2から転送された制御コマンドの内容に基づいて、ユーザB用のゲーム映像(第2の映像)を生成し、生成したゲーム映像をTV受像機2に送信する(S9)。具体的には例えば、TV受像機2からリモコン3の「5」ボタンに応じた制御コマンドを受信した場合、携帯電話1の制御部10は、第2映像生成部10bを用いて、5枚目のカードを交換した後の第2の映像(ユーザB用のゲーム映像)を生成し、生成した第2の映像の映像信号と、この映像信号をディスプレイ24に表示する旨の制御コマンドとをTV受像機2に送信する。
【0040】
そして、TV受像機2は、携帯電話1から受信した映像信号に基づくユーザB用のゲーム映像をディスプレイ24に表示する(S10)。このとき、図6に示すように、トランプB1〜B5を含むユーザB用のゲーム映像がTV受像機2のディスプレイ24に表示される。
【0041】
上述したように、本実施形態に係る携帯電話1においては、携帯電話1の制御部10は、第1の映像を変化させる処理に加えて、TV受像機2から受信した制御コマンドの内容に応じて、生成される第2の映像を変化させる処理を行い、生成された第2の映像をTV受像機2に送信する。そのため、2人のユーザが同時にゲームをプレイする際に、一方のユーザ用のゲーム映像として第1の映像を自機の表示部11に表示し、他方のユーザ用のゲーム映像として第2の映像をTV受像機2のディスプレイ24に表示することができるので、従来のように2台のゲーム機や携帯端末を必要とせずに、2人のユーザが容易に同じ対戦型のゲームで同時に遊ぶことができる。
【0042】
また、携帯電話1はMHLケーブル4を介してTV受像機2と接続されるので、MHLケーブル4の電源ラインにより、携帯電話1を充電しながら、ゲームで遊ぶことができる。
【0043】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態において、請求項に示す外部の映像表示装置がTV受像機である例を示したが、これに限られず、映像を表示可能であり、映像信号を受信できると共に、制御コマンドを送信できる映像表示装置であればよい。
【0044】
また、携帯電話とTV受像機とは、MHLケーブルの代わりに、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ケーブルを用いて映像信号の送信、及び制御コマンドの送受信を行ってもよい。
【符号の説明】
【0045】
1 携帯電話(携帯端末)
2 TV受像機(外部の映像表示装置)
3 リモコン
10 制御部(制御手段)
11 表示部(第1映像表示手段)
10a 第1映像生成部(第1映像生成手段)
10b 第2映像生成部(第2映像生成手段)
11a タッチパネル(第1操作手段)
14 MHLインタフェース(通信手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の映像を生成する第1映像生成手段と、
前記第1映像生成手段により生成された前記第1の映像を表示する第1映像表示手段と、
ユ−ザによって操作され、自機の各種操作を行うための第1操作手段と、
ユーザによる前記第1操作手段の操作内容に応じて、前記第1映像生成手段により生成される前記第1の映像を変化させる制御手段とを備える携帯端末において、
外部の映像表示装置に表示するための映像である第2の映像を生成する第2映像生成手段と、
前記外部の映像表示装置に対して、前記第2映像生成手段により生成された前記第2の映像の送信と、コマンドの送受信とを行うための通信手段とをさらに備え、
前記制御手段は、前記第1の映像を変化させる処理に加えて、前記通信手段によって前記外部の映像表示装置から受信したコマンドの内容に応じて、前記第2映像生成手段により生成される前記第2の映像を変化させる処理を行うことを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
前記第1映像生成手段により生成された前記第1の映像を記憶する第1映像記憶手段と、
前記第2映像生成手段により生成された前記第2の映像を記憶する第2映像記憶手段とをさらに備え、
前記第1映像表示手段は、前記第1映像記憶手段に記憶された前記第1の映像を表示し、
前記通信手段は、前記第2映像記憶手段に記憶された前記第2の映像を、前記外部の映像表示装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
【請求項3】
前記外部の映像表示装置は、テレビジョン受像機であり、
前記外部の映像表示装置から受信するコマンドは、リモコンを用いた前記テレビジョン受像機に対する操作指示の内容に応じたコマンドであることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
【請求項4】
前記通信手段は、MHL(Mobile High−definition Link)インタフェースに対応したものであることを特徴とする請求項1乃至3の少なくともいずれか一項に記載の携帯端末。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2013−5409(P2013−5409A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−137841(P2011−137841)
【出願日】平成23年6月21日(2011.6.21)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】