説明

携帯通信端末、通信方法および通信システム

【課題】低コストで、且つユーザに対して余計な手間を強いることなく、所定の近距離無線通信を容易に利用することが可能な携帯通信端末、通信方法および通信システムを提供する。
【解決手段】携帯通信端末は、ペアリングされた一対の近距離無線通信部のうちの一方の近距離無線通信部を備える第1ユニットと、前記第1ユニットに対して着脱可能であり、他方の近距離無線通信部を備える第2ユニットとを備え、前記第1ユニットおよび前記第2ユニットの各々は、所定の汎用シリアルバス規格に対応するシリアルバスコネクタを備え、前記第1ユニットおよび前記第2ユニットの一方は、他方のユニットの前記シリアルバスコネクタに接続する情報処理装置と近距離無線通信により通信可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯通信端末、通信方法および通信システムに関し、特に、近距離無線通信を行う携帯通信端末、通信方法および通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末とパーソナルコンピュータ等の情報処理装置との間でデータ通信を行う場合、ケーブル接続を行うのが一般的である。しかしながら、ケーブルを常時携帯する必要があり、また、携帯端末の移動が制限される等の問題点がある。
【0003】
そこで、携帯端末と情報処理装置とを、Bluetooth等の無線通信により接続する方法が提案されている。無線の通信範囲は比較的広いため、装置が多少離れて設置されていても通信することが可能である。このような無線通信装置の代表として、例えば、USB(Universal Serial Bus)等の汎用シリアルバスコネクタに差し込むだけでBluetooth通信が可能なBluetoothアダプタを挙げることができる。
【0004】
しかしながら、このアダプタは情報処理装置とは別構成であり、且つBluetooth通信以外に用途がないため、余計なコストがかかるとともに、紛失や盗難の危険性を有する。さらに、特に、Bluetoothの場合、相手装置との間に接続設定がなされていないと通信できない。従って、通信相手が接続設定のなされていない装置であった場合、ユーザは、その都度ペアリング等の煩雑な接続設定を行わなければならない。
【0005】
特許文献1は、上記の課題を解決するための1つの解決策を提示する。特許文献1は、本体が液晶表示部と通信モジュール部とに二分割されるとともに、分割された通信モジュール部のインターフェースプラグを直接モバイルノートパソコンのインターフェース端子に差し込むことにより、通信モジュール部をBluetooth等の通信モジュールとして機能させることができる携帯電話を開示する。この場合、携帯電話自体はモバイルノートパソコンに対して別構成の装置である。しかしながら、携帯電話は、上述のBluetoothアダプタとは異なり、Bluetooth通信以外にも汎用的に使用される装置であるから、専用のアダプタを別途設ける場合に比して低コストで済む。さらに、携帯電話は、Bluetooth通信のみに使用されるBluetoothアダプタに比して使用頻度が高く、且つユーザにとっても非常に大切な装置であるから、紛失あるいは盗難に遭う危険性も低くなる。
【0006】
ところで、1つの携帯電話を複数に分割することに関連して、例えば、特許文献2は、アンテナや無線通信部を有する無線部と、表示部や操作部を有する本体部とを分離可能に構成し、分離時においてこれら無線部と本体部とがBluetoothによる近距離無線通信を行う携帯電話機を開示する。また、特許文献3は、操作部と表示部とが分離可能に構成され、且つ分離時において両者がBluetoothにより無線通信する携帯電話機を開示する。
【0007】
【特許文献1】特開2004−147272号公報
【特許文献2】特開2003−333136号公報
【特許文献3】特開2005−318288号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1の通信モジュール部が通信しようとする相手装置は、接続設定がされていない装置であり、そのような装置とBluetooth通信をしようとするユーザは、結局、ペアリング等の煩雑な接続設定を行わなければならない。
【0009】
また、特許文献2および特許文献3は、いずれも、それら分離体の少なくとも一方をパーソナルコンピュータ等の通信モジュールとして使用することについて何ら開示していない。さらに、これらの文献はいずれも、分離されたユニットのBluetoothモジュール同士をペアリングすることについて一切明示していない。
【0010】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、低コストで、且つユーザに対して余計な手間を強いることなく、所定の近距離無線通信を容易に利用することが可能な携帯通信端末、通信方法および通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を解決するために、本発明の携帯通信端末は、ペアリングされた一対の近距離無線通信部のうちの一方の近距離無線通信部を備える第1ユニットと、前記第1ユニットに対して着脱可能であり、他方の近距離無線通信部を備える第2ユニットとを備え、前記第1ユニットおよび前記第2ユニットの各々は、所定の汎用シリアルバス規格に対応するシリアルバスコネクタを備え、前記第1ユニットおよび前記第2ユニットの一方は、他方のユニットの前記シリアルバスコネクタに接続する情報処理装置と近距離無線通信により通信可能である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の携帯通信端末は、低コストで、且つユーザに対して余計な手間を強いることなく、所定の近距離無線通信を容易に利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる携帯通信端末10の制御ブロック図の一例を示す。携帯通信端末10は、第1ユニット12と、第1ユニット12に対して着脱可能な第2ユニット14とを備える。第1ユニット12および第2ユニット14は、各々に、Bluetoothデバイス(近距離無線通信部)16a、16bと、シリアルバスコネクタ18a、18bと、制御部20a、20bを備える。Bluetoothデバイス16a、16bは、互いにペアリングされている。ペアリングとは、接続相手を特定するための操作であり、他にボンディングや組み合わせとも呼ばれることがある。ここで、ペアリングの手順について説明する。先ず、一方の機器を「探索(発見)可能状態」に設定する。また、認証・暗号化の設定を双方の機器で合わせておく。他方の機器から「探索(発見)」操作を行う。探索可能状態にある周囲のBluetooth機器の一覧が提示されるので、その中から所望の接続相手を指定する。双方に同一のパスキー(認証鍵のこと、PINともいう。)を入力する。尚、パスキーは、通常、4〜16桁程度の任意の数字で指定される。
【0014】
シリアルバスコネクタ18a、18bは、情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)と、その周辺機器(例えば、キーボードやマウス)とを接続するための汎用シリアルバス、例えば、USB(Universal Serial Bus)の規格に対応する。
【0015】
制御部20a、20bは、シリアルバスコネクタ18a、18bに接続された所定の情報処理装置の情報、あるいは第1ユニット12または第2ユニット14の情報を、Bluetooth無線通信により、一方のユニットから他方のユニットへ送信する。
【0016】
第1ユニット12と第2ユニット14とが結合している場合における両者間の通信は、このシリアルバスを介して行われる。すなわち、第1ユニット12と第2ユニット14が結合されている間、Bluetooth無線通信に頼ることなく第1ユニット12と第2ユニット14との間で通信することができる。尚、この場合、例えば、シリアルバスコネクタ18a、18bのいずれか一方がオスとなり、他方がメスとなる。
【0017】
図2は、以上説明した携帯通信端末10の第1の使用例を示す。第2ユニット14のシリアルバスコネクタ18bには第1の情報処理装置30が接続される。この場合、例えば、第1の情報処理装置30の情報は、Bluetooth無線通信により第1ユニット12へ送信される。
【0018】
以上説明した構成により、Bluetoothモジュールを内蔵しない情報処理装置であってもBluetooth通信を行うことが可能となる。しかも、本実施形態の場合、汎用的に使用される携帯通信端末をBluetoothモジュールとして使用するので、専用のBluetoothアダプタを使用する場合に比して低コストで、且つ紛失や盗難のリスクも低減する。さらに、本実施形態の場合、Bluetoothデバイス16a、16bは、互いにペアリングされている。従って、煩雑な接続設定をすることなく容易に、第2ユニット14に接続される第1の情報処理装置30と第1ユニット12との間で無線通信を行うことが可能となる。
【0019】
図3は、該携帯通信端末10の第2の使用例を示す。第1ユニット12は、表示部40を備える。第2ユニット14は、入力部42を備える。大型キーボード44を備える第1の情報処理装置30が第2ユニット14のシリアルバスコネクタ18bに接続される。この場合、例えば、操作性に劣る入力部42に代えて大型キーボード44により第1ユニット12の表示部40を操作する。大型キーボード44からの入力結果は、第2ユニット14からBluetooth無線通信により第1ユニット12へ送信され、第1ユニット12において表示部40が適宜操作される。この場合も、第1の使用例の場合と同様に、第2ユニット14から第1ユニット12へのBluetooth通信において、ユーザは煩雑な接続設定を強いられることはない。
【0020】
尚、第1ユニット12および第2ユニット14に接続される機器は、必ずしもパーソナルコンピュータに限定されず、各種の周辺機器とすることができる。例えば、USBコネクタを備え、キーパッドが通常よりも大きく、キー配列が50音配列となっているキーボードとすることができる。該キーボードの力を借りることにより、キーボードに不慣れな人(例えば、年配者や障害者等)は、携帯通信端末10を容易に操作することが可能となる。
【0021】
もちろん、該携帯通信端末10は、シリアルバスコネクタ18a、18bに何も接続せずに、携帯通信端末10単体でも使用することができる。図4は、該携帯通信端末10の第3の使用例であって、第2ユニット14を第1ユニット12に対するワイヤレスマウスとして使用する場合の使用例を示す。具体的には、送信メール用文章作成に関し、表示部40に表示された平仮名一覧から一文字ずつを選択する場合を示す。ユーザは、第2ユニット14を移動させてカーソルの位置を所望の文字位置に合わせる。この場合、第2ユニット14の移動情報は、Bluetooth通信により第1ユニット12へ送信される。第1ユニット12の制御部20aは、第2ユニット14の移動情報をカーソル情報50として表示部40へ表示する。カーソル位置が所望位置になったら、ユーザは、第2ユニット14の操作部42を操作してその一文字を決定する。この操作情報は、Bluetooth通信により第1ユニット12へ送信される。第1ユニット12の制御部20aは、決定した一文字を抽出し、作成文欄に表示する。この作業を繰り返すことにより送信メール用の文章が作成される。
【0022】
図5は、本発明の第2の実施形態に係わる携帯通信端末100の制御ブロック図の一例を示す。図1に示す携帯通信端末10と同一の構成要素には同一の参照符号が付与され、それらの説明は省略される。携帯通信端末100において、第1ユニット102および第2ユニット104は、さらに各々に、電力供給部110a、110bと、着脱検出部112a、112bとを備える。電力供給部110a、110bは、制御部20a、20bの制御に基づいてBluetoothデバイス16a、16bに対して電力を供給する。着脱検出部112a、112bは、第1ユニット102と第2ユニット104の着脱を検出する。制御部20a、20bは、着脱検出部112a、112bの検出結果に応じて電力供給部110a、110bおよびBluetoothデバイス16a、16bを制御する。
【0023】
図6は、図5に示す携帯通信端末100の一動作例を説明するフローチャートである。該フローチャートで示される動作は、基本的には、第1ユニット102および第2ユニット104において共通に実行される。先ず、各着脱検出部112a、112bは、第1ユニット102と第2ユニット104の着脱を検出する(ステップS1)。着脱検出部112a、112bによって第1ユニット102と第2ユニット104の分離が検出された場合(ステップS2においてYes判定の場合)、制御部20a、20bは、電力供給部110a、110bを制御してBluetoothデバイス16a、16bへ電力を供給する(ステップS3)。次いで、制御部20a、20bは、Bluetoothデバイス16a、16bを制御して第1ユニット102と第2ユニット104間に無線リンクを確立する(ステップS4)。ここで、無線リンク確立の一例について説明する。Bluetoothデバイス同士の通信において、いずれか一方のデバイスがマスタとなり、他方がスレーブとなる。はじめ全てのデバイスは待機「standby」状態にあり、システムによりマスタとしての設定がなされると、マスタは周囲のデバイスを探す「inquiry」動作を行う。これを認識した他のデバイスは、マスタに対して自己のID情報を送り、マスタはすぐにデータ通信できるActiveMemberと、当面通信の必要のないParkedMemberに分けて内部のテーブルに登録する。そして、マスタは、通信開始を意味する「Page」モードによって特定のスレーブを指定する。この通知を受けたスレーブは、マスタに対して受け取ったことを知らせる。マスタは、データをやり取りするチャネル、自己の時刻、次の通信をいつから始めるか等の情報をパケットに載せてスレーブへ送る。この通知を受けたスレーブは、マスタに対して受け取ったことを知らせる。この後、双方の間で通信を始めることができる。この状態を「Connect」モードという。
【0024】
無線リンクが確立された後、所定のデータが第1ユニット102と第2ユニット104の間でBluetooth無線通信により授受される(ステップS5)。
【0025】
一方、着脱検出部112a、112bによって第1ユニット102と第2ユニット104の結合が検出された場合(ステップS2においてNo判定の場合)、制御部20a、20bは、Bluetoothデバイス16a、16bを制御して、第1ユニット102と第2ユニット104間の無線リンクを切断する(ステップS6)。次いで、制御部20a、20bは、電力供給部110a、110bを制御して、Bluetoothデバイス16a、16bへの電力供給を停止する(ステップS7)。
【0026】
以上説明したとおり、該携帯通信端末100において、電力供給部110a、110bによるBluetoothデバイス16a、16bへの電力供給は、第1ユニット102と第2ユニット104とが分離されている間のみに行われ、結合されている間には行われない。さらに、該携帯通信端末100は、第1ユニット102と第2ユニット104とが分離した際、自動的にBluetoothの無線リンクを確立する。従って、ユーザは、Bluetoothを使用する度に電源操作や通信開始操作をする手間から開放される。さらに、Bluetoothデバイス16a、16bにおいて無駄に消費される電力が削減される。さらに、Bluetoothにより通信する予定が無い場合(すなわち、第1ユニット102と第2ユニット104とが結合されている場合)、Bluetoothデバイス16a、16bへの電力供給が停止されて無駄に待ち受け状態となることはないので、その分、不正なアクセスを受けるリスクも低減する。
【0027】
尚、上記において、近距離無線通信規格は、必ずしもBluetoothに限定されない。また、汎用シリアルバス規格は、必ずしもUSBに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる携帯通信端末の制御ブロック図の一例を示す。
【図2】図1に示す携帯通信端末の第1の使用例を示す。
【図3】図1に示す携帯通信端末の第2の使用例を示す。
【図4】図1に示す携帯通信端末の第3の使用例を示す。
【図5】本発明の第2の実施形態に係わる携帯通信端末の制御ブロック図の一例を示す。
【図6】図5に示す携帯通信端末の一動作例を説明するフローチャートを示す。
【符号の説明】
【0029】
10、100 携帯通信端末
12、102 第1ユニット
14、104 第2ユニット
16a、16b Bluetoothデバイス
18a、18b シリアルバスコネクタ
20a、20b 制御部
30 第1の情報処理装置
110a、110b 電力供給部
112a、112b 着脱検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペアリングされた一対の近距離無線通信部のうちの一方の近距離無線通信部を備える第1ユニットと、
前記第1ユニットに対して着脱可能であり、他方の近距離無線通信部を備える第2ユニットと、
を備え、
前記第1ユニットおよび前記第2ユニットの各々は、所定の汎用シリアルバス規格に対応するシリアルバスコネクタを備え、
前記第1ユニットおよび前記第2ユニットの一方は、他方のユニットの前記シリアルバスコネクタに接続する情報処理装置と近距離無線通信により通信可能であることを特徴とする携帯通信端末。
【請求項2】
前記シリアルバスコネクタ同士は、前記第1ユニットと前記第2ユニットとが結合している場合に接続することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
【請求項3】
前記第1ユニットおよび前記第2ユニットは、さらに各々に、前記第1ユニットと前記第2ユニットの着脱を検出する着脱検出部と、前記第1ユニットと前記第2ユニットが分離した際、相手の近距離無線通信部との間に無線リンクを確立する制御部とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の携帯通信端末。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1ユニットと前記第2ユニットとが結合した際、相手の近距離無線通信部との間の無線リンクを切断することを特徴とする請求項3記載の携帯通信端末。
【請求項5】
前記第1ユニットおよび前記第2ユニットは、さらに各々に、少なくとも前記近距離無線通信部へ電力を供給する電力供給部を備え、前記制御部は、前記着脱検出部の検出結果に応じて前記電力供給部を制御することを特徴とする請求項3または4記載の携帯通信端末。
【請求項6】
前記各制御部は、前記着脱検出部が前記第1ユニットと前記第2ユニットとの分離を検出した際、前記電力供給部を制御して自己の近距離無線通信部に対して電力を供給することを特徴とする請求項5記載の携帯通信端末。
【請求項7】
前記各制御部は、前記着脱検出部が前記第1ユニットと前記第2ユニットとの結合を検出した際、前記電力供給部を制御して自己の近距離無線通信部への電力供給を停止することを特徴とする請求項5または6記載の携帯通信端末。
【請求項8】
前記シリアルバスの規格は、USB(Universal Serial Bus)であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
【請求項9】
前記近距離無線通信の規格は、Bluetoothであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の携帯通信端末。
【請求項10】
携帯通信端末の一部であり、且つペアリングされた一対の近距離無線通信部のうちの一方の近距離無線通信部と所定の汎用シリアルバスコネクタとを備える第1ユニットの前記シリアルバスコネクタに情報処理装置を接続し、
前記携帯通信端末の一部であって前記第1ユニットに対して着脱可能であり且つペアリングされた一対の近距離無線通信部のうちの他方の近距離無線通信部を備える第2ユニットと、前記第1ユニットに接続される前記情報処理装置との間で、近距離無線通信により、情報が送受されることを特徴とする通信方法。
【請求項11】
前記シリアルバスの規格は、USBであることを特徴とする請求項10記載の通信方法。
【請求項12】
前記近距離無線通信の規格は、Bluetoothであることを特徴とする請求項10または11記載の通信方法。
【請求項13】
ペアリングされた一対の近距離無線通信部のうちの一方の近距離無線通信部を備える第1ユニットと、前記第1ユニットに対して着脱可能であり、他方の近距離無線通信部を備える第2ユニットとを備え、前記第1ユニットおよび前記第2ユニットの各々が所定の汎用シリアルバス規格に対応するシリアルバスコネクタを備える携帯通信端末と、
前記各シリアルバスコネクタに接続可能な情報処理装置と、
を備え、
一方のユニットと、他方のユニットの前記シリアルバスコネクタに接続する前記情報処理装置とが、近距離無線通信することを特徴とする通信システム。
【請求項14】
前記シリアルバスの規格は、USBであることを特徴とする請求項13記載の通信システム。
【請求項15】
前記近距離無線通信の規格は、Bluetoothであることを特徴とする請求項13または14記載の通信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−100413(P2009−100413A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−272360(P2007−272360)
【出願日】平成19年10月19日(2007.10.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】