説明

携帯通信端末

【課題】取得する位置情報の精度を高めるとともに、位置情報を選択的に取得すること。
【解決手段】照明装置が設置されている位置を示す位置情報により変調された光を当該照明装置から受光する受光部と、前記受光部に照射された光に基づく電気信号を復調して前記位置情報を取得する復調部と、前記受光部の受光面の全面を覆う形状の遮光部材を有し、当該遮光部材により前記受光面の全面が覆われている状態の遮光状態、あるいは、前記受光面が前記照明装置から照射された光を受光可能な状態の受光状態に切り換える遮光構造部と、を備えることを特徴とする携帯通信端末。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照射光を用いて携帯通信端末の位置情報を取得する位置情報取得システムに用いられる携帯通信端末に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯通信端末には、例えば、GPS(Global Positioning System)を備え、これを用いて逐次現在地を取得することにより、携帯通信端末のユーザの行動を把握し、ユーザが存在する位置に適した情報を提供するシステムがある。しかし、GPSによる位置情報取得方法では、建物内や地下では利用できないあるいは精度が十分では無い場合があり、ユーザの位置を正確に把握できないという問題があった。これに対し携帯端末と複数基地局間の電波を手がかりに携帯通信端末の位置を推定する方法があるが、これ自体の精度も十分ではなかった。
そこで、照明装置から位置情報を含む照射光を照射し、最寄りの照明装置から照射光を受光した携帯通信端末が、受光した光に基づき位置情報を得て、現在位置を把握するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−33125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ユーザとしても屋内における位置情報ほど詳細な情報を取得されることを望まない場合もある。例えば、ユーザの位置として、市町村範囲の単位で検出されていた場合ユーザの位置は一意に特定されていないが、番地や建物名、建物内の部屋等まで詳細な位置により特定された場合、ユーザのプライバシーが侵害されるおそれがある。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、取得する位置情報の精度を高めるとともに、位置情報を選択的に取得することができる携帯通信端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本発明に係る携帯通信端末は、照明装置が設置されている位置を示す位置情報により変調された光を当該照明装置から受光する受光部と、前記受光部に照射された光に基づく電気信号を復調して前記位置情報を取得する復調部と、前記受光部の受光面の全面を覆う形状の遮光部材を有し、当該遮光部材により前記受光面の全面が覆われている状態の遮光状態、あるいは、前記受光面が前記照明装置から照射された光を受光可能な状態の受光状態に切り換える遮光構造部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記携帯通信端末において、前記遮光部材が、液晶シャッターであることを特徴とする。
【0008】
上記携帯通信端末において、前記液晶シャッターからなる前記遮光部材は、前記遮光状態における前記受光面の色と、前記受光状態における前記受光面の色とが異なることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、取得する位置情報の精度を高めるとともに、位置情報を選択的に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る実施形態の情報提供システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る照明装置と携帯通信端末の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る受光面と遮光部材との一例を説明するための図である。
【図4】本実施形態に係る情報提供方法の一例を示すフローチャートを示す。
【図5】本実施形態に係る情報提供システムによる位置情報検出方法の一例を説明するための図である。
【図6】本実施形態に係る携帯通信端末の他の実施例について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による情報提供システムの一実施の形態を示すブロック図である。図1において情報提供システムは、携帯通信端末100と、照明装置200と、照明制御装置300と、情報提供サーバ400と、通信ネットワーク500とを備える。照明装置200は、複数の照明装置200a、200b、200c・・・を含み、これらの代表名として、照明装置200を使用する。
【0012】
まず、本発明の実施の形態の理解を助けるため、図1に示す情報提供システムの概要を説明する。
携帯通信端末100は、情報提供サーバ400と通信ネットワーク500を介して通信すると共に、最寄りの照明装置200から可視光通信によって位置情報(例えば、緯度、経度、高度により特定される位置を示す情報)を取得する。この照明装置200は、各照明装置が設置されている位置を示す位置情報を含む可視光を放射しており、この可視光を受光した携帯通信端末100が、最寄りにある照明装置200の設置されている位置を示す位置情報を取得する。携帯通信端末100は、位置情報を取得した場合、この位置情報を情報提供サーバ400に送信する。
情報提供サーバ400は、通信ネットワーク500を介して携帯通信端末100から位置情報を受信し、受信した位置情報を、情報提供サーバ400が記憶している位置情報に対応するコンテンツと照合して、携帯通信端末100の存在する位置に応じた提供コンテンツを検索する。その結果、情報提供サーバ400は、携帯通信端末100から受信した位置情報に対応するコンテンツを得た場合、そのコンテンツを携帯通信端末100に送信する。
【0013】
これにより、携帯通信端末100は、位置情報に応じたコンテンツを受信する。つまり、携帯通信端末100は、最寄りの照明装置200からの可視光を受光することにより、例えば、携帯通信端末100を所持するユーザの位置に応じたコンテンの提供を受けることができる。一方、照明装置200からの可視光を受光することにより、携帯通信端末100を所持するユーザの位置を位置情報により容易に把握することができる。
【0014】
この携帯通信端末100は、この照明装置200からの可視光を受光しないための遮光構造を有しており、ユーザの操作によって遮光構造が利用されることにより、照明装置200からの可視光の受光を選択的に拒否することができる。なお、遮光構造の詳細については後述する。
【0015】
ユーザは、通常時、照明装置200からの光を受信する受信部を露出させた状態で携帯通信端末100を所持し移動する。例えば、照明装置200aの近傍をユーザが通過する場合、照明装置200aからの光が受光部に入射して、携帯通信端末100は、照明装置200aが設定されている位置を示す位置情報を取得する。この位置情報により、ユーザの現在位置が把握される。
ユーザが移動を続け、携帯通信端末100の受光部に照明装置200aからの光が届かないところまでくると、照明装置aの照明範囲から外れるため、携帯通信端末100は、位置情報を取得できない。
一方、他の照明装置200bの照明範囲にユーザが移動した場合、携帯通信端末100は、照明装置200bからの光に基づき照明装置200bが設置されている位置を示す位置情報を取得する。
【0016】
このように、位置情報を取得できる照明範囲を絞って照明装置200を多数配置すれば、より位置検出の分解能が上がる。一方で、ユーザが位置を把握されたくないと望む場合は、後述する遮光構造を利用して照明装置200からの光を遮ることにより、容易に位置情報の取得を拒否することができる。
【0017】
次に、各構成について説明する。
携帯通信端末100は、プログラム制御により動作し、通信ネットワーク500との接続が可能な、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)などの通信装置である。構成の詳細について、後述する。
【0018】
照明装置200が、例えば、3台の照明装置200a、200b、200cを備える。照明装置200a、200b、200cは、それぞれ、一般的な照明装置であって、例えば道路上や施設内に設置される。この照明装置200は、例えば複数のLED( Light Emitting Diode )を光源として用いており、通常の照明機能に加えて、光源を点滅させる等の変調を行って情報(たとえば、後述する位置情報)を送信する可視光通信機能を備えている。構成の詳細について、後述する。
【0019】
照明制御装置300は、プログラム制御により動作する情報処理装置であって、通信ネットワーク500を介して情報提供サーバ400から受信した制御情報に基づき、照明装置200a、200b、200cの点灯、点滅を制御する駆動信号を発生する。
情報提供サーバ400からの制御情報は、それぞれの照明装置200a、200b、200cの設置されている位置に応じて予め割り当てられた位置情報を含む。ここで、位置情報は、同一位置(一定の範囲で示すものも含む)には、同一の位置情報が割り当てられており、携帯通信端末100、照明装置200、照明制御装置300、情報提供サーバ400において、共通に利用される固有の情報である。なお、本実施形態において、位置情報は、情報提供サーバ400から照明制御装置300に送信される一例について説明する。しかし本発明はこれに限られず、位置情報が各照明装置200の記憶部に記憶されているものであってもよい。
【0020】
情報提供サーバ400は、プログラム制御により動作するワークステーション・サーバ等の情報処理装置であって、サーバ記憶部401と、サーバ制御部402と、サーバ通信部403とを含む。
サーバ記憶部401は、携帯通信端末100の存在する位置に応じて配信されるコンテンツに位置情報を対応付けたコンテンツテーブルや、プログラム制御情報を記憶する。
サーバ制御部402は、コンテンツテーブルを参照して、携帯通信端末100から受信した位置情報に対応するコンテンツを得る。言い換えると、コンテンツテーブルを検索して、位置情報と対応するコンテンツを得る。
サーバ通信部403は、携帯通信端末100から送信された位置情報(照明装置200からの位置情報)を受信する。このサーバ通信部403は、コンテンツテーブルの検索により得られた位置情報に対応する提供コンテンツを、当該位置情報を送信した携帯通信端末100に送信する。
【0021】
次に、図2を参照して、照明装置200および携帯通信端末100の構成の一例について説明する。ここでは、照明装置200の一例として、照明装置200aについて説明する。図2は、照明装置200と携帯通信端末100の構成を詳しく説明する図である。
図2に示す通り、照明装置200aは、変調部201と、光源202と、照明記憶部203と、照明制御部204と、受信部205と、を備える。
変調部201は、電力線から供給される交流電圧を、照明制御部204から入力する位置情報により変調し、光源202に出力する。例えば、変調部201は、位置情報に基づいて光源202に対して、位置情報の基づく駆動信号の出力し、位置情報により変調された光が光源202から放射されるように制御する。
【0022】
光源202は、変調部201からの出力に基づき変調された光を照射する。この変調された光は、人の眼には検出できないほど早く変化するので、人には通常の光と同じと認識される。なお、光源202としてLEDを用いると、位置情報により変調された高速に変化する光を発生することができる。
照明記憶部203は、各照明装置200が設置されている位置を示す位置情報を記憶する。
照明制御部204は、受信部205が受信した位置情報を照明記憶部203に記憶させる。この照明制御部204は、情報提供サーバ400等から、位置情報とともに、当該位置情報を含む可視光を照射することを指示する制御信号を受信した場合、この制御信号が示す位置情報を変調部201に出力する。
受信部205は、通信ネットワーク500を介して情報提供サーバ400と接続されており、情報提供サーバ400が送信する情報を受信する。
【0023】
携帯通信端末100は、遮光構造部101と、受光部102と、復調部103と、端末制御部104と、端末通信部105と、出力部106と、端末記憶部107とを備える。
遮光構造部101は、受光部102に入射する可視光を遮光する構造を有する。具体的には、遮光構造部101は、遮光部材111と、遮光部112とを含む。この遮光構造部101の一例について、図3を参照して説明する。図3は、受光部102の受光面102Aと遮光部材111とを関係を示す図である。
遮光部材111は、図3に示す通り、受光部102の受光面102Aに対応する全面を覆う形状の部材である。
【0024】
遮光部112は、例えば、遮光部材111を移動可能に保持して、この遮光部材111を移動させることにより、受光部102の受光状態を切り換える。例えば、遮光部112は、遮光部材111が受光面102Aの全面を覆うような位置(図3に示す位置)に遮光部材111を位置させることで、遮光部材111により受光部102の全面が覆われている状態の遮光状態に切り変える。一方、遮光部材111が受光面102Aと重複しない位置に遮光部材111を位置させることで、受光部102が照明装置200aから照射された光を受光可能な状態の受光状態に切り換える。なお、この切り替えは、遮光部材111がユーザにより手動で位置を移動されることにより実行される。
これにより、この遮光部材111が受光面102Aの全面を覆い隠す位置に位置されている場合、照明装置200から受光部102への可視光を遮光する。一方、この遮光部材111が受光面102Aを覆い隠さない位置に位置されている場合、受光部102は、照明装置200からの可視光を受光する。
【0025】
この遮光部112は、ユーザが遮光部材111を手作業で動かすことによりその位置を変更するように遮光部材111を保持する構造であってもよい。また、遮光構造部101は、スイッチやボタン等の操作部が押下されることにより、遮光部112が、遮光部材111を移動させ、遮光状態、あるいは、受光状態に切り換える構造を有するものであってもよい。
【0026】
受光部102は、遮光面111により覆われていない部分が照明光の方向に向けられた場合、入射する可視光を受光し、この受光した照射光を電気信号に変換して、この電気信号を復調部103に出力する。この受光部102は、例えば、フォトダイオードや、カメラにより構成することができる。
復調部103は、入力する電気信号に含まれる位置情報を復調して、端末制御部104に出力する。
端末制御部104は、入力する位置情報を端末通信部105に出力する。
端末通信部105は、位置情報を、通信ネットワーク500を介して、情報提供サーバ400に送信する。
出力部106は、例えば、液晶表示装置やスピーカー等の出力装置であって、情報提供サーバ400から受信したコンテンツに応じた映像や音声を出力する。
端末記憶部107は、各携帯通信端末100に対して割り当てられた識別情報である端末ID(Identification)を記憶している。
【0027】
次に、図4、5を参照して、本発明の実施の形態の情報提供システムの動作の一例について説明する。図4は、本発明の実施の形態の情報提供システムの動作を表すシーケンス図である。図5は、情報提供システムによる位置情報検出方法の一例を説明するための参考図である。
ここでは、図5に示す通り、例えば、照明装置200aと照明装置200bとが隣同士で並んで設置されている場合について説明する。携帯通信装置100を保持しているユーザは、照明装置200aからの可視光Aを受光部102が受光する位置にいる。
【0028】
図4に示す通り、情報提供サーバ400は、各照明装置に対して、照明装置200が設置されている位置に対応する位置情報を、照明制御装置300に送信する(ステップST1)。照明制御装置300は、各照明装置200に対して位置情報を送信する(ステップST2)。
照明装置200は、照明制御装置300から受信した位置情報を、自身の照明記憶部203に格納し、位置情報として登録する(ステップST3)。
そして、照明装置200は、位置情報により光源202から出射する可視光を変調して、当該変調された可視光を出射する(ステップST4)。
【0029】
ここで、携帯通信端末100の遮光構造101が受光状態となっている場合、受光部102は、照明装置200aから可視光を受光して電気信号に変換する(ステップST5)。次いで、復調部103が、電気信号に基づく復調して位置情報を得る(ステップST6)。そして、端末通信部105が、位置情報に、携帯通信端末100の端末IDを対応付けて、情報提供サーバ400に送信する(ステップST7)。
一方、携帯通信端末100の遮光構造101が遮光状態となっている場合、受光部102は、照明装置200aからの可視光を受光しないため、位置情報を取得することなく、また、情報提供サーバ400に送信もしない。
【0030】
そして、情報提供サーバ400は、位置情報を受信し(ステップST8)、サーバ記憶部401に格納されているコンテンツテーブルを参照して、受信した位置情報に対応するコンテンツが対応付けられているかどうか検索する。検索の結果、位置情報に対応するコンテンツが得られた場合、情報提供サーバ400は、このコンテンツを端末IDが示す形態通信端末100に対して送信する(ステップST9)。
そして、携帯通信端末100は、情報提供サーバ400から送信されたコンテンツを受信して、出力部106に出力する(ステップST10)。
【0031】
上述の通り、本実施形態に係る携帯通信端末100は、ユーザの手操作により、受光状態あるいは遮光状態を切り換えることができる。これにより、ユーザは、直感的かつ簡易な方法で、照明装置200からの位置情報の取得を拒否することができる。
一方、照明装置200からの光を受光したとしても、位置情報を取得しないように設定することや、位置情報を取得したとしても削除するように設定することは、携帯通信端末のシステムについて、何らかの設定変更を行う必要がある。この場合、例えば、当該設定のON/OFFを選択する画面を表示して当該設定する等の操作が必要となり、ユーザに対して、煩雑で複雑な操作を要求する場合もある。しかし、本願発明に係る携帯通信端末100を用いることにより、このような負担をユーザに課すことなく、位置情報の取得を容易に拒否することができる。
【0032】
また、本実施形態のように、照明装置200からの光が届く限られた範囲において、この照明装置200からの光を受光した携帯通信端末100にのみ、当該照明装置200の位置を示す位置情報を取得することができる。従って、携帯通信端末100は、この照明装置200の光が届く範囲に存在しない限り、この位置情報を取得することができない。
このように、照明装置200からの光に基づき位置情報を取得することにより、位置検出の精度を高めることができる。
【0033】
なお、本実施形態では、上述の通り、照明装置200が一般的な照明装置である例を用いて説明した。しかし、本発明はこれに限られず、例えば、デジタルサイネージ等に取り付けられた照明装置であってもよく、また、これらの組み合わせてであってもよい。
また、本発明に係る遮光構造部101は、液晶シャッターを用いて、遮光状態と受光状態を切り換える構成であってもよい。この場合、液晶シャッターは、開閉状態、つまり、遮光状態と受光状態において、その色が異なるため、ユーザに遮光状態であるか、あるいは、受光状態であるかを視覚的に通知することができる。
【0034】
また、本発明に係る携帯通信端末100は、上記遮断構成部を備えるとともに、以下のような位置や形状とすることができる。この例について、図6を参照して説明する。図6は、受光部の位置や形状の一例を説明するための図である。
図6に示す通り、例えば、受光部102を、ポケット等に収めた際に露出し難い位置Pに設けることができる。例えば、携帯通信端末100は、ズボン、シャツ、あるいはカバンのポケット等に収められる場合が想定される。この場合、携帯通信端末100の側部は、ポケット等から露出しやすいため、携帯通信端末100の側部以外である位置Pに設置されることが好ましい。
また、受光部102の受光面は、ユーザの手で塞ぎやすいような形状であることが好ましく、例えば、一般的な指の平均的な太さよりも直径が小さい円等である。
【符号の説明】
【0035】
100・・・携帯通信端末、101・・・遮光構造部、102・・・受光部、102A・・・受光面、103・・・復調部、104・・・端末制御部、105・・・端末通信部、106・・・出力部、107・・・端末記憶部、111・・・遮光部材、112・・・遮光部、200・・・照明装置、201・・・変調部、202・・・光源、203・・・照明記憶部、204・・・照明制御部、205・・・受信部、300・・・照明制御装置、400・・・情報提供サーバ、500・・・通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明装置が設置されている位置を示す位置情報により変調された光を当該照明装置から受光する受光部と、
前記受光部に照射された光に基づく電気信号を復調して前記位置情報を取得する復調部と、
前記受光部の受光面の全面を覆う形状の遮光部材を有し、当該遮光部材により前記受光面の全面が覆われている状態の遮光状態、あるいは、前記受光面が前記照明装置から照射された光を受光可能な状態の受光状態に切り換える遮光構造部と、
を備えることを特徴とする携帯通信端末。
【請求項2】
前記遮光部材は、液晶シャッターであることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
【請求項3】
前記液晶シャッターからなる前記遮光部材は、前記遮光状態における前記受光面の色と、前記受光状態における前記受光面の色とが異なることを特徴とする請求項2に記載の携帯通信端末。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−83287(P2012−83287A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−231300(P2010−231300)
【出願日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】