携帯電子機器及び入力方法
【課題】表示部の表示画面を横長に使用している状態であっても、文字種の異なる文字それぞれに対応するソフトキーを適切に表示することが可能な携帯電子機器及び入力方法を提供する。
【解決手段】制御部は、表示画面を縦長に使用している状態では、表示画面を上下に分割して、表示画面に複数のソフトキーを均等に配置して表示させる。そして、制御部は、表示画面を横長に使用している状態では、表示画面を左右に分割して、一方側に第1の文字種の文字を表示させ、他方側に第2の文字種の文字を表示させると共に、一方側又は他方側のいずれか一方に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。
【解決手段】制御部は、表示画面を縦長に使用している状態では、表示画面を上下に分割して、表示画面に複数のソフトキーを均等に配置して表示させる。そして、制御部は、表示画面を横長に使用している状態では、表示画面を左右に分割して、一方側に第1の文字種の文字を表示させ、他方側に第2の文字種の文字を表示させると共に、一方側又は他方側のいずれか一方に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部を有する携帯電子機器及びその入力方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示部と操作部とを有する電子機器は、表示部に待ち受け画面が表示されている状態で操作部を操作すると、操作部に割り当てられている文字種の異なる文字を入力して、表示部のそれぞれ異なる領域に表示する。そして、電子機器は、入力された文字が表示部に表示された状態で複数のアプリケーションのメニューの中から所望のアプリケーションを選択することにより、表示された文字を入力した状態で選択したアプリケーションを起動させていた(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−200243号公報
【特許文献2】特開2009−032209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1及び2に記載の電子機器は、文字種の異なる文字を上下又は左右に2分割して入力して表示部の表示画面に表示する。例えば、特許文献1及び2に記載の電子機器では、表示部の表示画面を横長に使用している状態では、文字種の異なる文字を左右に2分割して入力して表示部の表示画面に表示する。
【0005】
このような場合、ユーザは、文字種の異なる文字それぞれに対応するソフトキーが、左右に2分割して入力された異なる文字種のうちのどちらに対応しているかが判断しにくく、操作性を損なうおそれがあった。
【0006】
本発明は、表示部の表示画面を横長に使用している状態であっても、文字種の異なる文字それぞれに対応するソフトキーを適切に表示することが可能な携帯電子機器及び入力方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る携帯電子機器は、上記課題を解決するために、略長方形の表示画面を有する表示部と、少なくとも第1及び第2の文字種の文字が割り当てられた複数の操作キーを有する操作部と、前記複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた前記第1及び第2の文字種の文字を前記表示画面に表示させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させ、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側又は前記他方側で前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。
【0008】
また、前記制御部は、前記表示画面のうち、前記第2の文字種の文字を表示させている前記他方側に、前記第2の文字種の文字を用いた機能に関連する前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させることが好ましい。
【0009】
前記制御部は、前記表示画面の前記一方側に前記第1の文字種の文字を、前記他方側に前記第2の文字種の文字を表示させ、かつ当該他方側に前記第2の文字種の文字を用いた機能に関連する前記複数のソフトキーを配置して表示させている状態で、当該複数のソフトキーのいずれかが操作されると、前記表示画面の前記一方側の前記第1の文字種の文字の表示を消去することが好ましい。
【0010】
また、前記操作部は、前記表示画面を横長に使用している状態で、前記表示画面の前記一方側と前記他方側のいずれかを、前記複数のソフトキーによる操作を有効とする有効状態に切り替える切り替えキーを有することが好ましい。
【0011】
また、前記制御部は、前記切り替えキーによりアクティブな前記有効状態に切り替えられた前記表示画面の前記一方側又は前記他方側に、前記複数のソフトキーを左右方向に均等に配置して表示させることが好ましい。
【0012】
また、前記携帯電子機器は、前記表示部を有する第1の筐体と、前記操作部を有する第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結し、前記表示画面を縦長又は横長で使用する状態に遷移可能な連結部と、をさらに備えることが好ましい。
【0013】
本発明に係る携帯電子機器は、上記課題を解決するために、略長方形の表示画面を有する表示部と、少なくとも第1及び第2の文字種の文字が割り当てられた複数の操作キーを有する操作部と、前記複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた前記第1及び第2の文字種の文字を前記表示画面に表示させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に均等に配置して表示させ、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側及び前記他方側の双方に亘る領域で、前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。
【0014】
本発明に係る入力方法は、上記課題を解決するために、表示部と操作部とを備える携帯電子機器における入力方法であって、前記操作部の複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた第1及び第2の文字種の文字を前記表示部の表示画面に表示させるステップと、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させるステップと、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側又は前記他方側で前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させるステップと、を備える入力方法。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、表示部の表示画面を横長に使用している状態であっても、文字種の異なる文字それぞれに対応するソフトキーを適切に表示することが可能な携帯電子機器及び入力方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】携帯電話機1の開状態における正面図である。
【図2】携帯電話機1の開状態における側面図である。
【図3】携帯電話機1の交差状態における正面図である。
【図4】本実施形態に係る携帯電話機の機能を示す機能ブロック図である。
【図5】本実施形態に係るキーアサインについて説明するための図である。
【図6】本実施形態に係る表示部に表示される画面遷移例を示す図(1)である。
【図7】本実施形態に係る表示部に表示される画面遷移例を示す図(2)である。
【図8】本実施形態に係る制御部の内部処理について示すフローチャートである。
【図9】本実施形態に係るタブレットデバイスに表示される画面遷移例を示す図(1)である。
【図10】本実施形態に係るタブレットデバイスに表示される画面遷移例を示す図(2)である。
【図11】本実施形態に係るタブレットデバイスに表示される画面遷移例を示す図(3)である。
【図12】本実施形態に係るタブレットデバイスに表示される画面遷移例を示す図(4)である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1から図3を参照して携帯電子機器としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1の開状態における正面図である。図2は、携帯電話機1の開状態における側面図である。図3は、携帯電話機1の交差状態における正面図である。
【0018】
図1から図3に示すように、本実施形態の携帯電話機1は、第1筐体としての操作部側筐体2と、第2筐体としての表示部側筐体3と、を備える。
【0019】
操作部側筐体2は、その外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作部11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12とが、それぞれ露出するように構成される。
【0020】
操作部11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15とにより構成される。操作部11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、あるいは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
【0021】
表示部側筐体3は、その外面がフロントケース3aとリアケース3bとにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3aには、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバ22とが、それぞれ露出して配置される。ここで、表示部21は、液晶パネル、この液晶パネルを駆動する駆動回路、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部等から構成される。
【0022】
操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、連結部4は、ヒンジ機構4aと、支持部4bと、回転機構4cと、を備える。
【0023】
図2に示すように、操作部側筐体2における連結部4側の端部と支持部4bとは、ヒンジ機構4aを介して連結される。表示部側筐体3とヒンジ機構4aとは、支持部4bを介して接続される。支持部4bと表示部側筐体3とは、回転機構4cを介して接続される。これにより、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とヒンジ機構4a、支持部4b及び回転機構4cを介して連結し、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かし、また、表示部側筐体3と支持部4bとを相対的に動かすことが可能に構成される。
【0024】
つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2の長手方向と表示部側筐体3の長手方向とが略一致し、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)と、開状態において、表示部側筐体3を支持部4bに対して回転軸Zを中心に回転させ、表示部側筐体3の長手方向と表示部側筐体3の長手方向とが所定の角度(例えば、略90°)で交差する状態(交差状態)にすることができる。
【0025】
ここで、閉状態とは、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが対向し、互いに重なるように配置された状態である。開状態とは、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重ならないように配置された状態である。交差状態とは、開状態から、支持部4bに対する表示部側筐体3の相対位置が変動する状態である。このように、連結部4は、開状態又は交差状態と、閉状態との間を移動可能に操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する。
【0026】
また、開状態、閉状態及び交差状態の検出は、例えば、ホール素子及び磁性部(いずれも図示せず)を用いて行うことができる。具体的には、ホール素子と磁性部とは、開状態及び交差状態において互いに離間すると共に、閉状態においてホール素子と磁性部とが筐体の厚さ方向において重なるように配置される。このとき、開状態、閉状態及び交差状態では、ホール素子と磁性部との距離がそれぞれ異なるため、磁性部からホール素子へ放射される磁力線の強さも異なる。このように、ホール素子は、磁性部から放射される磁力線の強さ(磁力の大きさ)により、携帯電話機1における開状態、閉状態及び交差状態を検出する。
【0027】
また、図2に示すように、操作部側筐体2の側面には、サイドキー2cが形成されている。サイドキー2cの機能については、後述する。
【0028】
図4は、携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図である。携帯電話機1は、例えば、図4に示すように、操作部11と、マイク12と、メインアンテナ40と、RF回路部41と、表示制御部42と、音声処理部43と、メモリ44と、制御部45と、が操作部側筐体2に備えられる。携帯電話機1は、表示部21と、レシーバ22と、ドライバIC23と、が表示部側筐体3に備えられている。
【0029】
メインアンテナ40は、第1の使用周波数帯(例えば、800MHz)で基地局等と通信を行い、GPS通信のための第2の使用周波数帯(例えば、1.5GHz)に対応できるデュアルバンド対応構成である。なお、本実施の形態では、第1の使用周波数帯として、800MHzとしたが、これ以外の周波数帯であってもよい。また、メインアンテナ40は、第1の使用周波数帯で外部装置と通信を行い、GPS通信のための第2の使用周波数帯に対応できるアンテナを別途設けてもよい。
【0030】
RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部45に供給する。そして、RF回路部41は、制御部45から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置(基地局)に送信する。また、その一方で、RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信している信号の強度を制御部45へ通知を行う。
【0031】
表示制御部42は、制御部45の制御にしたがって、所定の画像処理を行い、処理後の画像データをドライバIC23に出力する。ドライバIC23は、表示制御部42から供給された画像データをフレームメモリに蓄え、所定のタイミングで表示部21に出力する。
【0032】
音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、RF回路部41から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号をレシーバ22又はスピーカ(図示せず)に出力する。レシーバ22又はスピーカは、音声処理部43から供給された信号を外部に出力する。
【0033】
また、音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、マイク12から入力された信号を処理し、処理後の信号をRF回路部41に出力する。RF回路部41は、音声処理部43から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をメインアンテナ40に出力する。
【0034】
メモリ44は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部45による演算処理に利用される。また、メモリ44には、複数のアプリケーションや当該アプリケーションが必要とする各種のテーブル等が記憶されている。また、メモリ44は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
【0035】
制御部45は、携帯電話機1の全体を制御しており、中央処理装置(CPU)等を用いて構成される。ここで、操作部11によるキー操作に応じた制御部45の制御動作について説明する。制御部45は、原則的に現在アクティブに起動されているアプリケーションに応じて、操作部11を構成する各キー(機能設定操作キー13、入力操作キー14、決定操作キー15)に割り当てる記号や機能を変化させる。
【0036】
具体的には、操作部11は、いずれかのキーが押下されたときに、当該キーの位置情報(例えば、図5(a)に示すように、入力操作キー14の第2行左列のキー(「1」と「あ」が表面に印刷されているキー)が押下された場合には、(X2、Y1)なる位置情報)を制御部45に送信する。制御部45は、メモリ44にアクセスして、現在アクティブになっているアプリケーションに対応するキーアサインテーブルを参照し、操作部11から送信されてきた位置情報から割り当てられている記号や機能の処理を実行する。例えば、メモリ44には、図5(b)〜図5(d)に示すように、複数のキーアサインテーブルが格納されている。なお、図5(b)は、電話発信を行う際に利用されるテーブルであり、図5(c)は、メモ帳アプリケーションやメールアプリケーションにおいて利用されるテーブルであり、図5(d)は、テレビアプリケーションにおいてチャンネルを変更する際に利用されるテーブルである。
【0037】
なお、記号の処理の実行とは、例えば、現在アクティブになっているアプリケーションがメモ帳の場合には、「1」や「あ」を表示部21に表示することを意味している。また、機能の処理の実行とは、例えば、現在アクティブになっているアプリケーションがテレビの場合に、表示チャンネルを1chに設定することを意味している。
【0038】
また、メモリ44には、複数のキーアサインテーブルが格納されている。制御部45は、アプリケーションに応じて、参照するキーアサインテーブルを切り替え、操作部11から送信されてくるキーの位置情報に基づいて所定のキーアサインテーブルを参照して、所定の処理を実行する。
【0039】
このように構成される携帯電話機1では、通信の待ち受け状態において、キー操作が行われた場合に、当該キーに割り当てられている複数の記号(例えば、数字や文字)それぞれを、例えば、別々の画面領域に並列的に表示し、所定のキー操作が行われた場合に一方の記号が表示されている画面を有効にするアプリケーションYを有している。また、アプリケーションYは、通信の待ち受け状態において、キー操作が行われた場合に、当該キーに割り当てられている複数の記号のうち、一の記号(例えば、文字)を表示してもよい。
【0040】
また、携帯電話機1において、アプリケーションYは、操作部11により入力された文字の変換候補あるいは、次に続く予測候補を表示させると機能を有する。さらに、アプリケーションYは、これらの変換候補あるいは予測候補が選択されることにより、アプリケーション名又はアプリケーションに関する処理内容を示す文字列が入力された場合には、このアプリケーションを実行する機能を有している。
【0041】
次に、図6及び図7を参照しながら本実施形態に係る制御部45による処理について説明する。図6及び図7は、本実施形態に係る表示部21に表示される画面遷移例を示す図である。
【0042】
本実施形態に係る制御部45は、表示部21の表示画面を縦長に使用している状態(開状態、図1参照)で、操作部11の複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、アプリケーションYにより、表示画面を上下に分割して、一方側に一の操作キーに割り当てられた第1の文字種の文字を表示させ、他方側に一の操作キーに割り当てられた第2の文字種の文字を表示させる。
【0043】
具体的には、図6(a)に示すように、制御部45は、表示部21の表示画面を縦長に使用している状態で、操作キーが操作されると、アプリケーションYを起動する。そして、制御部45は、アプリケーションYにより表示画面を上下に分割して、操作された操作キーに割り当てられた平仮名文字(この例では「わたな」)を表示画面の領域A1に表示させ、操作キーに割り当てられた数字(この例では「045」)を表示画面の領域A2に表示させる。
【0044】
また、制御部45は、表示画面の領域A1に表示される平仮名文字の変換候補を表示させるための領域A10をアプリケーションYにより表示させる。また、制御部45は、表示画面の領域A2に表示される数字を用いた機能に関連する複数のキーS1及びS2をアプリケーションYにより表示させる。ここで、キーS1は、電話発信アプリケーションにより領域A2に表示される数字を用いて電話発信を行うためのキーであり、キーS2は、電話帳アプリケーションにより領域A2に表示される数字を電話帳に登録するためのキーである。
【0045】
また、制御部45は、表示画面の領域A1に表示される文字の文字種を変更するためのソフトキーS3、表示画面の領域A1に表示される文字に対して各種操作を確定するためのソフトキーS4及び表示画面の領域A1に表示される文字に対して各種機能を表示するためのソフトキーS5を、アプリケーションYにより表示画面の領域A2に表示させる。また、キー13a、15a及び13bはそれぞれ、ソフトキーS3、S4及びS5に対応しており、各ソフトキーの表示に対応した機能が押下時に実行される。
【0046】
ソフトキーS3、S4及びS5それぞれは、操作部11の操作キーと関連付けられている。例えば、ソフトキーS3及びS5は、操作部11の機能設定操作キー13のうち、13a、13bと関連付けられており、ソフトキーS4は、操作部11の決定操作キー15aと関連付けられている。そして、機能設定操作キー13a、13b又は決定操作キー15aが押下されると、ソフトキーS3及びS5それぞれの表示に対応する機能を実行する。また、決定操作キー15aが押下されると、直前に行われた操作を確定する。
なお、キーS1は、例えば、図5の(X1、Y1)に示すキーであり、キーS2は、例えば、図1及び3の機能設定操作キー13のうちの1つ(例えば、4つの機能設定操作キー13のうちの右下に位置するキー)である。また、ソフトキーとは、随時変化する機能を、各状況に応じて割り当て、ボタンを模した領域に表示させるものである。
【0047】
このような図6(a)に示す表示部21の表示画面を縦長に使用している状態から、表示部側筐体3を支持部4bに対して回転軸Zを中心に回転させ、交差状態、すなわち、表示部21の表示画面を横長に使用している状態(図3参照)へ遷移させる。制御部45は、表示画面を横長に使用している状態では、図6(b)に示すように、表示画面を左右に分割して、左側の領域B1に平仮名文字「わたな」を表示させ、右側の領域C1に数字「045」をアプリケーションYにより表示させる。
【0048】
また、制御部45は、表示画面の領域B1に表示される平仮名文字の変換候補を表示させるための領域B10を表示させる。また、制御部45は、表示画面の領域C1に表示される数字を用いた機能に関連するキーS1及びS2をアプリケーションYにより表示させる。
【0049】
また、制御部45は、表示画面の領域B1が有効状態とされている場合には、表示画面の下側における、左右の領域B1,C1に亘る領域D1に、表示画面の領域B1に表示される文字を用いた機能に関連するソフトキーS3、S4及びS5を表示させる。そして、制御部45は、表示画面の領域C1が有効状態とされている場合には、領域D1に、領域C1に表示される文字を用いた機能に関連するソフトキーを表示させる。すなわち、制御部45は、表示画面の横方向に亘って有効状態とされる側に対応するソフトキーS3、S4及びS5を、アプリケーションYにより均等に配置して表示させる。
【0050】
また、制御部45は、表示画面の領域B1が有効状態とされている状態で、表示画面の領域D1に、領域B1の入力文字に対応するソフトキーS3、S4及びS5を配置して表示させていても、領域C1の入力文字に対応するキーS1、S2が操作されると、領域C1側を有効な状態に切替えると共に、領域B1側の表示を終了(消去)し、消去した領域にまで領域C1の表示を拡大する。また、ソフトキーS3、S4及びS5のいずれかが操作された場合には領域C1側の表示を終了(消去)し、消去した領域にまで領域B1の表示を拡大する。これらのような一方の領域の表示を終了した直後であっても、入力をキャンセルする操作(キー操作のキャンセル、あるいは最新入力文字の削除等)が生じると再び表示画面の領域B1と領域C1の双方による表示の状態に復帰させてもよい。
【0051】
ここで、図6(b)に替えて、制御部45は、キーS1、2及びソフトキーS3〜S5を図6(c)に示すように表示させてもよい。
【0052】
すなわち、図6(c)に示すように、表示画面を横長に使用している状態では、制御部45は、アプリケーションYにより、ソフトキーS3、S4及びS5を表示画面の領域B1内の横方向に亘って均等に配置して表示させ、表示画面の領域C1内の横方向に亘ってキーS1及びS2を均等に配置して表示させる。
【0053】
また、制御部45は、上述したサイドキー2cの押下により表示画面の領域B1又はC1のいずれか一方を、ソフトキーS3、S4及びS5による操作を有効とする有効状態に切り替えてもよい。例えば、制御部45は、表示画面の領域B1が有効状態であり、領域C1が非有効状態においてサイドキー2cが押下されると、表示画面の領域C1を有効状態に切り替え、B1を非有効な状態に切り替える。
【0054】
また、制御部45は、サイドキー2cにより有効な状態に切り替えられた表示画面の領域B1又はC1の一方側のみにソフトキーをアプリケーションYにより均等に配置して表示させてもよい。
【0055】
具体的には、図7に示すように、制御部45は、表示画面を横長に使用している状態では、入力操作キー14が操作されると、操作キー表示画面の領域E1と領域F1の双方に操作されたキーに対応する文字を表示する。この際に、制御部45は、アプリケーションYにより、サイドキー2cにより有効状態に切り替えられた表示画面の領域E1に、図6に示すソフトキーと同様の機能を有するソフトキーS6〜S8を均等に配置して表示させ、サイドキー2cにより非有効な状態に切り替えられた表示画面の領域F1に、ソフトキーを表示させないよう制御する。ここで、図7では、表示画面の領域E1は、SMS(Short Message Service)用のアプリケーションに対応しており、表示画面の領域F1は、電子メール用のアプリケーションに対応しており、ソフトキーのいずれかを操作すると有効状態の側の領域E1の表示を継続しつつ、非有効な領域F1の表示を終了(消去)する。このように領域F1の表示を終了させた後は、領域E1の表示を領域F1の側にまで拡大して使用可能とする。ただし、領域F1の表示を終了させた直後においては、入力をキャンセルする操作(ソフトキー操作のキャンセル、あるいは最新入力文字の削除等)が生じると再び操作キー表示画面の領域E1と領域F1の双方に文字を表示した状態に復帰させる。
【0056】
図8は、本実施形態に係る制御部45の内部処理について示すフローチャートである。
ステップS1において、制御部45は、待ち受け画面において、操作部11の複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されたことを検出する。なお、待ち受け画面とは、壁紙ともいい、発着信及びアプリケーションの起動を待ち受ける画面である。
ステップS2において、制御部45は、上述したアプリケーションYを起動する。
【0057】
ステップS3において、制御部45は、携帯電話機1が開状態であるか交差状態であるか、すなわち、表示部21の表示画面が縦長で使用される状態であるか横長で使用される状態であるかを判定する。縦長で使用される状態である場合(YES)には、ステップS4へ進む。横長で使用される状態である場合(NO)には、ステップS6へ進む。
【0058】
ステップS4において、制御部45は、表示部21の表示画面をアプリケーションYにより上下に分割して表示させる。
ステップS5において、制御部45は、アプリケーションYにより複数のソフトキーを表示画面の横方向に亘って均等に配置して表示させる。そして、再度ステップS3へ戻る。
【0059】
ステップS6において、制御部45は、アプリケーションYにより表示部21の表示画面を左右に分割して表示させる。
【0060】
ステップS7において、制御部45は、アプリケーションYにより左右に分割された表示画面の一方側(有効状態である側)の横方向に亘って複数のソフトキーを均等に配置して表示させる。
【0061】
ステップS8において、制御部45は、サイドキーが押下されたか否かを判定する。サイドキーが押下された場合(YES)には、ステップS9へ進む。サイドキーが押下されない場合(NO)には、再度ステップS8の処理を繰り返す。
【0062】
ステップS9において、制御部45は、ステップS7において表示画面の有効状態である側を非有効な状態にし、表示画面の非有効状態である側を有効状態にする。そして、再度ステップS3へ戻る。すなわち、表示画面の左右分割表示における、有効状態に切り替えられた側の機能に対応させてソフトキーS6〜S8(図7参照)を表示させる。
【0063】
なお、図7において、制御部45は、表示画面の左右分割表示の状態で、ソフトキーS6〜S8のいずれかを操作すると有効状態な側の領域E1の表示を継続しつつ、非有効な側の領域F1を終了(消去)する。制御部45は、このように一方の領域の表示を終了させた後は、この領域にまで、表示継続する側の表示を拡大する。また、制御部45は、非有効な側の領域F1の表示を終了させた直後においては、入力をキャンセルする操作(ソフトキー操作のキャンセル、あるいは最新入力文字の削除等)が生じると、再び操作キー表示画面を、領域E1と領域F1の双方に文字を表示した状態に復帰させる。
【0064】
以上説明したように、本実施形態によれば、制御部45は、表示画面を縦長に使用している状態では、表示画面を上下に分割して、表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。そして、制御部45は、表示画面を横長に使用している状態では、表示画面を左右に分割して、一方側に第1の文字種の文字を表示させ、他方側に第2の文字種の文字を表示させると共に、一方側又は他方側のいずれか一方に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。これにより、携帯電話機1は、表示部21の表示画面を縦長に使用している状態であっても、ソフトキーが第1の文字種の文字(例えば、平仮名文字)又は第2の文字種の文字(例えば、数字)が表示される表示画面のいずれに対応するものであるかが明確になり、ユーザの操作性が向上する。
【0065】
また、制御部45は、表示画面のうち、第2の文字種の文字を表示させている他方側に、第2の文字種の文字を用いた機能に関連する複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。これにより、携帯電話機1は、第2の文字種の文字を用いた機能を適切に選択して起動することができる。また、第2の文字種が数字である場合、携帯電話機1は、数字を用いた機能(例えば、電話発信アプリケーション、電話帳アプリケーション、電卓アプリケーション等)を適切に選択して起動することができる。
【0066】
また、操作部11は、表示画面を横長に使用している状態で、表示画面の一方側と他方側のいずれかを、複数のソフトキーによる操作を有効にする有効状態に切り替えるサイドキー2cを有している。これにより、携帯電話機1は、第1の文字種又は第2の文字種が表示される表示画面を簡易な操作で切り替えることができる。
【0067】
また、制御部45は、サイドキー2cによりアクティブな状態に切り替えられた表示画面の一方側又は他方側に複数のソフトキーを均等に配置して表示させる。これにより、携帯電話機1は、切り替えられた表示画面でのソフトキーに対応する機能を適切に選択して、起動することができる。
【0068】
また、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結し、表示画面を縦長又は横長で使用する状態に遷移可能な連結部4を備えている。これにより、携帯電話機1は、縦長で使用する状態及び横長で使用する状態を好適に切り替えることができる。
【0069】
なお、上記実施の形態においては、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが連結され、開状態において支持部4bに対する表示部側筐体3の相対位置の変動を、ホール素子及び磁性部等を用いて検出することで、表示画面を縦長に使用している状態か表示画面を横長に使用している状態かを判別する例を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、単一の連結されない筐体であって、タッチパネルを備えたストレート型端末の場合には、別途加速度センサ等を筐体内に搭載し、筐体の傾斜状態を検出することによって表示画面を縦長に使用している状態か表示画面を横長に使用している状態かを判別するよう構成してもよい。なお、この場合、操作部は物理的な押圧ストロークを必要とするキースイッチではなく、各操作キーに対する接触を検出する仮想的な操作キーをタッチパネルに表示させ、これを複数の操作キーを有する操作部としてもよい。
【0070】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、物理的な複数の操作キーを有する携帯電話機1について説明したが、本発明はこれに制限されず、例えば、表示部21にタッチパネルを適用した仮想的なキーを有する携帯電話機であってもよい。
【0071】
また、上述した実施形態において、携帯電子機器としての携帯電話機1について説明したが、他の携帯電子機器にも適用可能である。例えば、本発明の携帯電子機器は、デジタルカメラ、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、パソコン、ノートパソコン、携帯ゲーム装置等であってもよい。
【0072】
なお、本発明は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを備えた携帯電話機1以外にも、タブレットデバイス100において実施することも可能である。図9は、縦長に使用しているときのタブレットデバイス100の正面図である。
【0073】
タブレットデバイス100は、タッチスクリーンディスプレイ200を備える。
タッチスクリーンディスプレイ200は、ディスプレイ200Aと、タッチスクリーン200Bとを有する。ディスプレイ200Aは、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、または無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを備える。ディスプレイ200Aは、文字、画像、記号、および図形等を表示する。
【0074】
タッチスクリーン200Bは、タッチスクリーン200Bに対する指、ペン、またはスタイラスペン等の接触を検出する。タッチスクリーン200Bは、少なくとも、指、ペン、またはスタイラスペン等がタッチスクリーン200Bに接触した位置を検出する。タッチスクリーン200Bの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(または超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、および荷重検出方式等の任意の方式でよい。
【0075】
本発明が、タブレットデバイス100において実施される場合においては、先の実施形態の図6(a)で示した本発明は、図9に示されるように実現される。つまり、タッチスクリーンディスプレイ200の領域A3に、先の実施形態における操作部11に相当する構成が表示され、当該表示された操作部が利用者によって操作される。
【0076】
同様に、本発明が、タブレットデバイス100において実施される場合においては、先の実施形態の図6(b)で示した本発明は、図10に示されるように実現される。つまり、タッチスクリーンディスプレイ200の領域X1に、先の実施形態における操作部11に相当する構成が表示され、当該表示された操作部が利用者によって操作される。
同様に、本発明が、タブレットデバイス100において実施される場合においては、先の実施形態の図6(c)で示した本発明は、図11に示されるように実現される。つまり、タッチスクリーンディスプレイ200の領域Y1に、先の実施形態における操作部11に相当する構成が表示され、当該表示された操作部が利用者によって操作される。
同様に、本発明が、タブレットデバイス100において実施される場合においては、先の実施形態の図7で示した本発明は、図12に示されるように実現される。つまり、タッチスクリーンディスプレイ200の領域Z1に、先の実施形態における操作部11に相当する構成が表示され、当該表示された操作部が利用者によって操作される。
【符号の説明】
【0077】
1 携帯電話機(携帯電子機器)
11 操作部
21 表示部
45 制御部
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部を有する携帯電子機器及びその入力方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示部と操作部とを有する電子機器は、表示部に待ち受け画面が表示されている状態で操作部を操作すると、操作部に割り当てられている文字種の異なる文字を入力して、表示部のそれぞれ異なる領域に表示する。そして、電子機器は、入力された文字が表示部に表示された状態で複数のアプリケーションのメニューの中から所望のアプリケーションを選択することにより、表示された文字を入力した状態で選択したアプリケーションを起動させていた(例えば、特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−200243号公報
【特許文献2】特開2009−032209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1及び2に記載の電子機器は、文字種の異なる文字を上下又は左右に2分割して入力して表示部の表示画面に表示する。例えば、特許文献1及び2に記載の電子機器では、表示部の表示画面を横長に使用している状態では、文字種の異なる文字を左右に2分割して入力して表示部の表示画面に表示する。
【0005】
このような場合、ユーザは、文字種の異なる文字それぞれに対応するソフトキーが、左右に2分割して入力された異なる文字種のうちのどちらに対応しているかが判断しにくく、操作性を損なうおそれがあった。
【0006】
本発明は、表示部の表示画面を横長に使用している状態であっても、文字種の異なる文字それぞれに対応するソフトキーを適切に表示することが可能な携帯電子機器及び入力方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る携帯電子機器は、上記課題を解決するために、略長方形の表示画面を有する表示部と、少なくとも第1及び第2の文字種の文字が割り当てられた複数の操作キーを有する操作部と、前記複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた前記第1及び第2の文字種の文字を前記表示画面に表示させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させ、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側又は前記他方側で前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。
【0008】
また、前記制御部は、前記表示画面のうち、前記第2の文字種の文字を表示させている前記他方側に、前記第2の文字種の文字を用いた機能に関連する前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させることが好ましい。
【0009】
前記制御部は、前記表示画面の前記一方側に前記第1の文字種の文字を、前記他方側に前記第2の文字種の文字を表示させ、かつ当該他方側に前記第2の文字種の文字を用いた機能に関連する前記複数のソフトキーを配置して表示させている状態で、当該複数のソフトキーのいずれかが操作されると、前記表示画面の前記一方側の前記第1の文字種の文字の表示を消去することが好ましい。
【0010】
また、前記操作部は、前記表示画面を横長に使用している状態で、前記表示画面の前記一方側と前記他方側のいずれかを、前記複数のソフトキーによる操作を有効とする有効状態に切り替える切り替えキーを有することが好ましい。
【0011】
また、前記制御部は、前記切り替えキーによりアクティブな前記有効状態に切り替えられた前記表示画面の前記一方側又は前記他方側に、前記複数のソフトキーを左右方向に均等に配置して表示させることが好ましい。
【0012】
また、前記携帯電子機器は、前記表示部を有する第1の筐体と、前記操作部を有する第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結し、前記表示画面を縦長又は横長で使用する状態に遷移可能な連結部と、をさらに備えることが好ましい。
【0013】
本発明に係る携帯電子機器は、上記課題を解決するために、略長方形の表示画面を有する表示部と、少なくとも第1及び第2の文字種の文字が割り当てられた複数の操作キーを有する操作部と、前記複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた前記第1及び第2の文字種の文字を前記表示画面に表示させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に均等に配置して表示させ、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側及び前記他方側の双方に亘る領域で、前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。
【0014】
本発明に係る入力方法は、上記課題を解決するために、表示部と操作部とを備える携帯電子機器における入力方法であって、前記操作部の複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた第1及び第2の文字種の文字を前記表示部の表示画面に表示させるステップと、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させるステップと、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側又は前記他方側で前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させるステップと、を備える入力方法。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、表示部の表示画面を横長に使用している状態であっても、文字種の異なる文字それぞれに対応するソフトキーを適切に表示することが可能な携帯電子機器及び入力方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】携帯電話機1の開状態における正面図である。
【図2】携帯電話機1の開状態における側面図である。
【図3】携帯電話機1の交差状態における正面図である。
【図4】本実施形態に係る携帯電話機の機能を示す機能ブロック図である。
【図5】本実施形態に係るキーアサインについて説明するための図である。
【図6】本実施形態に係る表示部に表示される画面遷移例を示す図(1)である。
【図7】本実施形態に係る表示部に表示される画面遷移例を示す図(2)である。
【図8】本実施形態に係る制御部の内部処理について示すフローチャートである。
【図9】本実施形態に係るタブレットデバイスに表示される画面遷移例を示す図(1)である。
【図10】本実施形態に係るタブレットデバイスに表示される画面遷移例を示す図(2)である。
【図11】本実施形態に係るタブレットデバイスに表示される画面遷移例を示す図(3)である。
【図12】本実施形態に係るタブレットデバイスに表示される画面遷移例を示す図(4)である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1から図3を参照して携帯電子機器としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1の開状態における正面図である。図2は、携帯電話機1の開状態における側面図である。図3は、携帯電話機1の交差状態における正面図である。
【0018】
図1から図3に示すように、本実施形態の携帯電話機1は、第1筐体としての操作部側筐体2と、第2筐体としての表示部側筐体3と、を備える。
【0019】
操作部側筐体2は、その外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作部11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12とが、それぞれ露出するように構成される。
【0020】
操作部11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15とにより構成される。操作部11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、あるいは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
【0021】
表示部側筐体3は、その外面がフロントケース3aとリアケース3bとにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3aには、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバ22とが、それぞれ露出して配置される。ここで、表示部21は、液晶パネル、この液晶パネルを駆動する駆動回路、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部等から構成される。
【0022】
操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、連結部4は、ヒンジ機構4aと、支持部4bと、回転機構4cと、を備える。
【0023】
図2に示すように、操作部側筐体2における連結部4側の端部と支持部4bとは、ヒンジ機構4aを介して連結される。表示部側筐体3とヒンジ機構4aとは、支持部4bを介して接続される。支持部4bと表示部側筐体3とは、回転機構4cを介して接続される。これにより、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とヒンジ機構4a、支持部4b及び回転機構4cを介して連結し、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かし、また、表示部側筐体3と支持部4bとを相対的に動かすことが可能に構成される。
【0024】
つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2の長手方向と表示部側筐体3の長手方向とが略一致し、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)と、開状態において、表示部側筐体3を支持部4bに対して回転軸Zを中心に回転させ、表示部側筐体3の長手方向と表示部側筐体3の長手方向とが所定の角度(例えば、略90°)で交差する状態(交差状態)にすることができる。
【0025】
ここで、閉状態とは、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが対向し、互いに重なるように配置された状態である。開状態とは、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重ならないように配置された状態である。交差状態とは、開状態から、支持部4bに対する表示部側筐体3の相対位置が変動する状態である。このように、連結部4は、開状態又は交差状態と、閉状態との間を移動可能に操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する。
【0026】
また、開状態、閉状態及び交差状態の検出は、例えば、ホール素子及び磁性部(いずれも図示せず)を用いて行うことができる。具体的には、ホール素子と磁性部とは、開状態及び交差状態において互いに離間すると共に、閉状態においてホール素子と磁性部とが筐体の厚さ方向において重なるように配置される。このとき、開状態、閉状態及び交差状態では、ホール素子と磁性部との距離がそれぞれ異なるため、磁性部からホール素子へ放射される磁力線の強さも異なる。このように、ホール素子は、磁性部から放射される磁力線の強さ(磁力の大きさ)により、携帯電話機1における開状態、閉状態及び交差状態を検出する。
【0027】
また、図2に示すように、操作部側筐体2の側面には、サイドキー2cが形成されている。サイドキー2cの機能については、後述する。
【0028】
図4は、携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図である。携帯電話機1は、例えば、図4に示すように、操作部11と、マイク12と、メインアンテナ40と、RF回路部41と、表示制御部42と、音声処理部43と、メモリ44と、制御部45と、が操作部側筐体2に備えられる。携帯電話機1は、表示部21と、レシーバ22と、ドライバIC23と、が表示部側筐体3に備えられている。
【0029】
メインアンテナ40は、第1の使用周波数帯(例えば、800MHz)で基地局等と通信を行い、GPS通信のための第2の使用周波数帯(例えば、1.5GHz)に対応できるデュアルバンド対応構成である。なお、本実施の形態では、第1の使用周波数帯として、800MHzとしたが、これ以外の周波数帯であってもよい。また、メインアンテナ40は、第1の使用周波数帯で外部装置と通信を行い、GPS通信のための第2の使用周波数帯に対応できるアンテナを別途設けてもよい。
【0030】
RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部45に供給する。そして、RF回路部41は、制御部45から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置(基地局)に送信する。また、その一方で、RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信している信号の強度を制御部45へ通知を行う。
【0031】
表示制御部42は、制御部45の制御にしたがって、所定の画像処理を行い、処理後の画像データをドライバIC23に出力する。ドライバIC23は、表示制御部42から供給された画像データをフレームメモリに蓄え、所定のタイミングで表示部21に出力する。
【0032】
音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、RF回路部41から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号をレシーバ22又はスピーカ(図示せず)に出力する。レシーバ22又はスピーカは、音声処理部43から供給された信号を外部に出力する。
【0033】
また、音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、マイク12から入力された信号を処理し、処理後の信号をRF回路部41に出力する。RF回路部41は、音声処理部43から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をメインアンテナ40に出力する。
【0034】
メモリ44は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部45による演算処理に利用される。また、メモリ44には、複数のアプリケーションや当該アプリケーションが必要とする各種のテーブル等が記憶されている。また、メモリ44は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
【0035】
制御部45は、携帯電話機1の全体を制御しており、中央処理装置(CPU)等を用いて構成される。ここで、操作部11によるキー操作に応じた制御部45の制御動作について説明する。制御部45は、原則的に現在アクティブに起動されているアプリケーションに応じて、操作部11を構成する各キー(機能設定操作キー13、入力操作キー14、決定操作キー15)に割り当てる記号や機能を変化させる。
【0036】
具体的には、操作部11は、いずれかのキーが押下されたときに、当該キーの位置情報(例えば、図5(a)に示すように、入力操作キー14の第2行左列のキー(「1」と「あ」が表面に印刷されているキー)が押下された場合には、(X2、Y1)なる位置情報)を制御部45に送信する。制御部45は、メモリ44にアクセスして、現在アクティブになっているアプリケーションに対応するキーアサインテーブルを参照し、操作部11から送信されてきた位置情報から割り当てられている記号や機能の処理を実行する。例えば、メモリ44には、図5(b)〜図5(d)に示すように、複数のキーアサインテーブルが格納されている。なお、図5(b)は、電話発信を行う際に利用されるテーブルであり、図5(c)は、メモ帳アプリケーションやメールアプリケーションにおいて利用されるテーブルであり、図5(d)は、テレビアプリケーションにおいてチャンネルを変更する際に利用されるテーブルである。
【0037】
なお、記号の処理の実行とは、例えば、現在アクティブになっているアプリケーションがメモ帳の場合には、「1」や「あ」を表示部21に表示することを意味している。また、機能の処理の実行とは、例えば、現在アクティブになっているアプリケーションがテレビの場合に、表示チャンネルを1chに設定することを意味している。
【0038】
また、メモリ44には、複数のキーアサインテーブルが格納されている。制御部45は、アプリケーションに応じて、参照するキーアサインテーブルを切り替え、操作部11から送信されてくるキーの位置情報に基づいて所定のキーアサインテーブルを参照して、所定の処理を実行する。
【0039】
このように構成される携帯電話機1では、通信の待ち受け状態において、キー操作が行われた場合に、当該キーに割り当てられている複数の記号(例えば、数字や文字)それぞれを、例えば、別々の画面領域に並列的に表示し、所定のキー操作が行われた場合に一方の記号が表示されている画面を有効にするアプリケーションYを有している。また、アプリケーションYは、通信の待ち受け状態において、キー操作が行われた場合に、当該キーに割り当てられている複数の記号のうち、一の記号(例えば、文字)を表示してもよい。
【0040】
また、携帯電話機1において、アプリケーションYは、操作部11により入力された文字の変換候補あるいは、次に続く予測候補を表示させると機能を有する。さらに、アプリケーションYは、これらの変換候補あるいは予測候補が選択されることにより、アプリケーション名又はアプリケーションに関する処理内容を示す文字列が入力された場合には、このアプリケーションを実行する機能を有している。
【0041】
次に、図6及び図7を参照しながら本実施形態に係る制御部45による処理について説明する。図6及び図7は、本実施形態に係る表示部21に表示される画面遷移例を示す図である。
【0042】
本実施形態に係る制御部45は、表示部21の表示画面を縦長に使用している状態(開状態、図1参照)で、操作部11の複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、アプリケーションYにより、表示画面を上下に分割して、一方側に一の操作キーに割り当てられた第1の文字種の文字を表示させ、他方側に一の操作キーに割り当てられた第2の文字種の文字を表示させる。
【0043】
具体的には、図6(a)に示すように、制御部45は、表示部21の表示画面を縦長に使用している状態で、操作キーが操作されると、アプリケーションYを起動する。そして、制御部45は、アプリケーションYにより表示画面を上下に分割して、操作された操作キーに割り当てられた平仮名文字(この例では「わたな」)を表示画面の領域A1に表示させ、操作キーに割り当てられた数字(この例では「045」)を表示画面の領域A2に表示させる。
【0044】
また、制御部45は、表示画面の領域A1に表示される平仮名文字の変換候補を表示させるための領域A10をアプリケーションYにより表示させる。また、制御部45は、表示画面の領域A2に表示される数字を用いた機能に関連する複数のキーS1及びS2をアプリケーションYにより表示させる。ここで、キーS1は、電話発信アプリケーションにより領域A2に表示される数字を用いて電話発信を行うためのキーであり、キーS2は、電話帳アプリケーションにより領域A2に表示される数字を電話帳に登録するためのキーである。
【0045】
また、制御部45は、表示画面の領域A1に表示される文字の文字種を変更するためのソフトキーS3、表示画面の領域A1に表示される文字に対して各種操作を確定するためのソフトキーS4及び表示画面の領域A1に表示される文字に対して各種機能を表示するためのソフトキーS5を、アプリケーションYにより表示画面の領域A2に表示させる。また、キー13a、15a及び13bはそれぞれ、ソフトキーS3、S4及びS5に対応しており、各ソフトキーの表示に対応した機能が押下時に実行される。
【0046】
ソフトキーS3、S4及びS5それぞれは、操作部11の操作キーと関連付けられている。例えば、ソフトキーS3及びS5は、操作部11の機能設定操作キー13のうち、13a、13bと関連付けられており、ソフトキーS4は、操作部11の決定操作キー15aと関連付けられている。そして、機能設定操作キー13a、13b又は決定操作キー15aが押下されると、ソフトキーS3及びS5それぞれの表示に対応する機能を実行する。また、決定操作キー15aが押下されると、直前に行われた操作を確定する。
なお、キーS1は、例えば、図5の(X1、Y1)に示すキーであり、キーS2は、例えば、図1及び3の機能設定操作キー13のうちの1つ(例えば、4つの機能設定操作キー13のうちの右下に位置するキー)である。また、ソフトキーとは、随時変化する機能を、各状況に応じて割り当て、ボタンを模した領域に表示させるものである。
【0047】
このような図6(a)に示す表示部21の表示画面を縦長に使用している状態から、表示部側筐体3を支持部4bに対して回転軸Zを中心に回転させ、交差状態、すなわち、表示部21の表示画面を横長に使用している状態(図3参照)へ遷移させる。制御部45は、表示画面を横長に使用している状態では、図6(b)に示すように、表示画面を左右に分割して、左側の領域B1に平仮名文字「わたな」を表示させ、右側の領域C1に数字「045」をアプリケーションYにより表示させる。
【0048】
また、制御部45は、表示画面の領域B1に表示される平仮名文字の変換候補を表示させるための領域B10を表示させる。また、制御部45は、表示画面の領域C1に表示される数字を用いた機能に関連するキーS1及びS2をアプリケーションYにより表示させる。
【0049】
また、制御部45は、表示画面の領域B1が有効状態とされている場合には、表示画面の下側における、左右の領域B1,C1に亘る領域D1に、表示画面の領域B1に表示される文字を用いた機能に関連するソフトキーS3、S4及びS5を表示させる。そして、制御部45は、表示画面の領域C1が有効状態とされている場合には、領域D1に、領域C1に表示される文字を用いた機能に関連するソフトキーを表示させる。すなわち、制御部45は、表示画面の横方向に亘って有効状態とされる側に対応するソフトキーS3、S4及びS5を、アプリケーションYにより均等に配置して表示させる。
【0050】
また、制御部45は、表示画面の領域B1が有効状態とされている状態で、表示画面の領域D1に、領域B1の入力文字に対応するソフトキーS3、S4及びS5を配置して表示させていても、領域C1の入力文字に対応するキーS1、S2が操作されると、領域C1側を有効な状態に切替えると共に、領域B1側の表示を終了(消去)し、消去した領域にまで領域C1の表示を拡大する。また、ソフトキーS3、S4及びS5のいずれかが操作された場合には領域C1側の表示を終了(消去)し、消去した領域にまで領域B1の表示を拡大する。これらのような一方の領域の表示を終了した直後であっても、入力をキャンセルする操作(キー操作のキャンセル、あるいは最新入力文字の削除等)が生じると再び表示画面の領域B1と領域C1の双方による表示の状態に復帰させてもよい。
【0051】
ここで、図6(b)に替えて、制御部45は、キーS1、2及びソフトキーS3〜S5を図6(c)に示すように表示させてもよい。
【0052】
すなわち、図6(c)に示すように、表示画面を横長に使用している状態では、制御部45は、アプリケーションYにより、ソフトキーS3、S4及びS5を表示画面の領域B1内の横方向に亘って均等に配置して表示させ、表示画面の領域C1内の横方向に亘ってキーS1及びS2を均等に配置して表示させる。
【0053】
また、制御部45は、上述したサイドキー2cの押下により表示画面の領域B1又はC1のいずれか一方を、ソフトキーS3、S4及びS5による操作を有効とする有効状態に切り替えてもよい。例えば、制御部45は、表示画面の領域B1が有効状態であり、領域C1が非有効状態においてサイドキー2cが押下されると、表示画面の領域C1を有効状態に切り替え、B1を非有効な状態に切り替える。
【0054】
また、制御部45は、サイドキー2cにより有効な状態に切り替えられた表示画面の領域B1又はC1の一方側のみにソフトキーをアプリケーションYにより均等に配置して表示させてもよい。
【0055】
具体的には、図7に示すように、制御部45は、表示画面を横長に使用している状態では、入力操作キー14が操作されると、操作キー表示画面の領域E1と領域F1の双方に操作されたキーに対応する文字を表示する。この際に、制御部45は、アプリケーションYにより、サイドキー2cにより有効状態に切り替えられた表示画面の領域E1に、図6に示すソフトキーと同様の機能を有するソフトキーS6〜S8を均等に配置して表示させ、サイドキー2cにより非有効な状態に切り替えられた表示画面の領域F1に、ソフトキーを表示させないよう制御する。ここで、図7では、表示画面の領域E1は、SMS(Short Message Service)用のアプリケーションに対応しており、表示画面の領域F1は、電子メール用のアプリケーションに対応しており、ソフトキーのいずれかを操作すると有効状態の側の領域E1の表示を継続しつつ、非有効な領域F1の表示を終了(消去)する。このように領域F1の表示を終了させた後は、領域E1の表示を領域F1の側にまで拡大して使用可能とする。ただし、領域F1の表示を終了させた直後においては、入力をキャンセルする操作(ソフトキー操作のキャンセル、あるいは最新入力文字の削除等)が生じると再び操作キー表示画面の領域E1と領域F1の双方に文字を表示した状態に復帰させる。
【0056】
図8は、本実施形態に係る制御部45の内部処理について示すフローチャートである。
ステップS1において、制御部45は、待ち受け画面において、操作部11の複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されたことを検出する。なお、待ち受け画面とは、壁紙ともいい、発着信及びアプリケーションの起動を待ち受ける画面である。
ステップS2において、制御部45は、上述したアプリケーションYを起動する。
【0057】
ステップS3において、制御部45は、携帯電話機1が開状態であるか交差状態であるか、すなわち、表示部21の表示画面が縦長で使用される状態であるか横長で使用される状態であるかを判定する。縦長で使用される状態である場合(YES)には、ステップS4へ進む。横長で使用される状態である場合(NO)には、ステップS6へ進む。
【0058】
ステップS4において、制御部45は、表示部21の表示画面をアプリケーションYにより上下に分割して表示させる。
ステップS5において、制御部45は、アプリケーションYにより複数のソフトキーを表示画面の横方向に亘って均等に配置して表示させる。そして、再度ステップS3へ戻る。
【0059】
ステップS6において、制御部45は、アプリケーションYにより表示部21の表示画面を左右に分割して表示させる。
【0060】
ステップS7において、制御部45は、アプリケーションYにより左右に分割された表示画面の一方側(有効状態である側)の横方向に亘って複数のソフトキーを均等に配置して表示させる。
【0061】
ステップS8において、制御部45は、サイドキーが押下されたか否かを判定する。サイドキーが押下された場合(YES)には、ステップS9へ進む。サイドキーが押下されない場合(NO)には、再度ステップS8の処理を繰り返す。
【0062】
ステップS9において、制御部45は、ステップS7において表示画面の有効状態である側を非有効な状態にし、表示画面の非有効状態である側を有効状態にする。そして、再度ステップS3へ戻る。すなわち、表示画面の左右分割表示における、有効状態に切り替えられた側の機能に対応させてソフトキーS6〜S8(図7参照)を表示させる。
【0063】
なお、図7において、制御部45は、表示画面の左右分割表示の状態で、ソフトキーS6〜S8のいずれかを操作すると有効状態な側の領域E1の表示を継続しつつ、非有効な側の領域F1を終了(消去)する。制御部45は、このように一方の領域の表示を終了させた後は、この領域にまで、表示継続する側の表示を拡大する。また、制御部45は、非有効な側の領域F1の表示を終了させた直後においては、入力をキャンセルする操作(ソフトキー操作のキャンセル、あるいは最新入力文字の削除等)が生じると、再び操作キー表示画面を、領域E1と領域F1の双方に文字を表示した状態に復帰させる。
【0064】
以上説明したように、本実施形態によれば、制御部45は、表示画面を縦長に使用している状態では、表示画面を上下に分割して、表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。そして、制御部45は、表示画面を横長に使用している状態では、表示画面を左右に分割して、一方側に第1の文字種の文字を表示させ、他方側に第2の文字種の文字を表示させると共に、一方側又は他方側のいずれか一方に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。これにより、携帯電話機1は、表示部21の表示画面を縦長に使用している状態であっても、ソフトキーが第1の文字種の文字(例えば、平仮名文字)又は第2の文字種の文字(例えば、数字)が表示される表示画面のいずれに対応するものであるかが明確になり、ユーザの操作性が向上する。
【0065】
また、制御部45は、表示画面のうち、第2の文字種の文字を表示させている他方側に、第2の文字種の文字を用いた機能に関連する複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる。これにより、携帯電話機1は、第2の文字種の文字を用いた機能を適切に選択して起動することができる。また、第2の文字種が数字である場合、携帯電話機1は、数字を用いた機能(例えば、電話発信アプリケーション、電話帳アプリケーション、電卓アプリケーション等)を適切に選択して起動することができる。
【0066】
また、操作部11は、表示画面を横長に使用している状態で、表示画面の一方側と他方側のいずれかを、複数のソフトキーによる操作を有効にする有効状態に切り替えるサイドキー2cを有している。これにより、携帯電話機1は、第1の文字種又は第2の文字種が表示される表示画面を簡易な操作で切り替えることができる。
【0067】
また、制御部45は、サイドキー2cによりアクティブな状態に切り替えられた表示画面の一方側又は他方側に複数のソフトキーを均等に配置して表示させる。これにより、携帯電話機1は、切り替えられた表示画面でのソフトキーに対応する機能を適切に選択して、起動することができる。
【0068】
また、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結し、表示画面を縦長又は横長で使用する状態に遷移可能な連結部4を備えている。これにより、携帯電話機1は、縦長で使用する状態及び横長で使用する状態を好適に切り替えることができる。
【0069】
なお、上記実施の形態においては、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが連結され、開状態において支持部4bに対する表示部側筐体3の相対位置の変動を、ホール素子及び磁性部等を用いて検出することで、表示画面を縦長に使用している状態か表示画面を横長に使用している状態かを判別する例を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、単一の連結されない筐体であって、タッチパネルを備えたストレート型端末の場合には、別途加速度センサ等を筐体内に搭載し、筐体の傾斜状態を検出することによって表示画面を縦長に使用している状態か表示画面を横長に使用している状態かを判別するよう構成してもよい。なお、この場合、操作部は物理的な押圧ストロークを必要とするキースイッチではなく、各操作キーに対する接触を検出する仮想的な操作キーをタッチパネルに表示させ、これを複数の操作キーを有する操作部としてもよい。
【0070】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、物理的な複数の操作キーを有する携帯電話機1について説明したが、本発明はこれに制限されず、例えば、表示部21にタッチパネルを適用した仮想的なキーを有する携帯電話機であってもよい。
【0071】
また、上述した実施形態において、携帯電子機器としての携帯電話機1について説明したが、他の携帯電子機器にも適用可能である。例えば、本発明の携帯電子機器は、デジタルカメラ、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、パソコン、ノートパソコン、携帯ゲーム装置等であってもよい。
【0072】
なお、本発明は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを備えた携帯電話機1以外にも、タブレットデバイス100において実施することも可能である。図9は、縦長に使用しているときのタブレットデバイス100の正面図である。
【0073】
タブレットデバイス100は、タッチスクリーンディスプレイ200を備える。
タッチスクリーンディスプレイ200は、ディスプレイ200Aと、タッチスクリーン200Bとを有する。ディスプレイ200Aは、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、または無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを備える。ディスプレイ200Aは、文字、画像、記号、および図形等を表示する。
【0074】
タッチスクリーン200Bは、タッチスクリーン200Bに対する指、ペン、またはスタイラスペン等の接触を検出する。タッチスクリーン200Bは、少なくとも、指、ペン、またはスタイラスペン等がタッチスクリーン200Bに接触した位置を検出する。タッチスクリーン200Bの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(または超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、および荷重検出方式等の任意の方式でよい。
【0075】
本発明が、タブレットデバイス100において実施される場合においては、先の実施形態の図6(a)で示した本発明は、図9に示されるように実現される。つまり、タッチスクリーンディスプレイ200の領域A3に、先の実施形態における操作部11に相当する構成が表示され、当該表示された操作部が利用者によって操作される。
【0076】
同様に、本発明が、タブレットデバイス100において実施される場合においては、先の実施形態の図6(b)で示した本発明は、図10に示されるように実現される。つまり、タッチスクリーンディスプレイ200の領域X1に、先の実施形態における操作部11に相当する構成が表示され、当該表示された操作部が利用者によって操作される。
同様に、本発明が、タブレットデバイス100において実施される場合においては、先の実施形態の図6(c)で示した本発明は、図11に示されるように実現される。つまり、タッチスクリーンディスプレイ200の領域Y1に、先の実施形態における操作部11に相当する構成が表示され、当該表示された操作部が利用者によって操作される。
同様に、本発明が、タブレットデバイス100において実施される場合においては、先の実施形態の図7で示した本発明は、図12に示されるように実現される。つまり、タッチスクリーンディスプレイ200の領域Z1に、先の実施形態における操作部11に相当する構成が表示され、当該表示された操作部が利用者によって操作される。
【符号の説明】
【0077】
1 携帯電話機(携帯電子機器)
11 操作部
21 表示部
45 制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
略長方形の表示画面を有する表示部と、
少なくとも第1及び第2の文字種の文字が割り当てられた複数の操作キーを有する操作部と、
前記複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた前記第1及び第2の文字種の文字を前記表示画面に表示させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させ、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側又は前記他方側で前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる、携帯電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、前記表示画面のうち、前記第2の文字種の文字を表示させている前記他方側に、前記第2の文字種の文字を用いた機能に関連する前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる請求項1に記載の携帯電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記表示画面の前記一方側に前記第1の文字種の文字を、前記他方側に前記第2の文字種の文字を表示させ、かつ当該他方側に前記第2の文字種の文字を用いた機能に関連する前記複数のソフトキーを配置して表示させている状態で、当該複数のソフトキーのいずれかが操作されると、前記表示画面の前記一方側の前記第1の文字種の文字の表示を消去する請求項2に記載の携帯電子機器。
【請求項4】
前記操作部は、前記表示画面を横長に使用している状態で、前記表示画面の前記一方側と前記他方側のいずれかを、前記複数のソフトキーによる操作を有効とする有効状態に切り替える切り替えキーを有する請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記切り替えキーによりアクティブな前記有効状態に切り替えられた前記表示画面の前記一方側又は前記他方側に、前記複数のソフトキーを左右方向に均等に配置して表示させる請求項4に記載の携帯電子機器。
【請求項6】
前記表示部を有する第1の筐体と、
前記操作部を有する第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結し、前記表示画面を縦長又は横長で使用する状態に遷移可能な連結部と、をさらに備える請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
【請求項7】
略長方形の表示画面を有する表示部と、
少なくとも第1及び第2の文字種の文字が割り当てられた複数の操作キーを有する操作部と、
前記複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた前記第1及び第2の文字種の文字を前記表示画面に表示させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に均等に配置して表示させ、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側及び前記他方側の双方に亘る領域で、前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる、携帯電子機器。
【請求項8】
表示部と操作部とを備える携帯電子機器における入力方法であって、
前記操作部の複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた第1及び第2の文字種の文字を前記表示部の表示画面に表示させるステップと、
前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させるステップと、
前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側又は前記他方側で前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させるステップと、を備える入力方法。
【請求項1】
略長方形の表示画面を有する表示部と、
少なくとも第1及び第2の文字種の文字が割り当てられた複数の操作キーを有する操作部と、
前記複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた前記第1及び第2の文字種の文字を前記表示画面に表示させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させ、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側又は前記他方側で前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる、携帯電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、前記表示画面のうち、前記第2の文字種の文字を表示させている前記他方側に、前記第2の文字種の文字を用いた機能に関連する前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる請求項1に記載の携帯電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記表示画面の前記一方側に前記第1の文字種の文字を、前記他方側に前記第2の文字種の文字を表示させ、かつ当該他方側に前記第2の文字種の文字を用いた機能に関連する前記複数のソフトキーを配置して表示させている状態で、当該複数のソフトキーのいずれかが操作されると、前記表示画面の前記一方側の前記第1の文字種の文字の表示を消去する請求項2に記載の携帯電子機器。
【請求項4】
前記操作部は、前記表示画面を横長に使用している状態で、前記表示画面の前記一方側と前記他方側のいずれかを、前記複数のソフトキーによる操作を有効とする有効状態に切り替える切り替えキーを有する請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記切り替えキーによりアクティブな前記有効状態に切り替えられた前記表示画面の前記一方側又は前記他方側に、前記複数のソフトキーを左右方向に均等に配置して表示させる請求項4に記載の携帯電子機器。
【請求項6】
前記表示部を有する第1の筐体と、
前記操作部を有する第2の筐体と、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結し、前記表示画面を縦長又は横長で使用する状態に遷移可能な連結部と、をさらに備える請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
【請求項7】
略長方形の表示画面を有する表示部と、
少なくとも第1及び第2の文字種の文字が割り当てられた複数の操作キーを有する操作部と、
前記複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた前記第1及び第2の文字種の文字を前記表示画面に表示させる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に均等に配置して表示させ、前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側及び前記他方側の双方に亘る領域で、前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させる、携帯電子機器。
【請求項8】
表示部と操作部とを備える携帯電子機器における入力方法であって、
前記操作部の複数の操作キーのうち一の操作キーが操作されると、前記一の操作キーに割り当てられた第1及び第2の文字種の文字を前記表示部の表示画面に表示させるステップと、
前記表示画面を縦長に使用している状態では、前記表示画面を上下に分割して、前記表示画面に複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させるステップと、
前記表示画面を横長に使用している状態では、前記表示画面を左右に分割して、左右の一方側に前記第1の文字種の文字を表示させ、他方側に前記第2の文字種の文字を表示させると共に、前記一方側又は前記他方側で前記複数のソフトキーを左右方向に配置して表示させるステップと、を備える入力方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2013−12189(P2013−12189A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−120272(P2012−120272)
【出願日】平成24年5月25日(2012.5.25)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年5月25日(2012.5.25)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】
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