説明

撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラム

【課題】撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】
撮像部と、投影部と、画像データを再生するための処理を行う再生処理部と、前記撮像部が撮像を行う撮像モードと、前記再生処理部が再生処理を行う再生モードとを少なくとも含む動作モードを切り替える制御部と、を備え、前記制御部は、前記動作モードが再生モードに切り替えられた場合に、前記投影部の起動処理を開始する、撮像装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近日、小型プロジェクターを搭載した撮像装置が提案されている。この撮像装置によれば、撮像により取得したコンテンツをプロジェクターから投影できるので、表示装置を用いることなく大勢のユーザでコンテンツを観賞することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような撮像装置では、被写体の撮像を行なうモードや、コンテンツを再生するモードを含む動作モードを切り替える操作が行なわれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−252602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した動作モードを切り替える操作が行なわれると、撮像装置は切り替えられたモードに応じた制御を行なう。例えば、コンテンツを再生するモードに切り替えられた場合は、撮像装置は複数のサムネイルから成るインデックス画面を表示装置に表示させる。利用者は、表示されたサムネイルから再生するコンテンツを選択することができる。
【0006】
ここで、投影開始操作が行なわれると、撮像装置はプロジェクターの起動処理を行い、起動処理の終了後、画面を投影する。かかるプロジェクターの起動処理には時間がかかるため、利用者は投影開始操作後から投影開始まで待機しなければならず、ストレスを感じるという問題があった。
【0007】
このようなプロジェクターの起動処理に時間がかかる要因としては、例えばプロジェクターで利用される光源の明るさが安定するまで時間がかかることが考え得る。特に高圧水銀ランプを光源として有するプロジェクターの場合は、光源の明るさが安定するまで数十秒かかる。その他の光源として、例えばLED(Light Emitting Diode)を利用する場合は、大幅に光源点灯の時間を短縮できるため、数秒でプロジェクターを起動できるが、数秒の起動時間であっても利用者はストレスを感じる。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、速やかにプロジェクターからの投影を開始することが可能な、新規かつ改良された撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、撮像部と、投影部と、画像データを再生するための処理を行う再生処理部と、前記撮像部が撮像を行う撮像モードと、前記再生処理部が再生処理を行う再生モードとを少なくとも含む動作モードを切り替える制御部と、を備え、前記制御部は、前記動作モードが再生モードに切り替えられた場合に、前記投影部の起動処理を開始する、撮像装置が提供される。
【0010】
また、前記制御部は、前記起動処理の終了後、かつ前記投影部による投影開始の指示が入力された後に、前記投影部による投影を開始させてもよい。
【0011】
また、前記撮像装置は、表示部をさらに備え、前記再生モードにおいては、画像データの選択画面が前記表示部に表示され、前記選択画面から画像データが選択されると、前記再生処理部が前記選択された画像データを再生してもよい。
【0012】
また、前記制御部は、前記再生モードにおいて前記起動処理が行われている間、前記投影部の起動処理を実行中である旨を前記表示部に表示させてもよい。
【0013】
また、前記制御部は、前記再生モードにおいて前記起動処理の実行中に投影開始指示が入力された場合は、前記投影部の起動処理を実行中である旨を前記表示部に表示させてもよい。
【0014】
また、前記制御部は、前記再生モードにおいて前記起動処理が終了後、かつ前記投影部による投影開始の指示が入力されていない間は、前記投影部の起動処理が終了している旨を前記表示部に表示させてもよい。
【0015】
また、前記投影部の起動処理は、前記投影部の初期設定を行う処理を含んでもよい。
【0016】
また、前記投影部の起動処理は、前記投影部の光源からの光を遮断する蓋が閉じられている状態で前記投影部の光源を点灯させる処理を含み、前記投影部が投影を開始する際に前記蓋が開かれてもよい。
【0017】
また、前記投影部の光源は高圧水銀ランプであってもよい。
【0018】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、撮像部が撮像を行う撮像モードと、再生処理部が再生処理を行う再生モードとを少なくとも含む動作モードにおいて、前記動作モードを前記再生モードに切り替えるステップと、前記再生モードに切り替えられた場合に、投影部の起動処理を開始するステップと、を含む撮像装置が提供される。
【0019】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、撮像部が撮像を行う撮像モードと、再生処理部が再生処理を行う再生モードとを少なくとも含む動作モードにおいて、前記動作モードを前記再生モードに切り替えられた場合に、投影部の起動処理を開始する制御部、として機能させるためのプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0020】
以上説明したように本発明によれば、速やかにプロジェクターからの投影を開始することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態による撮像装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態による撮像装置の外観を示す斜視図である。
【図3】プロジェクターモジュールの構成を示した説明図である。
【図4】撮像画面の具体例を示した説明図である。
【図5】インデックス画面の具体例を示した説明図である。
【図6】再生画面の具体例を示した説明図である。
【図7】本発明の第1の実施形態による撮像装置の構成を示したブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施形態による撮像装置の動作処理を示すフローチャートである。
【図9】図8に示すフロー中の投影準備処理を示すフローチャートである。
【図10】図8に示すフロー中の投影開始処理を示すフローチャートである。
【図11】主制御部により生成されるインデックス画面の具体例を示した説明図である。
【図12】主制御部により生成されるインデックス画面の具体例を示した説明図である。
【図13】本発明の第2の実施形態によるプロジェクターモジュールの構成を示した説明図である。
【図14】本発明の第2の実施形態による撮像装置の投影準備処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0023】
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
【0024】
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.本発明の実施形態による撮像装置の基本構成
2.第1の実施形態
2−1.撮像装置の構成
2−2.撮像装置の動作
3.第2の実施形態
4.まとめ
【0025】
<1.本発明の実施形態による撮像装置の基本構成>
本発明は、一例として「2.第1の実施形態」〜「3.第2の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。また、各実施形態において説明する撮像装置(1)は、
A:画面を投影する投影部(プロジェクターモジュール18)と、
B:撮像装置の動作モードを切り替える制御部(100)と、を備え、
C:制御部(100)は、動作モードが再生モードに切り替えられた場合に、投影部の起動処理を開始する。
【0026】
以下では、まず、このような各実施形態において共通する基本構成について図1〜図6を参照して説明する。
【0027】
図1および図2は、本発明の実施形態による撮像装置1の外観を示す斜視図である。図1に示したように、撮像装置1は、本体4、ヒンジ機構6、および開閉部8を備える。なお、図1および図2には撮像装置の一例として撮像装置1(ビデオカメラ)を示しているが、撮像装置はかかる例に限定されない。例えば、撮像装置は、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などの情報処理装置であってもよい。
【0028】
撮像装置1の本体4は、ズーム操作部21と、マニュアル操作部22と、静止画撮像操作部23と、モード操作部24と、投影切替操作部25と、撮像光学系31と、を備える。
【0029】
撮像光学系31は、被写体から発せられる光を集光する撮影レンズおよびズームレンズを備え、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの信号変換部に被写体像を形成する撮像部である。被写体像が信号変換部に形成されると、被写体像は信号変換部により電気的な画像信号に変換される。
【0030】
ズーム操作部21は、撮像光学系31の焦点距離を変更するためのユーザ操作を受け付ける。ズーム操作部21は、図1に示したように例えばワイド側またはテレ側に傾倒可能なレバーで構成される。この場合、撮像光学系31は、当該レバーがワイド側に傾倒されると焦点距離を短くし(被写体像を縮小し)、当該レバーがテレ側に傾倒されると焦点距離を長くする(被写体像を拡大する。)。
【0031】
マニュアル操作部22は、撮像光学系31の焦点を合わせるためのユーザ操作を受け付ける。マニュアル操作部22は、図1に示したように例えば時計周り、または反時計周りに回転可能なダイヤルで構成される。この場合、撮像光学系31は、当該ダイヤルの回転方向および回転量に応じて焦点位置を調整する。
【0032】
静止画撮像操作部23は、静止画を撮像するためのユーザ操作を受け付ける。静止画撮像操作部23は、図1に示したように例えば押圧式のボタンで構成される。この場合、撮像装置1は、当該ボタンの押圧に応じて静止画を撮像することにより、静止画の画像データを取得する。
【0033】
モード操作部24は、撮像装置1の動作モードを切り替えるためのユーザ操作を受け付ける。ここで、撮像装置1の動作モードは、一例として撮影モードと再生モードとに大別される。また、モード操作部24は、図1に示したように例えば押圧式のボタンで構成される。この場合、撮像装置1は、当該ボタンの押圧に応じて動作モードを撮影モードと再生モードとの間で切り換える。
【0034】
なお、撮影モードは、撮像光学系31および信号変換部などを動作させることにより被写体を撮像するための動作モードである。一方、再生モードは、例えば撮影モードにおいて取得された画像データを再生するための動作モードである。これら動作モードの詳細については図4〜図6を参照して後述する。
【0035】
投影切替操作部25は、撮像装置1により生成した画面をプロジェクターモジュール18から投影するか否かを切り替えるためのユーザ操作を受け付ける。例えば、投影切替操作部25は、図1に示したように例えば押圧式のボタンで構成される。この場合、撮像装置1は、当該ボタンの押圧に応じて画面をプロジェクターモジュール18から投影するか否かを切り替える。なお、画面がプロジェクターモジュール18から投影されている間、タッチパネル12は、投影画面と同一の画面を表示してもよいし、投影画面と異なる画面を表示してもよいし、画面を非表示にしてもよい。
【0036】
以上、撮像装置1の本体4の構成を説明した。続いて、本体4にヒンジ機構6を介して連結される開閉部8の構成を説明する。
【0037】
開閉部8は、ヒンジ機構6により、図2に示した第1回転軸L1回り、および第1回転軸L1と直交する第2の回転軸L2回りに回転可能に本体4と連結されている。図1には、開閉部8が本体4に対して閉じられた状態を示しており、図2には、開閉部8が第1回転軸L1回りに回転することにより本体4に対して開かれた状態を示している。
【0038】
このような開閉部8は、図1に示したように、一方の面にプロジェクターモジュール18を備え、図2に示したように、他方の面にタッチパネル12を備える。
【0039】
タッチパネル12は、表示機能および操作検出機能を有する操作表示部の一例である。タッチパネル12は、撮影モードにおいては撮像光学系31により集光されている被写体の画像を表示し、再生モードにおいては後述のインデックス画面または再生画面などを表示することができる。また、ユーザは、タッチパネル12を操作することにより撮像装置1に各種指示や情報を入力することも可能である。
【0040】
プロジェクターモジュール18は、撮像装置1により生成された画面を投影する投影部である。プロジェクターモジュール18は、投影切替操作部25に対するユーザ操作に応じ、例えば後述のインデックス画面または再生画面などを投影することができる。以下、図3を参照し、このプロジェクターモジュール18の詳細な構成を説明する。
【0041】
図3は、プロジェクターモジュール18の構成を示した説明図である。図3に示したように、プロジェクターモジュール18は、光源182と、光像表示部184と、投影レンズ186と、を備える。
【0042】
光源182は、白色光を射出する白色LED(Light Emitting Diode)、および白色LEDからの射出光を拡散して光像表示部184に射出する光学系から構成される。なお、本実施形態においては光源182が白色LEDで構成される例に重きをおいて説明するが、光源182の構成はかかる例に限定されない。例えば、光源182は高圧水銀ランプで構成されてもよい。
【0043】
光像表示部184は、投影するための画面を表示する液晶パネルである。光像表示部184に表示された画面は、光源182からの射出光により投影レンズ186に供給される。投影レンズ186は、光像表示部184に表示された画面を投影面に結像させる。
【0044】
(撮影モードおよび再生モード)
以上、本発明の実施形態による撮像装置1の基本構成を説明した。続いて、撮像装置1の動作モードである撮影モードおよび再生モードについて説明する。
【0045】
撮影モードは、撮像光学系31および信号変換部などを動作させることにより被写体を撮像するための動作モードである。この撮影モードにおいては、図4に示すように、撮像光学系31による被写体の撮像画面Rがタッチパネル12に表示される。さらに、撮像画面Rが録画中である場合、撮像画面Rには図4に示したように録画マーク62が付加される。
【0046】
なお、撮影モードにおいてユーザにより静止画撮像操作部24が押圧された場合、撮像装置1は、被写体の静止画を撮像して静止画の画像データを取得する。
【0047】
そして、撮影モードにおいてユーザによりモード操作部24が押圧されると、撮像装置1は動作モードを再生モードに切り替える。再生モードは、コンテンツデータを再生するための動作モードである。このため、撮像装置1は、再生モードへの切替後、再生対象のコンテンツデータをユーザが選択するためのインデックス画面Iを生成する。
【0048】
図5は、インデックス画面Iの具体例を示した説明図である。図5に示したように、インデックス画面Iは、複数のコンテンツデータの各々に対応するサムネイルs1、s2、s3・・・を含む。なお、コンテンツデータは、撮像装置1が撮像により取得した画像データであってもよいし、外部から取得された画像データであってもよい。また、コンテンツデータのデータ種別は画像データに限定されず、コンテンツデータのデータ種別は、音声データ、ゲーム、またはソフトウェアなどであってもよい。また、各サムネイルsは静止画であってもよいし、動画であってもよい。
【0049】
また、インデックス画面Iは、上方スクロールボタン64および下方スクロールボタン66を含み、ユーザは、上方スクロールボタン64または下方スクロールボタン66を選択することにより、インデックス画面Iを任意の方向にスクロールすることができる。
【0050】
また、ユーザは、インデックス画面Iにおいてカーソル68を所望のサムネイルに合わせることにより、再生対象のコンテンツデータを選択することができる。そして、ユーザによりコンテンツデータの選択が決定されると、撮像装置1は、選択されたコンテンツデータの再生を開始し、当該コンテンツデータの再生画面を生成する。
【0051】
図6は、コンテンツデータの再生画面Pの具体例を示した説明図である。図6に示したように、コンテンツデータの再生画面Pは、停止ボタン71、巻き戻しボタン72、再生/一時停止ボタン73、早送りボタン74、およびリターンボタン76を含む。
【0052】
撮像装置1は、ユーザにより停止ボタン71、巻き戻しボタン72、再生/一時停止ボタン73、または早送りボタン74が選択されると、選択されたボタンに応じてコンテンツデータの再生を制御する。例えば、撮像装置1は、ユーザにより停止ボタン71が選択されると、コンテンツデータの再生を停止する。また、撮像装置1は、ユーザによりリターンボタン76が選択されると、コンテンツデータの再生を停止し、インデックス画面Iを生成する。
【0053】
なお、上記では撮影モードと再生モードの切替えがモード操作部24へのユーザ操作に応じて行われる例を説明したが、モード切替えのトリガはかかる例に限定されない。例えば、撮像装置1は、撮像画面Rに再生モードへの切替用ボタンを付加し、再生モードへの切替用ボタンがユーザにより選択された場合に動作モードを再生モードに切り替えてもよい。同様に、撮像装置1は、インデックス画面Iや再生画面Pに撮影モードへの切替用ボタンを付加し、撮影モードへの切替用ボタンがユーザにより選択された場合に動作モードを撮影モードに切り替えてもよい。
【0054】
また、インデックス画面Iの構成は図5に示した例に限定されない。例えば、インデックス画面Iは、画像データに関連する地図上の位置(例えば、撮像位置)に当該画像データのサムネイルが重畳された画面であってもよいし、画像データに関連する時間軸上の位置(例えば、撮像日時)に当該画像データのサムネイルが重畳された画面であってもよい。
【0055】
また、撮像装置1は、再生モードにおいて、上記のインデックス画面Iや再生画面Pをタッチパネル12に表示することも、プロジェクターモジュール18から投影することも可能である。
【0056】
(本発明の実施形態に至る経緯)
撮像装置1において、上述した動作モードの切り替えが操作されると、撮像装置1は切り替えられたモードに応じた制御を行なう。例えば、撮影モード中に、モード操作部24が操作され、再生モードに切り替えられた場合は、撮像装置1は例えばインデックス画面Iをタッチパネル12に表示させる。ユーザはインデックス画面Iに含まれるサムネイルから再生するコンテンツを選択することができる。
【0057】
さらに、投影切替操作部25が操作され、投影開始の指示を受け付けると、撮像装置1はプロジェクターの起動処理を行う。起動処理が終了すると、インデックス画面Iをプロジェクターモジュール18から投影する。
【0058】
ここで、プロジェクターの起動処理には以下のような要因により時間がかかっていた。例えば、プロジェクターが利用する光源の明るさが安定するまでの時間が考え得る。特に高圧水銀ランプを光源として有するプロジェクターの場合は、光源の明るさが安定するまで数十秒かかる。その他の光源として、例えばLED(Light Emitting Diode)を利用する場合は、大幅に光源点灯の時間を短縮できるが、数秒の起動時間はかかる。また、プロジェクターの各種初期設定も時間のかかる要因となっていた。
【0059】
このように、プロジェクターの起動処理には時間がかかり、ユーザは投影切替操作部25を操作してからプロジェクターモジュール18からの投影が開始されるまで待機しなければならず、ユーザにとってストレスになるという問題があった。
【0060】
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の各実施形態によれば、撮像装置1の動作モードが再生モードに切り替えられた場合に、投影部の起動処理を予め開始することが可能である。以下、このような本発明の各実施形態について詳細に説明する。
【0061】
<2.第1の実施形態>
(2−1.撮像装置の構成)
図7は、本発明の第1の実施形態による撮像装置1の構成を示したブロック図である。図7に示したように、本発明の第1の実施形態による撮像装置1は、制御部10、撮影部30および記録再生処理部40を備えている。
【0062】
撮影部(撮像部)30は、撮影光学系31、光学系制御部32、信号変換部33、画像信号処理部34、音声入力部35および音声信号処理部36を備える。
【0063】
撮影光学系31は、内部に、被写体を撮像するためのレンズ群、絞り調整機構、フォーカス調整機構、ズーム機構、シャッター機構、フラッシュ機構、および、手ぶれ補正機構などを備え、信号変換部33に被写体像を形成する。
【0064】
光学系制御部32は、制御部10からの制御信号を受けて、撮影光学系31に供給する制御信号を生成する。そして、光学系制御部32は、生成した制御信号を撮影光学系31に供給し、ズーム制御、シャッター制御、および、露出制御などの制御を行う。
【0065】
信号変換部33は、上述したように例えばCCDやCMOSなどの撮像素子により構成される。この信号変換部33は、操作入力部20に対するユーザ操作に基づいて制御部10から画像取り込みタイミング信号が供給されると、撮影光学系31により結像面に形成された被写体像を電気的な画像信号に変換し、画像信号処理部34に供給する。なお、撮影モードにおいては制御部10から画像取り込みタイミング信号が連続的に供給されるので、信号変換部33は連続的に被写体像の画像信号の変換を行うことにより、複数フレームの画像信号を取得する。
【0066】
画像信号処理部34は、制御部10からの制御信号に基づいて、画像信号についてのガンマ補正やAGC(Auto Gain Control)などの処理を行うとともに、画像信号をデジタル形式に変換する処理も行う。
【0067】
音声入力部35は、撮影モード時に被写体周辺の音声を収集する。音声入力部35は、収集した音声を電気的な音声信号に変換して音声信号処理部36に供給する。音声信号処理部36は、制御部10からの制御信号に基づいて、音声信号についての補正やAGCなどの処理を行うとともに、音声信号をデジタル形式に変換する処理も行う。
【0068】
また、記録再生処理部40は、図7に示したように、符号化/復号部41、ディスクインターフェース42、記憶装置44、出力処理部45およびバッファメモリ46を備え、再生部および記録部として機能する。
【0069】
符号化/復号部41は、撮影部30から供給される画像信号および音声信号や、時刻情報などの追加記録情報をMPEG方式等により符号化し多重化して、画像データおよび音声データを含む圧縮データに変換する符号化機能を有する。
【0070】
一方、符号化/復号部41は、圧縮データから画像データおよび音声データなどを分離し、画像データおよび音声データを画像信号および音声信号に復号する復号機能(再生機能)も有する(再生処理部)。
【0071】
また、符号化/復号部41は、制御部10からの制御信号に基づいて、画像信号処理部34から供給される画像信号に対して、自動ホワイトバランス制御、露出補正制御、デジタルズーム倍率に応じた拡大制御などをさらに行う。
【0072】
ディスクインターフェース42は、符号化/復号部41から供給された圧縮データを記憶装置44に書き込む。また、ディスクインターフェース42は、記憶装置44から圧縮データを読み出して符号化/復号部41に供給する。なお、記憶装置44は、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))などの光ディスクであってもよい。
【0073】
出力処理部45は、システムバス109を介して主制御部100により制御される。また、出力処理部45は、符号化/復号部41から供給される圧縮データを制御部10や、編集装置200に供給する。ここで、編集装置200は、例えば、出力処理部45が備える出力端子を介して撮像装置1と接続された情報処理装置であってもよい。ユーザは、この編集装置200を用いて画像データや音声データなどの編集を行うことができる。
【0074】
バッファメモリ46は、例えばSDRAMなどにより構成され、符号化/復号部41における符号化または復号のための作業領域として利用される。
【0075】
また、制御部10は、図7に示したように、主制御部100、ROM(Read Only Memory)101、RAM(Random Access Memory)102、操作入力部20やタッチパネル12からの操作入力を受け付ける操作入力インターフェース103、タッチパネル12を制御する表示制御部104、メモリカード14を装填するメモリカードインターフェース105、撮影時刻の記録などに利用する時間情報を生成する時計回路106、およびプロジェクターモジュール18を制御するプロジェクター制御部108が、システムバス109を介して接続されることにより構成される。
【0076】
主制御部100は、撮像装置1全体の処理を司るものであり、作業領域としてRAM102を使用する。また、主制御部100は、モード操作部24に対するユーザ操作により指定される動作モードに応じた制御を行なう。
【0077】
例えば、動作モードが撮像モードである場合、主制御部100は、プロジェクター制御部108およびプロジェクターモジュール18への電力供給を停止し、表示制御部104を介して、タッチパネル12に画像信号処理部34から供給される画像信号を表示させる。
【0078】
また、動作モードが再生モードである場合、主制御部100は、撮影部30への電力供給を停止し、符号化/復号部41から供給される画像データの再生信号またはサムネイルに基づいて再生画面Pまたはインデックス画面Iを生成し、表示制御部104を介してタッチパネル12に再生画面Pまたはインデックス画面Iを表示させる。
【0079】
ROM101には、撮影部30を制御するためのプログラムや、画像信号や音声信号の記録制御および再生制御などを実行するためのプログラムが書き込まれている。
【0080】
操作入力インターフェース103は、接続される操作入力部20およびタッチパネル12からの操作信号を主制御部100に伝える。なお、図1に示したズーム操作部21、マニュアル操作部22、静止画撮像操作部23、モード操作部24および投影切替操作部25などを操作入力部20と総称する。
【0081】
表示制御部104は、画像信号処理部34から供給される画像信号や、主制御部100により生成された再生画面Pまたはインデックス画面Iなどをタッチパネル12に表示する制御を行なう。
【0082】
メモリカードインターフェース105は、符号化/復号部41から供給された圧縮データをメモリカード14に書き込む。また、メモリカードインターフェース105は、メモリカード14から圧縮データを読み出して符号化/復号部41に供給する。
【0083】
時計回路106は、年、月、日、時間、分、秒などを表わす時間情報を生成する。
【0084】
プロジェクター制御部108は、プロジェクターモジュール18から投影面3に画面を投影させるための制御を行なう。プロジェクター制御部108による制御に基づき、例えば再生画面Pまたはインデックス画面Iがプロジェクターモジュール18から投影面3に投影される。
【0085】
(2−2.撮像装置の動作)
次に、本実施形態による撮像装置1の動作について図8を参照して説明する。図8は、本実施形態による撮像装置1の動作処理を示すフローチャートである。
【0086】
図8に示すように、まず、撮像装置1が撮影モード中に(ステップS204)、ユーザがモード操作部24を操作し(ステップS208/Yes)、撮像装置1の動作モードが再生モードに切り替えられる(ステップS212)。撮像装置1の動作モードが再生モードに切替られると、表示制御部104は、タッチパネル12にインデックス画面Iを表示する。
【0087】
次いで、主制御部100は、プロジェクターモジュール18から投影を行なうための準備処理(起動処理)を行なう(ステップS216)。ここで行なう投影準備処理の具体的な内容については図9を用いて後述する。
【0088】
次いで、再度モード操作部24がユーザにより操作された場合は(ステップS220/Yes)、撮像装置1の動作モードは撮影モードに切り替えられる(ステップS224)。撮影モードに切り替えられると、プロジェクター制御部108およびプロジェクターモジュール18への電力供給は停止される。
【0089】
一方、撮影モードへの切り替えが行なわれず(ステップS220/No)、投影切替操作部25がユーザにより操作され、投影開始の指示が入力された場合は(ステップS228/Yes)、プロジェクター制御部108はプロジェクターモジュール18を制御し、投影開始処理を行い(ステップS232)、プロジェクターモジュール18からの投影を開始する。投影開始処理の具体的な内容については図10を用いて後述する。
【0090】
次に、上述したステップS216に示す投影準備処理の具体例について図9を参照して説明する。図9に示すように、まず、主制御部100は、ROM101に格納されているプロジェクター制御プログラムをRAM102に読み込み、展開する(ステップS304)。これにより、主制御部100がプロジェクター制御部108に各種処理を要求することが可能になる。
【0091】
次いで、主制御部100は、プロジェクターモジュール18の初期設定を行う(ステップS308)。初期設定とは、例えば、投影する画面の解像度、サイズ、向きや色情報の設定などである。
【0092】
次に、上述したステップS232に示す投影開始処理の具体例について図10を参照して説明する。図10に示すように、投影開始処理として、プロジェクター制御部108はプロジェクターモジュール18の光源182を点灯する処理を行なう(ステップS404)。
【0093】
本実施形態では、上述したように、図9に示す投影準備処理において、プロジェクター制御プログラムの展開やプロジェクターモジュール18の初期設定が完了しているため、投影開始処理においてはプロジェクター制御部108により光源182の点灯処理を行なうだけでよい。
【0094】
なお、本実施形態において、図8のステップS216に示す投影準備処理を行なっている間、若しくは、投影準備処理が終了する前に投影開始の指示が入力された場合に(ステップS228/Yes)、表示制御部104は、投影準備処理を行なっている旨をユーザに示してもよい。例えば、表示制御部104は、図11に示すように、タッチパネル12に示すインデックス画面Iに「投影準備中・・・」の文字82を重ねて表示してもよい。
【0095】
また、図8のステップS216に示す投影準備処理が終了した場合に、表示制御部104は、投影準備処理が終了した旨をユーザに示してもよい。例えば、表示制御部104は、図12に示すように、タッチパネル12に示すインデックス画面Iに「投影準備OK」の文字84を表示してもよい。
【0096】
なお、図8に示すフローチャートでは、撮像装置1の動作モードが再生モードに切り替えられた場合に、投影準備処理が開始され、その後、投影切替操作部25がユーザにより操作されることで、投影が開始される。ここで、投影切替操作部25の操作が撮像モードの場合に行なわれた場合の処理について説明する。
【0097】
本実施形態に係る撮像装置1の動作モードが撮影モード中である場合に、投影開始操作部25がユーザにより操作され、投影開始の指示が入力されると、撮像装置1の動作モードは再生モードに切り替えられ、投影準備処理が実行される。タッチパネル12にはインデックス画面Iが表示され、投影準備処理中の場合は、図11に示す例と同様に、「投影準備中・・・」の文字82が表示される。投影準備処理が終了すると、続けて投影開始処理が実行される。投影開始処理が終了すると、プロジェクターモジュール18から投影面3への投影が開始される。
【0098】
<3.第2の実施形態>
上述した第1の実施形態では、図10に示すように、投影開始処理として光源182の点灯処理を行った。投影開始処理は、投影開始の指示があった場合に行なわれる処理であるため、投影切替操作部25の操作後、投影が開始されるまで、少なくとも点灯処理にかかる時間は待機しなければならない。光源182の点灯処理に要する時間は、用いられる光源182の性質によって異なる。例えば、上述した第1の実施形態で用いた白色LEDの場合は、点灯に数秒かかる。また、高圧水銀ランプなどの場合は、点灯に数十秒かかり、ユーザの待機時間が長くなる。
【0099】
そこで、本発明の第2の実施形態による撮像装置1では、投影準備処理として光源182の点灯処理も行なうことで、より速やかに投影を開始する。
【0100】
本実施形態による撮像装置1のプロジェクターモジュール18の構成について図13を参照して説明する。図13に示すように、プロジェクターモジュール18は、光源182と、光像表示部184と、投影レンズ186と、蓋188を備える。
【0101】
蓋188は、投影レンズ186からの投影を遮る箇所に設けられ、図示しない駆動部により開閉制御される。なお、図13に示す蓋188は、光源182からの光を遮断する蓋の一例であり、その配置や動作方法は図13に示す例に限定されない。
【0102】
次に、本実施形態による撮像装置1の投影準備処理について図14を参照して説明する。
【0103】
図14に示すように、主制御部100は、ROM101に格納されているプロジェクター制御プログラムをRAM102に読み込み、展開する(ステップS504)。これにより、主制御部100がプロジェクター制御部108に各種処理を要求することが可能になる。
【0104】
次いで、主制御部100は、プロジェクターモジュール18の初期設定を行う(ステップS508)。初期設定とは、例えば、投影する画面の解像度、サイズ、向きや色情報の設定などである。
【0105】
次いで、主制御部100は、蓋188を閉じた状態で光源182の点灯処理を行なう(ステップS512)。光源182が点灯されても、蓋188が閉じた状態であるため、光源182からの射出光による投影レンズ186の投影は蓋188に遮断される。
【0106】
その後、投影開始の指示が入力された場合は、投影開始処理として蓋188を開ける処理を行い、投影を開始する。このように、投影準備処理として光源182を点灯する処理も予め行うことで、より速やかに投影を開始することが出来る。なお、投影準備処理として光源182を点灯した後、一定の時間を経過しても投影開始の指示が入力されない場合は、光源182を消灯してもよい。
【0107】
<4.まとめ>
以上説明したように、本発明の実施形態にかかる撮像装置1によれば、予め投影準備処理を行うことで、その後、投影開始の指示が入力された場合に、プロジェクターモジュール18からの投影を速やかに行なうことができる。
【0108】
また、光源182からの射出光を遮る蓋188を設け、投影準備処理として光源182の点灯処理を予め行うことで、プロジェクターモジュール18からの投影をより速やかに行なうことができる。
【0109】
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0110】
例えば、本明細書の撮像装置1の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、撮像装置1の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
【0111】
また、撮像装置1に内蔵されるハードウェアを、上述した撮像装置1の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
【符号の説明】
【0112】
1 撮像装置
4 本体
6 ヒンジ機構
8 開閉部
12 タッチパネル
10 制御部
18 プロジェクターモジュール
20 操作入力部
21 ズーム操作部
22 マニュアル操作部
23 静止画撮像操作部
24 モード操作部
25 投影切替操作部
30 撮影部
31 撮像光学系
40 記録再生処理部
100 主制御部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像部と、
投影部と、
画像データを再生するための処理を行う再生処理部と、
前記撮像部が撮像を行う撮像モードと、前記再生処理部が再生処理を行う再生モードとを少なくとも含む動作モードを切り替える制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記動作モードが再生モードに切り替えられた場合に、前記投影部の起動処理を開始する、撮像装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記起動処理の終了後、かつ前記投影部による投影開始の指示が入力された後に、前記投影部による投影を開始させる、請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】
前記撮像装置は、表示部をさらに備え、
前記再生モードにおいては、画像データの選択画面が前記表示部に表示され、前記選択画面から画像データが選択されると、前記再生処理部が前記選択された画像データを再生する、請求項2記載の撮像装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記再生モードにおいて前記起動処理が行われている間、前記投影部の起動処理を実行中である旨を前記表示部に表示させる、請求項3記載の撮像装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記再生モードにおいて前記起動処理の実行中に投影開始指示が入力された場合は、前記投影部の起動処理を実行中である旨を前記表示部に表示させる、請求項3記載の撮像装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記再生モードにおいて前記起動処理が終了後、かつ前記投影部による投影開始の指示が入力されていない間は、前記投影部の起動処理が終了している旨を前記表示部に表示させる、請求項3記載の撮像装置。
【請求項7】
前記投影部の起動処理は、前記投影部の初期設定を行う処理を含む、請求項3に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記投影部の起動処理は、前記投影部の光源からの光を遮断する蓋が閉じられている状態で前記投影部の光源を点灯させる処理を含み、前記投影部が投影を開始する際に前記蓋が開かれる、請求項3に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記投影部の光源は高圧水銀ランプである、請求項8記載の撮像装置。
【請求項10】
撮像部が撮像を行う撮像モードと、再生処理部が再生処理を行う再生モードとを少なくとも含む動作モードにおいて、前記動作モードを前記再生モードに切り替えるステップと、
前記再生モードに切り替えられた場合に、投影部の起動処理を開始するステップと、
を含む、撮像装置の制御方法。
【請求項11】
コンピュータを、
撮像部が撮像を行う撮像モードと、再生処理部が再生処理を行う再生モードとを少なくとも含む動作モードにおいて、前記動作モードを前記再生モードに切り替えられた場合に、投影部の起動処理を開始する制御部、
として機能させるための、プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−70292(P2012−70292A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−214656(P2010−214656)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】