説明

撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム

【課題】アクセサリ機器の電池とカメラ本体の電池が共通種類であることを前提し、双方の電池を同時に使い切ることができ、長い動作時間を確保することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】カメラ本体100を駆動する電池3と、カメラ本体100に接続して使用するアクセサリ機器80を駆動する電池83は同じ種類である。システム制御部1、81は、カメラ本体100の駆動負荷とアクセサリ機器80の駆動負荷の負荷比を算出する。また、システム制御部1、81は、電池3と電池83の残量比を算出する。そして、システム制御部1は、算出された残量比が負荷比と逆比になっているかどうか判断し、逆比になっていると判断された場合に、電池を入れ替えるように促すメッセージを情報表示部27に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の電池を使用する撮像装置、特に、カメラ本体に接続して使用するアクセサリ機器の電池とカメラ本体の電池が共通種類である撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、長時間動作させるために、複数の電池を装着可能な撮像装置(カメラ)が知られており、負荷に接続されている電池の電圧が設定値以下に低下した場合には、異なる電池を負荷に接続するように切り替える技術が提案されている(特許文献1)。
【0003】
また、片方の電池の電圧が低下した場合に、片方の電池から他の電池へ充電を行う技術も知られている(特許文献2)。
【特許文献1】実開平2−65050号公報
【特許文献2】特開平6−105474号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の複数の電池を装着可能なカメラにおいては、電池によって動かす負荷は単一の装置であり、単一の負荷を複数の電池で切り替えて使用するといった構成であった。そのため、片方の電池容量がなくなっても、もう一方の電池を使用することによって、カメラを動作することが可能であった。
【0005】
しかし、カメラ本体とアクセサリ機器がそれぞれ別個に電池を持っていて、カメラ本体の負荷はカメラ本体に装着された電池で駆動し、アクセサリ機器の負荷はアクセサリ機器に装着された電池で駆動する撮像装置については考慮されていない。
【0006】
カメラ本体とアクセサリ機器がそれぞれ別個の電池で駆動する撮像装置においては、カメラ本体とアクセサリ機器の負荷が異なる場合、例えば、カメラ本体側の負荷が大きい場合には、どちらの電池も同じ容量から使い始めたとすると、以下の不具合がある。
【0007】
即ち、上記の場合、カメラ本体側の電池容量が先になくなってしまうので、アクセサリ機器側の電池容量がまだ充分に残っていても撮像装置を動作させることができなくなってしまう。
【0008】
本発明の目的は、アクセサリ機器の電池とカメラ本体の電池が共通種類であることを前提し、双方の電池を同時に使い切ることができ、長い動作時間を確保することができる撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、カメラ本体を駆動する第1の電池と、前記カメラ本体に接続して使用するアクセサリ機器を駆動する第2の電池が同じ種類である撮像装置において、前記カメラ本体の駆動負荷と前記アクセサリ機器の駆動負荷の負荷比を算出する第1の算出手段と、前記第1の電池と前記第2の電池の残量比を算出する第2の算出手段と、前記第2の算出手段により算出された前記残量比が前記第1の算出手段により算出された前記負荷比と逆比になっているかどうか判断する判断手段と、前記判断手段により逆比になっていると判断された場合に、前記第1の電池と前記第2の電池を入れ替えるように促すメッセージを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の撮像装置の制御方法は、カメラ本体を駆動する第1の電池と、前記カメラ本体に接続して使用するアクセサリ機器を駆動する第2の電池が同じ種類である撮像装置の制御方法において、前記カメラ本体の駆動負荷と前記アクセサリ機器の駆動負荷の負荷比を算出する第1の算出ステップと、前記第1の電池と前記第2の電池の残量比を算出する第2の算出ステップと、前記第2の算出ステップにより算出された前記残量比が前記第1の算出ステップにより算出された前記負荷比と逆比になっているかどうか判断する判断ステップと、前記判断ステップにより逆比になっていると判断された場合に、前記第1の電池と前記第2の電池を入れ替えるように促すメッセージを表示する表示ステップと備えることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載のプログラムは、カメラ本体を駆動する第1の電池と、前記カメラ本体に接続して使用するアクセサリ機器を駆動する第2の電池が同じ種類である撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記撮像装置の制御方法は、プログラムは、前記カメラ本体の駆動負荷と前記アクセサリ機器の駆動負荷の負荷比を算出する第1の算出ステップと、前記第1の電池と前記第2の電池の残量比を算出する第2の算出ステップと、前記第2の算出ステップにより算出された前記残量比が前記第1の算出ステップにより算出された前記負荷比と逆比になっているかどうか判断する判断ステップと、前記判断ステップにより逆比になっていると判断された場合に、前記第1の電池と前記第2の電池を入れ替えるように促すメッセージを表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明の撮像装置によれば、アクセサリ機器の電池とカメラ本体の電池が共通種類であることを前提し、双方の電池を同時に使い切ることができ、長い動作時間を確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタルカメラのブロック構成図である。
【0015】
図1において、カメラ本体100は、デジタル一眼レフカメラの形態をしており、絞り機能を備える交換可能な撮影レンズ9が装着可能となっている。
【0016】
カメラ本体100において、システム制御部1は、カメラ本体100全体を制御するものであり、内部に、ROM、RAM、A/D変換器、D/A変換器、時計機能を有するマイクロコンピュータである。
【0017】
このシステム制御部1にて、本発明に関わる電池残量(電池容量)比と駆動負荷比の演算や比較を行い、電池入れ替えのメッセージの表示等を内部プログラムにて処理及び制御する。
【0018】
カメラ本体100に装着される電池(第1の電池)3は、例えばリチウムイオン電池等が用いられる。電池3は、内部にマイクロコンピュータを搭載し、カメラ本体100と相互通信を行い、電池情報をシステム制御部1に伝える。電池情報は、電池容量、電池電圧、放電電流、電池温度、等があり、システム制御部1に伝えられた電池情報は、メモリに記録(記憶)される。
【0019】
コネクタ4、5は、装着する電池3とカメラ本体100の接続部となるものであり、電池3の電源ラインと通信ラインを接続する。通信ラインは、システム制御部1に直接繋がり、システム制御部1は、電池装着の判断も行う。
【0020】
測距制御部6は、撮影レンズ9のフォーカシングを制御するものであり、測距センサを含んで構成される。測距制御部6は、複数の測距点から選択された測距を行い、システム制御部1にて演算された絞り値(Av値)に合わせて撮影レンズ9の絞りを開閉する制御を、レンズ接続端子7、8を介して行う。
【0021】
露光制御部10は、シャッター11を制御するものであり、測光センサを含んで構成され、システム制御部1にて演算されたシャッター秒時(Tv値)に合わせてシャッター11の先幕12と後幕13を開閉する制御を行う。
【0022】
例えばCCD等の撮像素子20は、光学像を電気信号に変換する。A/D変換器21は、撮像素子20のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。
【0023】
タイミング発生部22は、撮像素子20や、A/D変換器21や、D/A変換器24にクロック信号や制御信号を供給するものであり、メモリ制御部23及びシステム制御部1により制御される。
【0024】
画像処理部25は、A/D変換器21からのデータあるいはメモリ制御部23からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
【0025】
画像表示メモリ26に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器24を介してTFT型カラーLCD等からなる情報表示部27により表示される。
【0026】
情報表示部27は、カメラ本体100の背面に設置され、撮影後の確認画像を表示し、また、システム制御部1との通信によりさまざまな告知情報を表示する。本発明に関わる電池情報や電池入れ替えのメッセージは、この情報表示部27に表示される。
【0027】
画像データメモリ28は、撮影した静止画像や付帯する撮影情報のコード化されたものを格納するためのものであり、所定枚数の静止画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
【0028】
画像ファイル生成部29は、画像データを圧縮伸長しファイル化する。画像ファイル生成部29は、画像データメモリ28に格納された画像を読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えたデータをコネクタ31、32を介して外部メモリ30に書き込む。
【0029】
外部メモリ30は、フラッシュメモリカード等の規格に準拠したものを用いて構成される、例えば、カード型の取り外し可能なメモリである。
【0030】
不揮発性メモリ42は、EEPROM等の電源供給が断たれても記憶を継続するメモリであり、撮影条件等のデータはここで格納される。
【0031】
モードダイアル43は、カメラ本体100のさまざまな撮影モードを選択する。シャッタースイッチSW1(44)は、撮影開始を発動させるもので、シャッターボタンの操作途中でONとなり撮影動作開始を指示する。
【0032】
シャッタースイッチSW2(45)は、シャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子20から読み出した信号を、画像処理部25を経て外部メモリ30に書き込む一連の撮影処理の動作開始を指示する。
【0033】
ダイアルスイッチ46は、撮影条件等を設定する回転型スイッチであり、例えば、Tv値やAv値を、ダイアルスイッチ46を回転させることにより設定する。
【0034】
操作スイッチ47は、カメラ本体100の外装に設置された入力制御部であり、さまざまな撮影条件を決定するスイッチや撮影された画像の編集・閲覧を行うスイッチ等で構成される。
【0035】
アクセサリ機器80は、カメラ本体100に接続して使用するもので、例えば、無線LANグリップ等がある。システム制御部81は、アクセサリ機器80全体を制御するものであり、内部に、ROM、RAM、A/D変換器、D/A変換器、時計機能を有するマイクロコンピュータである。
【0036】
このシステム制御部81は、本発明に関わるアクセサリ機器80の電池情報や負荷情報を、カメラ本体100のシステム制御部1に通信する。
【0037】
アクセサリ機器80に装着される電池(第2の電池)83は、カメラ本体100に装着される電池3と同じ種類の電池であり、内部にマイクロコンピュータを搭載し、アクセサリ機器80と相互通信を行い、電池情報をシステム制御部81に伝える。
【0038】
コネクタ84、85は、装着する電池83とアクセサリ機器80との接続部となるものであり、電池83の電源ラインと通信ラインを接続する。通信ラインは、システム制御部81に直接繋がり、システム制御部81は、電池装着の判断も行う。
【0039】
操作部86は、アクセサリ機器80の各種設定を行うためのでものあり、その設定状態が表示部87に表示される。
【0040】
コネクタ91、92は、カメラ本体100とアクセサリ機器80との接続部となるものであり、カメラ本体100のシステム制御部1とアクセサリ機器80のシステム制御部81との通信ライン等が接続される。この通信ラインによって、アクセサリ機器80の電池情報や負荷情報をカメラ本体100のシステム制御部1に通信する。
【0041】
次に、図2乃至図4を用いて、図1のデジタルカメラの具体的な動作について説明する。
【0042】
図2は、図1におけるカメラ本体100側の電池3及びアクセサリ機器80側の電池83の電池残量(電池容量)と動作時間との関係を表すグラフである。
【0043】
図2(a)は、カメラ本体100側の駆動負荷とアクセサリ機器80側の駆動負荷が2対1であり、カメラ本体100側の電池3とアクセサリ機器80側の電池83を入れ替えることなく使用した場合のグラフである。
【0044】
(ア)がカメラ本体100側の電池残量、(イ)がアクセサリ機器80側の電池残量を示す。このグラフから分る通り、カメラ本体100側の電池残量は、時間t/2にて50%に達し、時間tにて0%となる。一方、アクセサリ機器80側の電池残量は、駆動負荷がカメラの1/2であるので、時間tにて50%に達し、時間2tにて0%となる。
【0045】
デジタルカメラ全体としてみた場合、時間tにおいて、アクセサリ機器80側の電池容量は50%残っているが、カメラ本体100側の電池残量が0%となってしまうため、カメラ本体100側の動作ができなくなってしまう。即ち、デジタルカメラ全体としてこれ以上使用することはできない。
【0046】
図2(b)は、カメラ本体100側の駆動負荷とアクセサリ機器80側の駆動負荷が2対1であり、本発明の動作によって、カメラ本体100側の電池3とアクセサリ機器80側の電池83を入れ替えて使用した場合のグラフである。
【0047】
(ア)がカメラ本体100側の電池残量、(イ)がアクセサリ機器80側の電池残量を示す。このグラフから分かる通り、時間2t/3にてカメラ本体100側の電池残量は33%に達し、アクセサリ機器80側の電池残量は66%に達し、カメラ本体100側の電池残量とアクセサリ機器80側の電池残量の比が1対2となる。
【0048】
即ち、電池残量の比が駆動負荷比の逆比となるので、カメラ本体100側のシステム制御部1によって、後述する図4に示すように、情報表示部27に電池入れ替えを促すメッセージが表示される。
【0049】
このメッセージに従ってカメラ本体100側の電池3とアクセサリ機器80側の電池83を、時間2t/3で入れ替えた後は、それぞれの電池に対する駆動負荷が逆になるので、時間4t/3で両方の電池残量が0%になるまで、デジタルカメラの使用が可能である。
【0050】
ここでは、カメラ本体100側の駆動負荷とアクセサリ機器80側の駆動負荷が2対1であると仮定して説明したが、駆動負荷はそれぞれの動作モードによって変わるので、それぞれの動作モードによって固有の値として負荷比を算出する。
【0051】
また、動作中の駆動負荷を算出する負荷算出手段(システム制御部)を備え、負荷算出手段によって算出された負荷値から負荷比を求めるような構成としてもよい。
【0052】
図3は、図1のテジタルカメラによって実行される電池入れ替えメッセージ表示処理の手順を示すフローチャートである。図4は、図1における情報表示部27に表示される電池入れ替えを促すメッセージ例を示す図である。
【0053】
本処理は、図1におけるシステム制御部1とシステム制御部81の制御の下に実行される。
【0054】
図3において、デジタルカメラの使用が開始されると、システム制御部1及びシステム制御部81は、カメラ本体100及びアクセサリ機器80の負荷情報を取得し、負荷比を算出する(ステップS301)。
【0055】
次に、システム制御部1及びシステム制御部81は、カメラ本体100及びアクセサリ機器80の電池情報を取得し、残量比を算出する(ステップS302)。
【0056】
次に、ステップS301とステップS302で算出した負荷比と残量比から、残量比が負荷比の逆比になった場合には(ステップS303)、システム制御部1は、情報表示部27に電池入れ替えを促すメッセージを表示させる(ステップS304)。
【0057】
ここで、ステップS301は、カメラ本体100の駆動負荷とアクセサリ機器80の駆動負荷の負荷比を算出する第1の算出手段として機能する。
【0058】
また、ステップS302は、第1の電池(電池3)と第2の電池(電池83)の残量比を算出する第2の算出手段として機能する。
【0059】
また、ステップS303は、第2の算出手段により算出された残量比が第1の算出手段により算出された負荷比と逆比になっているかどうか判断する判断手段として機能する。
【0060】
また、ステップS304は、判断手段により逆比になっていると判断された場合に、第1の電池と第2の電池を入れ替えるように促すメッセージを表示する表示手段として機能する。
【0061】
図4においては、「カメラ本体の電池とアクセサリ機器の電池を入れ替えて下さい」というメッセージを表示している。
【0062】
このように、カメラ本体100側の電池3とアクセサリ機器80側の電池83との残量比が、負荷比の逆比になった時点で電池を入れ替えるように情報表示部27にメッセッジを表示させる。
【0063】
これにより、メッセージが表示された時点で電池を入れ替えれば、双方の電池を同時に使い切ることができ、片方の電池を余すことなく、より長い時間、撮像装置を動作させることが可能となる。
【0064】
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
【0065】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0066】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0067】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0068】
更に、上述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタルカメラのブロック構成図である。
【図2】図1におけるカメラ本体100側の電池3及びアクセサリ機器80側の電池83の電池残量(電池容量)と動作時間との関係を表すグラフである。
【図3】図1のテジタルカメラによって実行される電池入れ替えメッセージ表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図1における情報表示部27に表示される電池入れ替えを促すメッセージ例を示す図である。
【符号の説明】
【0070】
100 カメラ本体
1 カメラ本体100側のシステム制御部
3 カメラ本体100側の電池
27 情報表示部
80 アクセサリ機器
81 アクセサリ機器80側のシステム制御部
83 アクセサリ機器80側の電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラ本体を駆動する第1の電池と、前記カメラ本体に接続して使用するアクセサリ機器を駆動する第2の電池が同じ種類である撮像装置において、
前記カメラ本体の駆動負荷と前記アクセサリ機器の駆動負荷の負荷比を算出する第1の算出手段と、
前記第1の電池と前記第2の電池の残量比を算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段により算出された前記残量比が前記第1の算出手段により算出された前記負荷比と逆比になっているかどうか判断する判断手段と、
前記判断手段により逆比になっていると判断された場合に、前記第1の電池と前記第2の電池を入れ替えるように促すメッセージを表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記カメラ本体の駆動負荷及び前記アクセサリ機器の駆動負荷は、それぞれの動作モードによって固有であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】
カメラ本体を駆動する第1の電池と、前記カメラ本体に接続して使用するアクセサリ機器を駆動する第2の電池が同じ種類である撮像装置の制御方法において、
前記カメラ本体の駆動負荷と前記アクセサリ機器の駆動負荷の負荷比を算出する第1の算出ステップと、
前記第1の電池と前記第2の電池の残量比を算出する第2の算出ステップと、
前記第2の算出ステップにより算出された前記残量比が前記第1の算出ステップにより算出された前記負荷比と逆比になっているかどうか判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより逆比になっていると判断された場合に、前記第1の電池と前記第2の電池を入れ替えるように促すメッセージを表示する表示ステップと、
を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項4】
カメラ本体を駆動する第1の電池と、前記カメラ本体に接続して使用するアクセサリ機器を駆動する第2の電池が同じ種類である撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記撮像装置の制御方法は、
前記カメラ本体の駆動負荷と前記アクセサリ機器の駆動負荷の負荷比を算出する第1の算出ステップと、
前記第1の電池と前記第2の電池の残量比を算出する第2の算出ステップと、
前記第2の算出ステップにより算出された前記残量比が前記第1の算出ステップにより算出された前記負荷比と逆比になっているかどうか判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより逆比になっていると判断された場合に、前記第1の電池と前記第2の電池を入れ替えるように促すメッセージを表示する表示ステップと、
を備えることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−117562(P2010−117562A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−290881(P2008−290881)
【出願日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】