説明

撮像装置

【課題】 動画前後撮影機能を容易に搭載することができる撮像装置を提供すること。
【解決手段】 制御手段28は、データ圧縮手段16により圧縮して得られる画像データを複数フレーム分に渡って第1記憶手段18に記憶させるとともに、画像データに対応する画像サイズデータ及びアドレスデータをそれぞれ第2及び第3記憶手段20,22に複数フレーム分に渡って記憶させ、その後、第1〜第3記憶手段18〜22にそれぞれ記憶された最も古い各データを順次消去させるとともに、最も新しい各データを第1〜第3記憶手段18〜22にそれぞれ順次記憶させる。シャッターボタン8が押圧されると、制御手段28は、押圧時において第1〜第3記憶手段18〜22にそれぞれ記憶されている各データ及び押圧後に第1〜第3記憶手段18〜22にそれぞれ記憶される各データに基づいて動画データを生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被写体を撮像して得られた動画データを保存記憶する撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
動画を撮影することができるデジタルビデオカメラが知られており、このデジタルビデオカメラには、シャッターボタンを押圧する前後の一定時間の動画データを保存記憶する動画前後撮影機能を有するタイプのものがある(例えば、特許文献1参照)。このタイプのデジタルビデオカメラでは、カメラ部からの撮像データは所要の通りに圧縮された後に画像データとしてバッファメモリに記憶され、複数フレーム分の画像データがバッファメモリに記憶された後には、最も古い画像データが最も新しい画像データによって上書きされる。シャッターボタンを押圧すると、シャッターボタンを押圧した時点においてバッファメモリに記憶されている画像データ及びシャッターボタンを押圧した後にバッファメモリに記憶される画像データに基づいて動画データが生成され、生成された動画データがビデオカメラ本体に内蔵されたSDカードや光ディスク、ハードディスクなどに保存記憶される。このイベントレコーダ機能によって、例えばゴルフのパットの瞬間や運動会の競技スタートの瞬間などのシャッターチャンスを確実に捕らえることができる。
【0003】
【特許文献1】特許第3042485号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、上述したデジタルビデオカメラの他に、静止画だけでなく動画をも撮影することができるデジタルカメラが普及している。しかしながら、撮像データをモーションJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)形式により圧縮するタイプのデジタルカメラにおいては、バッファメモリに記憶された画像データをこれに付随する情報データ(例えば、画像サイズデータやアドレスデータなど)とともに逐次更新していく必要があり、その制御が複雑になる。このため、上述のタイプのデジタルカメラには動画前後撮影機能を搭載することが難しいという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、撮像データをモーションJPEG形式により圧縮するタイプの撮像装置において、動画前後撮影機能を容易に搭載することができる撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に記載の撮像装置では、被写体を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段からの撮像データをモーションJPEG方式で圧縮するためのデータ圧縮手段と、前記データ圧縮手段により圧縮して得られる画像データを一時的に記憶するための第1記憶手段と、前記画像データに対応する画像サイズデータを一時的に記憶するための第2記憶手段と、前記画像データに対応するアドレスデータを一時的に記憶するための第3記憶手段と、前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ一時的に記憶された前記各データに基づいて生成された動画データを保存記憶するための保存記憶手段と、前記第1〜第3記憶手段への前記各データの一時的記憶及び前記保存記憶手段への前記動画データの保存記憶を制御するための制御手段と、撮影を指示するための撮影指示手段と、を備え、
前記制御手段は、前記データ圧縮手段により圧縮して得られる前記画像データを複数フレーム分に渡って前記第1記憶手段に記憶させるとともに、前記画像データに対応する前記画像サイズデータ及び前記アドレスデータをそれぞれ前記第2及び第3記憶手段に複数フレーム分に渡って記憶させ、その後、前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ記憶された最も古い前記各データを順次消去させるとともに、最も新しい前記各データを前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ順次記憶させ、
前記撮影指示手段により撮影が指示されると、前記制御手段は、撮影指示時において前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ記憶されている前記各データ及び撮影指示後に前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ記憶される前記各データに基づいて前記動画データを生成し、この生成された前記動画データを前記保存記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の請求項2に記載の撮像装置では、前記動画データは、ヘッダ部、データ部及びフッタ部から構成され、
前記撮影指示手段により撮影が指示されると、前記制御手段は、前記第3記憶手段に記憶された前記アドレスデータを読み出し、更にこのアドレスデータに対応する前記第1及び第2記憶手段にそれぞれ記憶された前記画像データ及び前記画像サイズデータを読み出し、読み出した前記画像データに基づいて前記データ部を作成し、読み出した前記画像サイズデータ及び前記アドレスデータに基づいて前記ヘッダ部及び前記フッタ部を作成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の請求項1に記載の撮像装置によれば、1フレーム毎に画像データ、画像サイズデータ及びアドレスデータに分離して管理することによって、制御手段の構成を簡単なものとすることができる。これによって、撮像データをモーションJPEG形式により圧縮するタイプの撮像装置において、動画前後撮影機能を容易に搭載することができる。
【0009】
また、本発明の請求項2に記載の撮像装置によれば、第3記憶手段に記憶されたアドレスデータを読み出し、更にこのアドレスデータに対応する第1及び第2記憶手段にそれぞれ記憶された画像データ及び画像サイズデータを読み出すことによって、読み出した画像データに基づいてデータ部を作成することができ、また、読み出した画像サイズデータ及びアドレスデータに基づいてヘッダ部及びフッタ部を作成することができる。このように作成されたヘッダ部、データ部及びフッタ部に基づいて、動画データを容易に生成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明に従う撮像装置の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図であり、図2(a)は、動画データの構成を示す概念図であり、図2(b)は、動画データのヘッダ部の構成を示す概念図であり、図2(c)は、動画データのフッタ部の構成を示す概念図であり、図3(a)は、画像データが格納された第1記憶手段の構成を示す概念図であり、図3(b)は、画像サイズデータが格納された第2記憶手段の構成を示す概念図であり、図3(c)は、アドレスデータが格納された第3記憶手段の構成を示す概念図であり、図4は、撮像した画像と保存記憶手段に保存記憶される画像との関係を示すタイムチャートであり、図5は、動画前後撮影機能の制御の流れを説明するためのフローチャートである。
【0011】
図1を参照して、図示の撮像装置2は、本実施形態では、静止画及び動画を撮影することができるデジタルカメラから構成されている。撮像装置2は撮像装置本体4を有し、この撮像装置本体4には、カメラ部6(撮像手段を構成する)、シャッターボタン8(撮影指示手段を構成する)、液晶表示部10及び操作部12が設けられている。撮像装置本体4には、A/D変換回路14、データ圧縮手段16、第1〜第4記憶手段18,20,22,24、保存記憶手段26及び制御手段28が内蔵されている。
【0012】
カメラ部6は、例えばCCDカメラから構成され、光学レンズ30及び撮像素子32を有している。光学レンズ30は、被写体の像を撮像素子32の撮像面に結像する。撮像素子32は、光学レンズ30によって結像された被写体の像を電気信号に光電変換する。
【0013】
A/D変換回路14は、撮像素子32からの電気信号、即ち撮像データをA/D変換する。データ圧縮手段16は、A/D変換回路14によってA/D変換された撮像データをモーションJPEG形式で圧縮する。データ圧縮手段16により圧縮して得られる画像データは、固定データと、JPEG画像データと、JPEG画像データのサイズを示す画像サイズデータと、を含んでいる(図2(a)参照)。
【0014】
第1〜第3記憶手段18,20,22はそれぞれリングバッファメモリから構成されている(図3参照)。第1記憶手段18には、データ圧縮手段16により圧縮して得られる画像データが一時的に記憶される。第2記憶手段20には、第1記憶手段18に記憶された画像データに対応して、画像データに含まれる画像サイズデータのコピーデータが一時的に記憶される。第3記憶手段22には、第1記憶手段18に記憶された画像データに対応して、画像データのアドレスを示すアドレスデータが一時的に記憶される。
【0015】
第1〜第3記憶手段18,20,22の各メモリ領域34,35,36には、先頭アドレスから最終アドレスまで順にデータが格納され、これにより複数フレーム分(例えば、100フレーム分)のデータが各メモリ領域34,35,36に格納される。各メモリ領域34,35,36の最終アドレスまでデータが格納されると、先頭アドレスに格納された最も古いデータが消去されるとともに、最も新しいデータが先頭アドレスに格納される。以下同様にして、先頭から2番目のアドレスに格納された最も古いデータが消去されるとともに、最も新しいデータが先頭から2番目のアドレスに格納され、このようにして最も古いデータが最も新しいデータによって順次上書きされる。
【0016】
また、第4記憶手段24はバッファメモリから構成されている。この第4記憶手段24には、後述する動画データ38のフッタ部40が一時的に記憶される。
保存記憶手段26は、撮像装置本体4に内蔵された例えばSDカードやメモリなどから構成され、制御手段28によって生成された動画データ38が保存記憶される。保存記憶手段26に保存記憶される動画データ38は、ヘッダ部42、データ部44及びフッタ部40から構成される(図2参照)。ヘッダ部42は、固定データ、ファイルサイズデータ、ヘッダサイズデータ、フレーム数データ及びデータサイズなどから構成されている。データ部44は、複数の画像データから構成されている。また、フッタ部40は、固定データ、フッタサイズデータ、複数フレーム分のデータ(固定データ、アドレスデータ及び画像サイズデータ)などから構成されている。
【0017】
制御手段28は、例えばマイクロコンピュータなどから構成され、第1〜第4記憶手段18,20,22,24への各データの一時的記憶及び保存記憶手段26への動画データ38の保存記憶を後述するようにして制御する。
【0018】
液晶表示部10には、保存記憶手段26に保存記憶された静止画や動画などが表示される。また、操作部12は押圧スイッチなどから構成され、この操作部12を操作することにより、静止画撮影モード、動画通常撮影モード及び動画前後撮影モードに順次切り替わる。静止画撮影モードでは、シャッターボタン8を押圧すると静止画が撮影され、動画通常撮影モードでは、シャッターボタン8を押圧した後の動画が撮影され、また、動画前後撮影モードでは、後述する動画前後撮影機能に基づいてシャッターボタン8を押圧する前後の一定時間の動画が撮影される。
【0019】
次に、図4及び図5をも参照して、上述した撮像装置2の動画前後撮影機能について説明する。本実施形態では、シャッターボタン8を押圧する時点で第1〜第3記憶手段18,20,22に記憶されている2フレーム分の画像A,Bに対応する各データと、シャッターボタン8を押圧してから再びシャッターボタン8を押圧するまでの間に第1〜第3記憶手段18,20,22に記憶される画像C,D,Eに対応する各データとに基づいて、動画データ38を生成する場合について説明する。
【0020】
操作部12を操作して動画前後撮影モードに設定し(ステップS1)、シャッターチャンスが到来してシャッターボタン8を押圧するまでの間、撮像装置本体4を被写体(図示せず)に向けて構えておくことによって、被写体の画像A,Bがカメラ部6によって撮像される(ステップS2)。カメラ部6からの撮像データは、A/D変換回路14によってA/D変換された後に、データ圧縮手段16によってモーションJPEG形式で圧縮される(ステップS3)。圧縮によって得られた画像データA,Bは、第1記憶手段18に順次記憶される。また、この画像データに含まれる画像サイズデータA,Bのコピーデータが第2記憶手段20に順次記憶され、この画像データA,Bのアドレスを示すアドレスデータA,Bが第3記憶手段22に順次記憶される(ステップS4)。
【0021】
シャッターチャンスが到来し、画像Cがカメラ部6により撮像された時点でシャッターボタン8が押圧されると、ステップS5からステップS6に進み、動画の撮影が開始される。制御手段28は、第3記憶手段22に記憶されている画像Aに対応するアドレスデータAを読み出し、このアドレスデータAに対応する画像データA及び画像サイズデータAをそれぞれ第1及び第2記憶手段18,20から読み出す(ステップS7)。読み出された画像データAは保存記憶手段26に記憶され(ステップS8)、動画データ38のデータ部44のメモリ領域46に格納される。また、読み出された画像サイズデータA及びアドレスデータAは第4記憶手段24に記憶され(ステップS9)、動画データ38のフッタ部40のメモリ領域48に格納される。
【0022】
シャッターボタン8が再度押圧されるまでの間、上述と同様の制御が行われる。即ち、制御手段28は、第3記憶手段22に記憶されている画像B〜Eに対応するアドレスデータB〜Eを順次読み出し、このアドレスデータB〜Eに対応する画像データB〜E及び画像サイズデータB〜Eをそれぞれ第1及び第2記憶手段18,20から順次読み出す。読み出された画像データB〜Eは保存記憶手段26に順次記憶され、動画データ38のデータ部44のメモリ領域46に順次格納される。また、読み出された画像サイズデータB〜E及びアドレスデータB〜Eは第4記憶手段24に順次記憶され、動画データ38のフッタ部40のメモリ領域48に順次格納される。
【0023】
画像Eがカメラ部6により撮像された時点でシャッターボタン8を再度押圧すると、画像A〜Eに対応するデータが全て読み出されているときには、ステップS11からステップS15に進み、動画の撮影が終了される。画像A〜Eに対応するデータが全て読み出されていないときには、ステップS11からステップS12に進み、上述したステップS7〜ステップS9と同様にステップS12〜ステップS14が行われた後に、動画の撮影が終了される(ステップS15)。
【0024】
動画の撮影が終了されると、保存記憶手段26においては、画像データA〜Eがデータ部44のメモリ領域46に順次格納されることによってデータ部44が作成されるとともに、画像サイズデータA〜E及びアドレスデータA〜Eに基づいて各データがヘッダ部42のメモリ領域50に順次格納されることによってヘッダ部42が作成され、また、第4記憶手段24においては、画像サイズデータA〜E及びアドレスデータA〜Eがフッタ部40のメモリ領域48に順次格納されることによってフッタ部40が作成される(ステップS16)。制御手段28は、第4記憶手段24において作成されたフッタ部40を保存記憶手段26に送給し、これら作成されたヘッダ部42、データ部44及びフッタ部40に基づいて動画データ38を生成する(ステップS17)。このように生成された動画データ38は保存記憶手段26に保存記憶される(ステップS18)。
【0025】
従って、本実施形態の撮像装置2では、1フレーム毎に画像データ、画像サイズデータ及びアドレスデータに分離して管理することによって、制御手段28の構成を簡単なものとすることができる。これによって、撮像データをモーションJPEG形式により圧縮するタイプの撮像装置2において、動画前後撮影機能を容易に搭載することができる。
【0026】
以上、本発明に従う撮像装置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0027】
例えば、上記実施形態では、撮像装置2をデジタルカメラから構成したが、これに限られず、モーションJPEG形式で撮像データの圧縮を行うタイプの防犯カメラなどから構成することもできる。このように撮像装置2を防犯カメラから構成した場合には、撮影指示手段としての人感センサが侵入者を検知する前後の一定時間の動画データを保存記憶することができる。
【0028】
また例えば、上記実施形態では、シャッターボタン8を押圧すると動画の撮影が開始され、シャッターボタン8を再び押圧すると動画の撮影が終了されるように構成したが、次のように構成してもよい。即ち、シャッターボタン8を押圧すると動画の撮影が開始され、シャッターボタン8が押圧されている間は動画の撮影が継続され、シャッターボタン8の押圧を解除すると動画の撮影が終了されるように構成してもよい。
【0029】
また例えば、上記実施形態では、シャッターボタン8を押圧する時点で第1〜第3記憶手段18,20,22に記憶されている2フレーム分の画像A,Bに対応する各データが読み出されるように構成したが、1フレーム分でも3フレーム分でもよく、あるいは5フレーム分以上でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は、動画データの構成を示す概念図であり、(b)は、動画データのヘッダ部の構成を示す概念図であり、(c)は、動画データのフッタ部の構成を示す概念図である。
【図3】(a)は、画像データが格納された第1記憶手段の構成を示す概念図であり、(b)は、画像サイズデータが格納された第2記憶手段の構成を示す概念図であり、(c)は、アドレスデータが格納された第3記憶手段の構成を示す概念図である。
【図4】撮像した画像と保存記憶手段に保存記憶される画像との関係を示すタイムチャートである。
【図5】動画前後撮影機能の制御の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0031】
2 撮像装置
6 カメラ部
8 シャッターボタン
16 データ圧縮手段
18 第1記憶手段
20 第2記憶手段
22 第3記憶手段
26 保存記憶手段
28 制御手段
38 動画データ
40 フッタ部
42 ヘッダ部
44 データ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段からの撮像データをモーションJPEG方式で圧縮するためのデータ圧縮手段と、前記データ圧縮手段により圧縮して得られる画像データを一時的に記憶するための第1記憶手段と、前記画像データに対応する画像サイズデータを一時的に記憶するための第2記憶手段と、前記画像データに対応するアドレスデータを一時的に記憶するための第3記憶手段と、前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ一時的に記憶された前記各データに基づいて生成された動画データを保存記憶するための保存記憶手段と、前記第1〜第3記憶手段への前記各データの一時的記憶及び前記保存記憶手段への前記動画データの保存記憶を制御するための制御手段と、撮影を指示するための撮影指示手段と、を備え、
前記制御手段は、前記データ圧縮手段により圧縮して得られる前記画像データを複数フレーム分に渡って前記第1記憶手段に記憶させるとともに、前記画像データに対応する前記画像サイズデータ及び前記アドレスデータをそれぞれ前記第2及び第3記憶手段に複数フレーム分に渡って記憶させ、その後、前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ記憶された最も古い前記各データを順次消去させるとともに、最も新しい前記各データを前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ順次記憶させ、
前記撮影指示手段により撮影が指示されると、前記制御手段は、撮影指示時において前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ記憶されている前記各データ及び撮影指示後に前記第1〜第3記憶手段にそれぞれ記憶される前記各データに基づいて前記動画データを生成し、この生成された前記動画データを前記保存記憶手段に記憶させることを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記動画データは、ヘッダ部、データ部及びフッタ部から構成され、
前記撮影指示手段により撮影が指示されると、前記制御手段は、前記第3記憶手段に記憶された前記アドレスデータを読み出し、更にこのアドレスデータに対応する前記第1及び第2記憶手段にそれぞれ記憶された前記画像データ及び前記画像サイズデータを読み出し、読み出した前記画像データに基づいて前記データ部を作成し、読み出した前記画像サイズデータ及び前記アドレスデータに基づいて前記ヘッダ部及び前記フッタ部を作成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−16431(P2010−16431A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−171970(P2008−171970)
【出願日】平成20年7月1日(2008.7.1)
【出願人】(504017681)日本ロジックス株式会社 (8)
【Fターム(参考)】