説明

撮影装置、ネットワークシステム、プログラム、情報記憶媒体、及び撮影装置の制御方法

【課題】サーバ等の外部記憶装置に記憶されているユーザ情報を反映したユーザオリジナルの編集用素材画像を生成し、当該ユーザオリジナルの編集用素材画像を用いた編集機能を有する撮影装置の提供。
【解決手段】本発明は、外部記憶装置100と通信可能で編集機能を有する撮影装置200であって、被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部298と、前記外部記憶装置100に記憶されているユーザ情報を受信して、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得処理部214と、取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成する編集用素材画像生成部216と、オリジナル編集用素材画像を編集用素材として提供し、入力情報に基づき前記オリジナル編集用素材画像を用いて、前記撮影画像又は前記撮影画像に基づき生成された画像に対して編集処理を行う編集処理部220と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は撮影装置、ネットワークシステム、プログラム、情報記憶媒体、及び撮影装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、CCDカメラ等の撮影部で撮影された被写体の画像を編集してプリントする写真シール製造機(写真印刷装置の一例)等の撮影装置が知られている。
【0003】
写真シール製造機等の撮影装置では、複数の友人同士で撮影した撮影画像に編集処理を行い、通常の写真とは異なる自由度の高い写真シールを生成して楽しむことができる。
【0004】
最近では、写真シールとしての印刷を行わずに、ネットワークを介して編集画像を交換したり、Web上に公開したりするコミュニケーションツールとしても人気が高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−162719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
かかる撮影装置は、撮影画像に様々な編集を施して、ユーザオリジナルの編集画像(写真シール)を得られることも人気の一因である。しかし、撮影画像に落書きをしたり、用意されたスタンプを貼り付けることができるだけでは、ユーザに飽きられてしまうので、ユーザの興味やニーズをとらえた目新しい編集機能の提供が求められている。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、サーバ等の外部記憶装置に記憶されているユーザ情報を反映したユーザオリジナルの編集用素材画像を生成し、当該ユーザオリジナルの編集用素材画像を用いた編集機能を有する撮影装置、ネットワークシステム、プログラム、情報記憶媒体、及び撮影装置の制御方法が提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明は、
外部記憶装置と通信可能で編集機能を有する撮影装置であって、
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部と、
前記外部記憶装置に記憶されているユーザ情報を受信して、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得処理部と、
取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成する編集用素材画像生成部と、
オリジナル編集用素材画像を編集用素材として提供し、入力情報に基づき前記オリジナル編集用素材画像を用いて、前記撮影画像又は前記撮影画像に基づき生成された画像に対して編集処理を行う編集処理部と、
を含むことを特徴とする撮影装置に関する。
【0009】
また本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムに関する。また本発明は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶(記録)した情報記憶媒体に関する。また本発明は、上記各部を実行するステップを含む撮影装置の制御方法に関する。
【0010】
撮影装置は、通信機能を有し、外部記憶装置(サーバ、携帯電話、ICカード、携帯用ゲーム装置、携帯型情報通信機器、パーソナルコンピュータ等)と通信可能に構成されている。
【0011】
ユーザ情報は、例えばユーザの名前やニックネームや生年月日や血液型等のユーザのプロフィール情報でもよいし、撮影装置や所定のゲームにおけるユーザのプレイ履歴データでもよい。
【0012】
編集用素材画像生成部は、取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像をリアルタイムに生成してもよい。この様にすると、撮影装置に常時オリジナル編集用素材画像を記憶させておく必要がないので、データ量の増大を防止することができる。ここにおいてオリジナル編集用素材画像とは、例えば編集対象画像と合成するユーザ固有の画像(スタンプ画像や背景画像)でもよい。
【0013】
前記撮影画像に基づき生成された画像とは、例えば前記撮影画像から背景色を抜き取り所与の背景画像と合成した合成画像でもよい。
【0014】
本発明によれば、外部記憶装置に記憶されているユーザ情報を反映したユーザオリジナルの編集用素材画像を生成し、当該ユーザオリジナルの編集用素材画像を用いた編集機能を有する撮影装置を提供することができる。
【0015】
(2)この撮影装置、プログラム、情報記憶媒体及び撮影方法においては、
前記外部記憶装置として機能するサーバに保存されているユーザ情報に関連づけられたアクセス情報を取得するアクセス情報取得処理部をさらに含み、
前記ユーザ情報取得処理部は、
ネットワークを介して、前記サーバに対して前記アクセス情報に関連づけて記憶されているユーザ情報の送信要求を行い、当該送信要求に対応した応答情報を受信して、応答情報に含まれるユーザ情報を取得してもよい。
【0016】
アクセス情報は、前記サーバに保存されているユーザ情報にアクセス可能なIDやURLやアクセスする際に用いるIDやURL等であり、例えばユーザの有する非接触通信型ICカードで非接触通信される非接触通信用ID、携帯電話等の課金管理等に用いる機器ID、サーバのユーザ情報記憶領域のアドレス、ユーザ情報を閲覧可能なWebページのURL等でもよい。
【0017】
アクセス情報は、携帯電話や携帯用ゲーム機や携帯型情報通信機器と通信(例えばBluetooth(ブルートゥース)等の近距離無線通信や赤外線通信や非接触式ICカードとの非接触通信等を含む)により取得してもよい。またバーコード、2次元コード、QRコードの読み取りにより取得してもよい。またカードリーダでの読み取り取得してもよい。またタッチパネルやキーボード等入力装置からの入力により取得してもよい。
【0018】
非接触通信用ICチップは、非接触通信用ICカードと呼ばれるものでもよい。例えば「近接型(Proximity)」の非接触型ICカードでもよい。非接触式ICカードとは、カードの内部にアンテナを持ち、外部の端末が発信する弱い電波を利用してデータを送受信するICカードである。
【0019】
非接触通信用ICチップは、リーダ・ライタからキャリアを送信して電磁誘導によりICチップに電力を供給し、キャリアの変調によりリーダ・ライタとICチップ間で通信を行う。
【0020】
URL(Uniform Resource Locator)は、インターネット上のリソース(資源)を特定するための形式的な記号の並びであり、WWWをはじめとするインターネットアプリケーションにおいて提供されるリソースを、主にその所在を表記することで特定するものである。なお、リソースとは(主にインターネット上の)データやサービスを指し、例えばウェブページや電子メールの宛先といったものも含む。
【0021】
(3)この撮影装置、プログラム、情報記憶媒体及び撮影方法においては、
前記編集処理部は、
ユーザ毎に前記オリジナル編集用素材画像をグループ化して、ユーザ別編集用素材群として提供してもよい。
【0022】
ユーザ毎に前記オリジナル編集用素材画像をグループ化してユーザ別編集用素材として提供するとは、例えば各ユーザのオリジナル編集用素材画像が複数生成される場合に、ユーザ毎にユーザ専用のパレットを設け、当該ユーザ専用パレットに当該ユーザの複数のオリジナル編集用素材画像(ユーザ別編集用素材群)を格納して、編集画面で提供するような場合を含む。
【0023】
このようにすると、ユーザ情報に基づき生成されたオリジナル編集用素材画像が、グループ化して提供されるので、自己のオリジナル編集用素材画像を探す手間が少ない、使い勝手のよいユーザインターフェースを提供することができる。
【0024】
(4)この撮影装置、プログラム、情報記憶媒体及び撮影方法においては、
前記編集処理部は、
予め用意された編集用素材画像からユーザ情報に基づきユーザに関連する編集用素材画像を抽出し、抽出した編集用素材画像を前記ユーザ別編集用素材群に含めて提供してもよい。
【0025】
例えば全星座のスタンプ画像や全血液型の血液型のスタンプ画像を編集用素材画像として予め用意しておき、ユーザの生年月日や血液型に基づきユーザの属する星座や血液型のスタンプ画像を抽出して、ユーザのリジナル編集用素材画像と同じパレットに含めて提供してもよい。
【0026】
また予め用意された編集用素材画像の中から、過去の履歴情報(ここでは過去の編集においてユーザが使用した編集用素材画像の情報)に基づきユーザの使用頻度が所定の基準を満たすスタンプ画像(最も使用頻度が高いスタンプ画像や使用頻度の順位が所定順位以上のスタンプ画像)を抽出してもよい。
【0027】
この様にすると、リアルタイムに生成したオリジナル編集用素材画像と、既存の編集用素材画像でユーザに関連するものをグループ化して、(例えば同じパペレットに入れて)提供することができるので、使い勝手のよいユーザインターフェースを提供することができる。
【0028】
(5)この撮影装置、プログラム、情報記憶媒体及び撮影方法においては、
前記編集用素材画像生成部は、
複数のユーザのユーザ情報を取得した場合には、複数のユーザのユーザ情報に基づき複数のユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成してもよい。
【0029】
複数のユーザに対応したオリジナル編集用素材画像とは、例えば複数のユーザの名前(ニックネーム等)の入った編集用素材画像(スタンプ画像や背景画像素材画像)でもよい。
【0030】
また複数のユーザの関係に基づき抽出された編集用素材画像でもよい。
【0031】
(6)この撮影装置、プログラム、情報記憶媒体及び撮影方法においては、
前記編集処理部は、
複数のユーザのユーザ情報を取得した場合には、所与のユーザのオリジナル編集用素材画像群を他のユーザにも編集用素材として提供してもよい。
【0032】
第1のユーザと第2のユーザを含む複数のユーザのオリジナル編集用素材画像を生成する場合には、第1のユーザのユーザ情報に基づき生成したオリジナル編集用素材画像は、第1のユーザの編集処理において提供され、第2のユーザのユーザ情報に基づき生成したオリジナル編集用素材画像は第2のユーザの編集処理において提供される。
【0033】
そしてさらに第1のユーザと第2のユーザを含む複数のユーザが一緒に撮影、編集を行う場合には、第1のユーザのユーザ情報に基づき生成したオリジナル編集用素材画像を第2のユーザの編集処理において提供し、第2のユーザのユーザ情報に基づき生成したオリジナル編集用素材画像を第1のユーザの編集処理において提供してもよい。
【0034】
(7)この撮影装置、プログラム、情報記憶媒体及び撮影方法においては、
前記ユーザ情報は、当該ユーザに関連した過去のプレイ履歴情報を含み、
前記編集用素材画像生成部は、
前記使用履歴情報に基づき、プレイ履歴に応じた編集用素材画像を提供してもよい。
【0035】
過去のプレイ履歴とは例えば撮影装置のプレイ回数や編集時に使用した素材画像の使用履歴等でもよい。
【0036】
プレイ履歴に応じて提供される編集用素材画像は、ユーザ情報に応じてリアルタイムに生成されたオリジナル編集用素材画像でもよいし、予め用意された編集用素材画像から抽出された編集用素材画像でもよい。
【0037】
(8)この撮影装置、プログラム、情報記憶媒体及び撮影方法においては、
前記ユーザ情報は、1又は複数のテキストの並びを示すテキスト情報を含み、
前記編集用素材画像生成部は、
予め用意された各テキストに対応した画像情報から、ユーザ情報に含まれたテキスト情報の各テキストに対応した画像情報を抽出し、抽出した画像情報に基づき、ユーザ情報に対応したオリジナル編集用素材画像を生成してもよい。
【0038】
撮影装置は、各テキスト(文字や数字)に対応して予め用意された素材画像群を有しており、ユーザ情報であるテキスト列(文字や数字)を受け取り、各テキストに対応する素材画像を選択して、素材画像をテキスト列の並びに基づき並べて、オリジナル編集用素材画像を生成してもよい。また文字列の並びに基づき並べたのち所与の背景素材画像と合成してオリジナル編集用素材画像を生成してもよい。
【0039】
(9)本発明は、
外部記憶装置と通信可能で編集機能を有する撮影装置と、サーバとを含むネットワークシステムであって、
前記撮影装置は、
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部と、
前記サーバに保存されているユーザ情報に関連づけられたアクセス情報を取得するアクセス情報取得処理部と、
ネットワークを介して、前記サーバに対して前記アクセス情報に関連づけて記憶されているユーザ情報の送信要求を行い、当該送信要求に対応した応答情報を受信して、応答情報に含まれるユーザ情報を取得するユーザ情報取得処理部と、
取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成する編集用素材画像生成部と、
オリジナル編集用素材画像を編集用素材として提供し、入力情報に基づき前記オリジナル編集用素材画像を用いて、前記撮影画像又は前記撮影画像に基づき生成された画像に対して編集処理を行う編集処理部と、を含み、
前記サーバは、
前記アクセス情報に関連づけてユーザ情報が記憶されたユーザ情報記憶部と、
前記撮影装置からネットワークを介して前記ユーザ情報の送信要求を受信すると、該当するユーザ情報が存在する場合には、該当するユーザ情報を含む応答情報を、ネットワークを介して要求元の前記撮影装置に送信するユーザ情報提供部と、
を含むネットワークシステムに関する。
【0040】
(10)このネットワークシステムにおいては、
前記サーバは、
Webサイト上でユーザ情報入力フォームを提供し、当該ユーザ情報入力フォームからの入力情報に基づき、ユーザ情報記憶部へのユーザ情報の登録処理を行うユーザ情報登録処理部を含んでもよい。
【0041】
ユーザ情報の登録処理は、ユーザ情報記憶部へ既に登録されているユーザ情報の更新処理も含む。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本実施形態の写真印刷装置の外観の一例を示す斜視図。
【図2】本実施形態の写真印刷装置の外観の一例を示す斜視図。
【図3】本実施形態の写真印刷装置の外観の一例を示す斜視図。
【図4】本実施形態の撮影装置のブロック図の一例。
【図5】本実施形態のネットワークシステムを示す図。
【図6】本実施形態のネットワークシステムのサーバの機能ブロック図の一例。
【図7】撮影装置、サーバ、携帯型情報通信機器間でのデータのやりとりを説明するための図。
【図8】撮影装置、サーバ、ユーザの処理の流れの一例ついて説明するための図。
【図9】図9(A)(B)は、ユーザ情報について説明するための図。
【図10】図10(A)(B)は、ユーザA、Bのオリジナル編集用素材画像の一例。
【図11】図11(A)(B)は、ユーザA、Bのオリジナル編集用素材画像の一例。
【図12】ひらがなニックネーム登録画面の一例。
【図13】ユーザ(ニックネーム)選択画面の一例。
【図14】追加プロフィール画面の一例。
【図15】追加プロフィール画面の一例。
【図16】ユーザ専用パレットの様々な例を示す図。
【図17】ユーザ専用パレットの様々な例を示す図。
【図18】ユーザ専用パレットの様々な例を示す図。
【図19】ユーザ専用パレットの様々な例を示す図。
【図20】本実施の形態の編集用素材画像生成処理の流れを示すフローチャート。
【図21】本実施の形態の落書き編集画面の一例。
【図22】図22A)〜(C)は、非接触通信可能期間に表示される画像例。
【図23】図23(A)(B)は、オリジナル編集用素材画像の生成手法について説明するための図。
【図24】本実施の形態の落書き編集画面の一例。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0044】
1.撮影装置の構成
図1は、本実施形態の撮影装置PMの外観の一例を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態の撮影装置PMは、代価受付部RMと、撮像部CMと、編集操作受付部EMと、写真シール提供部PBとを有する。
【0045】
図1に示す代価受付部RMは、ユーザが本実施形態の撮影装置PMを利用する際に最初に接するものであり、撮影装置PMを利用するための代価を投入するためのものである。
【0046】
図1に示す撮像部CMは、上述した代価受付部RMに対して代価の投入を行ったユーザの画像を撮像するためのものであり、上述した代価受付部RMとは異なる位置に設けられている。本実施形態では撮像部CMは、画像の背景に周囲の景色が写りこまないように、また、撮像されているユーザが周囲から見えないように、シートSTで周囲が覆われている。
【0047】
図2は、本実施形態の撮影装置PMのシートSTを取り除いた状態の外観を、撮像部CMの前面が右正面となるように示した斜視図である。図2に示すように撮像部CMの前面上部には、撮像領域CAに位置するユーザの画像を撮像するカメラCRが設けられている。カメラCRは、例えばCCDカメラ、C−MOSカメラ、又はビデオカメラなどにより実現できる。カメラCRは、被写体を正面方向から撮影するもので、撮像部として機能する。
【0048】
また撮像部CMの前面上部から中部には、撮像領域CAに位置するユーザを照明する撮像用照明部CLが設けられている。この撮像用照明部CLは、カメラCRがユーザの画像の撮像を開始した場合に点灯するように制御される。そして、カメラCRがユーザの画像を撮像している間、ユーザを照明し続けるように制御される。
【0049】
また撮像部CMの前面中部には、撮像領域CAに位置するユーザに対して、カメラCRが撮像している画像を表示する撮像用モニタCMN(表示部の一例)が設けられている。本実施形態ではカメラCRが画像の撮像を開始すると、撮像用モニタCMNは、撮像領域CAに位置するユーザの画像をリアルタイムの動画として表示する。これによりユーザは、カメラCRが撮像しているユーザの画像を撮像用モニタCMNにより確認することができる。撮像用モニタCMNは、ユーザの視点から見下ろす高さに、ユーザに対してその表示画面がほぼ正対するように、筺体に取り付けられている。カメラCRで撮影された映像は、撮像用モニタCMNに表示され、ユーザはこの撮像用モニタCMNに表示された映像を見て自身のポーズが適当か否かを確認することができる。
【0050】
また撮像用モニタCMNは、接触位置を検出できるタッチセンサパネルが積層されたタッチパネル式モニタにより構成されており、ユーザが撮像用モニタCMNを触ることにより操作入力を行うことができる。
【0051】
そして、ユーザの画像の撮像が開始されてから所定時間が経過するとユーザの画像の撮像を終了する。そして、撮像領域CAに位置するユーザに対して、編集操作受付部EMの前側の領域である編集領域EA(第3の領域の一例)に移動する案内を行う。
【0052】
図1に示す編集操作受付部EMは、上述した撮像部CMにおいて画像を撮像したユーザが、撮像した画像を編集するための操作を行うためのものであり、上述した撮像部CMとは異なる位置に設けられている。本実施形態では編集操作受付部EMは、編集操作を行っているユーザが周囲から見えないように、シートSTで周囲が覆われている。特に本実施形態では編集操作受付部EMとして、第1の編集操作受付部EM1と第2の編集操作受付部EM2とが設けられている。図3は、本実施形態の撮影装置PMのシートSTを取り除いた状態の外観を、第1の編集操作受付部EM1の前面が右正面となるように示した斜視図である。
【0053】
図3に示すように第1の編集操作受付部EM1の前面中央部には、第1の編集操作受付部EM1の前側の領域である編集領域EA1(第3の領域の一例)に位置するユーザに対して、シールに印刷する静止画として決定した画像を表示しつつ、表示した画像を編集するための操作を受け付けるタッチパネル式の編集用モニタEMNが設けられている。
【0054】
本実施形態では、編集用モニタEMNの左右にそれぞれタッチペンTPが用意されており、ユーザはタッチペンTPの先端を編集用モニタEMNの任意の位置に接触させることにより、決定した画像に合成する線図を描いたり、模様や図柄のテンプレート(スタンプ画像)を選択してこれを画像に配置して、シールに印刷する静止画を編集する。
【0055】
なお本実施形態では、図3に示す第1の編集操作受付部EM1の背面側に、第1の編集操作受付部EM1と同様の構成を有する第2の編集操作受付部EM2が設けられ、第2の編集操作受付部EM2の前側の領域である編集領域EA2(第4の領域の一例)に位置するユーザに対して、シールに印刷する静止画として決定した画像を表示しつつ、表示した画像を編集するための操作を受け付ける。
【0056】
そして、画像の編集操作の受け付けが開始されてから所定時間が経過するか、ユーザの操作により編集操作の終了が選択されると、画像の編集操作の受け付けを終了する。そして、編集領域EA1又は編集領域EA2に位置するユーザに対して、写真シール提供部PB(印刷物提供部の一例)の前側の領域である取出領域PA(第5の領域の一例)に移動するように案内する。
【0057】
そして図3に示すように、第1の編集操作受付部EM1の左側面には、編集された画像をシールに印刷した写真シール(印刷物の一例)をユーザに提供する写真シール提供部PBが設けられている。本実施形態では、取出領域PAに位置するユーザに対して写真シールを提供するように、写真シール提供部PBの前面に写真シール取出口POが設けられている。
【0058】
また図3に示すように、第1の編集操作受付部EM1、第2の編集操作受付部EM2の編集用モニタEMNの上部に非接触通信部FT1、FT2(図示せず)が設けられている。非接触通信部FT1、FT2(図示せず)は、キャリアを送信して電磁誘導により携帯型情報通信機器(例えば携帯電話)が内蔵する非接触通信用ICチップ(例えば非接触型ICカード)に電力を供給し、キャリアの変調により非接触通信用ICチップと通信を行うリーダ・ライタで構成される。リーダ・ライタと非接触通信用ICチップの間は13.56MHzの電波で通信し、10cm程度のごく近距離で100〜400kbpsの双方向通信が可能となっている。
【0059】
図4は、本実施形態の撮影装置のブロック図である。なお、撮影装置200(図1〜3の撮影装置PM)は、図4の構成要素(各部)を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
【0060】
撮影部298は、被写体を撮影するためのもので、例えばCCDカメラ、CMOSカメラ、又はビデオカメラなどにより実現できる。
【0061】
操作部260(ポインティングデバイス、レバー、ボタン等)は、ユーザが編集用コンテンツ選択メニューの選択操作や編集操作を行うためのものである。
【0062】
記憶部270(RAM)は、処理部210や通信部296などのワーク領域となるものである。
【0063】
情報記憶媒体280(CD、DVD、HDD、ROMなどのコンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものである。この情報記憶媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
【0064】
ディスプレイ290は画像を表示するものであり、例えば図3の撮影用モニタCMNや編集用モニタEMN等である。
【0065】
撮影用モニタCMNは、例えばタッチパネル等が用いられ、ディスプレイに表示された入力用のボタンに、ユーザが指を接触させることにより、各種指示入力(例えばコラージュ背景の選択や撮影モードの選択等)を行うことができるように構成されている。
【0066】
編集用モニタEMNとしては、例えば液晶タブレットやタッチパネル等が用いられ、タッチペン(ポインティングデバイスの一例)等の先端をディスプレイ表面に接触させ、文字や図形を描くことにより手書き画像を入力できるようになっている。また予め用意された星マークやハートマーク等のスタンプ画像を選択して、タッチペンの先端をディスプレイ表面に接触させることによりスタンプ画像を入力できるようになっている。
【0067】
音出力部292は音声、ゲーム音などの音を出力するものである。
【0068】
携帯型情報記憶装置294は、ユーザの個人データや編集用のセーブデータなどが記憶されるものである。
【0069】
本実施の形態の撮影装置200は、印刷部295が備えられ、印刷部295により撮影された画像を印刷媒体(シール紙、印画紙、プラスチック板又は記録層)に画像を印刷する処理を行う。この場合の印刷方式としては昇華型、熱転写型、インクジェット方式、レーザプリント方式などの種々の方式がある。また印刷用のプリンタとしては、インクジェット式プリンタ、レーザープリンタ、昇華型プリンタ、熱転写型プリンタ、溶融型プリンタ、サーマルプリンタ、印画紙プリンタ、インスタントフィルムプリンタ等を用いるようにしてもよい。
【0070】
処理部210(プロセッサ)は、操作部260からの操作データやプログラムなどに基づいて、撮影制御処理、撮影画像の編集処理、ディスプレイの表示制御処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの各種の処理を行う。この場合、処理部210は、記憶部270内の主記憶部272をワーク領域として使用して、各種の処理を行う。この処理部210の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)又はASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラム(ゲームプログラム)により実現できる。
【0071】
処理部210は、アクセス情報取得処理部212、ユーザ情報取得処理部214、編集用素材画像生成部216、編集処理部220、画像生成部230、音生成部240を含む。
【0072】
ユーザ情報取得処理部214は、外部記憶装置に記憶されているユーザ情報を受信して、ユーザ情報を取得する。編集用素材画像生成部216は、取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成する。編集処理部220は、オリジナル編集用素材画像を編集用素材として提供し、入力情報に基づき前記オリジナル編集用素材画像を用いて、前記撮影画像又は前記撮影画像に基づき生成された画像に対して編集処理を行う。
【0073】
外部記憶装置はサーバで構成してもよい。アクセス情報取得処理部212は、前記サーバに保存されているユーザ情報に関連づけられたアクセス情報を取得してもよい。
【0074】
またユーザ情報取得処理部214は、ネットワークを介して、前記サーバに対して前記アクセス情報に関連づけて記憶されているユーザ情報の送信要求を行い、当該送信要求に対応した応答情報を受信して、応答情報に含まれるユーザ情報を取得するようにしてもよい。
【0075】
また編集処理部220は、ユーザ毎に前記オリジナル編集用素材画像をグループ化して、ユーザ別編集用素材群として提供してもよい。
【0076】
また編集処理部220は、予め用意された編集用素材画像からユーザ情報に基づきユーザに関連する編集用素材画像を抽出し、抽出した編集用素材画像を前記ユーザ別編集用素材群に含めて提供してもよい。
【0077】
また編集用素材画像生成部216は、複数のユーザのユーザ情報を取得した場合には、複数のユーザのユーザ情報に基づき複数のユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成してもよい。
【0078】
また編集処理部220は、複数のユーザのユーザ情報を取得した場合には、所与のユーザのオリジナル編集用素材画像群を他のユーザにも編集用素材として提供してもよい。
【0079】
またユーザ情報は、当該ユーザに関連した過去のプレイ履歴情報を含み、編集用素材画像生成部216は、前記使用履歴情報に基づき、プレイ履歴に応じた編集用素材画像を提供してもよい。
【0080】
ユーザ情報は、1又は複数のテキストの並び示すテキスト情報を含み、編集用素材画像生成部216は、予め用意された各テキストに対応した画像情報から、ユーザ情報に含まれたテキスト情報の各テキストに対応した画像情報を抽出し、抽出した画像情報に基づき、ユーザ情報に対応したオリジナル編集用素材画像を生成してもよい。
【0081】
画像生成部230は、撮影や編集の結果に基づいて画像を生成し、ディスプレイ290に出力する。
【0082】
音生成部240は、処理部210で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部292に出力する。
【0083】
通信部296は、インターネットなどのネットワークを介してデータを送信又は受信する処理を行う。より具体的には、通信部296は、カメラの撮影画像により生成されたデータを、ネットワークを介して外部のサーバなどに送信する。このようにすればユーザ(被写体)は、自身が被写体となっている画像のデータを、自分の家のパーソナルコンピュータにサーバからダウンロードすることが可能になる。そしてダウンロードした画像データに基づいて、自分の家のプリンタを用いて、紙やシールに画像を印刷して出力することが可能になる。またユーザが撮影した画像をサーバに保存しておき、撮影装置にダウンロードして印刷して出力することも可能である。また通信部296は、ネットワークを介して外部のサーバなどと、情報の送受信を行い、ユーザ情報などを受信する。この通信部296の機能は、例えば通信用のデバイス(IC)などのハードウェアや、通信用のプログラムなどにより実現できる。なお印刷部295、通信部296のいずれか一方を設けない構成としてもよい。
【0084】
非接触通信部297(図3のFT1)は、携帯型情報通信機器に内蔵されている非接触通信用ICチップと非接触通信を行うもので、アンテナ、リーダ・ライタ等のハードウェアを含む。
【0085】
なお本実施形態の撮影装置は、固定された筐体である装置でもよいし、携帯用の装置でもよい。また本実施形態の撮影装置で撮影される被写体は人間には限定されない。また本実施形態の撮影装置を、ユーザの撮影画像をゲームに使用するようなタイプの撮影装置に利用することも可能である。即ち本実施形態の撮影装置をゲーム装置等の画像取り込み装置として機能させることも可能である。
【0086】
2.ネットワークシステム
図5に、本実施形態のネットワークシステムを示す。本実施形態のネットワークシステム1は、ネットワーク10を介して接続された撮影装置200とサーバ100を含んで構成される。ネットワーク10の伝送路は、無線の伝送路を含んでいてもよいし、有線の伝送路で接続されていてもよい。また一般回線を使用する場合でもよいし専用回線を使用する場合でもよい。
【0087】
サーバ100は、インターネット回線等に接続されてデータの送受信を行う通信装置110、ワークステーション等のホストコンピュータ120、データベース150を含み、Web(World Wide Web)サーバ機能やメールサーバ機能を備え、インターネット上でワールド・ワイド・ウェブ(WWW)に対応したホームページを開設している。
【0088】
なお通信装置110は、モデム、ターミナルアダプタ、あるいはルーター等によって構成され、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介して、他のサーバや撮影装置200や携帯型情報通信機器30との間でデータの送受信を行う。
【0089】
撮影装置200は、サーバ100とネットワーク10を介して通信可能に構成される。また撮影装置200は、携帯型情報通信機器30が内蔵する非接触通信用ICチップ32と非接触通信が可能に構成されている。
【0090】
携帯型情報通信機器30は、インターネット(WAN)、LANなどのネットワークを介してサーバ100に接続可能な装置であるとともに、非接触通信用ICチップ32を含み、撮影装置200と非接触通信を行うことが可能に構成された情報機器である。例えば携帯電話(PHS端末も含む)、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA等)、携帯型ゲーム機、画像生成装置などの情報通信装置である。なお、携帯型情報通信機器30とサーバ100との通信回線は、有線でもよいし無線でもよい。
【0091】
非接触通信用ICチップ32は、非接触型ICカードの技術方式を搭載したICチップであり、リーダ・ライタからキャリアを送信して電磁誘導によりICチップに電力を供給し、キャリアの変調によりリーダ・ライタとICチップ間で通信を行うものである。
【0092】
携帯型情報通信機器30はWebページを閲覧可能なウェブブラウザを備え、サーバ100が提供するWebページを参照することができる。
【0093】
ユーザは携帯型情報通信機器30からサーバ100が開設している撮影装置200で撮影した画像等を公開するWebサイト等にアクセスして、ユーザ情報を登録できるようにしてもよい。
【0094】
3.ネットワークシステムのサーバ
図6は本実施形態のネットワークシステムのサーバ100の機能ブロック図の一例である。なお以下に説明する本ネットワークシステムのサーバ100の機能は、物理的に複数のコンピュータに分散して持たせて実行させるようにしてもよい。
【0095】
ネットワークシステムのサーバ100は、ホストコンピュータ120、データベース150を含んでいる。
【0096】
ホストコンピュータ120は、処理部130と記憶部122と情報記憶媒体126と送受信部124を含んでいる。
【0097】
送受信部124は、撮影装置200や携帯型情報通信機器30やデータベース150とデータのやり取りをするもので送信機能と受信機能の両方を有するが、送信手段と受信手段とに分散して送受信機能を実現してもよい。
【0098】
記憶部122は処理部130や送受信部124などのワーク領域となるものであり、その機能は例えばRAM等のハードウェアにより実現される。
【0099】
処理部130は受信した処理要求に基づき、どの端末によって送信されたものであるか、どのような配信要求であるかなどを判別し、各種処理を行うもので、その機能は、ハードウェア(CPU、DSP等のプロセッサ又はゲートアレイ等のASIC)とプログラム(ゲームプログラム、又はファームウェア等)との組み合わせにより実現される但し、処理部100の機能の全てを、ハードウェアにより実現してもよいし、その全てをプログラムにより実現してもよい。
【0100】
また処理部130は、各端末からの処理要求情報に基づき各端末にホームページ画像を表示するためのコンテンツや画像情報を生成する処理も行う。なお画像情報は、各端末でWebページを表示できるように、例えば、HTMLファイル等のコンテンツ記述言語により記述されたファイルで生成される。
【0101】
なお処理部130はコンテンツのみ生成してユーザの携帯型情報通信機器30に送信し、ユーザの携帯型情報通信機器30で、例えばjavaアプレット等で画像生成を行うようにしてもよいし、処理部130でXMLで記述されたコンテンツを生成してユーザの携帯型情報通信機器30に送信し、ユーザの携帯型情報通信機器30で画像生成を行うようにしてもよい。
【0102】
また処理部130は、各種処理要求に基づき、ホームページ上の画像の更新等の各種処理を行う。
【0103】
処理部130は、対応情報生成処理部132、ユーザ情報提供部133、ユーザ情報登録処理部134、画像情報閲覧制御処理部135を含む。
【0104】
対応情報生成処理部132は、アクセス情報(例えば非接触通信用ID)に関連して、所定のURLにアクセスがあると、アクセスにより取得されるアクセス元の携帯型通信機器の機器IDを取得し、当該機器IDと、前記URLに対応するアクセス情報(非接触通信用ID)とを対応付ける対応情報を生成してもよい。
【0105】
ユーザ情報提供部133は、撮影装置からネットワークを介して前記ユーザ情報の送信要求を受信すると、該当するユーザ情報が存在する場合には、該当するユーザ情報を含む応答情報を、ネットワークを介して要求元の前記撮影装置に送信する。該当するユーザ情報が、機器IDに関連づけて登録されている場合には、対応情報に基づき、アクセス情報と機器IDの対応付けを行って、アクセス情報に対応する機器IDに関連づけて登録されているユーザ情報を検索してもよい。
【0106】
ユーザ情報登録処理部134は、Webサイト上でユーザ情報入力フォームを提供し、当該ユーザ情報入力フォームからの入力情報に基づき、ユーザ情報記憶部へのユーザ情報の登録処理を行う。
【0107】
画像情報閲覧制御処理部135は、機器IDに対応づけて登録されている画像情報に基づき、ユーザ毎に画像情報に対応したコンテンツが閲覧可能なユーザ別Webページを生成し、当該ユーザ別WebページをWeb上で閲覧させる制御を行う。
【0108】
情報記憶媒体(コンピュータにより使用可能な記憶媒体)126は、プログラムやデータなどの情報を格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などのハードウェアにより実現できる。
【0109】
処理部130は、この情報記憶媒体180に格納される情報に基づいて本発明(本実施形態)の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体126には、本発明(本実施形態)の手段(特に処理部110に含まれるブロック)を実行するための情報(プログラム或いはデータ)が格納される。
【0110】
なお、上述したその他の機能も情報記憶媒体126から情報を読み取って実現することも可能である。
【0111】
また情報記録媒体126に格納されるプログラム、データ等は、その一部もしくは全部をネットワーク回線などの伝送媒体を介して受信する構成にしてもよい。すなわち、ホストコンピュータ120は、情報記憶媒体126からではなく、例えば、ネットワークを介して所定のホスト端末装置等から搬送波に具現化された(embodied)形式のプログラム、データ等を受信して上述した種々の機能を実現することも可能である。
【0112】
またデータベース150は、ホストコンピュータ120とデータの送受信を行う送受信部152と、情報記憶媒体160を含む。情報記憶媒体160には、画像データ(撮影装置で撮影編集された画像情報)162、ユーザ情報164等が記憶されユーザ情報記憶部として機能する。
【0113】
情報記憶部160は磁気的、光学的記録媒体や半導体メモリ等のCPUで読み取り可能な記憶媒体であり、例えばRAM、ハードディスク(磁気ディスク)やフレキシブルディスク、CD−ROM等により実現される。
【0114】
4.撮影装置、サーバ、携帯型情報通信機器間でのデータのやりとり
図7は、撮影装置200、サーバ100、携帯型情報通信機器間でのデータのやりとりを説明するための図である。
【0115】
ここでは撮影装置200で撮影した画像又はそれに編集を施した画像の画像データを、サーバ100が開設するWeb上のサイト300(ユーザの画像を登録可能なサイト)のマイページ310(ユーザ別に設定されたWebページ)に登録して、携帯電話(携帯型情報通信機器の一例)で閲覧する場合を例にとり説明する。
【0116】
なおWeb上のマイページ310はパーソナルコンピュータ向けに作られた一般のインターネットのWebコンテンツを表示可能なインターネットブラウザ(フルブラウザ)で閲覧可能なWebページでもよいし、携帯電話等のブラウザで閲覧可能なWebページでもよいが、ここでは携帯電話で参照可能なWebページも作成されるとする。ユーザはWeb上のマイページにアクセスして、ユーザ情報を登録することができる。
【0117】
携帯電話K1〜K3は非接触通信用ICチップを含んでおり、撮影装置200の非接触通信部297と非接触通信可能に構成されている。
【0118】
ここで撮影を行うユーザY1〜Y4のうちY1〜Y3は非接触通信用ICチップを内蔵した携帯電話K1〜K3を所有しており、ユーザY4は所有していないとする。携帯電話K1〜K3は、機器ID(携帯電話番号に対応して課金可能な携帯ID)d1〜d3を有している。機器IDはWeb上のアクセスに伴いサーバに通知される。
【0119】
また携帯電話K1〜K3に内蔵された非接触通信用ICチップには、非接触通信用IDc1〜c3が記憶されている。非接触通信用IDは非接触通信で、撮影装置200に通知される。
【0120】
ユーザY1〜Y4はコイン(クレジット)の投入によりゲームを開始させ、撮影装置200の撮影部298で撮影を行う(t1)。
【0121】
撮影装置200は、ゲームが開始されるとゲームID(a)を作成し、ゲームID(a)と撮影された画像又はそれに編集を施した画像の画像データ(b)をゲームID(a)に関連づけてネットワークを介してサーバ100に送信する(t2)。
【0122】
サーバ100は、撮影装置から受信した画像データをゲームIDに関連づけて、記憶部に一時保存する(t3)。
【0123】
ユーザY1〜Y3は、撮影の開始から終了までのいずれかの時点(又は撮影用のクレジットの有効期限内のいずれかの時点)で、非接触通信用ICチップ内蔵の携帯電話K1〜K3を撮影装置200の非接触通信部297にかざす又はタッチする操作(以下「タッチ操作」という)を行う(t4)。このタッチ操作により、非接触通信用ICチップに記憶された非接触通信用IDが、撮影装置200に非接触通信で送信される。
【0124】
例えば取り込み画像(撮影画像)に対して、編集処理を行う前にタッチ操作(t4)を行うようにしてもよい。
【0125】
撮影装置200は、非接触通信で非接触通信用IDを受信すると、非接触通信用IDに基づきURL情報(ユーザ固有のURLへアクセスするための情報であり、サーバのWebページへのリンクアドレスやサーバへのメールアドレス)を生成し、非接触通信で非接触通信用のICチップ内蔵の携帯電話に送信する(t5)。例えば、携帯電話のブラウザを起動させユーザ別WebページのURLを通知する画像を表示させるコマンドを送信してもよい。これを受けた携帯電話の画像にはユーザ別WebページのURLが表示された画像が表示される。なお上記処理は、サーバにおけるユーザIDと非接触通信用IDの対応付けのために必要な処理であるため、ユーザが初回プレイ(ユーザがニックネーム登録をしていない場合を含む)の場合のみ行うようにしてもよい。
【0126】
また撮影装置200は、非接触通信で受信した非接触通信用ID(c)とゲームID(a)をサーバに送信する(t6)。複数のユーザがタッチ操作を行った場合には複数のタッチ操作により得られた複数の非接触通信用ID(c)をゲームID(a)とともに送信する。なお撮影日時の情報やその他当該ゲームに付随する情報も、ともに送信してもよい。
【0127】
サーバ100は、撮影装置から受信したゲームID(a)と非接触通信用ID(c)に基づき記憶部に一時保存してある画像データと、非接触通信用IDの対応付けを行う(t7)。
【0128】
ユーザY1〜Y3は、非接触通信用のICチップ内蔵の携帯電話でゲーム装置から通知されたURL情報の示すURL(ユーザ固有のURL)にアクセスを行うことができる(t8)。このアクセスに伴い、機器ID(携帯電話の電話番号に対応して付与されている携帯ID)d1〜d3もサーバに通知される。
【0129】
ユーザ固有のURLは、Web上のサイトのユーザのマイページのURLでもよい。またユーザ固有のURLは、URL自体に非接触通信用ID自体又は非接触通信用IDから一義的に導かれる識別IDを含んだアドレスでもよい。
【0130】
ユーザ固有のURLへのアクセスを受けたサーバ100は、当該URLに対応する非接触通信用IDと、アクセスに伴って通知される機器IDとの対応付けを行う対応情報を生成する(t9)。
【0131】
なお非接触通信用IDを受信した際に、当該非接触通信用IDと機器IDの対応情報があるか否か判断し、既に対応情報がある場合には、対応情報の生成処理は省略してもよい。
【0132】
サーバ100は、記憶部に一時保存された画像データを、対応情報に基づき当該非接触通信用IDに対応づけられた機器IDに関連づけてデータベースに登録する(t10)。そしてデータベースから必要な情報を読み出して、各ユーザの画像情報(撮影画像)に対応したコンテンツが閲覧可能なユーザ別Webページを生成し、ユーザのマイページ310のURLにアクセスがあった場合には、ユーザのマイページ310を携帯電話等で閲覧させる制御を行う。
【0133】
サーバ100のデータベースには、機器IDに関連づけてユーザ情報が登録可能になっている。ユーザ情報は、撮影装置から登録することもできるし(t15)、携帯電話等から登録することも可能である。
【0134】
撮影装置200は、非接触通信用ID(c)とゲームID(a)をサーバ100に送信する(t6)際に、タッチ操作により受信した非接触通信用ID(アクセス情報)に関連づけて保存されているユーザ情報の送信要求を行ってもよい。
【0135】
サーバ100は機器IDでユーザ情報を管理しているため、サーバ100で機器IDと非接触通信用ID(アクセス情報)の対応付けが行われていない場合(対応情報が生成されていない場合)には、前記送信要求に対する応答情報としてユーザ情報を取得することはできない。すなわち撮影装置200は、前記送信要求に対する応答情報によって、ユーザ情報が登録されているか否かを判断することができる。
【0136】
サーバ100に非接触通信用ID(アクセス情報)に対応する対応情報が存在する場合には、撮影装置200は当該送信要求に対して送信される応答情報を受信してユーザ情報を取得する(t15)。そして取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を(リアルタイムに)生成し、オリジナル編集用素材画像を編集用素材として提供し、入力情報に基づき前記オリジナル編集用素材画像を用いた編集処理を行う。
【0137】
サーバ100に非接触通信用ID(アクセス情報)に対応する対応情報が存在しない場合には、ユーザ情報が登録されていないとして、撮影装置は、ユーザ情報の入力を受け付ける。
【0138】
携帯電話を有しないユーザY4は、撮影装置200の印刷部296から画像データがプリントされたシール370を受け取ることができる(t11)。シール370にはQRコード372が印刷されており、ユーザY4はこのQRコードを読み取ってサーバ100のサイト300にアクセスすることができる(t12)。QRコードはゲームIDに対応して生成される。
【0139】
また今回のゲームに参加していないユーザY5は、ユーザY1等からサーバのURLの通知を受けることで(t13)、サーバ100のサイト300にアクセスすることができる(t14)。
【0140】
図8は、撮影装置、サーバ、ユーザ(携帯電話等の携帯型情報通信機器の処理も含む)の処理の流れの一例ついて説明するための図である。
【0141】
まずユーザ(複数でも可)Y1は、撮影装置200にコインを投入する(ステップS10−Y)。コインが投入されると、撮影装置200は、アトラクトモードからゲームモードに移行し、ゲームを開始する(ステップS10−G)。
【0142】
ユーザY1が撮影用の操作を行うと(ステップS20−Y)、撮影装置200は撮影処理を行う(S20−G)。具体的には、撮影された画像を取り込みクロマキー処理等により被写体画像を取り出して所与の背景画像と合成して編集用の画像を生成する処理等を行う。また撮影装置200は、ゲームIDを生成してサーバに送信する(ステップS22−G)。ゲームIDはゲーム単位に生成され、ゲーム毎に一意な英字、数字、又は英数字文字列となる。例えば撮影装置200に付与されている識別番号と現在時刻(年月日時分秒)等に基づき生成してもよい。ゲームIDを受け取ったサーバ100は、記憶部にゲームIDを保存する(ステップS22−S)。
【0143】
撮影を終えたユーザY1が落書きコーナーに移動し、タッチ操作開始ボタンを押すと(ステップS30−Y)、撮影装置200は、非接触通信を開始する(ステップS30−G)。撮影装置200は、編集用の画面に例えば図22(A)に示すような「タッチ用画面」画像を表示してユーザにタッチ操作を促してもよい。
【0144】
ユーザが携帯電話等の携帯型情報通信機器を用いてタッチ操作を行うと(ステップS40−Y)、撮影装置200は、携帯型情報通信機器に内蔵された非接触通信用ICチップに記憶された非接触通信用IDを受信し、非接触通信用IDに基づきURL情報(当該ユーザ固有のURLへアクセスするための情報であり、サーバのWebページへのリンクアドレスやサーバへのメールアドレス)を生成し、非接触通信用のICチップ内蔵の携帯型情報通信機器に非接触通信で送信する(ステップS40−G)。例えばURL情報として、携帯型情報通信機器にサーバへの問い合わせメール送信画面を表示させるメール起動コマンドが非接触通信で送信してもよい。携帯電話携帯型情報通信機器のキャリアに応じて、対応する問い合わせメール起動コマンドが送信される。いずれの場合でも携帯型情報通信機器では、メーラーが起動され問い合わせメールが生成される。この問い合わせメールは、ユーザ固有のURLを取得するための問い合わせメールであり、前記非接触通信用IDが記載され、サーバのメールアドレス520を宛先とするメールである。なおゲームIDも記載されていてもよい。
【0145】
携帯型情報通信機器に問い合わせメール送信画像が表示されている場合には、ユーザが「空メール送信」等を選択実行することで、問い合わせメールが、サーバに送信されるようにしてもよい。
【0146】
撮影装置200は、非接触通信で受信した非接触通信用IDとゲームIDと関連づけてサーバ100に送信する(ステップS42−G)。撮影装置200は、非接触通信用IDとゲームIDをサーバ100に送信する際に、タッチ操作により受信した非接触通信用ID(アクセス情報)に関連づけて保存されているユーザ情報の送信要求を行ってもよい。
【0147】
サーバ100は、撮影装置200から受信した非接触通信用IDに基づき、記憶部に保存されているユーザ情報の検索を行う(ステップS42−S)。なお、記憶部に保存されているユーザ情報は、機器IDに関連づけて登録されているため、非接触通信用ID(アクセス情報)に対する機器IDの対応情報が既に生成されている場合には、当該対応情報に基づき非接触通信用ID(アクセス情報)に対する機器IDに関連づけて登録されているユーザ情報を検索する。
【0148】
非接触通信可能期間は、開始ボタンが押されてから終了ボタンが押されるか又は非接触通信可能期間の制限時間の残り時間が0になるまでである。その間、撮影装置200は、繰り返しタッチ操作を受け付ける。例えばタッチ操作が行われ非接触通信が成功すると図22(B)に示すような画像を表示し、「次の人がタッチ」ボタン620がタッチされると、次の非接触入力を受け付けるようにしてもよい。また図22(B)に示すような画像で「タッチ終了」ボタン630がタッチされると、図22(C)に示すような確認画面画像を表示し、「ハイ」ボタン640がタッチされるか(ステップS44−Y)、又は残り時間が0になると非接触通信を終了する(ステップS44−G)。
【0149】
そして既にサーバ100に非接触通信用ID(アクセス情報)に対応する対応情報が存在する場合には、応答情報として、前記非接触通信用ID(アクセス情報)に対応する機器IDに関連づけて登録されているユーザ情報を含む応答情報を撮影装置200に対して送信し、対応情報が存在しない場合には、対応するユーザ情報がない旨の応答情報を送信する。(ステップS46−S)。
【0150】
ユーザ情報が取得できなかったユーザが存在する場合には、撮影装置200はユーザ情報登録画面を提供してユーザ情報を受け付け、ユーザY1はユーザ情報登録画面からユーザ情報の登録を行う(ステップS46−Y)。
【0151】
撮影装置200は、応答情報又はユーザ情報登録画面からの入力情報により取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を(リアルタイムに)生成しする(ステップS46−G)。
【0152】
撮影装置200は、ユーザ情報登録画面からユーザ情報を受け付けた場合には、当該ユーザ情報を非接触通信用ID(アクセス情報)に関連づけてサーバに送信し(ステップS48−G)、撮影装置からユーザ情報を受信したサーバ100は、当該ユーザ情報を非接触通信用ID(アクセス情報)に関連づけて一時保存する(ステップS48−S)。そして非接触通信用ID(アクセス情報)と機器IDの対応情報が生成されたあと、当該対応情報に基づき、機器IDに関連づけてユーザ情報をデータベースに登録する。
【0153】
タッチ操作またはユーザ情報の入力操作を終了したユーザY1は、落書き入力を行う(ステップS50−Y)。撮影装置200は、落書き入力に基づき、落書き編集処理を行う(ステップS50−G)。ここにおいて落書き入力とは、編集用画面に表示された編集対象の画像に対し、ユーザY1がタッチペン等で、落書きしたり、スタンプを押したりする入力であり、落書き編集処理とは、ユーザY1の落書き入力を反映させた画像を編集する処理である。
【0154】
Web上のマイページに登録する画像を選択できる仕様である場合には、落書きが終了すると、ユーザY1が、画像選択情報の入力を行う(ステップS60−Y)。画像選択入力を受け付けた撮影装置200は、ゲームID、非接触通信用IDとともに撮影された全画像(編集された場合には編集後の画像)の画像データと、画像選択情報とを送信する(ステップS60−G)。
【0155】
非接触通信用IDと機器IDの対応情報が存在しない場合には、サーバ100は受信した画層データを非接触通信用IDに関連づけて一時保存し、存在する場合には対応情報に基づき、画像データを聞きIDに関連づけてデータベースに登録する(ステップS60−S)。 非接触通信用IDに関連づけて一時保存された場合には、非接触通信用ID(アクセス情報)と機器IDの対応情報が生成されたあと、当該対応情報に基づき、機器IDに関連づけて画像データをデータベースに登録する。
【0156】
そして撮影装置200は、編集画像に基づき生成したシールを受け取り口に排出し(ステップS70−G)、ユーザY1はシールを受け取る(ステップS70−Y)。
【0157】
また非接触通信のタッチ操作により起動された問い合わせメール送信画面において、ユーザY1が問い合わせメールを送信すると(ステップS80−Y)、サーバはURL通知メールを作成する(ステップS80−S)。URL通知メールには、ユーザ固有のURLが記載されている。通知されるURLは、ユーザ固有のURLであり、問い合わせメールに記載された非接触通信用IDに基づき生成されるURLでもよい。なおユーザ固有のURLは、例えばサーバが運営するWeb上のサイトのユーザのマイページのURLでもよい。またユーザ固有のURLは、URL自体に非接触通信用ID自体又は非接触通信用IDから一義的に導かれる識別IDを含んだアドレスでもよい。
【0158】
サーバがURL通知メールを送信すると(ステップS82−S)、ユーザY1の携帯型情報通信機器はURL通知メールを受信する(ステップS82−Y)。そしてユーザがURL通知メールに記載されているユーザ固有のURL(サイト)にアクセスすると(ステップS90−Y)、アクセスに伴い、機器ID(携帯型情報通信機器の電話番号に対応して付与されている携帯ID)もサーバに通知される。
【0159】
ユーザ固有のURLへのアクセスを受けたサーバは、当該URLに対応する非接触通信用IDと、アクセスに伴って通知される機器IDとの対応付けを行う対応情報を生成する(ステップS90−S)。 そして対応情報に基づき画像データとユーザ情報を機器IDに対応づけてデータベースに登録する。
【0160】
5.ユーザ情報
図9(A)(B)は、ユーザ情報について説明するための図である。
【0161】
サーバのデータベースでは、アクセス情報(例えば機器ID)440に関連づけてユーザ情報400が登録されている。アクセス情報は、前記サーバに保存されているユーザ情報にアクセス可能なIDやURLやアクセスする際に用いるIDやURL等であり、例えばユーザの有する非接触通信型ICカードで非接触通信される非接触通信用ID、携帯電話等の課金管理等に用いる機器ID、サーバのユーザ情報記憶領域のアドレス、ユーザ情報を閲覧可能なWebページのURL等でもよい。
【0162】
図9(A)は、ユーザA(ニックネームがくみっきー)のユーザ情報が、ユーザAのアクセス情報440である「Y0001」440−1に関連づけて登録されている例を示しており、図9(B)は、ユーザB(ニックネームがまりも)のユーザ情報が、ユーザBのアクセス情報440である「Y0002」440−2に関連づけて登録されている例を示している。
【0163】
ユーザ情報400は、ひらがなニックネーム402と追加プロフィール情報を含む。追加プロフィール情報は、ローマ字ニックネーム404、生年月日406、性別408、血液型410、年齢412、星座414、友人情報416、プレイ履歴情報418等を含む。
【0164】
ひらがなニックネーム402、ローマ字ニックネーム404、生年月日406、性別408、血液型410等は、ユーザ情報登録で入力された情報が記憶されており、年齢412は生年月日406から自動判断した情報でもよい。また星座414も生年月日から自動判断した情報でもよい。
【0165】
また友人情報416は、一緒にプレイした友人の特定情報(例えばアクセス情報でもよい)をシステムが自動で判断して登録するようにしてもよい。なおプレイ時に友人との関係(例えば親友、カップル等)に関する入力を受け付け、友人情報とともに、ユーザ情報として登録するようにしてもよい。また友人情報として登録されている友人の性別とユーザの性別の情報に基づき、友人とユーザが同性である場合には親友、異性である場合にはカップルと判断するようにしてもよい。
【0166】
またプレイ履歴情報418は、例えば過去のプレイにおいて使用頻度の高いスタンプのスタンプ特定情報をシステムが判断して登録するようにしてもよい。またプレイ履歴情報418としては、過去のプレイ回数等を登録してもよいし、過去のプレイ日付等を登録してもよい。
【0167】
なお上記以外にも、好きな食べ物や好きな動物等の様々な情報をユーザ情報登録で受け付け、ユーザ情報として登録するようにしてもよい。
【0168】
6.ユーザ情報の登録
ユーザ情報は、撮影装置や携帯型情報通信機器やパーソナルコンピュータからサーバに登録することができる。
【0169】
撮影装置では、撮影終了後、落書き処理の前に、タッチ操作を行ってから、ユーザ情報(ニックネームやプロフィール等)入力を受け付けるように構成されている。ユーザ情報(ニックネームやプロフィール等)入力画面は、編集を行う編集用モニタ(図2のEMN)に表示される。
【0170】
タッチ操作とはユーザの携帯型情報通信機器と撮影装置の間で非接触通信を行う操作であり、これにより撮影装置は、ユーザの携帯型情報通信機器に内蔵された非接触通信用ICの非接触通信用ID(アクセス情報)を取得する。そして、撮影装置は、当該非接触通信用ID(アクセス情報)に対応づけられたユーザ情報が登録されているか否かサーバに問い合わせる。撮影装置では、問い合わせ結果(サーバへの登録状況)に応じて、ユーザ情報が登録されていない場合(第1のケース:初回)、ユーザ情報としてニックネームのみが登録されている場合(第2のケース:2回目)、ユーザ情報としてニックネーム及び少なくとも1つのプロフィール情報が記憶されている場合(第3のケース:3回目以降)の3つのケースに場合分けして、ユーザ情報の登録の受付処理及びユーザに対応したオリジナル編集用素材画像の生成を行う。
【0171】
図12は、ひらがなニックネーム登録画面の一例である。この画面から2名のユーザのニックネーム登録が可能である。また図10(A)(B)、図11(A)(B)は、ユーザA、Bのオリジナル編集用素材画像の一例である。図13はユーザ(ニックネーム)選択画面の一例であり、図14、図15は追加プロフィール画面(図14はローマ字ニックネーム登録画面、図15は属性入力画面)の一例である。
【0172】
第1のケースは、例えばユーザの初回ゲーム時やサーバにユーザ情報が登録されていない場合等であり、この様な場合、撮影装置では、図12に示すようなニックネーム登録画面を表示し、ユーザAのひらがなニックネーム402−1、ユーザBのひらがなニックネーム402−2の入力を受け付ける。そして受付けたひらがなニックネーム402−1、402−2に基づき、当該ひらがなニックネームに対応したオリジナル編集用素材画像(図10(A)の422−1、図10(B)の422−2)の生成を行うとともに、受付けたひらがなニックネームは非接触通信用IDに関連づけて、サーバの専用サイトに送信する。ひらがなニックネームは非接触通信用IDに関連づけてサーバにおいて一時保存され、機器IDと非接触通信用IDの対応情報が生成された後に、機器IDに対応づけてユーザ情報として登録されてもよい。
【0173】
機器IDに対応づけてユーザ情報(ここではひらがなニックネーム)として登録されると、次のプレイ時にタッチ操作が行われると、登録されたユーザ情報(ここではひらがなニックネーム)をダウンロードして、ダウンロードした内容に基づき、自動的にユーザ情報(ここではひらがなニックネーム)に対応した編集用素材画像が生成される。
【0174】
第2のケースは、例えばユーザの2回目のゲーム時や、サーバに1回目に登録したひらがなニックネーム情報が登録されている場合等である。この様な場合、撮影装置では、追加のプロフィール情報の登録を受け付ける。すなわちタッチ操作がなされると、図13に示すようなユーザ(ニックネーム)選択画面が表示され、ユーザが自分のニックネームを選択すると、図14、図15に示すような追加プロフィール入力画面が表示される。まず図14に示すようなローマ字ニックネーム登録画面が表示され、ローマ字ニックネーム入力を受け付ける。次に図15に示すような属性入力画面が表示され、性別454,誕生日454、血液型456等のユーザの属性情報の入力を受け付ける。
【0175】
そして受け付けたローマ字ニックネーム404−1、404−2に基づき、当該ローマ字ニックネームに対応したオリジナル編集用素材画像(図10(A)の424−1、図10(B)の424−2)の生成を行うとともに、受け付けたローマ字ニックネームは非接触通信用IDに関連づけて、サーバの専用サイトに送信される。ローマ字ニックネームは機器IDと非接触通信用IDの対応情報に基づき、機器IDに対応づけてユーザ情報として登録される。
【0176】
また受け付けた生年月日406−1、406−2、性別408−1、408−2、血液型410−1、410−2に基づき、当該血液型や星座に対応したオリジナル編集用素材画像(図10(A)の426−1、428−1、図10(B)の446−2、428−2)の生成を行うとともに、受付けた生年月日、性別、血液型は非接触通信用ID(アクセス情報)に関連づけてサーバの専用サイトに送信される。受付けた生年月日、性別、血液型は、機器IDと非接触通信用IDの対応情報に基づき、機器IDに対応づけてユーザ情報として登録される。
【0177】
機器IDに対応づけてユーザ情報(ここではローマ字ニックネーム、生年月日、性別、血液型)として登録されると、次のプレイ時にタッチ操作が行われると、登録されたユーザ情報(ここではローマ字ニックネーム、生年月日、性別、血液型)をダウンロードして、ダウンロードした内容に基づき、自動的にユーザ情報(ここではローマ字ニックネーム、生年月日、性別、血液型)に対応した編集用素材画像が生成される。
【0178】
この様に撮影装置は、落書き処理がスタートされるまでに、入力されたユーザ情報又は、サーバよりダウンロードしたユーザ情報に基づき、オリジナル編集用素材画像を生成する。
【0179】
二人のユーザがユーザ情報入力を行う場合のユーザ情報入力画面の遷移例について説明する。二人とも初回プレイの場合、又は二人ともニックネーム(かな)を入力していない場合(第1のケースの場合)には、落書きを開始する前に、ニックネーム入力(かな)画面に遷移する。ここでニックネームが入力されたら追加のプロフィール入力は行わず、ユーザ登録を終了する。初回登録時には、追加のプロフィール入力を行わないことで、ユーザ情報登録に時間が取られ過ぎる事態を防止することができる。
【0180】
またどちらか一人が2回目以降のプレイの場合、又は二人とも2回目以降のプレイの場合、落書きを開始する前に、図13のユーザ(ニックネーム)選択画面に遷移する。どちらか一人が初回プレイの場合には、表示されるニックネームの欄に「未登録」と、表示してもよい。そして、それぞれのユーザの未登録の部分から登録を開始する。初回プレイのユーザはニックネーム(かな)登録が終了するとユーザ情報入力を終了し、2回目以降のユーザは追加のプロフィール登録が終了するとユーザ情報入力を終了してもよい。またどちらも追加のプロフィール登録が終了するとユーザ情報入力を終了してもよい。
【0181】
二人とも追加のプロフィール入力画面の登録が済んでいる場合(サーバから追加のプロフィールの情報もダウンロードできた場合)には、図13のユーザ(ニックネーム)選択画面に遷移し、落書きが開始されるようにしてもよい。
【0182】
7.編集用素材画像
図23(A)(B)は、オリジナル編集用素材画像の生成手法について説明するための図である。
【0183】
撮影装置は、図23(A)に示すように、各かな文字(テキスト情報)に対応して予め用意された素材画像群250を有している。例えばかな字「あ」に対応する素材画像252、かな文字「い」に対応する素材画像254、・・・等を有している。素材画像は1つのかな文字にたいして異なるデザインの画像を複数用意してもよい。
【0184】
ユーザ情報であるニックネーム(かな)260は、テキストの文字列の情報として与えられる。例えばニックネーム(かな)が「くみっきー」の場合、「く」「み」「っ」「き」「ー」という5つの各かな文字のテキスト情報261,262、263、264、265で与えられる。撮影装置は、各かな文字のテキスト情報261,262、263、264、265に対応する素材画像271、272、273、274,275を選択して、ニックネームの並びに対応させて並べて、背景素材画像280と合成して、オリジナル編集用素材画像290を生成してもよい。
【0185】
図10の血液型スタンプや星座スタンプは、予め用意された各血液型A、B、O、ABに対応するスタンプ画像や、予め用意された12の各星座スタンプ画像のなかから、ユーザ情報(血液型、生年月日)に基づき対応するスタンプ画像を選択してもよい。
【0186】
8.ユーザ専用パレット
図10(A)(B)の422−1、422−2、424−1、424−2は、ユーザ情報に基づきリアルタイムに生成された生成されたオリジナル編集用素材画像である。また図10(A)(B)の426−1、426−2、428−1、428−2は、予め用意された編集用素材画像から前記ユーザのユーザ情報に基づきユーザに関連する編集用素材画像として抽出された画像である。
【0187】
本実施の形態では各ユーザ毎にユーザ専用パレット430−1、430−2を設け、各ユーザのユーザ専用パレット430−1、430−2にユーザ毎に抽出した編集用素材画像とオリジナル編集用素材画像を入れて提供してもよい。
【0188】
すなわち図10(A)に示すように、ユーザAのユーザ専用パレット430−1には、ユーザAのユーザ情報に基づき生成されたオリジナル編集用素材画像422−1、424−1、ユーザAのユーザ情報に基づき抽出された編集用素材画像426−1、428−1を格納してもよい。また図10(B)に示すように、ユーザBのユーザ専用パレット430−2には、ユーザBのユーザ情報に基づき生成されたオリジナル編集用素材画像422−2、424−2、ユーザBのユーザ情報に基づき抽出された編集用素材画像426−2、428−2を格納してもよい。
【0189】
図11(A)(B)は、複数のユーザに対応したオリジナル編集用素材画像の例である。 いずれも複数のユーザ(ここでは二人)の友人関係に応じて抽出される素材画像の例を示している。図11(A)は、親友を示すスタンプ画像群であり、ユーザ情報の示す友人関係が「親友」である場合に抽出されて、ユーザ専用パレットにいれて提供される。また図11(B)は、カップルを示すスタンプ画像群であり、ユーザ情報の示す友人関係が「カップル」である場合に抽出されて、ユーザ専用パレットにいれて提供される。ユーザ情報の示す友人関係は、友人関係それ自体がユーザ情報として登録されている場合には、友人関係の登録情報により判断し、友人関係それ自体のユーザ情報として登録されていない場合には、友人情報として登録されている友人の性別とユーザの性別の情報に基づき、同性である場合には親友、異性である場合にはカップルと判断するようにしてもよい。
【0190】
また複数のユーザに対応したオリジナル編集用素材画像は、例えば複数のユーザの名前(ニックネーム等)の入った編集用素材画像(スタンプ画像や背景画像素材画像)でもよい。
【0191】
9.落書き編集画面
図21は、本実施の形態の落書き編集画面の一例を示している。
【0192】
本実施の形態の画像編集画面500は、第1のユーザが落書き編集を行う第1の画像編集エリア510−1と第1のユーザが指示する編集用コンテンツ選択エリア520−1、第2のユーザが落書き編集を行う第2の画像編集エリア510−2と第2のユーザが指示する編集用コンテンツ選択エリア520−2、両ユーザが指示可能な機能選択ボタンエリア530、編集用画像選択エリア540を含む。
【0193】
落書き編集画面500はタッチパネル形式になっており、タッチペン等のポインティングデバイスでメニューの各項目(編集用コンテンツ選択エリア520−1、520−2の選択ボタンや機能選択ボタンエリア530の選択ボタン画像や編集用画像選択エリアの取得画像)を指示することができる。
【0194】
編集用画像選択エリアに表示されている取得画像(撮影部で撮影した撮影画像、又は撮影画像に所与の背景を合成した画像)から、各ユーザが1の取得画像を選択すると、各ユーザが選択した取得画像が、各ユーザの画像編集エリア510−1、510−2に表示される。
【0195】
機能選択ボタンエリア530に表示されているいずれかの機能選択ボタンを選択すると、選択した機能に応じたコンテンツのパレット(コンテンツの集合)が編集用コンテンツ選択エリア520−1、520−2に表示される。例えばユーザが機能選択ボタンでスタンプ532を選択すると、編集用コンテンツ選択エリア520−1、520−2に選択可能なスタンプ画像群が表示される。ユーザは所望のスタンプ画像を選択して、画像編集エリア510−1、510−2にポインティングデバイスでタッチすることにより、編集対象画像にスタンプ画像を貼り付ける落書き編集操作を行うことができる。
【0196】
スタンプとは、画像の任意の位置をタッチペンでタッチすることによりタッチした位置にスタンプが現れる機能である。本実施の形態ではスタンプに関するパレットとして、汎用スタンプと、ユーザ毎の専用スタンプ等の複数のパレットを有している。なお汎用スタンプとして例えば「ハート」「星」「花」「フルーツ」「その他」等の種類別の各種パレットを有するようにしてもよい。
【0197】
「スタンプ」の機能選択ボタン532が選択されると、図21の520−1、520−2に示すような汎用スタンプのパレットが表示される。また「myスタンプ」の機能選択ボタン534が選択されると、図24の520’−1、520’−2に示すようにユーザ専用スタンプのパレットが表示される。
【0198】
図16〜図19はユーザ専用パレットの様々な例を示している。
【0199】
図16(A)(B)の450−1、450−2は、一緒にプレイを行っている第1のユーザ(まりも)と、第2のユーザ(くみ)のユーザ専用パレットである。各ユーザのユーザ専用パレット450−1、450−2は、複数のページで構成されてもよい。例えば第1のユーザ(まりも)のユーザ専用パレット450−1は、「自分(第1のユーザ「まりも」)のページ」452−1、「プレイ相手(第2のユーザ「くみ」)のページ」454−1、「二人のページ」456−1等の複数のページで構成されいれもよい。また例えば第2のユーザ(くみ)のユーザ専用パレット450−2は、「自分(第2のユーザ「くみ」)のページ」452−2、「プレイ相手(第1のユーザ「まりも」)のページ」454−2、「二人のページ」456−2等の複数のページで構成されていてもよい。
【0200】
ここで、第1のユーザの「自分(第1のユーザ「まりも」)のページ」452−1と、第2のユーザの「プレイ相手(第1のユーザ「まりも」)のページ」454−2には同じ内容であり、第1のユーザのユーザ情報に基づき生成されたオリジナル編集用素材画像や、第1のユーザのユーザ情報に基づき抽出された編集用素材画像が格納されている。第2のユーザの「自分(第2のユーザ「くみ」)のページ」452−2と、第1のユーザの「プレイ相手(第2のユーザ「くみ」)のページ」454−1は同じ内容であり、第2のユーザのユーザ情報に基づき生成されたオリジナル編集用素材画像や、第2のユーザのユーザ情報に基づき抽出された編集用素材画像が格納されている。また第1のユーザの「二人のページ」456−1と第2のユーザの「二人のページ」456−2も同じ内容であり、第1のユーザと第2のユーザのユーザ情報に基づき生成されたオリジナル編集用素材画像や、第1のユーザと第2のユーザのユーザ情報に基づき抽出された編集用素材画像が格納されている。
【0201】
複数のユーザに対応したオリジナル編集用素材画像とは、例えば複数のユーザの名前(ニックネーム等)の入った編集用素材画像(スタンプ画像や背景画像素材画像)でもよい。
【0202】
また複数のユーザの関係に基づき抽出された編集用素材画像でもよい。
【0203】
図17(A)(B)は、第2のユーザ「くみ」のページに含まれている編集用素材画像の具体例を示した図である。
【0204】
図18(A)(B)は、「二人のページ」に含まれている編集用素材画像の具体例を示した図である。
【0205】
図19(A)(B)は、第2のユーザ「くみ」のページに含まれている編集用素材画像の他の具体例を示した図である。
【0206】
10.本実施の形態の処理
図20は、本実施の形態の編集用素材画像生成処理の流れを示すフローチャートである。
【0207】
撮影装置は、落書き処理の前に、非接触通信のためのタッチ操作受付を行い(ステップS10)、非接触通信により、非接触通信用ID(アクセス情報の一例)を取得する(ステップS20)。
【0208】
複数のユーザがいる場合には、すべてのユーザのタッチ操作が終わるまでステップS10、S20の処理を繰り返す。なお1回のプレイでタッチ操作を行えるユーザ数を所定の人数(例えば二人)に制限してもよい。その場合には制限人数に達するまでタッチ操作を受け付ける。
【0209】
タッチ操作の受付が終了すると、取得した非接触通信用IDに対応するユーザ情報についてサーバに問い合わせを行い(ステップS40)、サーバからの応答情報を受信する(ステップS50)。
【0210】
応答情報にユーザ情報が含まれている場合には(ステップS60でYESの場合)、非接触通信用IDに対応するユーザ情報をダウンロードし(ステップS70)、ダウンロードしたユーザ情報に基づき編集用素材画像を生成または抽出する(ステップS80)。
【0211】
応答情報にユーザ情報が含まれていない場合には(ステップS60でNOの場合)、ユーザ情報入力画面よりユーザ情報を受け付け、受け付けたユーザ情報に基づき編集用素材画像を生成又は抽出するとともに(ステップS90)、受け付けたユーザ情報をサーバにアップロードする(ステップS100)。
【0212】
そして、生成又は抽出した編集用素材画像を落書き画面のパレットに提供し、編集用素材画像を用いた落書き編集入力を受付、受け付けた落書き入力に基づき画像編集処理を行う(ステップS110)。
【0213】
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。例えば、明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語として引用された用語は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。
また例えば、ユーザ情報の当該ユーザに関連した過去のプレイ履歴情報に基づき、プレイ履歴に応じた編集用素材画像を提供するようにしてもよい。
【0214】
過去のプレイ履歴とは例えば撮影装置のプレイ回数や編集時に使用した素材画像の使用履歴等でもよい。
【0215】
プレイ履歴に応じて提供される編集用素材画像は、ユーザ情報に応じてリアルタイムに生成されたオリジナル編集用素材画像でもよいし、予め用意された編集用素材画像から抽出された編集用素材画像でもよい。
【0216】
例えば図9のプレイ履歴情報418は、過去のプレイにおいて使用頻度の高いスタンプのスタンプ特定情報を示しているが、プレイ履歴情報418に基づき、このスタンプ特定情報に対応するスタンプの編集用素材画像を抽出して、ユーザ専用パレットにいれて提供してもよい。この様にすると、ユーザは自分の使用頻度の高いスタンプ画像を探す手間が省けるので、使い勝手のよい、ユーザインターフェースを提供することができる。
【0217】
また上記実施の形態では編集用素材画像としてスタンプ画像を例にとり説明したが、これに限られない。例えば背景画像等でもよい。
【0218】
上記実施の形態では、撮影装置が撮影装置である場合を例にとり説明したがこれに限られない。例えば撮影装置は、業務用ゲームシステム、家庭用ゲームシステム、携帯型ゲームシステム等のいずれのタイプでも構成可能であり、ゲームの種類もシューティングゲームやレースゲームやロールプレイングゲームやパズルゲーム等の種々のゲームシステムに適用できる。
【0219】
また上記実施の形態では、撮影装置が印刷機能を有する場合を例にとり説明したが、本発明は、印刷機能を有しない撮影装置にも応用可能である。
【符号の説明】
【0220】
PM 撮影装置、RM 代価受付部、CM 撮影部、EM 編集操作受付部、PB 写真シール提供部、SP スピーカ、RA 受付領域、RMN 受付用モニタ、CI コイン投入口、RL 受付用照明部、MR 鏡MR、BT 撮影移行ボタン、CA 撮影領域、ST シート、CR カメラ、CL 撮影用照明部、CMN 撮影用モニタ、EA 編集領域、EMN 編集用モニタ、TP タッチペン、PA 取出領域、PO 写真シール取出口、10 ネットワーク、30 携帯型情報通信機器、32 非接触通信用ID、100 サーバ、110 通信装置120 ホストコンピュータ、122 記憶部、124 送受信部、126 情報記憶媒体、130 処理部、132 対応情報生成部、133 ユーザ情報提供部、134 ユーザ情報登録処理部、135 画像情報閲覧制御処理部、150 データベース、152 送受信部、160 情報記憶媒体、162 画像データ、164 ユーザ情報、168 データベース、200 撮影装置、210 処理部、212、アクセス情報通信処理部、214 ユーザ情報取得処理部、216 編集用素材画像生成部、220 編集処理部、230 画像生成部、240 音生成部、260 操作部、270 記憶部、280 情報記憶媒体、290 ディスプレイ、292 音出力部、294 携帯型情報記憶装置、295 印刷部、296 通信部、297 非接触通信部、298 撮影部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部記憶装置と通信可能で編集機能を有する撮影装置であって、
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部と、
前記外部記憶装置に記憶されているユーザ情報を受信して、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得処理部と、
取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成する編集用素材画像生成部と、
オリジナル編集用素材画像を編集用素材として提供し、入力情報に基づき前記オリジナル編集用素材画像を用いて、前記撮影画像又は前記撮影画像に基づき生成された画像に対して編集処理を行う編集処理部と、
を含むことを特徴とする撮影装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記外部記憶装置として機能するサーバに保存されているユーザ情報に関連づけられたアクセス情報を取得するアクセス情報取得処理部をさらに含み、
前記ユーザ情報取得処理部は、
ネットワークを介して、前記サーバに対して前記アクセス情報に関連づけて記憶されているユーザ情報の送信要求を行い、当該送信要求に対応した応答情報を受信して、応答情報に含まれるユーザ情報を取得することを特徴とする撮影装置。
【請求項3】
請求項1乃至2のいずれかにおいて、
前記編集処理部は、
ユーザ毎に前記オリジナル編集用素材画像をグループ化して、ユーザ別編集用素材群として提供することを特徴とする撮影装置。
【請求項4】
請求項2又は3において、
前記編集処理部は、
予め用意された編集用素材画像からユーザ情報に基づきユーザに関連する編集用素材画像を抽出し、抽出した編集用素材画像を前記ユーザ別編集用素材群に含めて提供することを特徴とする撮影装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記編集用素材画像生成部は、
複数のユーザのユーザ情報を取得した場合には、複数のユーザのユーザ情報に基づき複数のユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成することを特徴とする撮影装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかにおいて、
前記編集処理部は、
複数のユーザのユーザ情報を取得した場合には、所与のユーザのオリジナル編集用素材画像群を他のユーザにも編集用素材として提供することを特徴とする撮影装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記ユーザ情報は、当該ユーザに関連した過去のプレイ履歴情報を含み、
前記編集用素材画像生成部は、
前記使用履歴情報に基づき、プレイ履歴に応じた編集用素材画像を提供することを特徴とする撮影装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかにおいて、
前記ユーザ情報は、1又は複数のテキストの並びを示すテキスト情報を含み、
前記編集用素材画像生成部は、
予め用意された各テキストに対応した画像情報から、ユーザ情報に含まれたテキスト情報の各テキストに対応した画像情報を抽出し、抽出した画像情報に基づき、ユーザ情報に対応したオリジナル編集用素材画像を生成することを特徴とする撮影装置。
【請求項9】
外部記憶装置と通信可能で編集機能を有する撮影装置と、サーバとを含むネットワークシステムであって、
前記撮影装置は、
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部と、
前記サーバに保存されているユーザ情報に関連づけられたアクセス情報を取得するアクセス情報取得処理部と、
ネットワークを介して、前記サーバに対して前記アクセス情報に関連づけて記憶されているユーザ情報の送信要求を行い、当該送信要求に対応した応答情報を受信して、応答情報に含まれるユーザ情報を取得するユーザ情報取得処理部と、
取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成する編集用素材画像生成部と、
オリジナル編集用素材画像を編集用素材として提供し、入力情報に基づき前記オリジナル編集用素材画像を用いて、前記撮影画像又は前記撮影画像に基づき生成された画像に対して編集処理を行う編集処理部と、を含み、
前記サーバは、
前記アクセス情報に関連づけてユーザ情報が記憶されたユーザ情報記憶部と、
前記撮影装置からネットワークを介して前記ユーザ情報の送信要求を受信すると、該当するユーザ情報が存在する場合には、該当するユーザ情報を含む応答情報を、ネットワークを介して要求元の前記撮影装置に送信するユーザ情報提供部と、
を含むネットワークシステム。
【請求項10】
請求項9において、
前記サーバは、
Webサイト上でユーザ情報入力フォームを提供し、当該ユーザ情報入力フォームからの入力情報に基づき、ユーザ情報記憶部へのユーザ情報の登録処理を行うユーザ情報登録処理部を含むことを特徴とするネットワークシステム。
【請求項11】
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部を含み、外部記憶装置と通信可能で編集機能を有する撮影装置を制御するためのプログラムであって、
前記外部記憶装置に記憶されているユーザ情報を受信して、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得処理部と、
取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成する編集用素材画像生成部と、
オリジナル編集用素材画像を編集用素材として提供し、入力情報に基づき前記オリジナル編集用素材画像を用いて、前記撮影画像又は前記撮影画像に基づき生成された画像に対して編集処理を行う編集処理部と、してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項12】
コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項12に記載のプログラムが記憶されていることを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項13】
被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影部を含み、外部記憶装置と通信可能で編集機能を有する撮影装置の制御方法であって、
前記外部記憶装置に記憶されているユーザ情報を受信して、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得ステップと、
取得したユーザ情報に基づき、当該ユーザに対応したオリジナル編集用素材画像を生成する編集用素材画像生成ステップと、
オリジナル編集用素材画像を編集用素材として提供し、入力情報に基づき前記オリジナル編集用素材画像を用いて、前記撮影画像又は前記撮影画像に基づき生成された画像に対して編集処理を行う編集処理ステップと、
を含むことを特徴とする撮影装置の制御方法。

【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図1】
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【図2】
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【図10】
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【図11】
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【図24】
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【公開番号】特開2012−34244(P2012−34244A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−172851(P2010−172851)
【出願日】平成22年7月30日(2010.7.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.QRコード
3.JAVA
【出願人】(000134855)株式会社バンダイナムコゲームス (1,157)
【Fターム(参考)】