説明

擁壁製造のためのモジュラー構成要素および製造方法

本発明はモルタル無しの擁壁または同種構造体の建造に使用され得る。主本体要素(1)、土台要素(2)、上側仕上げ要素(3)、エッジ仕上げ要素(4)、コーナー仕上げ要素(5)、コーナー構成要素(40)、柱構成要素(32)、凹入湾曲主本体要素(47)、凸状湾曲主本体要素(56)、両側主本体要素(101)、両側土台要素(102)、両側上側仕上げ要素(103)、両側エッジ仕上げ要素(104)、両側コーナー仕上げ要素(105)、両側コーナー繰返し第1要素(140a)、両側コーナー繰返し第2要素(140b)、両側コーナー土台要素(202)、両側上側コーナー仕上げ要素(243)、両側コーナー繰返し第3要素(310)、両側コーナー土台第2要素(320)、両側窓開口底部要素(340)、両側傾斜要素(350)および湾曲両側主本体要素(147)はモジュラー構成要素の部品であり、これらはモルタル無しの擁壁または同種構造体の建造に使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は擁壁(保持用壁)を建造するためにモルタルまたは補強要素を使用することなく互いに固定されるモジュラー構成要素に関し、上記擁壁は裏込め材料により加えられる外側からの力に対して所望の抵抗力を提供し得る。この発明は建造および構造的景観の技術的分野内で評価され得る。更に、本発明のモジュラー構成要素はミニチュア形に製造されかつそれらの形状特性により建造玩具およびモデル建造の分野でも使用され得る。
【背景技術】
【0002】
知られている技術において、擁壁建造のためにはモルタルで積み上げた自然石の使用、現場で造形されたコンクリート擁壁、および予め組み立てられたモジュラーブロックの使用のような多くの方法がある。自然石使用により建造された擁壁は壁の強度を増すために上部に比べて概ねより厚いベースを備えている。石はそれらが互いにフィットする適当な形に達するまで概ね手で処理されかつ他の石の上にそれらの間にモルタルを使用して配置される。この種の壁の主たる不具合の1つはモルタルの使用が困難なことであり、それは特殊技術を要しかつモルタルまたは石の不適当な使用は弱い壁をもたらすからである。自然石の使用による擁壁の建造が労働集中的でありかつ時間消費的であることは明らかである。
【0003】
コンクリート擁壁は現場での造形を要する。型を準備した後、補強要素が型内に配置される。コンクリートの所望強度が得られるので概ね鉄ロッドが補強要素として使用される。鉄ロッドが型内に配置されかつ型内へコンクリートを注入することにより型建造は完了する。コンクリート擁壁の建造は労働集約的であり、高価かつ長時間を要する。現場でコンクリートを注入するには特殊技術保持者を雇う必要がある。これらの不具合に加えて、建造場所に装置または器具と所要材料を搬送することは常には可能でなくまたは高価過ぎる。
【0004】
擁壁建造の別の方法は前もって作られたモジュラーコンクリートブロックの使用であり、これらのブロックは概ね反対表面に突起および凹部を備え、従ってモジュラーブロックはモルタルを使用することなく互いに固定され得る。この方法においては、各ブロックは壁の背後の地中でグラウンドアンカーと固定されなければならない。グラウンドアンカーは壁から5−6メートル離れた地中に固定される。モジュラーコンクリートブロックの使用は擁壁建造の最も経済的かつ速やかな方法と思われる。しかしながら、その方法はアンカーのような補強要素の使用を要するので、特殊技術保持者を雇わなければならずかつ特殊技術が使用されなければならない。別の点としては、コンクリートモジュラーブロックは概ね大きい表面領域を備えブロックの重量増加をもたらす。この理由により、搬送または配置目的のために重容量器具または装置が建造中に使用される。
【0005】
その結果として、擁壁建造の従来の方法は概ね労力集約的であり長時間を要し、特殊な熟練および技術と特殊器具または装置を要する。全てのこれらのファクターが壁の建造コストを増すことは明白である。また損傷した壁を時間と金を失うリスクを伴う再建造することなく部分的に修理することは困難または殆ど不可能である。
【0006】
多くの研究および既に特許された技術があり、それらはFR2619138、FR2703716およびWO0070154のような本発明と同様な概念展望を備えている。FR2619138においては発明者はH形コンクリートブロックを開示しており、このブロックはモルタル無しの擁壁建造に好適である。発明者により開示されているコンクリートブロックは反対表面の処に配置されたリブおよび溝を包含しておりかつ擁壁形成のためには互いの上に積み重ねられる。溝の深さおよび従って補足リブは裏込め材料により加えられる大きい力の元で壁の強度を常に確保するものではない。この理由によりブロックの第2列が連続して積み重ねられ、従って壁からより大きい抵抗力が得られる。しかしながら、この擁壁建造方法は長時間を要しかつ高価になる。
【0007】
モルタル無しの前もって作られたコンクリート構造体要素を包含している壁構造体の別の例がFR2703716内に開示されている。発明者はT形コンクリート要素を開示しており、この要素は可視前面付きの頭部形成部分および円滑な後面付きの土台形成部分を含んでいる。これらの要素は要素の土台領域の処で互いに相互連結されており、従って前面は壁構造体の両側から見得る。壁の単一列が要素を並んで配置することにより建造されかつ各列は壁構造体形成のために互いの上に積み重ねられる。列の単一セット内のコンクリート要素は互いに連結されてはいるが、連続列間の連結機構は存在しない。これは壁の全強度の弱化をもたらし得る。
【0008】
モルタル無しの擁壁の建造に使用され得るモジュラーブロックの別のタイプがWO0070154内に記述されている。発明者は矩形ブロックの上面に三角形、矩形または円形の突起を開示しており、一方、底面には三角形、矩形または円形の補足凹部が設けられている。このモジュラーブロックは並べてかつ互いの上に重ねられて擁壁を形成している。WO0070154内に開示されている壁構造体は重力壁タイプでありかつ壁の強度は突起および凹部の所望抵抗力の製造容量に依存している。突起および凹部の厚さは壁の強度を常には確保しない。また突起および凹部のための設計構造の複雑さがモジュラーブロックの製造コストを高め得る。
【発明の開示】
【0009】
本発明の主たる目的は上述の従来方法の不具合を克服しかつ建設コストおよび建設期間の双方の顕著な改良を達成することである。これらの改良を得ると共に考慮されるべきことは、主たる目的がより安定なかつ抵抗性のある構造の創生である。本発明の使用により得られ得る改良および利点は以下のように要約され得る。
・本発明のモジュラー要素は連結および自己整列特性を備えているので、しっくい塗りまたは表面仕上げのための或る種のモルタルの使用の必要性はなくなっている。建造中には、如何なる種類の補強要素の使用の必要性は、本発明のモジュラー構成要素間にも壁背後のグラウンド内にもなくなる。本発明のモジュラー構成要素のこれら全ての特性は壁建造中における特殊な熟練または技術の要求を削除し、建造時間および建造コストの顕著な低減をもたらす。
・本発明のモジュラー構成要素の使用により、擁壁建造の主コスト項目はモジュラー構成要素それ自体のコストおよびそれらの建設現場への送料のみとなる。そのため、いかなる余分の器具、装置または材料を建設現場へ運ぶ必要がなくなる。これは全建造コストの低減効果を有する重要なファクターである。
・地下水はモジュラー構成要素を通して容易に通過する。そのため地下水を壁の外へ排出する余分の方法を適用する必要性がなくなる。本発明のモジュラー構成要素のこの特性は建造コスト低下を保ちながら壁の安定性を保証する。
・本発明のモジュラー構成要素の使用により建造された擁壁または同種物のような如何なる構造体は如何なる補強技術または投錨機構を使用することなく垂直構造体を形成する。如何なる種類の補強技術または投錨機構を使用することなく垂直擁壁または同種物が建造可能であることは多くの利点を備えている。最も重要なものの1つは如何なる投錨機構を設けることが不可能な建物または他の構造体の近傍に擁壁の建造が可能であることである。別の1つは垂直擁壁の建造が上側土地領域の使用を最大限に活用させ得ることである。更に、投錨機構を使用することなく垂直擁壁が建造可能であることはまた所望掘削量を除去しまたは低減する。そのため、如何なる補強技術または投錨機構を使用することなく垂直構造体を形成し得ることは本発明のモジュラー構成要素から得られる最も重要事項の1つである。
・本発明のモジュラー構成要素で組み立てられた擁壁が損傷を受けた場合は、損傷を受けた要素のみを代えることにより壁の修理が可能である。そのため部分的に損傷した壁の修復は擁壁建造の従来方法に比べて比較的に容易でありかつ安価となる。
・本発明のモジュラー構成要素を使用することにより、壁の高さまたは長さは容易に増加または低減させ得る。
・壁の位置も大量の材料または金額の損失を受けることなく変更させ得る。
・本発明のモジュラー構成要素の使用により建造された擁壁は煉瓦層の外観を提供する。要素の前面に対して織物または色彩を加えることも可能である。従って本発明のモジュラー構成要素を使用することにより装飾的かつ美的外観を得ることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
擁壁または同種のもののような構造体の製造に使用される本発明の各モジュラー構成要素のための詳細な記述が以下にそれらの構造体製造に使用される方法と共に提供される。
【0011】
本発明のモジュラー構成要素は以下の要素から成る:
−平坦または平面状表面を有する擁壁または同種の構造体で使用されるためには:
・主本体要素(1)、土台要素(2)、上側仕上げ要素(3)、エッジ仕上げ要素(4)、コーナー仕上げ要素(5)、コーナー構成要素(40)。
−湾曲されたまたは円形平坦または平面状表面を有する擁壁または同種の構造体で使用されるためには:
・凹状湾曲主本体要素(47)および凹状湾曲土台要素、凹状湾曲上側仕上げ要素、凹状湾曲仕上げ要素、凹状湾曲コーナー仕上げ要素、これらは凹状湾曲主本体要素(47)と互換性を有する。
・凸状湾曲主本体要素(56)および凸状湾曲土台要素、凸状湾曲上側仕上げ要素、凸状湾曲エッジ仕上げ要素、凸状湾曲コーナー仕上げ要素、これらは凸状湾曲主本体要素(56)と互換性を有する。
・垂直凸状湾曲主本体要素(60)および垂直凸状湾曲土台要素、垂直凸状湾曲上側仕上げ要素、垂直凸状湾曲エッジ仕上げ要素、垂直凸状湾曲コーナー仕上げ要素、これらは垂直凸状湾曲主本体要素(60)と互換性を有する。
・垂直凹状湾曲主本体要素(61)および垂直凹状湾曲土台要素、垂直凹状湾曲上側仕上げ要素、垂直凹状湾曲エッジ仕上げ要素、垂直凹状湾曲コーナー仕上げ要素、これらは垂直凹状湾曲主本体要素(61)と互換性を有する。
−柱構造体に使用するためには、
・柱保持要素(32)。
【0012】
図1において、そこには主本体要素(1)の斜視図が示されており、この要素は必須の構成要素であり、擁壁または同種のものの主構造体を形成している。他の全ての補助的モジュラー構成要素は主本体要素(1)の幾何学的構造から引き出される。図1−2内に示されているように、主本体要素(1)は1つの主矩形ブロック(6)および2つの矩形柱、即ち左柱(7)および右柱(8)を包含しており、両柱は主矩形ブロック(9)の前面上に配置されかつそれらは主矩形ブロック(6)の両垂直側部に分離配置されている。左柱(7)および右柱(8)の双方は主矩形ブロック(9)の前面の水平側縁に対して直交しておりかつ主矩形ブロック(9)の前面の垂直側縁に対して一致している。左柱(7)および右柱(8)の全幅は主矩形ブロック(9)の前面の幅とほぼ等しくかつ左柱(7)および右柱(8)の高さは主矩形ブロック(9)の前面の高さより長くかつ主矩形ブロック(9)の前面の高さより高々2倍の長さであり得る。主本体要素(1)が擁壁形成のために互いの上に積み重ねられると、それらは主本体要素(1)の間に如何なる隙間も生じないように互いに調和を提供する。従って壁に対して裏込め材料により長手方向および横方向の力が加えられた時、所望の抵抗力が発生するように主本体要素(1)は圧縮される。
【0013】
主本体要素(1)の好ましい実用性のために、詳細な幾何学的特性および均整のとれた寸法が以下に記述される。主本体要素(1)の与えられた形状で、より安定した構造体の製造が意図されている。
・主矩形ブロック(6)の水平側縁の長さは主矩形ブロック(6)の垂直側縁より2倍長い。
・左柱(7)および右柱(8)の全幅は主矩形ブロック(9)の前面の幅とほぼ等しい。
・左柱(7)または右柱(8)の高さは主矩形ブロック(6)の水平側縁の長さとほぼ等しい。
・左柱左側(17)は主矩形ブロック左側(18)と同一面にある。
・右柱右側(19)は主矩形ブロック右側(20)と同一面にある。
・主本体要素(26)の左柱上面(26)は主本体要素(27)の右柱上面と同一面にありかつ主矩形ブロック上面(30)よりも高い。
・主本体要素(28)の左柱底面(26)は主本体要素(29)の右柱底面と同一面にありかつ主矩形ブロック底面(31)よりも低い。
【0014】
今まで通り図1−2において、主矩形ブロック(6)、左柱(7)および右柱(8)の深さ、換言すると、主矩形ブロック左側(18)、主矩形ブロック右側(20)、左柱左側(17)、右柱右側(19の幅は主本体要素(1)が作られる場所または土壌の状態または材料によって随意に増加されまたは減少され得る。
【0015】
図3において、そこには土台要素(2)の斜視図が示されており、この土台要素は本発明のモジュラー構成要素により建てられる擁壁のベースまたは基礎の処に使用される。図3−4内に示されているように、土台要素(2)は上部(10)および底部(11)を包含している。土台要素(10)の上部は土台要素(11)の底部と統合されている。上部(10)の寸法は主本体要素(1)から引き出されており、これは主本体要素(1)の中央断面を図2bのA−A断面で示されている水平面の処で取ったものである。土台要素(11)の底部は好ましくは矩形コンパクト本体を包含しかつ突起の形の土台要素補強バー(12)を含みこれらの突起は好ましくは土台要素(11)の底部の前面および後面の処に配置されている。土台要素補強バーは土台要素(2)をベースグラウンド(13)内に確実に固定するために使用され、従って裏込めされた材料による加えられる横方向または長手方向の力に対する壁の安定性が確保される。土台要素補強バー(12)は異なる形状に設計されかつ鉄または溶接ワイヤーのような異なる材料により製造され得る。
【0016】
図5において、そこには上側仕上げ要素(3)の斜視図が示されており、この要素は擁壁の最上列の処で使用される。図5−6内に示されているように、上側仕上げ要素(3)は土台要素(2)と同じ幾何学的特性および相対寸法を備えている。上側仕上げ要素(3)の好ましい用途のために、土台要素(2)に対して適用されたのと同様な方法で上側仕上げ要素(3)に対して補強バーを加えることも可能であり、従って擁壁の上部または本発明のモジュラー構成要素を包含している他の何らかの構造体を建造物または他の何かの構造体に対して連結または確実に固定することが可能である。図5−6は補強バー構造体が適用されていない状態の上側仕上げ要素(3)を記述している。上側仕上げ要素(3)の主たる目的は壁または同種物の頂部に円滑なまたは平坦な仕上げを得ることである。
【0017】
図7−8において、そこにはエッジ仕上げ要素(4)の斜視図が示されており、この要素は壁の垂直エッジの処に使用され、そのエッジ部分では壁の2つの連続列の間に間隙を形成している。それは図18内で観察することができ、土台要素(2)および主本体要素(1)を包含している擁壁が壁構造体が終了している両垂直エッジの処に間隙を含んでいる。好ましくはエッジ仕上げ要素(4)はこれらの間隙を満たすために使用し得る。エッジ仕上げ要素(4)の形状は主本体要素(1)から主本体要素(1)の図2bのB−B断面の処の主矩形ブロック(6)の中央断面を取ることにより得られる。
【0018】
図9において、そこにはコーナー仕上げ要素(5)の斜視図が示されており、この要素は壁の上左または上右コーナーの処で使用される。図9−10内に示されているように、コーナー仕上げ要素(5)の形状は上側仕上げ要素(3)から上側仕上げ要素(3)の図6bのC−C断面内に示されている垂直面の処の中央断面を取ることにより得られる。上側仕上げ要素(3)の垂直部分は左および右部品を個々に製造し、従ってそれらはそれぞれ上左コーナーおよび上右コーナーの処で使用される。図9は左側から取り出された部分を指示している。
【0019】
擁壁のベースを準備するために、好ましくは掘割りの形のベースグラウンド(13)が前グラウンドレベル(16)より僅かに低いレベルまでマス(14)または裏打ち材料が溝の背後に留まるように掘削される。図11は擁壁のサンプルベースグラウンド(13)の斜視図を描写しており、その上にモジュラー構成要素が壁を形成するために置かれる。
【0020】
図12において、そこにはベースグラウンド(13)内に並んで配置されている土台要素(2)の斜視図が示されていて擁壁の開始列が形成されている。好ましくは土台要素(2)はベースグラウンド(13)内に土台要素補強バー(12)または土台要素(11)の底部が前グラウンドレベル(16)の下方へ完全に埋め込まれるように配置される。考慮されるべき別の点は土台要素(12)の後面が(図4d内に示されているように)ソイルマス(14)または裏込め材料の側を占め、それにより負荷は壁に対して掛けられる。換言すると、土台要素(2)の柱は壁の外側または空側となるようにされべきである。
【0021】
図13において、そこにはベースグラウンド(13)の斜視図が示されており、その後に土台要素(2)がベースグラウンド(13)内に配置されている。ベースを準備する最終段階として、転圧された粒状モルタルまたはコンクリートのようなベースグラウンド(15)の充填材料がベースグラウンド(13)内に注入されて土台要素(2)がベースグラウンド(13)に対して確実に固定され壁の開始列を形成する。ベースの完成された形はベースグラウンド(15)の充填材料のレベルが好ましくは前グラウンドレベル(16)と同じである。
【0022】
図14において、そこには土台要素(2)上に配置された主本体要素(1)およびエッジ仕上げ要素(4)を使用することにより組み立てられた擁壁の一部の斜視図が示されている。主本体要素(1)を包含している壁の第1列は土台要素(2)上に配置されかつ同様に主本体要素(2)の次の列はそれらの上に配置される。主本体要素(1)が互いに重ね合わされる時、注意されるべき点は、主本体要素(1)の後面(図2d内に示されている)がソイルマス(14)または裏込め材料から負荷が加えられる側となるべきことである。図14内に示されているように、エッジ仕上げ要素(4)も壁の2つの反対側に形成されている間隙を満たすために使用されかつ再びエッジ仕上げ要素(4)を壁内に配置する際に、エッジ仕上げ要素(4)の後面(図8e内に示されている)は負荷が供給される側となるべきである。
【0023】
図15はエッジ仕上げ要素(4)が対応する壁の列内に配列される位置を表示している。
【0024】
図16において、そこには壁の一部の斜視図が示されており、この壁は壁内へ上側仕上げ要素(3)およびコーナー仕上げ要素(5)を配置する位置を示している。上側仕上げ要素(3)は平坦な仕上げを得るために擁壁の最上列の処に使用されている。上述のように、コーナー仕上げ要素(5)は再び平坦な仕上げを得るために最上列の左および右コーナーの処に使用されている。最後に上側仕上げ要素(3)およびコーナー仕上げ要素(5)の後面(図6dおよび図10e内にそれぞれ示されている)は負荷が加えられる裏込め材料側を占めるべきである。
【0025】
図17は前述の本発明のモジュラー構成要素により組み立てられた完成擁壁の斜視図である。
【0026】
図18において、そこには擁壁の斜視図が示されており、そこからエッジ仕上げ要素(4)、コーナー仕上げ要素(5)および上側仕上げ要素(3)は除去されている。換言すると、図18内に描写されているように、主本体要素(1)および土台要素(2)のみを包含している擁壁も構成可能である。この方法により擁壁はその安定性および耐久特性を失うことなく異なる美観を提供し得る。従って前述のモジュラー構成要素のこれらの異なる構造は抵抗されようとしている負荷の種類または量により適用され得る。
【0027】
主本体要素(1)を包含している擁壁の一部の後斜視図は図19内に示されており、一方前面は図20内に描写されている。
【0028】
上述されかつ図11−20内に描写されているように、本発明のモジュラー構成要素の主たる形状特性は組み立てられた構造体の安定性を以下のように確保している:個々の要素に属している各柱の上部および底部が関連要素の上または下に配置されているモジュラー構成要素の前間隙を通過する:左および右の柱(28、29)の底面および再び主矩形ブロック(31)の底面が関連する要素の直下に存在する対応する柱および主矩形ブロックの上面と接触する。本発明のモジュラー構成要素の前間隙、即ち、主本体(21)の前間隙、土台要素(24)の前間隙、上側仕上げ要素(23)の前間隙、エッジ仕上げ要素(24)の前間隙およびコーナー仕上げ要素(25)の前間隙はそれぞれ図2a−4a−6b−8a−10b内に示されている。
【0029】
図21において、そこには柱構成要素(32)の斜視図が示されており、この要素はモルタル無しの柱構造体(39)の製造に使用される。柱構造体の斜視図は図23内に示されている。図21−22内に示されているように、柱構成要素(32)は主本体要素(1)と同じ形状特性および相対寸法を備えている。主たる相違点は柱構成要素(32)が好ましくは少なくとも1つのピン要素(33)および対応するピン孔(34)を備えている。まず柱構成要素(32)を包含している柱構造体(39)を形成するために、柱構成要素(32)は柱構成要素(35)の柱前面が地面と平行となるように柱構成要素(32)が地面またはベース上に配置される。全ての後続柱構成要素(32)は同じ位置に配置される柱構造体(39)を形成するように互いの上に載せられる。1つの柱構成要素(32)は他の頂部に90度時計方向または反時計方向に回すことにより配置され、柱構成要素(32)は柱構造体(39)を柱構成要素(32)間にスペースまたは間隙を残すことなく形成する。更に、柱構造体(39)内では、柱構成要素(37)の主矩形ブロック前面がその下に横たわる柱構成要素(38)の主矩形ブロック後面と接触する。同様に、柱構成要素(35)の柱前面はその下にある柱構成要素(36)の柱後面に接触する。柱構造体(39)の横スライドを阻止しかつより安定した構造を得るために、柱構成要素(32)は好ましくは少なくとも1つのピン要素(33)および対応するピン孔(34)を含んでいる。柱構成要素(32)に属しているピン要素は後続柱構成要素(32)の対応するピン孔内に埋め込まれる。ここで重要な点はピン要素および対応するピン孔が柱構成要素(32)内にそれらが重ね合わされた時にそれらが正確な適合を提供するように配置されるべきである。この点を考慮すると、ピン要素の異なる別の使用法が開発され得る。例えば、ピン要素は別に製造されかつ製造中に柱構成要素(32)に対して組み立てられ得る。柱構造体(39)に対して加えられる横向き力に抵抗するために柱構成要素(32)の接触面がピン要素使用の代わりに各種形状に設計された突起および凹部を含み予め組み立てられ得るような異なるアイデアの適用も可能である。
【0030】
図23内に示されているような柱構造体(39)を建造するために本体要素(1)を柱構造体(39)に対して横力が加えられない処では柱構成要素(32)の代わりに使用され得ることも明らかである。
【0031】
図24において、そこにはコーナー構成要素(40)の斜視図が示されており、この要素は本発明の前記モジュラー構成要素と共に構成される擁壁に対して90度回転を提供する。図24−25内に示されているように、コーナー構成要素(40)は前面ブロック(41)、左柱(42)、および右柱(43)を包含している。コーナー構成要素(40)はモジュラー構成要素を壁のコーナー領域の処で相互連結しており、従って長手方向力に起因する壁側部の如何なる可能な分離をも避け得る。注目されるべきことは、コーナー構成要素(40)の使用により円滑な仕上げをコーナー領域で得ることができ、即ち、モジュラー構成要素の間に如何なる間隙またはスペースも生じないことである。
【0032】
更に図24−25において、コーナー構成要素(40)の形状は2つのエッジ仕上げ要素(4)(図8内に示されている)から以下の方法により得られ:第1エッジ仕上げ要素(4)が第2エッジ仕上げ要素(4)に対して水平面上で180度まわされる:第1エッジ仕上げ要素(45)の後面が第2エッジ仕上げ要素(44)の左側表面と結び合わされ、同様に第2エッジ仕上げ要素(45)の後面が第1エッジ仕上げ要素(46)の左側と同一面を占める。補足的には、エッジ仕上げ要素(58)双方の柱上面およびエッジ仕上げ要素(59)双方の柱底面が同一面を占めるべきである。
【0033】
図26において、そこには擁壁の一部の斜視図が示されており、この図は壁構造体内へのコーナー構成要素(40)の配置位置を示している。90度回転部を含む壁を建造するために、第1土台要素(2)は90度回転部分を含むベースグラウンド内に配置され、その後主本体要素(1)が土台要素(2)上に壁のターニングポイントの処に好適に配置されているコーナー構成要素(40)と共に積み重ねられる。更に、図27内に描写されているように、上側仕上げ要素(3)およびコーナー仕上げ要素(5)が好ましくは擁壁の最上列の処に使用され、この列は平坦な仕上げを得るために90度回転部分を含んでいる。
【0034】
図28において、そこには凹入湾曲主本体要素(47)の斜視図が示されており、この要素は湾曲されたまたは円形擁壁の形成に使用される。図29内に示されているように、凹入湾曲主本体要素(47)の形状特性は以下のように特徴付けられ:即ち主本体要素(1)を主矩形ブロック(9)の前面と一致する面上で捩りまたは曲げ、その結果として、主本体要素(1)の後面が凸形状となり、この形状はグラウンド面に対して直交している垂直軸周りに湾曲されまたは円形の構造体形成に好適となる。図30において、そこには円形構造体を形成するための凹入湾曲主本体要素(47)の好適配置場所の頂面が示されている。図30において、凹入湾曲主本体要素(48)の後面が内側円弧(52)と一致し、同様に凹入湾曲主本体要素(50)の左柱前面および凹入湾曲主本体要素(51)の右柱前面が壁構造体の外側円弧(53)と一致している。同様に、凹入湾曲主本体要素(49)の前面は中間円弧(55)と一致している。内側円弧(52)、外側円弧(53)および中間円弧(55)で構成される円は共通中心を備えている。更に、図30内に示されている内側円半径(54)は図31内に示されている湾曲支持壁の半径と同じである。
【0035】
図28−29において、凹入湾曲主本体要素(48)の後面は凹入湾曲形に示されかつ凹入湾曲主本体要素(48)の後面は図31内に示されているように凹入湾曲主本体要素(47)を包含している円形擁壁の内側円または内側面を形成している。代わりに、凹入湾曲主本体要素(48)の後面は凸湾曲形に設計されかつ製造され得る。図32において、そこには円形壁構造体内への凸湾曲主本体要素(46)の頂面が示されている。図32内に描写されているように、凸湾曲主本体要素(46)の形状特性は:主本体要素(1)を面上で捩りまたは曲げ、その面は主本体要素(1)の前面と一致し、主矩形ブロック(9)の後面は凸湾曲形を取り、この形はグラウンド面に対して直交する垂直軸周りの湾曲されまたは円形構造体の形成に好適である。この場合において、凸湾曲主本体要素(57)の後面は凸湾曲主本体要素(56)を包含している円形擁壁の外側円弧(53)を形成している。
【0036】
図33において、そこには本発明による湾曲壁内への垂直凸状湾曲主本体要素(60)の配置位置の側面図が示されている。垂直凸状湾曲主本体要素(60)は本発明のモジュラー構成要素の別の形態であり、その要素は湾曲されたまたは円形の擁壁または同種のものの建造に使用され得る。垂直凸状湾曲主本体要素(60)の形状特性は以下のように特徴付けられており:即ち1つの面上で主本体要素(1)を捩りまたは曲げることにより、ただし上記面は主矩形ブロック(9)の前面と一致し、主本体要素(1)の柱前面は凸状湾曲形状を占め、上記形状はグラウンド面と平行な水平軸周りの湾曲されたまたは円形構造体の形成に好適である。
【0037】
図34において、そこには本発明による湾曲壁内への垂直凹入湾曲主本体要素(61)の配置位置の側面図を示している。同様に、垂直凹入湾曲主本体要素(61)は本発明のモジュラー構成要素の別の形態であり、上記要素は湾曲されたまたは円形擁壁または同種のものの建造に使用され得る。
【0038】
垂直凹入湾曲主本体要素(61)の形状特性は以下に特徴付けられており:即ち1つの面上で主本体要素(1)を捩りまたは曲げることにより、ただし上記面は主矩形ブロック(9)の前面と一致し、主本体要素(1)の柱前面は凸状湾曲形状を占め、上記形状はグラウンド面と平行な水平軸周りの湾曲されたまたは円形の構造体の形成に好適である。
【0039】
本発明のモジュラー構成要素の好ましい別の用途およびこれらのモジュラー構成要素を包含している前記構造体の製造方法が以下に要約されている。
【0040】
場所の条件により、土台要素(2)はベースグラウンド(13)内に配置され、その方法は土台要素(2)がグラウンド面に対して一定の角度をなし、従って傾斜壁構造体が得られかつこの傾斜基礎構造体上に、主本体要素(1)、上側仕上げ要素(3)、エッジ仕上げ要素(4)コーナー仕上げ要素(5)およびコーナー構成要素(40)のようなモジュラー構成要素が傾斜壁構造体を完成するためにそれぞれの上に積み重ねられ得る。
【0041】
ここに記述されているように、凹入湾曲主本体要素(47)は湾曲されまたは円形の擁壁の建造に使用される。本発明のモジュラー構成要素の好ましい応用として、凹入湾曲土台要素、凹入湾曲上側仕上げ要素、凹入湾曲エッジ仕上げ要素、凹入湾曲上側仕上げ要素、凹入湾曲エッジ仕上げ要素、凹入湾曲コーナー仕上げ要素の製造も可能であり、これらは凹入湾曲主本体要素(47)と互換性がある。同様に、凸状湾曲土台要素、凸状湾曲上側仕上げ要素、凸状湾曲エッジ仕上げ要素、凸状湾曲上側仕上げ要素の製造も可能であり、これらは凸状湾曲主本体要素(56)と互換性があり、この要素は湾曲されたまたは円形構造体の建造に使用されるモジュラー構成要素の別の形態である。
【0042】
既述されたように、本発明のモジュラー構成要素の別の形態は垂直凸状湾曲主本体要素(60)であり、これは湾曲されたまたは円形の擁壁の建造に好適である。本発明のモジュラー構成要素の好ましい応用として、垂直凸状湾曲土台要素、垂直凸状湾曲上側仕上げ要素、垂直凸状湾曲エッジ仕上げ要素、垂直凸状湾曲上側仕上げ要素の製造も可能であり、これらは垂直凸状湾曲主本体要素(60)と互換性がある。同様に、垂直凹入湾曲土台要素、垂直凹入湾曲上側仕上げ要素、垂直凹入湾曲エッジ仕上げ要素、垂直凹入湾曲上側仕上げ要素の製造も可能であり、これらは垂直凹入湾曲主本体要素(61)と互換性があり、この要素は湾曲されたまたは円形構造体の建造に使用されるモジュラー構成要素の別の形態である
【0043】
代わりに、各種形状または色々な種類のピン構造(図示されていない)の処の突起および凹部は本発明のモジュラー構成要素の接触面上に設計されかつ適用され得る。従って、それらが互いに重ね合わされる時、それらの突起および凹部はピン構造と共にモジュラー構成要素相互間の正確な固定または連結を提供し、従って、モジュラー構成要素を包含している構造体は外側または空側から供給される力に対抗し得る。
【0044】
本発明のモジュラー構成要素はまた以下のモジュラー部品を前述のモジュラー構成要素の追加として含んでいる。両側モジュラー構成要素はそれらの部品に対して与えられた一般名である。それらの部品は以下のように設計される:
−平坦または面状表面を有する擁壁または同種の構造体に使用されるためのものであり、上記表面としては:
両側主本体要素(101)、両側上側仕上げ要素(103)、両側エッジ仕上げ要素(104)、両側コーナー仕上げ要素(105)、両側コーナー繰返し用第1要素(140a)、両側コーナー繰返し用第2要素(140b)、両側コーナー土台要素(202)、両側上コーナー仕上げ要素(243)、代わりの両側主本体要素(301)、両側コーナー繰返し用第3要素(310)、両側コーナー土台第2要素(320)、補強バー無しの両側コーナー土台第2要素(330)、両側窓開口底部要素(340)、両側傾斜要素(350):
−擁壁または同種の構造体に使用されるためのものであり、上記構造体は以下のような湾曲されまたは円形を備えており:
湾曲両側主本体要素(147)および湾曲両側モジュラー構成要素であって、これらは湾曲両側主本体要素(147)と互換性を有する。
【0045】
図35−77内に描写されているように、両側モジュラー構成要素は壁構造体を建造し得るように設計されており、これらの構造体は壁の両側から供給される力に対抗し得る。換言すると、両側モジュラー構成要素を包含している擁壁または同種物のような如何なる構造体も自立特性を備えている。
【0046】
両側主本体要素(101)の形状特性および対比寸法は、図35−36内に示されているように、主矩形ブロック(6)と同様な第2矩形ブロック、即ち前主矩形ブロック(106)、は主本体要素(1)の左柱(7)および右柱(8)の前面に配置されかつ前主矩形ブロック(106)は主本体要素(1)と統合された構造体を形成する。
【0047】
図37−38において、そこには両側土台要素(102)が示されており、この要素は両側主本体要素(101)を包含している壁構造体の基礎の処に使用される部品である。両側土台要素(102)は上部(110)および底部(111)を包含している。両側土台要素(110)の上部は両側土台要素(111)の底部と統合されている。両側土台要素(110)の上部の形状は図36b D−D断面内に示されている水平面の処の中央断面を取ることによる両側主本体要素(101)から得られる。両側土台要素(111)の底部は好ましくは矩形コンパクト本体を包含しかつ突起の形をした両側土台要素補強バー(112)を含み、これらのバーは好ましくは両側土台要素(111)の前面および後面の処に配置されている。両側土台要素補強バー(112)は両側土台要素(102)をベースグラウンド内に確実に固定するために使用され、従って裏込めされた材料により加えられる横または長手方向の力に対抗して壁の安定性が確保される。両側土台要素補強バー(112)は異なる形に設計されかつ鉄ロッドまたは溶接わいやーのような異なる材料により製造され得る。
【0048】
図39−40内に示されているように、両側上側仕上げ要素(103)は擁壁の最上列の処で使用される。また図39−40において、両側上側仕上げ要素(103)は両側土台要素(102)と同じ形状特性および対比寸法を備えている。両側上側仕上げ要素(103)の好ましい用途としては、両側土台要素(102)に対して適用されているのと同様な方法で両側上側仕上げ要素(103)に対して補強バーを加えることも可能であり、従って擁壁の上部または本発明の両側モジュラー構成要素を建造物または何らかの他の構造体を包含している他の構造体に対して接続しまたは確実に固定することが可能である。図39−40は補強バー構造体が加えられていない形の両側上側仕上げ要素(103)を既述している。両側上側仕上げ要素(103)の主たる目的は擁壁または同種物の頂部の処に円滑なまたは平坦な仕上げを得ることである。
【0049】
図41−42において、そこには両側エッジ仕上げ要素(104)の斜視図が示されており、この要素は2つの連続列の間の壁の垂直エッジの処に形成されている間隙を満たすために使用される。両側土台要素(102)および両側主本体要素(101)を包含している擁壁は壁構造体が終了する両垂直エッジの処に間隙を含んでいる。好ましくは両側エッジ仕上げ要素(104)はこれらの間隙を満たすために使用され得る。両側エッジ仕上げ要素(104)の形状は両側主本体要素(101)から得られ、それは図36b E−E断面内に示されているような垂直面の処で両側主本体要素(101)の前主矩形ブロック(106)の中央断面を取ることにより行われる。
【0050】
図43において、そこには両側コーナー仕上げ要素(105)の斜視図が示されており、この要素は本発明の両側モジュラー構成要素を包含している壁構造体の上左または上右コーナーの処に使用される。図43−44内に示されているように、両側コーナー仕上げ要素(105)の形状は両側上側仕上げ要素(103)から得られ、それは図40b F−F断面内に示されているような垂直面の処で両側上側仕上げ要素(103)の中央断面を取ることにより行われる。両側上側仕上げ要素(103)の垂直部分は両側コーナー仕上げ要素(105)の左および右部品を製造し、これらは互いに対称でかつそれぞれ上左および上右コーナーの処で使用される。
【0051】
図45−54において、そこには両側モジュラー構成要素の使用によるサンプル壁構造体建造の相が示されており、上記要素とは両側主本体要素(101)、両側土台要素(102)、両側上側仕上げ要素(103)、両側エッジ仕上げ要素(104)および両側コーナー仕上げ要素(105)である。このような図45−54内に示されているサンプル壁構造体は壁構造体の両側(前および後)から加えられる力に対抗し得る。これは裏込め材料が構造体の全安定性を乱すことなく壁の何れの側にも見出され得ることを意味している。
【0052】
2つの分離した両側コーナー繰返し要素は両側モジュラー構成要素を包含している擁壁に対する90度回転構造体を追加し得るように設計されている。これらの要素は両側コーナー繰返し第1要素(140a)(図55−56内に示されている)および両側コーナー繰返し第2要素(140b)(図57−58内に示されている)である。
【0053】
更に、両側土台要素(202)は両側土台要素(102)を包含している基礎構造体のコーナーの処で使用され、この要素は90度繰返し点を含んでいる。両側土台要素(202)は図59−60内に示されている。
【0054】
図55−56内に示されている両側コーナー繰返し第1要素(140a)はコンパクト本体が得られることを特徴としており、それは両側エッジ仕上げ要素内側キャビテイー(124)が満たされかつこのコンパクト本体上を両側エッジ仕上げ要素(125)の柱底部および両側エッジ仕上げ要素(126)の柱上部がこのコンパクト本体の中央側へスライドする時である。
【0055】
図57−58内に示されているように両側コーナー繰返し第2要素(140b)の外形は以下の工程で得られる形状と同じであり、即ち柱と同じ断面を有する両側コーナー繰返し第1要素(140a)の柱頭部の処に孔を配置することにより得られる物体の側面と合わせ、これを両側コーナー繰返し第1要素(140a)の本体の全長にわたり行い:両側エッジ仕上げ要素(104)に属している両側エッジ仕上げ要素側面(127)(図42内に示されている)と合わせ:これらの2つの物質を互いに同じ面上で統合させまたは合わせて、両側コーナー繰返し第2要素(140b)が得られる。
【0056】
図59−60において、そこには両側コーナー土台要素(202)の斜視図が示されており、この要素は両側モジュラー構成要素を包含している基礎構造体のコーナーに使用される部品であり、従って90度回転が壁構造体に加えられ得る。両側コーナー土台要素(202)は上部分(210)および底部分(210)を包含している。両側コーナー土台要素(210)の上部分は両側コーナー繰返し第1要素(140a)から得られ、それは両側コーナー繰返し第1要素(140a)の中央断面を図56b G−G断面内に示されるように取ることによる。両側コーナー土台要素(211)の底部は好ましくは矩形または正方形コンパクト本体を包含しかつ突起の形の両側コーナー土台要素補強バー(212)を含み、これらの突起は好ましくは両側コーナー土台要素(211)の底部の前および側面の処に配置されている。両側コーナー土台要素補強バー(212)は両側コーナー土台要素(202)をベースグラウンド内に確実に固定するために使用され、従って壁の安定性または強度が確保される。両側コーナー土台要素補強バー(212)は異なる形状に設計することができかつ場所または土壌状態により鉄ロッドまたは溶接ワイヤーのような異なる材料により製造可能である。
【0057】
図61−69において、そこには90度旋回点を含むサンプル擁壁構造体の製造工程が示されている。図61−62内に描写されているように、90度旋回点を含む壁構造の第1または開始列は両側土台要素(102)を包含しており、これらは両方向かつコーナーの処に配置される両側コーナー土台要素(202)の全長にわたり並んで配置されている。壁の第2列の処で、第1側の建造が並べて配置されている両側主本体要素(101)により壁の終端エッジが両側エッジ仕上げ要素(104)が使用されている到達するまで進められ;他側のためには、建造はコーナーに配置されている両側コーナー繰返し第2要素(140b)で始められ、かつ両側主本体要素(101)と共に連続される。第2列形成のために使用されるモジュラー構成要素は図63−64内に示されている。90度回転壁の第3列はコーナーに配置されている両側コーナー繰返し第1要素(140a)および壁の両側へ並んで配置されている両側主本体要素(101)を包含している。第3列形成のために使用されるモジュラー構成要素は図65−66内に示されている。第4列では、第1側の建造はコーナーの処に配置されている両側コーナー繰返し第2要素(140b)で始められかつ両側主本体要素(101)と共に終端エッジが到達するまで継続され;それから他側のためには、建造は両側エッジ仕上げ要素(104)と共に始められかつ両側主本体要素(101)と共に継続する。第4列形成のために使用されるモジュラー構成要素は図67−68内に示されている。最後に、図69内に示されているように、90度回転壁の第5列はコーナーに配置されている両側コーナー繰返し第1要素(140a)および壁の両側へ並んで配置されている両側主本体要素(101)を包含しており、これは第1または第3列内で実施されたのと同じ方法である。再び図61−69において、90度回転部を含んでいる擁壁構造体の高さは上述の方法で増加させ得る。
【0058】
図70において、そこには両側上コーナー仕上げ要素(243)の頂部および底部から見た斜視図が示されている。また図71において、そこには両側上コーナー仕上げ要素(243)の頂面図、前面図、側面図および後面図が示されている。また図70−71において、両側上コーナー仕上げ要素(243)は90度回転壁の最上コーナーの処に配置されかつその位置に平坦なまたは円滑な仕上げを提供している。両側上コーナー仕上げ要素(243)の外形は両側コーナー繰返し第2要素(141)の1つの柱頭部を除去することにより得られたものと同じであり、上記第2要素は両側コーナー繰返し第2要素(140b)(図58内に示されている)に属しておりかつ両側コーナー繰返し第2要素胴体キャビテイー(142)は柱頭部が除去された側で覆われ、その方法は両側コーナー繰返し第2要素胴体キャビテイー(142)が本発明の両側モジュラー構成要素の柱頭部の高さと少なくとも等しくされている。
【0059】
図72において、そこには90度旋回点を含んでいるサンプル擁壁の斜視図が示されており、最上列が平坦仕上げの加えられていない状態を描写している。図73において、そこには同じ壁構造体の斜視図が示されており、両側上側仕上げ要素(103)および両側コーナー仕上げ要素(105)が最上列の処に配置され、かつ両側上側コーナー仕上げ要素(243)の配置位置が示されている。図74において、そこには90度旋回点を含んでいるサンプル擁壁の斜視図がしめされており、両側上側仕上げ要素(103)、両側コーナー仕上げ要素(105)および両側上側コーナー仕上げ要素(243)が最上列の処に配置されて平坦な仕上げが得られている。
【0060】
図75において、そこには湾曲両側主本体要素(147)の斜視図が示されており、この要素は本発明による湾曲したまたは円形擁壁形成に使用される。図76内に示されているように、湾曲両側主本体要素(147)の形状特性は両側主本体要素(101)を1つの面上で捩りまたは曲げることにより特徴付けられており、上記の面は前主矩形ブロック(106)と一致しまたはそれと平行し、その結果として、両側主本体要素(101)がグラウンド面と直交する垂直軸周りに湾曲形を占める。図77において、そこには円形擁壁の一部の斜視図が示されており、この擁壁は本発明による湾曲両側主本体要素(147)の使用により建造されている。
【0061】
好ましくは、円形または湾曲構造体を形成するためには、前述の両側モジュラー構成要素の各々のために湾曲両側モジュラー構成要素を製造することも可能であり、それらは湾曲両側主本体要素(147)と互換性を備えている。その結果として、これらの湾曲両側モジュラー構成要素を使用することにより、凹入または凸状湾曲構造体も図77内に示されているようにグラウンド面と直交する垂直軸周りに建造されることができ、同様にグラウンド面と平行な水平軸周りにも建造し得る。更に、グラウンド面に対して或る角度を形成している軸周りに円形または湾曲壁構造体を形成することも可能である。
【0062】
湾曲主本体要素(147)と互換性を有する湾曲両側モジュラー要素、即ち両側土台要素(102)、両側上側仕上げ要素(103)、両側エッジ仕上げ要素(104)、両側コーナー仕上げ要素(105)、両側コーナー繰返し第1要素(140a)、両側コーナー繰返し第2要素(140b)、両側コーナー土台要素(202)および両側上側コーナー仕上げ要素(243)の形状特性は;上述の両側モジュラー要素を1つの面上で捩りまたは曲げることを特徴としており、上記の面は要素の前面と一致するかまたは平行し、かつグラウンド面と直交する垂直軸周りに湾曲形両側モジュラー構成要素を得る。全ての湾曲両側モジュラー構成要素のためには、湾曲形状(凹状または凸状)または方向(長手方向または横向き)は建設場所における設計配慮または必要性により決定され得る。
【0063】
代わりに、前主矩形ブロック(106)および/または主矩形ブロック(6)は異なる形状で設計されおよび製造され得る。図78において、そこには代わりの両側主本体要素(301)が示されており、この要素は前主矩形ブロック(106)の代わりにダイヤモンド形ブロックを配置することにより得られる。代わりの主本体要素(301)を包含した前擁壁構造体の前斜視図が図79−80内に示されており、同様に後斜視図が図81内に見られ得る。明らかに、図79−81内に示されている壁構造体においては、代わりの両側モジュラー構成要素を使用することが可能であり、これらの要素は代わりの両側主本体要素(301)と互換性を有する。広範囲な形状変更を加えることができ、両側主本体要素(101)(または両側主本体要素(1)の主矩形ブロック(6))の前主矩形ブロック(106)のためのダイヤモンド形も同様である。更に、主矩形ブロック(6)または前主矩形ブロック(106)が以下のような方法で設計されることができ、即ちそれらがグラウンド水の排水目的のための開口または美観目的のための突起および凹部を含み得る。
【0064】
両側コーナー土台要素(202)、両側コーナー繰返し第1要素(140a)および両側エッジ仕上げ要素(104)(製造方法は図62−69内に描写されている)を使用することにより建造された90度旋回点を擁壁構造体は図69内に示されているような相対的弱化領域(305)を含み得る。これらの弱化領域(305)は旋回点の処で壁強度の低下を起こし得る。従って、この問題を克服するために、両側コーナー繰返し第3要素(310)(図82内に示されている)および両側コーナー土台第2要素(320)(図84内に示されている)を前述の要素(202、140a、104)を使用する代わりに使用し得る。その結果として、相対的弱化領域(305)が擁壁構造体の90度旋回点から除去され得る。要素310および320を包含している90度旋回点の代わりの製造方法が図86−97内に描写されている。
【0065】
図82において、そこには両側コーナー繰返し第3要素(310)の斜視図が示されており、かつ平面図は図83内に提供されている。両側コーナー繰返し第3要素(310)の形状特性は以下のことを特徴としており:即ち両側コーナー繰返し第2要素(142)が充満されかつこの充満された領域上に、柱頭部(311)が底側および上側の処の両側に配置されており、柱頭部は両側コーナー繰返し第2要素(141)と同じ断面を備えている。
【0066】
図84において、そこには両側コーナー土台第2要素(320)が示されており、かつ平面は図85内に提供されている。両側コーナー土台第2要素(320)は90度旋回点を含む壁構造体の基礎のコーナーの処に使用される要素でありかつこの要素使用の目的は壁構造体から相対的弱化領域(305)(図69内に示されている)を除去するためである。両側コーナー土台第2要素(320)は上部(322)および底部(321)を包含している。上部(322)は両側コーナー土台第2要素(321)の底部に対して統合されている。上部(322)の形状は図83b H−H断面内に示されている水平面のところで両側コーナー繰返し第3要素(316)の前ブロックの中央断面を取ることにより得られる。両側コーナー土台第2要素(321)の底部は好ましくは矩形コンパクト本体を包含しかつ突起の形の両側コーナー土台第2要素補強バー(325)を含み、これらのバーは好ましくは両側コーナー土台第2要素(320)の底部の前および後面の処に配置されている。両側コーナー土台第2要素補強バー(320)は両側コーナー土台第2要素(320)をベースグラウンド内に確実に固定するために使用され、従って壁の安定性または強度が保証される。両側コーナー土台第2要素補強バー(325)は異なる形に設計することができかつ場所または土壌条件により鉄ロッドまたは溶接ワイヤーのような異なる材料により製造され得る。
【0067】
両側コーナー繰返し第3要素(310)および両側コーナー土台第2要素(320)を包含している90度旋回点の製造技術は図86−97内に描写されている。弱化領域(305)はこの技術で除去されることが観察され得る。
【0068】
また図86および図87において、90度旋回点を含んでいる擁壁の開始列は両側コーナー土台第2要素(102)を並べてかつ両側コーナー土台第2要素(320)をコーナーの処に配置することにより建造される。壁の第2列の処では、両側コーナー繰返し第2要素(140b)はコーナーの処に配置されかつ両側主本体要素(101)は図88−89内に示されているように壁の両方向へ並んで配置される。第3列を建造する時には、まず両側コーナー繰返し第3要素(310)がコーナーの処に配置されかつ両側主本体要素(101)が第2列のために実施したのと同様に並べて配置される。第3列の建造は図90−91内に示されている。図92−97において、以降の列の建造技術は図90−91内に示されている。図92−97において、以降の列の建造技術が描写されている。まとめると、両側コーナー繰返し第2要素(140b)および両側コーナー繰返し第3要素(310)が引き続き使用されかつ両側主本体要素(101)がこれらの要素の横に壁の両方向に向かい配置される。図97において、そこには壁の完成形状が示されている。前述のように、壁の仕上げ側の処に円滑な仕上げを得るために、両側エッジ仕上げ要素(104)、両側コーナー仕上げ要素(105)、両側上側仕上げ要素(103)および両側上側仕上げ要素(243)が使用される。
【0069】
図98において、そこには補強バーのない両側コーナー土台第2要素(330)の斜視図が示されており、かつ平面図は図99内に提供されている。補強バーのない両側コーナー土台第2要素(330)の形状特性は両側コーナー土台第2要素(322)の上部の形状と同じである。この要素(330)は再び90度旋回壁の基礎構造体のコーナー点の処に使用されており、そこでは可能でないかまたは所望されない。
【0070】
図100において、そこには両側窓開口底部要素(340)の斜視図が示されておりかつ平面図は図101内に提供されている。両側窓開口底部要素(340)は窓または扉のような広い開口の底側部の処に使用されており、上記窓は本発明の両側モジュラー構成要素を包含している壁構造体内に形成されている。両側窓開口底部要素(340)の形状特性は両側上側仕上げ要素(103)と同じであり、唯一の相違は両側上側仕上げ要素(341)(図40a内に示されている)の内側キャビテイーが全て要素の本体に沿っていることである。
【0071】
図102−103において、そこには両側傾斜要素(350)の斜視図が示されておりかつ平面図は図104内に提供されている。両側傾斜要素(350)は壁構造体に対して傾斜された仕上げを得るために使用され、従って屋根構造体または扉または窓開口の上側の処の傾斜した仕上げを得るような特殊な用途が可能となっている。両側傾斜要素(350)の形状は好ましくは両側主本体要素(101)の前主矩形ブロック(106)の右底部コーナーから角度付き水平面を越えて主矩形ブロック(106)の中央点へ断面を取ることにより得られ、上記水平面は図36b I−I断面内に示されているように前主矩形ブロック(106)に対して直交している。
【0072】
図105−113において、そこには本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル使用が示されている。図105は両側土台要素(102)および両側コーナー土台第2要素(320)を包含している基礎構造体を描写している。この基礎構造体の上に、101、104、140bおよび340のような他の両側モジュラー構成要素の配置位置が図106−107内に示されている。同様に、図108−110は窓および扉開口上の両側傾斜要素(350)の配置位置を描写している。最後に、図111−113において、両側傾斜要素(350)の配置位置が屋根構造体を得るために示されている。
【0073】
さて図114において、そこには両側主本体要素(147)を包含しているサンプル湾曲構造体の斜視図が示されている。明らかに、図114内に与えられているのと同様な建造構造体を得るための全ての他の両側モジュラー構成要素の湾曲形状を与えることも可能である。
【0074】
ここに既述された本発明の全てのモジュラー構成要素は擁壁または同種構造体の建造のみに使用されるのではなく、それらを小型に製造しかつそれらを玩具またはモデル建造要素として使用することも可能である。
【0075】
更に、ここに既述された全てのモジュラー構成要素はまた以下の特性およbい属性を備えている:
・場所の要望により、土台要素(2、102)はそれらがグラウンド面に対して或る角度を形成するようにベースグラウンド(13)内に配置されることができ、従って傾斜壁構造体を得ることができかつこの傾斜基礎構造体上に他の対応するモジュラー構成要素が傾斜構造体を完成するために互いの上に載せ得る。
・本発明のモジュラー構成要素を包含している擁壁または同種物のような如何なる構造体は裏込め材料の広範な変化を確実に固定するべく連続的に使用され、上記裏込め材料としては土壌マス、構造体に属する建設上の負荷、または滑り、落ち込みまたは流れに対抗する流体であり得る。流体が確保されるべき用途のためには、壁の内側面は好ましくは弾性的被覆材料でカバーされて壁面および流体の間に被覆材料が存在して漏れが阻止され得るようにされる。
・抵抗されるべき力の特性、要素が作られる材料、または使用条件により、モジュラー構成要素は中空本体または孔を含む構造体のような異なる形に製造され得る。この異なる形をモジュラー構成要素に対して適用することにより、使用材料量の顕著な減少量の達成が明らかであり、従って要素の全重量および全製造コストが減少されるであろう。モジュラー構成要素はまたコンクリートにより製造することができ、そこでは鉄ロッドまたは溶接ワイヤーのような補強材料が使用され得る。更に、鋭利なエッジの代わりにべべルエッジ付きのモジュラー構成要素の製造も可能であり、それはモジュラー構成要素を製造中に互いに積み重ねる工程を容易にするためである。
・代わりに、各種形状の処に突起および凹部が設計されかつ本発明のモジュラー構成要素の接触面上に適用され得る。換言すると、前主矩形ブロック(106)または主矩形ブロック(6)上面および底面はそれらの面が突起および凹部を直線状または湾曲状に含むように設計され得る。その結果として、それらが互いの上に積み重ねられる時、それらの雄雌関係の突起および凹部がモジュラー構成要素の互いの正確な固定または相互連結を提供し従ってより安定した構造体が製造され得る。
・更に、本発明のモジュラー構成要素を使用することにより装飾目的のための壁構造体の製造も可能になる。異なる織物または色を要素の前面に適用することができ、従ってより装飾的かつ美的な外観が得られ得る。
【0076】
かくして、本発明のモジュラー構成要素の外形および物理的特性およびそれらの示唆された製造の方法が上述から明らかにされるであろう。しかしながら、好ましいとして特徴付けられた記述は本発明の保護範囲を必ずしも限定するものでないことは注意されるべきである。本発明のモジュラー構成要素の形状またはフォームに対して加えられる如何なる変更および修正および要素が作られる材料および擁壁、柱または同種のもののような前述の構造体の製造方法は本発明の範囲内のものとして評価されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0077】
本発明のモジュラー構成要素およびそれらの擁壁を製造するために使用される方法が添付図面内に示されている。これらの図面の説明は以下の通りである。
【0078】
【図1】本発明による擁壁製造のための主本体要素の斜視図である。
【図2】主本体要素の頂面図(図2a)、前面図(図2b)、側面図(2c)および後面図(2d)を包含している。
【図3】土台要素の斜視図である。
【図4】土台要素の頂面図(図4a)、前面図(図4b)、側面図(4c)、および後面図(4d)である。
【図5】仕上げ要素の上側斜視図である。
【図6】上側仕上げ要素の頂面図(6a)、前面図(6b)、側面図(6c)および後面図(6d)を含んでいる。
【図7】エッジ仕上げ要素の斜視図である。
【図8】エッジ仕上げ要素の頂面図(8a)、前面図(8b)、左側面図(8c)、右側面図(8d)および後面図(8e)を含んでいる。
【図9】コーナー仕上げ要素の斜視図を含んでいる。
【図10】コーナー仕上げ要素の頂面図(10a)、前面図(10b)、左側面図(10c)、右側面図(10d)および後面図(10e)を含んでいる。
【図11】サンプルベースグラウンドの斜視図で、ベースグラウンドは本発明のモジュラー構成要素の使用により擁壁を構成するために準備されたものである。
【図12】ベースグラウンド内に配置された後の土台要素の斜視図である。
【図13】土台要素が内部に配置された後の完成されたベースグラウンドの斜視図である。
【図14】本発明の主本体要素およびエッジ仕上げ要素を使用することにより構成された擁壁の一部の斜視図であり、これらは土台要素上に配置されている。
【図15】擁壁の一部の斜視図で、本発明のエッジ仕上げ要素の配置位置を示している。
【図16】擁壁の一部の斜視図で、本発明の上側エッジ仕上げ要素およびコーナー仕上げ要素の配置位置を示している。
【図17】完成された擁壁の斜視図で、本発明のモジュラー構成要素を包含している。
【図18】擁壁の斜視図で、この擁壁は本発明のエッジ仕上げ要素、コーナー仕上げ要素および上側仕上げ要素を使用することなく構成されている。
【図19】擁壁の一部の後斜視図で、この擁壁は本発明により構成されている。
【図20】擁壁の一部の前斜視図で、この擁壁は本発明により構成されている。
【図21】本発明による柱構成要素の斜視図である。
【図22】柱構成要素の頂面図(図22a)、前面図(22b)、側面図(22c)および後面図(22d)を含んでいる。
【図23】本発明の柱構成要素を包含している柱構造体の斜視図である。
【図24】本発明によるコーナー構成要素の斜視図である。
【図25】コーナー構成要素の頂面図(図25a)、前面図(25b)、左側面図(25c)、右側面図(25d)および後面図(25e)を含んでいる。
【図26】擁壁の一部の斜視図で、本発明のコーナー構成要素の配置位置を示している。
【図27】本発明によるコーナー構造体を含んでいる完成された擁壁の斜視図である。
【図28】凹状湾曲主本体要素の斜視図で、本発明による湾曲したまたは円形の壁を形成するためのものである。
【図29】凹状湾曲主本体要素の頂面図(図29a)、前面図(29b)、側面図(29c)および後面図(29d)を含んでいる。
【図30】凹状湾曲主本体要素の頂面図で本発明による円形壁内への配置位置を示している。
【図31】本発明による凹状湾曲主本体要素を使用することにより構成された円形擁壁の一部の斜視図である。
【図32】凸状湾曲主本体要素の頂面図で本発明による円形内への配置位置を示している。
【図33】垂直凸状湾曲主本体要素の側面図で本発明による湾曲壁内への配置位置を示している。
【図34】垂直凹状湾曲主本体要素の側面図で本発明による湾曲壁内への配置位置を示している。
【図35】本発明による擁壁を構成するための両側主本体要素の斜視図である。
【図36】両側主本体要素の頂面図(図36a)、前面図(36b)、側面図(36c)および後面図(36d)を含んでいる。
【図37】両側土台要素の斜視図である。
【図38】両側土台要素の頂面図(図38a)、前面図(38b)、側面図(38c)および後面図(38d)を含んでいる。
【図39】両側上側仕上げ要素の斜視図である。
【図40】両側上側仕上げ要素の頂面図(図40a)、前面図(40b)、側面図(40c)および後面図(40d)を含んでいる。
【図41】両側エッジ仕上げ要素の斜視図である。
【図42】両側仕上げ要素の頂面図(図42a)、前面図(42b)、左側面図(42c)、右側面図(42d)および後面図(42e)を含んでいる。
【図43】両側コーナー仕上げ要素の斜視図である。
【図44】両側コーナー仕上げ要素の頂面図(図44a)、前面図(44b)、左側面図(44c)、右側面図(44d)および後面図(44e)を含んでいる。
【図45】サンプルベースグラウンドの斜視図で本発明の両側モジュラー構成要素の使用により擁壁を構成するために準備されている。
【図46】ベースグラウンド内に配置された後の両側土台要素の斜視図である。
【図47】擁壁の一部の斜視図で両側コーナー土台要素上への両側主本体要素の配置位置を示している。
【図48】擁壁の一部の斜視図で両側エッジ仕上げ要素の配置位置を示している。
【図49】擁壁の一部の斜視図で両側主本体要素および両側エッジ仕上げ要素を包含した列上への両側主本体要素の配置位置を示している。
【図50】擁壁の一部の斜視図で両側主本体要素を包含している列上への両側主本体要素および両側エッジ仕上げ要素の配置位置を示している。
【図51】擁壁の一部の斜視図で両側主本体要素および両側エッジ仕上げ要素を包含している列上への両側主本体要素の配置位置を示している。
【図52】擁壁の一部の斜視図で両側主本体要素を包含している列上への両側上側仕上げ要素および両側コーナー仕上げ要素の配置位置を示している。
【図53】擁壁の一部の斜視図で両側コーナー仕上げ要素の配置位置を示している。
【図54】完成された擁壁の一部の斜視図で、この壁は本発明の両側モジュラー構成要素を包含している。
【図55】本発明による両側コーナー繰返し用第1要素の斜視図である。
【図56】両側コーナー繰返し用第1要素の頂面図(図56a)、前面図(56b)、側面図(56c)および後面図(56d)を含んでいる。
【図57】本発明による両側コーナー繰返し用第2要素の斜視図である。
【図58】両側コーナー繰返し用第2要素の頂面図(図58a)、前面図(58b)、左側面図(58c)、右側面図(58d)および後面図(58e)を含んでいる。
【図59】本発明による両側コーナー土台要素の斜視図である。
【図60】両側コーナー土台要素の頂面図(図60a)、前面図(60b)、側面図(60c)および後面図(60d)を含んでいる。
【図61】擁壁のサンプル基礎構造体の斜視図で、この擁壁は両側モジュラー構成要素を包含しかつ基礎内への両側土台要素および両側コーナー土台要素の配置位置を示している90度繰返し点を含んでいる。
【図62】擁壁のサンプル基礎構造体の斜視図で、この擁壁は両側モジュラー構成要素を包含しかつ基礎内への両側土台要素および両側コーナー土台要素の配置位置を示している90度繰返し点を含んでいる。
【図63】擁壁のサンプル基礎構造体の斜視図で、この擁壁は両側モジュラー構成要素を包含しかつ壁構造体内への両側モジュラー構成要素の第2列または第2コースの配置位置を示している90度繰返し点を含んでいる。
【図64】サンプル擁壁の斜視図で、この擁壁は両側モジュラー構成要素を包含しかつ両側モジュラー構成要素が壁構造体内に配置されて第2列を形成していることを示している90度繰返し点を含んでいる。
【図65】サンプル擁壁の斜視図で、この擁壁は両側モジュラー構成要素を包含しかつ両側モジュラー構成要素が壁構造体内で第3列または第3コースの配置位置示している90度繰返し点を含んでいる。
【図66】サンプル擁壁の斜視図で、この擁壁は両側モジュラー構成要素を包含しかつ両側モジュラー構成要素が壁構造体内に配置されていることを示している90度繰返し点を含んでいる。
【図67】サンプル擁壁の斜視図で、この擁壁は両側モジュラー構成要素を包含しかつ両側モジュラー構成要素が壁構造体内で第4列または第4コースに配置される位置を示している90度繰返し点を含んでいる。
【図68】サンプル擁壁の斜視図で、この擁壁は両側モジュラー構成要素を包含しかつ両側モジュラー構成要素が壁構造体内に配置されて第4列を形成していることを示している90度繰返し点を含んでいる。
【図69】サンプル擁壁の斜視図で、この擁壁は両側モジュラー構成要素を包含しかつ両側モジュラー構成要素が壁構造体内に配置されて第5列を形成していることを示している90度繰返し点を含んでいる。
【図70】両側上側コーナー仕上げ要素の頂面および底面斜視図である。
【図70a】両側上側コーナー仕上げ要素の頂部からの斜視図である。
【図70b】両側上側コーナー仕上げ要素の底部からの斜視図である。
【図71】両側上側コーナー仕上げ要素の頂面図(図71a)、前面図(71b)、側面図(71c)および後面図(71d)である。
【図72】サンプル擁壁の斜視図で、この擁壁は平坦な仕上げが提供されていない壁の最上列を示している90度繰返し点を含んでいる。
【図73】サンプル擁壁の斜視図で、両側上側仕上げ要素および両側コーナー仕上げ要素が壁の最上列に配置されかつ対応列に対する両側上側仕上げ要素の配置位置を示している90度繰返し点を含んでいる。
【図74】サンプル擁壁の斜視図で、両側上側仕上げ要素、両側コーナー仕上げ要素および両側上側仕上げ要素が壁の最上列に配置されていることを示している90度繰返し点を含んでいる。
【図75】湾曲両側主本体要素の斜視図でこの要素は本発明による湾曲または円形壁を形成している。
【図76】湾曲両側主本体要素の頂面図(図76a)、前面図(76b)、側面図(76c)および後面図(76d)である。
【図77】円形擁壁の斜視図で、この壁は本発明による湾曲両側主本体要素の使用により構成されている。
【図78】代わりの両側主本体要素の前面および後面からの斜視図である。
【図78a】代わりの両側主本体要素の前面からの斜視図である。
【図78b】代わりの両側主本体要素の後面からの斜視図である。
【図79】別の両側主本体要素を包含している擁壁の一部の前面図である。
【図80】壁の別の部分を示している別の両側主本体要素を包含している擁壁の一部の前面図である。
【図81】別の両側主本体要素を包含している擁壁の一部の後面図である。
【図82】本発明による両側コーナー繰返し第3要素の斜視図である。
【図83】両側コーナー繰返し第3要素の頂面図、前面図、左および右側面図および後面図を含んでいる。
【図84】本発明による両側コーナー土台第2要素の斜視図である。
【図85】両側コーナー土台第2要素の頂面図、前面図、側面図および後面図を含んでいる。
【図86】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図87】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図88】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図89】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図90】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図91】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図92】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図93】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図94】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図95】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図96】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図97】擁壁の製造方法の概略描写であり、壁は両側コーナー繰返し第3要素および両側コーナー土台第2要素を使用することによる90度繰返し点を含んでいる。
【図98】両側コーナー土台第2要素の斜視図で、本発明による補強用バーは無い。
【図99】補強バー無しの両側コーナー土台第2要素の頂面図、前面図、左および右側面図および後面図を含んでいる。
【図100】本発明による両側窓開口底部要素の斜視図である。
【図101】両側窓開口底部要素の頂面図、前面図、側面図および後面図を含んでいる。
【図102】両側傾斜要素の斜視図である。
【図103】両側傾斜要素の斜視図である。
【図104】両側傾斜要素の頂面図、前面図、左および右側面図および後面図を含んでいる。
【図105】本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル利用の概略描写である。
【図106】本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル利用の概略描写である。
【図107】本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル利用の概略描写である。
【図108】本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル利用の概略描写である。
【図109】本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル利用の概略描写である。
【図110】本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル利用の概略描写である。
【図111】本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル利用の概略描写である。
【図112】本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル利用の概略描写である。
【図113】本発明の両側モジュラー構成要素のサンプル利用の概略描写である。
【図114】サンプル湾曲または円形構造体の概略描写で、構造体は湾曲両側モジュラー構成要素の使用により形成されている。
【0079】
本発明のモジュラー構成要素の部品を識別するために、各部品には符号が付けられかつ添付図面内に記入され、それらの符号のための説明はそれぞれ以下に提供されている。
1.主本体要素
2.土台要素
3.上側仕上げ要素
4.エッジ仕上げ要素
5.コーナー仕上げ要素
6.主矩形ブロック
7.左柱
8.右柱
9.主矩形ブロックの前面
10.土台要素の上部
11.土台要素の底部
12.土台要素補強バー
13.ベースグラウンド
14.ソイルマス
15.ベースグラウンドの充填材料
16.前グラウンドレベル
17.左柱左側
18.主矩形ブロック左側
19.右柱右側
20.主矩形ブロック右側
21.主本体要素の前キャビテイー
22.土台要素の前キャビテイー
23.仕上げ要素上側の前キャビテイー
24.エッジ仕上げ要素の前キャビテイー
25.コーナー仕上げ要素の前キャビテイー
26.主本体要素の左柱上面
27.主本体要素の右柱上面
28.主本体要素の左柱底面
29.主本体要素の右柱底面
30.主矩形ブロック上面
31.主矩形ブロック底面
32.柱構成要素
33.柱構成要素のピン
34.柱構成要素の対応ピン穴
35.柱構成要素の柱前面
36.柱構成要素の柱後面
37.柱構成要素の主矩形ブロック前面
38.柱構成要素の主矩形ブロック後面
39.柱構造体
40.コーナー構成要素
41.コーナー構成要素ブロック前面
42.コーナー構成要素の左柱
43.コーナー構成要素の右柱
44.エッジ仕上げ要素の右側
45.エッジ仕上げ要素の後面
46.エッジ仕上げ要素の左側
47.凹状湾曲主本体要素
48.凹状湾曲主本体要素の後面
49.凹状湾曲主本体要素の前面
50.凹状湾曲主本体要素の左柱前面
51.凹状湾曲主本体要素の右柱前面
52.内側円弧
53.外側円弧
54.内側円弧半径
55.中間円弧
56.凸状湾曲主本体要素
57.凸状湾曲主本体要素の後面
58.エッジ仕上げ要素の柱上面
59.エッジ仕上げ要素の柱底面
60.垂直凸状湾曲主本体要素
61.垂直凹状湾曲主本体要素
101.両側主本体要素
102.両側土台要素
103.両側上側仕上げ要素
104.両側エッジ仕上げ要素
105.両側コーナー仕上げ要素
106.前主矩形ブロック
110.両側土台要素の上部
111.両側土台要素の底部
112.両側土台要素補強バー
124.両側エッジ仕上げ要素内側キャビテイー
125.両側エッジ仕上げ要素の柱底部
126.両側エッジ仕上げ要素の柱上部
127.両側エッジ仕上げ要素側面
140a.両側コーナー繰返し用第1要素
140b.両側コーナー繰返し用第2要素
141.両側コーナー繰返し用第2要素の柱頭部
142.両側コーナー繰返し用第2要素の胴体キャビテイー
147.湾曲両側主本体要素
202.両側コーナー土台要素
210.両側コーナー土台要素の上部
211.両側コーナー土台要素の底部
212.両側コーナー土台要素補強バー
243.両側上部コーナー仕上げ要素
301.代替両側主本体要素
305.比較的弱化部
310.両側コーナー繰返し用第3要素
311.両側コーナー繰返し用第3要素の柱
316.両側コーナー繰返し用第3要素の前ブロック
320.両側コーナー土台第2要素
321.両側コーナー土台第2要素の底部
322.両側コーナー土台第2要素の上部
325.両側コーナー土台第2要素補強バー
330.補強バー無しの両側コーナー土台第2要素
340.両側窓開口底部要素
341.両側上側仕上げ要素の内側キャビテイー
350.両側傾斜要素
A−A断面:水平面における主本体要素(1)の中央断面
B−B断面:垂直面における主本体要素(1)の中央断面
C−C断面:垂直面における上側仕上げ要素(3)の中央断面
D−D断面:水平面における両側主本体要素(101)の中央断面
E−E断面:垂直面における両側主本体要素(101)の中央断面
F−F断面:垂直面における両側上側仕上げ要素(103)の中央断面
G−G断面:水平面における両側コーナー繰返し部第1要素(140a)の中央断面
H−H断面:水平面における両側コーナー繰返し部第3要素(310)の前ブロック(316)の中央断面
I−I断面:両側主本体要素(101)の前主矩形ブロック(106)の断面で、底部右コーナーから主矩形ブロック(106)上部の中央点へ通過している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モルタルレス壁または同種構造体形成に使用される主本体要素(1)であって、上記構造体は背後にある土壌マスまたは同種材料を確実に固定し;上記壁は上記主本体要素(1)を通してグラウンド水の通過を許容して上記壁の安定性を保証し;上記壁は上記主本体要素(1)を包含し上記要素は破損されまたは損傷した要素のみを取り換えることによってのみ修理され;上記壁の高さまたは長さは上記主本体要素(1)を包含し上記壁は所望される時に増加または減少され;上記壁の場所は上記主本体要素(1)の分解により変更され;上記主本体要素(1)を包含している上記壁は壁および裏込め材料の間に如何なる種類の投錨または補強技術を使用することなく垂直構造体を形成され;上記主本体要素(1)は:1つの主矩形ブロック(6)および2つの矩形柱、即ち左柱(7)および右柱(8)を包含し;上記柱(7、8)は主矩形ブロック(6)の前面上に配置されかつ主矩形ブロック(6)の両垂直側部の処に分離されて配置され;上記左柱(7)および上記右柱(8)の双方は主矩形ブロック(9)の前面の水平側部に対して直交しておりかつ主矩形ブロック(9)の前面の垂直側部と合わされ;上記左柱(7)および上記右柱(8)の合計幅は主矩形ブロック(9)の前面の幅とほぼ等しくかつ左柱(7)または右柱(8)の高さは主矩形ブロック(9)の前面の高さより大きくかつ主矩形ブロック(9)の前面の高さより高々2倍長くされ得る、主本体要素。
【請求項2】
請求項1に限定されている主本体要素(1)の好ましい詳細な形状特性および相対寸法が次の特徴を有している:
・上記主矩形ブロック(6)の水平側縁の長さは上記主矩形ブロック(6)の垂直側縁より2倍長い;
・上記左柱(7)および上記右柱(8)の全幅は主矩形ブロック(9)の前面の幅とほぼ等しい、
・上記左柱(7)または上記右柱(8)の高さは上記主矩形ブロック(6)の水平側縁の長さとほぼ等しい、
・左柱左側(17)は主矩形ブロック左側(18)と同一面にある、
・右柱右側(19)は主矩形ブロック右側(20)と同一面にある、
・主本体要素(26)の左柱上面(26)は主本体要素(27)の右柱上面と同一面にありかつ主矩形ブロック上面(30)よりも高い、
・主本体要素(28)の左柱底面(26)は主本体要素(29)の右柱底面と同一面にありかつ主矩形ブロック底面(31)よりも低い、
主本体要素。
【請求項3】
土台要素(2)であって:
・請求項1内に限定されているような上記主本体要素(1)から上記主本体要素(1)の中央部分を水平面(A−A 断面)で取ることにより得られる土台要素(10)の上部;
・好ましくは矩形コンパクト本体を包含している土台要素(11)の底部;
を包含し、上記土台要素(2)の上記上部(10)および上記底部(11)が互いに統合されている、土台要素。
【請求項4】
上記モルタル無しの擁壁の処で使用される請求項3内で限定されている土台要素(2)。
【請求項5】
上記土台要素(2)をベースグラウンド(13)に対して確実に固定するために使用される土台要素補強バー(12)を含み従って上記擁壁の安定性が保証される請求項3内に限定されている土台要素(11)の底部。
【請求項6】
突起の形に設計され請求項3内に限定されている土台要素(2)に属し、上記の突起が好ましくは土台要素(11)の上記底部の前面および後面の処に配置されており;上記土台要素補強バー(12)が鉄ロッドまたは溶接ワイヤーのような工業材料で作られている土台要素補強バー(12)。
【請求項7】
上側仕上げ要素(3)が請求項3内に限定されている土台要素(2)と同じ形状特性および相対的寸法を備えている、土台要素。
【請求項8】
上記モルタル無しの擁壁の最上列の処で使用される請求項7内に限定されている上側仕上げ要素(3)。
【請求項9】
上記擁壁構造体の頂部の処に円滑なまたは平坦な仕上げを得るために使用される請求項7内に限定されている上側仕上げ要素(3)。
【請求項10】
上記擁壁の上部を建物または何らかの他の構造体に対して土台要素(2)に対して適用されたのと同じ方法で接続または確実に固定するために請求項7内に限定されている上側仕上げ要素(3)に対して適用され得る補強バー(12)。
【請求項11】
主本体要素(1)の上記主矩形ブロック(6)の中央断面を垂直面(B−B 断面)で取ることにより請求項1内に限定されている上記主本体要素(1)から得られるエッジ仕上げ要素(4)。
【請求項12】
垂直エッジキャビテイーを満たすために使用されこれらのキャビテイーが壁構造体が終了する上記擁壁の連続列の間に形成されている請求項11内に限定されているエッジ仕上げ要素(4)。
【請求項13】
上側仕上げ要素(3)の中央断面を垂直面(C−C 断面)の処で取ることにより請求項7内に限定されている上側仕上げ要素(3)から得られ;上側仕上げ要素(3)の垂直部分が上記擁壁の上左コーナーおよび上右コーナーの処でそれぞれ使用されるように左および右部分を個々に製造する、コーナー仕上げ要素(5)。
【請求項14】
円滑または平坦な仕上げを得るために上記モルタル無しの擁壁の最上コーナーの処で使用される請求項13内に限定されているコーナー仕上げ要素(5)。
【請求項15】
柱構成要素(32)が請求項1内に限定されている主本体要素(1)と同じ形状特性および相対的寸法を備え;唯一の相違は上記構成要素(32)が少なくとも1つのピン要素(33)および少なくとも1つの対応するピン孔(34)を含んでいる、柱構成要素。
【請求項16】
請求項15内に限定されている柱構成要素(32)に属しているピン要素(33)は柱構成要素(32)と統合されている部分である、ピン要素。
【請求項17】
請求項15内に限定されている柱構成要素(32)に属しているピン要素(33)は分離部品として製造されかつ建造中に柱構成要素(32)に対して組み立てられる、ピン要素。
【請求項18】
以下の方法で請求項11内に限定されている2つのエッジ仕上げ要素(4)を包含しているコーナー構成要素(40)であって:
・第1仕上げ要素(4)が水平面の処で180度回され;
・第1仕上げ要素(45)の後面が第2エッジ仕上げ要素(44)の右側側面に合わされ;
・第2エッジ仕上げ要素(45)の後面が第1エッジ仕上げ要素(46)の左側と同一面の処を占め;
・両エッジ仕上げ要素(58)の柱上面および両エッジ仕上げ要素(59)の底面がそれぞれ同一面の処を占めるべきである;
コーナー構成要素。
【請求項19】
円滑な90度旋回点を得るために上記モルタル無しの擁壁内で使用される請求項18内に限定されているコーナー構成要素(40)。
【請求項20】
請求項1内に限定されている主本体要素(1)を主矩形ブロック(9)の前面と一致する1つの面上で捩りまたは曲げることにより得られる凹入湾曲主本体要素(47)であって、その結果として、主本体要素(1)の後面がグラウンド面と直交する垂直軸周りの凹入形を取る、主本体要素。
【請求項21】
請求項20内に限定されている凹入湾曲主本体要素(47)が:
・凹入湾曲壁構造体の内側円形円弧(52)と一致する凹入湾曲主本体要素(48)の後面;
・外側円弧(53)と一致する凹入湾曲主本体要素(50)の左柱前面および凹入湾曲主本体要素(51)の右柱前面;
・中間円弧(55)と一致する凹入湾曲主本体要素(49)の前面;
・内側円弧(52)、外側円弧(53)および中間円弧(55)を構成する円が共通中心を備えている、
を包含していることを特徴としている、凹入湾曲主本体要素。
【請求項22】
請求項1内に限定されている主本体要素(1)を主矩形ブロック(9)の前面と一致する1つの面上で捩りまたは曲げることにより得られ、かつ結果として、主本体要素(1)の後面がグラウンド面と直交する垂直軸周りに凸形を取る、凸状湾曲主本体要素(56)。
【請求項23】
請求項1内に限定されている主本体要素(1)を主矩形ブロック(9)の前面と一致する1つの面上で捩りまたは曲げることにより得られ、かつ結果として、主本体要素(1)の前面がグラウンド面と平行する水平軸周りに凸形を取る、垂直凸状湾曲主本体要素(60)。
【請求項24】
請求項1内に限定されている主本体要素(1)を主矩形ブロック(9)の前面と一致する1つの面上で捩りまたは曲げることにより得られ、かつ結果として、主本体要素(1)の柱前面がグラウンド面と平行する水平軸周りに凹入形を取る、垂直凹入湾曲主本体要素(61)。
【請求項25】
それぞれ請求項20、22、23、24内に限定されており、円形または湾曲壁構造体を得るために上記モルタル無しの擁壁内に使用されるモジュラー構成要素(47、56、60、61)。
【請求項26】
請求項1および2内に限定されている主本体要素(1)の主矩形ブロック(6)と同様な形状特性を備えている第2矩形ブロック即ち前主矩形ブロック(106)を主本体要素(1)の左柱(7)および右柱(8)の前面上に配置することにより得られ;その結果として前主矩形ブロック(106)が主本体要素(1)と統合構造を形成する、両側主本体要素(101)。
【請求項27】
両側土台要素(102)であって:
・上記両側主本体要素(101)の中央断面を水平面(D−D 断面)の処で取ることにより請求項26内に限定されている上記両側主本体要素(101)から得られる両側土台要素(110)の上部;
・好ましくは矩形コンパクト本体を包含している両側土台要素(111)の底部;を包含し
上記両側土台要素(102)の上記上部(110)および上記底部(111)が互いに統合されている、両側土台要素。
【請求項28】
上記モルタル無しの擁壁の処で使用され請求項27内に限定されている両側土台要素(102)。
【請求項29】
ベースグラウンド(13)に対する上記両側土台要素(102)を確実に固定するのに使用され従って上記擁壁の安定性が保証される両側土台要素補強バーを含む請求項27内に限定されている両側土台要素(111)の底部。
【請求項30】
請求項27内に限定されている両側土台要素(102)に属し好ましくは両側土台要素(111)の上記底部の前および後面の処に配置された突起の形に設計され;上記両側土台要素補強バー(112)が鉄ロッドまたは溶接ワイヤーのような工業材料で作られている、両側土台要素補強バー(112)。
【請求項31】
両側上側仕上げ要素(103)が請求項27内に限定されている両側土台要素(102)と同じ形状特性および相対的寸法を備えている、両側上側仕上げ要素。
【請求項32】
上記モルタル無しの擁壁の最上列の処で使用され請求項31内に限定されている、両側上側仕上げ要素(103)。
【請求項33】
上記擁壁構造体の頂部の処に円滑なまたは平坦な仕上げを得るために使用され請求項31内に限定されている両側上側仕上げ要素(103)。
【請求項34】
上記擁壁の上部を建物または何らかの他の構造体に対して両側土台要素(102)に適用したのと同様な方法で接続しまたは確実に固定するために請求項31内に限定されている両側上側仕上げ要素(103)に対して適用され得る補強バー(112)。
【請求項35】
請求項26内に限定されている両側主本体要素(101)から両側主本体要素(101)の上記前主矩形ブロック(106)の垂直面(E−E 断面)の処の中央断面から取ることにより得られる、両側エッジ仕上げ要素(104)。
【請求項36】
請求項35ないで限定され壁構造体が終了する上記擁壁の連続列の間に形成される垂直エッジキャビテイーを満たすのに使用される、両側エッジ仕上げ要素(104)。
【請求項37】
請求項31内に限定され、両側上側仕上げ要素(103)の中央断面を垂直面(F−F 断面)の処で取ることにより得られ、この両側上側仕上げ要素(103)の垂直断面が上記擁壁の上左コーナーおよび上右コーナーの処にそれぞれ使用されるように左および右部分を個々に製造する、両側コーナー仕上げ要素(105)。
【請求項38】
請求項37内に限定され円滑なまたは平坦な仕上げを得るために上記モルタル無しの擁壁の最上コーナーの処で使用される、両側コーナー仕上げ要素(105)。
【請求項39】
請求項35内に限定された両側エッジ仕上げ要素(104)の形状から両側エッジ仕上げ要素(104)の内側キャビテイーを満たすことにより得られ両側コーナー繰返し第1要素(140a)であって;この内側キャビテイー(124)が満たされる時コンパクト本体が得られ;このコンパクト本体上で、両側エッジ仕上げ要素(125)の柱底部および両側エッジ仕上げ要素(126)の柱上部がこのコンパクト本体の中央側へスライドされる、両側コーナー繰返し第1要素(140a)。
【請求項40】
請求項39内に限定され円滑な90度旋回点を得るために上記モルタル無しの擁壁内で使用される、両側コーナー繰返し第1要素(140a)。
【請求項41】
請求項39内に限定されている両側コーナー繰返し第1要素(140a)の柱頭部の場所に孔を設けることにより得られる物質の側面を合わすことにより得られ、上記第1要素は柱と同じ断面を両側コーナー繰返し第1要素(140a)の本体の全長にわたり備えており;請求項35内に限定されている両側エッジ仕上げ要素(104)に属する両側エッジ仕上げ要素側面(127)付きであり;これらの2つの物質を同じ面上で統合しまたは合わすことにより、両側コーナー繰返し第2要素(140b)が得られる、両側コーナー繰返し第2要素(140b)。
【請求項42】
請求項41内に限定され円滑な90度旋回点を得るために上記モルタル無しの擁壁内で使用される、両側コーナー繰返し第2要素(140b)。
【請求項43】
両側コーナー土台要素(202)であって:
・請求項39内に限定されている上記両側コーナー繰返し第1要素(140a)から水平面(G−G 断面)の処で上記両側コーナー繰返し第1要素(140a)の中央断面を取ることにより得られる両側コーナー土台要素(210)の上部;
・好ましくは矩形または正方形コンパクト本体を包含している両側コーナー土台要素(211)の底部;とを包含し
上記両側コーナー土台要素(202)の上記上部(210)および上記底部(211)が互いに統合されている、両側コーナー土台要素。
【請求項44】
請求項43内に限定され90度旋回点を提供するために上記モルタル無しの擁壁の基礎のコーナーの処に使用される、両側コーナー土台要素(202)。
【請求項45】
請求項43内に限定され両側コーナー土台要素補強バー(212)を含み、これらのバーが上記両側コーナー土台要素(202)をベースグラウンド(13)に対して確実に固定するために使用され、従って上記擁壁の安定性が保証されるようにした、両側コーナー土台要素(211)の底部。
【請求項46】
請求項43内に限定されている両側コーナー土台要素(202)に属し突起の形に設計され、これらの突起が好ましくは両側コーナー土台要素(211)の上記底部の前後面の処に配置され;上記両側コーナー土台要素補強バー(112)が鉄ロッドまたは溶接ワイヤーのような工業材料で作られている、両側コーナー土台要素補強バー(212)。
【請求項47】
両側上側コーナー仕上げ要素(243)は請求項41内に限定されている両側コーナー繰返し第2要素(140b)に属する両側コーナー繰返し第2要素(141)の柱頭部の1つを除去することにより得られる物質と同じでありかつ両側コーナー繰返し第2要素胴体キャビテイー(142)は側部でカバーされており、そこでは柱頭部は両側コーナー繰返し第2要素胴体キャビテイー(142)が少なくとも両側モジュラー構成要素の柱頭部の高さと等しくされている、両側コーナー仕上げ要素(243)。
【請求項48】
請求項47内で限定され90度旋回壁の最上コーナーの処で使用されかつその場所に平坦なまたは円滑な仕上げを提供するために使用される両側上コーナー仕上げ要素(243)。
【請求項49】
請求項26内で限定されている両側主本体要素(101)を前主矩形ブロック(106)と一致するかまたはそれに対して平行な面上で捩りまたは曲げることにより得られ;かつ引き続き、両側主本体要素(101)がグラウンド面と直交する垂直軸周りに凹入形を取る、湾曲両側主本体要素(147)。
【請求項50】
請求項49内で限定されている湾曲両側主本体要素(147)と互換性を有する湾曲両側モジュラー構成要素が両側モジュラー構成要素即ち両側土台要素(102)、両側上側仕上げ要素(103)、両側上側エッジ仕上げ要素(104)、両側コーナー仕上げ要素(105)、両側コーナー繰返し第1要素(140a)、両側コーナー繰返し第2要素(140b)、両側コーナー土台要素(202)および両側上コーナー仕上げ要素(243)をそれらの要素と一致しまたはそれらと平行な面上で捩りまたは曲げることにより得られ、かつグラウンド面と直交する垂直軸周りに湾曲形両側モジュラー構成要素を得る、湾曲両側モジュラー構成要素。
【請求項51】
請求項49−50内に限定された湾曲両側主本体要素(147)と互換性を備えた湾曲両側モジュラー構成要素が円形または湾曲壁構造体を得るために上記モルタル無しの擁壁内で使用される、湾曲両側モジュラー構成要素。
【請求項52】
請求項41内に限定されている両側コーナー繰返し第2要素(140b)の最も外側のキャビテイーを満たすことにより得られる両側コーナー繰返し第3要素(310)であって、かつこの満たされた領域上に、柱頭部(311)が底部側および上側の処で配置されており、この柱頭部は両側コーナー繰返し第2要素(141)の柱頭部と同じ断面を備えている、両側コーナー繰返し第3要素。
【請求項53】
両側コーナー土台第2要素(320)であって:
・請求項52内に限定されている両側コーナー繰返し第3要素(310)から上記両側コーナー繰返し第3要素(310)の中央断面を水平面(H−H 断面)のところで取ることにより得られる両側コーナー土台第2要素(322)の上部;
・好ましくは矩形コンパクト本体を包含している両側コーナー土台第2要素(321)の底部;を包含し、
上記両側コーナー土台第2要素(320)の上記上部(322)および上記底部(321)が互いに統合されている、両側コーナー土台第2要素(320)。
【請求項54】
請求項53内に限定されている両側コーナー土台第2要素(320)であって、上記モルタル無しの擁壁の基礎のコーナー点の処で使用され、上記擁壁が90度旋回点を得るためと一方、比較的弱化領域(305)を削除するために両側モジュラー構成要素を包含している、両側コーナー土台第2要素(320)。
【請求項55】
請求項53内に限定されている両側コーナー土台第2要素(321)の底部が上記両側コーナー土台第2要素(320)をベースグラウンド(13)に対して確実に固定するために使用される両側コーナー土台第2要素補強バー(325)を含み従って上記擁壁の安定性が確保される、両側コーナー土台第2要素(321)の底部。
【請求項56】
請求項53内に限定されている両側コーナー土台第2要素(320)に属する両側コーナー土台第2要素補強バー(325)が突起の形に設計されており、これらは好ましくは両側コーナー土台要素(321)の上記底部の前後面の処に配置されており;上記両側コーナー土台第2要素補強バー(325)が鉄ロッドまたは溶接ワイヤーのような工業材料で作られている、両側コーナー土台第2要素補強バー(325)。
【請求項57】
補強バー(330)無しの両側コーナー土台第2要素が請求項53内に限定されている両側コーナー土台第2要素(322)と同じ形状特性および相対的寸法を備えている、両側コーナー土台第2要素。
【請求項58】
請求項57内に限定されている補強バー(330)無しの両側コーナー土台第2要素が再び補強の可能性が無くまたは所望されていない90度旋回壁の基礎構造体のコーナー点の処で使用されている、両側コーナー土台第2要素。
【請求項59】
両側窓開口底部要素(340)が請求項31内に限定されている両側上側仕上げ要素(103)と同じ形状特性および相対的寸法を備えている、両側窓開口底部要素。
【請求項60】
両側窓開口底部要素(340)が好ましくは両側上側仕上げ要素(341)の内側キャビテイーが要素の本体を通して伸長されるように内側開口を備えている、両側窓開口底部要素。
【請求項61】
請求項59および60内に限定されている両側窓開口底部要素(340)が両側モジュラー構成要素を包含している壁構造体内に形成されている窓または扉のような広い開口の底部または上側の処に使用される、両側窓開口底部要素。
【請求項62】
請求項26内に限定されている両側主本体要素(101)の好ましくは前主矩形ブロック(106)の底部右コーナーから主矩形ブロック(106)の上側中央点へ向かう断面を前主矩形ブロック(106)(I−I 断面)と直交する傾斜水平面上で取ることにより得られる両側傾斜要素(350)。
【請求項63】
請求項62内で限定され壁構造体に対して傾斜仕上げを得るために使用される両側傾斜要素(350)であって、扉または窓開口の上側に屋根構造体または傾斜仕上げを得るような或る特殊な用途が可能とされる、両側傾斜要素(350)。
【請求項64】
請求項1−63内に限定されているモジュラー構成要素を包含している擁壁または構造体。
【請求項65】
請求項15内に限定されている柱構成要素(32)であって、そこでは柱構成要素(32)の接触または対向面がピン要素(33)および対応するピン孔(34)を使用する代わりに各種の形状の処に突起および凹部を含むように前もって作られ得る、柱構成要素(32)。
【請求項66】
請求項1−63内に限定されているモジュラー構成要素を包含している擁壁または構造体であって、そこではモジュラー構成要素の接触面または対向面上に各種形状または何らかの種類のピン構造の突起および凹部が設計されかつ適用され;モジュラー構成要素相互の正確な固定または結合がそれらが互いに重ねられる時に提供される、擁壁または構造体。
【請求項67】
請求項1−63内に限定されておりコンクリートまたは補強コンクリートは勿論各種材料で作られている、モジュラー構成要素。
【請求項68】
請求項1−63内に限定されたモジュラー構成要素であって、モジュラー構成要素を建造中に互いに積み重ねる工程を容易にするために鋭利なエッジの代わりにベベルエッジ付きに製造されている、モジュラー構成要素。
【請求項69】
請求項1−63内に限定されたモジュラー構成要素であって、代わりに場所または土壌条件および要素が作られている材料により中空本体または孔包含構造体の形に前もって形成されている、モジュラー構成要素。
【請求項70】
代わりの両側主本体要素(301)であって、請求項26内に限定されているように、両側主本体要素(101)に属する前主矩形ブロック(106)の代わりにダイヤモンド形ブロックを配置することにより得られる、両側主本体要素。
【請求項71】
請求項1内に限定されている主本体要素(1)に属する主矩形ブロック(6)の上側および下側面が直線状または湾曲状に突起および凹部を含み;これらの
突起および凹部はそれらが互いの上に積み重ねられる時に正確に合致し同様にそれらがグラウンド水の排出目的のための開口を形成し得る、主矩形ブロック。
【請求項72】
請求項26内に限定されている両側主本体要素(101)に属する前主矩形ブロック(106)の上側および下側面が直線状または湾曲状に突起および凹部を含み;これらの突起および凹部はそれらが互いの上に積み重ねられる時に正確に合致し同様にそれらがグラウンド水の排出目的のための開口を形成し得る、前主矩形ブロック。
【請求項73】
請求項1−63内に限定されているモジュラー構成要素は擁壁または同種構造体の建造に使用されるだけでなく、また小型に製造されかつ建造玩具またはモデル建造要素としても使用され得る、モジュラー構成要素。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図78】
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【図79】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85】
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【図86】
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【図87】
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【図88】
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【図89】
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【図90】
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【図91】
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【図92】
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【図93】
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【図94】
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【図95】
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【図96】
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【図97】
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【図98】
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【図99】
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【図100】
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【図101】
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【図102】
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【図103】
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【図104】
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【図105】
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【図106】
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【図107】
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【図108】
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【図109】
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【図110】
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【図111】
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【図112】
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【図113】
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【図114】
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【公表番号】特表2007−537377(P2007−537377A)
【公表日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−513105(P2007−513105)
【出願日】平成17年5月9日(2005.5.9)
【国際出願番号】PCT/TR2005/000022
【国際公開番号】WO2005/108682
【国際公開日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(506375613)
【氏名又は名称原語表記】Ercument Fevzi ULGUNER
【Fターム(参考)】