説明

操作支援システム、表示システム、電子機器、電子文書、操作支援方法およびプログラム

【課題】電子機器の操作を、ユーザーに対し容易且つ分かりやすく示す。
【解決手段】機器本体1とPC2が通信可能に構成された操作支援システムSYであって、機器本体1は、機器本体1の操作を行うための本体側操作部31と、本体側操作部31の操作にしたがって本体処理を実行する処理実行部32と、本体側操作部31による最後の操作内容を示す最終操作情報を記憶する最終操作情報記憶部33と、を備え、PC2は、機器本体1の取扱説明書を電子化した取説データを取得する取説データ取得部44と、最終操作情報記憶部33を定期的に参照し、最終操作情報が変化したことを検出した場合、変化後の最終操作情報に対応する取説データのページを呼び出して表示する表示制御部45と、最終操作情報が変化したことを検出した場合、機器本体1に対し、最終操作情報の消去指令を行う消去指令部47と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器の操作支援を行うための操作支援システム、表示システム、電子機器、電子文書、操作支援方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の操作支援システムとして、特許文献1が知られている。当該特許文献1には、テレビを遠隔操作するリモコンに通信部および表示部を搭載し、インターネットを介して操作解説用ページにアクセスし、リモコンの操作手順を表示部に表示する構成が記載されている。その他、ユーザーが電子機器の操作方法を知る手段として、電子化された取扱説明書を使用し、キーワード検索により所望の項目を参照する方法も一般的に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−153672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、電子化された取扱説明書を用いる方法では、キーワードが分からない場合、所望の項目を参照できないといった問題がある。このため、リモコン上にある任意のキーを操作した場合、実際にどのような処理が行われるのかについては、そのキーの名称が分からないと調べることができない。仮に、キー名称の一覧表を示すページが存在していたとしても、キー名称の検索、そのキーに関連する詳細説明の検索といった2段階の手順を踏まなければならず面倒である。一方、特許文献1に記載の発明も、電子化された取扱説明書を表示させることが可能であるが、任意のキーの操作結果を調べるためには、やはりキーワード検索などが必要となる。また、リモコンに搭載された表示部を用いるため、表示領域が小さく、情報を確認しづらいといったデメリットもある。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑み、電子機器の操作を、容易且つ分かりやすくユーザーに示すことができる操作支援システム、表示システム、電子機器、電子文書、操作支援方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の操作支援システムは、機器本体と表示機器が通信可能に構成された操作支援システムであって、機器本体は、機器本体の操作を行うための本体側操作部と、本体側操作部の操作にしたがって本体処理を実行する処理実行部と、本体側操作部による最後の操作内容を示す最終操作情報を記憶する最終操作情報記憶部と、を備え、表示機器は、機器本体の取扱説明書を電子化した取説データを取得する取説データ取得部と、最終操作情報記憶部を定期的に参照し、最終操作情報が変化したことを検出した場合、変化後の最終操作情報に対応する取説データのページを呼び出して表示する表示制御部と、最終操作情報が変化したことを検出した場合、機器本体に対し、最終操作情報の消去指令を行う消去指令部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の操作支援方法は、本体側操作部を有する機器本体と、当該機器本体の取扱説明書を電子化した取説データを表示する表示機器と、が通信可能に構成された操作支援システムの操作支援方法であって、機器本体が、本体側操作部による最後の操作内容を示す最終操作情報を記憶するステップと、表示機器が、機器本体に記憶された最終操作情報を定期的に参照するステップと、表示機器が、最終操作情報が変化したことを検出した場合、変化後の最終操作情報に対応する取説データのページを表示するステップと、表示機器が、最終操作情報が変化したことを検出した場合、機器本体に対し、最終操作情報の消去指令を行うステップと、機器本体が、消去指令にしたがって最終操作情報を消去するステップと、を実行することを特徴とする。
【0008】
これらの構成によれば、本体側操作部の操作に伴い、表示される取説データのページが動的に変化するため、ユーザーは、実際に操作を体験しながら、機能についての理解を深めたり、操作方法に慣れていくことができる。例えば、任意のキーの機能を知りたい場合、機器本体で実際にそのキーを操作して、そのキーに関連するページを表示機器に表示させるといった使い方が可能である。また、取説データは、機器本体とは別体の表示機器に表示されるため、画面の大きな表示機器を用いることで、操作内容をユーザーに分かりやすく提示できる。また、機器本体に取説データを搭載したり、機器本体を操作するリモコンに取説データの表示機能を搭載したりする必要がないため、操作支援機能の搭載に伴う機器本体のコストアップを抑えることができる。また、ユーザーが機器本体の機能を十分に理解した場合、表示機器との通信を切断することで、機器本体から簡単に操作支援機能を排除することができる。さらに、機器本体から表示機器に対して操作信号を送るのではなく、表示機器側から機器本体の最終操作情報を参照する構成であるため、一般的なパーソナルコンピューターなど外部からのアクセスが困難な情報処理機器を表示機器として用いることができ、システム全体を安価に構築できる。
【0009】
上記の操作支援システムにおいて、表示制御部および消去指令部は、取説データの各ページに埋め込まれたスクリプトに基づいて機能することを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、取説データの各ページに埋め込まれたスクリプトに基づいて表示機器を動作させるため、特別なアプリケーションやソフトウェア・プログラムを用いることなく、また表示機器として専用機器を用いることなく、本発明の表示機器を実現できる。
【0011】
上記の操作支援システムにおいて、表示機器は、機器本体の操作を行うための表示機器側操作部と、表示機器側操作部の操作内容を示す機器操作情報を機器本体に送信する機器操作情報送信部と、をさらに備え、処理実行部は、機器操作情報送信部により送信された機器操作情報にしたがって本体処理を実行することを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、機器本体と表示機器が離れた位置に配置されている場合でも、取扱説明書の内容が表示されている表示機器側で、取扱説明書の内容を確認しながら機器本体の操作を進めることができる。
【0013】
上記の操作支援システムにおいて、表示機器側操作部は、表示された取説データに含まれる文字列または画像の選択により、機器本体の操作を行うことを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、取説データとして表示された文書内の文字列(操作キーの名称など)や画像(操作キーの形状を模した画像など)を選択するだけの簡単な操作により、機器本体を動作させることができる。また、取扱説明書上で操作を進めることができるため、機能のより深い理解に役立つ。特に、一連の操作が必要な機能の場合に有効である。
【0015】
上記の操作支援システムにおいて、機器操作情報送信部は、取説データ内の文字列または画像を含むページに埋め込まれたスクリプトに基づいて機能することを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、取説データのページに埋め込まれたスクリプトに基づいて、機器操作情報の送信機能を実現できるため、特別なアプリケーションやソフトウェア・プログラムを用いることなく、一般的なソフトウェア等を利用し、表示機器側から機器本体の操作を行うことがきる。
【0017】
上記の操作支援システムにおいて、表示機器は、取説データを記憶した取説データ記憶部を備え、取説データ取得部は、取説データ記憶部から取説データを取得することを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、表示機器に取説データ記憶部を備えておくことで、取説データの表示切替処理を迅速に行うことができる。また、外部の記憶装置にアクセスするための構成が不要であるため、システム構成を簡素化できる。
【0019】
上記の操作支援システムにおいて、表示機器は、取説データを記憶した外部サーバと通信を行うサーバ用通信部をさらに備え、取説データ取得部は、サーバ用通信部を介して取説データを取得することを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、表示機器に取説データ記憶部が不要となるため、表示機器の低廉化を図ることができる。また、外部サーバで取説データを一括管理できるため、取説データの修正や更新が容易である。
【0021】
本発明の表示システムは、機器本体と表示機器が通信可能に構成された表示システムであって、機器本体は、本体側操作部と、本体側操作部による最後の操作内容を示す最終操作情報を記憶する最終操作情報記憶部と、を備え、表示機器は、機器本体の操作と連動した文書を表示するための電子文書を取得する電子文書取得部と、最終操作情報記憶部を定期的に参照し、最終操作情報が変化したことを検出した場合、変化後の最終操作情報に対応する電子文書のページを呼び出して表示する表示制御部と、最終操作情報が変化したことを検出した場合、機器本体に対し、最終操作情報の消去指令を行う消去指令部と、を備えたことを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、本体側操作部の操作に伴い、表示される電子文書のページが動的に変化するため、ユーザーは、電子文書の変化を確認しながら操作を進めていくことができる。これにより、例えばゲームブックやチャート式占いなど、選択肢の選択に応じて表示内容が変化するコンテンツの表示に、本発明の表示システムを適用することができる。
【0023】
本発明の電子機器は、上記の操作支援システム、若しくは上記の表示システムにおける機器本体として機能することを特徴とする。
【0024】
本発明の電子文書は、上記の操作支援システムにおける取説データとして機能することを特徴とする。
【0025】
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記の操作支援方法における機器本体または表示機器の各ステップを実行させることを特徴とする。
【0026】
これらの電子機器、電子文書、プログラムを用いることにより、電子機器の操作を、容易且つ分かりやすくユーザーに示すことができる操作支援システムまたは操作支援方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】第1実施形態に係る操作支援システムのシステム構成図である。
【図2】操作支援システムの機能ブロック図である。
【図3】電子取扱説明書に埋め込まれたスクリプトを示す図である。
【図4】電子取扱説明書の表示例を示す図である。
【図5】操作支援処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】第2実施形態に係る操作支援システムのシステム構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の一実施形態に係る操作支援システム、表示システム、電子機器、電子文書、操作支援方法およびプログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、AVアンプ(AVレシーバー)の操作支援を行うための操作支援システムを例示する。
【0029】
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る操作支援システムSYのシステム構成図である。同図に示すように、操作支援システムSYは、AVアンプである機器本体1と、当該機器本体1とTCP/IP等のプロトコルを用いて接続されたパーソナルコンピューター2(以下、「PC2」と表記する)と、当該PC2とインターネット等を介して接続された外部サーバ3と、から成る。
【0030】
機器本体1は、本体キー11、本体キーインターフェース回路12(以下、「本体キーI/F回路12」と表記する)、リモートコントローラー13(以下、「リモコン13」と表記する)、リモコンI/F14、リモコンI/F回路15、制御回路16および本体通信回路17を備えている。その他、AVアンプ特有の構成(音声処理部、映像処理部、パワーアンプ部、信号入出力部など)については、図示を省略する。
【0031】
本体キー11は、機器本体1に設けられ、ユーザーが各種操作を行うためのキー群を備えている。本体キーI/F回路12は、本体キー11の操作信号を制御回路16に出力する。リモコン13は、機器本体1を遠隔操作するために用いられ、本体キー11と同様に各種キー群を備えている。リモコンI/F14は、リモコン13の操作信号を、赤外線通信、RFリモコンによるRF通信またはBluetooth(登録商標)通信により受信する。リモコンI/F回路15は、リモコンI/F14が受信した操作信号を制御回路16に出力する。
【0032】
制御回路16は、MCU16a(Micro Controller Unit)を有し、機器本体1全体を制御する。MCU16aは、本体キーI/F回路12およびリモコンI/F回路15から出力された操作信号をデコードして操作があったことを検出し、当該操作信号に対応する本来の機能を実行する。また、操作信号を、その操作があったことを示すユニークなテキストベースのコードに変換し、メモリMに記憶する。メモリMは、機器本体1で最後に行われた操作を示すラストキーコードを記憶する。
【0033】
本体通信回路17は、PC2との間で情報の入出力を行う。なお、PC2との通信方法は、上記のTCP/IPに代え、Bluetooth(登録商標)規格やRS232c規格など、有線/無線を問わず、数バイトから数十バイトの情報をやり取り可能な通信手段を採用可能である。
【0034】
PC2は、本体用通信回路21、ディスプレイ22、マウス24、キーボード25、サーバ用通信回路27、インターネットブラウザ28(Webブラウザ)および制御回路29を備えている。本体用通信回路21は、本体通信回路17との間で情報の入出力を行う。ディスプレイ22は、各種情報を表示するものであり、本実施形態では、主に機器本体1用の電子取扱説明書(以下、単に「取扱説明書」とも表記する)を表示するために用いられる(図4参照)。マウス24およびキーボード25は、ユーザーによって操作され、情報入力手段として用いられる。サーバ用通信回路27は、外部サーバ3との間で、一般的なHTTPプロトコル等を用いて情報の入出力を行う。インターネットブラウザ28は、外部サーバ3からサーバ用通信回路27を介して取得したWebページを、ディスプレイ22に表示するために用いられる。制御回路29は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含み、PC2全体を制御する。
【0035】
外部サーバ3は、サーバ通信回路35およびデーターベース36を備えている。サーバ通信回路35は、インターネットを介し、サーバ用通信回路27との間で情報の入出力を行う。また、データーベース36は、PC2のディスプレイ22上に取扱説明書を表示するための取説データを記憶している。上記の構成により、PC2は、機器本体1のメモリMに記憶されているラストキーコードを定期的に参照し、変化があった場合には、変化後のラストキーコードに対応する取説データのWebページを、外部サーバ3のデーターベース36から読み出してディスプレイ22上に表示する。また、マウス24やキーボード25の操作により、取説データ内の所定のキーワードM0(文字列)が選択された場合は(図4参照)、そのキーワードM0に対応する操作キー情報を機器本体1に送信し、所定のキーワードM0が示す機能を機器本体1に実行させる。
【0036】
なお、同図に示す例では、PC2と外部サーバ3が1対1の関係となっているが、N対1(但し、NはN≧2となる整数)の関係であっても良い。すなわち、操作支援システムSYを、1の外部サーバ3に対し、複数のPC2(および機器本体1)が接続された構成としても良い。
【0037】
次に、図2を参照し、操作支援システムSYの機能構成について説明する。機器本体1は、主な機能構成として、本体側操作部31、処理実行部32および最終操作情報記憶部33を備えている。本体側操作部31は、機器本体1の操作を行うものであり、本体キー11およびリモコン13を主要部とする。処理実行部32は、本体側操作部31の操作にしたがって、その操作に対応する機器本来の処理を実行するものであり、制御回路16を主要部とする。最終操作情報記憶部33は、本体側操作部31による最後の操作内容を示すラストキーコード(最終操作情報)を記憶するものであり、メモリMを主要部とする。
【0038】
PC2は、主な機能構成として、表示機器側操作部41、機器操作情報送信部42、サーバ用通信部43、取説データ取得部44、表示制御部45、表示部46および消去指令部47を備えている。表示機器側操作部41は、機器本体1の操作を行うためのものであり、マウス24およびキーボード25を主要部とする。機器操作情報送信部42は、表示機器側操作部41の操作内容を示す操作キー情報(機器操作情報)を機器本体1に送信するものであり、本体用通信回路21および制御回路29を主要部とする。なお、後に詳述するが、当該機器操作情報送信部42、並びに後述する表示制御部45および消去指令部47は、取説データの各ページに埋め込まれたスクリプトに基づいて機能する。
【0039】
サーバ用通信部43は、外部サーバ3と通信を行うものであり、サーバ用通信回路27を主要部とする。取説データ取得部44は、サーバ用通信部43を介して、機器本体1の取扱説明書を電子化した取説データを取得するものであり、制御回路29を主要部とする。表示制御部45は、機器本体1の最終操作情報記憶部33を定期的に参照し、ラストキーコードが変化したことを検出した場合、変化後のラストキーコードに対応する取説データのページを外部サーバ3から呼び出して表示部46に表示するものであり、制御回路29を主要部とする。表示部46は、取説データ等を表示するものであり、ディスプレイ22を主要部とする。
【0040】
消去指令部47は、表示制御部45により、ラストキーコードが変化したことが検出された場合、機器本体1に対しラストキーコードの消去指令を行う。これにより、PC2側の操作で、取扱説明書のページを切り替えたにも関わらず、ラストキーコードが最終操作情報記憶部33内に残っていることにより、自動的に元のページに戻ってしまうといった不具合がない。一方、機器本体1(MCU16a)は、消去指令部47の消去指令にしたがって最終操作情報記憶部33からラストキーコードを消去(破棄)する。
【0041】
なお、機器本体1の本体側操作部31において操作が行われた場合は、最終操作情報記憶部33に記憶されるラストキーコードが変化するため、表示制御部45の機能により取説データのページが切り替わるが、表示機器側操作部41において操作が行われた場合は、最終操作情報記憶部33に記憶されるラストキーコードが変化しないため、取説データのページ切替が行われない。これにより、PC2側で機器本体1を操作しようとして取説データ内の所定のキーワードM0を選択した場合に、ユーザーの意思に反して画面切替が行われ、取扱説明書の確認を阻害する、といった不具合がない。
【0042】
一方、外部サーバ3は、主な機能構成として、取説データ記憶部49を備えている。取説データ記憶部49は、各ページにスクリプトが埋め込まれた取説データを記憶するものであり、データーベース36を主要部とする。
【0043】
次に、図3を参照し、電子取扱説明書に埋め込まれたスクリプトについて説明する。上記の通り、電子取扱説明書は、取扱説明書を電子化した取説データであり、取説データは複数のページから成る。取説データ内の全てのページには、「ラストキーコード定周期参照スクリプト」および「ラストキーコード消去指令スクリプト」が埋め込まれている。また、取説データ内において、所定のキーワードM0が含まれる対象ページには、「操作キー送信スクリプト」が埋め込まれている。
【0044】
ここで、「ラストキーコード定周期参照スクリプト」とは、所定時間間隔(0.1秒〜2.0秒程度)でメモリMを参照し、ラストキーコードに変化があったことと、その時点まで行われていた操作が何であったかを判別し、予め定められている操作に対応した取説データのページを呼び出して画面遷移させるものである。つまり、取説データの各ページには、対応する操作(キーコード)が紐付けられている。「ラストキーコード定周期参照スクリプト」は、ページが表示されている間、起動状態となる。なお、メモリMを参照する周期については、ユーザーが任意に設定可能としても良い。
【0045】
「ラストキーコード消去指令スクリプト」とは、新しいページに画面遷移する際に、機器本体1に対して、メモリMに保持しているラストキーコードを消去するように指令するものである。「ラストキーコード消去指令スクリプト」は、ページが開かれたときに起動される。また、「操作キー送信スクリプト」は、取説データ上の所定のキーワードM0にリンクされたものであり、このリンクをユーザーが選択(クリック)すると、本体キー11やリモコン13に搭載されたキーと同等の操作キー情報を機器本体1に送信する。つまり、「操作キー送信スクリプト」は、所定のキーワードM0の選択操作によって起動される。
【0046】
このように、本実施形態の操作支援システムSYは、取説データの各ページに埋め込まれたスクリプトに基づいてPC2を動作させるため、PC2に特別なアプリケーションやソフトウェア・プログラムをインストールする必要がなく、一般的なブラウザ機能を搭載したPC2を接続するだけで、安価に操作支援機能を実現できる。
【0047】
次に、図4を参照し、電子取扱説明書の表示について説明する。同図は、リモコン13のキー紹介ページの一部を示したものである。同図において、画面左側は、リモコン13の外観平面図を表示するリモコン表示領域51、画面右側は、説明文を表示する説明文領域52である。同画面は、例えばリモコン13のアンプ設定/調整エリア(図示、点線枠E1に相当)内の任意のキー(オーディオ調整キー53、ビデオ調整キー54、ホームメニューキー55、戻るキー56、カーソルキー57、決定キー58のいずれか)を押下した場合に表示される。また、本体キー11に対応するキーが存在する場合は、そのキーを押下した場合にも表示される。つまり、PC2のディスプレイ22上に任意のページが表示されている状態で、上記のアンプ設定/調整エリア内の任意のキーが操作された場合、同図に示すページ(画面)に遷移する。これにより、ユーザーは、機能を知りたい操作キーを実際に操作することで、知識を得ることができる。
【0048】
なお、画面遷移後は、同図に示すように、説明文領域52において、操作されたキーを含む項目(「アンプ設定/調整」)を対象として表示しても良いし、操作されたキーが画面の最上部となるように画面をスクロールさせた状態で表示しても良い。また、操作されたキーに拠らず、ページ全体が画面内に収まるように表示しても良い。さらに、一般的なブラウザ処理と同様に、画面の上下/左右スクロール、拡大/縮小が可能であることが好ましい。
【0049】
また、説明文領域52において、四角枠で示すキーワードM0は、「操作キー送信スクリプト」を起動するためのリンクが貼られていることを示す。したがって、例えば、キーワードM0「オーディオ調整」をクリックすると、機器本体1は、リモコン13上で対応するキー(オーディオ調整キー53)が押下されたときと同様の処理を行う(オーディオ調整モードとなる)。また、説明文領域52には、詳細説明表示アイコンM1が表示されており、当該詳細説明表示アイコンM1をクリックすると、さらに詳細な説明が記述された詳細説明ページに画面遷移する。なおこの場合、画面右側の説明文領域52のみ画面遷移し、画面左側のリモコン表示領域51は、そのままの状態であっても良い。また、一般的な画面遷移処理と同様に、リモコン表示領域51および説明文領域52を含むページ全体を画面遷移しても良い。
【0050】
また、1の操作キーに対して複数のページが紐付けられている場合、どの画面に遷移するかの遷移法則をユーザーが設定可能としても良い。例えば、リモコン13上でオーディオ調整キー53が押下されたとき、同図に示すキー紹介ページを表示するか、詳細説明ページ(同図において、「オーディオ調整」の説明欄に付与された詳細説明表示アイコンM1がクリックされたときに表示されるページ)を表示するかについて、ユーザーが設定可能としても良い。また、ユーザー操作を学習する学習機能を設け、最初にオーディオ調整キー53が押下された場合は、キー紹介ページを表示し、2回目以降の場合は、詳細説明ページを表示する、といった構成でも良い。また、どちらのページを表示するかの閾値となる回数は、ユーザーが任意に設定可能としても良い。なお、オーディオ調整キー53以外の操作キーについても同様である。
【0051】
また、図4の例では、操作キーとキーワードM0の対応付けを、長鎖線によって示しているが、当該長鎖線を表示するか否かを選択する表示オン/オフ機能を設けても良い。また、説明文領域52上のキーワードM0をクリックするだけではなく、リモコン表示領域51上の操作キーをクリックした場合にも、「操作キー送信スクリプト」を起動させる構成としても良い。
【0052】
また、上記の通り、本実施形態では、取説データ上で操作が行われた場合(キーワードM0がクリックされた場合)、そのキーワードM0に対応するページへの画面遷移は行わないものとしたが、リモコン表示領域51上の操作キーがクリックされた場合については、画面遷移を行うようにしても良い。つまり、リモコン表示領域51上の操作キーのクリックについては、リモコン13(または本体キー11)の操作と同様に機器本体1側でラストキーコードを記憶し、説明文領域52上のキーワードM0については、ラストキーコードを記憶しない構成としても良い。
【0053】
次に、図5のフローチャートを参照し、操作支援処理の流れについて説明する。まず、PC2では、インターネットブラウザ28により、取説データがディスプレイ22上に表示されているものとする(S01)。また、機器本体1では、電源がオンされ、PC2との通信が可能な状態であるものとする(S11)。この状態で、ユーザーにより機器本体1側の操作が行われると(S12:Yes)、その操作に対応するラストキーコードをメモリMに記憶する(S13)と共に、その操作に対応する処理を実行する(S14)。
【0054】
一方、表示中の取説データのページに埋め込まれている「ラストキーコード定周期参照スクリプト」に基づいて、PC2は所定時間経過ごとにメモリMを参照し(S16)、ラストキーコードに変化があったか否かを判別する(S17)。ラストキーコードに変化があった場合は(S17:Yes)、そのキーコードに対応する対象ページを外部サーバ3のデーターベース36から呼び出して、ディスプレイ22上に表示する(S18)。また、新しいページに埋め込まれている「ラストキーコード消去指令スクリプト」に基づいて、機器本体1に対しラストキーコード消去指令を行う(S19)。機器本体1は、PC2からの指令に基づいて、メモリM内のラストキーコードを消去する(S20)。
【0055】
また、PC2は、ラストキーコードに変化がなかった場合(S17:No)、S18およびS19を省略する。また、S17:Noの後、またはS19の後、PC2側で機器本体1に対する操作(例えば、キーワードM0の選択)が行われたか否かを判別し(S21)、操作が行われた場合は(S21:Yes)、その操作キー情報を機器本体1に送信する(S22)。機器本体1は、送信された操作キー情報に対応する処理を実行する(S23)。
【0056】
以上説明したとおり、本実施形態によれば、機器本体1側の操作に伴って、PC2に表示する取説データのページが動的に変化するため、ユーザーは、実際に操作を体験しながら、機能についての理解を深めたり、操作方法に慣れていくことができる。また、取説データは、PC2のディスプレイ22上に表示されるため、機器本体1やリモコン13に搭載された小型画面上に取扱説明書が表示されるような従来例と比較して、ユーザーに分かりやすく操作内容を提示できる。また、機器本体1に取説データを搭載したり、リモコン13に取説データを参照するための機能を搭載したりする必要がないため、操作支援機能の搭載に伴う機器本体1のコストアップを抑えることができる。
【0057】
また、ユーザーが機器本体1の機能を十分に理解した場合、PC2との通信を切断することで、機器本体1から操作支援機能を簡単に排除することができる。なお、機器本体1がPC2と連動して処理を行う場合は、PC2から外部サーバ3へのアクセス機能を停止すれば良い。さらに、機器本体1からPC2に対して操作信号を送るのではなく、PC2側から機器本体1に記憶されたラストキーコードを参照する構成であるため、セキュリティ上の問題もない。
【0058】
また、ユーザーは、取説データに含まれる所定のキーワードM0を選択することにより、機器本体1を動作させることができるため、取扱説明書の内容を確認しながら操作を進めることができ、機器本体1の機能をより深く理解することができる。特に、一連の操作が必要な機能の場合に有効である。
【0059】
また、PC2は、外部サーバ3との通信によって取説データを取得するため、PC2内に取説データをダウンロードする必要がない。これにより、インストールの手間を省くことができると共に、操作支援機能が不要になった場合のアンインストールの手間も省くことができる。さらに、外部サーバ3において、取説データの一元管理ができるため、バグ修正など取説データの修正・更新処理も容易である。
【0060】
[第2実施形態]
次に、図6を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、機器本体1、PC2および外部サーバ3によって操作支援システムSYを構成したが、本実施形態では、機器本体1およびPC2によって操作支援システムSYを構成する。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
【0061】
図6は、第2実施形態に係る操作支援システムSYのシステム構成図である。同図に示すように、本実施形態に係る操作支援システムSYは、機器本体1およびPC2から成り、PC2は、取説データがインストールされたハードディスク23を備えた構成となっている。当該構成により、取説データ取得部44(図2参照)は、PC2内のハードディスク23(取説データ記憶部)から取説データを取得する。なお、取説データのインストールは、インターネットを介したダウンロードであっても良いし、光ディスクなど外部記憶媒体の読み取りであっても良い。
【0062】
この構成によれば、PC2内に取説データ記憶部を備えておくことで、取説データの表示切替処理を迅速に行うことができる。また、外部サーバにアクセスするための構成が不要であるため、システム構成を簡素化できる。
【0063】
以上、2つの実施形態を示したが以下のような変形例も採用可能である。例えば、上記の実施形態では、取説データに埋め込まれた各種スクリプトにより、機器操作情報送信部42、表示制御部45および消去指令部47を実現するものとしたが、PC1にインストールされたアプリケーションによって、それらの機能を実現しても良い。
【0064】
また、機器本体1の操作支援を行うための表示機器として、PC2を例示したが、タブレット型携帯端末、携帯電話、ゲーム機器、テレビ、プロジェクターなど、表示手段を有する各種情報処理機器を用いても良い。また、機器本体1として、AVアンプを例示したが、ブルーレイプレイヤー、ブルーレイレコーダーなど、他のAV機器に適用しても良い。その他、機器本体1として、AV機器以外の電子機器を採用しても良い。特に表示手段を有しない電子機器には、本発明の適用が効果的である。但し、表示機器と通信するための通信手段を備えた電子機器であることが前提である。
【0065】
また、上記の実施形態では、機器本体1の操作支援を目的としたシステムとして説明したが、当該システムを他の目的にも使用可能である。例えば、機器本体1に、本体側操作部31と、本体側操作部31による最後の操作内容を示す最終操作情報を記憶する最終操作情報記憶部33と、を備え、PC2等の表示機器に、機器本体1の操作と連動した文書を表示するための電子文書(上記実施形態の、取説データに相当)を取得する電子文書取得部(上記実施形態の、取説データ取得部44に相当)と、最終操作情報記憶部33を定期的に参照し、最終操作情報が変化したことを検出した場合、変化後の最終操作情報に対応する電子文書のページを呼び出して表示する表示制御部45と、最終操作情報が変化したことを検出した場合、機器本体1に対し、最終操作情報の消去指令を行う消去指令部47と、を備えた表示システムが考えられる。この構成によれば、本体側操作部31の操作に伴い、表示される電子文書のページが動的に変化するため、ユーザーは、電子文書の変化を確認しながら操作を進めていくことができる。これにより、例えばゲームブックやチャート式占いなど、選択肢の選択に応じて表示内容が変化するコンテンツの表示に、上記の実施形態を用いることができる。なお、本例において、機器本体1側では、本体側操作部31の選択結果(「Yes」、「No」など)を画像または音声により出力するなど、本体側操作部31の操作に応じた処理を実行することが好ましい(上記実施形態の、処理実行部32に相当)。また、PC2側で出力するコンテンツとしては、文書以外に、画像(映像)コンテンツや音声コンテンツでも良い。
【0066】
また、上記の実施形態では、機器本体1を操作しながらPC2のディスプレイ22を確認することを前提としたが、機器本体1とPC2は必ずしも近接して配置されている必要はなく、LANなどを介して離間された位置に配置されても良い。また、機器本体1とPC2を、同一人物が操作するのではなく、異なる人物が操作する場合にも、上記の実施形態を適用可能である。
【0067】
また、上記の各実施形態に示した操作支援システムSYにおける各部および各機能をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターを、操作支援システムSY内の各機器における各部として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれるものである。また、上記の実施例によらず、操作支援システムSYのシステム構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0068】
1…機器本体 2…PC 3…外部サーバ 11…本体キー 13…リモコン 16…制御回路 16a…MCU 22…ディスプレイ 23…ハードディスク 24…マウス 25…キーボード 28…インターネットブラウザ 29…制御回路 31…本体側操作部 32…処理実行部 33…最終操作情報記憶部 36…データーベース 41…表示機器側操作部 42…機器操作情報送信部 44…取説データ取得部 45…表示制御部 46…表示部 47…消去指令部 49…取説データ記憶部 51…リモコン表示領域 52…説明文領域 M…メモリ M0…キーワード M1…詳細説明表示アイコン SY…操作支援システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器本体と表示機器が通信可能に構成された操作支援システムであって、
前記機器本体は、
前記機器本体の操作を行うための本体側操作部と、
前記本体側操作部の操作にしたがって本体処理を実行する処理実行部と、
前記本体側操作部による最後の操作内容を示す最終操作情報を記憶する最終操作情報記憶部と、を備え、
前記表示機器は、
前記機器本体の取扱説明書を電子化した取説データを取得する取説データ取得部と、
前記最終操作情報記憶部を定期的に参照し、前記最終操作情報が変化したことを検出した場合、変化後の最終操作情報に対応する前記取説データのページを呼び出して表示する表示制御部と、
前記最終操作情報が変化したことを検出した場合、前記機器本体に対し、前記最終操作情報の消去指令を行う消去指令部と、を備えたことを特徴とする操作支援システム。
【請求項2】
前記表示制御部および前記消去指令部は、前記取説データの各ページに埋め込まれたスクリプトに基づいて機能することを特徴とする請求項1に記載の操作支援システム。
【請求項3】
前記表示機器は、
前記機器本体の操作を行うための表示機器側操作部と、
前記表示機器側操作部の操作内容を示す機器操作情報を前記機器本体に送信する機器操作情報送信部と、をさらに備え、
前記処理実行部は、前記機器操作情報送信部により送信された前記機器操作情報にしたがって本体処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の操作支援システム。
【請求項4】
前記表示機器側操作部は、表示された前記取説データに含まれる文字列または画像の選択により、前記機器本体の操作を行うことを特徴とする請求項3に記載の操作支援システム。
【請求項5】
前記機器操作情報送信部は、前記取説データ内の前記文字列または前記画像を含むページに埋め込まれたスクリプトに基づいて機能することを特徴とする請求項4に記載の操作支援システム。
【請求項6】
前記表示機器は、
前記取説データを記憶した取説データ記憶部を備え、
前記取説データ取得部は、前記取説データ記憶部から前記取説データを取得することを特徴とする請求項1に記載の操作支援システム。
【請求項7】
前記表示機器は、
前記取説データを記憶した外部サーバと通信を行うサーバ用通信部をさらに備え、
前記取説データ取得部は、前記サーバ用通信部を介して前記取説データを取得することを特徴とする請求項1に記載の操作支援システム。
【請求項8】
機器本体と表示機器が通信可能に構成された表示システムであって、
前記機器本体は、
前記機器本体の操作を行うための本体側操作部と、
前記本体側操作部による最後の操作内容を示す最終操作情報を記憶する最終操作情報記憶部と、を備え、
前記表示機器は、
前記機器本体の操作と連動した文書を表示するための電子文書を取得する電子文書取得部と、
前記最終操作情報記憶部を定期的に参照し、前記最終操作情報が変化したことを検出した場合、変化後の最終操作情報に対応する前記電子文書のページを呼び出して表示する表示制御部と、
前記最終操作情報が変化したことを検出した場合、前記機器本体に対し、前記最終操作情報の消去指令を行う消去指令部と、を備えたことを特徴とする表示システム。
【請求項9】
請求項1ないし7のいずれか1項に記載の操作支援システム、若しくは請求項8に記載の表示システムにおける前記機器本体として機能する電子機器。
【請求項10】
請求項2または5に記載の操作支援システムにおける前記取説データとして機能する電子文書。
【請求項11】
本体側操作部を有する機器本体と、当該機器本体の取扱説明書を電子化した取説データを表示する表示機器と、が通信可能に構成された操作支援システムの操作支援方法であって、
前記機器本体が、前記本体側操作部による最後の操作内容を示す最終操作情報を記憶するステップと、
前記表示機器が、前記機器本体に記憶された前記最終操作情報を定期的に参照するステップと、
前記表示機器が、前記最終操作情報が変化したことを検出した場合、変化後の最終操作情報に対応する前記取説データのページを表示するステップと、
前記表示機器が、前記最終操作情報が変化したことを検出した場合、前記機器本体に対し、前記最終操作情報の消去指令を行うステップと、
前記機器本体が、前記消去指令にしたがって前記最終操作情報を消去するステップと、を実行することを特徴とする操作支援方法。
【請求項12】
コンピューターに、請求項11に記載の操作支援方法における前記機器本体または前記表示機器の各ステップを実行させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−227862(P2012−227862A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−95948(P2011−95948)
【出願日】平成23年4月22日(2011.4.22)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】