説明

改善されたバイオアベイラビリティを有するオリーブの果実又は葉の抽出物のリン脂質複合体

本発明は、改善されたバイオアベイラビリティを有するオリーブの果実若しくは葉の抽出物の新規なリン脂質複合体又はそれを含む組成物に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、改善されたバイオアベイラビリティを有するオリーブの果実又は葉の抽出物の新規なリン脂質複合体に関する。
【0002】
技術的背景
オリーブ(Olea europea)の活性成分に関する研究は、数十年にわたり実施されており、それらの性質は、最近になって実験及び臨床研究において確認された(1)。
【0003】
葉で検出できる主要な成分であるオレウロペイン(oleuropein)が、血圧低下作用、冠状血管拡張作用及び抗不整脈作用を担う化合物であることが報告された。ある研究(2)では、オリーブ葉から単離されたトリテルペノイドの抗高血圧効果、利尿効果、抗動脈硬化症効果、酸化防止効果及び血糖低下効果が、食塩感受性遺伝性高血圧ラットモデルで確認された。オリーブ葉の抽出物はまた、ルチン及びヘスペリジンを含む他の相乗的植物化学物質を含む。これらは、毛細管(血管)の強度を増大させ、かつその透過性を調節するその能力に不可欠である。
【0004】
オリーブ油に関する限り、幾つかの研究が、そこに含まれるフェノール性化合物の重要な役割を証明している。主要成分である、チロソール、ベルバスコシド(verbascoside)及びヒドロキシチロソールは、インビボでLDL酸化の強力なインヒビターであるが(3−4)、この酸化は、冠動脈性心疾患の発生の一因であることが仮定されている、アテローム動脈硬化性プラークの形成に結びついている。ヒドロキシチロソールは、単独で、冠動脈性心疾患及びアテローム動脈硬化のリスクを軽減する(5−6)ことが報告されており、インビトロではLDLの硫酸銅誘導性酸化の強力で用量依存性のインヒビターである。これらの結果はまた、動物モデルにおいても得られた(7)。ベルバスコシドは、スーパーオキシドアニオン及びヒドロキシルラジカルに及ぼす強力なスカベンジング作用を持つこと(8−9)、また、マウス肝ミクロソーム、ラット肝ミトコンドリアの過酸化反応、及びラジカルにより誘導される赤血球の溶血を阻害するための酸化防止剤としても作用することが証明されており、その酸化防止能力は、多くの他の実験モデルにおいて明らかになっている。
【0005】
最近の研究では、ヒドロキシチロソール並びにそのセコイリドイド誘導体及び代謝物のような、バージンオリーブ油フェノール性成分、即ち、オルト−ジフェノール構造を持つ化合物が、強力な酸化防止効果、更には他の生体関連効果を発揮することが証明されている(10−11)。これらの結果の大部分は、インビトロ系で得られているが(12−13)、インビボのオリーブ油フェノール類の生物学的活性の証拠もまた蓄積している(14−15)。ヒドロキシチロソール(HT)は、恐らく最も活性なオリーブフェノール類であり、その処方により程度の差はあっても、ヒトに用量依存的に吸収されることが証明されている。一例として、これをヨーグルトに混ぜ込むと、抽出物トラバージンオリーブ油の天然成分としての投与後に比較して、そのバイオアベイラビリティは低下する(16)。
【0006】
したがって、バイオアベイラビリティが改善した新規なオリーブの果実又は葉の抽出物誘導体を見い出すことは非常に望ましいことである。
【0007】
天然、合成又は半合成リン脂質との、植物抽出物又はその精製成分の複合体化合物は、例えば、EP 209,038、EP 275,005、EP 283,713、EP 1,035,859及びEP 1,140,115に開示されている。上述の複合体は、その親油性のために、抽出物又は精製成分の血漿中のバイオアベイラビリティを改善している。EP 275,005は、複合体の形成が、非プロトン性溶媒中で行われると述べている。EP 1,140,115は、上述の複合体の調製に使用することができる種々の溶媒の中でエタノールについて一般的に言及しているが、溶媒としてエタノールを利用する調製例を提供していない。更には、開示される複合体は、プロアントシアニジンA2のリン脂質複合体であるが、これは、本発明のオリーブの果実又は葉の抽出物のリン脂質複合体とは化学構造が全く異なっている。
【0008】
発明の開示
本発明は、オリーブの果実又は葉の抽出物のリン脂質複合体に関する。
【0009】
本発明のリン脂質複合体は、処方されていないオリーブの果実又は葉のエタノール抽出物よりも高い、親物質の全身レベルを与えることが見い出された。
【0010】
したがって、本発明は、バイオアベイラビリティが改善したオリーブの果実又は葉の抽出物の新規なリン脂質複合体に関する。第1の実施態様において、本発明は、オリーブの果実又は葉の水性抽出物のリン脂質複合体に関する。第2の実施態様において、本発明は、オリーブの果実又は葉のエタノール又は水−エタノール抽出物のリン脂質複合体に関する。
【0011】
本発明では、植物又は合成由来のリン脂質を使用することができ、特に好ましいのは、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミンのような、ダイズリン脂質である。
【0012】
本発明では、本複合体は、プロトン性溶媒に溶解したオリーブの果実又は葉の抽出物にリン脂質を加えること、更に具体的には、還流下で撹拌しながら、オリーブの果実又は葉の抽出物のエタノール溶液にリン脂質を加えることにより調製する。生じる懸濁液は、減圧下で濃縮することにより残渣が得られるが、これを次に乾燥する。リン脂質のオリーブの果実又は葉の抽出物に対する比は、10〜1w/wの範囲であり、更に好ましいモル比は5:1w/wである。
【0013】
本発明はまた、適切な医薬担体と混合した、本発明のオリーブの果実又は葉の抽出物のリン脂質複合体の1つを活性成分として含む、医薬組成物に関する。
【0014】
本発明は更に、化学予防作用、酸化防止作用及び心血管疾患予防作用を有する医薬の製造のための、本発明のオリーブの果実又は葉の抽出物のリン脂質複合体の使用に関する。
【0015】
以下の実施例により本発明を更に説明する。
【0016】
実施例
オリーブの果実又は葉の抽出物の調製
実施例3及び4に使用されるオリーブの果実の抽出物は、以下のとおり調製した。新鮮なOlea europaea L.果実(オリーブ)を破砕し、混練して遠心分離することにより、油及びベジテーション水(vegetation water)の一部を除去した。生じた物質(オリーブ搾りかす)を次に水性エタノール(エタノール:水 6:4)で60℃で抽出して、涸渇した搾りかすを排出した。この抽出物を濾過し、プールして濃縮することにより、エタノールを除去して、水不溶性不純物を遠心分離により除去した。この清澄化溶液から減圧下で溶媒を留去することにより、乾燥オリーブ果実精製抽出物を得た(フォリン・シオカルトー(Folin-Ciocalteau)測定法による総フェノール含量:9.5%w/w)。
【0017】
この抽出物は、吸着樹脂で更に精製することにより、30%w/wの総フェノール含量(フォリン・シオカルトー測定法)が得られ、そしてこれを実施例1及び2に使用した。
【0018】
実施例5で使用される抽出物の調製は、実施例3及び4で使用される抽出物の調製と同様であるが、唯一の違いは、オリーブ搾りかすを精製水で抽出したことである。
【0019】
実施例6及び7で使用される葉抽出物は、代わりにOlea europaea L.葉を水性エタノール(エタノール:水 9:1)で70℃で抽出することにより調製した。この抽出物を濾過し、プールして濃縮することにより、エタノールを除去して、水不溶性不純物を遠心分離により除去して、廃棄した。この清澄化溶液を減圧下で乾燥することにより、乾燥オリーブ葉精製抽出物(HPLC測定法によるポリフェノール含量:20.8%w/w)を得たが、これを実施例6に使用した。この抽出物は、吸着樹脂で更に精製することにより、41.6%w/wの総フェノール含量(HPLC測定法)を得ることができ、そしてこれを実施例7に使用した。
【0020】
実施例1: オリーブ果実精製エタノール抽出物のリン脂質複合体の調製
機械的撹拌下で還流エタノール(1.6l)にダイズリン脂質(150g)をゆっくり加えた。この懸濁液を撹拌しながら1時間還流し、次に60℃に保持した水性アルコール(エタノール−水 7.5:2.5)100ml中のオリーブ果実精製抽出物(フォリン・シオカルトー測定法による総フェノール:30%w/w;HPLC測定法:ベルバスコシド7.38%w/w)50gの溶液を加えた。添加終了後、この混合物を撹拌しながら1時間還流し、次いで濾過した。生じた溶液を蒸留により70%w/w乾燥残渣になるまで濃縮し、次に真空下で40℃で68時間乾燥した。
【0021】
フォリン・シオカルトー測定法による総フェノール含量8.86%w/w及びHPLC測定法によるベルバスコシド含量2.24%w/wを有する生成物158gを得た。
【0022】
有機溶媒中の生成物の溶解度は、出発抽出物とは著しく異なる。実際に、出発精製抽出物は、塩化メチレン、クロロホルム及びアセトンに不溶性であり、そしてエタノールに部分的にのみ可溶性であるが、複合体化抽出物は、塩化メチレン及びクロロホルムに可溶性であり、そしてアセトン及びエタノールに不溶性である。
【0023】
H、13C及び31P−NMRスペクトルは、複合体形成を裏付けた。31P−NMR分析からの最も顕著なデータは、表1に報告した。表1のエントリー1及び3について示したように、複合体化されていないリン脂質は、CDCl 31P−NMRスペクトルにおいてδ0.3に鋭いシグナルを有する。複合体化リン脂質は、対照的に、同じ表のエントリー2について示したように、δ0.7にはるかに広いシグナルを有する(Δ値を参照のこと)。H及び13C核は、CDCl中の31Pと同じ挙動をとる。プロトン及び炭素スペクトルは、別表に示した。
【0024】
【表1】

【0025】
実施例2: オリーブ果実精製エタノール抽出物のホスファチジルコリン複合体の調製
ホスファチジルコリン100gをエタノール1.6lに溶解した。この混合物を機械的撹拌下で還流し、次にオリーブ果実精製抽出物(フォリン・シオカルトー測定法による総フェノール:30%w/w;HPLC測定法:ベルバスコシド7.38%w/w)50gを60℃に保持した水性アルコール(エタノール−水 7.5:2.5)100mlに溶解して得られる溶液に滴下により加えた。添加終了後、この混合物を撹拌しながら1時間還流し、次に70%w/w乾燥残渣になるまで濃縮し、最後に真空下で40℃で68時間乾燥した。
【0026】
フォリン・シオカルトーUV測定法による総フェノール含量10%w/w及びHPLC測定法によるベルバスコシド含量2.46%w/wを有する生成物150gを得た。生成物のNMRスペクトルは、実施例1で得られたものと類似していた。
【0027】
実施例3: オリーブ果実エタノール全抽出物のリン脂質複合体の調製
機械的撹拌下で還流エタノール1.6lにリン脂質150gをゆっくり加えた。添加終了後、この懸濁液を撹拌しながら1時間還流した。60℃に保持した水性アルコール(エタノール−水 7.5:2.5)100ml中のオリーブ果実精製抽出物(フォリン・シオカルトー測定法による総フェノール含量:9.5%w/w)50gの溶液を滴下により加えた。添加終了後、この混合物を撹拌しながら1時間還流し、次いで濾過した。生じた溶液を70%w/w乾燥残渣になるまで濃縮し、次に真空下で40℃で68時間乾燥した。
【0028】
フォリン・シオカルトーUV測定法による総フェノール含量2.7%w/wを有するオリーブ果実全抽出物のダイズリン脂質複合体167gを得た。生成物のNMRスペクトルは、実施例1で得られたものと類似していた。
【0029】
実施例4: オリーブ果実エタノール全抽出物のホスファチジルコリン複合体の調製
ホスファチジルコリン100gをエタノール700mlに溶解し、この混合物を機械的撹拌下で還流した。60℃に保持した水性アルコール(エタノール−水 7.5:2.5)100ml中のオリーブ果実精製抽出物(フォリン・シオカルトー測定法による総フェノール含量:9.5%w/w)50gの溶液を滴下により加えた。添加終了後、この混合物を撹拌しながら1時間還流し、次に70%w/w乾燥残渣になるまで大気圧下の蒸留により濃縮し、次いで真空下で40℃で68時間乾燥した。
【0030】
フォリン・シオカルトーUV測定法による総フェノール含量4.1%w/wを有する生成物175gを得た。生成物のNMRスペクトルは、実施例1で得られたものと類似していた。
【0031】
実施例5: オリーブ果実水性全抽出物のリン脂質複合体の調製
リン脂質100gをエタノール(1250ml)に溶解し、機械的に撹拌しながら還流した。オリーブ果実水性全抽出物(フォリン・シオカルトー測定法による総フェノール含量:6.8%w/w)50gをこの混合物にゆっくり加えた。添加終了後、この混合物を撹拌しながら1時間還流し、次に濾過した。生じた溶液を70%w/w乾燥残渣になるまで濃縮し、次いで真空下で40℃で68時間乾燥した。
【0032】
フォリン・シオカルトーUV測定法による総フェノール含量2.3%w/wを有する生成物139gを得た。生成物のNMRスペクトルは、実施例1で得られたものと類似していた。
【0033】
実施例6: オリーブ葉エタノール全抽出物のホスファチジルコリン複合体の調製
オリーブ葉全水性アルコール抽出物(HPLC測定法によるポリフェノール含量:20.8%w/w)100gをエタノール2570ml中のホスファチジルコリン128gの溶液に溶解した。生じた溶液を1時間還流し、次に減圧下で70%w/v乾燥残渣を有する懸濁液になるまで濃縮した。この生成物を最後に40℃で真空下で24時間乾燥することにより、明褐色の生成物(HPLC測定法によるポリフェノール:9.3%w/w)218gを得た。生成物のNMRスペクトルは、実施例1で得られたものと類似していた。
【0034】
実施例7: オリーブ葉精製エタノール抽出物のホスファチジルコリン複合体の調製
オリーブ葉精製水性アルコール抽出物(HPLC測定法によるポリフェノール:41.6%w/w)100gをエタノール2570ml中のホスファチジルコリン115gの溶液に溶解した。生じた溶液を1時間還流し、次に減圧下で70%w/v乾燥残渣を有する懸濁液になるまで濃縮した。この生成物を最後に40℃で真空下で24時間乾燥することにより、明褐色の生成物(HPLC測定法によるポリフェノール:18.8%w/w)196gを得た。生成物のNMRスペクトルは、実施例1で得られたものと類似していた。
【0035】
実験セクション
本発明のリン脂質複合体のバイオアベイラビリティと複合体化されていないオリーブの果実又は葉のエタノール抽出物のそれとを比較するために試験を行った。
【0036】
経時的フェノール類のバイオアベイラビリティ及び用量範囲は、複合体化されていない形とリン脂質と複合体化された形の両方の高度に標準化されたオリーブの果実の抽出物のボランティアへの投与後、総HTとして、及びその最も代表的代謝物、即ち、ホモバニリルアルコール(HVAlc)としての両方の、24時間にわたる尿中排泄の評価によって判断した。
【0037】
更に、高度不飽和脂肪酸であるアラキドン酸の非酵素的酸化により形成される、全身の脂質過酸化反応の容認されたマーカーである、尿中イソプロスタン類の排泄に及ぼす処置の効果を評価した。
【0038】
6名の健常男性ボランティアを、それぞれ3名の2群に割り当てた。第1群には、本発明の複合体(以降オレアセレクト(OLEASELECT)(商標)フィトソーム(Phytosome)(登録商標)と呼ぶ)を投与した。第2群には、高度に標準化されたオリーブの果実の抽出物の複合体化されていない形(以降オレアセレクト(商標)と呼ぶ)を投与した。
【0039】
全ての被験者には、3日間オリーブ油を含まない食餌を摂らせ(洗い出し期間)、次にそれぞれオレアセレクト(商標)フィトソーム(登録商標)、又はオレアセレクト(商標)のいずれかを、1回目に1カプセル、2回目に2カプセル、そして3回目に4カプセルを各投与の間を1週間として投与した。24時間の尿を処置の前日及び後日に収集した。尿容量を測定して、アリコートを−80℃で貯蔵した。
【0040】
HT及びその代謝物のホモバニリルアルコール(HVAlc)の尿中濃度を処置の前後に評価した。試料を抽出して、グルクロニダーゼと共にインキュベートし、質量分析に直結したHPLCにより分析した(8)。F−イソプロスタン類の尿中濃度は、免疫測定法により測定した(9)。各値は、クレアチニンの濃度(メトラ(Metra)・クレアチニンアッセイキット、クィデル(Quidel))に対して標準化してpg/mgクレアチニンとして表した。結果は、対データのための両側スチューデントt検定により統計的有意性について解析した。
【0041】
オレアセレクト(商標)フィトソーム(登録商標)で処置した群は、5.2〜7.9の範囲のHT及びHVAlcのパーセンテージを示した。この結果は、経口のバイオアベイラビリティの激しい増加を証明した。イソプロスタン類の用量依存性の減少も観測した。
【0042】
オレアセレクト(商標)単独で処置した群は、1〜2.3の範囲のHT及びHVAlcのパーセンテージ、即ち、はるかに低い経口のバイオアベイラビリティを示した。
【0043】
【表2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
オリーブの果実又は葉の抽出物のリン脂質複合体。
【請求項2】
抽出物が、水性抽出物である、請求項1記載のリン脂質複合体。
【請求項3】
抽出物が、エタノール又は水−エタノール抽出物である、請求項1記載のリン脂質複合体。
【請求項4】
リン脂質が、ダイズリン脂質である、請求項1〜3のいずれか1項記載の複合体。
【請求項5】
リン脂質のオリーブの果実又は葉の抽出物に対する比が、10〜1w/wの範囲にある、請求項1〜4のいずれか1項記載の複合体。
【請求項6】
リン脂質のオリーブの果実又は葉の抽出物に対する比が、5〜1w/wである、請求項5記載の複合体化合物。
【請求項7】
オリーブの果実又は葉の抽出物を、アルコール性溶媒中でリン脂質と反応させ、次にこの複合体化合物を、濃縮及び乾燥により単離する、請求項1〜6のいずれか記載の複合体化合物の製造方法。
【請求項8】
アルコール性溶媒が、エタノールである、請求項7記載の方法。
【請求項9】
適切な医薬担体と混合した、請求項1〜6のいずれか記載の複合体を活性成分として含む、医薬組成物。
【請求項10】
化学予防作用、酸化防止作用及び心血管疾患予防作用を有する医薬の製造のための、請求項1〜6のいずれか記載の複合体の使用。

【公表番号】特表2009−533365(P2009−533365A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−504625(P2009−504625)
【出願日】平成19年4月6日(2007.4.6)
【国際出願番号】PCT/EP2007/003143
【国際公開番号】WO2007/118631
【国際公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(397068654)インデナ・ソチエタ・ペル・アチオニ (20)
【Fターム(参考)】