説明

改善された乾燥香料製剤

本発明は担体に担持された抽出物、特に担体としてのトレハロースおよび/またはイソマルツロースに担持された抽出物を含む乾燥香料製剤並びにその製造方法およびその使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
本発明は、担体に担持された抽出物、特に担体としての非緩下性の、歯保存性の糖に担持された抽出物を含む乾燥香料製剤並びにその製造方法およびその使用に関する。
【0002】
顆粒状飲料、例えば顆粒状インスタントティーは、多くの場合、担体物質としてサッカロースを含む。ところが、この製品は大きな欠点を伴うことが判明した。多数の研究で証明されたところでは、サッカロースを含むインスタントティーの消費は重大な歯牙障害を招く恐れがある。乳幼児に見られる「哺乳瓶症候群」(NBS)の病像は、乳歯のう蝕性および歯周性障害、口腔細菌群の病的異変、口腔粘膜および歯槽骨の慢性炎症状態の形で現れるが、サッカロースを含むインスタントティー入りの哺乳瓶から常時吸飲することが主な原因である(例えばBehrendtら、Monatsschr. Kinderheilk., 136(1998), 30-33を参照)。特にサッカロース含有飲料による歯牙および歯列障害が証明されたことに基づき、担体物質としてグルコースまたはマルトデキストリンのような炭水化物を含む無糖インスタントティーが開発された。ところが、マルトデキストリン含有インスタントティー製品の消費も、う蝕原性糖類の無秩序な摂取をもたらす(Koch and Wetzel, Schweiz. Monatsschr. Zahnmed., 105(1995), 907-912)。
【0003】
タンパク質ベースのインスタントティーも開発された。このインスタントティーは無糖であるが、やはり一連の欠点がある。例えば特に食事時間の間に単離タンパク質を不断に供給することが健康上望ましいとみなすことができるか否かが解明されていない。外部タンパク質の供給によって例えば乳児にアレルギーの危険が生じるか否かも確かでない。
【0004】
国際特許公開WO 2004/008870はイソマルツロース含有インスタント粉末飲料、特にインスタントティーを開示する。そこに記載された粉末飲料は種々の成分、特に甘味料としてのイソマルツロースと種々の香料の混合物である。そこに記載された粉末飲料には、歯保存性であると評価できるものもある。ところが乾燥香料、即ち担体に担持された固形、即ち乾燥状態の香料を使用すれば、乾燥香料を含む粉末、例えば粉末飲料に依然として発酵性炭水化物の含有が導入されることが欠点である。
【0005】
従って、先行技術で周知の、特にマルトデキストリンおよびタンパク質をベースとするインスタントティーは、健康上の安全性や非う蝕原性に関して依然として改善の余地がある。
【0006】
自然に存在する還元性二糖−ケトースであるイソマルツロース(6−0−a−D−グルコピラノシルフルクトース;パラチノース)は有利な非う蝕原性を有する。イソマルツロースはヒト口内細菌叢によってほとんど分解されないからである。イソマルツロースは通常、純粋なまたは製糖時に発生するサッカロース溶液から、Protaminobacter rubrumの生または死細胞もしくはそれから得た酵素抽出物を使用して、サッカロースとイソマルツロースのグルコシド交換反応によって調製される。イソマルツロースはもっぱらヒト小腸壁のグルコシダーゼによってゆるやかに分解され、生じる分解生成物、グルコースおよびフルクトースは吸収される。その結果、消化が早い炭水化物と比較して、血中グルコースの上昇が緩慢である。イソマルツロースは消化が早い高血糖性食品と異なり、代謝のためにインスリンをほとんど必要としない。有利な非う蝕原性にかかわらず、イソマルツロースは他の砂糖代替物質、例えばマンニトール、ソルビトールおよびイソマルトまたはシクラミン酸塩のような甘味物質と対照的に、単一の甘味料として食品または飲料に使用されることはほとんどない。このことは、特にサッカロースと比較して甘味度がより低いことからイソマルツロースの風味に関連がある。10%イソマルツロース水溶液の甘味度は砂糖の甘味度の約0.4にすぎない。しかもイソマルツロースはリバージョンおよびメイラード生成物を形成することがある。
【0007】
そこで、イソマルツロース(パラチノース)は、主として、イソマルト、即ちジアステレオマー、6−0−a−D−グルコピラノシル−D−ソルビトール(1,6−GPS)および1−0−a−D−グルコピラノシル−D−マンニトール(1,1−GPM)のほぼ等モル混合物の調製のための原料として使用される。甘味料としては、イソマルツロースは低い甘味度およびその結果生じる風味のため、主として他の砂糖代替物質および/または甘味物質と組み合わせて食品および/または飲料に使用される。一部でイソマルツロースは他の食品の不快な風味をカバーするためにも使用される。小腸領域で初めてゆるやかなイソマルツロース分解が行われることから、イソマルツロースは酸化代謝の維持のために、特殊なスポーツ食品または飲料でも使用される。
【0008】
特に飲料または食品を反復して頻繁に摂取すると、少量の発酵性炭水化物でも歯牙障害を招くことが知られている。例えば乳児が吸飲するときに摂取する少量の発酵性炭水化物でも、まだ若い歯の重大な歯牙障害をもたらすことが可能である。
【0009】
この先行技術に基づいて、貯蔵安定性、流動性、投与性(Dosierfaehigkeit)および発香性に関して改善され、極めて歯保存性の、ヒトまたは動物の消費のための製品、例えば食品、嗜好品、医薬品または飲料を提供することを可能にする手段を提供するという技術問題が提起される。
【0010】
本発明は、担体により担持された少なくとも1種の抽出物を含み、担体が非緩下性で歯保存性の糖類、即ちイソマルツロースおよび/またはトレハロースである乾燥香料製剤を提供することによって、発明の基礎をなす技術問題を解決する。そこで本発明は、少なくとも1種の抽出物が担体と物理的に会合し、担体と特に機械的に分離不能に結合されている乾燥香料製剤を提供する。
【0011】
本発明に基づく乾燥香料製剤は、特に高い歯保存効果を特徴とする。しかもイソマルツロースおよびトレハロースは意外なことに香料に対して高い親和性を有し、得られるイソマルツロース/抽出物コンパウンドまたはトレハロース/抽出物コンパウンド、即ち上記の乾燥香料製剤は特に貯蔵に安定であることが示される。乾燥香料製剤は流動性および投与性に関して優れた粉末特性を有する。さらに抽出物の芳香効果を強めるイソマルツロースまたはトレハロースの影響が示される。
【0012】
本発明に関連して抽出物とは、例えば水、水溶液、例えばエタノール水溶液またはエタノールによりマセレーションまたはパーコレーションを行い、場合によっては得たエキスを続いて濃縮することによって調製される植物および/または植物成分のエキスを意味する。このような抽出物は特に茶エキス、ハーブエキス、果実エキス、匂いまたは風味物質もしくは香料、例えば果実香料である。もちろん本発明は抽出物の概念のもとに天然と同じ合成匂い物質および/または風味物質または香気物質も包含する。また本発明に関連して抽出物の概念はワインまたはスピリッツ抽出物も意味する。本発明に関連して抽出物の概念は、甘草香料として作られた香料をも意味する。
【0013】
本発明の好ましい態様は、1種の抽出物だけでなく、複数の様々なまたは多数の様々な抽出物を担体に保持した形で、即ちイソマルツロースおよび/またはトレハロースと物理的に会合した形で含むことを特徴とする上記の乾燥香料製剤に関する。
【0014】
特に好ましい態様では、少なくとも1種の抽出物がイソマルツロースおよび/またはトレハロースと物理的に会合しているものとする。ここで「物理的に会合する」とは、抽出物と担体が、沈降または遠心のような物理的な力よっては分離ができないように物理的に結合されていることを意味する。
【0015】
特に好ましい態様では、少なくとも1種の抽出物が流動床法、特に流動床凝集法、共噴霧乾燥法で、インスタント化、押出し、凍結乾燥または共凝集により担体の上または表面に被着されているものとする。一態様では、イソマルツロースおよび/またはトレハロースを物理的会合の前に粉砕することができる。
【0016】
従って本発明に基づく乾燥香料製剤の製造は、担体と抽出物の例えばアグロメレーション、押出し、噴霧乾燥またはインスタント化によって行うことができる。特別な態様では原料、特にイソマルツロースおよび/またはトレハロースを粉砕し、続いてとりわけ流動床法でアグロメレーションを行い、粉砕したイソマルツロースおよび/またはトレハロースが抽出物および場合によっては添加物とともに凝集するように構成することができる。場合によってはイソマルツロースおよび/またはトレハロースの粉砕を省略することができる。別の態様では原料、特にイソマルツロースおよび/またはトレハロースを粉砕し、蒸気の作用のもとで抽出物および場合によってはその他の添加物とともにインスタント化するように構成することができる。場合によってはイソマルツロースまたはトレハロースの粉砕を省略することができる。粉末状または粒状の形の本発明乾燥香料製剤を得るために、イソマルツロースまたはトレハロースおよび抽出物に湿式粒状化、続いて乾燥および仕上げ、特にふるい分けを施すことももちろん可能である。
【0017】
本発明に基づき特に僅かな割合の発酵性炭水化物を有する抽出物が選ばれる。本発明に関連して発酵性炭水化物とは、特にヒト口腔細菌叢により代謝されて有機酸を生じるサッカロース、グルコースおよびフルクトース並びにその他の炭水化物を意味する。
【0018】
別の好ましい態様では、少なくとも1種の抽出物の発酵性炭水化物の含量は最高30重量%、最高20重量%、とりわけ最高10重量%、最高5重量%、特に最高0.5重量%、とりわけ最高0.1重量%(重量%データはそれぞれ抽出物の全乾燥物重量に関するものである)とする。
【0019】
別の好ましい態様では、乾燥香料製剤中の発酵性炭水化物の含量は最高30重量%、最高20重量%、最高10重量%、最高5重量%、最高0.5重量%、最高0.1重量%(重量%データはそれぞれ抽出物の全乾燥物重量に関するものである)とする。
【0020】
発明の特に好ましい態様の定めるところによれば、担体との会合に時間的に先行する処理段階で、抽出物を上記の望ましくない発酵性炭水化物に関して減損する。これは例えばクロマトグラフィー法、適当な酵素、特にヒドロゲナーゼまたは適当な触媒の使用による炭水化物の選択的水素化、例えば酵母による炭水化物の微生物分解もしくはその他の方法によって達成することができる。こうして減損した抽出物をイソマルツロースとともに本発明乾燥香料製剤の製造のために使用する。
【0021】
本発明の特に好ましい態様の定めるところによれば、本発明乾燥香料製剤はイソマルツロースおよび/またはトレハロースと上記の抽出物のいずれか1つまたは幾つかだけからなる。しかし別の態様ではイソマルツロースおよび/またはトレハロースと単数または複数の抽出物のほかにその他の物質、例えば塩、特に有機または無機酸の塩が存在することができる。さらに例えば天然または合成着色料、酸化防止剤、例えばトコフェロールまたはパルミチン酸アスコルビル、流動促進剤、例えば二酸化ケイ素、安定剤、例えばソルビン酸ナトリウム等を使用することができる。
【0022】
特に本発明の定めるところによれば、イソマルツロースおよび/またはトレハロースは乾燥香料製剤に唯一存在する糖類、とりわけ唯一の実質的な甘味料、特に好ましくは唯一の甘味料をなす。
【0023】
本発明に関連して「甘味料」の概念は、甘味度を有し、甘味を喚起するために例えば食品または飲料に添加される物質を意味する。本発明に関連して「甘味料」は実質および甘味度を付与する「糖類」、例えばサッカロース、グルコースまたはフルクトースと、甘味剤、即ち糖類でないがそれでも甘味度を有する物質に区分される。甘味剤はさらに「砂糖代替物質」、即ち甘味度に加えて実質と生理的発熱量を有する甘味料(実質的甘味剤)と、強力甘味物質、即ち通常極めて高い甘味度を有するが、実質をもたず、通常生理的発熱量がまったくまたは僅かしかない物質に細分される。
【0024】
そこで特に好ましい態様では、イソマルツロースおよび/またはトレハロースが乾燥香料製剤に唯一見られる甘味料であり、即ちイソマルツロースおよび/またはトレハロース以外には、乾燥香料製剤に糖類、強力甘味物質および砂糖代替物質および/または糖アルコールが存在しないものとする。またイソマルツロースおよび/またはトレハロースが乾燥香料製剤に唯一存在する実質的な甘味料であり、即ち糖類、糖アルコールおよび砂糖代替物質が存在しないように構成することもできる。別の態様では、イソマルツロースおよび/またはトレハロースが乾燥香料製剤に唯一存在する糖類であり、即ちその他の糖類が存在しないように構成することができる。
【0025】
また本発明は、好ましい態様で、担体物質として全重量(乾燥香料製剤の全乾燥物含量)に対して少なくとも40重量%、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、とりわけ少なくとも90重量%、とりわけ90ないし99重量%、特に95ないし99.9重量%のイソマルツロースおよび/またはトレハロース、全量(乾燥香料製剤の全乾燥物含量)に対して最高5重量%、特に1ないし5重量%、とりわけ0.1ないし5重量%、特に好ましくは0.1ないし1重量%の水および全量(乾燥香料製剤の全乾燥物含量)に対して0.1ないし90重量%、とりわけ1ないし60重量%、とりわけ3ないし55重量%、特に5ないし40重量%、特に0.1ないし10重量%、とりわけ0.1重量%ないし5重量%、特に0.1ないし2重量%、とりわけ0.1ないし1重量%の例えば植物および/または植物部分の抽出物を含む上記乾燥香料製剤を提供することによって、発明の基礎をなす技術問題を解決する。
【0026】
そこで好ましい態様では本発明乾燥香料製剤はとりわけ40ないし90重量%、とりわけ50ないし85重量%、とりわけ55ないし70重量%のイソマルツロースを有する(それぞれ乾燥香料製剤の全乾燥物に対して)。
【0027】
別の好ましい態様では本発明乾燥香料製剤はとりわけ1ないし60重量%、とりわけ3ないし60重量%、とりわけ5ないし56重量%、とりわけ3ないし55重量%、とりわけ10ないし30重量%の抽出物を有する(それぞれ乾燥香料製剤の全乾燥物に対して)。
【0028】
別の好ましい態様では、本発明乾燥香料製剤はさらに乾燥香料製剤の全乾燥物に対してとりわけ1ないし30重量%、とりわけ2ないし30重量%の量の天然または合成香料を含むことができる。
【0029】
本発明乾燥香料製剤を使用して調製された固形製品、例えば食品、嗜好品、医薬品、粉末等または即時飲用可能な飲料、例えば茶または茶類似製品は、先行技術で周知のインスタントティー飲料と対照的に、口内細菌叢により発酵される炭水化物を含まないから、歯および歯列の周知の障害を引き起こさない利点がある。また担体物質としてのイソマルツロースおよび/またはトレハロースの使用は、特にインスタント粉末飲料の調製の場合に技術的利点もある。イソマルツロースおよび/またはトレハロースは吸湿性がないから、粉末状または顆粒状の固まらない、さらさらしたインスタント粉末飲料が作られる。しかもイソマルツロースはサッカロースから安価に製造できるから、担体物質としてのイソマルツロースおよび/またはトレハロースの使用は大変安上がりである。
【0030】
本発明に基づく乾燥香料製剤の担体物質としてイソマルツロースおよび/またはトレハロースの使用が定められ、その際乾燥香料製剤は粉末状または凝集粒子状であり、もしくは顆粒をなすことができる。本発明に関連して「担体」または「担体物質」とは、ヒトまたは動物の消費のための製品、例えば食品、医薬品、嗜好品、飲料、例えば茶または茶類似製品の代表的な風味、匂いまたは着色特性を喚起する物質のための下地および/または骨格の役割をする化学物質を意味する。
【0031】
茶エキス、即ちツバキ科のファミリーの茶の木Camellia sinensis L.O.Kuntzeの植物部分の抽出物の調製のために、例えば限外濾過および逆浸透と後続の噴霧乾燥等の方法が使用される。茶エキスまたはその他の植物性エキスは6%の最大含水量および20%の最大灰分を有する。
【0032】
発明の好ましい態様では乾燥香料製剤は紅茶の抽出物を含む。「紅茶」とは、紅茶の製造で慣用の方法、例えば萎凋、揉捻、発酵、細解、乾燥に従って葉を加工した発酵茶を意味する。
【0033】
発明の別の好ましい態様では、本発明に基づく乾燥香料製剤はウーロン茶の抽出物を含むものとする。本発明に関連してウーロン茶とは、慣用の方法、例えば萎凋および揉捻により葉を発酵させ、通常の時間のおよそ半分を経過した後に発酵を中止し、乾燥を行う半発酵茶を意味する。
【0034】
発明の別の好ましい態様は、緑茶の抽出物を含む乾燥香料製剤に関する。緑茶とは葉を蒸熱、揉捻および乾燥し、従ってその天然の葉緑素がほぼ維持される不発酵茶を意味する。
【0035】
発明の好ましい発展形態として、一態様では本発明乾燥香料製剤は着香のために抽出物として、イソマルツロースおよび/またはトレハロースに保持した天然のまたは天然と同じ匂いおよび/または風味物質を含むものとする。「匂いまたは風味物質」とは、本発明に基づき香料、即ち食品、医薬品または嗜好品または飲料、特に粉末茶に特殊な匂いまたは風味を付与するための物質または物質混合物を意味する。「天然」着香用匂いおよび風味物質は、天然の源泉、例えば植物または植物部分、例えば果実または種子から得られ、場合によっては精製される物質または物質混合物である。もちろん着香のために使用される匂いおよび/または風味物質を合成的に製造することもでき、即ち合成的に製造された天然と同じ匂いおよび/または風味物質を着香のために使用することもできる。
【0036】
発明をさらに発展させて、植物または植物部分、特に茶から得た抽出物を乾燥香料製剤の調製のために使用し、香りを付与する果汁、匂いおよび/または風味を付与する植物または植物部分もしくは香りを付与するスピリッツ、例えばウイスキー、アラク酒またはラム酒を着香のために抽出物に加えることによって、本発明乾燥香料製剤を着香するものとする。
【0037】
本発明の別の好ましい態様では、本発明に基づき使用される抽出物はハーブエキスである。本発明に関連してハーブエキスとは、ツバキ科(Theaceae)のファミリーの代表でない植物および/またはその植物部分、特に葉、葉芽、茎、花、種子または根から得られ、例えば即時飲用可能な茶類似飲料の調製のために使用することができる抽出物を意味する。
【0038】
本発明に基づくハーブエキスはとりわけアロエ(Aloes)、アニス、カノコソウ(Valeri-anae)、カノコソウの根、エニシダ(Sarothami scoparii)、ビヨス(Hyoscyami)、エゾボウフウ(Visnagae)、ミツガシワ(Trifolii fibrini)、吐根(Ipecacuanhae)、マチン子(Strychni)、イラクサ、キイチゴの葉、キナ皮(Chinae)、コンズランゴ(Condurango)、鉄分含有リンゴ(ferri pomati)、キヅタ(Hederae helicis)、リンドウ(Gentianae)、イチゴの葉、シダ(Filicis)、フラングラ(Frangualae)、ウイキョウ、トウヒの葉(Pini)、ハゴロモグサ、エゾツルキンバイ、チョウセンニンジン、グリンデリア(Grindeliae)、野バラの実、酵母(Faecis)、コケモモの葉、ハイビスカスの花、ラズベリーの葉、ニワトコ、ホップ、ホップ球果(Strobuli lupuli)、ショウガ、スグリの葉、オトギリソウ、ショウブ(Calami)、カミツレ(Chamomillae)、ゴールデンシール(Hydrastis)、アザミ( Cardui benedicti)、クリ(Castaneae)、コロシントウリ(Colocynthidis)、コエンドロ、ミドリハッカ、ラパコ植物、ラベンダー、レモングラス、シナノキの花、タンポポ、スズラン(Convallariae)、マヨラナ、ゼニアオイ、麦芽(Malti)、オオバコエンドロ、マテチャ植物、メリッサ、ヤドリギ(Visci albi)、麦芽(Secalis cornuti)、アヘン(Opii)、トケイソウ(Passiflorae)、ペパーミント、ボタン、ダイダイ(Auranti)、ラタニア(Rata-nhiae)、キンセンカ、ダイオウ(Rhei)、ローズマリー、ルイボス、オオハンゴンソウ( Echinaceae purpureae)、サグラダ液(Cascarae sagradae)、サルビア(Salviae)、セイヨウノコギリソウ、セイヨウサクラソウ(Primulae)、ガマズミの木(Viburni prunifolii)、シマルバ(Simarubae)、ヘラオオバコ、シナガワハギ(Meliloti)、シマセンブリ(C-entauri)、ジャコウソウ(Thymi)、ベラドンナ(Belladonnae)、バーベナ、サンザシ( Crataegi)、ブドウの葉(Vitis viniferae)、ニガヨモギ(Absinthii)、ヒソプス、セイロンニッケイおよび/またはその部分の抽出物である。本発明に基づく抽出物は単一の植物種の抽出物であるものとする。しかし抽出物が少なくとも2種の植物種に由来することも可能である。
【0039】
発明の別の好ましい態様は着香ハーブ抽出物に関する。
【0040】
好ましい態様では、着香ハーブエキスは適当な植物抽出物のほかに、さらに天然のまたは天然と同じ匂いまたは風味物質を含む。発明の別の好ましい態様では、着香ハーブエキスは、抽出の前に着香のために例えば香りを付与する果汁を加えた植物または植物部分から得た抽出物を含む。
【0041】
発明の別の好ましい態様では、本発明に基づく抽出物は果実エキスである。本発明に関連して果実エキスとは、慣用の方法で得た果実エキスおよび/または天然のまたは天然と同じ果実香料を含む粉末を意味する。好ましい態様では、本発明の果実エキスは果実、例えばリンゴ、パインアップル、ナシ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、マンゴー、トケイソウの実、スグリ、ラズベリー、コケモモ、サクラ、モモ、スナヂグミ、シトロン等の抽出物を含む。
【0042】
本発明によれば、発明の一態様で乾燥香料製剤は0.1重量%ないし5重量%の有機または無機酸の塩を含むものとする。とりわけクエン酸三ナトリウムまたはリン酸塩、例えばK2HPO4またはKH2PO4のような塩が使用される。
【0043】
本発明の好ましい態様では本発明乾燥香料製剤は流動促進剤を含むものとする。「流動促進剤」または「流動剤」とは、例えばねばつくまたは固まる粉末で粉末の自由な流動を生じさせるいわゆる流れ促進剤を意味する。とりわけ本発明に基づき使用される流動促進剤は二酸化ケイ素である。
【0044】
本発明に基づく好ましい態様で乾燥香料製剤は天然および/または合成着色料を含むことができるものとする。天然着色料は例えば植物由来の着色料、例えばカロチノイド、フラボノイドおよびアントシアン、動物由来の着色料、例えばコチニール、無機顔料、例えば二酸化チタン、酸化鉄顔料および水酸化鉄顔料である。天然着色料として、二次的に形成された着色料、例えば酵素的褐変産物、例えばポリフェノールおよび非酵素的褐変産物、例えばメラノイジンも使用することができる。また本発明に基づき天然着色料として加熱生成物、例えばカラメルおよび焦糖を使用することができるものとする。さらに本発明に基づく乾燥香料製剤のために合成着色料、例えばアゾ、トリフェニルメタン、インジゴイド、キサンテンおよびキノリン化合物を使用することができる。本発明に基づき使用される合成着色料は特に水溶性であることが好ましい。
【0045】
本発明に基づく好ましい態様で本発明乾燥香料製剤はさらにビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB複合体、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンFおよびビタミンKからなる群から選ばれた天然または合成ビタミンで強化することができる。本発明乾燥香料製剤はさらに補助無機質および微量元素を含むことができる。また本発明に基づく好ましい態様で本発明乾燥香料製剤は強力甘味物質、例えばサッカリン、サッカリン−Na、サッカリン−K、サッカリン−Ca、シクラミン酸ナトリウム、シクラミン酸カルシウム、アセサルファーム−K、アスパルターム、ズルチン、ステビオシドおよびネオヘスペリジンジヒドロカルコンも含むものとする。
【0046】
もちろん本発明は上記の乾燥香料製剤により調製された特にヒトまたは動物の消費のための固形または液状製品、特に食品、嗜好品、飼料、医薬品、粉末、特に粉末飲料、とりわけインスタント粉末飲料、および飲料自体にも関する。このような製品は例えば圧縮成形品またはプレス加工品の形で作製することができる。
【0047】
また本発明は本発明の乾燥香料製剤の調製方法において、例えば流動床法、特に流動床凝集法、押出し法、共噴霧乾燥法、インスタント化法または凍結乾燥法または共凝集法により担体と少なくとも1種の抽出物を物理的に互いに接触させることによって少なくとも1種の抽出物と担体を物理的に会合させ、担体に保持した少なくとも1種の抽出物を含み、特に担体と物理的に会合した少なくとも1種の抽出物を有する製品を得る方法に関する。
【0048】
本発明乾燥香料製剤に基づき調製された食品、医薬品、嗜好品、飲料、特にインスタント粉末飲料および調製された茶飲料または茶類似飲料、例えばハーブティーまたはフルーツティーは、プラークpHテレメトリー法により確かめたところでは、先行技術で周知の炭水化物含有インスタントティー飲料と対照的に、消費の際に口腔内に歯牙障害にとって重要な5.7以下の領域へのpH値の低下をまったくまたはせいぜい短時間しか生じないという有利な特徴がある。口内プラークpHテレメトリー(Graf and Muehlemann, J. Dent. R-es., 44(1965), 1039;Graf and Muehlemann, Helv. Odont. Acta, 10(1966), 94)は歯のエナメル質表面のレベルの自然なプラークでのHイオン濃度の迅速確実な測定を可能にする唯一のインビボ方法である。従って飲料または食物の自由な摂取の時および後のプラークで覆われた歯間隙および口内液のpH値またはその変化をこの方法で連続的に追跡することができる。本発明に基づき提供される、担体としてのイソマルツロースおよび/またはトレハロースに基づくインスタント粉末飲料は、行われたpHテレメトリー測定に基づき、歯保存性として、または歯保存性製品の領域において即ち歯にやさしいものとして分類される。
【0049】
最後に本発明のもう一つの目的は、乾燥香料製剤の抽出物のため、特に乾燥香料の調製のための特に歯保存性のまたは非う蝕原性担体としてのイソマルツロースおよび/またはトレハロースの使用である。
【0050】
発明のその他の有利な態様は従属請求項で明らかである。
【0051】
以下の実施例に基づき発明を詳しく説明する。
【0052】
イソマルツロース乾燥香料製剤の実施例
実施例1
下記の成分から下記の乾燥香料製剤を調製した。
【0053】
イソマルツロース・オレンジ乾燥香料製剤
イソマルツロース 58.0%
オレンジ香気エキス 30.0%
天然オレンジ香料 12.0%
合計 100.0%
実施例2
下記の成分から下記の乾燥香料製剤を調製した。
【0054】
イソマルツロース・シトロン乾燥香料製剤
イソマルツロース 59.0%
シトロン香気エキス 10.0%
天然シトロン香料 30.0%
クエン酸 10.0%
合計 100.0%
実施例3
下記の成分から下記の乾燥香料製剤を調製した。
【0055】
イソマルツロース・バニラ乾燥香料製剤
イソマルツロース 40.0%
アラビアゴム 5.5%
二酸化ケイ素 1.0%
バニラ香気エキス 53.5%
合計 100.0%
実施例4
下記の成分から下記の乾燥香料製剤を調製した。
【0056】
イソマルツロース・カラメル乾燥香料製剤
イソマルツロース 81.50%
香気エキス 3.00%
天然と同じ香料 5.25%
天然香料 10.0%
マルトール 0.25%
合計 100.0%
実施例5
下記の成分から下記の乾燥香料製剤を調製した。
【0057】
イソマルツロース・ルイボス乾燥香料製剤
イソマルツロース 52.50%
ルイボスエキス 46.50%
二酸化ケイ素 1.0%
合計 100.0%
実施例6
下記の成分から下記の乾燥香料製剤を調製した。
【0058】
イソマルツロース・ウイキョウ乾燥香料製剤
イソマルツロース 44.40%
ウイキョウエキス 55.60%
合計 100.0%
実施例7
下記の成分から下記の乾燥香料製剤を調製した。
【0059】
イソマルツロース・ペパーミント乾燥香料製剤
イソマルツロース 44.40%
ペパーミントエキス 55.60%
合計 100.0%
実施例8
下記の成分から下記の乾燥香料製剤を調製した。
【0060】
イソマルツロース・紅茶乾燥香料製剤
イソマルツロース 85.00%
紅茶エキス 15.00%
合計 100.0%

【特許請求の範囲】
【請求項1】
担体に担持された少なくとも1種の抽出物を含む乾燥香料製剤であって、前記担体が、歯保存性で、非緩下性の糖、即ちイソマルツロースおよび/またはトレハロースである乾燥香料製剤。
【請求項2】
前記抽出物が、前記担体と物理的に会合している請求項1に記載の乾燥香料製剤。
【請求項3】
前記抽出物と前記担体が、流動床法、押出し法、共噴霧乾燥法、共凝集法により、またはインスタント化により物理的に会合されている請求項1または2に記載の乾燥香料製剤。
【請求項4】
前記抽出物中の発酵性炭水化物の含量が、最高20重量%、とりわけ最高10重量%(それぞれ抽出物の全乾燥物含量に対して)である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項5】
前記抽出物中の発酵性炭水化物の含量が、最高0.5重量%、とりわけ最高0.1重量%(それぞれ抽出物の全乾燥物含量に対して)である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項6】
前記乾燥香料製剤中の発酵性炭水化物の含量が、最高20重量%、とりわけ最高10重量%(それぞれ乾燥香料製剤の全乾燥物含量に対して)である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項7】
前記乾燥香料製剤中の発酵性炭水化物の含量が、最高0.5重量%、とりわけ最高0.1重量%(それぞれ乾燥香料製剤の全乾燥物含量に対して)である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項8】
前記抽出物が茶エキス、ハーブエキス、果実エキス、匂いおよび/または風味物質または香料である請求項1ないし7のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項9】
担体物質として全量に対して少なくとも40重量%、とりわけ少なくとも50重量%、特に少なくとも90重量%のイソマルツロースおよび/またはトレハロースと、全量(乾燥香料製剤の乾燥物)に対して最高5重量%の水と、全量(乾燥香料製剤の乾燥物)に対して1ないし60重量%の抽出物を含む請求項1ないし8のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項10】
前記抽出物が、茶の木の植物部分のエキスである請求項1ないし9のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項11】
前記抽出物が、紅茶または緑茶またはウーロン茶のエキスである請求項1ないし10のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項12】
前記抽出物が、天然のまたは天然と同じ匂い物質および/または風味物質である請求項1ないし11のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項13】
前記抽出物が、茶、ハーブもしくはその他の植物または植物部分から得られ、前記抽出物の調製の際に着香のために前記抽出物に香りづけ用の果汁、匂いおよび/または風味づけ用の植物または植物部分、もしくは香りづけ用のスピリッツ、例えばウイスキー、アラク酒またはラム酒を加えた請求項のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項14】
前記抽出物が、アロエ、アニス、カノコソウ、カノコソウの根、エニシダ、ビヨス、エゾボウフウ、ミツガシワ、吐根、マチン子、イラクサ、キイチゴの葉、キナ皮、コンズランゴ、鉄分含有リンゴ、キヅタ、リンドウ、イチゴの葉、シダ、フラングラ、ウイキョウ、トウヒの葉、ハゴロモグサ、エゾツルキンバイ、チョウセンニンジン、グリンデリア、野バラの実、酵母、コケモモの葉、ハイビスカスの花、ラズベリーの葉、ニワトコ、ホップ、ホップ球果、ショウガ、スグリの葉、オトギリソウ、ショウブ、カミツレ、ゴールデンシール、アザミ、クリ、コロシントウリ、コエンドロ、ミドリハッカ、ラパコ植物、ラベンダー、レモングラス、シナノキの花、タンポポ、スズラン、マヨラナ、ゼニアオイ、麦芽、オオバコエンドロ、マテチャ植物、メリッサ、ヤドリギ、麦角、アヘン、トケイソウ、ペパーミント、ボタン、ダイダイ、ラタニア、キンセンカ、ダイオウ、ローズマリー、ルイボス、オオハンゴンソウ、サグラダ液、サルビア、セイヨウノコギリソウ、セイヨウサクラソウ、ガマズミの木、シマルバ、ヘラオオバコ、シナガワハギ、シマセンブリ、ジャコウソウ、ベラドンナ、バーベナ、サンザシ、ブドウの葉、ニガヨモギ、ヒソプス、セイロンニッケイおよび/またはその部分から得られたものである請求項1ないし13のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項15】
前記乾燥香料製剤が、果実から得たエキスを含む請求項1ないし14のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項16】
前記抽出物が、リンゴ、パインアップル、ナシ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、マンゴー、トケイソウの実、スグリ、ラズベリー、コケモモ、サクラ、モモ、スナヂグミおよび/またはシトロンから得られたものである請求項15に記載の乾燥香料製剤。
【請求項17】
前記乾燥香料製剤が、全量(乾燥香料製剤の乾燥物)に対して0.1重量%ないし5重量%の有機酸もしくは無機酸の塩、流動促進剤、酸化防止剤および/または安定剤を含む請求項1ないし16のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項18】
前記塩が、クエン酸三ナトリウムまたはK2HPO4もしくはKH2PO4のようなリン酸塩である請求項17に記載の乾燥香料製剤。
【請求項19】
前記酸化防止剤が、パルミチン酸アスコルビルまたはアルファ−トコフェロールである請求項17または18に記載の乾燥香料製剤。
【請求項20】
前記流動促進剤が、二酸化ケイ素である請求項17ないし19のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項21】
前記乾燥香料製剤が、天然および/または合成着色料を含む請求項1ないし20のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項22】
前記天然着色料が、植物由来の着色料、動物由来の着色料、無機顔料、酵素的褐変産物、非酵素的褐変産物および炭水化物加熱生成物からなる群から選ばれる請求項21に記載の乾燥香料製剤。
【請求項23】
前記合成着色料が、アゾ化合物、トリフェニルメタン化合物、インジゴイド化合物、キサンテン化合物およびキノリン化合物からなる群から選ばれる請求項21に記載の乾燥香料製剤。
【請求項24】
前記乾燥香料製剤が、無機質および微量元素を含む請求項1ないし23のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項25】
前記乾燥香料製剤が、少なくとも1種の強力甘味物質を含む請求項1ないし24のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤。
【請求項26】
前記強力甘味物質が、サッカリン、サッカリン−Na、サッカリン−K、サッカリン−Ca、シクラミン酸ナトリウム、シクラミン酸カルシウム、アセサルファーム−K、アスパルターム、ズルチン、ステビオシドおよびネオヘスペリジンジヒドロカルコンからなる群から選ばれる請求項25に記載の乾燥香料製剤。
【請求項27】
乾燥香料製剤中の抽出物のための、歯保存性の担体としてのイソマルツロースおよび/またはトレハロースの使用。
【請求項28】
少なくとも1種の抽出物と担体を、押出し、流動床法、共凝集法、共噴霧乾燥法またはインスタント化により物理的に会合させる請求項1ないし26にいずれか1項に記載の乾燥香料製剤の製造方法。
【請求項29】
請求項1ないし26のいずれか1項に記載の乾燥香料製剤を含む製品であって、該製品が、食品、飼料、医薬品、飲料、粉末飲料、錠剤、粉末、圧縮成形品または嗜好品である製品。

【公表番号】特表2008−518064(P2008−518064A)
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−538339(P2007−538339)
【出願日】平成17年10月28日(2005.10.28)
【国際出願番号】PCT/EP2005/011559
【国際公開番号】WO2006/048191
【国際公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(500175772)ズートツッカー アクチェンゲゼルシャフト マンハイム/オクセンフルト (47)
【Fターム(参考)】