説明

放流警報システム

【課題】 設備の不十分な河川についても、その状況変化に対応して、警報通知、避難誘
導の周知を迅速に行える放流警報システムを提供する。
【解決手段】 第1の河川に関するイベント起動信号を出力する第1の観測装置と、第1
の観測装置からの第1の河川に関するイベント起動信号を受信し、第1の河川に関する制
御信号を出力する監視局と、監視局からの第1の河川に関する制御信号を受信し第1のス
ピーカを通じ、第1の河川の周辺地域への警報通知を行う放流警報装置と、第2の河川に
関するイベント起動信号を出力する第2の観測装置とを備え、放流警報装置は、第2の観
測装置からの第2の河川に関するイベント起動信号を受信し、第2のスピーカを通じ、第
2の河川の周辺地域への警報通知を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、放流警報システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、河川水位の上昇等に伴い、河川周辺の住民への避難誘導に関する周知を行うシス
テムとして、ダム管理に利用されている放流警報システムがある。これは、国電通仕第2
7号の仕様に基づき仕様化され全国的に整備されているシステムである。
【0003】
従来の放流警報システムは、特定の河川(以下、特定河川と言う)を対象として、その
特定河川周辺に対して警報を通知し、避難誘導の周知を行う目的で整備されている。例え
ば、従来の放流警報システムは、図5のように、特定河川の「河川A」を対象として整備
されている。図6に、従来の放流警報システムの放流警報装置の構成を示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−343616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年は局地豪雨による河川水位の急激な上昇から人的被害が多くなってきて
おり、特に、「特定河川」ではない小さな河川で顕著になってきている。
【0006】
しかし、放流警報システムは、このような小さな河川には整備されていない。このよう
な小さな河川が、「特定河川」の付近に存在していても、「特定河川」に整備された放流
警報システムを、この小さな河川にまで範囲を広げて利用することは考慮されていない。
例えば、図5の「特定河川」の「河川A」に整備された放流警報システムは、「河川A」
の付近にある小さな河川である「河川B」にまで範囲を広げて利用することは考慮されて
いない。
【0007】
このように、従来では、「特定河川」以外の河川(以下、「他の河川」と言う)につい
て水位上昇等の状況変化があっても、警報通知、避難誘導の周知を迅速に行うための設備
がなかった。従来では、「他の河川」の状況変化に応じた場合、警報通知、避難誘導の周
知に操作員による人的な介在が必要であり、時間的な遅れが課題となっていた。
【0008】
本発明は、上述の課題を解決するために提案されたものであって、設備の不十分な河川
についても、その状況変化に対応して、警報通知、避難誘導の周知を迅速に行える放流警
報システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明は、河川の状況変化に応じて警報通知を行う放流
警報システムにおいて、第1の河川の水位、又は、前記第1の河川の周辺の雨量の観測値
に異常が発生した場合、前記第1の河川に関するイベント起動信号を出力する第1の観測
装置と、前記第1の観測装置からの前記第1の河川に関するイベント起動信号を受信し、
前記第1の河川に関する制御信号を出力する監視局と、前記監視局からの前記第1の河川
に関する制御信号を受信し、第1のスピーカを通じ、前記第1の河川の周辺地域への警報
通知を行う放流警報装置と、第2の河川の水位、又は、前記第2の河川の周辺の雨量の観
測値に異常が発生した場合、前記第2の河川に関するイベント起動信号を出力する第2の
観測装置とを備え、前記放流警報装置は、前記第2の観測装置からの前記第2の河川に関
するイベント起動信号を受信し、第2のスピーカを通じ、前記第2の河川の周辺地域への
警報通知を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記監視局は、前記第2の河川の警報通知の許可信号、及び、前記第
2の警報通知の許可解除信号を出力し、前記放流警報装置は、前記第1の河川の警報通知
を行い、前記第2の河川の警報通知を行わない第1の動作モードと、前記第1の河川の警
報通知と前記第2の河川の警報通知の両方を行う第2の動作モードのどちらか一方の動作
モードで動作する警報制御部と、前記監視局から前記第2の河川の警報通知の許可信号を
受信した場合、前記警報制御部を前記第2の動作モードに切替え、前記監視局から前記第
2の警報通知の許可解除信号を受信した場合、前記警報制御部を前記第1の動作モードに
切替える許可/不許可切替部とを具備することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記放流警報装置は、前記第2の河川の警報通知のための音声情報を
発生する音声発生装置を備え、前記音声発生装置から発生する音声情報を前記第2のスピ
ーカから放送することで前記第2の河川の周辺地域への警報通知を行うことを特徴とする

【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態の放流警報システムの装置配置図。
【図2】本実施形態の放流警報装置の構成を示すブロック図。
【図3】本実施形態の放流警報システムの動作モード切替動作を示すフローチャート。
【図4】本実施形態の警報システムの警報通知動作を示すフローチャート。
【図5】従来の放流警報システムの装置配置図。
【図6】従来の放流警報装置の構成を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、実施形態の放流警報システムについて図面を参照して説明する。図1は、本実施
形態の放流警報システムの装置配置図である。放流警報システム100は、監視局1、河
川Aの水位や雨量等の観測を行う観測装置2、放流警報装置3、河川Bの水位や雨量等の
観測を行う観測装置4の各設備で構成される。
【0014】
図2は、放流警報装置3の構成を示すブロック図である。放流警報装置3は、無線装置
301、変復調部302、伝送制御部303、基本制御部304、インピーダンス判定部
305、警報制御部306、音声増幅器307a、307b、収音返送部308、収音マ
イク309、収音レベル判定部310、観測イベント受信部311、許可/不許可切替部
312、音声発生装置313、河川Aの周辺地域に設置された河川A用のスピーカ5、河
川Bの周辺地域に設置された河川B用のスピーカ7を備える。
【0015】
図2の本実施形態の放流警報装置3は、図6の従来の放流警報装置に対して、音声増幅
器307b、観測イベント受信部311、許可/不許可切替部312、音声発生装置31
3、河川B用のスピーカ7を更に備えている。観測イベント受信部311は、河川B用の
観測装置4から観測イベントを受信するためのものである。許可/不許可切替部312は
、警報制御部306の動作モードを、河川Bの周辺地域への警報通知を不許可とする第1
の動作モードと、河川Bの周辺地域への警報通知を許可する第2の動作モードのうち、ど
ちらか一方に切替えるものである。
【0016】
(動作モード切替動作)
次に、本実施形態の警報システム100の動作を説明する。先ず、警報システム100
の動作モード切替動作を説明する。図3は、本実施形態の警報システム100の動作モー
ド切替動作を示するフローチャートである。
【0017】
警報システム100は、通常、河川Aの周辺地域のみを対象に警報通知を行っている。
即ち、放流警報装置3では、通常、河川Bの周辺地域への警報通知を不許可とする第1の
動作モードが設定されている。すなわち、通常、許可/不許可切替部312は、警報制御
部306を第1の動作モードに設定している。
【0018】
河川B用のスピーカ7を有する放流警報装置3では、監視局1から、河川Bの警報通知
の許可の指令が出されたか否かを判断する(ステップS1)。ここで、河川Bの管理者か
ら監視局1に、河川Bの周辺地域への河川Bに関する警報通知を実施するよう要請が行わ
れたとする。要請が行われると、操作員により、監視局1から、河川B用のスピーカ7を
備えている各放流警報装置3へ、単信無線回線6を介して、「河川Bの警報通知の許可信
号」が送出される。「河川Bの警報通知の許可信号」には、複数の放流警報装置3のうち
対象とするものを示す識別ID情報を含んでいる。
【0019】
河川B用のスピーカ7を有する放流警報装置3では、「河川Bの警報通知の許可信号」
が受信されると、河川Bの警報通知が指示されたと判断する(ステップS1のYes)。
即ち、無線装置301が、「河川Bの警報通知の許可信号」を受信する。受信された「河
川Bの警報通知の許可信号」は、変復調部302、伝送制御部303を介し、基本制御部
304に入力される。基本制御部304は、入力された信号が「河川Bの警報通知の許可
信号」であると判断すると共に、その中に含まれる識別ID情報から自身の放流警報装置
3が指定されていると判断すると、河川Bの警報通知を許可すべく、第2の動作モードへ
の切替指示を、許可/不許可切替部312に出力する。
【0020】
許可/不許可切替部312は、第2の動作モードへの切替指示が入力されると、警報制
御部306を、河川Bの周辺地域への警報通知を不許可とする第1の動作モードから、河
川Bの周辺地域への警報通知を許可する第2の動作モードに切替える(ステップS2)。

その後、河川B用のスピーカ7を有する放流警報装置3では、監視局1から、河川Bの
警報通知の許可解除の指示が出されたか否かを判断する(ステップS3)。ここで、河川
Bの管理者から監視局1に、河川Bの周辺地域への河川Bに関する警報通知の解除が要請
されたとする。要請が行われると、操作員により、監視局1から、河川B用のスピーカ7
を備えている各放流警報装置3へ、単信無線回線6を介して、「河川Bの警報通知の許可
解除信号」が送出される。「河川Bの警報通知の許可解除信号」には、複数の放流警報装
置3のうち当該情報の送信対象とするものを示す識別ID情報を含んでいる。
【0021】
河川B用のスピーカ7を有する放流警報装置3では、「河川Bの警報通知の許可解除信
号」が受信されると、河川Bの警報通知の解除の指令が出されたと判断する(ステップS
3のYes)。即ち、無線装置301が、「河川Bの警報通知の許可解除信号」を受信す
る。受信された「河川Bの警報通知の許可解除信号」は、変復調部302、伝送制御部3
03を介し、基本制御部304に入力される。基本制御部304は、入力された信号が「
河川Bの警報通知の許可解除信号」であると判断すると共に、その中に含まれる識別ID
情報から自身の放流警報装置3が指定されていると判断すると、河川Bの警報通知の許可
を解除すべく、第1の動作モードへの切替指示を、許可/不許可切替部312に出力する

【0022】
許可/不許可切替部312は、第1の動作モードへの切替指示が入力されると、警報制
御部306を、河川Bの周辺地域への警報通知を許可する第2の動作モードから、河川B
の周辺地域への警報通知を不許可とする第1の動作モードに切替える(ステップS4)。
【0023】
(警報通知動作)
次に、警報システム100の警報通知動作を説明する。図4は、本実施形態の警報シス
テム100の警報通知動作を示すフローチャートである。
【0024】
放流警報装置3は、監視局1から、河川Aに関する警報通知が指示されたか否かを判断
する(ステップS11)。
【0025】
ここで、河川Aの水位、又は、河川A周辺の雨量の観測値に異常が発生した場合、観測
装置2から監視局1に、単信無線回線6を介して、「河川Aに関するイベント起動信号」
が送出される。観測装置2から「河川Aに関するイベント起動信号」が受信されると、監
視局1から、放流警報装置3に対して、単信無線回線6を介して、河川Aに関する警報通
知の実施を指示するための「河川Aに関する制御信号」が送出される。放流警報装置3で
は、「河川Aに関する制御信号」が受信されると、河川Aに関する警報通知が指示された
と判断する(ステップS11のYes)。
【0026】
即ち、監視局1から送出された「河川Aに関する制御信号」は、放流警報装置3の無線
装置301が受信し、変復調部302、伝送制御部303を介して、基本制御部304に
入力される。基本制御部304は、入力された信号が「河川Aに関する制御信号」である
と判断すると共に、その中に含まれる識別ID情報から自身の放流警報装置3が指定され
ていると判断すると、河川Aに関する警報通知を実施すべく、「河川Aに関する制御信号
」を警報制御部306に出力する。
【0027】
警報制御部306は、「河川Aに関する制御信号」が入力されると、音声増幅器307
aと、スピーカ5を起動して、河川Aに関する警報通知を行う(ステップS12)。監視
局1から送出される「河川Aに関する制御信号」には、警報通知情報として、河川Aの周
辺地域の住民への注意を喚起する文言や避難誘導を行うための文言等のアナウンス文情報
を含んでいる。警報制御部306は、「河川Aに関する制御信号」に含まれるアナウンス
文情報に基づき、警報通知のための音声情報を生成し、生成した音声情報を音声増幅器3
07aによって増幅させ、そして、河川Aの周辺地域に設置されたスピーカ5に、音声増
幅器307aにて増幅された音声情報を放送させる。これにより、河川Aの周辺地域の住
民への警報通知を行う。
【0028】
また、放流警報装置3は、自身の動作モードが、河川Bの周辺地域への警報通知を許可
する第2の動作モードであるか否かを判断する(ステップS13)。即ち、基本制御部3
04が、警報制御部306の動作モードが第2の動作モードであるか否かを判断する。警
報制御部306が第2の動作モードである場合(ステップS13のYes)、次に、放流
警報装置3は、河川Bに関する警報通知が指示されたか否かを判断する(ステップS14
)。
【0029】
ここで、河川Bの水位、又は、河川B周辺の雨量の観測値に異常が発生した場合、観測
装置4から各放流警報装置3へ、単信無線回線6を介して、「河川Bに関するイベント起
動信号」が送出される。「河川Bに関するイベント起動信号」には、複数の放流警報装置
3のうち当該信号の送信対象を示す識別ID情報を含んでいる。放流警報装置3では、「
河川Bに関するイベント起動信号」が受信されると、河川Aに関する警報通知が指示され
たと判断する(ステップS14のYes)。即ち、観測装置4から送出された「河川Bに
関するイベント起動信号」は、放流警報装置3の無線装置301が受信し、変復調部30
2、伝送制御部303を介して、基本制御部304に入力される。基本制御部304は、
入力された信号が「河川Bに関するイベント起動信号」であると判断すると共に、その中
に含まれる識別ID情報から自身の放流警報装置3が指定されていると判断すると、河川
Bに関する警報通知が指示されたと判断し、河川Bに関する警報通知を実施すべく、「河
川Bに関するイベント起動信号」を観測イベント受信部311に出力する。
【0030】
基本制御部304から「河川Bに関するイベント起動信号」が入力されると、観測イベ
ント受信部311は、「河川Bに関するイベント起動信号」に基づき警報制御部306を
制御し、警報制御部306を介して、音声発生装置313、音声増幅器307b、スピー
カ7を起動して、河川Bに関する警報通知を実施する(ステップS15)。観測装置4か
ら送出される「河川Bに関するイベント起動信号」には、河川Bの周辺地域の住民へ注意
を喚起する文言や避難誘導を行うための文言等のアナウンス文情報は含まれていない。こ
のため、音声発生装置313に、河川Bに関する警報通知の情報として、河川Bの周辺地
域の住民へ注意を喚起する文言や避難誘導を行うための文言等のアナウンス文の音声情報
を予め記憶している。観測イベント受信部311は、「河川Bに関するイベント起動信号
」から警報通知すべき内容を判別し、その判別結果である「警報通知内容情報」を警報制
御部306に出力する。警報制御部306は、入力された「警報通知内容情報」に応じた
内容の音声情報を音声発生装置313から出力させ、音声増幅器307bによって音声発
生装置313から出力した音声情報を増幅させ、そして、河川Bの周辺地域に設置された
スピーカ7に、音声増幅器307bにて増幅された音声情報を放送させる。これにより、
河川Bの周辺地域の住民への警報通知を行う。
【0031】
以上説明したように本実施形態の放流警報システムでは、河川Bの水位、又は、河川B
周辺の雨量の観測値に異常が発生した場合、河川Bの水位や雨量等の観測を行う観測装置
4から放流警報装置3へ、単信無線回線6を介して「河川Bに関するイベント起動信号」
を送出し、放流警報装置3にて、「河川Bに関するイベント起動信号」の受信に応じ、河
川Bの周辺地域に設置された河川B用のスピーカ7から河川Bの周辺地域の住民への警報
通知を行うようにした。これにより、設備の不十分な河川Bについても、その状況変化に
対応して、河川Bの周辺地域への警報通知、避難誘導の周知を迅速に行うことを可能とし
た。
【0032】
本発明の1つの実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり
、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で
実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、
変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると
同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0033】
1…監視局、2…観測装置、3…放流警報装置、4…観測装置、5…スピーカ、6…単
信無線回線、7…スピーカ、30…放流警報装置、100…放流警報システム、200…
放流警報システム、301…無線装置、302…変復調部、303…伝送制御部、304
…基本制御部、305…インピーダンス判定部、306…警報制御部、307a…音声増
幅部、307b…音声増幅部、308…集音返送部、309…週音マイク、310…集音
レベル判定部、311…観測イベント受信部、312…許可/不許可切替部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
河川の状況変化に応じて警報通知を行う放流警報システムにおいて、
第1の河川の水位、又は、前記第1の河川の周辺の雨量の観測値に異常が発生した場合
、前記第1の河川に関するイベント起動信号を出力する第1の観測装置と、
前記第1の観測装置からの前記第1の河川に関するイベント起動信号を受信し、前記第
1の河川に関する制御信号を出力する監視局と、
前記監視局からの前記第1の河川に関する制御信号を受信し、第1のスピーカを通じ、
前記第1の河川の周辺地域への警報通知を行う放流警報装置と、
第2の河川の水位、又は、前記第2の河川の周辺の雨量の観測値に異常が発生した場合
、前記第2の河川に関するイベント起動信号を出力する第2の観測装置とを備え、
前記放流警報装置は、前記第2の観測装置からの前記第2の河川に関するイベント起動
信号を受信し、第2のスピーカを通じ、前記第2の河川の周辺地域への警報通知を行う
ことを特徴とする放流警報システム。
【請求項2】
前記監視局は、前記第2の河川の警報通知の許可信号、及び、前記第2の警報通知の許可
解除信号を出力し、
前記放流警報装置は、
前記第1の河川の警報通知を行い、前記第2の河川の警報通知を行わない第1の動作モ
ードと、前記第1の河川の警報通知と前記第2の河川の警報通知の両方を行う第2の動作
モードのどちらか一方の動作モードで動作する警報制御部と、
前記監視局から前記第2の河川の警報通知の許可信号を受信した場合、前記警報制御部
を前記第2の動作モードに切替え、前記監視局から前記第2の警報通知の許可解除信号を
受信した場合、前記警報制御部を前記第1の動作モードに切替える許可/不許可切替部と
を具備することを特徴とする請求項1に記載の放流警報システム。
【請求項3】
前記放流警報装置は、前記第2の河川の警報通知のための音声情報を発生する音声発生装
置を備え、前記音声発生装置から発生する音声情報を前記第2のスピーカから放送するこ
とで前記第2の河川の周辺地域への警報通知を行うことを特徴とする請求項1に記載の放
流警報システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−61890(P2013−61890A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−201224(P2011−201224)
【出願日】平成23年9月14日(2011.9.14)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】