放送録画装置、方法及びプログラム
【課題】番組コンテンツの快適な視聴を提供する。
【解決手段】デジタル放送受信装置は、録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付手段と、前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画手段と、前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
【解決手段】デジタル放送受信装置は、録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付手段と、前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画手段と、前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、放送録画装置、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビジョン放送信号の再生を行うために、記憶装置に格納する技術が提案されている。このテレビジョン放送信号においては、番組コンテンツの境界又は途中にCMが含められている。さらには、同一の番組コンテンツ内において、状況が異なるシーンに切り替わることがある。
【0003】
ユーザは、このテレビジョン放送信号の番組コンテンツ内において、所望するシーンのみ参照したいという要求がある。そこで、記録装置に記録された番組コンテンツに対して、チャプター分割する技術が提案されている。そして、ユーザは、分割されたチャプターのうち、所望するチャプターのみ再生を行うことで、所望するシーンのみを再生することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−301070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、記録装置に記録した後に番組コンテンツのチャプター分割を行う操作が必要である。このため、ユーザが参照しようとしても、分割操作を行っていない場合には、当然ながらチャプター分割された番組コンテンツを参照できない場合がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、番組コンテンツの快適な視聴を提供する放送録画装置、その方法及びプログラムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の放送録画装置は、録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付手段と、前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画手段と、前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、実施形態のデジタル放送受信装置の主要な信号処理系を示すブロック図である。
【図2】図2は、実施形態にかかる、デジタル放送受信装置が受信したデジタル放送信号の番組コンテンツを分割した例を示した図である。
【図3】図3は、実施形態にかかる、デジタル放送受信装置が受信したデジタル放送信号の番組コンテンツのうち、音楽番組コンテンツを分割した例を示した図である。
【図4】図4は、実施形態にかかる、デジタル放送受信装置が受信したデジタル放送信号の番組コンテンツのうち、ニュース番組コンテンツを分割した例を示した図である。
【図5】図5は、実施形態のデジタル放送受信装置が表示する録画設定画面の例を示す図である。
【図6】図6は、実施形態の記録装置内の、番組コンテンツのチャプターと、各チャプターを示すラベルと、を管理するテーブル構造の例を示した図である。
【図7】図7は、実施形態の表示制御部が表示する番組コンテンツの一覧画面の例を示した図である。
【図8】図8は、実施形態の表示制御部が表示するチャプター一覧画面を示した図である。
【図9】図9は、実施形態の再生部が、チャプター分割された番組コンテンツに対して、通常通りの再生を行った場合の画面例を示した図である。
【図10】図10は、実施形態の再生部が、「CM」と「重複」以外のチャプターのみ再生を行った場合の画面例を示した図である。
【図11】図11は、実施形態の再生部が、ラベルとして「音楽」が付与されたチャプターのみ再生を行った場合の画面例を示した図である。
【図12】図12は、実施形態の再生部による番組コンテンツの再生中に、チャプターの分割、及びチャプターの結合の操作を、受付制御部が受け付ける例を示した図である。
【図13】図13は、実施形態の表示制御部が表示するチャプター編集画面の例を示した図である。
【図14】図14は、実施形態のデジタル放送受信装置における、放送信号受信時の処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】図15は、実施形態のデジタル放送受信装置における、番組コンテンツの再生処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる放送録画装置、その方法及びプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は放送録画装置としてデジタル放送受信装置を適用した例である。
【0010】
まず、図1を用いて、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100の主要な信号処理系を示すブロック図である。
【0011】
入力端子128には、BS/CSデジタル放送受信アンテナ101が捕らえた衛星デジタル放送信号が入力される。そして、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ101で捕らえた衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子128を介して衛星デジタル放送用のチューナ102に供給される。
【0012】
チューナ102は、入力端子128から供給される衛星デジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局して受信する。そして、チューナ102は、受信した放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復調器103に出力する。
【0013】
PSK復調器103は、チューナ102から出力された放送信号を復調し、所望の番組を含んだTS(Transport Stream)を得て、TS復号器104に出力する。
【0014】
TS復号器104は、PSK復調器103から出力されたTSに多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号および音声信号をパケットに分解することにより得たPES(Packetized Elementary Stream)を信号処理部105内のSTD(System Target Decoder)バッファ(図示しない)に出力する。また、TS復号器104は、デジタル放送により送られているセクション情報を、PSK復調器103から出力されたTSから得て、信号処理部105内のセクション処理部(図示しない)へ出力する。
【0015】
一方、入力端子129には、地上波放送受信用のアンテナ106が捕らえた地上デジタルテレビジョン放送信号が入力される。そして、地上波放送受信用のアンテナ106が捕らえた地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子129を介して地上デジタル放送用のチューナ107に供給される。
【0016】
チューナ107は、入力端子129から供給される地上デジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局して受信し、受信した放送信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器108に出力する。
【0017】
OFDM復調器108は、チューナ107から出力された放送信号を復調し、所望の番組を含んだTSを得て、TS復号器109に出力する。
【0018】
TS復号器109は、OFDM復調器108から出力されたTSに多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号および音声信号をパケットに分解することにより得たPESを信号処理部105内のSTDバッファ(図示しない)へ出力する。また、TS復号器109は、デジタル放送により送られているセクション情報を、OFDM復調器108から出力されたTSから得て、信号処理部105内のセクション処理部(図示しない)へ出力する。
【0019】
信号処理部105は、テレビ視聴時には、TS復号器104、109から出力され、STDバッファに記憶された音声信号および映像信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を実施し、選択的に所定のデジタル信号処理を実施した音声信号および映像信号をそれぞれ音声処理部110およびグラフィック処理部113に出力している。一方、信号処理部105は、番組録画時には、TS復号器104、109から出力されSTDバッファに記憶された音声信号および映像信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を実施する。そして、CPU130が、選択的に所定のデジタル信号処理を実施した音声信号および映像信号を、バス127を介して記録装置(例えば、HDD:Hard Disk Driveなど)125に記録する制御を行う。その際に、CPU130は、後述するチャプター分割などの制御も行う。
【0020】
また、録画番組再生時には、CPU130により記録装置125から番組コンテンツが読み出された後、信号処理部105が、入力された信号に所定のデジタル信号処理を実施し、所定のデジタル信号処理を実施した音声信号および映像信号を音声処理部110およびグラフィック処理部113に出力する。
【0021】
セクション処理部は、TS復号器104,109から入力されたセクション情報の中から、番組を取得するための各種データ(例えば、チャンネル番号など)や電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)情報、番組属性情報(番組ジャンルなど)、映像,音声,字幕情報等のSI(Service Information)をCPU130に出力する。
【0022】
グラフィック処理部113は、(1)信号処理部105内のAVデコーダ(図示しない)から供給されるデジタルの映像信号と、(2)OSD(On Screen Display)信号生成部114で生成されるOSD信号と、(3)データ放送による画像データと、(4)CPU130により生成されたEPG情報、映像ES(Elementary Stream)、字幕信号と、を合成して映像処理部115に出力する。また、グラフィック処理部113は、字幕放送による字幕を放送する際、CPU130からの制御による字幕情報に基づいて、映像信号上に字幕情報を重畳して映像処理部115に出力する。
【0023】
映像処理部115は、グラフィック処理部113から出力されたデジタルの映像信号を、液晶ディスプレイなどの映像表示器116で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器116に出力する。また、映像処理部115は、アナログ映像信号を、出力端子117を介して外部に導出する。
【0024】
音声処理部110は、信号処理部105から出力されたデジタルの音声信号をスピーカ111で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ111に出力する。また、音声処理部110は、アナログ音声信号を、出力端子112を介して外部に導出する。
【0025】
CPU130は、バス127を介して、放送信号の受信動作を含むデジタル放送受信装置100の動作を統括的に制御する。例えば、CPU130は、バス127を介して、操作部121からの操作情報を受け付ける。また、CPU130は、リモートコントローラ123から送出された操作情報を、受光部122とバス127を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
【0026】
CPU130は、ROM118に格納された(図示しない)放送録画プログラムを読み込み、RAM119を作業領域として用いることで、受付制御部131と、分割部132と、ジャンル取得部133と、ラベル付与部134と、記録部135と、再生部136と、表示制御部137と、をソフトウェアの機能として実現する。なお、これら機能は、ソフトウェアによる機能で実現することに制限するものではなく、ハードウェアコーディングで実現してもよい。
【0027】
そして、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100においては、記録装置125に記録する前に、分割部132がデジタル放送信号をチャプター分割する。そして、ラベル付与部134が、分割されたチャプターに対して、ラベルを付与する。
【0028】
本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100では、各チャプターに対して、「本編」、「CM」、「中継」、「音楽」等のラベルを付与する。これにより、再生部136が、記録装置125に記録された番組コンテンツを再生する際に、付与されたラベルを基準として抽出されたチャプターのみを効率的に再生することを可能とする。
【0029】
図2は、受信したデジタル放送信号の番組コンテンツを分割した例を示した図である。図2に示す例では、デジタル放送受信装置100において、分割部132が、通常の番組コンテンツを、「本編」と、「CM」と、にチャプター分割し、ラベル付与部134が、各チャプターに対してラベリングを行う。これにより、番組コンテンツを再生する際に、「本編」のみの連続再生、又は「CM」のみの連続再生が可能となる。なお、受信した番組がどのような番組(通常の番組)であるかは、予めEPG等によりジャンル取得部133が取得しておく。
【0030】
図3は、受信したデジタル放送信号のうち、音楽番組コンテンツを分割した例を示した図である。図3に示すように、デジタル放送受信装置100において、分割部132が、音楽番組コンテンツに対して、「音楽」と、「中継」と、(図示しない)「CM」と、にチャプター分割し、ラベル付与部134が、各チャプターに対してラベリングを行う。なお、受信した番組が音楽番組であるか否かは、予めEPG等によりジャンル取得部133が取得しておく。
【0031】
例えば、デジタル放送受信装置100においては、検出部138が、音楽番組コンテンツでは、映像中の音楽を検出し、分割部132が、音楽開始と音楽終了とでチャプター分割を行い、ラベル付与部134が、音楽開始から音楽終了までを「音楽」としてラベル付与する。また、それ以外のシーンを「中継」としてラベル付与する。これにより、コンテンツ再生時に、音楽のみの連続再生、または中継、曲名、歌手やエピソード紹介などに代表される音楽以外のシーンの連続再生ができる。
【0032】
図4は、受信したデジタル放送信号のうち、ニュース番組コンテンツを分割した例を示した図である。図4に示すように、デジタル放送受信装置100において、分割部132が、ニュース番組コンテンツに対して、「ニュース」と、「中継」と、(図示しない)「CM」と、にチャプター分割する。なお、ニュース番組の場合には、ラベリングせず、チャプター分割だけとする。
【0033】
受付制御部131は、操作部121からの操作情報を受け付ける。この操作情報としては、例えば、放送信号による番組コンテンツの録画予約や、当該録画予約の対象となる番組コンテンツのチャプター分割の種別などがある。また、受付制御部131は、番組コンテンツの録画予約を受け付ける際、EPC(Electronic Program Guide)からの番組予約を受け付ける。図5は、デジタル放送受信装置100が表示する録画設定画面の例を示す図である。
【0034】
図5に示す録画設定画面においては、EPGから取得したタイトル502と、ジャンル503と、を表示する。さらに、録画設定画面においては、自動チャプター分割501において、受付制御部131が、自動チャプター分割の操作情報を受け付ける。自動チャプター分割の種別としては、「自動」、「本編」、「シーン」、「OFF」等がある。また、受付制御部131は、ジャンル503が音楽の場合には、自動チャプター分割の種別として「音楽」等を受け付ける。「自動」は、内容に応じて自動的にラベリング(例えば、「本編」、「音楽」、「中継」、「重複」又は「CM」などのラベル付与)を行う。「本編」は、「本編」又は「CM」のラベリングが行われる。「音楽」は、「音楽」、「中継」、又は「CM」のラベリングが行われる。「シーン」は、「ニュース」、「中継」、「CM」のラベリングが行われる。
【0035】
このように、本実施の形態においては、受信した番組コンテンツに対して、チャプター分割を行った後に録画している。つまり、従来においては、記録装置に記録された番組コンテンツに対して、ユーザからチャプター分割の操作を受け付けた後に、チャプター分割を行っていた。これに対し、本実施の形態においては、受信時にチャプター分割を行うこととした。
【0036】
これにより、ユーザが、記録装置125に記録された番組コンテンツの所望するシーンのみ参照したい場合には、すでにチャプター分割がなされていることになる。このため、記録装置125に記録された番組コンテンツについてチャプター分割を行うための操作負担の軽減と、従来のチャプター分割が行われるまでの待機時間を削減できる。つまり、ユーザが参照したいときには、すぐに参照できるため、利便性が向上する。
【0037】
分割部132は、検出部138を備え、デジタル放送信号から得られる番組コンテンツを解析し、該番組コンテンツを、受付制御部131が受け付けたチャプター分割の種別に従って複数のチャプターに自動分割する。本実施の形態にかかる分割部132は、受付制御部131が録画設定画面で、チャプター分割の種別の設定がなされた場合に、チューナ102、107により受信され、信号処理部105で処理がなされた後の、番組コンテンツ(音声信号および映像信号)に対して、設定されたチャプター分割の種別に従ってチャプター分割を行う。
【0038】
検出部138は、受信した番組コンテンツにおける、変わり目となるシーンを検出する。シーンの検出手法としては、周知の手法を問わず、あらゆる手法を用いてよい。
【0039】
この自動チャプター分割では、例えば、選択されたチャプター分割の種別が「本編」の場合、検出部138は、映像信号のシーンの変わり目(例えば本編とCM)の切り替わった位置を自動的に検出し、分割部132が、検出した位置に従ってチャプター分割を自動的に行う。他の例としては、番組コンテンツのジャンルが音楽の場合、分割部132は、音楽のシーンと、それ以外の中継のシーンと、に分割する。
【0040】
例えば、番組コンテンツでジャンルが「音楽」であって、選択されたチャプター分割の種別も「音楽」の場合、検出部138は、放送信号に含まれている音楽信号から、楽曲を検出することで、シーンの変わり目を検出する。そして、分割部132が、楽曲が検出されたシーンを「音楽」のチャプターとして分割し、それ以外のシーンを「中継」のチャプターとして分割する。
【0041】
ジャンル取得部133は、放送信号から得られる番組コンテンツのジャンルを取得する。本実施の形態では、ジャンル取得部133は、EPGから各番組のジャンルを取得する。
【0042】
ラベル付与部134は、分割部132により分割されたチャプター毎に、当該チャプターの種別を示すラベルを付与する。また、付与されるラベルは、上述したラベルに制限するものではなく、番組コンテンツの内容に応じたラベルであればよい。また、本実施の形態のラベル付与部134は、番組コンテンツのジャンルに応じて、適したラベルの付与を行う。例えば、番組コンテンツのジャンルが「音楽」の場合に、「音楽」と、「中継」と、「CM」とによるラベル付与を行う。
【0043】
また、ラベル付与部134により「重複」というラベルが付与される場合がある。これは、番組コンテンツにおいて、「CM」を挟んで同一のシーンが重複放送されることがある。そこで、本実施の形態においては、重複しているシーンが検出された場合、分割部132が、当該シーンをチャプター分割し、ラベル付与部134が分割された当該チャプターに対して「重複」というラベルを付与する。
【0044】
記録部135は、チャプターの種別に応じて分割された番組コンテンツを、記録装置125に録画する。また、ラベルは、番組コンテンツの各チャプターと対応付けて記録される。図6は、番組コンテンツのチャプターと、各チャプターを示すラベルと、を管理するテーブル構造の例を示した図である。図6に示すように、記録装置125が保持するテーブルにおいて、番組IDと、チャプターIDと、番組タイトルと、ジャンルと、時間と、ラベルと、を対応付けて記憶する。このように、番組コンテンツから分割されたチャプターには、チャプターを示すラベルが付与されているため、チャプター分割の種別に応じた再生を行うことができる。
【0045】
ジャンルは、ジャンル取得部133が取得した、番組のジャンルとする。番組IDは、番組コンテンツ毎に設定されたユニークなIDとする。チャプターIDは、番組コンテンツに含まれるチャプター毎に設定されたIDとする。ラベルは、ラベル付与部134により付与された各チャプターのラベルとする。
【0046】
再生部136は、ユーザから番組コンテンツの再生指示を受付制御部131が受け付けた場合、記録装置125から読み出して当該番組コンテンツの再生制御を行う。再生部136は、ユーザからの操作に応じて、チャプター分割の種別と対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する制御と、番組コンテンツ全てを連続的に再生する制御と、を切り替える。なお、チャプター分割の種別と対応付けられたチャプターで構成された映像とは、当該チャプター分割の種別に対応するラベル(例えば「本編」など)が付与されたチャプターで構成された映像を意味する。例えば、チャプター分割の種別が「自動」であれば、再生部136は、「CM」及び「重複」以外のラベルが付与されたチャプターの映像を連続的に再生制御する。
【0047】
表示制御部137は、OSD信号生成部114を制御して、設定画面や、再生制御バナーの表示制御を行う。
【0048】
図7は、表示制御部137が表示する、記録装置125に記録された番組コンテンツの一覧画面の例を示した図である。図7に示す例では、表示制御部137は、チャプター分割がなされた番組コンテンツには、チャプター分割がなされたことを示すアイコン701を表示する。また、表示されるアイコンは、上述したチャプター分割の種類に応じて、異ならせる。例えば、表示制御部137は、チャプター分割の種別、例えば「自動」、「本編」、「音楽」毎に、当該種別を示すアイコンを表示する。これらアイコンの態様は、ユーザが種別の違いを認識できればよいものとする。
【0049】
図7に示す一覧画面では、録画された番組コンテンツが、日付けの新しい番組順に全てを表示される。そして、一覧画面でカーソル選択された番組コンテンツについて、左側欄に、ジャンル、録画チャンネル、録画日時、HDであることを示すアイコン、ダビング情報、及び番組のプレビューが表示される。
【0050】
そして、受付制御部131が、ユーザから、チャプター分割のなされた番組コンテンツの選択を受け付け、リモコンの「決定」ボタンの押下を受け付けた場合、再生部136は通常の再生を行う。一方、リモコンの「青」ボタンに自動再生702が設定されている。このため、受付制御部131が、リモコンの「青」ボタンの押下を受け付けた場合に、再生部136は、所定の基準に従って抽出されたチャプターのみ再生する(以下、自動再生とも称す)。
【0051】
また、リモコンの「緑」ボタンにチャプター一覧703が設定されている。このため、受付制御部131が、リモコンの「緑」ボタンの押下を受け付けた場合に、表示制御部137は、番組コンテンツのチャプター一覧画面を表示する。
【0052】
図8は、表示制御部137が表示するチャプター一覧画面を示した図である。図8に示すように、表示制御部137は、チャプター一覧画面において、分割されたチャプター毎に、付与されたアイコンを、対応付けて表示する。図8に示す例では、「音楽」、「中継」、「CM」、「重複」などのラベルが、各チャプターに対応付けて表示されている。
【0053】
そして、再生部136は、このようにチャプター分割された番組コンテンツの再生制御を行う。図9は、再生部136が、チャプター分割された番組コンテンツに対して、通常通りの再生を行った場合の画面例を示した図である。図9に示す例では、番組コンテンツが、10個のチャプターに分割された例とする。そして、再生部136が動画コンテンツを再生している際に、表示制御部137が、再生制御バナー901内に、再生対象である合計チャプター数と、10個のチャプターの合計時間「01:00:00」と、番組コンテンツの合計時間を示すバーと、を表示する。当該バーは、分割された各チャプターを表示する。
【0054】
また、再生部136は、リモコンの「青」ボタンの押下を受け付けた場合に、ラベルに従って抽出されたチャプターのみ(自動)再生する。このような自動再生において、抽出するチャプターとしては、例えば、「CM」と「重複」以外のラベルが付与されたチャプターのみ再生することが考えられる。
【0055】
図10は、再生部136が、チャプター分割された番組コンテンツに対して、「CM」と「重複」以外のチャプターのみ再生を行った場合の画面例を示した図である。図10に示す例では、「CM」と「重複」以外のチャプターとして、合計7個のチャプターが再生される。そして、表示制御部137は、再生制御バナー1001内に、再生対象である合計チャプター数と、7個のチャプターの合計時間「00:51:00」と、番組コンテンツの7個のチャプターの合計時間を示すバーと、を表示する。このように、表示制御部137は、再生制御バナーのコンテンツ長として、「CM」と「重複」のチャプター長を含めず、再生の対象であるチャプターの合計長を表示する。これにより、ユーザは、実際に参照する時間を視覚的に把握できる。
【0056】
また、再生部136は、別の基準に基づいて抽出されたチャプターのみを再生してもよい。この基準の例としては、ジャンルが「音楽」の番組コンテンツにおいて、「音楽」のラベルが付与されたチャプターのみを抽出することが考えられる。
【0057】
図11は、再生部136が、チャプター分割された番組コンテンツに対して、「音楽」というラベルが付与されたチャプターのみ再生を行った場合の画面例を示した図である。図11に示す例では、ラベル「音楽」が付与されたチャプターとして、合計4個のチャプターが再生される。そして、表示制御部137は、再生制御バナー1101内に、再生対象である合計チャプター数と、4個のチャプターの合計時間「00:26:00」と、番組コンテンツの4個のチャプターの合計時間を示すバーと、を表示する。このように、表示制御部137は、再生制御バナーのコンテンツ長として、音楽以外のチャプター長を含めず、音楽のチャプターの合計長を表示する。これにより、ユーザは、実際に参照する時間を視覚的に把握できる。
【0058】
また、再生部136による通常の番組コンテンツの再生中に、チャプターの分割や、チャプターの結合などの制御を受け付けてもよい。図12は、再生部136による番組コンテンツの再生中に、再生制御バナーにおいて、チャプターの分割、及びチャプターの結合の操作を、受付制御部131が、受け付ける例を示した図である。図12に示す画面例では、受付制御部131が、リモコンの「青」ボタンの押下を受け付けた場合に、分割部132が、現在再生しているポイントを分割点として、チャプター分割を行う。この際、分割された各チャプターのラベルとして、分割前のラベルが付与される。また、図12に示す画面例では、受付制御部131が、リモコンの「赤」ボタンの押下を受け付けた場合に、分割部132が、現在再生しているチャプターと、その前のチャプターとを結合する。この際、前方のチャプターのラベルを、結合後のチャプターのラベルとして付与される。
【0059】
また、再生部136が、自動再生している場合に、受付制御部131が、チャプターの結合又は分割を受け付けた場合には、通常再生に切り替えた上で、チャプターの結合や分割を行うことにしてもよい。また、再生部136が、自動再生している場合、受付制御部131は、チャプターの結合操作を受け付けることを禁止にする制御を行ってもよい。
【0060】
また、再生部136が、自動再生している場合に、表示制御部137が、チャプターとチャプターとの間の不連続ポイントにおいて、チャプターが分割されている旨の表示を行ってもよい。
【0061】
また、再生部136が、自動再生している場合に、時間スキップを行う場合、受付制御部131が、不連続ポイントを挟んで、指定の時間ジャンプを行う操作を受け付けた場合に、抽出されなかったチャプターを考慮せず、抽出されたチャプターによる経過時間に従って時間ジャンプを行えばよい。また、他の手法としては、自動再生を解除した上で、時間ジャンプを行ってもよい。
【0062】
また、再生部136が、レジューム再生で自動再生を行う際に、レジュームポイントが抽出されなかったチャプター内(例えば、重複や、CM)の場合には、これらよりチャプター番号が大きく、所定の基準に従って抽出されたチャプター(例えば本編)の先頭から再生する。
【0063】
また、チャプターの編集は、再生中の編集に制限するものではなく、チャプター編集画面において、編集を受けつけてもよい。図13は、表示制御部137が表示する、チャプター編集画面の例を示した図である。図13に示すチャプター編集画面においては、受付制御部131は、チャプター分割、チャプターの結合、チャプター情報(例えばラベル)削除、等の編集操作を受けつける。
【0064】
次に、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100における、放送信号受信時の処理について説明する。図14は、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。図14に示す例では、番組録画時のチャプター分割の自動設定がなされているものとする。
【0065】
まず、チューナ102、107が、放送信号に含まれている番組コンテンツを受信する(ステップS1401)。そして、受信した放送信号は、チューナ102、107から、信号処理部105までの間に様々な処理が行われる。
【0066】
そして、信号処理部105による処理が行われた後の番組コンテンツに対して、検出部138が、番組のシーンの変わり目を検出したか否か判定する(ステップS1402)。変わり目を検出しなかった場合に(ステップS1402:No)、ステップS1415の処理まで進む。
【0067】
一方、検出部138が、番組のシーンの変わり目を検出した場合(ステップS1402:Yes)、分割部132が、当該変わり目でチャプターを分割する(ステップS1403)。そして、チャプター分割が行われた後、ラベル付与部134は、検出されたシーンが本編であるか否かを判別する(ステップS1404)。本編であるか否かの判断は、番組コンテンツのジャンルを考慮した上で判断する。具体的な判断手法としては、周知の手法を問わず、あらゆる手法を用いてよい。
【0068】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが本編であると判別した場合(ステップS1404:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「本編」を設定する(ステップS1405)。
【0069】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが本編ではないと判別した場合(ステップS1404:No)、検出されたシーンがCMであるか否かを判別する(ステップS1406)。CMであるか否かの判断基準としては、周知の手法を問わず、あらゆる手法を用いてよい。
【0070】
ラベル付与部134は、検出されたシーンがCMであると判別した場合(ステップS1406:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「CM」を設定する(ステップS1407)。
【0071】
ラベル付与部134は、検出されたシーンがCMではないと判別した場合(ステップS1406:No)、当該番組コンテンツのジャンルが「音楽」の場合に、検出されたシーンが音楽であるか否かを判別する(ステップS1408)。
【0072】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが音楽であると判別した場合(ステップS1408:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「音楽」を設定する(ステップS1409)。
【0073】
ラベル付与部134は、当該番組コンテンツのジャンルが「音楽」でない、又は検出されたシーンが音楽ではないと判別した場合(ステップS1408:No)、検出されたシーンが中継であるか否かを判別する(ステップS1410)。なお、中継であるか否かの判断基準としては、周知の手法を問わず、あらゆる手法を用いてよい。
【0074】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが中継であると判別した場合(ステップS1410:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「中継」を設定する(ステップS1411)。
【0075】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが中継ではないと判別した場合(ステップS1410:No)、検出されたシーンが、他のシーンと重複しているか否かを判別する(ステップS1412)。
【0076】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが他のシーンと重複していると判別した場合(ステップS1412:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「重複」を設定する(ステップS1413)。
【0077】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが他のシーンと重複していないと判別した場合(ステップS1412:No)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「その他」を設定する(ステップS1414)。
【0078】
その後、記録部135が、記録装置125に対して、番組コンテンツを録画し、当該番組コンテンツに関する情報を記録する(ステップS1415)。これら録画及び記録は、チャプター分割が行われたか否かに拘わらず行われる。また、番組コンテンツに関する情報は、付与されたラベル等とする。
【0079】
そして、CPU130が、番組コンテンツの受信が終了したか否かを判別する(ステップS1416)。終了していないと判別した場合(ステップS1416:No)、ステップS1401から処理を開始する。
【0080】
一方、CPU130が、番組コンテンツの受信が終了したと判定した場合(ステップS1416:Yes)、処理を終了する。以上の処理により、番組コンテンツの各チャプターに自動的にラベリングされて記録される。
【0081】
次に、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100における、番組コンテンツの再生処理について説明する。図15は、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。図15は、図14において、チャプターが自動設定された番組コンテンツを再生する場合の例を示している。
【0082】
まず、受付制御部131が、番組コンテンツの再生操作を受け付ける(ステップS1501)。次に、再生部136が、受け付けた再生操作が、自動再生であるか否かを判別する(ステップS1502)。自動再生ではないと判別した場合(ステップS1502:No)、再生部136は、通常通り、番組コンテンツに含まれる全チャプターを順に再生して(ステップS1503)、処理を終了する。
【0083】
一方、再生部136が、自動再生であると判別した場合(ステップS1502:Yes)、再生部136は、記録装置125から、再生する番組コンテンツに含まれている各チャプターのラベルを検索する(ステップS1504)。そして、再生部136は、再生順が次のチャプターにラベルが付与されているか否か判別する(ステップS1505)。ラベルが付与されていないと判別した場合(ステップS1505:No)、ステップS1508の処理まで進む。
【0084】
また、再生部136が、ラベルが付与されていると判別した場合(ステップS1505:Yes)、当該ラベルが抽出対象であるか否か、換言すれば、再生するチャプター分割の種別に、当該チャプターのラベルが含まれているか否かを判別する(ステップS1506)。抽出対象となるラベルは、チャプター分割の種別によって異なる。例えば、チャプター分割の種別が「本編」の場合、抽出対象となるラベルは「本編」であり、種別が「音楽」の場合、ラベルは「音楽」であり、種別が「シーン」の場合、ラベルは「シーン」となり、種別が「自動」の場合、ラベルは「CM」、「重複」以外とする。そして、再生部136が、抽出対象でないと判別した場合(ステップS1506:No)、ステップS1508の処理まで進む。
【0085】
一方、再生部136は、抽出対象のラベルであると判別した場合(ステップS1506:Yes)、当該ラベルと対応付けられたチャプターの映像を再生する(ステップS1507)。
【0086】
その後、再生部136は、番組コンテンツが終了したか否かを判別する(ステップS1508)。再生部136は、終了していないと判別した場合(ステップS1508:No)、ステップS1504から処理を開始する。一方、番組コンテンツが終了したと判別した場合(ステップS1508:Yes)、処理を終了する。
【0087】
以上の処理により、デジタル放送受信装置100で、番組コンテンツを再生する時、チャプター分割の種別に対応するチャプターで構成された映像を、連続再生することが可能となる。
【0088】
また、本実施の形態のデジタル放送受信装置100において、受信時にチャプター分割しなかった番組コンテンツに対して、受付制御部131が、ユーザからのチャプター分割する旨の操作を受け付けた場合に、分割部132が自動的にチャプター分割を行ってもよい。
【0089】
また、本実施形態とは異なるが、デジタル放送受信装置100において、番組コンテンツを録画する際に、自動再生するよう設定してもよい。これにより、デジタル放送受信装置100において、受付制御部131が、番組コンテンツを再生する操作を受け付けるだけで、再生部136が、自動再生を行う。これにより、ユーザの操作負担を軽減できる。また、このような設定が行われた場合、表示制御部137が、番組コンテンツの一覧画面を表示する際に、当該設定がなされた番組コンテンツに対して、各自動再生を示すアイコンを表示する。その際、表示制御部137は、再生するチャプターを示すアイコンを表示する。アイコンとしては、「本編」、「音楽」などの文字が表されたアイコンとする。他には、「CM」などの文字が表されていてもよい。
【0090】
本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100では、上述した構成を備えることで、ユーザの操作負担なく(例えば、チャプター分割のための操作や、特殊な再生を行うための操作を行うことなく)、ユーザの所望するチャプターのみ抽出された番組コンテンツを表示(例えば、CMを飛ばした番組コンテンツの再生)することができる。これにより、デジタル放送受信装置100では、ユーザに対して、そもそも最初から不要なシーンが取り除かれているような、番組コンテンツの操作感と再生とを提供することができる。これにより、番組コンテンツの快適な視聴を提供することができる。
【0091】
本実施形態のデジタル放送受信装置100で実行される放送録画プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0092】
また、本実施形態のデジタル放送受信装置100で実行される放送録画プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のデジタル放送受信装置100で実行される放送受信プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0093】
また、本実施形態の放送録画プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0094】
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
【符号の説明】
【0095】
100 デジタル放送受信装置
125 記録装置
130 CPU
131 受付制御部
132 分割部
133 ジャンル取得部
134 ラベル付与部
135 記録部
136 再生部
137 表示制御部
138 検出部
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、放送録画装置、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビジョン放送信号の再生を行うために、記憶装置に格納する技術が提案されている。このテレビジョン放送信号においては、番組コンテンツの境界又は途中にCMが含められている。さらには、同一の番組コンテンツ内において、状況が異なるシーンに切り替わることがある。
【0003】
ユーザは、このテレビジョン放送信号の番組コンテンツ内において、所望するシーンのみ参照したいという要求がある。そこで、記録装置に記録された番組コンテンツに対して、チャプター分割する技術が提案されている。そして、ユーザは、分割されたチャプターのうち、所望するチャプターのみ再生を行うことで、所望するシーンのみを再生することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−301070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、記録装置に記録した後に番組コンテンツのチャプター分割を行う操作が必要である。このため、ユーザが参照しようとしても、分割操作を行っていない場合には、当然ながらチャプター分割された番組コンテンツを参照できない場合がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、番組コンテンツの快適な視聴を提供する放送録画装置、その方法及びプログラムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の放送録画装置は、録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付手段と、前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画手段と、前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、実施形態のデジタル放送受信装置の主要な信号処理系を示すブロック図である。
【図2】図2は、実施形態にかかる、デジタル放送受信装置が受信したデジタル放送信号の番組コンテンツを分割した例を示した図である。
【図3】図3は、実施形態にかかる、デジタル放送受信装置が受信したデジタル放送信号の番組コンテンツのうち、音楽番組コンテンツを分割した例を示した図である。
【図4】図4は、実施形態にかかる、デジタル放送受信装置が受信したデジタル放送信号の番組コンテンツのうち、ニュース番組コンテンツを分割した例を示した図である。
【図5】図5は、実施形態のデジタル放送受信装置が表示する録画設定画面の例を示す図である。
【図6】図6は、実施形態の記録装置内の、番組コンテンツのチャプターと、各チャプターを示すラベルと、を管理するテーブル構造の例を示した図である。
【図7】図7は、実施形態の表示制御部が表示する番組コンテンツの一覧画面の例を示した図である。
【図8】図8は、実施形態の表示制御部が表示するチャプター一覧画面を示した図である。
【図9】図9は、実施形態の再生部が、チャプター分割された番組コンテンツに対して、通常通りの再生を行った場合の画面例を示した図である。
【図10】図10は、実施形態の再生部が、「CM」と「重複」以外のチャプターのみ再生を行った場合の画面例を示した図である。
【図11】図11は、実施形態の再生部が、ラベルとして「音楽」が付与されたチャプターのみ再生を行った場合の画面例を示した図である。
【図12】図12は、実施形態の再生部による番組コンテンツの再生中に、チャプターの分割、及びチャプターの結合の操作を、受付制御部が受け付ける例を示した図である。
【図13】図13は、実施形態の表示制御部が表示するチャプター編集画面の例を示した図である。
【図14】図14は、実施形態のデジタル放送受信装置における、放送信号受信時の処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】図15は、実施形態のデジタル放送受信装置における、番組コンテンツの再生処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる放送録画装置、その方法及びプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は放送録画装置としてデジタル放送受信装置を適用した例である。
【0010】
まず、図1を用いて、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100の主要な信号処理系を示すブロック図である。
【0011】
入力端子128には、BS/CSデジタル放送受信アンテナ101が捕らえた衛星デジタル放送信号が入力される。そして、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ101で捕らえた衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子128を介して衛星デジタル放送用のチューナ102に供給される。
【0012】
チューナ102は、入力端子128から供給される衛星デジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局して受信する。そして、チューナ102は、受信した放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復調器103に出力する。
【0013】
PSK復調器103は、チューナ102から出力された放送信号を復調し、所望の番組を含んだTS(Transport Stream)を得て、TS復号器104に出力する。
【0014】
TS復号器104は、PSK復調器103から出力されたTSに多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号および音声信号をパケットに分解することにより得たPES(Packetized Elementary Stream)を信号処理部105内のSTD(System Target Decoder)バッファ(図示しない)に出力する。また、TS復号器104は、デジタル放送により送られているセクション情報を、PSK復調器103から出力されたTSから得て、信号処理部105内のセクション処理部(図示しない)へ出力する。
【0015】
一方、入力端子129には、地上波放送受信用のアンテナ106が捕らえた地上デジタルテレビジョン放送信号が入力される。そして、地上波放送受信用のアンテナ106が捕らえた地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子129を介して地上デジタル放送用のチューナ107に供給される。
【0016】
チューナ107は、入力端子129から供給される地上デジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局して受信し、受信した放送信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器108に出力する。
【0017】
OFDM復調器108は、チューナ107から出力された放送信号を復調し、所望の番組を含んだTSを得て、TS復号器109に出力する。
【0018】
TS復号器109は、OFDM復調器108から出力されたTSに多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号および音声信号をパケットに分解することにより得たPESを信号処理部105内のSTDバッファ(図示しない)へ出力する。また、TS復号器109は、デジタル放送により送られているセクション情報を、OFDM復調器108から出力されたTSから得て、信号処理部105内のセクション処理部(図示しない)へ出力する。
【0019】
信号処理部105は、テレビ視聴時には、TS復号器104、109から出力され、STDバッファに記憶された音声信号および映像信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を実施し、選択的に所定のデジタル信号処理を実施した音声信号および映像信号をそれぞれ音声処理部110およびグラフィック処理部113に出力している。一方、信号処理部105は、番組録画時には、TS復号器104、109から出力されSTDバッファに記憶された音声信号および映像信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を実施する。そして、CPU130が、選択的に所定のデジタル信号処理を実施した音声信号および映像信号を、バス127を介して記録装置(例えば、HDD:Hard Disk Driveなど)125に記録する制御を行う。その際に、CPU130は、後述するチャプター分割などの制御も行う。
【0020】
また、録画番組再生時には、CPU130により記録装置125から番組コンテンツが読み出された後、信号処理部105が、入力された信号に所定のデジタル信号処理を実施し、所定のデジタル信号処理を実施した音声信号および映像信号を音声処理部110およびグラフィック処理部113に出力する。
【0021】
セクション処理部は、TS復号器104,109から入力されたセクション情報の中から、番組を取得するための各種データ(例えば、チャンネル番号など)や電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)情報、番組属性情報(番組ジャンルなど)、映像,音声,字幕情報等のSI(Service Information)をCPU130に出力する。
【0022】
グラフィック処理部113は、(1)信号処理部105内のAVデコーダ(図示しない)から供給されるデジタルの映像信号と、(2)OSD(On Screen Display)信号生成部114で生成されるOSD信号と、(3)データ放送による画像データと、(4)CPU130により生成されたEPG情報、映像ES(Elementary Stream)、字幕信号と、を合成して映像処理部115に出力する。また、グラフィック処理部113は、字幕放送による字幕を放送する際、CPU130からの制御による字幕情報に基づいて、映像信号上に字幕情報を重畳して映像処理部115に出力する。
【0023】
映像処理部115は、グラフィック処理部113から出力されたデジタルの映像信号を、液晶ディスプレイなどの映像表示器116で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器116に出力する。また、映像処理部115は、アナログ映像信号を、出力端子117を介して外部に導出する。
【0024】
音声処理部110は、信号処理部105から出力されたデジタルの音声信号をスピーカ111で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ111に出力する。また、音声処理部110は、アナログ音声信号を、出力端子112を介して外部に導出する。
【0025】
CPU130は、バス127を介して、放送信号の受信動作を含むデジタル放送受信装置100の動作を統括的に制御する。例えば、CPU130は、バス127を介して、操作部121からの操作情報を受け付ける。また、CPU130は、リモートコントローラ123から送出された操作情報を、受光部122とバス127を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
【0026】
CPU130は、ROM118に格納された(図示しない)放送録画プログラムを読み込み、RAM119を作業領域として用いることで、受付制御部131と、分割部132と、ジャンル取得部133と、ラベル付与部134と、記録部135と、再生部136と、表示制御部137と、をソフトウェアの機能として実現する。なお、これら機能は、ソフトウェアによる機能で実現することに制限するものではなく、ハードウェアコーディングで実現してもよい。
【0027】
そして、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100においては、記録装置125に記録する前に、分割部132がデジタル放送信号をチャプター分割する。そして、ラベル付与部134が、分割されたチャプターに対して、ラベルを付与する。
【0028】
本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100では、各チャプターに対して、「本編」、「CM」、「中継」、「音楽」等のラベルを付与する。これにより、再生部136が、記録装置125に記録された番組コンテンツを再生する際に、付与されたラベルを基準として抽出されたチャプターのみを効率的に再生することを可能とする。
【0029】
図2は、受信したデジタル放送信号の番組コンテンツを分割した例を示した図である。図2に示す例では、デジタル放送受信装置100において、分割部132が、通常の番組コンテンツを、「本編」と、「CM」と、にチャプター分割し、ラベル付与部134が、各チャプターに対してラベリングを行う。これにより、番組コンテンツを再生する際に、「本編」のみの連続再生、又は「CM」のみの連続再生が可能となる。なお、受信した番組がどのような番組(通常の番組)であるかは、予めEPG等によりジャンル取得部133が取得しておく。
【0030】
図3は、受信したデジタル放送信号のうち、音楽番組コンテンツを分割した例を示した図である。図3に示すように、デジタル放送受信装置100において、分割部132が、音楽番組コンテンツに対して、「音楽」と、「中継」と、(図示しない)「CM」と、にチャプター分割し、ラベル付与部134が、各チャプターに対してラベリングを行う。なお、受信した番組が音楽番組であるか否かは、予めEPG等によりジャンル取得部133が取得しておく。
【0031】
例えば、デジタル放送受信装置100においては、検出部138が、音楽番組コンテンツでは、映像中の音楽を検出し、分割部132が、音楽開始と音楽終了とでチャプター分割を行い、ラベル付与部134が、音楽開始から音楽終了までを「音楽」としてラベル付与する。また、それ以外のシーンを「中継」としてラベル付与する。これにより、コンテンツ再生時に、音楽のみの連続再生、または中継、曲名、歌手やエピソード紹介などに代表される音楽以外のシーンの連続再生ができる。
【0032】
図4は、受信したデジタル放送信号のうち、ニュース番組コンテンツを分割した例を示した図である。図4に示すように、デジタル放送受信装置100において、分割部132が、ニュース番組コンテンツに対して、「ニュース」と、「中継」と、(図示しない)「CM」と、にチャプター分割する。なお、ニュース番組の場合には、ラベリングせず、チャプター分割だけとする。
【0033】
受付制御部131は、操作部121からの操作情報を受け付ける。この操作情報としては、例えば、放送信号による番組コンテンツの録画予約や、当該録画予約の対象となる番組コンテンツのチャプター分割の種別などがある。また、受付制御部131は、番組コンテンツの録画予約を受け付ける際、EPC(Electronic Program Guide)からの番組予約を受け付ける。図5は、デジタル放送受信装置100が表示する録画設定画面の例を示す図である。
【0034】
図5に示す録画設定画面においては、EPGから取得したタイトル502と、ジャンル503と、を表示する。さらに、録画設定画面においては、自動チャプター分割501において、受付制御部131が、自動チャプター分割の操作情報を受け付ける。自動チャプター分割の種別としては、「自動」、「本編」、「シーン」、「OFF」等がある。また、受付制御部131は、ジャンル503が音楽の場合には、自動チャプター分割の種別として「音楽」等を受け付ける。「自動」は、内容に応じて自動的にラベリング(例えば、「本編」、「音楽」、「中継」、「重複」又は「CM」などのラベル付与)を行う。「本編」は、「本編」又は「CM」のラベリングが行われる。「音楽」は、「音楽」、「中継」、又は「CM」のラベリングが行われる。「シーン」は、「ニュース」、「中継」、「CM」のラベリングが行われる。
【0035】
このように、本実施の形態においては、受信した番組コンテンツに対して、チャプター分割を行った後に録画している。つまり、従来においては、記録装置に記録された番組コンテンツに対して、ユーザからチャプター分割の操作を受け付けた後に、チャプター分割を行っていた。これに対し、本実施の形態においては、受信時にチャプター分割を行うこととした。
【0036】
これにより、ユーザが、記録装置125に記録された番組コンテンツの所望するシーンのみ参照したい場合には、すでにチャプター分割がなされていることになる。このため、記録装置125に記録された番組コンテンツについてチャプター分割を行うための操作負担の軽減と、従来のチャプター分割が行われるまでの待機時間を削減できる。つまり、ユーザが参照したいときには、すぐに参照できるため、利便性が向上する。
【0037】
分割部132は、検出部138を備え、デジタル放送信号から得られる番組コンテンツを解析し、該番組コンテンツを、受付制御部131が受け付けたチャプター分割の種別に従って複数のチャプターに自動分割する。本実施の形態にかかる分割部132は、受付制御部131が録画設定画面で、チャプター分割の種別の設定がなされた場合に、チューナ102、107により受信され、信号処理部105で処理がなされた後の、番組コンテンツ(音声信号および映像信号)に対して、設定されたチャプター分割の種別に従ってチャプター分割を行う。
【0038】
検出部138は、受信した番組コンテンツにおける、変わり目となるシーンを検出する。シーンの検出手法としては、周知の手法を問わず、あらゆる手法を用いてよい。
【0039】
この自動チャプター分割では、例えば、選択されたチャプター分割の種別が「本編」の場合、検出部138は、映像信号のシーンの変わり目(例えば本編とCM)の切り替わった位置を自動的に検出し、分割部132が、検出した位置に従ってチャプター分割を自動的に行う。他の例としては、番組コンテンツのジャンルが音楽の場合、分割部132は、音楽のシーンと、それ以外の中継のシーンと、に分割する。
【0040】
例えば、番組コンテンツでジャンルが「音楽」であって、選択されたチャプター分割の種別も「音楽」の場合、検出部138は、放送信号に含まれている音楽信号から、楽曲を検出することで、シーンの変わり目を検出する。そして、分割部132が、楽曲が検出されたシーンを「音楽」のチャプターとして分割し、それ以外のシーンを「中継」のチャプターとして分割する。
【0041】
ジャンル取得部133は、放送信号から得られる番組コンテンツのジャンルを取得する。本実施の形態では、ジャンル取得部133は、EPGから各番組のジャンルを取得する。
【0042】
ラベル付与部134は、分割部132により分割されたチャプター毎に、当該チャプターの種別を示すラベルを付与する。また、付与されるラベルは、上述したラベルに制限するものではなく、番組コンテンツの内容に応じたラベルであればよい。また、本実施の形態のラベル付与部134は、番組コンテンツのジャンルに応じて、適したラベルの付与を行う。例えば、番組コンテンツのジャンルが「音楽」の場合に、「音楽」と、「中継」と、「CM」とによるラベル付与を行う。
【0043】
また、ラベル付与部134により「重複」というラベルが付与される場合がある。これは、番組コンテンツにおいて、「CM」を挟んで同一のシーンが重複放送されることがある。そこで、本実施の形態においては、重複しているシーンが検出された場合、分割部132が、当該シーンをチャプター分割し、ラベル付与部134が分割された当該チャプターに対して「重複」というラベルを付与する。
【0044】
記録部135は、チャプターの種別に応じて分割された番組コンテンツを、記録装置125に録画する。また、ラベルは、番組コンテンツの各チャプターと対応付けて記録される。図6は、番組コンテンツのチャプターと、各チャプターを示すラベルと、を管理するテーブル構造の例を示した図である。図6に示すように、記録装置125が保持するテーブルにおいて、番組IDと、チャプターIDと、番組タイトルと、ジャンルと、時間と、ラベルと、を対応付けて記憶する。このように、番組コンテンツから分割されたチャプターには、チャプターを示すラベルが付与されているため、チャプター分割の種別に応じた再生を行うことができる。
【0045】
ジャンルは、ジャンル取得部133が取得した、番組のジャンルとする。番組IDは、番組コンテンツ毎に設定されたユニークなIDとする。チャプターIDは、番組コンテンツに含まれるチャプター毎に設定されたIDとする。ラベルは、ラベル付与部134により付与された各チャプターのラベルとする。
【0046】
再生部136は、ユーザから番組コンテンツの再生指示を受付制御部131が受け付けた場合、記録装置125から読み出して当該番組コンテンツの再生制御を行う。再生部136は、ユーザからの操作に応じて、チャプター分割の種別と対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する制御と、番組コンテンツ全てを連続的に再生する制御と、を切り替える。なお、チャプター分割の種別と対応付けられたチャプターで構成された映像とは、当該チャプター分割の種別に対応するラベル(例えば「本編」など)が付与されたチャプターで構成された映像を意味する。例えば、チャプター分割の種別が「自動」であれば、再生部136は、「CM」及び「重複」以外のラベルが付与されたチャプターの映像を連続的に再生制御する。
【0047】
表示制御部137は、OSD信号生成部114を制御して、設定画面や、再生制御バナーの表示制御を行う。
【0048】
図7は、表示制御部137が表示する、記録装置125に記録された番組コンテンツの一覧画面の例を示した図である。図7に示す例では、表示制御部137は、チャプター分割がなされた番組コンテンツには、チャプター分割がなされたことを示すアイコン701を表示する。また、表示されるアイコンは、上述したチャプター分割の種類に応じて、異ならせる。例えば、表示制御部137は、チャプター分割の種別、例えば「自動」、「本編」、「音楽」毎に、当該種別を示すアイコンを表示する。これらアイコンの態様は、ユーザが種別の違いを認識できればよいものとする。
【0049】
図7に示す一覧画面では、録画された番組コンテンツが、日付けの新しい番組順に全てを表示される。そして、一覧画面でカーソル選択された番組コンテンツについて、左側欄に、ジャンル、録画チャンネル、録画日時、HDであることを示すアイコン、ダビング情報、及び番組のプレビューが表示される。
【0050】
そして、受付制御部131が、ユーザから、チャプター分割のなされた番組コンテンツの選択を受け付け、リモコンの「決定」ボタンの押下を受け付けた場合、再生部136は通常の再生を行う。一方、リモコンの「青」ボタンに自動再生702が設定されている。このため、受付制御部131が、リモコンの「青」ボタンの押下を受け付けた場合に、再生部136は、所定の基準に従って抽出されたチャプターのみ再生する(以下、自動再生とも称す)。
【0051】
また、リモコンの「緑」ボタンにチャプター一覧703が設定されている。このため、受付制御部131が、リモコンの「緑」ボタンの押下を受け付けた場合に、表示制御部137は、番組コンテンツのチャプター一覧画面を表示する。
【0052】
図8は、表示制御部137が表示するチャプター一覧画面を示した図である。図8に示すように、表示制御部137は、チャプター一覧画面において、分割されたチャプター毎に、付与されたアイコンを、対応付けて表示する。図8に示す例では、「音楽」、「中継」、「CM」、「重複」などのラベルが、各チャプターに対応付けて表示されている。
【0053】
そして、再生部136は、このようにチャプター分割された番組コンテンツの再生制御を行う。図9は、再生部136が、チャプター分割された番組コンテンツに対して、通常通りの再生を行った場合の画面例を示した図である。図9に示す例では、番組コンテンツが、10個のチャプターに分割された例とする。そして、再生部136が動画コンテンツを再生している際に、表示制御部137が、再生制御バナー901内に、再生対象である合計チャプター数と、10個のチャプターの合計時間「01:00:00」と、番組コンテンツの合計時間を示すバーと、を表示する。当該バーは、分割された各チャプターを表示する。
【0054】
また、再生部136は、リモコンの「青」ボタンの押下を受け付けた場合に、ラベルに従って抽出されたチャプターのみ(自動)再生する。このような自動再生において、抽出するチャプターとしては、例えば、「CM」と「重複」以外のラベルが付与されたチャプターのみ再生することが考えられる。
【0055】
図10は、再生部136が、チャプター分割された番組コンテンツに対して、「CM」と「重複」以外のチャプターのみ再生を行った場合の画面例を示した図である。図10に示す例では、「CM」と「重複」以外のチャプターとして、合計7個のチャプターが再生される。そして、表示制御部137は、再生制御バナー1001内に、再生対象である合計チャプター数と、7個のチャプターの合計時間「00:51:00」と、番組コンテンツの7個のチャプターの合計時間を示すバーと、を表示する。このように、表示制御部137は、再生制御バナーのコンテンツ長として、「CM」と「重複」のチャプター長を含めず、再生の対象であるチャプターの合計長を表示する。これにより、ユーザは、実際に参照する時間を視覚的に把握できる。
【0056】
また、再生部136は、別の基準に基づいて抽出されたチャプターのみを再生してもよい。この基準の例としては、ジャンルが「音楽」の番組コンテンツにおいて、「音楽」のラベルが付与されたチャプターのみを抽出することが考えられる。
【0057】
図11は、再生部136が、チャプター分割された番組コンテンツに対して、「音楽」というラベルが付与されたチャプターのみ再生を行った場合の画面例を示した図である。図11に示す例では、ラベル「音楽」が付与されたチャプターとして、合計4個のチャプターが再生される。そして、表示制御部137は、再生制御バナー1101内に、再生対象である合計チャプター数と、4個のチャプターの合計時間「00:26:00」と、番組コンテンツの4個のチャプターの合計時間を示すバーと、を表示する。このように、表示制御部137は、再生制御バナーのコンテンツ長として、音楽以外のチャプター長を含めず、音楽のチャプターの合計長を表示する。これにより、ユーザは、実際に参照する時間を視覚的に把握できる。
【0058】
また、再生部136による通常の番組コンテンツの再生中に、チャプターの分割や、チャプターの結合などの制御を受け付けてもよい。図12は、再生部136による番組コンテンツの再生中に、再生制御バナーにおいて、チャプターの分割、及びチャプターの結合の操作を、受付制御部131が、受け付ける例を示した図である。図12に示す画面例では、受付制御部131が、リモコンの「青」ボタンの押下を受け付けた場合に、分割部132が、現在再生しているポイントを分割点として、チャプター分割を行う。この際、分割された各チャプターのラベルとして、分割前のラベルが付与される。また、図12に示す画面例では、受付制御部131が、リモコンの「赤」ボタンの押下を受け付けた場合に、分割部132が、現在再生しているチャプターと、その前のチャプターとを結合する。この際、前方のチャプターのラベルを、結合後のチャプターのラベルとして付与される。
【0059】
また、再生部136が、自動再生している場合に、受付制御部131が、チャプターの結合又は分割を受け付けた場合には、通常再生に切り替えた上で、チャプターの結合や分割を行うことにしてもよい。また、再生部136が、自動再生している場合、受付制御部131は、チャプターの結合操作を受け付けることを禁止にする制御を行ってもよい。
【0060】
また、再生部136が、自動再生している場合に、表示制御部137が、チャプターとチャプターとの間の不連続ポイントにおいて、チャプターが分割されている旨の表示を行ってもよい。
【0061】
また、再生部136が、自動再生している場合に、時間スキップを行う場合、受付制御部131が、不連続ポイントを挟んで、指定の時間ジャンプを行う操作を受け付けた場合に、抽出されなかったチャプターを考慮せず、抽出されたチャプターによる経過時間に従って時間ジャンプを行えばよい。また、他の手法としては、自動再生を解除した上で、時間ジャンプを行ってもよい。
【0062】
また、再生部136が、レジューム再生で自動再生を行う際に、レジュームポイントが抽出されなかったチャプター内(例えば、重複や、CM)の場合には、これらよりチャプター番号が大きく、所定の基準に従って抽出されたチャプター(例えば本編)の先頭から再生する。
【0063】
また、チャプターの編集は、再生中の編集に制限するものではなく、チャプター編集画面において、編集を受けつけてもよい。図13は、表示制御部137が表示する、チャプター編集画面の例を示した図である。図13に示すチャプター編集画面においては、受付制御部131は、チャプター分割、チャプターの結合、チャプター情報(例えばラベル)削除、等の編集操作を受けつける。
【0064】
次に、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100における、放送信号受信時の処理について説明する。図14は、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。図14に示す例では、番組録画時のチャプター分割の自動設定がなされているものとする。
【0065】
まず、チューナ102、107が、放送信号に含まれている番組コンテンツを受信する(ステップS1401)。そして、受信した放送信号は、チューナ102、107から、信号処理部105までの間に様々な処理が行われる。
【0066】
そして、信号処理部105による処理が行われた後の番組コンテンツに対して、検出部138が、番組のシーンの変わり目を検出したか否か判定する(ステップS1402)。変わり目を検出しなかった場合に(ステップS1402:No)、ステップS1415の処理まで進む。
【0067】
一方、検出部138が、番組のシーンの変わり目を検出した場合(ステップS1402:Yes)、分割部132が、当該変わり目でチャプターを分割する(ステップS1403)。そして、チャプター分割が行われた後、ラベル付与部134は、検出されたシーンが本編であるか否かを判別する(ステップS1404)。本編であるか否かの判断は、番組コンテンツのジャンルを考慮した上で判断する。具体的な判断手法としては、周知の手法を問わず、あらゆる手法を用いてよい。
【0068】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが本編であると判別した場合(ステップS1404:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「本編」を設定する(ステップS1405)。
【0069】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが本編ではないと判別した場合(ステップS1404:No)、検出されたシーンがCMであるか否かを判別する(ステップS1406)。CMであるか否かの判断基準としては、周知の手法を問わず、あらゆる手法を用いてよい。
【0070】
ラベル付与部134は、検出されたシーンがCMであると判別した場合(ステップS1406:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「CM」を設定する(ステップS1407)。
【0071】
ラベル付与部134は、検出されたシーンがCMではないと判別した場合(ステップS1406:No)、当該番組コンテンツのジャンルが「音楽」の場合に、検出されたシーンが音楽であるか否かを判別する(ステップS1408)。
【0072】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが音楽であると判別した場合(ステップS1408:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「音楽」を設定する(ステップS1409)。
【0073】
ラベル付与部134は、当該番組コンテンツのジャンルが「音楽」でない、又は検出されたシーンが音楽ではないと判別した場合(ステップS1408:No)、検出されたシーンが中継であるか否かを判別する(ステップS1410)。なお、中継であるか否かの判断基準としては、周知の手法を問わず、あらゆる手法を用いてよい。
【0074】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが中継であると判別した場合(ステップS1410:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「中継」を設定する(ステップS1411)。
【0075】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが中継ではないと判別した場合(ステップS1410:No)、検出されたシーンが、他のシーンと重複しているか否かを判別する(ステップS1412)。
【0076】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが他のシーンと重複していると判別した場合(ステップS1412:Yes)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「重複」を設定する(ステップS1413)。
【0077】
ラベル付与部134は、検出されたシーンが他のシーンと重複していないと判別した場合(ステップS1412:No)、当該シーンを示すチャプターのラベルとして、「その他」を設定する(ステップS1414)。
【0078】
その後、記録部135が、記録装置125に対して、番組コンテンツを録画し、当該番組コンテンツに関する情報を記録する(ステップS1415)。これら録画及び記録は、チャプター分割が行われたか否かに拘わらず行われる。また、番組コンテンツに関する情報は、付与されたラベル等とする。
【0079】
そして、CPU130が、番組コンテンツの受信が終了したか否かを判別する(ステップS1416)。終了していないと判別した場合(ステップS1416:No)、ステップS1401から処理を開始する。
【0080】
一方、CPU130が、番組コンテンツの受信が終了したと判定した場合(ステップS1416:Yes)、処理を終了する。以上の処理により、番組コンテンツの各チャプターに自動的にラベリングされて記録される。
【0081】
次に、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100における、番組コンテンツの再生処理について説明する。図15は、本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。図15は、図14において、チャプターが自動設定された番組コンテンツを再生する場合の例を示している。
【0082】
まず、受付制御部131が、番組コンテンツの再生操作を受け付ける(ステップS1501)。次に、再生部136が、受け付けた再生操作が、自動再生であるか否かを判別する(ステップS1502)。自動再生ではないと判別した場合(ステップS1502:No)、再生部136は、通常通り、番組コンテンツに含まれる全チャプターを順に再生して(ステップS1503)、処理を終了する。
【0083】
一方、再生部136が、自動再生であると判別した場合(ステップS1502:Yes)、再生部136は、記録装置125から、再生する番組コンテンツに含まれている各チャプターのラベルを検索する(ステップS1504)。そして、再生部136は、再生順が次のチャプターにラベルが付与されているか否か判別する(ステップS1505)。ラベルが付与されていないと判別した場合(ステップS1505:No)、ステップS1508の処理まで進む。
【0084】
また、再生部136が、ラベルが付与されていると判別した場合(ステップS1505:Yes)、当該ラベルが抽出対象であるか否か、換言すれば、再生するチャプター分割の種別に、当該チャプターのラベルが含まれているか否かを判別する(ステップS1506)。抽出対象となるラベルは、チャプター分割の種別によって異なる。例えば、チャプター分割の種別が「本編」の場合、抽出対象となるラベルは「本編」であり、種別が「音楽」の場合、ラベルは「音楽」であり、種別が「シーン」の場合、ラベルは「シーン」となり、種別が「自動」の場合、ラベルは「CM」、「重複」以外とする。そして、再生部136が、抽出対象でないと判別した場合(ステップS1506:No)、ステップS1508の処理まで進む。
【0085】
一方、再生部136は、抽出対象のラベルであると判別した場合(ステップS1506:Yes)、当該ラベルと対応付けられたチャプターの映像を再生する(ステップS1507)。
【0086】
その後、再生部136は、番組コンテンツが終了したか否かを判別する(ステップS1508)。再生部136は、終了していないと判別した場合(ステップS1508:No)、ステップS1504から処理を開始する。一方、番組コンテンツが終了したと判別した場合(ステップS1508:Yes)、処理を終了する。
【0087】
以上の処理により、デジタル放送受信装置100で、番組コンテンツを再生する時、チャプター分割の種別に対応するチャプターで構成された映像を、連続再生することが可能となる。
【0088】
また、本実施の形態のデジタル放送受信装置100において、受信時にチャプター分割しなかった番組コンテンツに対して、受付制御部131が、ユーザからのチャプター分割する旨の操作を受け付けた場合に、分割部132が自動的にチャプター分割を行ってもよい。
【0089】
また、本実施形態とは異なるが、デジタル放送受信装置100において、番組コンテンツを録画する際に、自動再生するよう設定してもよい。これにより、デジタル放送受信装置100において、受付制御部131が、番組コンテンツを再生する操作を受け付けるだけで、再生部136が、自動再生を行う。これにより、ユーザの操作負担を軽減できる。また、このような設定が行われた場合、表示制御部137が、番組コンテンツの一覧画面を表示する際に、当該設定がなされた番組コンテンツに対して、各自動再生を示すアイコンを表示する。その際、表示制御部137は、再生するチャプターを示すアイコンを表示する。アイコンとしては、「本編」、「音楽」などの文字が表されたアイコンとする。他には、「CM」などの文字が表されていてもよい。
【0090】
本実施の形態にかかるデジタル放送受信装置100では、上述した構成を備えることで、ユーザの操作負担なく(例えば、チャプター分割のための操作や、特殊な再生を行うための操作を行うことなく)、ユーザの所望するチャプターのみ抽出された番組コンテンツを表示(例えば、CMを飛ばした番組コンテンツの再生)することができる。これにより、デジタル放送受信装置100では、ユーザに対して、そもそも最初から不要なシーンが取り除かれているような、番組コンテンツの操作感と再生とを提供することができる。これにより、番組コンテンツの快適な視聴を提供することができる。
【0091】
本実施形態のデジタル放送受信装置100で実行される放送録画プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0092】
また、本実施形態のデジタル放送受信装置100で実行される放送録画プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のデジタル放送受信装置100で実行される放送受信プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0093】
また、本実施形態の放送録画プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0094】
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
【符号の説明】
【0095】
100 デジタル放送受信装置
125 記録装置
130 CPU
131 受付制御部
132 分割部
133 ジャンル取得部
134 ラベル付与部
135 記録部
136 再生部
137 表示制御部
138 検出部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付手段と、
前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画手段と、
前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生手段と、
を備えることを特徴とする放送録画装置。
【請求項2】
前記受付手段は、EPG(Electronic Program Guide)からの番組予約を受け付けること、
を特徴とする請求項1に記載の放送録画装置。
【請求項3】
前記チャプター分割の種別は、番組データのチャプターとして本編、音楽、又はシーンのうちいずれか一つ以上を含んでいること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の放送録画装置。
【請求項4】
前記チャプター分割の種別が判別可能なアイコンを、前記番組データと対応付けた番組一覧情報を表示する表示手段を、さらに備えること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の放送録画装置。
【請求項5】
前記再生手段は、さらに、前記番組データについて、前記チャプター分割の種別に従って再生するか否かの切り替えが可能であること、
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の放送録画装置。
【請求項6】
受付手段が、録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付ステップと、
録画手段が、前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画ステップと、
再生手段が、前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生ステップと、
を含むことを特徴とする放送録画方法。
【請求項7】
録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付ステップと、
前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画ステップと、
前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生ステップと、
をコンピュータに実行させるための放送録画プログラム。
【請求項1】
録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付手段と、
前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画手段と、
前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生手段と、
を備えることを特徴とする放送録画装置。
【請求項2】
前記受付手段は、EPG(Electronic Program Guide)からの番組予約を受け付けること、
を特徴とする請求項1に記載の放送録画装置。
【請求項3】
前記チャプター分割の種別は、番組データのチャプターとして本編、音楽、又はシーンのうちいずれか一つ以上を含んでいること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の放送録画装置。
【請求項4】
前記チャプター分割の種別が判別可能なアイコンを、前記番組データと対応付けた番組一覧情報を表示する表示手段を、さらに備えること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の放送録画装置。
【請求項5】
前記再生手段は、さらに、前記番組データについて、前記チャプター分割の種別に従って再生するか否かの切り替えが可能であること、
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の放送録画装置。
【請求項6】
受付手段が、録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付ステップと、
録画手段が、前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画ステップと、
再生手段が、前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生ステップと、
を含むことを特徴とする放送録画方法。
【請求項7】
録画予約と、当該録画予約の対象となる番組データに対して行うチャプター分割の種別の選択と、を受け付ける受付ステップと、
前記録画予約を受け付けた前記番組データを、前記チャプター分割の種別に従って分割して録画する録画ステップと、
前記番組データの再生指示を受け付けた場合、当該番組データについて、前記チャプター分割の種別に対応付けられたチャプターで構成された映像を連続的に再生する再生ステップと、
をコンピュータに実行させるための放送録画プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2011−223471(P2011−223471A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−92580(P2010−92580)
【出願日】平成22年4月13日(2010.4.13)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年4月13日(2010.4.13)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
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