説明

散布作業車の取水装置

【課題】従来の散布作業車で薬液を作成する際には、水道蛇口に接続したホースを薬液タンクに突っ込んで作業するものあった。この為、場所が限られ、特に圃場内で散布作業の途中に薬液が足りなくなり、これを追加する場合には、遠距離に及ぶ移動を余儀なくされ、作業性を損なうという課題が有った
【解決手段】散布作業車に、薬液を充填する薬液タンク2と、複数の噴霧ノズルを有する散布ブームを備える。また通常作業時、薬液タンク2内の薬液を散布ブームへ送る防除ポンプ5に、水源から水を汲み上げる取水具11を接続自在に構成する。また前記薬液タンク2には、上下のコック7,9の開閉にて連接自在に構成するリザーブタンク3を設け、このタンク3内の水を防除ポンプ5で圧送して前記取水具11を駆動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、圃場に薬液または清水(以下、単に薬液と言う)を散布する散布作業車の取水装置の構成にする。
【背景技術】
【0002】
従来、圃場管理用の散布作業車には、薬液を充填する薬液タンクと、噴霧ノズルを有する散布ブームを備え、ポンプで前記タンク内の薬液を散布ブームへ圧送する構成となっている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平3-21365号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、前記従来の散布作業車を用いて散布作業を行なう時には、薬液タンクに薬液を充填するに際し、先ず水道蛇口またはこれに接続したホースの近くに車両を移動してタンク内に多量の清水を充填し、その後、所定量の薬液の原液を混ぜることで所定濃度の薬液を作成するものである。
【0004】
この為、薬液を作成する場所が限られ、特に作業途中に薬液を追加する必要が有る時、例えば圃場内で薬液が足りなくなり、これを追加する場合には、遠距離に及ぶ移動を余儀なくされ、作業性を損なうという課題が有った。
【0005】
また、前記散布作業車に、専用の取水ポンプを搭載すると、部品コストが高くつき、また同ポンプを電動式に構成すると更に配線類を常備する必要が生じ、コストがかかるという課題が想定される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑みて、この発明では散布作業車の取水装置を以下のように構成した。
即ち、請求項1の発明は、薬液を充填する薬液タンク(2)と、複数の噴霧ノズル(31)を有する散布ブーム(30)を備え、前記薬液タンク(2)内の薬液を散布ブーム(30)へポンプ(5)で圧送する散布作業車において、前記薬液タンク(2)には、水源から水を汲み上げる取水具(11)を備えたことを特徴とする散布作業車の取水装置とした。
(請求項1の作用)
以上のように構成した請求項1の散布作業車では、用水路等の水源の水を取水ホース(12)にて汲み上げ、前記薬液タンク(2)へ充填する。
【0007】
また請求項2の発明は、前記取水具(11)は、前記ポンプ(5)に接続した管路を切り替えて高圧水を送ることで駆動させるフィン(13)と、このフィン(13)により汲み上げた水を前記薬液タンク(2)へ送り出す送水ホース(21)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の散布作業車の取水装置とした。
(請求項2の作用)
以上のように構成した請求項2の散布作業車では、取水時にも、散布作業時に使うポンプ(5)を利用するものであり、このポンプ(5)の高圧水の圧送先を前記取水具(11)へ切り替えることにより、この取水具(11)のフィン(13)が駆動され、汲み上げられた水は送水ホース(21)を通じてタンク(2)へ充填される。
【0008】
また請求項3の発明では、前記薬液タンク(2)には、前記フィン(13)への高圧水を確保するリザーブタンク(3)を連接したことを特徴とする請求項2に記載の散布作業車の取水装置とした。
(請求項3の作用)
以上のように構成した請求項3の散布作業車では、リザーブタンク(3)内に所定量の水を確保して散布作業を行なう。そして、取水時には同タンク(3)内に確保していた水を前記ポンプ(5)で取水具(11)へ圧送することで、前記フィン(13)が駆動され、汲み上げられた水は送水ホース(21)を通じてタンク(2)へ充填される。
【発明の効果】
【0009】
これにより、請求項1の発明では、水源が有れば薬液タンク(2)内に水を充填することができるので、前記従来のように、水道蛇口やホースの届く位置にわざわざ車両を移動する必要が無くなり、作業の効率化を図ることができる。
【0010】
また請求項2の発明では、取水具(11)のフィン(13)を、散布作業車に備えられているポンプ(5)、所謂防除用ポンプを利用して駆動する構成としたので、部品コストを削減することができ、生産コストを削減することができる。
【0011】
また更に請求項3の発明では、前記薬液タンク(2)に、フィン(13)へ送る高圧水を確保するリザーブタンク(3)を連接したので、例えば両タンク(2),(3)を独立して備える構成と比較して、夫れ夫れに充填した水(薬液)を状況に応じて双方に利用することができる。即ち、前記リザーブタンク(3)内に充填された薬液を散布に利用することで、薬液の搭載容量もアップすることができ、またリザーブタンク(3)内へ個別に水を充填する手間も不要となり、取水装置の取扱性も良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、この発明を図面に基づいて具体的に説明する。
散布作業車15は、図2と図3及び図4に示すように、車体前部に複数の噴霧ノズル31,31…を有する散布ブーム30を昇降自在に備え、左右の前輪16と後輪17とを軸架した車台1の後部に、操縦席18の左右両側方と後方を囲んだ薬液タンク2を搭載する構成としている。また前記薬液タンク2は、樹脂素材にて構成され、車台1後方から抜き差して着脱自由に備えている。
【0013】
尚、図中符号22は同タンク2の上面に開口した給水口を示し、符号23は前記給水口を開閉する蓋を示し、符号25は調圧装置にて調整された過剰水をタンクへ戻す余水ホースを示す。
【0014】
また前記薬液タンク2の後方には、通常時、タンク2内の薬液を散布ブーム30へ圧送する防除用ポンプ5を設け、図1の配管図に示すように、高圧水突出側に調圧装置14を介装する前記散布ブーム30へ薬液を送る吐水ホース4を接続し、吸引側にはフィルターFを介して前記薬液タンク2の底部に連通した給水ホース6を接続している。
【0015】
また前記吐水ホース4は、この中途部に分岐路4aを設け、この分岐路4a先端部を前記薬液タンク2の下部側面に保持する構成となっている。
またこの発明のリザーブタンク3は、薬液タンク2後方の前記車台1上に設け、開閉コック9を有する上部接続ホース10を介して前記薬液タンク2の上下中間部と接続すると共に、同じく開閉コック7を有する下部接続ホース8を介して前記給水ホース6の中途部に接続する構成となっている。
【0016】
また取水具11は、前記吐水ホース4の分岐路4a先端部に対し着脱自由に取り付ける取水ホース12と、この取水ホース12の他端側に備えた取水部となる防泥網20及びこの内部のフィン13と、前記フィン13により汲み上げられた水を送り出す送水管21とを備える構成となっている。
【0017】
以上のように構成した散布作業車15では、前記薬液タンク2に薬液が充填されている場合、上部接続ホース10にある開閉コック9を開くと、薬液タンク2内の薬液が上部接続ホース10を経由してリザーブタンク3内へ流入して貯留される。また同タンク2内に薬液が充填されていない場合は、両方の開閉コック7,9を開くとリザーブタンク3内の薬液が前記下部接続ホース8、給水ホース6を経由して薬液タンク2に流入する。
これにより、リザーブタンク3には、通常散布作業の前に、薬液タンク2に貯水されている薬液を、上記操作で取り入れ、両方の開閉コック7,9を閉めることでこの水を確保することができる一方、薬液が僅かに足りない場合は、コック7,9を開けてリザーブタンク3内の薬液を散布に利用することができる。
【0018】
また薬液タンク2に清水を取水するときには、前記取水具11の取水ホース12を、前記分岐路4aの保持部に接続すると共に、防泥網20を、水源、例えば用水路内に沈ませる。そして、前記コックを8,9を開放する一方、散布コック開閉レバー43,43,43を閉位置に設定した状態で防除ポンプ5を駆動する。すると、通常の流路が切り替えられて、ポンプ5から圧送される高圧水は取水具1側へ圧送される。即ち、前記ように薬液タンク2に薬液が貯留されている間に、上部接続ホース10の開閉コック9を開けて薬液を送り込んで貯水しておくことで、その後の取水作業に呼び水として使用するものである。
【0019】
これにより、取水ホース12から送られる高圧水によりフィン13が駆動され、水源の水が送水管21を通じて薬液タンク2内に充填される。その後、取水量が適量に達すると、ポンプを停止し中止して薬剤を投入して所定濃度の薬液を作る。つまり、従来、バケツやホースを作業者が運搬して薬液タンク2に給水して貯留していた水を、自動的に汲み上げで取水し、散布用の薬液を作ることができるものである。しかも、前記取水具11は、通常散布時に使用する所謂防除ポンプ5を利用して駆動する構成としたので、別途取水ポンプを備える構成と比較して、部品コストを抑えることができる。
【0020】
次に、薬液タンク2に薬液の残量が少なくなったときの警報装置と防除ポンプ5の自動停止装置について説明する。
まず、ブームランス30は、図2と図3に示すように、中央ブームランス30aとその左右両側に接続した左ブームランス30bと右ブームランス30cとの3部材からなり、それぞれ所定間隔ごとに噴霧ノズル31,31を配列して構成している。そして、各ブームランス30a,30b,30cは、薬液タンク2に接続した防除ポンプ5から吐出ホース4と3本の噴霧ホース32によって連通して設け、夫れ夫れ個別に噴霧ができるように開閉コックを設けている。
【0021】
そして、上記ブームランス30は、図5に示すように、基部の流路分岐部33に圧力センサ34を設けて防除ポンプ5から圧送されてくる薬液の圧力を検出して、コントローラ35に検出情報を入力できる構成としている。
【0022】
一般的に、防除ポンプ5は、水の残量が少なくなると、水の中にエアが混入してキャビテーションを起こすことが知られている。そして、上記コントローラ35は、入力される薬液の圧力が5分間の平均圧力に対して、所定割合の圧力変動が発生すると、薬液タンク2の薬液が少量になったと判断して、残量警報ランプ36を点灯する構成としている。この場合、残量警報ランプ36は、薬液タンク2内の残量にある程度余裕がある時点で、早めに警報できる構成としている。
【0023】
そして、コントローラ35は、上記警報の後、オペレータが防除ポンプ5を停止しないときには、ポンプ5を自動停止する制御信号を出力して防除作業を自動的に中断する構成としている。
【0024】
このように、前記コントローラ35は、最初に残量警報ランプ36を点灯して警報を発し、オペレータにポンプの停止、又は薬液の補給を催促して安全な散布作業が行える散布車15としている。そして、コントローラ35は、圧力センサ34の検出情報に基づいて圧力の変動を、記憶している基準値に比較しながら残量が少なくなったと判断すれば、防除ポンプ5に停止の制御信号を出力して自動的に停止する構成としている。
【0025】
これにより、空運転による防除ポンプ5の破損を未然に防止して安全に作業ができるもので、ポンプの耐久性を大幅に向上することができた特徴がある。
またブームランス30は、図3に示すように、横幅が全長で15メートル程度あって、中央ブームランス(30a)の中心位置に左右が上下する回動支点Pを設けて車台1に枢着し、左側に設けたピストン・シリンダ40で車台1側に吊り下げてブーム水平制御機構が構成されている。41は傾斜センサを示している。
【0026】
そして、この散布作業車15のブーム水平制御機構は、自動モードと手動モードとの一方を作業前に選択して設定し、散布作業を開始するが、手動モードを設定しても完全なロック状態にはせず、左右に2度程度の範囲で上下追従揺動範囲を設けた構成としている。通常、ブームランス30は、手動モードでピストンシリンダ40によって完全ロックの状態に固定して作業に入ると、走行移動に伴って長い左右ブームランス30b、30cが上下に揺れて、特に、ピストンシリンダ40に過度の力が働いて破損する場合が多い。それの対策のために、本案実施例は、上述のとおり構成して、手動モード時の破損を未然に回避し、耐久性の向上を図ったものである。
【0027】
そして、図6に示すように、ブーム水平制御機構の入・切スイッチ42を散布コック開閉レバー43に連動する構成として、オペレータによるスイッチ42の別操作を省略した構成としている。この場合、入切スイッチ42は、散布コック開閉レバー43を開き側に操作すればONとなり、閉じ側に操作すればOFFとなる操作連動型のスイッチに構成している。
【0028】
従って、従来のように、オペレータによるスイッチ42の単独操作の必要がなくなり、入れ忘れや切り忘れが無関係となって、安心してブーム水平制御機構を装置した薬液散布車15で作業ができる特徴がある。
【0029】
上述の構成は、従来、オペレータが入切スイッチ42を入れ忘れて作業をすると、手動モードの作業では、ブームランス30の上下の揺れが大きくて散布精度が低下し、高速運転ができない課題があったが、これらを一挙に解決することができた特徴がある。
【0030】
次に、ブーム水平制御機構に関して、図7に示す実施例を説明する。
通常、ブーム水平制御のモード切替スイッチ45は、図7に示すように、操縦席18の側方位置に設けられ、自動モードか手動モードかを選択して切り替え操作する構成にしている。そして、モード切替スイッチ45を一旦手動モードに操作した後、自動モードに切り替えなければ作動しないシステムに構成にして操作上の安全を確保している。そして、本案実施例は、自動モードへの切換を行わずに、ポンプスイッチ46をON操作すると、警報ブザーを鳴らして、その旨をオペレータに認識させる構成としている。
【0031】
一般に、防除作業では、ブーム水平制御機構を自動モードに設定し忘れて作業を開始すると、ブームの揺れが大きくなり散布精度を低下させ、高速運転ができない課題がある。この為、極力自動モードの使用を奨励するべく、オペレータに現在の入力しているモードを認識させて、自動モードでの使用回数を増やして、自動モードの使用率を高めさせて散布精度の高い作業を行わせようとする特徴がある。
【0032】
次に、図8と図9に基づいて、散布作業車の後輪17の通過した跡に、薬液を散布する後方散布装置50について説明する。
従来の薬液散布車は、車台の前部にブームランスを装備して、例えば除草剤を散布すると、その散布薬液の上を後輪17が通過して攪拌してしまい、折角散布した薬液の効果が半減してしまう課題があった。
【0033】
そこで、後輪17の通過した跡に、前方と同一の薬液を散布できる後方散布装置50を構成したものである。
まず、後方散布装置50は、図9に示すように、中央ブームランス30aの噴霧ホースに後部ホース51の始端部を連通状態に接続して薬液を分流できる構成としている。そして、上記後部ホース51は、車台1の後部にまで延長して後方散布装置50を構成する後部ノズル50aに接続して構成している。
【0034】
尚、後部ノズル50aは、車台1の取付パイプ52に挿し込んで固定したノズル支持管53を、後輪17のトレッド調節に合わせて通過跡に散布できるように左右に出入り調節して固定できる構成にしている。
【0035】
以上述べたように、後輪17の通過跡に後方散布装置50の後部ノズル50aを上側に合わせて適確に散布することができる。従って、後輪17の通過跡にも前部に散布した薬液と同等の薬効を保つことが可能になる効果がある。しかも、後部ノズル50aは、左右後輪タイヤ17のトレッド調節にも適確に対応できる支持装置(取付パイプ52とノズル支持管53)によって、左右にスライドして固定できる利点もある。
【0036】
次に、図10に基づいて前記サイドブームの別形態について説明する。
前記のようにサイドブーム55は、長尺であるから、センターブーム56から取り外す場合、通常、二人で取り外し作業を行うのが慣例になっている。本案実施例は、その取外作業を一人作業で可能にしたものである。
【0037】
まず、サイドブーム55には、ブーム先端部に係止用のフック58を有するブラケット57を立設し、ブーム基部側のマスト59に係止用のフック60を設け、前記両フック58,60との間にワイヤー61を張り渡して先端側を吊持ち状態に保持する構成としている。そして、サイドブーム55は、基部側にあるシリンダー取付ピン62を外し、続いて、ブーム回動支点ピン63を抜き取ってセンターブーム56側から分離する構成としている。
【0038】
このように、前記サイドブーム55をワイヤー61で吊持ち状態に保持すれば長尺で重くても比較的楽に一人作業で取り外しができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】タンクと取水装置の配管図。
【図2】薬液散布車の平面図。
【図3】薬液散布車の正面図。
【図4】薬液散布車の側面図。
【図5】コントローラの制御を説明する図。
【図6】散布コックの側面図。
【図7】操作ボックスの平面図。
【図8】薬液散布車の平面図。
【図9】後方散布装置の配管図。
【図10】(A)別形態のサイドブームの正面図。(B)その係止用フックの拡大斜面図。
【符号の説明】
【0040】
1 車台 2 薬液タンク
3 リザーブタンク 4 吐水ホース
5 防除ポンプ 6 給水ホース
7 開閉コック 8 下部接続ホース
9 開閉コック 10 上部接続ホース
11 取水具 12 取水ホース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬液を充填する薬液タンク(2)と、複数の噴霧ノズル(31)を有する散布ブーム(30)を備え、前記薬液タンク(2)内の薬液を散布ブーム(30)へポンプ(5)で圧送する散布作業車において、前記薬液タンク(2)には、水源から水を汲み上げる取水具(11)を備えたことを特徴とする散布作業車の取水装置。
【請求項2】
前記取水具(11)は、前記ポンプ(5)に接続した管路を切り替えて高圧水を送ることで駆動させるフィン(13)と、このフィン(13)により汲み上げた水を前記薬液タンク(2)へ送り出す送水ホース(21)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の散布作業車の取水装置
【請求項3】
前記薬液タンク(2)には、前記フィン(13)への高圧水を確保するリザーブタンク(3)を連接したことを特徴とする請求項2に記載の散布作業車の取水装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−239475(P2006−239475A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−54419(P2005−54419)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】