説明

新規な抗α5β1抗体及びその使用

本発明は、新規な抗α5β1抗体と、該抗体を含んでなる組成物及びキットと、該抗体を作製し、使用する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
TL−S/T−S/P/T−Q/N−H−F/S−T/I−Y−K/T−I−G/D/S(配列番号:15)を有するCDR−L1;L/I−N/T−S−D/H/S−G/S−S/L/T−H/Y−N/K/Q/I−K/T−G/A−D/S/V(配列番号:16)を有するCDR−L2;G/A−S/A/Y−S/Y−Y−S/A/Y−S/Y/T−GY−V/I(配列番号:17)を有するCDR−L3を含むVLドメイン;及び
GFTFS−N/A−RW−I/V−Y(配列番号:18)を有するCDH−H1;GIKTKP−N/A/T−I/R−YAT−E/Q−YADSVKG(配列番号:19)を有するCDR−H2;及びL/V−TG−M/K−R/K−YFDY(配列番号:20)を有するCDR−H1を含むVHドメイン
を含んでなる抗-αβ抗体。
【請求項2】
請求項1に記載の抗体であって、
VLドメインが、それぞれが図3に記載の配列を有するCDR−L1、CDR−L2、及びCDR−L3を含み、
VHドメインが、それぞれが図3に記載の配列を有するCDR−H1、CDR−H2、及びCDR−H3を含む、抗体
【請求項3】
請求項1に記載の抗αβ抗体であって、
VLドメインが配列番号:3−8の何れか一つを含み、
VHドメインが配列番号:11−14の何れか一つを含む、抗体。
【請求項4】
請求項1に記載の抗体であって、
VLドメインが配列番号:8を含み、
VHドメインが配列番号:14のを含む、抗体。
【請求項5】
ヒト、ヒト化、キメラ、二重特異性又は多重特異性抗体である請求項1から4の何れか一項に記載の抗体。
【請求項6】
α5β1に結合する抗体断片である請求項1から4の何れか一項に記載の抗体。
【請求項7】
完全長IgG1抗体である請求項1から4の何れか一項に記載の抗体。
【請求項8】
抗体がN297A置換を含むFc部分を含む請求項7に記載の抗体。
【請求項9】
請求項1から8の何れか一項に記載の抗体をコードする単離された核酸分子。
【請求項10】
請求項9に記載の核酸を含んでなる宿主細胞。
【請求項11】
請求項10に記載の宿主細胞を、抗体が産生されるように培養することを含んでなる抗α5β1抗体の製造方法。
【請求項12】
請求項1から4の何れか一項に記載の抗体と細胞傷害剤を含んでなる免疫コンジュゲート。
【請求項13】
請求項1から4の何れか一項に記載の抗体と薬学的に許容可能な担体を含有する薬学的組成物。
【請求項14】
VEGFアンタゴニストを更に含有してなる請求項13に記載の薬学的組成物。
【請求項15】
VEGFアンタゴニストが抗VEGF抗体である請求項14に記載の薬学的組成物。
【請求項16】
抗VEGF抗体がベバシズマブである請求項15に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
検出可能な標識を更に含んでなる請求項1から4の何れか一項に記載の抗体。
【請求項18】
放射性同位体、蛍光染料、及び酵素からなる群から選択されるメンバーである請求項17に記載の抗体。
【請求項19】
医薬として使用される請求項1から4の何れか一項に記載の抗体。
【請求項20】
異常な血管新生及び/又は血管透過もしくは漏出に関与する疾患又は障害を治療する際に使用されるための請求項1から4の何れか一項に記載の抗体。
【請求項21】
疾患が癌、眼疾患、自己免疫疾患からなる群から選択されるメンバーである請求項20に記載の抗体。
【請求項22】
血管新生の阻害に使用される請求項1から4の何れか一項に記載の抗体。
【請求項23】
α5β1タンパク質を含んでいることが疑われる試料中のα5β1タンパク質を検出する方法において、
(a)請求項17から18の何れか一項に記載の抗体を試料と接触させ;
(b)抗α5β1抗体とα5β1タンパク質との間の複合体の形成を検出する
ことを含む方法。
【請求項24】
試料が、異常な血管新生、異常な血管透過性、及び/又は血管漏出に関与する疾患と診断された患者からのものである請求項23に記載の方法。
【請求項25】
異常な血管新生、異常な血管透過性、及び/又は血管漏出に関与する疾患又は障害を持つ個体を治療する方法において、請求項1から4の何れか一項に記載の抗体の有効量を個体に投与することを含む方法。
【請求項26】
疾患又は障害が、癌、眼疾患、自己免疫疾患からなる群から選択されるメンバーである請求項25に記載の方法。
【請求項27】
癌が、結腸直腸癌、肺癌、乳癌、腎細胞癌、及び神経膠芽腫からなる群から選択される請求項26に記載の方法。
【請求項28】
疾患又は障害が、網膜症、加齢性黄斑変性症、角膜血管新生、角膜移植血管新生、網膜血管新生、及び血管新生緑内障からなる群から選択されるメンバーである請求項25に記載の方法。
【請求項29】
VEGFアンタゴニストの有効量を個体に投与することを更に含む請求項25に記載の方法。
【請求項30】
VEGFアンタゴニストが抗VEGF抗体である請求項29に記載の方法。
【請求項31】
抗VEGF抗体がベバシズマブである請求項30に記載の方法。
【請求項32】
VEGFアンタゴニストが抗α5β1抗体の前に投与される請求項29に記載の方法。
【請求項33】
VEGFアンタゴニスト及び抗α5β1抗体が同時に投与される請求項29に記載の方法。
【請求項34】
被験者を、被験者がVEGFアンタゴニスト治療に対して非応答性になるまでVEGFアンタゴニストで最初に治療し、ついで被験者を抗α5β1抗体で治療する請求項29に記載の方法。
【請求項35】
抗血管新生剤、化学療法剤、増殖阻害剤及び細胞傷害剤からなる群から選択される治療剤を投与することを更に含む請求項29に記載の方法。
【請求項36】
VEGFアンタゴニストで治療された被験者におけるα5β1を検出するためのキットにおいて、
(a)請求項1から4の何れか一項に記載の抗α5β1抗体と;
(b)使用のための指示書
を具備するキット。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2012−521218(P2012−521218A)
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−502160(P2012−502160)
【出願日】平成22年3月23日(2010.3.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/028291
【国際公開番号】WO2010/111254
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】