説明

新規生理活性物質RKGS−A2215A

【課題】より有効な細胞周期阻害活性、抗腫瘍活性を有する新規生理活性物質、及びその製造方法を提供することを目的とする。また、その物質を有効成分とする細胞周期阻害剤及び抗腫瘍剤を提供することを目的とする。
【解決手段】以下の一般式(I)で表される生理活性物質RKGS−A2215Aを提供する。この物質は、ストレプトマイセス属に属する放線菌ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)A2215 FERM P−21293株を用いて生産することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規生理活性物質及びその製造方法、並びにそれを有効成分とする細胞周期阻害剤、及び抗腫瘍剤に関する。
【背景技術】
【0002】
人体を構成する細胞は、恒常性を維持するためにその増殖と分化が厳しく制御されている。細胞は、G1期、S期、G2期、M期という一連の過程からなる細胞周期を経ることにより分裂、増殖を行う。この細胞周期の制御機構に異常が生じると癌や免疫疾患になる。細胞周期を制御するバイオプローブは、これらの制御機構の解析に役立つのみならず、抗腫瘍剤(または制癌剤)、免疫抑制剤のリード化合物になり得る。
【0003】
例えば、細胞周期のG2/M期停止を引き起こす一つの薬剤として微小管阻害剤が知られている。タキソール(パクリタキセル)は、卵巣癌、肺癌、頭頚部癌、膀胱癌、及び食道癌等の多くの癌の治療に有効である(非特許文献1参照)。タキソールは細胞分裂中期から終期への移行期において有糸分裂を強力に阻害又は遅らせる(非特許文献2参照)。このタキソールの作用機構は、微小管の脱重合を起こりにくくし、その結果、癌細胞分裂を阻害して抗腫瘍活性を発揮する。したがって、細胞周期、特に細胞分裂の進行を阻害することは、抗腫瘍剤の作用機構として重要な意味を持つであろう。
【0004】
【非特許文献1】Rowinsky, E.K. (1997) Semin Oncol. Vol.24 (6 Suppl. 19), S19-1-S19-12
【非特許文献2】Jordan, M.A., Toso, R.J., Thrower, D., and Wilson, L., (1993) Proc. Natl. Acad. Sci. USA. Vol.90, pp.9552-9556
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、より有効な細胞周期阻害活性、抗腫瘍活性を有する新規生理活性物質、及びその製造方法を提供することを目的とする。また、その物質を有効成分とする細胞周期阻害剤及び抗腫瘍剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決のために鋭意検討した結果、沖縄県国頭郡東村から採取した土壌より分離された、ストレプトマイセス属に属する放線菌ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)A2215 FERM P−21293株が細胞周期阻害活性及び抗腫瘍活性を有する物質を生産することを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明の要旨は以下の通りである。
(1)式(I)で表されるRKGS−A2215A、またはその塩もしくはエステル。
【0008】
【化1】

【0009】
(2)ストレプトマイセス属に属する、上記(1)に記載のRKGS−A2215Aの生産菌を培地に培養し、RKGS−A2215Aを生成蓄積せしめ、これを採取することを含むRKGS−A2215Aの製造方法。
【0010】
(3)RKGS−A2215A生産菌が、ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)A2215 FERM P−21293株である上記(2)に記載の方法。
【0011】
(4)上記(1)に記載のRKGS−A2215A、またはその塩もしくはエステルを有効成分とする医薬。
【0012】
(5)上記(1)に記載のRKGS−A2215A、またはその塩もしくはエステルを有効成分とする細胞周期阻害剤。
【0013】
(6)上記(1)に記載のRKGS−A2215A、またはその塩もしくはエステルを有効成分とする抗腫瘍剤。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、より有効な細胞周期阻害活性、抗腫瘍活性を有する新規生理活性物質を得ることができる。また、その物質を有効成分として、細胞周期阻害剤及び抗腫瘍剤を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】
本発明の新規生理活性物質RKGS−A2215Aは、以下の式(I)で表される。
【0017】
【化2】

【0018】
また、上記RKGS−A2215Aの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、トリエチルアミン塩等の有機塩基塩等が挙げられる。上記RKGS−A2215Aのエステルとしては、特に制限はなく、例えばメチルエステル、エチルエステル等のアルキルエステルが挙げられる。これらのエステルは、常法に従い、すなわち、酸性触媒下、メタノール等の対応するアルコール化合物とRKGS−A2215Aとを反応させることで得ることができる。ここで用いる酸性触媒としては、例えばp−トルエンスルホン酸等が挙げられる。
【0019】
生理活性物質RKGS−A2215Aを生産するストレプトマイセス属に属する菌の例としては、ストレプトマイセス・ポリクロモゲネス(Streptomyces polychromogenes)株、ストレプトマイセス・オーランチオグリセウス(Streptomyces aurantiogriseus)株、ストレプトマイセス・ラセモクロモゲネス(Streptomyces racemochromogenes)株が挙げられる。特に、生産菌の代表的なものとして、放線菌ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)A2215 FERM P−21293株が挙げられる。
【0020】
ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)A2215 FERM P−21293株は以下の菌学的性質を有する。
各種培地上での生育形態
培養はすべて25℃で行い寒天平板培地上での生育形成を記載した。
(1−1)ISP2培地(イースト・麦芽寒天培地)
生育は良好であり、28℃、3日間の培養でコロニーの直径は5〜6mmである。コロニーは綿状に生育して気菌糸を形成し気菌糸は灰白色である。コロニーの裏面は褐色である。
(1−2)ISP3培地(オートミール寒天培地)
表面は褐色、コロニーの裏面は褐色で、水溶性褐色色素を形成する。
(1−3)ISP4培地(スターチ・無機塩寒天培地)
表面は灰白色、コロニーの裏面は淡黄色である。
(1−4)ISP5培地(グリセリン・アスパラギン寒天培地)
表面は灰白色、コロニーの裏面は灰白色である。
【0021】
生理学的性質
(2−1)生育温度範囲:イースト・麦芽寒天培地において20〜45℃の範囲で生育した。
(2−2)ゼラチンの液化:陰性
(2−3)デンプンの加水分解:陽性
(2−4)硝酸塩の還元:陰性
(2−5)脱脂粉乳のペプトン化:陽性
脱脂粉乳の凝固:陰性
(2−6)耐塩性:3%NaCl含有イースト・麦芽寒天培地では正常に生育するが、4%では生育阻害を受けた。
(2−7)炭素源の利用性(ISP培地No.9を使用):利用する糖はグルコース、D−フルクトース、D−キシロースで、利用しない糖はL−ラムノース、D−マンニトール、L−アラビノース、ラフィノース、シュクロース、イノシトールであった。
(2−8)メラニン様色素の生成:ISP培地No.6、ISP培地No.7ともに陰性であった。
【0022】
なお、当該菌株ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)A2215株は産業技術総合研究所・特許生物寄託センターに2007年4月13日に寄託され、その受託番号はFERM P−21293である。
【0023】
また、ストレプトマイセス・エスピーA2215株は、例えば、紫外線、エックス線あるいは薬品等を用いる人工的な変異手段により容易に変異し得るものである。そのような変異株であっても、本発明に係る生理活性物質RKGS−A2215Aの生産能を有するものであれば適宜使用することができる。
【0024】
上記放線菌株ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)A2215株などの生産菌を培養し、当該培養物から新規物質RKGS−A2215A(以下「本発明化合物」とも記載する)を採取する方法は、具体的には後述する製造例に記載するが、概ねストレプトマイセス属に属する菌の培養方法に従って実施することができる。
【0025】
まず、菌株を、放線菌が利用し得る栄養物を含有する培地で好気的に培養する。栄養源としては、従来放線菌の培養に利用されている公知のものを使用することができ、例えば炭素源として、グルコース、ガラクトース、スクロース、グリセリン、水飴、デキストリン、でんぷん、糖蜜、動・植物油等が挙げられる。また、窒素源としては、大豆粉、小麦、小麦胚芽、コーンスティープ・リカー、ペプトン、酵母エキス、肉エキス、硫酸アンモニウム、硝酸ソーダ、尿素等を単独または組み合わせて用いることができる。また、必要に応じて、ナトリウム、コバルト、塩素、硫酸、燐酸、及びその他のイオンを生成することのできる無機塩類を添加しても良い。さらに、菌の生育を助け、生理活性物質RKGS−A2215Aの生産を促進するような有機及び無機物を適宜添加することができる。
【0026】
培養法としては、特に限定されるものではないが、液体培養法が適している。培養に適当な温度は15〜37℃であるが、多くの場合、26〜30℃付近で培養する。生理活性物質RKGS−A2215Aの生産は、培地や培養条件により異なるが、振盪培養、タンク培養とも通常1〜10日の間でその蓄積が最高に達する。培養物中の生理活性物質RKGS−A2215Aの蓄積量が最高になった時点で、培養を停止し、培養液から目的物質を採取する。
【0027】
培養終了後、培養液から本発明のRKGS−A2215Aを精製、単離するには、一般に微生物代謝産物を採取するのに通常用いられる手段を適宜利用して行うことができる。例えば、各種イオン交換樹脂、非イオン性吸着樹脂、ゲル濾過クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、あるいは結晶化、溶媒抽出、減圧濃縮、凍結乾燥などの手段をそれぞれ単独又は適宜組み合わせて、または反復して使用することが可能である。
【0028】
以上のようにして製造される新規な生理活性物質RKGS−A2215Aは、後述の試験例に示すように細胞周期阻害活性、抗腫瘍活性を有する。本発明のRKGS−A2215Aまたはその塩もしくはエステルを有効成分とする細胞周期阻害剤及び抗腫瘍剤は、その使用目的に合わせて、使用方法、剤形、投与量(使用量)が適宜決定される。例えば、その投与形態は、経口投与でも、非経口投与でも良い。剤形としては、例えば、錠剤、粉剤、カプセル剤、顆粒剤、エキス剤、シロップ剤等の経口投与剤、または注射剤もしくは座剤等の非経口投与剤を挙げることができる。これらの製剤は、賦形剤、結合剤等の製薬上許容される添加剤を用いて、既知の方法で製造される。製剤中の、RKGS−A2215Aまたはその塩もしくはエステルの含有量は、剤形等によっても異なるが、一般には0.1〜5重量%である。また、上記のRKGS−A2215Aまたはその塩もしくはエステルの臨床投与量は、年齢、体重、患者の感受性、症状の程度により異なるが、通常効果的な量は、成人一日0.1mg〜1g程度であり、一日一回または数回に分けて投与することも可能である。さらに、必要に応じて上記の範囲外の量を用いることもできる。
【0029】
また、RKGS−A2215Aまたはその塩もしくはエステルを生化学試験用試薬として使用する場合、有機溶剤または含水有機溶剤に溶解する等して各種培養細胞系へ直接投与することにより、細胞周期の進行をG2/M期で阻止する。剤形としては、有機溶剤もしくは含水有機溶剤に溶解した液体剤の他、例えば、粉末もしくは顆粒等の固形剤としても良い。使用可能な有機溶剤としては、例えば、メタノールやジメチルスルホキシド等を挙げることができる。通常、上記RKGS−A2215Aまたはその塩もしくはエステルを有効成分とする細胞周期阻害剤の効果的な使用量範囲は1〜20μg/mLであるが、適切な使用量は培養細胞系の種類や使用目的により異なる。また、必要により上記の範囲外の量を用いることもできる。
【実施例】
【0030】
以下、実施例等を記載して本発明を具体的に説明する。
(製造例1)
大豆粉2.5%、グルコース2%、可溶性澱粉1%、乾燥酵母0.4%、食塩0.2%、肉エキス0.1%、リン酸第二カリウム0.005%の組成の培地(pH7.3)に、前記菌株ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)A2215 FERM P−21293株を接種して28℃で72時間振盪培養を行った。この培養液150mLを同組成の培地15Lに接種し、28℃で96時間にわたって1v/v/m(毎分15L)の通気を行いながら、毎分250回転の攪拌培養を行った。上記培養液を助剤にパーライトを用いて菌体と上清に分離した後、上清をpH7に調整し、ダイアイオンHP20を充填したカラム(ベッド容積:直径21cm、長さ30cm)に吸着させた。蒸留水22.5Lでゲルを洗浄後、メタノール18Lで溶出した。メタノール溶液を減圧濃縮して得られたシロップに水を加えて4Lとし、n−ブタノール4Lで2回抽出を繰り返した。抽出後、全てのn−ブタノールを合わせて減圧濃縮し、茶色の不定形固体13.8gを得た。菌体はアセトン30Lを用いて抽出し、助剤にパーライトを用いてろ過した。得られたアセトン水溶液を減圧濃縮し、得られた水溶液をpH7に調整した後、蒸留水30Lを加えた。ダイアイオンHP20(ベッド容積:5L)に吸着させ、蒸留水15Lでゲルを洗浄後、メタノール15Lで溶出した。メタノール溶液を減圧濃縮して得られたシロップに水を加えて4Lとし、n−ブタノール4Lで2回抽出を繰り返した。抽出後、全てのn−ブタノールを合わせて減圧濃縮し、茶色の不定形固体7.2gを得た。
【0031】
上清から得られた不定形固体1gを含水メタノール50mLにより溶解して含水メタノール可溶部を得、ダイアイオンHP20を充填したカラム(ベッド容積:直径2cm、長さ23cm)に浸潤させ、最初に蒸留水を200mL流した後、引き続いて水−メタノール溶液を配合割合を順次変えて(70:30、50:50、25:75)それぞれ200 または300mL流し、最後にメタノールを700mL流した。
【0032】
本発明化合物は75%メタノール水溶液及びメタノール溶液画分に溶出され、計376mgの本発明化合物を含有する粗粉末を得た。この粗粉末はODSカラム(直径2cm、長さ25cm;センシューパックペガシルODS、センシュー科学社製)とアセトニトリル−水混合溶出溶媒を用いて流速7mL/分と検出波長215nmの条件下で分取高速液体クロマトグラフィーにより分離し、本発明化合物RKGS−A2215Aの粗品を得た。この粗品は溶出溶媒のみを70%メタノールに変更した上記同条件下の分取高速液体クロマトグラフィーにより精製した。この結果、淡黄色不定形固体として精製標品RKGS−A2215Aを18.7mg得た。また、菌体から得られた不定形固体についても同様に処理したところ、本発明化合物が得られた。表1及び表2に精製標品の物性値等を示す。
【0033】
【表1】

【0034】
【表2】

【0035】
本発明化合物の活性を以下の方法に従って測定した。
【0036】
(試験例1)
RKGS−A2215Aの細胞周期阻害活性
細胞周期の調節蛋白質であるp34cdc2キナーゼが温度感受性に変異したマウス乳癌細胞tsFT210細胞を用いた。tsFT210細胞は通常32℃で5%仔牛血清を含むRPMI1640培地にて5%炭酸ガスと水蒸気を飽和させた培養器内で培養する。tsFT210細胞は39℃で培養すると、細胞周期がG2期で停止し、これを32℃にシフトダウンすると再び細胞分裂を開始してG1期へ移行する。32℃で培養した細胞にRKGS−A2215Aを添加して、フローサイトメーターと顕微鏡観察により、細胞周期停止活性を解析した。結果を表3に示す。
【0037】
【表3】

【0038】
表3の結果は本発明のRKGS−A2215Aが細胞周期阻害剤として有用であることを示している。
【0039】
(試験例2)
RKGS−A2215Aの細胞増殖抑制効果
マウス乳癌細胞tsFT210細胞をRPMI1640培地(5%の仔牛血清を含む)で培養した。これに一連の希釈系列のRKGS−A2215Aを加え、24時間培養した後、WST−8試薬を加えて生育を計測した。その結果を表4に示す。
【0040】
【表4】

【0041】
表4の結果は、本発明のRKGS−A2215Aが抗腫瘍剤として有用であることを示している。
【0042】
(製剤例1)
注射・点滴剤
RKGS−A2215A10mgを含有するように、粉末ぶどう糖5gを加えてバイアルに無菌的に分配し密封した上、窒素、ヘリウム等の不活性ガスを封入して冷暗所に保存した。使用前にエタノールに溶解し、0.85%生理的食塩水100mLを添加して静脈内注射剤とし、一日、10〜100mLを症状に応じて静脈内注射または点滴で投与する。
【0043】
(製剤例2)
顆粒剤
RKGS−A2215A1g、乳糖98g及びヒドロキシプロピルセルロース1gをよく混合した後、定法に従って粒状に成形し、これを十分に乾燥し篩別して、ビン、ヒートシール包装などに適した顆粒剤を製造した。一日、100〜1000mgを症状に応じて経口で投与する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】RKGS−A2215Aのメタノール中の紫外線吸収スペクトルを示す。
【図2】RKGS−A2215AのH−NMR(DMSO−d6)を示す。
【図3】RKGS−A2215Aの13C−NMR(DMSO−d6)を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)で表されるRKGS−A2215A、またはその塩もしくはエステル。
【化1】

【請求項2】
ストレプトマイセス属に属する、請求項1に記載のRKGS−A2215Aの生産菌を培地に培養し、RKGS−A2215Aを生成蓄積せしめ、これを採取することを含むRKGS−A2215Aの製造方法。
【請求項3】
RKGS−A2215A生産菌が、ストレプトマイセス・エスピー(Streptomyces sp.)A2215 FERM P−21293株である請求項2に記載の方法。
【請求項4】
請求項1に記載のRKGS−A2215A、またはその塩もしくはエステルを有効成分とする医薬。
【請求項5】
請求項1に記載のRKGS−A2215A、またはその塩もしくはエステルを有効成分とする細胞周期阻害剤。
【請求項6】
請求項1に記載のRKGS−A2215A、またはその塩もしくはエステルを有効成分とする抗腫瘍剤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−73791(P2009−73791A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−246182(P2007−246182)
【出願日】平成19年9月21日(2007.9.21)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 日本農芸化学会2007年度(平成19年度)大会にて発表 講演日 :平成19年3月25日 講演場所:東京農業大学 講演番号:2A25a15 開催者 :社団法人日本農芸化学会
【出願人】(503359821)独立行政法人理化学研究所 (1,056)
【出願人】(303036670)合同酒精株式会社 (10)
【Fターム(参考)】