説明

映像表示装置、映像表示方法

【課題】例えば、遠隔地に暮らす近親者等から、お年寄りや要介護者等の安否確認を充実させたいという要求があった。しかし、安否確認を必要以上に行なうと、お年寄りや要介護者のプライバシーを侵害することにもなりかねず、安否確認を充実させることとプライバシーを保護することを両立させることが課題になっていた。
【解決手段】実施形態の映像表示装置は、操作されなかった時間を検出し、この操作されなかった時間が予め設定された時間を超える場合に、発信を行なうか否かが入力される確認表示を映像表示部に出力する確認表示出力部を備える。また、前記確認表示に係る、発信を行なう旨の入力が行なわれた場合は、予め設定された発信先に向けて発信を行なう発信部を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、映像表示装置、映像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば、独りや少人数で暮らすお年寄りや要介護者等の世帯が増加している。このため、例えば、遠隔地に暮らす近親者等から安否確認を充実させたいという要求があった。
【0003】
しかし、例えば、安否確認を必要以上に行なうと、お年寄りや要介護者のプライバシーを侵害することにもなりかねない。
このため、安否確認を充実させることとプライバシーを保護することを両立させることが課題になっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−314714号公報
【特許文献2】特開2002−99978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、例えば、遠隔地に暮らす近親者等から、お年寄りや要介護者等の安否確認を充実させたいという要求があった。しかし、安否確認を必要以上に行なうと、お年寄りや要介護者のプライバシーを侵害することにもなりかねず、安否確認を充実させることとプライバシーを保護することを両立させることが課題になっていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の映像表示装置は、操作されなかった時間を検出し、この操作されなかった時間が予め設定された時間を超える場合に、発信を行なうか否かが入力される確認表示を映像表示部に出力する確認表示出力部を備える。
【0007】
また、前記確認表示に係る、発信を行なう旨の入力が行なわれた場合は、予め設定された発信先に向けて発信を行なう発信部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施形態に係わる映像表示装置の構成の一例を示すブロック図。
【図2】実施形態に係わる映像表示装置の外観の一例を示す図。
【図3】実施形態に係わる映像表示装置において、TV電話を発信するようすを示す図。
【図4】実施形態に係わる映像表示装置において、電子メールを発信するようすを示す図。
【図5】実施形態に係わる映像表示装置の動作を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、実施の形態を説明する。
図1は、実施形態に係わる映像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
符号1は映像表示装置であり、ここではテレビである。符号2はアンテナ、符号3はチューナ、符号4は信号処理部、符号5は映像処理部、符号6は音声処理部、符号7は表示装置、符号8は表示画面(映像表示部)、符号9はスピーカ、符号10はバス、符号11は制御部、符号12はMPU、符号13はRAM、符号14はROM、符号15はフラッシュメモリ、符号16は記憶部、符号17は内部記録装置、符号18は外部インターフェース、符号19は外部記憶装置、符号20は操作受信部、符号21はリモコン、符号22は送受信部(ネットワークや電話回線等のインターフェース)、符号25は放送局、符号26はネットワーク(ネットワークや電話回線等)、符号27はTV電話や電子メールの通信相手である。
【0010】
ここでは、制御部11はMPU(12)を備え、映像表示装置1を制御する。RAM(13)、ROM(14)、フラッシュメモリ15は、例えば制御部11で行われる処理に利用される。
【0011】
例えば、放送局25からデジタル放送で映像コンテンツが放送される。放送局25から放送されたデジタル放送はチューナ3で受信され、選局処理が行われ、デジタル信号の映像コンテンツが信号処理部4に送信される。
【0012】
信号処理部4で受信されたデジタル信号の映像コンテンツは信号処理が施され、音声処理部6および映像処理部5に送信される。
音声処理部6は信号処理が施された映像コンテンツを受信し、音声処理を施した信号をスピーカ9に送信する。
スピーカ9は音声処理が施された信号を受信し、音声を出力する。
また、映像処理部5は信号処理が施された映像コンテンツを受信し、映像処理を施した信号を表示装置7に送信する。
表示装置7は映像処理が施された信号を受信し、LCDパネル等で構成される表示画面(映像表示部)8に映像を表示する。
また、この実施の形態においては、映像表示装置1は内部記憶装置17を備え、上記受信された映像コンテンツを記録することが可能である。
また、この実施の形態においては、映像表示装置1は上記のようにUSB接続やLAN接続される外部記憶機器19を備えている。上記受信された映像コンテンツはこの外部記憶機器19に記録することも可能である。
【0013】
また映像表示装置1に対するユーザの操作は、例えばリモコン(リモートコントローラ)21等の操作機器によって指示される。
これらの処理は、制御部11に制御される。
また、上記のように、映像表示装置1は、例えば、送受信部(ネットワークや電話回線等のインターフェース)22からネットワーク(ネットワークや電話回線等)26を介し、TV電話や電子メールの通信相手27に接続され、設定された発信先に向けてテレビ電話や電子メール等の発信を行なう。これらの発信先の設定は、ユーザによって入力され(図示せず)、例えば、フラッシュメモリ15の記憶部16に予め設定される。
【0014】
また、この実施の形態においては、映像表示装置1は撮像装置(カメラ)30を備えている。この撮像装置(カメラ)30は、例えば、映像表示装置1の前のようすを撮像し、画像を送信するテレビ電話に用いられる。
【0015】
図2は、実施形態に係わる映像表示装置の外観の一例を示す図である。
この実施の形態においては、映像表示装置1は、例えば、ユーザ無操作の時間、すなわち、ユーザによって映像表示装置1が操作されなかった時間を検出する。
このユーザ無操作時間の検出は、例えば、制御部11のMPU12が映像表示装置1の電源(図示せず)を観察し、映像表示装置1の電源がONでない時間、言い換えれば、電源OFFの時間を観察することによって検出する。
【0016】
また、この許容される、映像表示装置1の電源がONでない時間に係る情報は、例えば、ユーザによって入力され(図示せず)、予め設定され、フラッシュメモリ15の記憶部16に記憶される。
【0017】
ここでは、この映像表示装置1の電源がONでない時間は、例えば、48時間に設定されている。しかし、この映像表示装置1の電源がONでない時間は、例えば、適宜、ユーザによって変更可能であり、24時間、1週間、1ヶ月、3ヶ月等とすることも可能である。
【0018】
また、この設定は、例えば、毎日午前7時や日曜日の午前7時、毎月1日の午前7時等のように、定期的に設定することも可能である。
そして、この実施の形態においては、上記検出された、操作されなかった時間を上記予め設定された時間と比較し、操作されなかった時間がこの予め設定された時間を超える場合に、テレビ電話や電子メール等の発信を行なうか否かが、ユーザによって入力される確認表示を映像表示部8に出力する。
【0019】
符号40は映像表示部(表示画面8)に表示される確認表示の一例である。例えば、ポップアップを表示する。
図2に示すように、上記確認表示40には、例えば、符号41を付した確認残り時間表示、符号42を付した通知確認表示、符号43を付した入力表示が表示される。
【0020】
ここでは、通知確認表示42は「過去48時間このTVは操作されませんでした。通知連絡先に通知を発信しますか?」と、確認事項が表示されている。
すなわち、ここでは、この映像表示装置1の上記無操作時間が上記設定された48時間に達した、または48時間を超えた場合に、この表示が表示される。
また、入力表示43はユーザに入力を促す表示である。ここでは、例えば、上記「通知連絡先に通知を発信しますか?」という確認事項に対するユーザ入力が表示されている。
【0021】
ここでは、例えば、「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」のユーザ入力が表示されている。
これらの入力表示43は、例えば、ユーザがリモコン21を操作し、入力が行なわれる。なお、ユーザが入力を行なえない場合は、上記「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」のどちらの入力も行なえない場合もある。
【0022】
確認残り時間表示41は、例えば、上記確認表示40の通知確認表示41や入力表示43の表示を継続する時間を示している。ここでは、「安否確認表示残り時間 10分00秒」と表示されている。この表示時間は例えばタイマー(図示せず)によって計測され、表示時間も変化する。なお、この確認残り時間表示41の設定も予め、ユーザによって設定や変更が可能であり、上記と同様に、例えば、フラッシュメモリ15の記憶部16に記憶される。
【0023】
そして、例えば、ユーザによって、上記「はい(通知発信)」の入力が行なわれた場合は、例えば、送受信部22から上記予め設定された発信先に向け発信処理を行なう。
【0024】
また、例えば、ユーザによって、上記「いいえ(キャンセル)」の入力が行なわれた場合は、上記発信先に向けた発信処理は行なわれない。
また、この実施の形態においては、例えば、上記確認残り時間表示41(例えば、ここでは10分)が経過しても、ユーザによって、上記「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」のどちらの入力も行なわれない場合は、送受信部22から上記予め設定された発信先に向け発信処理を行なう。
【0025】
図3は、実施形態に係わる映像表示装置において、TV電話を発信するようすを示す図である。
上記のように、例えば、ユーザ無操作の時間が設定値を超え、映像表示装置1の映像表示部8に通知確認表示42が表示される。
そして、例えば、ユーザによって、通知確認表示42に表示された、「はい(通知発信)」の入力が行なわれた場合、または、「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」のどちらの入力も行なわれない場合は、映像表示装置1の送受信部22から予め設定された発信先に向け、TV電話の発信が行なわれ、TV電話通信が開始される。これによって、通信回線網50を介し、予め設定された発信先に自動的にTV電話が発信され、通話が可能になる。
【0026】
ここでは、図3に示すように、映像表示装置1に設けられた撮像装置(カメラ)30およびマイク40を用い、映像表示装置1に対向する映像が撮影され、通信回線網50を介し、上記TV電話によって、予め設定された発信先(例えばTV電話機51)に送信される。
【0027】
そして、この発信先(TV電話機51)は、この映像を受信し、例えば、安否確認によってこの通知が発信されたことを知ることができる。また、この映像を視聴することにより、映像表示装置1に対向する位置の状況を知ることができる。
【0028】
このように、この実施の形態においては、例えば、安否確認において、入力表示43を表示し、ユーザ(例えばお年寄りや要介護者等)が通知に関する「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」の入力を行なうように構成している。
【0029】
このため、ユーザ(例えばお年寄りや要介護者等)のプライバシーが侵害されることを防止することが可能になる。
また、この実施の形態においては、例えば、ユーザ(例えばお年寄りや要介護者等)が上記入力表示43に表示された、「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」等の入力を行なえない場合には、例えばTV電話によって、予め設定された発信先に安否情報等を発信するように構成している。
【0030】
このため、安否確認を充実させることが可能になる。
図4は、実施形態に係わる映像表示装置において、電子メールを発信するようすを示す図である。
この実施の形態においては、上記と同様に、映像表示部(表示画面)8に確認表示40が表示される。この確認表示40にも、例えば、上記確認残り時間表示41、通知確認表示42、入力表示43が表示される。
【0031】
そして、上記と同様に、通知確認表示42は「過去48時間このTVは操作されませんでした。通知連絡先に通知を発信しますか?」と、確認事項が表示される。
ここでも、この映像表示装置1の上記無操作時間が上記設定された48時間に達した、または48時間を超えた場合に、この表示が表示される。
上記のように、入力表示43はユーザに入力を促す表示である。例えば、「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」のユーザ入力が表示されている。
これらの入力表示43は、例えば、ユーザがリモコン21を操作し、入力が行なわれる。ここでも、ユーザが入力を行なえない場合は、上記「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」のどちらの入力も行なえない場合もある。
【0032】
確認残り時間表示41は、例えば、上記確認表示40の通知確認表示41や入力表示43の表示を継続する時間を示している。ここでも、「安否確認表示残り時間 10分00秒」と表示されている。
【0033】
そして、この実施の形態においては、例えば、ユーザによって、上記「はい(通知発信)」の入力が行なわれた場合は、送受信部22から上記予め設定された発信先に向け、電子メール60の発信処理を行なう。
【0034】
また、例えば、ユーザによって、上記「いいえ(キャンセル)」の入力が行なわれた場合は、上記発信先に向けた電子メール60の発信処理は行なわれない。
また、この実施の形態においては、例えば、上記確認残り時間表示41(例えば、ここでは10分)が経過しても、ユーザによって、上記「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」のどちらの入力も行なわれない場合は、送受信部22から上記予め設定された発信先に向け、電子メール60の発信処理を行なう。
【0035】
そして、例えば、ユーザによって、通知確認表示42に表示された、「はい(通知発信)」の入力が行なわれた場合、または、「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」のどちらの入力も行なわれない場合は、映像表示装置1の送受信部22から予め設定された発信先に向け、電子メール60の発信が行なわれる。
【0036】
ここでは、図4に示すように、電子メール60が、予め設定された発信先(例えば電子メールビューワ52)に送信される。
そして、この発信先(電子メールビューワ52)は、この電子メール60を受信し、例えば、安否確認によってこの通知が発信されたことを知ることができる。
このように、この実施の形態においては、例えば、安否確認において、入力表示43を表示し、ユーザ(例えばお年寄りや要介護者等)が通知に関する「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」の入力を行なうように構成している。
【0037】
このため、ユーザ(例えばお年寄りや要介護者等)のプライバシーが侵害されることを防止することが可能になる。
また、この実施の形態においては、例えば、ユーザ(例えばお年寄りや要介護者等)が上記入力表示43に表示された、「いいえ(キャンセル)」、「はい(通知発信)」等の入力を行なえない場合には、例えば電子メール60によって、予め設定された発信先に安否情報等を発信するように構成している。
【0038】
このため、安否確認を充実させることが可能になる。
図5は、実施形態に係わる映像表示装置の動作を説明するフローチャートである。
符号S100はここでの開始ステップである。続いて、ステップS101に進む。
ステップS101は、上記のように、予め、映像表示装置(TV)1の無操作検出時間(ここでは、例えば48時間)と安否確認通知の発信先(例えばTV電話の電話番号、メールアドレス等)を、フラッシュメモリ15の記憶部16等に設定記憶するステップである。なお、安否確認通知の発信は、TV電話や電子メールに限られることはなく、例えばFaxや電話等でも可能である。続いて、ステップS102に進む。
【0039】
ステップS102は、映像表示装置(TV)1の上記ユーザ無操作時間を検出するステップである。ユーザ無操作時間の検出は、例えば、上記のように、映像表示装置1の電源がONでない時間を検出する。続いて、ステップS103に進む。
【0040】
ステップS103は、ユーザ無操作時間が予め設定された時間を超えたかを判別するステップである。ここでは、この時間は、例えば、48時間に設定されている。なお、この映像表示装置1の電源がONでない時間の設定は、適宜、ユーザによって変更可能であり、例えば、24時間、1週間、1ヶ月、3ヶ月等とすることも可能である。
【0041】
また、この設定は、例えば、毎日午前7時や日曜日の午前7時、毎月1日の午前7時等のように、定期的となるように設定することも可能である。
ユーザ無操作時間が予め設定された時間を超えたと判別される場合は、ステップS104に進む(Yes)。ユーザ無操作時間が予め設定された時間を超えないと判別される場合は、ステップS103に進み、ここでの処理を繰り返す(No)。
【0042】
ステップS104は、例えば、映像表示装置(TV)1の電源をONにするステップである。続いて、ステップS105に進む。
ステップS105は、映像表示部(表示画面8)に、例えば図2に示す確認画面表示40を出力表示するステップである。この画面表示では、ユーザによって、例えば、通知発信のON、OFF等が入力される。続いて、ステップS106に進む。
【0043】
ステップS106は、例えば図2に示すように、映像表示部8に安否確認残り時間41を出力表示するステップである。続いて、ステップS107に進む。
ステップS107は、例えば、ここで表示された入力表示43を用い、TV電話や電子メール等の通知発信処理がユーザに入力ON操作入力されたかを判別するステップである。上記通知発信処理がユーザに入力ON操作入力されたと判別される場合は、ステップS108に進む(Yes)。上記通知発信処理がユーザに入力ON操作入力されたと判別されない場合は、ステップS110に進む(No)。
【0044】
ステップS108は、予め設定された発信先に電話番号やメールアドレス等の通知を発信するステップである。続いて、ステップS109に進む。
ステップS109発信先で電話番号、メールアドレス等の通知を受信するステップである。続いて、ステップS113に進む。
ステップS110は、例えば、図2に示す確認画面表示40が出力表示されたが、ユーザは上記入力表示43に対して無入力のまま、表示された確認残り時間41が経過したかを判別するステップである。ユーザ無入力のまま、確認残り時間41が経過したと判別される場合はステップS108に進む(Yes)。ユーザ無入力のまま、確認残り時間41が経過したと判別されない場合はステップS111に進む(No)。
【0045】
ステップS111は、上記表示された入力表示43を用い、TV電話や電子メール等の通知発信処理がユーザにOFF操作入力されたかを判別するステップである。TV電話や電子メール等の通知発信処理がユーザにOFF操作入力されたと判別される場合はステップS112に進む(Yes)。TV電話や電子メール等の通知発信処理がユーザにOFF操作入力されないと判別される場合はステップS107に進み、上記処理を繰り返す(No)。
【0046】
ステップS112は、上記予め設定されたTV電話や電子メール等の通知を発信しないステップである。続いて、ステップS113に進む。
ステップS113は、終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
上記のように構成することによって、この発明の実施の形態においては、安否確認を充実させることと、プライバシーを保護することを、両立させることが可能になる。
【0047】
なお、上記説明においては、音声と映像を含めた「TV電話」の例を用いたが、この実施の形態においては、例えば、音声のみまたは映像のみの通信方式を用いることも可能である。
【0048】
また、上記説明においては、「電子メール」を用いる例も説明したが、この実施の形態においては、これに代え、FAXやその他のパケット通信等による通信方式を用いることも可能である。
【0049】
なお、上記実施形態は、記述そのものに限定されるものではなく、実施段階では、その趣旨を逸脱しない範囲で、構成要素を種々変形して具体化することが可能である。
【0050】
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0051】
1…映像表示装置、2…アンテナ、3…チューナ、4…信号処理部、5…映像処理部、6…音声処理部、7…表示装置、8…表示画面(映像表示部)、9…スピーカ、10…バス、11…制御部、12…MPU、13…RAM、14…ROM、15…フラッシュメモリ、16…記憶部、17…内部記録装置、18…外部インターフェース、25…放送局、26…ネットワーク(インターネット)、27…サーバ、30…撮像装置(カメラ)、40…確認表示、41…確認残り時間表示、42…通知確認表示、43…入力表示。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作されなかった時間を検出し、この操作されなかった時間が予め設定された時間を超える場合に、発信を行なうか否かが入力される確認表示を映像表示部に出力する確認表示出力部と、
前記確認表示に係る、発信を行なう旨の入力が行なわれた場合は、予め設定された発信先に向けて発信を行なう発信部を備える映像表示装置。
【請求項2】
前記映像表示部に前記確認表示を表示する時間を出力する表示時間出力部を備える請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項3】
前記発信を行なう旨の入力が行なわれた場合に、前記発信を行なわない旨の入力も行なわれず、前記表示された確認表示を表示する時間が経過した場合は、前記予め設定された発信先に発信を行なう請求項2に記載の映像表示装置。
【請求項4】
前記発信を行なう旨の入力が行なわれた場合に、前記発信を行なわない旨の入力が行なわれた場合は、前記発信を行なわない請求項1または請求項2に記載の映像表示装置。
【請求項5】
前記予め設定された時間および前記予め設定された発信先に係る情報を記憶する記憶部を備える請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項6】
前記発信はTV電話または電子メールによって行なわれる請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項7】
操作されなかった時間を検出し、この操作されなかった時間が予め設定された時間を超える場合に、発信を行なうか否かが入力される確認表示を映像表示部に出力するステップと、
前記確認表示に係る、発信を行なう旨の入力が行なわれた場合は、予め設定された発信先に向けて発信を行なうステップを備える映像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−227807(P2012−227807A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−94891(P2011−94891)
【出願日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】