説明

有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム、並びにこのシステムを用いた自販機の管理、情報提供および情報獲得の方法

本発明は、有無線の双方向通信により自販機を管理し、この自販機を用いて製品情報、公共情報または生活情報などの各種無形の知識情報を提供し獲得するシステムと、このシステムを用いて自販機を管理し、無形の知識情報を提供し獲得する方法に関するものであって、物品または知識情報を提供する複数の自販機;前記自販機をグループ化して各グループ別に管理する複数のローカルサーバ;前記ローカルサーバを総括する中央サーバ;有無線で音声の送受信または資料の送受信が可能な移動通信機器;および前記自販機、ローカルサーバ、中央サーバおよび移動通信機器を互いに連結する有無線通信網;で構成され、利用頻度が高い物品と知識情報をリアルタイムで把握して、サーバに内蔵された人工知能アルゴリズムを用いて、管理者の介入なしに知識情報および商品の再配置および機器の再配置などをなすことができ、知識情報の活性化に寄与することができ、実際のデータに近接した結果データを有しており、獲得者が所望する形態の知識情報を獲得することができ、トラフィックが分散してサーバの負荷を減らして、円滑に物品および知識情報を提供しながら自販機を管理できる効果がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有無線の双方向通信により自販機を管理し、この自販機を用いて製品情報、公共情報または生活情報などの各種無形の知識情報を提供し獲得するシステムと、このシステムを用いて自販機を管理し、無形の知識情報を提供し獲得する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に自販機(自動販売機または無人販売機)は、形態が存在する有形の物品または形態が存在しない無形の知識情報を提供し、このような物品または知識情報を獲得する者が費用を支払い、物品または知識情報を獲得することができるようにするものである。このような自販機は、設置者が一方的に提供する物品または知識情報のみを獲得することができるため、このような物品または知識情報を獲得しようとする者が要求する製品および知識情報に即刻反応をすることができない短所がある。
【0003】
このような問題点を解決するために、大韓民国特許出願第10−2003−0036792号(登録番号10−0503854号)が出願された。しかしこの出願は、情報を提供する側から用意された情報、そしてクーポンのようなボーナスだけを獲得できるのみで、情報を獲得しようとする者の要求に応じるのは不可能でるという短所があり、自販機のリアルタイムな管理が不可能であるという短所もある。
【0004】
また、効率的な自販機管理および収集されたデータ管理のためには、別途のデータ管理者がリアルタイムでデータの変化を見て、これを分析して情報知識などをアップロードおよびダウンロードしなければならない。しかしデータ管理者数を増やすとしても、リアルタイムで対処するのは現実的に限界があり、特に自販機の数が増えるか、または情報の量が増える場合、リアルタイムな管理は不可能な短所がある。
【0005】
さらに、このような従来の自販機は、中央サーバで統制および管理して資料およびデータが1ヶ所に集中しており、複数の場所の自販機から信号が集中する場合には、通信量が集中して回線またはサーバに過負荷がかかるようになるため、円滑な通信および制御をすることができない短所がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】大韓民国特許出願第10−2003−0036792号(登録番号10−0503854号)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記の従来の自販機に存在する問題点を解決するために案出されたものであって、自販機で用いられる物品または知識情報を分析して利用頻度が高いものを反映することができるようにし、人工知能アルゴリズムを用いて管理者の介入なしに知識情報および商品の配置/再配置、自販機の再配置などをリアルタイムで自動分析/判断して最適化し、これによりそれぞれの自販機の利用者に最も必要な知識情報または商品を提供することができるようにして、提供されている物品または知識情報を買入れるか、または閲覧したことに対し有形無形の代価を支払い、必要な物品または知識情報を獲得するのに前記の代価を用いることができるようにすることにその技術的課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のシステムは、物品または知識情報を提供する複数の自販機;
前記自販機をグループ化して各グループ別に管理する複数のローカルサーバ;
前記ローカルサーバを総括する中央サーバ;および
前記自販機、ローカルサーバ、中央サーバを互いに連結する有無線通信網;
からなり、前記した技術的課題を解決することができる。
【0009】
前記構成に有無線で音声の送受信または資料の送受信が可能な移動通信機器;または
前記自販機の前を通行する人の数を数えることができる赤外線あるいはレーザなどの光センサまたは電波センサのような人体感知センサ;または
前記自販機の前に一定時間集まっている人の数を数えることができる映像認識手段;
をさらに備えて構成されることができる。
【0010】
前記自販機は、基本的に電源装置が設けられ、内部に物品を積載し、これを外部へ排出することができる一般的な自販機(自動販売機または無人販売機、以下同じ)の構成を取っており、
前記積載された物品を冷却するか、または暖める冷温装置;
知識情報を視覚的または聴覚的に見せ、自体にタッチスクリーンのような入力手段が付加されているか、または外部の入力装置が付加されたディスプレー装置;
物品または知識情報を選択する選択入力部;
代価を支払うための硬貨または貨幣投入口、磁気またはチップ形態のカードを読み取ることができるリーダー機および移動通信機器で支払いが可能になるようにする光学認識手段、または後述する外部通信手段との通信によって支払いが可能になるようにする移動通信支払い手段からなる決済部;
物品または知識情報の結果物を排出する排出部;
有無線通信網と連結する外部通信手段;
前記自販機の各構成全体に入出力されるか、または外部に入出力される命令や信号、あるいはデータを保存するメモリ;および
前記自販機の各構成全体を制御する制御機(CPU);
を含む構成からなる。
【0011】
また、前記人体感知センサは、前記自販機の前を通行する人の数を時間帯別および日付別に把握できるようにし、提供する知識情報の種類または提供時間などの基礎資料として活用することができるようにする人的統計値を収集するセンシング(sensing)装置であって、赤外線あるいはレーザなどの光センサまたは電波を用いた電波センサを用いることができる。
【0012】
そして前記映像認識手段は、映像を受信するカメラと、この受信された映像を分析する映像認識ソフトウェアからなり、知識情報が前記ディスプレー装置を介して出力される時、この知識情報を視聴する人の数を把握することができるようにするもので、一定時間以上停止した人のみを把握できるようにすることができる。
【0013】
前記のローカル(local)および中央(main)サーバ(server)は、一般的なサーバであり、データベース(DB);データベース管理システム(DBMS);ハードディスク、ラム(RAM)またはロム(ROM)のような保存装置;中央処理装置(CPU);および入出力インターフェース(Interface)を備えている。
【0014】
前記ローカルサーバおよび中央サーバは、各自販機についての情報、知識情報についてのデータが保存されており、前記ローカルサーバは複数存在し、一つのローカルサーバは、複数の自販機のうち地域別または提供されている物品あるいは知識情報の特性によって分類されている一グループの自販機に有無線で連結して、そのグループ内の自販機を管理および統制することができるようにし、これらの各ローカルサーバは、中央サーバと有無線で連結しており、各ローカルサーバは、中央サーバによって管理および統制を受ける。このようにして中央サーバの負荷を減らし、各グループ別に特性ある管理および統制ができるようにする。そして前記中央サーバは、外部の特定知識情報を提供する外部サーバと連結して情報を共有することができるようにする。
【0015】
前記有無線通信網は、電話線通信、構内通信網(LAN)、広域通信網(WAN)、付加価値通信網(VAN)、専用通信網、電力線通信(PLC)、衛星網通信、無線ラン(Wireless LAN)、商用の無線通信または個人用無線通信などの有無線通信をいい、現在商用化されているか、または今後提供される有無線通信手段を含む。
【0016】
前記自販機で用いられる物品には、電子タグ(RFID TAG)、バーコード(BAR CODE)、カラーコード(COLOR CODE)または数字が印字された印刷物のようなものが付着されて、前記移動通信機器が情報を認識することができるようにする。
【0017】
一方、前記移動通信機器は、携帯電話、ピーディエイ(PDA)、ピーエムピー(PMP、Portable Multimedia Player)または通信が可能なコンピュータなどのような、携帯しながら通信が可能な機器全体を含み、前記物品に印字された数字を直接入力でき、電子タグ、バーコードまたはカラーコードを電子的あるいは光学的に認識できる電子認識装置(RFIDリーダー機など)またはカメラのような手段が付加されているのが好ましい。
【0018】
以下では、前記システムを用いて自販機を管理する方法、無形の知識情報を提供する方法および無形の知識情報を獲得する方法について説明する。
【0019】
前記自販機を管理する方法は、自販機に積載されて排出される物品の管理、保存されているか、またはサーバから伝送されてディスプレー装置を介して出力される知識情報の管理、そしてこのようなことを総合して自販機の効率性を判断するなど、物品および知識情報の販売、在庫管理、適する情報の判断などに係る管理をいうものである。
【0020】
無形の知識情報を提供する方法において知識情報は、情報提供者が自身の物品または業務などを広告、宣伝または広報などをするために、文書化またはマルチメディア化された商業的または公益的な情報をいうもので、情報提供者が任意に提供する情報であって、情報閲覧者の意志とは関係なく情報が一律的に提供され、この情報を閲覧したことに対する代価を支払う方法に関するものである。
【0021】
そして無形の知識情報を獲得する方法における知識情報は、情報を得ようとする(本発明では「情報獲得者」という)が要求する多様な情報を「情報獲得者」が代価を支払って情報を得る方法に関するものである。
【0022】
まず、自販機を管理する方法は、各ローカルサーバで、自身が管理する自販機のメモリに保存されている資料である、自販機の位置;積載および排出された物品の種類、数量、日付および時間のような物品情報データ;そして保存および出力された知識情報の種類、露出数、日付および時間のような知識情報データ;についての資料を収集する資料収集ステップ;
前記ローカルサーバで収集された資料を前記中央サーバへ伝送する資料伝送ステップ;
前記中央サーバが受信した資料を地域別、種類別、日付別、時間帯別、そして数量および露出数に従い分類する資料分類ステップ;
前記中央サーバが前記分類された資料を用いて分析する資料分析ステップ;
前記中央サーバが前記分析された資料を決定アルゴリズムを用いて物品および知識情報の追加および削除、すなわち再配置する種類を決定する再配置決定ステップ;
前記中央サーバがインデックステーブルを用いて前記追加する物品および知識情報と類似の物品および知識情報を決定する類似物品および知識情報決定ステップ;
前記中央サーバが前記追加および削除する内容で、自身のサーバで行わなければならない事項について追加および削除を実行し、該当各ローカルサーバで実行しなければならない内容については各ローカルサーバへ内容を伝送する再配置自体実行および再配置内容伝送ステップ;
前記再配置する内容を受信したローカルサーバが、中央サーバの命令に従い物品または知識情報の追加および削除を実行する再配置実行ステップ;および
前記中央サーバおよびローカルサーバが実行した資料に基づき資料をアップデートする資料アップデートステップ;
からなる。
【0023】
また、前記再配置決定ステップ、類似物品および知識情報決定ステップ、再配置自体実行および再配置内容伝送ステップ、および再配置実行ステップでは、特定地域の自販機追加および特定地域の自販機を廃止する自販機追加および廃止過程がさらに含まれて構成されることができる。
【0024】
前記資料分析ステップにおける資料分析は、種類別利用率、利用頻度、利用変化率および利用率の移動平均;
各自販機における種類別選好度、選好度の変化率および選好度の移動平均;および
各自販機別に利用率、利用頻度、利用変化率および利用率の移動平均;についての資料を分析する。
【0025】
前記資料分析で特定商品の利用率は、下記の「数学式1」によって分析することができる。
【0026】
【数1】

【0027】
前記式において、「Pi」は「i番目の商品(Product)」を示し、「シグマ(Pn)」は特定自販機に積載されたすべての商品を示す。
【0028】
前記利用頻度は、下記の「数学式2」によって計算することができる。
【0029】
【数2】

【0030】
前記式において、「Pi」は「i番目の商品を」、「Tn」は「n時」を示す。
【0031】
前記利用変化率は、下記の「数学式3」によって計算することができる。
【0032】
【数3】

【0033】
前記利用率の移動平均は、下記の「数学式4」によって計算することができる。
【0034】
【数4】

【0035】
前記式において、「Tn+m」は「n+m時」を、「Tn」は「n時」を示す。
【0036】
一方、各自販機における種類別選好度は、下記の「数学式5」によって計算することができる。
【0037】
【数5】

【0038】
前記式において、Pは積載されたすべての物品、n=1、2、3、...、mであり、R、MまたはIは、物品'P'以外の異なる種類の物品または知識情報である。
【0039】
各自販機における種類別選好度変化率は、下記の「数学式6」によって計算することができる。
【0040】
【数6】

【0041】
各自販機における種類別選好度の移動平均は、下記の「数学式7」によって求めることができる。
【0042】
【数7】

【0043】
各自販機別利用率は、下記の「数学式8」によって求めることができる。
【0044】
【数8】

【0045】
前記式において、「A」グループ内の自販機平均利用者数=「A」グループ内の全体自販機の総利用者数÷「A」グループ内の総自販機数であり、
前記式において、「a」自販機は、グループ「A」に属する自販機のうちの一つである。
【0046】
各自販機別利用頻度は、下記の「数学式9」によって計算することができる。
【0047】
【数9】

【0048】
各自販機別利用変化率は、下記の「数学式10」によって求めることができる。
【0049】
【数10】

【0050】
各自販機別利用率の移動平均は、下記の「数学式11」によって計算することができる。
【0051】
【数11】

【0052】
前記再配置決定ステップで追加または削除を決定する決定アルゴリズムで用いる決定関数は、ファジィ関数を使用する。すなわち、入力変数を利用率、利用頻度および利用変化率としてファジィ関数に適用した後、その結果値で物品および知識情報の追加および削除、すなわち再配置の適否を決定する。
【0053】
このとき、メンバーシップ関数は、三角形または離散型変数を用いる。
【0054】
前記三角形変数は、下記の「数学式12」によって求めることができる。
【0055】
【数12】

【0056】
このとき、「a」はファジィ数、「b」はメンバーシップ関数等級が'1'になる'x'の値である。
【0057】
前記「数学式12」において、入力値「x1」は利用率、「x2」は利用頻度、「x3」は利用変化率を適用する。
【0058】
そしてファジィルールは、下記の「数学式13」によって定める。
【0059】
【数13】

【0060】
また、ファジィルール数は、下記の「数学式14」によって求めることができる。
【0061】
【数14】

【0062】
そしてすべての入力の場合について前記「数学式13」のファジィルールを適用して出力値を得る。
【0063】
出力関数は、下記の「数学式15」によって求めることができる。
【0064】
【数15】

【0065】
前記式において、前記 BiXは、下記の「数学式16」によって求めることができる。
【0066】
【数16】

【0067】
前記式において、「w」は、cutting levelである。
【0068】
前記「数学式16」において、n個の推論結果を各推論結果の和で示す。
【0069】
そして、この結果を「重心法」を用いて計算する。
【0070】
このように計算した結果値と利用平均値を考慮して、再配置を決定する。
【0071】
前記のファジィ関数は、国内外の書籍を参考にして容易に用いることができる。(1.L.A.Zadeh 『Fuzzy Algorithms、Information and Control』、Vol 12、94/102(1968)、2.E.H.Mandani、『application of fuzzy algorithma for control for simple dynamic plant』、Proc、IEE、Vol12、No12、1585/1588(1974)、3.『ファジィ制御システム』、パク・ミニョン、チェ・ハンシク、1990、デヨン社、4.『ファジィ理論と制御』、チェ・ソク、オ・ヨンソク、1995、清文閣)
【0072】
一方、自販機の追加または廃止においては、前記物品または知識情報の再配置で用いたファジィ関数を使用して追加または廃止のような再配置過程を行う。
【0073】
このとき「数学式12」のファジィの入力は、「x1=自販機別利用率」、「x2=自販機別利用頻度」、「x3=自販機別利用変化率」として計算する。
【0074】
ファジィ関数としては三角形関数または離散ファジィ変数を使用し、この結果に対しては重心法を用いて計算する。
【0075】
そして前記類似物品および知識情報決定ステップにおいて、類似物品または知識情報を選択するためには、各物品または知識情報を分類して索引化し、この索引化された資料を用いて類似度を計算することができる。
【0076】
すなわち、各物品別または知識情報別に、男性または女性の性区分;年齢別に老人、壮年、中年、青年、少年、乳児に分類された対象;健康にいいか、または害になるかについての健康および非健康の健康程度;塩辛い、甘い、辛いおよびすっぱいという味の区分;公益用または広告宣伝用などのような用途;そして食べ物または工産品のような生産分類;などのように区分できる属性でフィールドを定めた後に、あらかじめ定めた数字で索引する。そして前記各フィールドで程度を計らなければならない種類の属性は、その高低に係る点数を付与してデータベース化することができる。
【0077】
前記のような属性で物品を分類すると、下記のように示すことができる。
【0078】
「Ca(物品インデックス、性区分、対象、健康程度、味区分、用途、生産分類)」
【0079】
これは、「C」物品の「a」番目の物品についての物品の属性をフィールド別に示したもので、データベースに適用するためには下記のように数字で現わすことができる。
【0080】
「C5(1−5、1、4、6、2、2、1)」のようにデータベースで用いることができ、これを詳細に説明すると、「「C」物品の「5」番目の物品であって、この物品についてのインデックスは「1−5」であり、性は「1」=男性、対象は「4」=子供、健康程度「6」=概して健康に有益な方、味区分「2」=甘い、用途「2」=広告宣伝用、生産分類「1」=食べ物」のように各フィールドを定め、その属性を数字で表記することができる。
【0081】
このようなフィールドと属性はさらに追加して、より細部的な分類ができることはもちろんである。
【0082】
このデータベースを用いて類似度を計算する類似度式は、下記の「数学式17」に示した。
【0083】
【数17】

【0084】
前記式において、「Ca−b」は、物品の分類時に大分類の「C」物品の「a番目」の物品と「b番目」の物品の類似度、「Xa1」はCのa番目の物品の最初の項目の値を示し、「Xb1」はCのb番目の物品の最初の項目の値を示す。このように計算して、値が小さく出るほど類似度が高い物品であり、値が大きく出るほど類似度が低い物品であることを判断することができる。
【0085】
前記数学式においては、物品についての数式、すなわち「i」番目の物品である「Pi」についてのみ表現したが、自販機が提供する商品以外の情報、質問または広告など知識情報については、各類型別に係数を異にし、例えば「i」番目の広告の場合には「Mi」のように表現して計算することができる。
【0086】
次に、無形の知識情報を提供する方法について説明する。
【0087】
前記中央サーバ、外部サーバ、各ローカルサーバおよび各自販機のメモリに保存された無形の知識情報についての資料を前記中央サーバで収集する基本資料収集ステップ;
前記中央サーバでは、前記基本資料についてのスケジュールを整理し、このスケジュールに合わせて、前記各自販機で実行する資料の種類、実行時間帯、実行回数などを割り当てるスケジュール整理ステップ;
前記中央サーバでは、自身が保存している資料のうち、前記スケジュールに従って割り当てられた資料を前記各自販機のディスプレー装置でディスプレーされるように予定された知識情報についてのデータを各ローカルサーバに伝達するか、または前記ローカルサーバに保存された資料を各自販機に伝達するようにする命令を伝達するか、または前記各自販機に保存されたデータを実行する命令を各ローカルサーバに伝達するデータまたは命令1次伝達ステップ;
前記データまたは命令の伝達を受けた前記各ローカルサーバは、自身が管理するグループ内の各自販機に自身が受信したデータ、自身に保存されていたデータまたは前記各自販機に保存されたデータを実行する命令を伝達するデータまたは命令2次伝達ステップ;
前記2次伝達ステップにおいてデータまたは命令を伝達された前記各自販機は、受信したデータを実行させるか、または既保存されていた知識情報データについて伝達された命令を行うデータまたは命令実行ステップ;
前記データまたは命令実行により、前記各自販機に備えられたディスプレー装置で知識情報を視覚的および聴覚的に認知することができるように具現する情報具現ステップ;
前記中央サーバで前記具現された情報についての結果データを、リアルタイムまたは規則的な時間間隔で収集する結果データ収集ステップ;
前記中央サーバで前記収集された結果データを地域別、種類別、日付別、時間帯別、そして数量および露出数に従い分類する資料分類ステップ;
前記中央サーバが前記分類された資料を用いて分析する資料分析ステップ;および
前記中央サーバで前記分析された資料により前記スケジュールを変更し、この変更されたスケジュールに係る前記基本資料のうち、実行されるデータを再選定して整理する結果整理ステップ;
からなる。
【0088】
前記情報具現ステップの次に、前記各自販機に備えられた前記人体感知センサにより往来する人の数を把握する往来頻度把握ステップ;を追加し、時間帯別、日付別に往来する人の数を前記結果データ収集ステップの結果データに付加するデータとして活用して、スケジュールおよび資料の種類を選定できるようにすることができる。
【0089】
また、前記情報具現ステップの次に、各自販機に備えられた映像認識手段を用いて情報が具現される間、この情報を視聴覚する人の数を把握することができるようにする情報認識有無把握ステップ;を追加し、情報が具現される間、実際にこの情報を視聴覚した人の数で情報の実際の認識有無および程度を把握し、この認識有無および程度で情報の効率性についての検証ができるようにして、この効率性についてのデータを前記結果データ収集ステップの結果データに付加するデータとして活用して、スケジュールおよび資料の種類を選定できるようにすることができる。
【0090】
前記基本資料収集ステップは、前記中央サーバ、外部サーバ、各ローカルサーバおよび各自販機のメモリに保存されており、実行予定スケジュールが決まっている資料として、前記各自販機でディスプレーされる商業的または公益的な広告、天気情報、商品情報、自販機が位置する地域の地方自治体または街の公示事項のような知識情報資料を収集するステップである。
【0091】
前記スケジュール整理ステップは、各自販機で実行されディスプレーされる知識情報のスケジュールを整理するステップであって、どの地域の自販機にどの時間帯にどのような知識情報をディスプレーするかについてのスケジュールを実行し修正または追加するステップである。
【0092】
前記データまたは命令1次伝達ステップおよび2次伝達ステップは、前記中央サーバ、外部サーバまたは各ローカルサーバに保存されたデータが各自販機でストリーミング方式により実行されるようにデータを伝達するか、または各自販機に保存されているデータが直接実行されるようにする命令を伝達するステップである。
【0093】
前記情報具現ステップは、伝達されたデータまたは命令により実行されるデータが、前記ディスプレー装置で音響(オーディオ)または映像(写真、動画など)が具現され、各自販機を往来する人々が視覚または聴覚的に認識することができるようにするステップである。
【0094】
前記結果データ収集ステップは、各自販機で具現されたデータについての現況を把握するステップであって、自販機の位置、具現されたデータの種類(題名または内容など)、データが具現された日付および時間、データが具現された回数、往来する人の数そしてデータが具現される間視聴した人の数等の結果を収集するステップである。
【0095】
前記資料分析ステップは、収集され分類された結果を中央サーバに保存された条件に従い、どのような時間帯にどのようなデータをどの自販機で具現するのが効果的であり、また適するかを分析するステップであって、中央サーバに保存された条件は、各自販機運営者または具現されるデータを提供する者が設定しておいた条件であり、自販機の位置、すなわちショッピングモール地域、事務室密集地域、住宅街密集地域、学校地域、官公庁地域、飲食業者が密集した地域のように、自販機が位置している地域と係って具現されるデータ、自販機の前を往来する人々と係って具現されるデータ、日付、時間または天気などのような自然環境と係って具現されるデータ、そしてイシューになるニュース記事、経済状況または国際情勢などのような社会環境と係って具現されるデータなどのような条件に従い、どのような自販機でどのようなデータがどのような日付および時間帯にどのように具現されるのが最も効率的であるかを分析するステップである。
【0096】
前記結果整理ステップは、どのような自販機でどのようなデータがどのような日付および時間帯にどのように具現されるのかについて分析した資料に基づき具現されるデータを再選定し、中央サーバがスケジュールを変更するステップである。
【0097】
そして前記往来頻度把握ステップは、前記光センサまたは電波センサなどの人体感知センサを用いて各自販機の前を往来する人々の数を把握するステップであって、日付別および時間帯別で往来する人々を把握するステップである。
【0098】
前記情報認識有無把握ステップは、カメラのように映像を受信する装置とこの装置で受信された映像を分析する映像認識ソフトウェアで、各自販機でデータが具現される間、一定時間以上視聴した人々の数を把握するステップであって、具現されたデータの認識程度を把握するものである。
【0099】
次に無形の知識情報を獲得する方法について説明する。
【0100】
前記無形の知識情報を獲得する方法は、情報獲得者が要求する知識情報を各自販機から得ることができるようにする一方向の情報獲得方法と、情報獲得者が予約(ホテル、飲食店または旅行など)または注文(商品または図書など)のような双方向の情報獲得方法、そして知識情報を閲覧する代価を情報提供者が提供する方法まで含まれたものであって、具現される知識情報を受動的に獲得する間接的な知識情報の獲得でなく、情報獲得者自身が所望する知識情報を能動的に直接知識情報を獲得して認知する方法に関するものである。
【0101】
前記各自販機に設置されたディスプレー装置に提供される知識情報についてのメニューがディスプレーされるメニューディスプレーステップ;
前記メニューの中で要求される知識情報が、前記ディスプレー装置のタッチスクリーン装置または前記自販機に設置された外部入力装置により選択または入力される知識情報選択ステップ;
前記中央サーバで前記選択または入力された知識情報の所在を把握する所在把握ステップ;
前記把握された知識情報を提供するための代価を要求する代価要求ステップ;
前記要求された代価が現金、提供されている知識情報閲覧またはポイント使用の中から選択されて、代価が支払われる代価支払いステップ;
前記支払われた代価によって、要求された知識情報が前記各自販機のディスプレー装置でディスプレーされて提供されるか、または印刷物の形態で提供されるか、または情報獲得者が所有する移動通信機器に伝送されて提供されることの中から一つ以上が選択されて、知識情報が具現される知識情報具現ステップ;
前記中央サーバで前記具現された情報についての結果データおよび支払われたポイントについてのデータをリアルタイムまたは規則的な時間間隔で収集する結果データ収集ステップ;
前記中央サーバで、前記収集された結果データを地域別、種類別、日付別、時間帯別、そして数量および露出数に従って分類する資料分類ステップ;
前記中央サーバが前記分類された資料を用いて分析する資料分析ステップ;および
前記中央サーバで前記分析された資料により知識情報資料の追加または削除を決定して反映する結果整理ステップ;
からなる。
【0102】
前記メニューディスプレーステップは、各自販機に構成されたスピーカーおよびモニターが備えられたディスプレー装置に提供される知識情報を探索または選択することができるようにするメニュー、すなわちアイコン形態またはファイル名を入力できるなどのメニューがディスプレーされるステップであって、ディスプレー装置画面の初期画面の構成であり、前記知識情報選択ステップでタッチスクリーン方式またはファイル名の直接入力によりこのメニューを選択することができる。
【0103】
前記知識情報選択ステップは、タッチスクリーンによるメニューの選択、またはマウスあるいはキーボードなどの入力装置によるメニューの選択、そしてタッチスクリーンまたは入力装置の直接入力によりメニューを選択して、知識情報を閲覧することができるようにするステップである。
【0104】
前記所在把握ステップは、選択された知識情報データがどこに存在するのかを把握するステップであって、選択された知識情報データが前記中央サーバ、外部サーバ、各ローカルサーバまたは各自販機内のメモリのうちどこに存在するのかを把握して、適切な命令を下せるようにするステップである。
【0105】
前記代価要求ステップは、前記選択された知識情報の価値に従って定められた代価を要求するステップである。
【0106】
前記代価支払いステップは、前記要求された代価に対して紙幣、硬貨、クレジットカードまたはバスカードのような現金を支払うか、または移動通信機器を介して積み立てられた代用貨幣である別名ポイントを用いて代価を支払うステップであって、前記紙幣または硬貨は、各自販機に設けられた硬貨または貨幣投入口を用いて支払われ、前記クレジットカードまたはバスカードは、磁気式または電子式カードリーダー機を用いて支払われることができ、前記移動通信機器に積み立てられたポイントを用いて支払う方法は、前記ポイント額に従い移動通信機器の液晶窓にバーコードのような標識が浮かび、この標識を前記移動通信支払い手段で認識して代価が支払われるか、または移動通信機器を管理する通信会社との通信によって積み立てられたポイントにより支払われることができ、知識情報の閲覧による代価の支払いは、特定広告を閲覧するか、またはアンケート調査などに応じて、これを代価として支払うことができるようにする。
【0107】
前記移動通信機器にポイントを積み立てる方法は、様々な方法が存在するが、本発明では自販機で提供される物品を購入した後、その物品に印字された前記電子タグ(RFID TAG)、バーコード(BAR CODE)、カラーコード(COLOR CODE)または数字を用いてポイントを積み立てることができるようにするか、または各自販機で提供するアンケート調査または広告視聴などにより、代価としてポイントの積み立てを受けることができる。このとき、アンケート調査または広告視聴などによる代価は、自販機のディスプレー装置でディスプレーされるバーコードまたはカラーコードを移動通信機器のカメラなどで撮影してこのコードを保存し、必要な時に用いるか、またはこのコードのデコーディングによるデータを移動通信会社に送信してポイントを積み立てることができ、数字がディスプレーされる場合には、移動通信会社との通話時、数字の入力でポイントを積み立てることができ、RF認識機能が付加されている移動通信機器の場合には、自販機の移動通信支払い手段から発送する信号を受信してポイントを積み立てることができる。すなわち、ポイントは移動通信機器に直接保存されるようにするか、または移動通信会社のサーバにデータとして積み立てることができるのである。
【0108】
前記知識情報具現ステップは、情報獲得者が要求した知識情報を自販機のディスプレー装置でオーディオおよび映像として具現するか、または情報獲得者の移動通信機器へデータを送信して、要求した情報を閲覧することができるようにするステップである。
【0109】
前記結果データ収集ステップ、資料分類ステップ、資料分析ステップおよび結果整理ステップは、前記無形の知識情報を提供する方法と同一であるため詳細な説明は省略する。ただし、前記結果データ収集ステップでは、代価に対する支払いとポイントの積み立て、および使用についての部分が新しいデータとして追加されることが異なり、結果整理ステップでは積み立てられるか、または使われたポイントについてのデータを移動通信会社のサーバへ送信し、データがアップデートされるようにする点が追加される差がある。
【0110】
前記で各サーバ間および各自販機間では、有無線通信によりデータおよび命令を送受信し、各自販機に保存されていない知識情報である受信されたデータの実行は、ストリーミング方式によってなされ、この実行により写真、オーディオまたは動画(オーディオが含まれていないことがある)をディスプレーし、前記実行されるデータは、インターネット(ウェブ)上でディスプレーされるようにする画像ファイル、オーディオファイルおよびビデオファイルをすべて含む。例えば、画像ファイルは、その拡張子がjpg、gif、bmp、eps、png、pict、tiffまたはtgaなどのような形式を有しており、オーディオファイルは、その拡張子がmp3、wma、ra、aif、au、vqf、ac3またはoggなどのような形式を有しており、ビデオ(動画)ファイルは、その拡張子がavi、mpg、wmv、divx、rm、asf、mov、mp3、movまたはasfなどのような形式を有している。
【0111】
前記では自販機を管理する方法、無形の知識情報を提供する方法および無形の知識情報を獲得する方法について各々説明したが、これらの方法が二つ以上組合わせて同時に行われることができるのはもちろんである。
【発明の効果】
【0112】
上記したとおり本発明は、利用頻度が高い物品と知識情報をリアルタイムで把握して現場に直ちに適用することができ、製品の購入および知識情報の閲覧に対し、有形無形の代価を知識情報を獲得することに用いることができて、知識情報の活性化に寄与することができ、ディスプレーされる知識情報を認識した実際の人の数を把握できるため、実際のデータに近接した結果データを有することができ、情報獲得者が所望する形態、すなわち現場でモニターで確認、出力された結果または自身の移動通信機器での具現のように多様な形態で知識情報を獲得でき、自販機についての管理および知識情報の具現が一つの中央サーバと複数のローカルサーバで運営されるため、トラフィックが分散してサーバの負荷を減らして、円滑に物品および知識情報を提供しながら自販機を管理できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】本発明のシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明による自販機の外観を示す図である。
【図3】図2の自販機の制御ブロック図である。
【図4】本発明の自販機を管理する方法の流れを示したフローチャートである。
【図5】本発明の無形の知識情報を提供する方法の流れを示したフローチャートである。
【図6】本発明の無形の知識情報を獲得する方法の流れを示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0114】
以下では、本発明の実施のための形態について添付の図面を参考して詳細に説明する。
【0115】
図1は本発明システムの構成を示す図、図2は本発明による自販機の外観を示す図、図3は図2の自販機の制御ブロック図、図4は本発明の自販機を管理する方法の流れを示したフローチャート、図5は本発明の無形の知識情報を提供する方法の流れを示したフローチャート、および図6は本発明の無形の知識情報を獲得する方法の流れを示したフローチャートである。
【0116】
図1に示すように本発明のシステムは、
物品または知識情報を提供する複数の自販機100;
前記自販機をグループ化して各グループ別に管理する複数のローカルサーバ200;
前記ローカルサーバを総括する中央サーバ300;
前記自販機、ローカルサーバ、中央サーバを互いに連結する有無線通信網400;
有無線で音声の送受信または資料の送受信が可能な移動通信機器500;
自体のデータでない外部の特定知識情報を提供する外部サーバ600;および
前記移動通信機器500を管掌する移動通信会社のサーバ700;
で構成されている。
【0117】
本発明の自販機は、図2および図3に示したとおりであり、
本発明の自販機100は、基本的に電源装置が設けられて内部に物品を積載し、これを外部へ排出することができる一般的な自販機の構成を取っており、
前記積載された物品を冷却させるか、または暖める冷温装置102;
知識情報を視覚的または聴覚的に見せ、自体にタッチスクリーンのような入力手段が付加されているか、または外部の入力装置が付加されたディスプレー装置110;
物品または知識情報を選択する選択入力部120;
代価を支払うための硬貨または貨幣投入口132、磁気またはチップ形態のカードを読み取ることができるリーダー機134および移動通信機器500で支払いが可能になるようにする光学認識手段、または後述する外部通信手段150との通信によって支払いが可能になるようにする移動通信支払い手段136からなる決済部130;
物品排出口142または知識情報の結果排出機144からなり、排出する物品または知識情報の結果を排出する排出部140;
有無線通信網と連結する外部通信手段150;
自販機100の各構成全体に入出力されるか、または外部に入出力される命令や信号、あるいはデータを保存するメモリ装置160;
自販機100の前を通行する人の数を数えることができる赤外線あるいはレーザなどの光センサまたは電波センサのような人体感知センサ182;
自販機100の前に一定時間集まっている人の数を数えることができる映像認識手段184;および
自販機100の各構成全体を制御する制御機(CPU)170;
を含む構成からなっている。
【0118】
前記構成からなる本発明の一実施形態は、中央サーバ300と各ローカルサーバ200としてアパッチウェブサーバー(Apache Webserver)、データベース(DB)とデータベース管理システム(DBMS)としてオラクル(Oracle)データベース、ハードディスク、ロム(ROM)、ラム(RAM)および入出力インターフェース(I/O Interface)は一般的な装置を用いて、移動通信機器500としてカメラが内蔵されて無線通信およびデータ送受信が可能で、資料のアールエフ(RF:Radio Frequency)送受信が可能なピーディエイ(PDA:Personal Digital Assitant)、自販機100のディスプレー装置110としてタッチスクリーンが可能なティエフティエルシーディモニター(TFT−LCD Monitor)、選択入力部120として電気的方式のボタン、貨幣投入口132として硬貨または紙幣を認識できる一般的な現金認識装置、リーダー機134としてアールエフリーダー機(RF Reader)、移動通信支払い手段136としてアールエフリーダー機(RF Reader)、知識情報結果排出機144として一般的なレーザープリンター、人体感知センサ182として電波センサ、映像認識手段184としてカメラと動画像処理(moving image processing)技術を活用して映像を認識する。
【0119】
前記のようなシステムを用いて自販機を管理する方法は、
各ローカルサーバ200で、自身が管理する自販機100のメモリ160に保存されている資料である、自販機の位置;積載および排出された物品の種類、数量、日付および時間のような物品情報データ;そして保存および出力された知識情報の種類、露出数、日付および時間のような知識情報データ;についての資料を収集する資料収集ステップ(S110);
ローカルサーバ200で収集された資料を中央サーバ300へ伝送する資料伝送ステップ(S120);
中央サーバ300が受信した資料を地域別、種類別、日付別、時間帯別、そして数量および露出数に従い分類する資料分類ステップ(S130);
中央サーバ300が前記分類した資料を用いて、種類別利用率、利用頻度、利用変化率および利用率の移動平均;各自販機における種類別選好度、選好度変化率および選好度の移動平均;そして各自販機別に利用率、利用頻度、利用変化率および利用率の移動平均;についての資料を前記「数学式1」〜「数学式11」を用いて分析する資料分析ステップ(S140);
中央サーバ300が前記分析された資料を、決定関数としてファジィ関数を使用する決定アルゴリズムを用いて前記「数学式12」〜「数学式16」を用い、これらの結果を重心法を用いて物品および知識情報の追加および削除、すなわち再配置する種類を決定する再配置決定ステップ(S150);
中央サーバ300がインデックステーブルを用い「数学式17」を用いた類似度で、前記追加する物品および知識情報そして類似の物品および知識情報を決定する類似物品および知識情報決定ステップ(S160);
中央サーバ300が前記追加および削除する内容で、自身のサーバで行わなければならない事項について追加および削除を実行し、該当各ローカルサーバ200で実行しなければならない内容については各ローカルサーバ200へ配置自体実行および命令が含まれた内容を伝送し、前記再配置する内容を受信したローカルサーバ200が中央サーバ300の命令に従い物品または知識情報の追加および削除を実行する再配置実行ステップ(S170);および
中央サーバ300およびローカルサーバ200が実行した資料に基づき資料をアップデートする資料アップデートステップ(S180);
からなる。
【0120】
また、前記再配置決定ステップ(S150)、類似物品および知識情報決定ステップ(S160)、再配置自体実行および再配置内容伝送ステップおよび再配置実行ステップ(S170)では、特定地域の自販機を追加するか、または特定地域の自販機を廃止する自販機追加および廃止過程がさらに含まれて構成されることができる。
【0121】
次に無形の知識情報を提供する方法について説明する。
【0122】
中央サーバ300、外部サーバ600、各ローカルサーバ200および各自販機100それぞれのメモリに保存された無形の知識情報のうち、実行予定スケジュールが決められている商業的または公益的な広告、天気情報、商品情報、自販機が位置する地域の地方自治体または街の公示事項のような知識情報についての資料を中央サーバ300で収集する基本資料収集ステップ(S210);
中央サーバ300では、前記基本資料についてのスケジュールを整理し、このスケジュールに合わせ、前記各自販機100で実行する資料の種類、実行時間帯、実行回数などを割り当てるスケジュール整理ステップ(S220);
中央サーバ300で自身が保存している資料のうち、前記スケジュールにより割り当てられた知識情報を、前記各自販機100のディスプレー装置110でディスプレーされるように予定された知識情報についてのデータを各ローカルサーバ200に伝達するか、または前記ローカルサーバ200に保存された資料を各自販機100に伝達するようにする命令を伝達するか、または各自販機100に保存されたデータを実行する命令を各ローカルサーバ200に伝達するデータまたは命令1次伝達ステップ、および
前記データまたは命令の伝達を受けた前記各ローカルサーバ200は、自身が管理するグループ内の各自販機100に自身が受信したデータ、自身に保存されていたデータまたは前記各自販機100に保存されたデータを実行する命令を伝達するデータまたは命令2次伝達ステップ(S230);
前記2次伝達ステップでデータまたは命令の伝達を受けた前記各自販機100は、受信したデータを実行させるか、または既保存されていた知識情報データについて伝達された命令を行って、音響または/および映像が具現されるようにするデータまたは命令実行ステップ(S240);
前記データまたは命令実行により、前記各自販機100に備えられたディスプレー装置110で、知識情報を視覚的および聴覚的に認知することができるように具現する情報具現ステップ(S250);
各自販機100に電波センサで人体を感知する人体感知センサ182により、時間帯別・日付別に往来する人の数を把握する往来頻度把握ステップ(S252);
各自販機100にカメラと動画像処理(moving image processing)技術を活用した映像認識手段184を用いて、情報が具現される間、実際にこの情報を視聴覚する人の数を把握する情報認識有無把握ステップ(S254);
中央サーバ300で前記具現された情報についての結果データをリアルタイムおよび一定時間間隔で収集する結果データ収集ステップ(S260);
中央サーバ300で前記収集された結果データを地域別、種類別、日付別、時間帯別、そして数量および露出数に従って資料を分類し、
中央サーバ300が前記分類された資料に基づき自販機が位置している地域と係って具現されるデータ、自販機の前を往来する人々と係って具現されるデータ、自然環境と係って具現されるデータ、そして社会環境と係って具現されるデータなどのような条件により、どのような自販機でどのようなデータがどのような日付および時間帯にどのように具現されるのが最も効率的であるかを分析する資料分析ステップ(S270);および
中央サーバ300で前記分析された資料により前記スケジュールを変更し、この変更されたスケジュールに伴う前記基本資料のうち実行されるデータを再選定して整理する結果整理ステップ(S280);
からなる。
【0123】
このような過程を経た後に、前記データまたは命令実行ステップ(S240)に戻り、変更されたスケジュールに従い具現されたが、削除されなかったりまたは追加された知識情報を提供するようにする。
【0124】
次に無形の知識情報を獲得する方法は、
スピーカーおよびタッチスクリーン手段が付加されたティエフティエルシーディ(TFT−LCD)モニターが備えられたディスプレー装置110に、提供される知識情報についてのメニュー(アイコン形態またはテキストを直接入力できるメニュー)がモニターにディスプレーされるメニューディスプレーステップ(S310);
前記メニューのうち要求される知識情報が前記ディスプレー装置110のタッチスクリーン手段、または前記自販機の選択入力部120に設置されたマウスあるいはキーボードのような外部入力装置により選択または入力される知識情報選択ステップ(S320);
中央サーバ300で前記選択または入力された知識情報データが、中央サーバ300、外部サーバ600、各ローカルサーバ200または各自販機100内のメモリのうちどこに存在するのかを把握する所在把握ステップ(S330);
前記把握された知識情報を提供するための代価を要求する代価要求ステップ(S340);
前記要求された代価を、紙幣、硬貨、クレジットカードまたはバスカードのような現金を貨幣投入口132またはリーダー機134を用いて支払うか、特定広告を閲覧するかあるいはアンケート調査などに応じて提供される知識情報を閲覧する反対給付で代価を支払うか、または移動通信機器500に積み立てられたポイントを移動通信会社サーバ700との通信によりアールエフ(RF)信号を発生させ、移動通信支払い手段136でこの信号を認識して代価が支払いされるようにする現金、反対給付またはポイント使用のうち一つ以上が選択されて代価が支払われる代価支払いステップ(S350);
前記支払われた代価により要求された知識情報が、前記各自販機100のディスプレー装置110のモニターおよびスピーカーで具現されて提供されるか、印刷物が知識情報結果排出機144を通じて類型の形態で提供されるか、または情報獲得者が所有した移動通信機器500に伝送され、この移動通信機器で具現されて提供されることのうち一つ以上が選択されて、知識情報が具現される知識情報具現ステップ(S360);
中央サーバ300で前記具現された情報についての結果データおよび支払われたポイントについてのデータをリアルタイムおよび一定時間の間隔で収集する結果データ収集ステップ(S370);
中央サーバ300で前記収集された結果データを、地域別、種類別、日付別、時間帯別、そして数量および露出数に従い資料を分類し、
中央サーバ300が前記分類された資料に基づき、どのような知識情報の露出の頻度が高いか否か、どのような類型で代価が支払われたか否か、またはどのような類型で知識情報が具現されたか否かを分析して、どのような知識情報を追加または削除しなければならないかを分析する資料分析ステップ(S380);および
中央サーバ300で、前記分析された資料により知識情報資料の追加または削除を決定して反映する結果整理ステップ(S390);
からなる。
【0125】
このような過程を経た後、メニューディスプレーステップ(S310)へ再び戻り、結果整理ステップ(S390)で削除されなかったか追加された知識情報についての情報が獲得されるようにする。
【0126】
以上、本発明の一実施形態について記述したが、本発明は、前記の一実施形態に限定されるものではなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想の要旨を逸脱しない範囲内で修正および変形して実施することができ、そのような修正および変形が加えられた技術思想もまた以下の特許請求の範囲に属するものであることをわかることができる。
【符号の説明】
【0127】
100:自販機
110:ディスプレー装置
120:選択入力部
130:決済部
140:排出部
150:外部通信手段
160:メモリ
170:制御機(CPU)
182:人体感知センサ
184:映像認識手段
200:ローカルサーバ
300:中央サーバ
400:有無線通信網
500:移動通信機器
600:外部サーバ
700:移動通信社サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品または知識情報を提供する複数の自販機;
前記自販機をグループ化して各グループ別に管理する複数のローカルサーバ;
前記ローカルサーバを総括する中央サーバ;
有無線で音声の送受信または資料の送受信が可能な移動通信機器;および
前記自販機、ローカルサーバ、中央サーバおよび移動通信機器を互いに連結する有無線通信網;
で構成されることを特徴とする有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項2】
前記自販機は、
知識情報を視覚的または聴覚的に見せ、自体にタッチスクリーンのような入力手段が付加されているか、または外部の入力装置が付加されたディスプレー装置;
物品または知識情報を選択する選択入力部;
代価を支払うための硬貨または貨幣投入口、磁気またはチップ形態のカードを読み取ることができるリーダー機および移動通信機器で支払いが可能になるようにする光学認識手段または外部通信手段との通信により支払いが可能になるようにする移動通信支払い手段からなる決済部;
物品または知識情報の結果を排出する排出部;
有無線通信網と連結する外部通信手段;
前記自販機の各構成全体に入出力されるか、または外部に入出力される命令や信号、あるいはデータを保存するメモリ;および
前記自販機の各構成全体を制御する制御機(CPU);
で構成されることを特徴とする、請求項1に記載の有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項3】
前記決済部は、
代価を支払うための硬貨または貨幣投入口;
磁気またはチップ形態のカードを読み取ることができるリーダー機;および
移動通信機器で支払いが可能になるようにする光学認識手段または外部通信手段との通信により支払いが可能になるようにする移動通信支払い手段;
からなることを特徴とする、請求項2に記載の有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項4】
前記自販機に
前記自販機の前を通行する人の数を数えることができる赤外線あるいはレーザなどの光センサまたは電波センサのような人体感知センサ;または
前記自販機の前に一定時間集まっている人の数を数えることができる映像認識手段;
が付加されることを特徴とする、請求項2に記載の有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項5】
前記自販機に
前記自販機の前を通行する人の数を数えることができる赤外線あるいはレーザなどの光センサまたは電波センサのような人体感知センサ;または
前記自販機の前に一定時間集まっている人の数を数えることができる映像認識手段;
が付加されることを特徴とする、請求項3に記載の有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項6】
前記自販機に使用される物品に
前記移動通信機器で認識することができる電子タグ(RFID TAG)、バーコード(BAR CODE)、カラーコード(COLOR CODE)または数字が印字された印刷物が付着していることを特徴とする、請求項1に記載の有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項7】
前記自販機に使用される物品に
前記移動通信機器で認識することができる電子タグ(RFID TAG)、バーコード(BAR CODE)、カラーコード(COLOR CODE)または数字が印字された印刷物が付着していることを特徴とする、請求項2に記載の有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項8】
前記自販機に使用される物品に
前記移動通信機器で認識することができる電子タグ(RFID TAG)、バーコード(BAR CODE)、カラーコード(COLOR CODE)または数字が印字された印刷物が付着していることを特徴とする、請求項3に記載の有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項9】
前記自販機に使用される物品に
前記移動通信機器で認識することができる電子タグ(RFID TAG)、バーコード(BAR CODE)、カラーコード(COLOR CODE)または数字が印字された印刷物が付着していることを特徴とする、請求項4に記載の有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項10】
前記自販機に使用される物品に
前記移動通信機器で認識することができる電子タグ(RFID TAG)、バーコード(BAR CODE)、カラーコード(COLOR CODE)または数字が印字された印刷物が付着していることを特徴とする、請求項5に記載の有無線通信を基盤とする自販機の管理、この自販機を用いた情報提供および情報獲得システム。
【請求項11】
第1項ないし第10項のうちいずれか一項のシステムを用いて自販機を管理する方法であって、
前記各ローカルサーバで自身が管理する各自販機のメモリに保存されている資料である、自販機の位置;積載および排出された物品の種類、数量、日付および時間のような物品情報データ;そして保存および出力された知識情報の種類、露出数、日付および時間のような知識情報データ;についての資料を収集する資料収集ステップ;
前記ローカルサーバで収集された資料を前記中央サーバへ伝送する資料伝送ステップ;
前記中央サーバが、受信された資料を地域別、種類別、日付別、時間帯別、そして数量および露出数に従い分類する資料分類ステップ;
前記中央サーバが前記分類された資料を用いて分析する資料分析ステップ;
前記中央サーバが前記分析された資料を決定アルゴリズムを用いて物品および知識情報の追加および削除、すなわち再配置する種類を決定する再配置決定ステップ;
前記中央サーバがインデックステーブルを用いて前記追加する物品および知識情報そして類似の物品および知識情報を決定する類似物品および知識情報決定ステップ;
前記中央サーバが前記追加および削除する内容で、自身のサーバで行わなければならない事項について追加および削除を実行し、該当各ローカルサーバで実行しなければならない内容については、各ローカルサーバへ再配置自体実行および命令が含まれた内容を伝送する再配置自体実行および再配置内容伝送ステップ;
前記再配置する内容を受信したローカルサーバが、中央サーバの命令に従い物品または知識情報の追加および削除を実行する再配置実行ステップ;および
前記中央サーバおよびローカルサーバが実行された資料に基づき資料をアップデートする資料アップデートステップ;
からなることを特徴とする有無線通信を基盤とする自販機管理方法。
【請求項12】
前記資料分析ステップにおいて、
前記種類別利用率は、

前記種類別利用頻度は、

前記種類別利用変化率は、

前記種類別利用率の移動平均は、

前記各自販機における種類別選好度は、

前記各自販機における選好度変化率は、

前記各自販機における選好度の移動平均は、

前記各自販機別利用率は、

前記各自販機別利用頻度は、

前記各自販機別利用変化率は、

前記各自販機別利用率の移動平均は、

によって求めることができることを特徴とする、請求項11に記載の有無線通信を基盤とする自販機管理方法。
【請求項13】
前記再配置決定ステップにおいて、
決定関数としてファジィ関数を使用する決定アルゴリズムを用い、
メンバーシップ関数に用いられる三角形変数は、

ファジィルールは、

ファジィルール数は、

出力関数は、

および

を用い、これらの結果を重心法を用いることを特徴とする、請求項11に記載の有無線通信を基盤とする自販機管理方法。
【請求項14】
前記再配置決定ステップにおいて、
決定関数をファジィ関数を使用する決定アルゴリズムを用い、
メンバーシップ関数に用いられる三角形変数は、

ファジィルールは、

ファジィルール数は、

出力関数は、

および

を用い、これらの結果を重心法を用いることを特徴とする、請求項12に記載の有無線通信を基盤とする自販機管理方法。
【請求項15】
前記類似物品および知識情報決定ステップにおいて、
類似であるか否かが分かる類似度は、

によって求めることを特徴とする、請求項11ないし14のうちいずれか一項に記載の有無線通信を基盤とする自販機管理方法。
【請求項16】
第1項ないし第10項のうちいずれか一項のシステムを用いて無形の知識情報を提供する方法であって、
前記中央サーバ、外部サーバ、各ローカルサーバおよび各自販機のメモリに保存された無形の知識情報と実行予定スケジュールが決まっている知識情報についての資料を前記中央サーバで収集する基本資料収集ステップ;
前記中央サーバでは、前記基本資料についてのスケジュールを整理し、そのスケジュールに合わせて、前記各自販機で実行する資料の種類、実行時間帯、実行回数などを割り当てるスケジュール整理ステップ;
前記中央サーバでは、自身が保存している資料のうち前記スケジュールに従って割り当てられた資料を前記各自販機のディスプレー装置でディスプレーされるように予定された知識情報についてのデータを前記各ローカルサーバに伝達するか、または前記ローカルサーバに保存された資料を各自販機に伝達するようにする命令を伝達するか、または前記各自販機に保存されたデータを実行する命令を各ローカルサーバに伝達するデータまたは命令1次伝達ステップ;
前記データまたは命令の伝達を受けた各ローカルサーバは、自身が管理するグループ内の各自販機に自身が受信したデータ、自身に保存されていたデータまたは前記各自販機に保存されたデータを実行する命令を伝達するデータまたは命令2次伝達ステップ;
前記2次伝達ステップにおいて、データまたは命令の伝達を受けた前記各自販機は、受信したデータを実行させるか、または既保存されていた知識情報データについて伝達された命令を行い、音響または/および映像が具現されることができるようにするデータまたは命令実行ステップ;
前記データまたは命令実行により、前記各自販機に備えられたディスプレー装置で知識情報を視覚的および聴覚的に認知することができるように具現する情報具現ステップ;
前記中央サーバで、前記具現された情報についての結果データをリアルタイムまたは一定時間の間隔で収集する結果データ収集ステップ;
前記中央サーバで、前記収集された結果データを地域別、種類別、日付別、時間帯別、そして数量および露出数に従い分類する資料分類ステップ;
前記中央サーバが、前記分類された資料を用いて分析する資料分析ステップ;および
前記中央サーバで前記分析された資料により前記スケジュールを変更し、その変更されたスケジュールに従い前記基本資料のうち実行されるデータを再選定して整理する結果整理ステップ;
からなることを特徴とする有無線通信を基盤とする自販機を用いた無形の知識情報提供方法。
【請求項17】
前記情報具現ステップに続いて
前記各自販機に備えられた前記人体感知センサによって、往来する人の数を把握する往来頻度把握ステップ;
前記各自販機に備えられた映像認識手段を用いて、情報が具現される間、この情報を視聴覚する人の数を把握することができるようにする情報認識有無把握ステップ;
をさらに含んで構成されることを特徴とする、請求項16に記載の有無線通信を基盤とする自販機を用いた無形の知識情報提供方法。
【請求項18】
前記資料分析ステップにおいて、
データは、前記各自販機が位置している地域と係って具現されるデータ、自販機の前を往来する人々と係って具現されるデータ、自然環境と係って具現されるデータ、そして社会環境と係って具現されるデータなどであり、
どのような自販機でどのようなデータがどのような日付および時間帯にどのように具現されるのが最も効率的であるかを分析することを特徴とする、請求項16または17に記載の有無線通信を基盤とする自販機を用いた無形の知識情報提供方法。
【請求項19】
第1項ないし第10項のうちいずれか一項のシステムを用いて無形の知識情報を獲得する方法であって、
前記各自販機に設置されたディスプレー装置に提供される知識情報についてのメニューがディスプレーされるメニューディスプレーステップ;
前記メニューのうち要求される知識情報が、前記ディスプレー装置のタッチスクリーン装置または前記自販機に設置されたマウスあるいはキーボードのような外部入力装置によって選択または入力される知識情報選択ステップ;
前記中央サーバで、前記選択または入力された知識情報が、どのサーバまたはどこのメモリに存在するかの所在を把握する所在把握ステップ;
前記把握された知識情報を提供するための代価を要求する代価要求ステップ;
前記要求された代価を現金、自販機で提供される知識情報閲覧または蓄積されたポイント使用のうち一つ以上が選択されて、代価が支払われる代価支払いステップ;
前記支払われた代価によって要求された知識情報が、前記各自販機のディスプレー装置でディスプレーされて提供されるか、印刷物の形態で提供されるか、または情報獲得者が所有した移動通信機器に伝送されて提供されることのうち一つ以上の方法で知識情報が具現される知識情報具現ステップ;
前記中央サーバで前記具現された情報についての結果データおよび支払われたポイントについてのデータを、リアルタイムまたは規則的な時間間隔で収集する結果データ収集ステップ;
前記中央サーバで前記収集された結果データを地域別、種類別、日付別、時間帯別、そして数量および露出数に従い分類する資料分類ステップ;
前記中央サーバが前記分類された資料を用いて分析する資料分析ステップ;および
前記中央サーバで前記分析された資料により知識情報資料の追加または削除を決定して反映する結果整理ステップ;
からなることを特徴とする有無線通信を基盤とする自販機を用いた無形の知識情報の獲得方法。
【請求項20】
前記代価支払いステップにおいて、
現金は、紙幣、硬貨、クレジットカードまたはバスカードのように直接支払われえるものであって、前記貨幣投入口またはリーダー機が用いられて支払われることができ、
知識情報閲覧は、自販機で提供される特定知識情報を閲覧するか、またはアンケート調査が行われ、これに対する反対給付として代価が支払われることができ、
蓄積されたポイントは、前記移動通信機器に積み立てられた代用貨幣であるポイントを用いることであって、移動通信機器の画面に表示された標識または移動通信機器から発信するアールエフ(RF)信号を自販機で認識して、代価が支払われるようにすることを特徴とする、請求項19に記載の有無線通信を基盤とする自販機を用いた無形の知識情報の獲得方法。
【請求項21】
前記資料分析ステップは、
前記資料分析ステップで分類された資料に基づき、どのような知識情報の露出が頻度が高いか否か、どのような類型で代価が支払われたか否か、またはどのような類型で知識情報が具現されたか否かを分析し、どのような知識情報を追加または削除しなければならないかを分析することを特徴とする、請求項19または20に記載の有無線通信を基盤とする自販機を用いた無形の知識情報の獲得方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2010−509653(P2010−509653A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−535196(P2009−535196)
【出願日】平成18年11月3日(2006.11.3)
【国際出願番号】PCT/KR2006/004580
【国際公開番号】WO2008/054037
【国際公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(508301674)
【Fターム(参考)】