説明

木製品の外観表面形成方法

【課題】額縁、盆、花台、飾り棚、裁縫箱、小物入れ箱や衝立などの木製品の外観表面を、凹凸や図形による模様が現出されて新規な美感を呈するように形成することを、簡易且つ安価に実現させる。
【解決手段】木材を成形加した木材成形品の外観表面対応個所2aに対し、適宜形状に裁断された紙、布、革片などを散点状に且つ必要に応じて重ね合わせ状に貼着すると共に、この紙、布、革片などの接着された外観表面対応個所2aに中塗り樹脂4を塗布し、次にこの中塗り樹脂4の塗布された面に複数の異なる色のウレタン塗料6、7、8を塗布するほか、上記ウレタン塗料6、7、8の重ね塗りされた面を適宜に研磨し、あとこの研磨された面に対しクリアー塗装12を施す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、額縁、盆、花台、飾り棚、裁縫箱、小物入れ箱や衝立などの木製品の外観表面形成方法に関するもので、新規な美感を呈する外観表面を簡易且つ安価に現出させるものである。
【背景技術】
【0002】
上記木製品の外観表面を凹凸や図形による模様の現出された状態に形成するには、例えば、木材成形品の外観表面対応個所を削って凹凸模様を形成し、次に外観表面対応個所をサンドペーパで生地研磨し、次に木目を消すためにウレタン樹脂(シーラー)を塗布し、次に外観表面対応個所をサンドペーパーで仕上研磨し、この後、研磨された面上に模様などを描くように実施する。
【0003】
木製品の外観表面を形成するための公知技術情報として特許文献1に示すようなものがある。
【0004】
【特許文献1】特開2002−347007号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した従来の木製品の外観表面の形成方法では生地研磨や仕上研磨が必要となるほか外観表面対応個所に模様を描くため、多くの手間やコストを必要とする。
【0006】
本発明は、額縁、盆、花台、飾り棚、裁縫箱、小物入れ箱や衝立などの木製品の外観表面を、凹凸や図形による模様が現出されて新規な美感を呈するように形成することを、簡易且つ安価に実現させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、第1発明の方法は、請求項1に記載したように、木材を成形加した木材成形品の外観表面対応個所に対し、適宜形状に裁断された紙、布、革片などを散点状に且つ必要に応じて重ね合わせ状に貼着すると共に、この紙、布、革片などの接着された外観表面対応個所に中塗り樹脂を塗布し、次にこの中塗り樹脂の塗布された面に複数の異なる色のウレタン塗料を塗布するほか、上記ウレタン塗料の重ね塗りされた面を適宜に研磨し、あとこの研磨された面に対しクリアー塗装を施すことを特徴とする。
【0008】
この発明は次のように具体化する。
即ち、請求項2に記載したように、紙、布、革片などは平面積を凡そ2cm〜200cmとなした三角形、方形、台形、円形、楕円形などの各種断裁片となされる。
【0009】
また請求項3に記載したように、紙、布、革片などの各種断裁片を貼着する或いはこれら各種断裁片の貼着されない木材成形品の外観表面対応個所に対し、ウレタン樹脂による下塗り処理を施す。
【0010】
次に第2発明の方法は、請求項4に記載したように、木材を成形加した単一の木材成形品の外観表面対応個所に、又は前記木材成形品を組み立てて木材成形品組立体となした後のこれの外観表面対応個所に対しウレタン樹脂による下塗り処理を施すか、施さない状態で適宜形状に断裁された紙、布、革片などの各種裁断片を散点状に且つ適宜な凹凸が形成されるように重ね合わせ状に貼着すると共に、この凹凸の形成された外観表面対応個所に中塗り樹脂を1回若しくは複数回塗布し、次にこの中塗り樹脂の塗り付けられた面に複数の異なる色のウレタン塗料を重ね塗りするほか、上記ウレタン塗料の重ね塗りされた面を適宜に研磨し、あとこの研磨された面にクリアー塗装を施すことを特徴とする。
【0011】
この発明では、請求項5に記載したように、断裁片として布を貼着し且つウレタン塗料の重ね塗りされた面を適宜に研磨すると共に、この研磨後の表面に複数の異なる色や凹凸による模様を現出させるさい、研磨後の表面に布片の外形や布片上の模様以外に布片の織り目や繊維目が透けて見えるように研磨することも差し支えない。
【発明の効果】
【0012】
以上のような本発明によれば次のような効果が得られる。
即ち、
請求項1記載の方法によれば、木材を成形加工したものである木材成形品の外観表面対応個所に適宜形状に裁断された布片を散点状に且つ必要に応じて重ね合わせ状に貼着することから、前記外観表面対応個所に紙、布、革片などの各種裁断片の外形や模様や織り目や材料による任意な模様が形成される。そして、裁断片の貼着された外観表面対応個所に中塗り樹脂を塗布することから、裁断片や木材成形品の生地が中塗り樹脂層で覆われて保護されると共に、木材成形品の外観表面対応個所に、裁断片の厚みや塗料自体の厚みに起因した最大高さ数mm程度の凹凸が形成される。そして、中塗り樹脂の塗布された面に複数の異なる色のウレタン塗料を重ね塗りし、次にこのウレタン塗料の重ね塗りされた面を適宜に研磨することから、研磨後の表面にウレタン塗料の複数の色が散点状に現出されると共に、裁断片の外形や裁断片上の模様のほか必要に応じ布片の織り目や繊維目が透けて見えるようになる。そして、このように研磨された面にクリアーを塗布することから、木製品の外観表面の色や模様に光沢や深みが付加されるほか、その外観表面は硬質層で覆われて傷の発生し難いものとなる。こうして、新規な美観を呈する木製品の外観表面が時間と手間のかかる生地研磨や仕上研磨を要することなく、しかも模様を描くなどの手間を要することなく形成されるものとなって簡易且つ安価に得られるのである。とりわけ廃棄処分される各種包装紙や古着類や同革製品の有効な再生利用の図れる上で著効がある。
【0013】
また請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様な効果が得られる上に次のような効果が得られるのであって、即ち、額縁、盆、花台、飾り棚、裁縫箱、小物入れ箱や衝立などの木製品の外観表面にそれらにふさわしい美観が現出されるのである。例えば、外観表面が比較的小さいときには平面積が2cm程度の裁断片が使用されて変化に富んだ模様が現出されるようになり、また外観表面が比較的大きいときには平面積が200cm程度の裁断片が使用されてバランスのよい模様が現出されるようになる。
【0014】
また請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明と同様な効果が得られる上に次のような効果が得られるのであって、即ち、ウレタン樹脂による下塗り処理が紙、布、革片などの各種断裁片の上側に施されるか或いはこれとは逆に下側に施されるかによって、木製品の外観表面に現出される模様の感じが異なったものとなり、木製品の外観表面の美観の多様性を増大させることができる。
【0015】
また請求項4記載の発明によれば、単一の木材成形品又は木材成形品組立体の何れであっても、請求項1記載の発明と同様な効果が得られるのであり、また下塗りされたウレタン樹脂の上に中塗り樹脂を1回若しくは複数回塗布するため、この中塗り樹脂が外観表面に比較的大きな凹凸を現出させるものとなるのである。
【0016】
さらに請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明の効果が得られる上に次のような効果が得られるのであって、即ち、ウレタン塗料の重ね塗りされた面を適宜に研磨してこの研磨後の表面に複数の異なる色や凹凸による模様を現出させる際に、研磨後の表面に布片の外形や布片上の模様のほか必要に応じ布片の織り目や繊維目が透けて見えるようにすることから、木製品の外観表面に現出される模様を先に貼着された布片の外形に明確に対応したものとなすことができ、或いは先に貼着された布片に対応した質感を木製品の外観表面に顕著に表現することができ、或いは先に貼着された布片の織り目や繊維目による繊細な模様を木製品の外観表面に現出させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施に使用される材料をなすもので額縁用の木材成形品組立体を示す斜視図、図2は適宜な形状に裁断された布片を示す図、図3は前記木材成形品組立体の外観表面対応個所に布片を貼着した状態を示す部分図、図4は前記木材成形品組立体の一部を示すものであって外観表面対応個所に布片が貼られ且つウレタン樹脂塗料及びエステル樹脂塗料の塗られた状態を示す図、図5は図4に示す前記木材成形品組立体のx1−x1部にウレタン塗装を重ね塗りした状態を示す断面図、図6は図4に示す前記木材成形品組立体のx1−x1部にウレタン塗装及びクリアーを塗布した状態を示す断面図、図7は本発明の実施により外観表面を形成された木製品としての額縁を示す図である。
【0018】
先ず、木材を成形加工したものである木材成形品を用意する。この際、単一の木材成形品を用意する場合のほか、例えば図1に示すように複数の木材成形品1を組み立てた木材成形品組立体(図示例では額縁となされるものが描かれている。)2を用意する場合もある。
【0019】
ここに、単一の木材成形品を用意する場合は、例えば盆などのように1つの木製品が単一の木材成形品で形成されるものである場合であり、また木材成形品組立体2を用意するというのは、例えば額縁などのように1つの木製品が複数の木材成形品1を組み立てることにより形成されるような場合である。
【0020】
一方では、各種模様紙、包装紙など、そしてナイロンやポリエステルなどの化繊とか、綿や絹などの自然材繊維を織った布(古着類など)とか、不織布、その他は革類(古革など)を用意し、これらをはさみなどで適宜裁断するか、或いは切抜き形状の異なる複数種類の切抜き型を使用して切り抜くなどして、図2に示すように三角や四角などの多角形のほか円形や楕円形などからなる任意な形状の裁断片3を多数形成する。これらの裁断片は専ら廃棄処分される各種包装紙や古着類、同革製品などが好適に使用されるのであり、このさい裁断片の大きさは平面積で凡そ2cm〜200cmとなされる。
【0021】
そして、単一の木材成形品の外観表面対応個所に、又は図3に示すような木材成形品組立体2の外観表面対応個所2aに、この裁断片3を接着剤により散点状に且つ必要に応じて各種形状のものの適当枚数が適宜同一或いは異なる位置で重ね合わせ状態に貼着させられる。この貼着に使用される接着剤は木と裁断片3を強力に接着させるものであれば、どのようなものであってもよい。また裁断片3は複数の木材成形品1の結合個所a1の存在を目立たなくするように貼り付けるのが好ましいのであり、例えば複数の木材成形品1の結合個所a1を跨ぐように配置し貼り付ける。
【0022】
次に、裁断片3の貼着に使用された接着剤が乾いた後、前記外観表面2aの全範囲又は、前記外観表面対応個所2aのうち裁断片3の貼られていない範囲の生地に透明なウレタン樹脂(シーラー)sを下塗りとして一回塗布する。このウレタン樹脂の塗布は木材成形品の木目(木の導管)を埋めて平坦面となす(目止め)ために行われるのであり、これにより図7に示す最終的な木製品の外観表面2bに木目の現れない高級品となる。
【0023】
ウレタン樹脂sの塗布は裁断片3の貼着を行う前に行ってもよいのであり、このようにすると、裁断片3の貼着される範囲が確定していないため、裁断片3の貼着される範囲の生地部分にもウレタン樹脂sを塗布することが必要となる。
【0024】
次にこのウレタン樹脂sが乾いた後、図5に示すように、ウレタン樹脂sの塗り付けられた面に透明なエステル樹脂4を中塗り処理としてスプレイガンなどで塗布し、その表面に例えば最大高さと最低高さの差(最大高低差)が凡そ数mm程度となる凹凸を現出させて図4に示すような状態となす。図4中、5aが凸部で、5bが凹部である。このエステル樹脂4の塗布は、塗料の粘度を比較的高くして塗布するのであり、このほか各種裁断片3の重ね位置やその枚数などの厚さに起因した塗装面の凹凸や、エステル樹脂4自体の凝集による不規則な凹凸が形成されるのであり、専らエステル樹脂4が木材成形品の生地の目止めを補足するように作用する。なお、凹凸の最大高低差の大きさはエステル樹脂4の粘度の大小を変化させるようにしても調整される。
【0025】
次にこのエステル樹脂4の乾いた後、エステル樹脂4の塗布された面に複数の異なる色のウレタン塗料6、7をスプレーガンで重ね塗りする。例えば図5に示すように、先ず下層塗りとして、金色や銀色のウレタン塗料6を塗布し次にこれが乾いた後に朱色のウレタン塗料7を重ねて塗布するのであり、そして朱色のウレタン塗料7が乾いた後に上層塗りとして、黒色のウレタン塗料8を塗布する。この重ね塗りの際のウレタン塗料6、7、8の色は木製品の種類や購買者の希望により適宜に変更して差し支えないのであり、またこの重ね塗りにおいてウレタン塗料を使用したことはその研磨処理を的確且つ円滑に行う上で寄与する。
【0026】
次に重ね塗りされたウレタン塗料6、7、8の乾いた後、ウレタン塗料6、7、8の重ね塗りされた個所を240番〜320番程度のサンドベーパーを使用したエアーサンダーにより種々異なる厚さ研磨して異なる色のウレタン塗料6、7、8を散点状に露出させることにより、図7に示すように研磨後の表面にそれぞれが異なる色となされた複数の単一色範囲9a、9b、9cや凹凸による形状10を現出させるのである。こうして外観表面2aに現われる模様は平面上に描かれた模様に較べて立体感や深みが具わり且つウレタン塗料6、7、8の色相互間が無段階に変化したものとなる。
【0027】
この研磨において、表面に裁断片3の外形や、裁断片3上に表された模様や、裁断片3の織り目11とか、不織布の繊維目が透けて見えるように、ウレタン塗料6、7、8の重ね塗り個所の研磨量を調整するのが好ましい。これにより、外観表面対応個所2aに現出される模様は、容易に手で描くことのできないような緻密なものとなり、また外観表面対応個所2aに現出される模様が先に貼着された裁断片3の外形に対応したものとなったり、先に貼着された裁断片3の各種色彩や模様及び織り目11などの輻輳状態が現出されるものとなる。而して、これらは専ら幾何学的色彩や模様であり、且つ適宜大きさの裁断片3の重ね合わせで形成される凹凸が独特な彫刻感と質感を具わせるものとなるのである。
【0028】
最後に図6に示すように、このように研磨された表面に透明な硬質のクリアー12をスプレーガンなどにより2回塗布するのであり、これにより、最終的に得られる図7に示す木製品としての額縁の外観表面2bに現出される模様に光沢が付与されると共に、クリアー12の表面に傷の発生することが防止されて外観表面に現れる模様がいつまでも美しい状態に維持される。またクリアーの成分調整により外観表面2bの光沢の度合いが任意に調整される。こうして得られる外観表面は恰も釉薬で発色された陶器肌に近い質感を呈するものとなすことができる。
なお、図5及び図6中、13は木製品としての額縁に挿入された絵画である。
【0029】
本発明は次のように変形できる。
即ち、上記の実施形態で使用される塗料にはエステル樹脂やウレタン塗料を使用したが、ラッカー塗料を使用することも可能である。
【0030】
また上記実施形態におけるウレタン樹脂(シーラー)sの塗布は省略しても差し支えない。この場合には、裁断片3を貼着した直後に外観表面対応個所2aにエステル樹脂4を中塗り処理として塗り付けるように実施するのであり、その他は既述したところと同様に実施する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施に使用されるもので額縁となされる木材成形品組立体を示す斜視図である。
【図2】適宜な形状に裁断された布片を示す図である。
【図3】前記木材成形品組立体の外観表面対応個所に布片を貼着した状態を示す部分図である。
【図4】前記木材成形品組立体の一部を示すものであって外観表面対応個所に布片が貼られ且つウレタン樹脂及びエステル樹脂の塗られた状態を示す図である。
【図5】図4に示す前記木材成形品組立体のx1−x1部にウレタン塗装を重ね塗りした状態を示す断面図である。
【図6】図4に示す前記木材成形品組立体のx1−x1部にウレタン塗装及びクリアーを塗布した状態を示す断面図である。
【図7】本発明の実施により外観表面を形成された木製品としての額縁を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
1 木材成形品
2a 外観表面対応個所
2b 外観表面
3 布片
4 エステル樹脂(中塗り樹脂)
5a 凸部
5b 凹部
6 ウレタン塗料
7 ウレタン塗料
8 ウレタン塗料
11 織り目
12 クリアー
s ウレタン樹脂(シーラー)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
木材を成形加した木材成形品の外観表面対応個所に対し、適宜形状に裁断された紙、布、革片などを散点状に且つ必要に応じて重ね合わせ状に貼着すると共に、この紙、布、革片などの接着された外観表面対応個所に中塗り樹脂を塗布し、次にこの中塗り樹脂の塗布された面に複数の異なる色のウレタン塗料を塗布するほか、上記ウレタン塗料の重ね塗りされた面を適宜に研磨し、あとこの研磨された面に対しクリアー塗装を施すことを特徴とする木製品の外観表面形成方法。
【請求項2】
紙、布、革片などの大きさは平面積を凡そ2cm〜200cmとなした三角形、方形、台形、円形、楕円形などの各種断裁片となされることを特徴とする請求項1記載の木製品の外観表面形成方法。
【請求項3】
紙、布、革片などの各種断裁片を貼着する或いはこれら各種断裁片の貼着されない木材成形品の外観表面対応個所に対し、ウレタン樹脂による下塗り処理を施されるものとなしてあることを特徴とする請求項1又は2記載の木製品の外観表面形成方法。
【請求項4】
木材を成形加した単一の木材成形品の外観表面対応個所に、又は前記木材成形品を組み立てて木材成形品組立体となした後のこれの外観表面対応個所に対しウレタン樹脂による下塗り処理を施すか、施さない状態で適宜形状に断裁された紙、布、革片などの各種裁断片を散点状に且つ適宜な凹凸が形成されるように重ね合わせ状に貼着すると共に、この凹凸の形成された外観表面対応個所に中塗り樹脂を1回若しくは複数回塗布し、次にこの中塗り樹脂の塗り付けられた面に複数の異なる色のウレタン塗料を重ね塗りするほか、上記ウレタン塗料の重ね塗りされた面を適宜に研磨し、あとこの研磨された面にクリアー塗装を施すことを特徴とする木製品の外観表面形成方法。
【請求項5】
断裁片として布を貼着し且つウレタン塗料の重ね塗りされた面を適宜に研磨すると共に、この研磨後の表面に複数の異なる色や凹凸による模様を現出させるさい、研磨後の表面に布片の外形や布片上の模様以外に布片の織り目や繊維目が透けて見えるように研磨させることを特徴とする請求項4記載の木製品の外観表面形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−346616(P2006−346616A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−177803(P2005−177803)
【出願日】平成17年6月17日(2005.6.17)
【出願人】(591172847)株式会社大昌 (1)
【Fターム(参考)】